JP5302736B2 - スロットマシン - Google Patents

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本発明は、パチンコ店などの遊技場で使用されるスロットマシンに関するものである。
パチンコ店で使用されるスロットマシンはパチスロ機と称されている。パチスロ機では、メダルの投入後にスタートレバーが押下されると複数のリールが回転して遊技が開始される。リールの回転が開始するとストップボタンの操作が有効化され、ストップボタンが押下されると回転中のリールが個別に停止して遊技が終了する。リールの停止の際には、いわゆる図柄の引き込み・蹴飛ばし制御が行われて当選役抽選の結果に応じた図柄が表示され、これにより当選役の入賞の有無が表示される。
パチスロ機の遊技は遊技のバリエーションを豊かにして遊技への飽きを防止できるように様々な遊技モードの下で行われるものが主流となっている。遊技モードとして、常態での遊技が行われる通常モード、小役などメダルの払い出しを伴う当選役の当選確率が通常モードよりも高くなるBB(ビックボーナス)モード、次遊技をメダルの投入なしに行うことができるリプレイの当選確率が変化するRTモード、リプレイの当選確率が変化するとともに小役が入賞するストップボタンの押下順序が報知されるARTモードなどが知られている。BBモードには、通常モードで当選役の1つであるBBに当選し、これが入賞すると移行する。BBに当選したがこれが入賞しなかった場合にはBBは入賞するまで持ち越される。また、BBに当選した遊技又はBBが持ち越されている遊技でBBが入賞しなかった場合には、リーチ目あるいはチャンス目と称される特定図柄又はその組み合わせが表示され、遊技者にBBモードに移行することが示唆される。また、RTモードやARTモードは、特定図柄の図柄組み合わせが表示されるとその遊技でRTモードやARTモードが終了し、その次遊技から通常モードに移行する。このように、複数の遊技モードの下で遊技が行われるパチスロ機では、他の遊技モードに移行することを示唆あるいは報知する図柄を表示することで、他の遊技モードが移行すること、あるいは、他の遊技モードに移行させることが可能な状態であることを識別できる。
ところで、最近のパチスロ機では、遊技が単調になることを防止するために当選役抽選の結果を報知あるいは示唆する様々な演出が実行される。演出の一つとしてフリーズ演出(例えば特許文献1〜8)と称されるものが知られている。フリーズ演出では、例えば遊技者に有利な当選役に当選した場合にスタートレバーの操作やストップボタンの操作、あるいはベットボタンの操作が一定時間無効化される。このとき、遊技者は通常行うことができるはずの操作が行えなくなるために違和感を覚える。これにより、遊技者は有利な当選役に当選したことを察知できる。フリーズ演出は単調になりがちな各操作に変化を持たせることができるので遊技への飽きを防止するうえで効果的である。
特開2001−327650号公報 特許第3523831号公報 特開2002−165927号公報 特開2004−254927号公報 特開2006−000451号公報 特開2006−000452号公報 特開2007−007201号公報 特開2006−218040号公報
しかしながら、リプレイの当選確率が通常モードよりも高いRTモードやARTモードに移行するパチスロ機においては、特定図柄の図柄組み合わせへの知識が乏しい遊技者は、例えば一部のリールを停止させたときに特定図柄が停止しても、これに気付かずにリールの停止を進めてしまうので、特定図柄の組み合わせを揃えてしまいRTモードやARTモードを終了させてしまう。これに対し、特定図柄の図柄組み合わせへの知識が豊富な遊技者は、一部のリールを停止させたときに特定図柄が表示された場合には、特定図柄の組み合わせが揃わないようにタイミングを図って後続するストップボタンの操作を行ってリールを停止させるため、RTモードやARTモードの終了を回避できる。これにより、特定図柄の図柄組み合わせへの知識が豊富な遊技者は、RTモードやARTモードでの遊技数を増やすことができ、メダルの減少を抑えながら遊技を行うことができる。結果的に、特定図柄の図柄組み合わせへの知識が乏しい遊技者と、特定図柄への知識が豊富な遊技者との間でメダルの獲得枚数に差がついてしまい、このことは、遊技への不公平感を感じさせ、遊技に対する不満を募らせる要因となっていた。
