JP5301354B2 - 姿勢制御装置 - Google Patents
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Description
検出器を保持し、第1軸周りに回動自在に支持されるとともに、ケース内に当該第1軸と直交する第2軸を介して揺動自在に支持された保持部材と、
前記保持部材の前記第1軸周りの回動を規制する第1クランプ機構と、
前記保持部材の前記第2軸周りの揺動を規制する第2クランプ機構と、
前記第1軸及び前記第2軸と直交する第3軸上に配設された重錘と、
前記第1クランプ機構による前記保持部材の規制を解除することで、前記重錘の重力作用により、前記保持部材を前記第1軸周りに回動させるとともに、所定時間経過後に、前記第1クランプ機構による前記保持部材の規制を行う第1軸制御手段と、
前記第1軸制御手段による制御と同時に又は制御後に、前記第2クランプ機構による前記保持部材の規制を解除することで、前記保持部材を前記第2軸周りに揺動させるとともに、所定時間経過後に、前記第2クランプ機構による前記保持部材の規制を行う第2軸制御手段と、
を備え、
前記第1軸制御手段及び前記第2軸制御手段による制御後に、前記第1軸及び前記第2軸のうち、前記第2軸のみが水平面上に有ることを特徴とする。
前記第1クランプ機構は、
前記保持部材の前記第1軸周りの回動に連動して、前記保持部材とともに前記第1軸周りに回動する係止部材と、
前記係止部材に対して接近及び離間する方向に移動可能に支持された可動部材と、
前記可動部材を前記係止部材側に付勢する弾性部材と、
前記可動部材を挟んで前記係止部材と対向する側に設けられた電磁石と、
を備え、
前記第1軸制御手段は、
前記電磁石に通電して前記可動部材を当該電磁石側に磁気吸着することで、前記可動部材を前記係止部材から離間させ、前記第1クランプ機構による前記保持部材の規制を解除するとともに、前記所定時間経過後に、前記電磁石への通電を停止して前記弾性部材の付勢力により前記可動部材を前記係止部材側に付勢させ、前記第1クランプ機構による前記保持部材の規制を行うことを特徴とする。
前記係止部材は、前記可動部材と対向する位置に溝部を有し、
前記可動部材は、前記溝部と嵌合する凸部を有し、
前記第1軸制御手段は、
前記弾性部材の付勢力により、前記可動部材の前記凸部を前記係止部材の前記溝部に嵌挿させて、当該凸部の外周面を前記溝部の内面に当接させることによって、前記第1クランプ機構による前記保持部材の規制を行うことを特徴とする。
前記第1クランプ機構による前記保持部材の規制を検出する第1クランプ検出手段と、
前記第1クランプ検出手段による検出結果を報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする。
前記第2クランプ機構は、
前記保持部材に対して接近及び離間する方向に移動可能に支持された第2可動部材と、
前記第2可動部材を前記保持部材側に付勢する第2弾性部材と、
前記第2可動部材を挟んで前記保持部材と対向する側に設けられた第2電磁石と、
を備え、
前記第2軸制御手段は、
前記第2電磁石に通電して前記第2可動部材を当該第2電磁石側に磁気吸着することで、前記第2可動部材を前記保持部材から離間させ、前記第2クランプ機構による前記保持部材の規制を解除するとともに、前記所定時間経過後に、前記第2電磁石への通電を停止して前記第2弾性部材の付勢力により前記第2可動部材を前記保持部材側に付勢させ、前記第2クランプ機構による前記保持部材の規制を行うことを特徴とする。
前記第2クランプ機構による前記保持部材の規制を検出する第2クランプ検出手段と、
前記第2クランプ検出手段による検出結果を報知する第2報知手段と、
を備えることを特徴とする。
前記保持部材に、当該保持部材を振動させるための圧電素子が設けられ、
前記第2軸制御手段は、所定のタイミングで、前記圧電素子により前記保持部材を振動させることを特徴とする。
