JP5303757B2 - タイミング発生回路 - Google Patents

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Description

本発明は、周期が一定であるかまたは変化し、たとえば、一周期の間に少なくとも2つのレベルで遷移する処理対象信号の当該レベル遷移のタイミング信号を発生する回路技術に関し、特に、PWM装置,VCO等に搭載した発振回路(周波数信号発生回路)の立上がりエッジや立下りエッジを回路の一部分のみを主クロックよりも高い周波数の発振回路にすることで微調整しあるいはデッドタイム,周期等を、細かいタイミングで正確に設定することができるタイミング発生回路に関する。
従来、PWM機能を搭載した装置,VCO等の周期信号を扱う装置では、周期信号のオン幅,オフ幅、デッドタイム、あるいは周期等の時間幅を、発信回路の発振周期の精度よりも細かい精度で設定する試みがなされている。この種の技術として、たとえば図17(A)に示すRC積分回路を用いて、周期信号の立ち上がりをシフトさせる技術が知られている。
具体的には、図17(B)に示すように、周期信号の一周期TSが開始する前(周期信号の立上がりの所定時間前)にキャパシタCを充電しておき、充電電圧VBIASが閾値電圧VTHに達したとき(Ta)を、周期信号の立上がり(TON期間の開始)とする。この技術では、図17(C)に示すように、キャパシタCの充電電圧VBIASを変化させることで、TONの開始タイミングTaをクロックCLK((B)参照)の精度で調節することができる。
しかし、図18(A)に示す回路は、キャパシタCの充電特性を一定に保つことは素子の特性が一定しないこと等の理由から、細かいタイミングでかつ正確なタイミング信号を発生することは容易ではない。
また、図18(A)に示す、ビット数を補間拡張することにより周波数を擬似的に高くする回路も考えられる。この回路は、A/D変換器91と補間拡張器92とD/A変換器93と比較器94とからなる。A/D変換器91からの信号(この例では8ビット)は、補間拡張器92によりビット数が拡張(この例では10ビットに拡張)される。補間拡張された10ビットの信号は、D/A変換器93によりアナログ信号VAに変換され、VAは比較器94によりのこぎり波VSAWと比較され、比較器94からPWM変調された周期信号SPWMが出力される。図18(B)にアナログ信号VAとのこぎり波VSAWと周期信号SPWMとを示す。しかし、この手法は、アナログののこぎり波と比較器を使用しているので、使用するのでノイズに弱いという問題もある。結局、現状では、タイミングを細かくしかつ正確にするにはクロック周波数を高周波にするしか方法が無く、それに伴って消費電力の上昇が問題となる。
本発明の目的は、周期が一定であるかまたは変化し、一周期の間に少なくとも2つのレベルで遷移する処理対象信号の当該レベル遷移のタイミングを細かく設定できる回路技術を提供することにある。
本発明のタイミング発生回路は(1)から(17)を要旨とする。
(1)
パルス幅変調されたパルス信号または電圧制御発振器の出力パルス信号について所定タイミングを発生する回路であって、
(A)第1周期信号、
第1周期信号よりも周波数が高い第2周期信号、
・・・、
第(M−1)周期信号(Mは2以上の整数)よりも周波数が高い第M周期信号、
をそれぞれ出力する周期信号発生回路と、
(B)第1周期信号を計数する第1計数回路、
第2周期信号を計数する第2計数回路、
・・・
第M周期信号を計数する第M計数回路、
からなる計数回路群と、
(C)前記所定タイミングの値を時間軸で配分して、
前記所定タイミングの時間軸で配分した値を、第1周期信号の周期個数N1、第2周期信号の周期個数N2、・・・、第M周期信号の周期個数NMで表し、
第1周期信号の周期個数N1を前記第1計数回路に、
第2周期信号の周期個数N2を前記第2計数回路に、
・・・
第M周期信号の周期個数NMを前記第M計数回路に、
セットする設定装置と、
(D)第1計数回路〜第M計数回路による計数が全て終了したときに、当該終了信号に基づきタイミングを発生するタイミング信号発生回路と、
を備えたことを特徴とするタイミング発生回路。
(2)
前記タイミング信号発生回路が信号選択回路からなることを特徴とする(1)に記載のタイミング発生回路。

前記周期信号発生回路が、第1周波数信号発生回路〜第M周波数信号発生回路からなることを特徴とする(1)または)に記載のタイミング発生回路。

計数開始時に第1周波数信号発生回路〜第M周波数信号発生回路の何れか1つのみをアクティブとし、アクティブとなっている周波数信号発生回路から出力される周期信号の計数を所定の計数回路が終えたときに、まだアクティブとなっていない周波数信号発生回路をアクティブにし、順次、アクティブにされた周波数信号発生回路から出力される周期信
号の計数を所定の計数回路が終えたときに、まだアクティブとなっていない周波数信号発生回路をアクティブにする周波数コントローラと、
最後にアクティブとなった周波数信号発生回路に対応する計数回路が計数の終了時に出力する計数終了信号を選択し、当該信号をタイミング信号として出力する信号選択回路と、
前記計数終了信号を前記信号選択回路に選択させる信号選択コントローラと、
を備えたことを特徴とする()に記載のタイミング発生回路。