上記の問題を解決するために、特定図柄の図柄組み合わせを表示させるか否かの抽選に当選したときに、ランプの点灯や液晶ディスプレイでの表示などを用いてその旨を報知することが考えられる。しかし、このような報知を行うと、遊技を行った結果で表示される図柄、いわゆる出目に楽しみを見出す遊技者の遊技への興趣を低下させていまい、また、出目を覚える意欲が低下するため、遊技が単調になってしまう。
上記問題点を解決するために、本発明は、遊技が単調になることを防止しつつ、出目に対する知識の乏しい遊技者と知識が豊富な遊技者との公平感を確保し、遊技への興趣を高めることができるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係るスロットマシンは、通常モードと、前記通常モードよりも遊技者にとって有利になる特別モードとでの遊技が行われ、メダルをベットした後にスタートレバーを押下すると複数種類の当選役のいずれか又はハズレを決定する抽選が行われるとともに複数のリールが回転し、前記ストップボタンを押下したときに前記抽選で当選した当選役に対応する当選図柄が予め定められた引き込み範囲内にある場合は前記当選図柄が前記入賞有効ライン上に停止するように前記リールの停止制御が行われ、前記特別モード中の遊技で全てのリールが停止したときに所定の図柄組合せが表示されると前記特別モードが終了するスロットマシンにおいて、前記ストップボタンを押下してから前記入賞有効ライン上に図柄が停止するまでの引き込みコマ数を識別する引き込みコマ数識別手段と、前記特別モードの遊技でいずれかのリールが停止した際に、この停止したリール以外の少なくとも1つのリールが回転中であるとともに、この停止により前記所定の図柄組合せを構成する特定図柄が表示され、かつ、この停止の際に前記ストップボタンを押下してから前記入賞有効ライン上に前記特定図柄が停止するまでの引き込みコマ数が所定コマ数以上であった場合に、回転中の前記リールに対応する前記ストップボタンの操作を一定時間無効化し、前記引き込みコマ数が所定コマ数未満であった場合に前記無効化をしないフリーズ演出実行手段を備えたものである。
請求項1記載の発明によれば、引き込みコマ数が所定コマ数未満の場合には既に知識のある知識のある上級者が故意に狙ったものと推測されるので、フリーズ演出を行わないことによりスムーズに遊技を進行させ、引き込みコマ数が所定コマ数以上の場合には知識の乏しい初心者が偶発的に図柄を引き込む位置でストップボタンを押下したものと考えられるので、フリーズ演出を行うことで公平感を保ちつつ、停止図柄に関する興味を持たせることが出来る。
スロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの電気的な構成の概略を示したブロック図である。 リーチ目表示時のフリーズ演出の実行処理の流れを示すフローチャートである。 RTモード終了契機となるブランク図柄表示時のフリーズ演出の実行処理の流れを示すフローチャートである。
先ず第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、スロットマシン11は、スロットマシン本体12と前面扉13とを備えている。スロットマシン本体12は収納箱12aを備えている。収納箱12aにはリールや制御基板など、遊技を実行するための各種装置が収納されている。前面扉13は上下に2分割されており、上扉13aと下扉13bとからなる。スロットマシン本体12の内部は上扉13a及び下扉13bによって開閉される。
上扉13aには表示窓14が設けられている。表示窓14の奥には第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cが設けられている。第1〜第3リール15a〜15cの外周面には複数種類の図柄が配列されており、リールが停止すると表示窓14を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシン11では、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ライン16が設定されている。そして、第1〜第3リール15a〜15cが停止したときに入賞有効ライン16上に停止した図柄の組み合わせが予め設定された組み合わせと一致したか否かによって当選役が入賞したか否かが表示される。
下扉13bには、遊技の開始に先立ってメダルを投入するメダル投入口17、第1〜第3リール15a〜15cを回転させるスタートレバー18、回転しているリールを停止させるストップボタン19a〜19c、メダルをメダル受け皿20に払い出す払い出し口21などが設けられている。