なお、図1、図2、図7〜図12において、トラニオンフレーム8の台座部81及び台座部81の下方側に配設された各部材は断面図で示す。また、各図面において、補正前のX軸を「X軸」とし、補正後のX軸を「Xa軸」として図示するとともに、補正前のY軸を「Y軸」とし、補正後のY軸を「Ya軸」として図示する。
また、制御部6及び報知部7は、地上に配置されるとともに、ボーリング孔内に設置された姿勢制御装置100の各部とケーブルを介して接続され、ボーリング孔内の各部との間で各種信号を送受信する。
なお、検出器としての地震計は、少なくとも1成分の震動を検出するものであれば良い。
また、保持部材2は、その底面の断面が凹型円弧状に形成されており、後述する第2クランプ機構5の第2可動部材51により下方向からクランプ(固定)されていない場合には、重力作用によりX軸周りに自在に揺動する。一方、保持部材2は、第2クランプ機構5の第2可動部材51により下方向からクランプされている場合には、第2可動部材51との当接面に働く静止摩擦力によって、その姿勢が保持されるようになっている。
ベアリング11は、例えば、背面又は正面組み合わせ方式により配設された組み合わせアンギュラ玉軸受等であり、X軸補正処理において、第1クランプ機構4による保持部材2の規制が解除された場合に、Z軸上に配設された重錘3の重力作用によって、回転台41や回転台41と一体的に設けられた各部材(すなわち、保持部材2、重錘3、第2クランプ機構5、トラニオンフレーム8等)のY軸周りの回動を案内する。
一方、第1可動部材42は、第1電磁石45が非通電状態にある場合には、第1弾性部材44の付勢力によって上方向(回転台41に対して接近する方向)に付勢される。第1可動部材42の上面の径は、回転台41の溝部411内の下面の径よりも若干大きく形成されており、第1弾性部材44の付勢力により上方向に付勢されると、第1可動部材42の凸部421が溝部411に嵌挿して、凸部421の外周面が第1可動部材42の溝部411の内面に当接するようになっている。すると、第1弾性部材44の付勢力が、第1可動部材42を介して回転台41に作用して、第1可動部材42よりも上方側に配設された各部材(保持部材2、重錘3、回転台41、第2クランプ機構5、トラニオンフレーム8等)が押圧され、各部材のY軸周りの回動が規制される。
そのため、X軸補正処理において、第1可動部材42が上下方向に移動する際に、第1可動部材42の下面に配設された突設部423の外周面が第1ガイド43の内周面に沿って摺動することとなり、第1可動部材42が移動する際の横方向への振動が第1ガイド43によって抑制されることとなる。したがって、第1可動部材42は、横揺れの無い安定した状態で回転台41側に上昇して回転台41をクランプし、保持部材2のY軸周りの回動を確実に規制することができる。
第1弾性部材44の弾性力は、第1電磁石45に通電した場合に作用する磁力よりも小さく設定されており、第1電磁石45への通電を停止した場合には伸長して、第1可動部材42を回転台41側に付勢する。
一方、第1弾性部材44は、第1電磁石45が通電されている場合には、第1電磁石45側に磁気吸着される第1可動部材42により圧縮されて収縮し、第1可動部材42を回転台41から離間させる。
第1電磁石45は、後述するX軸補正処理において、後述する制御部6からの制御により、所定時間の間、コイル452に通電されて、磁性体である第1可動部材42を当該第1電磁石45側に磁気吸着するようになっている。すなわち、第1電磁石45のコイル452に通電することで、第1電磁石45の磁力が第1可動部材42に作用して、第1可動部材42が、第1弾性部材44の付勢力に抗して下方向(回転台41から離間する方向)に引き下げられることとなる。
一方、第1電磁石45への通電を停止すると、第1電磁石45の磁力が作用しない状態となり、第1可動部材42が第1弾性部材44の復元力により上方向(回転台41に対して接近する方向)に押し上げられることとなる。