前記周期信号発生回路が、可変周波数発振回路からなり、第1周期信号〜第M周期信号を出力することを特徴とする(1)または)に記載のタイミング発生回路。

(1)から()の何れかに記載のタイミング発生回路のユニットを複数直列に接続したタイミング発生回路であって、
後段のユニットの周期信号発生回路の最小周波数が、前段のユニットの周期信号発生回路の最大周波数よりも大きいことを特徴とするタイミング発生回路。

前記計数回路の前段または後段に設けた、前記周期信号発生回路が発生する周波数のうち最大の周波数の信号の1周期よりも小さい幅で所定量位相をシフトする位相シフト回路と、
前記位相シフト回路がどの位相で信号を出力するかを選択する位相シフトコントローラを備えたことを特徴とする(1)から()の何れかに記載のタイミング発生回路。

前記第1計数回路の前段または後段に設けた前記第1周期信号の1周期よりも小さく、他の周期信号の周期よりも大きい幅で所定量位相をシフトする第1位相シフト回路、
前記第2計数回路の前段または後段に設けた前記第2周期信号の1周期よりも小さく、他の周期信号の周期よりも大きい幅で所定量位相をシフトする第2位相シフト回路、
・・・
前記第M計数回路の前段または後段に設けた前記第M周期信号の1周期よりも小さく、他の周期信号の周期よりも大きい幅で所定量位相をシフトする第M位相シフト回路、
からなる位相シフト回路群と、
前記位相シフト回路がどの位相で信号を出力するかを選択する位相シフトコントローラと、
を備えたことを特徴とする(1)から()の何れかに記載のタイミング発生回路。

前記タイミング信号発生回路の後段に設けた、前記周期信号発生回路が発生する周波数のうち最大の周波数の信号の1周期よりも小さい幅で所定量位相をシフトする位相シフト回路と、
前記位相シフト回路がどの位相で信号を出力するかを選択する位相シフトコントローラを備えたことを特徴とする(1)から()の何れかに記載のタイミング発生回路。
10
パルス幅変調されたパルス信号または電圧制御発振器の出力パルス信号について所定タイミングを発生するタイミング発生回路であって、
周波数が変化する周期信号を発生する周期信号発生回路と、
前記周期信号発生回路が出力する周期信号の周波数を制御する周波数コントローラと、
前記周期信号発生回路からの周期信号を受信してその個数を計数し当該計数値がプリセット値に達したときに計数終了信号を出力する計数回路と、
を備え、
周期信号発生回路は第1周波数f1,第2周波数f2,・・・,第M周波数fMの信号を順次出力できるように構成され、
プリセット値は、第1周波数f1の信号個数q1,第2周波数f2の信号個数q2,・・・,第M周波数fMの信号個数qMの合計値、
tot=q1+q2+・・・+qM
であり、
前記周波数コントローラは、
前記周期信号発生回路に、第1周波数の信号をq1個出力させ、第2周波数の信号をq2個出力させ、・・・、第M周波数の信号をqM個出力させる、
ことを特徴とするタイミング発生回路。
11
前記計数回路は、前記計数値がq1,(q1+q2),・・・,(q1+q2+・・・+qM-1)に達したときに、周波数コントローラに所定信号を出力することを特徴とする(10)に記載のタイミング発生回路。
12
前記周期信号発生回路が、第1周波数信号発生回路〜第M周波数信号発生回路と、選択スイッチとからなり、第1周波数信号発生回路〜第M周波数信号発生回路の何れかのからの信号を前記選択スイッチにより前記計数回路に送出することを特徴とする(10)から(11)の何れかに記載のタイミング発生回路。
13
前記周期信号発生回路が、可変周波数発振回路からなり、第1周期信号〜第M周期信号を出力することを特徴とする(10)または(11)に記載のタイミング発生回路。
14
10)から(13)の何れかに記載のタイミング発生回路のユニットを複数直列に接続したタイミング発生回路であって、
後段のユニットの周期信号発生回路の最小周波数が、前段のユニットの周期信号発生回路の最大周波数よりも大きいことを特徴とするタイミング発生回路。
15
前記計数回路の前段または後段に設けた、前記周期信号発生回路が発生する周波数のうち最大の周波数の信号の1周期よりも小さい幅で所定量位相をシフトする位相シフト回路と、
前記位相シフト回路がどの位相で信号を出力するかを選択する位相シフトコントローラを備えたことを特徴とする(10)から(14)の何れかに記載のタイミング発生回路。
本発明では、周期が一定であるかまたは変化し、一周期の間に少なくとも2つのレベルで遷移する処理対象信号の当該レベル遷移のタイミング信号を細かいタイミングで正確に発生することができる。特に、PWM装置やVCOに備えた発振回路(周期信号発生回路)において、周期信号のオン・オフの時間幅を細かいタイミングで正確に設定することができる。すなわち、本発明では、主クロックが数十MHz程度の発振器を使用しても、数十〜数百GHzの周波数のクロックを一部分で動作させるだけで、タイミングが細かくかつ正確なタイミング信号(処理対象信号の遷移タイミングを司る信号)を発生することができ、制御装置が低消費電力のPWM制御装置や、制御装置が低消費電力のVCOを生成することができる。 また、本発明では、周波数コントローラは、計数が開始されない周波数信号発生回路をアクティブとはしないようにもできるので、さらに電力消費が低減される。