スロットマシン11では1回の遊技が3枚のメダルをベットして行われる。メダル投入口17に3枚のメダルを投入すると、メダルの投入と同時にメダルが3枚ベットされる。メダルを3枚以上投入すると3枚目以降のメダルはクレジットされる。クレジットされたメダルはベットボタン22によってベットされる。ベットボタン22は、クレジットされたメダルが1枚以上ある場合にその操作が有効化される。3枚のメダルがベットされると、スタートレバー18の操作が有効化される。スタートレバー18が押下されると複数種類の当選役のいずれか又はハズレを決定する当選役抽選が行われるとともに、第1〜第3リール15a〜15cが回転する。
当選役抽選で決定される当選役は、BB(ビックボーナス)、複数種類の小役、リプレイから構成されている。リプレイが入賞するとメダルの投入なしに次遊技を行うことができる。小役が入賞すると規定枚数のメダルが払い出される。なお、入賞とは、入賞有効ライン16上に停止した図柄の組み合わせが予め定められた組み合わせと一致するか、又は、入賞有効ライン16上に停止した図柄で予め定められたリールの図柄が予め定められた図柄と一致した状態を示す。
BBは一度当選すると入賞するまでその当選の権利が持ち越される。以下、BBに当選し、これが入賞するまでの状態を内部当選と称する。BBは入賞有効ライン上にBBに対応する図柄である「7」が3つ揃うと入賞する。BBが入賞するとBBモードに移行する。BBモードでは通常モードよりも小役の当選確率が高くなる。これにより、BBモードでは通常モードよりも遊技者に有利になる。BBモードはメダルの払い出し枚数が予め定められた上限枚数に達すると終了する。BBが内部当選した状態でBBが入賞しなかった場合は、第1リール(特定リール)15aが停止したときにリーチ目が表示される。詳しくは後述するように、リーチ目は必ず表示されるわけではなく、ストップボタン19aを押下したときの第1リール15aの回転位置に応じて表示される。リーチ目は、例えば第1リール15aの外周にその回転方向に沿って図柄の「7」が3つ連続して配置されている場合には、第1リール15aの回転方向に沿って連続して3つ並んだ図柄の「7」(特定図柄)が上、中、下段の入賞有効ライン16上に停止した状態で表示される。
表示窓14の側方には液晶ディスプレイ23が設けられている。液晶ディスプレイ23からは、リーチ目が表示されたときにBBに当選したことを報知する演出画像が表示される。
図2に示すように、スロットマシン11の基本的な動作はメイン基板60によって管制される。メイン基板60は、メインCPU61とメインメモリ62とを備えている。メダルセンサ63aはメダル投入口17から投入されたメダルを検知し、メダルの検知信号をメインCPU61に入力する。ベットセンサ63bは、ベットボタン22が押下されたことを検知し、ベットボタン22の押下信号をメインCPU61に入力する。スタート信号センサ64はスタートレバー18が押下されたことを検知し、遊技スタート信号をメインCPU61に入力する。メインCPU61は、メダルセンサ63aの検知信号あるいはベットボタン22の押下信号に基づいてメダルが3枚ベットされたか否かを検出する。そして、3枚のメダルがベットされている場合は、遊技スタート信号を受け付ける。メインCPU61は、遊技スタート信号に応答して当選役抽選を行うとともに、第1〜第3リール15a〜15cの回転を開始させる。
当選役抽選は当選役決定部65にて行われる。当選役決定部65は電子的な乱数を当選役抽選テーブルと照合することにより、BB、小役、リプレイのいずれか又はハズレを決定する。当選役抽選でいずれかの当選役に当選した場合は、その種類を示す当選フラグがメインメモリ62のRAM領域に書き込まれ、ハズレとなった場合はハズレフラグが書き込まれる。BBフラグは、BBが入賞したときにクリアされ、それ以外のフラグは遊技が終了したときにクリアされる。これにより、BBは入賞するまで持ち越される。メインCPU61は、メインメモリ62に書き込んだ当選フラグから当選役抽選の結果を識別できる。
メインCPU61は、第1〜第3リール15a〜15cの回転を開始させた後に第1〜第3リール15a〜15cの回転速度が定常速度に達した時点でストップボタン19a〜19cの操作を有効化する。操作が有効化された後にストップボタン19a〜19cが押下されると、ストップ信号センサ66はメインCPU61にストップ信号を入力する。これに応答し、メインCPU61は、リール駆動コントローラ67を作動して第1〜第3リール15a〜15cの停止制御を開始する。