一方、第2可動部材51は、第2電磁石54が非通電状態にある場合には、第2弾性部材53の付勢力によって上方向(保持部材2に対して接近する方向)に付勢される。第2可動部材51の上面の断面は、保持部材2の底面の断面と同じ曲率を有する凹型円弧状に形成されており、第2弾性部材53の付勢力により上方向に付勢されると、第2可動部材51の上面の全面が保持部材2の底面に当接するようになっている。すると第2弾性部材53の付勢力が、第2可動部材51を介して保持部材2に作用して、保持部材2が上方向に向けて押圧され、保持部材2のX軸周りの揺動が規制される。
また、第2可動部材51の上面における弧の長さは、保持部材2の底面における弧の長さよりも短く形成されている。そのため、保持部材2の垂直軸と第2可動部材51の垂直軸とがずれていても、第2可動部材51の上面の全面を保持部材2の底面に当接させて押圧し、保持部材2をクランプできるようになっている。
そのため、Y軸補正処理において、第2可動部材51が上下方向に移動する際に、第2可動部材51が第2ガイド52の内周面に沿って摺動することとなり、第2可動部材51が移動する際の横方向への振動が第2ガイド52によって抑制されることとなる。したがって、第2可動部材51は、横揺れの無い安定した状態で保持部材2側に上昇して保持部材2をクランプし、保持部材2のX軸周りの揺動を確実に規制することができる。
第2弾性部材53の弾性力は、第2電磁石54に通電した場合に作用する磁力よりも小さく設定されており、第2電磁石54への通電を停止した場合には伸長して、第2可動部材51を保持部材2側に付勢する。
一方、第2弾性部材53は、第2電磁石54が通電されている場合には、第2電磁石54側に磁気吸着される第2可動部材51により圧縮されて収縮し、第2可動部材51を保持部材2から離間させる。
第2電磁石54は、姿勢制御処理において、後述する制御部6からの制御により、所定時間の間、コイル542に通電されて、磁性体である第2可動部材51を当該第2電磁石54側に磁気吸着するようになっている。すなわち、第2電磁石54のコイル542に通電することで、第2電磁石54の磁力が第2可動部材51に作用して、第2可動部材51が、第2弾性部材53の付勢力に抗して下方向(保持部材2から離間する方向)に引き下げられることとなる。
一方、第2電磁石54への通電を停止すると、第2電磁石54の磁力が作用しない状態となり、第2可動部材51が第2弾性部材53の復元力により上方向(保持部材2に対して接近する方向)に押し上げられることとなる。
作業者による姿勢制御処理の開始の指示を受けて、制御部6は、初めに、第1軸制御手段としてX軸補正処理を実行し、保持部材2のX軸方向の姿勢を補正する。
X軸補正処理において、制御部6は、所定時間の間、第1クランプ機構4の第1電磁石45を通電することで、第1クランプ機構4による保持部材2のY軸周りの回動の規制を一旦解除して(図7、図6のステップS2)、保持部材2を重力作用によってY軸周りに回動させ、保持部材2を支持するX軸が水平面に対して平行となるように補正する。
図4に示すように、トラニオンフレーム8の台座部81に配設された重錘3の位置(重心の位置)が台座部81の上面部81aにおける上方側に位置している場合、第1クランプ機構4の第1可動部材42が、回転台41から離間する方向(図7における矢印aの方向)に下昇して回転台41から離間すると(図7)、第1可動部材42の上方側に位置する各部材(保持部材2、重錘3、回転台41、第2クランプ機構5、トラニオンフレーム8等)が、第1クランプ機構4によるY軸周りの規制から開放され、Y軸周りに回動可能な状態となる。そして、重錘3に作用する重力作用によってY軸周り(図4における矢印bの方向)に回動し、図5に示すように、重錘3が台座部81の上面部81aにおける最も下方側に移動し、X軸が水平面に対して平行となると(Xa軸)、Y軸周りの回動が停止する(図8)。
このとき、重心位置を含むZ軸と直交するX軸は、水平面に対して平行な状態となる。すなわち、第1クランプ機構4の第1電磁石45への通電を行って、第1クランプ機構4による保持部材2の規制を解除すると、Z軸上に配設された重錘3の重力作用を受けて、保持部材2を含む各部材が、Y軸周りに回動することで、保持部材2が自動的にX軸方向の姿勢を補正することとなる。