図1は、本発明のタイミング発生回路の第1実施形態を示す説明図である。図1において、タイミング発生回路1は、周期が一定であるかまたは変化し、一周期の間に2以上のレベルで遷移する処理対象信号の当該レベル遷移のタイミング信号を発生する。具体的には、処理対象信号は、パルス幅変調(PWM)されたパルス信号や、電圧制御発振器(VCO)の出力パルス信号である。
タイミング発生回路1は、周期信号発生回路11と、計数回路群12と、周波数コントローラ16と、信号選択回路14と、信号選択コントローラ15とからなる。
周期信号発生回路11は、第1周期信号FRQ1を発生する第1周波数信号発生回路111と、第2周期信号FRQ2を発生する第2周波数信号発生回路112と、第3周期信号FRQ3を発生する第3周波数信号発生回路113と、第4周期信号FRQ4を発生する第4周波数信号発生回路114とからなり、第2周期信号FRQ2は第1周期信号FRQ1よりも周波数が高く、第3周期信号FRQ3は第2周期信号FRQ2よりも周波数が高く、第4周期信号FRQ4は第3周期信号FRQ3よりも周波数が高く、第1周期信号FRQ1,第2周期信号FRQ2,第3周期信号FRQ3,第4周期信号FRQ4は、それぞれ別ラインに出力される。
計数回路群12は、第1周期信号FRQ1を計数する第1計数回路121と、第2周期信号FRQ2を計数する第2計数回路122と、第3周期信号FRQ3を計数する第3計数回路123と、第4周期信号FRQ3を計数する第4計数回路124とからなり、設定回路13により、処理対象信号がレベル遷移するタイミングの値(タイミング値A)がこれらの回路に割り振られてセットされる。本実施形態では、第1計数回路121にはN1が、第2計数回路121にはN2が、第3計数回路121にはN3が、第4計数回路124にはN4がセットされている。
本実施形態では、周波数コントローラ16は、計数開始時に第1周波数信号発生回路111のみをアクティブとしており(他の周波数信号発生回路をインアクティブとしており)、第1周波数信号発生回路111から出力される第1周期信号FRQ1の計数を第1計数回路121が終えたときに、第2周波数信号発生回路112をアクティブにする。同様に、第2周波数信号発生回路112から出力される第2周期信号FRQ2の計数を第2計数回路122が終えたときに、第3周波数信号発生回路113をアクティブにし、第3周波数信号発生回路113から出力される第3周期信号FRQ3の計数を第3計数回路123が終えたときに、第4周波数信号発生回路114をアクティブにする。
なお、本実施形態では、周波数コントローラ16は周波数信号発生回路11を制御しているが、第1周波数信号発生回路111,第2周波数信号発生回路112,第3周波数信号発生回路113,第4周波数信号発生回路114を制御するとともに、計数回路群12の第1計数〜第4計数回路124の計数の開始を制御するようにしてもよい。たとえば、第1周波数信号発生回路111が動作するときに第1計数回路121をアクティブにし、第2周波数信号発生回路112が動作するときに第2計数回路122をアクティブにし、第3周波数信号発生回路113が動作するときに第3計数回路123をアクティブにし、第4周波数信号発生回路114が動作するときに第4計数回路124をアクティブにすることができる。また、周波数コントローラ16は、周波数信号発生回路11の動作を制御せずに(第1周波数信号発生回路111,第2周波数信号発生回路112,第3周波数信号発生回路113,第4周波数信号発生回路114を全てアクティブとし)、計数回路群12の計数回路121〜124の計数の開始を制御するようにしてもよい。
信号選択回路14は、最後にアクティブとなる周波数信号発生回路の出力を計数する計数回路(第1計数回路〜第4計数回路の何れか)が、計数終了時に出力する信号を受け取ったときに、タイミング信号を出力する。なお、周波数コントローラ16が、周波数信号発生回路11の動作を制御せずに、計数回路群12の計数回路121〜124の計数の開始を制御する場合には、最後にアクティブとなる計数回路(第1計数回路〜第4計数回路の何れか)が出力する信号を受け取ったときに、タイミング信号を出力する。
図1の例では、最後にアクティブとなる周波数信号発生回路は、N2,N3,N4がゼロであるときには第1周波数信号発生回路111であり、N2がゼロでなくN3,N4がゼロであるときには第2周波数信号発生回路112であり、N3がゼロでなくN4がゼロであるときには第3周波数信号発生回路113であり、N4がゼロでないときには第4周波数信号発生回路114である。
信号選択コントローラ15には、N1,N2,N3,N4が予め入力されており、このN1,N2,N3,N4に基づき信号選択回路14の選択を制御し、計数回路121〜124による周期信号の計数が全て終了したときに、出力するべき信号(タイミング信号TS)を信号選択回路14に選択させる。
図2および図3は、図1のタイミング発生回路1の動作の例を示すタイミング図である。図2においては、N1,N2,N4がゼロではなく、N3がゼロである例を示している。まず、第1計数回路121によるN1の計数が開始され、第1計数回路121によるN1の計数が終了すると、第2計数回路122によるN2の計数が開始される。第2計数回路122によるN2の計数が終了すると、第3計数回路123による計数は行われずに、第4計数回路124によるN4の計数が開始され、第4計数回路124によるN4の計数が終了すると、第4計数回路124が出力する計数終了信号が信号選択回路14に出力され、信号選択回路14はタイミング信号TSを出力する。