第1〜第3リール15a〜15cはそれぞれステッピングモータ68a〜68cの駆動軸に取り付けられている。そして、各ステッピングモータ68a〜68cの駆動を制御することにより第1〜第3リール15a〜15cの駆動制御及び停止制御が行われる。
ステッピングモータ68a〜68cは、メインCPU61から供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転する。このため、メインCPU61は、ステッピングモータ68a〜68cに供給する駆動パルスの個数を制御することによって第1〜第3リール15a〜15cの回転角を制御し、駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決定する。また、第1〜第3リール15a〜15cには、その基準位置に反射信号部69a〜69cが一体に形成されている。そして、第1〜第3リール15a〜15cが1回転するごとにフォトセンサ70a〜70cがそれぞれの反射信号部69a〜69cの通過を検知する。フォトセンサ70a〜70cによる検知信号は、リールの基準位置を示すリセット信号としてメインCPU61に入力される。
メインCPU61には、各々のステッピングモータ68a〜68cに供給された駆動パルスの個数を計数するパルスカウンタが設けられている。メインCPU61は、フォトセンサ70a〜70cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
メインメモリ62のROM領域には図柄テーブルが格納されている。図柄テーブルでは、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、第1〜第3リール15a〜15cに配列された図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。メインCPU61は、この図柄テーブルを参照しながら、リールごとにパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中段の入賞有効ライン16上にどの図柄が移動してきているのかを識別でき、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄が入賞有効ライン16上に移動してくるのかを予測することができる。第1〜第3リール15a〜15cの外周面はその回転方向に沿って21コマに分割されており、各コマに図柄が1つずつ配置されている。メインCPU61は、目的の図柄が入賞有効ライン16上に停止するまでのリールの回転量をコマ数でカウントし、ストップボタン19a〜19cを押下した時点から目的の図柄が入賞有効ライン16上に停止するまでに入賞有効ライン16上を通過するコマ数を引き込みコマ数として識別する。
第1〜第3リール15a〜15cの停止制御としては図柄の引き込み制御が行われる。引き込み制御では、ストップボタン19a〜19cが押下されたときの入賞有効ライン16上のコマを0コマ目として、0〜4コマ目の範囲、すなわち5コマの引き込み範囲内に当選図柄(当選役抽選で当選した当選役に対応する図柄)が含まれている場合は当選図柄が入賞有効ライン16上に停止する。このことから、リーチ目は、下段の入賞有効ライン16から5コマの引き込み範囲内にリーチ目を構成する3連続の図柄「7」のいずれかがあるときにストップボタン19aを押下すれば表示させることができる。メインCPU61は、ストップボタン19a〜19cが押下されるたびに、入賞有効ライン16上に停止する図柄の種類と、ストップボタン19a〜19cが押下されてから入賞有効ライン16上に当選図柄が停止するまでの引き込みコマ数をメインメモリ62のRAM領域に書き込んでおく。これにより、ストップボタン19aが押下されたときに、リーチ目が表示されたか否かを識別でき、さらに、そのときの引き込みコマ数を識別できる。また、メインCPU61は、全てのストップボタンが押下されたときにメインメモリ62のRAM領域に書き込まれた図柄を識別し、当選役が入賞したか否かを判定する。当選役が入賞している場合には、入賞した当選役に応じた処理が入賞処理として行われる。