図3においては、N2,N3がゼロではなく、N1,N4がゼロである例を示している。この場合には、第1計数回路121によるN1の計数は行われず、まず、第2計数回路122によるN2の計数が開始され、第2計数回路122による周期信号N2の計数が終了すると、第3計数回路123によるN3の計数が開始される。つぎに、第3計数回路123によるN3の計数が終了すると、第4計数回路124による計数は行われず、第3計数回路123が出力する計数終了信号が信号選択回路14に出力され、信号選択回路14はタイミング信号TSを出力する。
図4は、本発明のタイミング発生回路の第2実施形態を示す説明図である。図1のタイミング発生回路1では、周期信号発生回路11を複数の周波数信号発生回路により構成した場合を説明したが、本実施形態のタイミング発生回路2では、周期信号発生回路21は1つの発振回路211により構成される。発振回路211は、4つの周波数を発生できる回路であり、本実施形態では、図4に示すように、発振回路211の後段に選択スイッチ(マルチプレクサ)212が設けられている。
周波数コントローラ26は、周期信号発生回路21から4つの周波数frq1,frq2,frq3,frq4を順次出力させ(4つの周波数の全てが出力されない場合もある)、周波数がfrq1のときは第1計数回路221に、周波数がfrq2のときは第2計数回路222に、周波数がfrq3のときは第3計数回路223に、周波数がfrq4のときは第4計数回路224に発振回路211を接続する。
図5(A),(B)により、図4(本発明のタイミング発生回路の第2実施形態)で使用される周期信号発生回路の具体例を説明する。
図5(A)は、発振回路21の一部を示しており抵抗R1に直列にバイポーラトランジスタTrが接続されている。図5(A)では、トランジスタTrの主電流Iを非飽和領域で制御しており(制御電流はベース電流IB)、実質上、トランジスタTrを可変抵抗reqとして動作させており、共振回路中の抵抗の値を連続的に変化させること、すなわち発振周波数を変化させることができる。
図5(B)では、周期信号発生回路は、トランジスタTrk(k=1,2,3,・・・,M)と、このトランジスタの主電流経路に設けられた抵抗Rkとの直列接続回路の組を、並列接続して構成されている。この周期信号発生回路では、トランジスタTrkをスイッチとして動作させており、共振回路中の抵抗の値を段階的に変化させること、すなわち発振周波数を変化させることができる。
第2実施形態のタイミング発生回路2では、第1実施形態のタイミング発生回路1と同様、少ない計数回数で、大きい数値の計数を行うことができ、これにより所望のタイミングを発生できる。CMOSプロセスにより作製された回路では、消費電力は立ち上りや立ち下りの出現回数に依存する。周期信号の立ち上りや立ち下りの回数を低減できる本実施形態は、CMOSプロセスによる作製に好適である。TTLの製造プロセスにより作製された回路では、消費電力はオン期間の長さに依存するので、当該回路の場合には後述するように(図13参照)、低い周波数におけるオン時間の時比率を短くすることで、消費電力を低減できる。
図6は、図4のタイミング発生回路2において、記憶装置群22の前段に位相シフト回路群27を設けた第1実施形態の変形例を示している。第1計数回路221に位相シフト回路群27は、第1位相シフト回路271と、第2位相シフト回路272と、第3位相シフト回路273と、第4位相シフト回路274とからなる。
図6に示したタイミング発生回路2では、各位相シフト回路273〜274は、周波数信号発生回路111〜114が発生する周波数の間の細かさを補完することができる。位相シフトコントローラ28は、どの位相のシフト量を制御することができる。
第1位相シフト回路271の周期は、第1周期信号の1周期よりも小さく(第1周期信号の周波数よりも大きく)、他の周期信号の周期よりも大きい(第1周期信号の周波数よりも小さい)幅で所定量位相をシフトし、
第2位相シフト回路272の周期は、第2周期信号の1周期よりも小さく、他の周期信号の周期よりも大きい幅で所定量位相をシフトし、
・・・
第M位相シフト回路272の周期は、第M周期信号の1周期よりも小さく、他の周期信号の周期よりも大きい幅で所定量位相をシフトするようにできる。
図7は、図4のタイミング発生回路2において、記憶装置群22の後段に位相シフト回路群27を設けた第2実施形態の変形例を示している。この場合にも、1つの位相シフト回路を、選択スイッチ212の後段(計数回路群22の前段)に設けて、周波数信号発生回路111〜114が発生する周波数の間の細かさを補完することができる。
なお、図6や図7のタイミング発生回路2では、4つの位相シフト回路271〜274を設けたが、これらを設けずに、1つの位相シフト回路を、選択スイッチ212の後段(計数回路群22の前段)に設けて、周波数信号発生回路111〜114が発生する周波数の間の細かさを補完することができる。
また、図4のタイミング発生回路2において、選択回路の後段に位相シフト回路を設けることもできる。この場合には、位相シフト回路は、周期信号発生回路が発生する周波数のうち最大の周波数の信号の1周期よりも小さい幅で所定量位相をシフトすることができ
る。
上記の説明では図4のタイミング発生回路2に位相シフト回路を設ける例を説明したが、図1のタイミング発生回路1の計数回路群12の前段または後段に4つの位相シフト回路群を設けることもできるし、信号選択回路14の後段に位相シフト回路を設けることもできる。
図8に位相シフト回路の一例を示す。図8の位相シフト回路では、位相シフトコントローラが、トライステートの遅延素子を制御して、遅延時間T,2・T,・・・,M・Tの何れかの遅れをもつ信号を出力することができる。
本発明のタイミング発生回路の第3実施形態を以下に説明する。このタイミング発生回路3は、図9に示すように周期信号発生回路31と、計数回路32と、設定回路33と、周波数コントローラ36とを備えている。
周期信号発生回路31は、周波数が変化する周期信号を発生する。周期信号発生回路31は第1周波数f1,第2周波数f2,・・・,第M周波数fMの信号frq1,frq2,・・・,frqMを順次出力できるように構成される。
プリセット値は、第1周波数f1の信号個数q1,第2周波数f2の信号個数q2,・・・,第M周波数fMの信号個数qMの合計値、
tot=q1+q2+・・・+qM
である。
計数回路32は、周期信号を受信してその個数を計数し当該計数値がプリセット値に達したときに計数終了信号を出力する。
設定回路33は、計数装置に計数コントローラは設定回路33は、計数回路32に前記するプリセット値(tot)をセットする。
周波数コントローラ36は、周期信号発生回路31が出力する周期信号の周波数を制御するもので、周期信号発生回路31に、第1周波数f1の信号frq1をq1個出力させ、第2周波数f2の信号frq2をq2個出力させ、・・・、第M周波数fMの信号frqMをqM個出力させる。
本発明のタイミング信号発生回路3では、では、計数回路にレジスタを設けておき、前記計数値がq1,(q1+q2),・・・,(q1+q2+・・・+qM-1)に達したときに、周波数コントローラに所定信号(該当周波数信号の計数終了を示す信号)を出力することができる。
周期信号発生回路31は、上述したように複数の周波数信号発生回路から構成することもできるし、図10に示すように、単一の発振回路から構成することもできる。図10では、周期信号発生回路31は発振回路311と、選択スイッチ(マルチプレクサ)312とから構成されている。
図9および図10のタイミング発生回路3では、少ない計数回数で、大きい数値の計数を行うことができ、これにより所定のタイミング(数値totで表される)を発生できる。
図11(A)では、高い周波数fH(周期TH)で「27」数える通常の計数を示している。図11(B),(C)は、1つの計数回路により異なる周波数の信号を計数する場合の波形図である。
図11(B)に示すように、低い周波数fL=fH/10(周期TL=10・TH)の信号を「2」数え、次に高い周波数fHの信号を「7」数えることは、高い周波数fHの信号を「27」数えること(図11(A))と同じである。図11(C)に示すように、低い周波数fL=fH/10(周期TL=10・TH)の信号を「1」数え、次に高い周波数fHの信号を「17」数えることも、高い周波数fHの信号を「27」数えることと同じである。
図12(A),(B)は、2つの計数回路により異なる周波数の信号を計数する場合の波形図である。図12(A)に示すように、低い周波数fL=fH/10(周期TL=10・TH)の信号を「2」数え、次に高い周波数fHの信号を「7」数えることは、高い周波数fHの信号を「27」数えること(図11(A)参照)と同じである。図12(B)に示すように、低い周波数fL=fH/10(周期TL=10・TH)の信号を「1」数え、次に高い周波数fHの信号を「17」数えることも、高い周波数fHの信号を「27」数えることと同じである。
CMOSプロセスにより作製された回路では、消費電力は立ち上りや立ち下りの出現回数に依存する。したがって、周期信号の立ち上りや立ち下りの回数を低減できる本実施形態では、CMOSプロセスによる作製に好適である。TTLの製造プロセスにより作製された回路では、消費電力はオン期間の長さに依存するので、当該回路の場合には図13に示すように、低い周波数におけるオン時間の時比率を短くすることで、消費電力を低減できる。
計数回路32のレジスタにセットする値は、q1,(q1+q2),・・・,(q1+q2+・・・+qM-1)であってもよい。この場合、次の周波数に変更するための処理に時間がかかり、誤差が生じることがある。この誤差が問題となるときは、これらから所定数を減算(たとえば、それぞれ「1」を減算)した値をレジスタにセットしておいてもよい。具体的には、レジスタにセットする値を、(q1−1),(q1+q2−1),・・・,(q1+q2+・・・+qM-1−1)として、これらを計数した後に、次の周波数に移行する処理を行うことができる。