フリーズ演出実行部71は、リーチ目が表示されたときの図柄の引き込みコマ数が2〜4コマであった場合にフリーズ演出を実行する。フリーズ演出実行部71は、ストップボタン19aが1番目あるいは2番目に押下されてリーチ目が表示された場合には、回転中のリールに対応するストップボタンが押下されてもストップ信号を受け付けず、これをキャンセルすることにより、ストップボタンの操作を無効化する。また、フリーズ演出実行部71は、ストップボタン19aが最後に押下されてリーチ目が表示された場合は、メダルセンサ63a及びベットセンサ63bからの信号を受け付けず、これをキャンセルすることにより、引き続き行われる遊技のメダルのベットを無効化する。このとき、フリーズ演出中にメダル投入口17から投入されたメダルは払い出し口21から返却される。フリーズ演出実行部71は、フリーズ演出を開始する際に、その実行時間をタイマー72にセットする。タイマー72では、セットされた時間がカウントダウンされる。タイマー72の時間が「0」になると、フリーズ演出実行部71はフリーズ演出を終了させる。
サブ基板73は、メイン基板60と電気的に接続されている。サブ基板73はサブCPU74を備えている。メインCPU61は、リーチ目が表示されたことを識別すると、演出画像表示コマンドをサブCPU74に入力する。これに応答し、サブCPU74はサブメモリ75から画像データを読み出すとともに読み出した画像データに画像表示処理を施して、液晶ディスプレイ23から演出画像を表示する。
次に、フリーズ演出の実行処理の流れについて説明する。
図3に示すように、3枚のメダルをベットした後にスタートレバー18を押下すると第1〜第3リール15a〜15cが回転する。また、スタートレバー18が押下されると当選役抽選が行われる。この後、メインメモリ62にBBフラグが書き込まれているか否かを識別することにより、BBが内部当選しているか否かが識別される。BBが内部当選している場合、ストップボタン19aが押下されて第1リール15aが停止したか否かが識別される。第1リール15aが停止したことが識別されると、リーチ目が表示されたか否かが識別される。リーチ目が表示されている場合は、リーチ目を表示したときの図柄の引き込みコマ数が識別される。引き込みコマ数の識別の結果、引き込みコマ数が2〜4コマの場合はフリーズ演出が実行される。また、フリーズ演出の実行に併せて液晶ディスプレイ23から演出画像が表示される。フリーズ演出が実行されると、回転中のリールがある場合には、そのリールの対応するストップボタンの操作が無効化され、第1〜第3リール15a〜15cが全て停止している場合は、その次遊技のメダルのベットが無効化される。フリーズ演出の開始から一定時間が経過すると、フリーズ演出が終了するとともに、演出画像の表示が終了し、遊技を続行することが可能になる。
一般的に、リーチ目の知識が乏しい初心者は、リーチ目が表示されるタイミングを図らずに任意のタイミングでストップボタンを押下して遊技を行うことが殆どであり、偶然にリーチ目が表示されたときはその引き込みコマ数も多くなりやすい。このため、上記第1の実施形態のように、リーチ目が表示されたときの引き込みコマ数が0,1コマのときはフリーズ演出を行わず、相対的に引き込みコマ数の多い2〜4コマのときにフリーズ演出を行えば、リーチ目の知識が乏しい初心者によって任意のタイミングでストップボタンが押下されても、フリーズ演出によってリーチ目が表示されたことを報知する確率を高めることができる。これにより、初心者が、リーチ目が表示されたこと、すなわちBBが内部当選していることに気付かずに遊技を進めて無駄にメダルを消費することを防止でき、リーチ目の知識に詳しく、少ない引き込みコマ数でリーチ目を表示させることのできる技量の高い熟練者との遊技の公平性を保つことができる。また少ない引き込みコマ数でリーチ目を表示させることのできない初心者に対しても同様である。
次に第2の実施形態について説明するが、第1の実施形態と同一の部材及び機能部に関しては同一符号を用いて詳しい説明を省略する。
第2の実施形態では、BBモードの終了後にリプレイの当選確率が通常モードよりも高くなるRT(リプレイタイム)モードに移行する。RTモードは、当選役抽選で使用する当選役抽選テーブルを切り替えることにより実行される。RTモード用の当選役抽選テーブルは、通常モード用の当選役抽選テーブルと当選役の構成は同一である。しかし、リプレイの当選確率のみが相対的に高くなるようにRTモード用の当選役抽選テーブルでは当選乱数の数が決められている。また、RTモード用の当選役抽選テーブルではハズレが通常ハズレと特定ハズレから構成されている。通常ハズレ又は特定ハズレのいずれであるかは、当選役抽選で抽出された乱数値の値に応じて決定される。ハズレになった場合は通常ハズレ又は特定ハズレのいずれになったかを示すハズレフラグがメインメモリ62のRAM領域に書き込まれる。メインCPU61は、通常ハズレの場合と特定ハズレの場合とで第1〜第3リール15a〜15cの停止制御を異ならせる。第1〜第3リール15a〜15cのそれぞれには、特定ハズレに対応するブランク図柄(当選図柄でないことを示す図柄)が1つずつ配置されている。メインCPU61は、通常ハズレの場合には、ブランク図柄の引き込み制御を行わないが、特定ハズレの場合には、ブランク図柄の引き込み制御を行う。そして、RTモードにおいてブランク図柄が3つ揃った場合にはRTモードを終了させる。このような構成において、メインCPU61は、図4に示すようなフリーズ演出の実行処理を行う。