また、周波数コントローラや周期信号発生回路に、周波数f1,f2,・・・,fM-1ごとの信号個数q1,q2,・・・,qM-1を計数する機能を備えておいてもよい。この場合にも、周波数コントローラや周期信号発生回路は、q1,(q1+q2),・・・,(q1+q2+・・・+qM-1)を計数したときに、周期信号発生回路から次の周波数の信号が出力されるようにしてもよいし、(q1−1),(q1+q2−1),・・・,(q1+q2+・・・+qM-1−1)を計数した後に、次の周波数に移行する処理を行うことができる。
図14におけるタイミング信号発生回路は、周期信号発生回路31と、計数回路32と、設定回路33と、周波数コントローラ36とを備えている。周期信号発生回路31は周波数コントローラ36からの制御信号に応じて、所定の周波数(f1,f2,f3)の信号frq1,frq2,frq3の何れかを出力する。周期信号発生回路31は、図9や図10において説明した周期信号発生回路11と実質上同じである。
計数回路32はレジスタrgを備えている。本実施形態では、設定回路33は10進数で「532」の値を取得しており、この値を計数回路32の図示しないレジスタにセットするとともに、レジスタrgに「5」、「8」(=5+3)および「10」(=5+3+7)をセットしてある。
周波数コントローラ36は、on信号を周期信号発生回路31に出力し、周期信号発生回路31は周波数f1の信号を出力する。計数回路32は、計数値が「5」に達したときに、周波数コントローラ36に、周波数f1の信号の計数が終了したことを意味する信号を出力する。
つぎに、周波数コントローラ36は、最初は周期信号発生回路31から周波数f2の信号を出力させる。計数回路32は、計数値が「8」に達したときに、周波数コントローラ36に、周波数f2の信号の計数が終了したことを意味する信号を出力する。 この後、周波数コントローラ36は、最初は周期信号発生回路31から周波数f3の信号を出力させる。計数回路32は、計数値が「10」(=5+3+2)に達したときに、計数終了信号(タイミング信号TS)を出力する。
図15におけるタイミング発生回路3は、図14のタイミング発生回路3におけると同様、周期信号発生回路31と、計数回路32と、設定回路33と、周波数コントローラ36とを備えている。
設定回路33は、10進数で「4562」の値を取得しており、計数回路32のレジスタrg0にはこの値がセットされている。周期信号発生回路31は、周波数f1の信号を生成するレジスタrg1を備えた周波数信号発生回路3111と、周波数f2の信号を生成するレジスタrg2を備えた周波数信号発生回路3112と、周波数f3の信号を生成するレジスタrg3を備えた周波数信号発生回路3113と、周波数f4の信号を生成する周波数信号発生回路3114とからなる。本実施形態では、周波数コントローラ36は前記「4562」の上位3桁「456」を取得しており、rg1,rg2,rg3には、「4」,「5」,「6」がセットされている。
周波数コントローラ36はon信号を周波数信号発生回路3111に出力し、周波数信号発生回路3111は計数回路32にレジスタrg1にセットされた値(4)の個数だけ周波数f1の信号を出力する。周波数信号発生回路3111は、4個目の信号の出力後、on信号を周波数信号発生回路3112に出力し、周波数信号発生回路312は計数回路32にレジスタrg2にセットされた値(5)の個数だけ周波数f2の信号を出力する。周波数信号発生回路312は、5個目の信号の出力後、on信号を周波数信号発生回路313に出力し、周波数信号発生回路313は計数回路22にレジスタrg3にセットされた値(6)の個数だけ周波数f3の信号を出力する。周波数信号発生回路313は、6個目の信号の出力後、on信号を周波数信号発生回路314に出力し、周波数信号発生回路314は計数回路32に周波数f4の信号を出力する。計数回路32は、周波数f4の信号を、計数値が17になるまで計数する。
図16は、図10のタイミング発生回路3に位相シフト回路37を設けた例を示す図である。図16では、位相シフト回路37はP1の位置(選択スイッチ312の後段)に設けたが、P2の位置(選択スイッチ312の前段)やP3の位置(計数回路32の後段)に設けることもできる。シフト幅は、通常は、周期信号発生回路が発生する周波数のうち最大の周波数の信号の1周期よりも小さい幅である。位相シフトコントローラ38は、位相シフト回路37がどの位相で信号を出力するかを選択することができる。位相シフト回路37は、図8に示した位相シフト回路27と同じものを例示することができる。
本発明の図1,図4,図6,図7,図9,図10,図14,図15,図16に示したタイミング発生回路の複数ユニットを複数直列に接続してタイミングを発生させることができる。この場合、後段のユニットの周期信号発生回路の最小周波数が、前段のユニットの周期信号発生回路の最大周波数よりも大きくする。
本発明のタイミング発生回路の第1実施形態を示す説明図である。 図1のタイミング発生回路の動作の例を示すタイミング図である。 図1のタイミング発生回路の動作の他の例を示すタイミング図である。 本発明のタイミング発生回路の第2実施形態を示す説明図である。 図4で使用される周期信号発生回路の具体例を示す図であり、(A)は発振回路の一部を示しており抵抗に直列にバイポーラトランジスタが接続されている例を示す図、(B)は周期信号発生回路がトランジスタとこのトランジスタの主電流経路に設けられた抵抗との直列接続回路の組を並列接続して構成した例を示す図である。 図4のタイミング発生回路において、記憶装置群の前段に位相シフト回路群を設けた第1実施形態の変形例を示す図である。 図4のタイミング発生回路において、記憶装置群の後段に位相シフト回路群を設けた第2実施形態の変形例を示している。 位相シフト回路の一例を示す図である。 本発明のタイミング発生回路の第3実施形態を示す説明図である。 周期信号発生回路を単一の発振回路から構成した例を示す図である。 (A)は高い周波数で「27」数える通常の計数を示す波形図、(B),(C)は1つの計数回路により異なる周波数の信号を計数する場合の波形図である。 (A),(B)は、2つの計数回路により異なる周波数の信号を計数する場合の波形図である。 低い周波数の信号のオン時間の時比率を短くすることで、消費電力を低減する場合の説明図である。 本発明のタイミング発生回路の第3実施形態の他の例を示す説明図である。 本発明のタイミング発生回路の第3実施形態のさらに他の例を示す説明図である。 図10のタイミング発生回路に位相シフト回路を設けた例を示す図である。 従来技術の説明図であり、(A)はRC積分回路示す図、(B)はキャパシタを予め充電している場合の動作を示す波形図、(C)は(B)の波形の部分拡大図である。 (A)はビット数を補間拡張することにより周波数を擬似的に高くする回路を示す図、(B)は(A)の回路の動作説明図である。
1 タイミング発生回路
11 周期信号発生回路
111 第1周波数信号発生回路
112 第2周波数信号発生回路
113 第3周波数信号発生回路
114 第4周波数信号発生回路
12 計数回路群
121 第1計数回路
122 第2計数回路
123 第3計数回路
124 第4計数回路
13 設定回路
14 信号選択回路
15 信号選択コントローラ
16 周波数コントローラ
2 タイミング発生回路
21 周期信号発生回路
211 発振回路
212 選択スイッチ(マルチプレクサ)
22 記憶装置群
221 第1計数回路
222 第2計数回路
223 第3計数回路
224 第4計数回路
26 周波数コントローラ
27 位相シフト回路群
271 第1位相シフト回路
272 第2位相シフト回路
273 第3位相シフト回路
274 第4位相シフト回路
28 位相シフトコントローラ
3 タイミング発生回路
31 周期信号発生回路
3111,3112,3113,3114 周波数信号発生回路
311 発振回路
312 選択スイッチ(マルチプレクサ)
32 計数回路
33 設定回路
35 周波数コントローラ
36 周波数コントローラ
37 位相シフト回路
38 位相シフトコントローラ
frq1,frq2,frq3,frq4 周波数
1,f2,f3,f4,・・・,fM 周波数
rg2,rg1,rg3 レジスタ
eq 可変抵抗
1,q2,・・・,qM-1 信号個数
FRQ1 第1周期信号
FRQ2 第2周期信号
FRQ3 第3周期信号
FRQ4 第4周期信号
B 制御電流はベース電流
TS タイミング信号
1,N2,N3,N4 タイミングの値
1 抵抗
Tr バイポーラトランジスタ

Claims (15)

  1. パルス幅変調されたパルス信号または電圧制御発振器の出力パルス信号
    について所定タイミングを発生する回路であって、
    (A)第1周期信号、
    第1周期信号よりも周波数が高い第2周期信号、
    ・・・、
    第(M−1)周期信号(Mは2以上の整数)よりも周波数が高い第M周期信号、
    をそれぞれ出力する周期信号発生回路と、
    (B)第1周期信号を計数する第1計数回路、
    第2周期信号を計数する第2計数回路、
    ・・・
    第M周期信号を計数する第M計数回路、
    からなる計数回路群と、
    (C)前記所定タイミングの値を時間軸で配分して、
    前記所定タイミングの時間軸で配分した値を、第1周期信号の周期個数N1、第2周期信号の周期個数N2、・・・、第M周期信号の周期個数NMで表し、
    第1周期信号の周期個数N1を前記第1計数回路に、
    第2周期信号の周期個数N2を前記第2計数回路に、
    ・・・
    第M周期信号の周期個数NMを前記第M計数回路に、
    セットする設定装置と、
    (D)第1計数回路〜第M計数回路による計数が全て終了したときに、当該終了信号に基づきタイミングを発生するタイミング信号発生回路と、
    を備えたことを特徴とするタイミング発生回路。
  2. 前記タイミング信号発生回路が信号選択回路からなることを特徴とする請求項1に記載のタイミング発生回路。
  3. 前記周期信号発生回路が、第1周波数信号発生回路〜第M周波数信号発生回路からなることを特徴とする請求項1または請求項に記載のタイミング発生回路。
  4. 計数開始時に第1周波数信号発生回路〜第M周波数信号発生回路の何れか1つのみをアクティブとし、アクティブとなっている周波数信号発生回路から出力される周期信号の計数を所定の計数回路が終えたときに、まだアクティブとなっていない周波数信号発生回路をアクティブにし、順次、アクティブにされた周波数信号発生回路から出力される周期信号の計数を所定の計数回路が終えたときに、まだアクティブとなっていない周波数信号発生回路をアクティブにする周波数コントローラと、
    最後にアクティブとなった周波数信号発生回路に対応する計数回路が計数の終了時に出力する計数終了信号を選択し、当該信号をタイミング信号として出力する信号選択回路と、