図4に示すように、RTモードの遊技において、3枚のメダルをベットした後にスタートレバー18を押下すると第1〜第3リール15a〜15cが回転する。また、スタートレバー18が押下されると当選役抽選が行われる。この後、メインメモリ62に特定ハズレフラグが書き込まれているか否かを識別することにより、特定ハズレになったか否かが識別される。特定ハズレである場合、ストップボタン19a〜19cのいずれかが押下されたときに、これが順番的に最初の押下であるか否かが識別される。最初の押下であって第1〜第3リール15a〜15cのうちのいずれか1つが停止した場合、ブランク図柄が入賞有効ライン16上に停止したか否かが識別される。ブランク図柄が入賞有効ライン16上に停止している場合は、ブランク図柄が入賞有効ライン16上に停止したときの図柄の引き込みコマ数が識別される。引き込みコマ数の識別の結果、引き込みコマ数が2〜4コマの場合はフリーズ演出が実行される。フリーズ演出が実行されると、回転中のリールの対応するストップボタンの操作が無効化される。フリーズ演出の開始から一定時間が経過すると、フリーズ演出が終了するとともに、演出画像の表示が終了し、遊技を続行することが可能になる。
他方、ストップボタン19a〜19cのいずれかが押下されたときに、これが順番的に2番目の押下であって第1〜第3リール15a〜15cのうちの2つが停止した場合、ブランク図柄が入賞有効ライン16上に2つ並んでブランク図柄がテンパイした状態であるか否かが識別される。ブランク図柄がテンパイした状態である場合は、2つ目のブランク図柄が入賞有効ライン16上に停止したときの図柄の引き込みコマ数が識別される。引き込みコマ数の識別の結果、引き込みコマ数が2〜4コマの場合はフリーズ演出が実行される。フリーズ演出が実行されると、回転中のリールの対応するストップボタンの操作が無効化される。フリーズ演出の開始から一定時間が経過すると、フリーズ演出が終了するとともに、演出画像の表示が終了し、遊技を続行することが可能になる。このように、RTモードの終了契機となるブランク図柄が停止したときにフリーズ演出を行うことによって、遊技者が出目に知識がない場合やタイミングを図らず適当にストップボタンを押下してブランク図柄を停止させてしまった場合でも遊技者に注意を促すことができる。また、ブランク図柄が入賞有効ライン上に停止したときの引き込みコマ数が相対的に少ないとき、すなわち引き込みコマ数が0,1コマのときにはフリーズ演出を行わないので、少ない引き込みコマ数でブランク図柄を入賞有効ライン上に停止させることのできる技量の高い熟練者は遊技を効率よく進めることができ、ランク図柄が入賞有効ライン上に停止したときの引き込みコマ数が相対的に多いとき、すなわち引き込みコマ数が2〜4コマのときにはフリーズ演出を行うので、熟練者がタイミングを誤ってブランク図柄を停止させてしまったときや初心者が偶然にブランク図柄を停止させてしまったときに、そのままブランク図柄が揃ってしまわないように注意を促すことができる。
上記第1の実施形態では、リーチ目が表示されたときにフリーズ演出を行ったが、例えば通常モードからBBモードに移行することを報知する特定組み合わせである図柄の「7」が入賞有効ライン上に3つ揃ったときにフリーズ演出を実行するなど、他の遊技モードに移行することを報知する図柄の特定組み合わせが表示された場合にフリーズ演出を行ってもよい。この場合、移行先の遊技モードは、例えば小役の当選確率が通常モードよりも高くなるがBBモードよりもメダルの獲得枚数の少ないRB(レギュラーボーナス)モード、遊技者に小役が入賞するストップボタンの押下態様を示すAT画像が表示されるATモード、リプレイの当選確率が通常モードよりも高くなるとともにAT画像が表示されるART(アシストリプレイタイム)モード、リールの一部あるいは全部で引き込み制御が行われずにストップボタンの押下タイミングにのみ基づいてリールが停止するCT(チャレンジタイム)モードなど適宜に設定してよい。