    前記計数終了信号を前記信号選択回路に選択させる信号選択コントローラと、
    を備えたことを特徴とする請求項に記載のタイミング発生回路。
  5. 前記周期信号発生回路が、可変周波数発振回路からなり、第1周期信号〜第M周期信号を出力することを特徴とする請求項1または請求項に記載のタイミング発生回路。
  6. 請求項1から請求項の何れかに記載のタイミング発生回路のユニットを複数直列に接続したタイミング発生回路であって、
    後段のユニットの周期信号発生回路の最小周波数が、前段のユニットの周期信号発生回路の最大周波数よりも大きいことを特徴とするタイミング発生回路。
  7. 前記計数回路の前段または後段に設けた、前記周期信号発生回路が発生する周波数のうち最大の周波数の信号の1周期よりも小さい幅で所定量位相をシフトする位相シフト回路と、
    前記位相シフト回路がどの位相で信号を出力するかを選択する位相シフトコントローラを備えたことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のタイミング発生回路。
  8. 前記第1計数回路の前段または後段に設けた前記第1周期信号の1周期よりも小さく、他の周期信号の周期よりも大きい幅で所定量位相をシフトする第1位相シフト回路、
    前記第2計数回路の前段または後段に設けた前記第2周期信号の1周期よりも小さく、他の周期信号の周期よりも大きい幅で所定量位相をシフトする第2位相シフト回路、
    ・・・
    前記第M計数回路の前段または後段に設けた前記第M周期信号の1周期よりも小さく、他の周期信号の周期よりも大きい幅で所定量位相をシフトする第M位相シフト回路、
    からなる位相シフト回路群と、
    前記位相シフト回路がどの位相で信号を出力するかを選択する位相シフトコントローラと、
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のタイミング発生回路。
  9. 前記タイミング信号発生回路の後段に設けた、前記周期信号発生回路が発生する周波数のうち最大の周波数の信号の1周期よりも小さい幅で所定量位相をシフトする位相シフト回路と、
    前記位相シフト回路がどの位相で信号を出力するかを選択する位相シフトコントローラを備えたことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のタイミング発生回路。
  10. パルス幅変調されたパルス信号または電圧制御発振器の出力パルス信号について所定タイミングを発生するタイミング発生回路であって、
    周波数が変化する周期信号を発生する周期信号発生回路と、
    前記周期信号発生回路が出力する周期信号の周波数を制御する周波数コントローラと、
    前記周期信号発生回路からの周期信号を受信してその個数を計数し当該計数値がプリセット値に達したときに計数終了信号を出力する計数回路と、
    を備え、
    周期信号発生回路は第1周波数f1,第2周波数f2,・・・,第M周波数fMの信号を順次出力できるように構成され、
    プリセット値は、第1周波数f1の信号個数q1,第2周波数f2の信号個数q2,・・・,第M周波数fMの信号個数qMの合計値、
    tot=q1+q2+・・・+qM
    であり、
    前記周波数コントローラは、
    前記周期信号発生回路に、第1周波数の信号をq1個出力させ、第2周波数の信号をq2個出力させ、・・・、第M周波数の信号をqM個出力させる、
    ことを特徴とするタイミング発生回路。
  11. 前記計数回路は、前記計数値がq1,(q1+q2),・・・,(q1+q2+・・・+qM-1)に達したときに、周波数コントローラに所定信号を出力することを特徴とする請求項10に記載のタイミング発生回路。
  12. 前記周期信号発生回路が、第1周波数信号発生回路〜第M周波数信号発生回路と、選択スイッチとからなり、第1周波数信号発生回路〜第M周波数信号発生回路の何れかのからの信号を前記選択スイッチにより前記計数回路に送出することを特徴とする請求項10から請求項11の何れかに記載のタイミング発生回路。
  13. 前記周期信号発生回路が、可変周波数発振回路からなり、第1周期信号〜第M周期信号を出力することを特徴とする請求項10または請求項11に記載のタイミング発生回路。
  14. 請求項10から請求項13の何れかに記載のタイミング発生回路のユニットを複数直列に接続したタイミング発生回路であって、
    後段のユニットの周期信号発生回路の最小周波数が、前段のユニットの周期信号発生回路の最大周波数よりも大きいことを特徴とするタイミング発生回路。
  15. 前記計数回路の前段または後段に設けた、前記周期信号発生回路が発生する周波数のうち最大の周波数の信号の1周期よりも小さい幅で所定量位相をシフトする位相シフト回路と、
    前記位相シフト回路がどの位相で信号を出力するかを選択する位相シフトコントローラを備えたことを特徴とする請求項10から請求項14の何れかに記載のタイミング発生回路。
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