上記第1の実施形態では、第1リール15aが停止したときの図柄でリーチ目を表示したが、リーチ目は1本の入賞有効ライン上に並んだ図柄の特定組み合わせや、リールごとに異ならせた入賞有効ライン(例えば第1リールは上段、第2リールは下段、第3リールは上段など)の図柄の特定組み合わせなど、適宜の態様で表示してもよい。
上記第1の実施形態では、入賞有効ラインを5本設けたが入賞有効ラインの本数は適宜本数にしてよい。例えば、中段の入賞有効ラインを設けずに上段及び下段の入賞有効ラインを設けた場合、上段又は下段に図柄の特定組み合わせが揃うと中段には入賞有効ライン上に揃うと入賞となる図柄の組み合わせ(例えば「7」の3つ揃い)がリーチ目として表示されるようにリールの図柄配列を行ってもよい。
上記第1の実施形態では、リーチ目が表示されたときにフリーズ演出を行ったが、例えば当選役抽選でBBに当選した場合とハズレに当選した場合の両方で表示されるチャンス目が表示されたときにフリーズ演出を行ってもよい。チャンス目はリーチ目と同様に図柄の構成を行うことができる。
上記第2の実施形態では、RTモードの終了契機となるブランク図柄が停止したときにフリーズ演出を行ったが、例えばBBモード、小役の当選確率が通常モードよりも高くなるがBBモードよりもメダルの獲得枚数の少ないRB(レギュラーボーナス)モード、遊技者に小役が入賞するストップボタンの押下態様を示すAT画像が表示されるATモード、リプレイの当選確率が通常モードよりも高くなるとともにAT画像が表示されるART(アシストリプレイタイム)モード、リールの一部あるいは全部で引き込み制御が行われずにストップボタンの押下タイミングにのみ基づいてリールが停止するCT(チャレンジタイム)モードなど、適宜の遊技モードの終了契機となる図柄が表示されたときにフリーズ演出を行ってよい。
上記第2の実施形態では、当選役抽選で特定ハズレに当選したときにブランク図柄の引き込み制御を行ったが、当選役の1つとしてパンク役を設け、パンク役に当選したときにブランク図柄の引き込み制御を行ってもよい。
上記第2の実施形態では、1番目及び2番目にストップボタンが押下されたときの両方でフリーズ演出を行ったが、いずれか一方でのみフリーズ演出を行ってもよい。
上記各実施形態では、ストップボタンの操作及びメダルのベットを無効化してフリーズ演出を行ったが、例えば、リーチ目が表示された遊技の次遊技において、スタート信号センサ64からの遊技スタート信号を受け付けずにスタートレバー18の操作を一定時間無効化するなど、フリーズ演出の態様は適宜に設定してよい。
上記各実施形態では、メダルを使用するスロットマシンに本発明を適用したが、例えば遊技球を遊技媒体として用いるスロットマシンなど他のスロットマシンに本発明を適用してもよい。
11 スロットマシン
20 スタートレバー
21a〜21c ストップボタン
22 ベットボタン
61 メインCPU(引き込みコマ数識別手段)
71 フリーズ演出実行部(フリーズ演出実行手段)

Claims (1)

  1. 通常モードと、前記通常モードよりも遊技者にとって有利になる特別モードとでの遊技が行われ、メダルをベットした後にスタートレバーを押下すると複数種類の当選役のいずれか又はハズレを決定する抽選が行われるとともに複数のリールが回転し、前記ストップボタンを押下したときに前記抽選で当選した当選役に対応する当選図柄が予め定められた引き込み範囲内にある場合は前記当選図柄が前記入賞有効ライン上に停止するように前記リールの停止制御が行われ、前記特別モード中の遊技で全てのリールが停止したときに所定の図柄組合せが表示されると前記特別モードが終了するスロットマシンにおいて、
    前記ストップボタンを押下してから前記入賞有効ライン上に図柄が停止するまでの引き込みコマ数を識別する引き込みコマ数識別手段と、
    前記特別モードの遊技でいずれかのリールが停止した際に、この停止したリール以外の少なくとも1つのリールが回転中であるとともに、この停止により前記所定の図柄組合せを構成する特定図柄が表示され、かつ、この停止の際に前記ストップボタンを押下してから前記入賞有効ライン上に前記特定図柄が停止するまでの引き込みコマ数が所定コマ数以上であった場合に、回転中の前記リールに対応する前記ストップボタンの操作を一定時間無効化し、前記引き込みコマ数が所定コマ数未満であった場合に前記無効化をしないフリーズ演出実行手段を備えたことを特徴とするスロットマシン。
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