そして、制御部6は、第1クランプ機構4による規制の解除から所定時間経過後に(図6のステップS3;Yes)、第1電磁石45への通電を停止して、第1可動部材42を保持部材2に対して接近する方向(図9における矢印cの方向)に上昇させる。すると、第1可動部材42の外周面が、回転台41の溝部411の内面に当接し、第1弾性部材44の付勢力によって回転台41を押圧して、再びクランプする。これにより、保持部材2のX軸方向の姿勢が水平に保たれた状態のまま、第1クランプ機構4によってY軸周りの回動が規制されることとなり、X軸の補正がなされることとなる(図9、図6のステップS4)。
制御部6は、X軸補正処理における第1電磁石45への通電の開始から所定時間内に、第1クランプ検出部412から第1クランプ機構4による保持部材2の規制が正常に終了したことを示す検出信号を受信しない場合には、第1クランプ機構4による保持部材2のY軸周りの規制が正常に終了しなかったと判断し、その旨を報知部7により作業者に報知する。
Y軸補正処理において、制御部6は、所定時間の間、第2クランプ機構5による保持部材2のX軸周りの揺動の規制を一旦解除して(図10、図6のステップS5)、保持部材2を重力作用によってX軸周りに揺動させ、保持部材2を通るY軸が重力方向と一致するように補正する。
すなわち、第2クランプ機構5の第2電磁石54への通電を行って、第2クランプ機構5による保持部材2の規制を解除すると、重力の作用を受けて、保持部材2がX軸周りに揺動することで、自動的に自身のY軸方向の姿勢を補正することとなる。
そして、制御部6は、第2クランプ機構5によるX軸周りの揺動の規制の解除から所定時間経過後に(図6のステップS6;Yes)、第2電磁石54への通電を停止して、第2可動部材51を、保持部材2に対して接近する方向(図12における矢印fの方向)に上昇させる。すると、第2可動部材51の上面が保持部材2の底面に当接し、第2弾性部材53の付勢力によって保持部材2を押圧して、保持部材2を再びクランプする。これにより、保持部材2のY軸方向の姿勢が水平に保たれた状態のまま、第2クランプ機構5によってX軸周りの揺動が規制されることとなり、Y軸の補正がなされることとなる(図12、図6のステップS7)。
制御部6は、Y軸補正処理における第2電磁石54への通電の開始から所定時間内に、第2クランプ検出部21から第2クランプ機構5による保持部材2の規制が正常に終了したことを示す検出信号を受信しない場合には、第2クランプ機構5による保持部材2のX軸周りの揺動の規制が正常に終了しなかったと判断し、その旨を報知部7により作業者に報知する。
一方、Y軸補正処理における第2電磁石54への通電の開始から所定時間内に、第2クランプ検出部21から第2クランプ機構5による保持部材2の規制が正常に終了したことを示す検出信号が出力された場合、制御部6は、Y軸補正処理が正常に終了したと判断し、第1クランプ機構4及び第2クランプ機構5による保持部材2の規制が正常に完了して、保持部材2(すなわち、地震計1)の姿勢がロックされたことを報知する(図6のステップS8)。これを受けて、作業者は、図示しない操作部を操作して、姿勢制御装置100における姿勢制御処理を終了し、地震計1による計測を開始する(図6のステップS9)。
また、報知部7は、所定時間内に第1クランプ機構4及び第2クランプ機構5による保持部材2の規制が正常に終了しなかった場合にその旨を作業者に報知するため、保持部材2の規制が正常に終了した場合にその旨を報知する報知部と比較して、作業者が、保持部材2の規制が正常に行われなかったことをより素早く且つ確実に把握することができ、作業の迅速化が図られることとなる。
また、地中に堀削されたボーリング孔が傾斜している場合であっても、ボーリング孔内に設置したボアホール型の地震計の姿勢が補正可能であるため、新たなボーリング孔を再度堀削するリスクが無くなる。そのため、新たなボーリング孔を施工する場合に生ずるコストの増大や作業の遅延を防止することができる。
また、ボアホール型の地震計をボーリング孔に設置して姿勢の補正を実施した後に、地殻変動等の何らかの外乱により地震計を収納する耐圧容器(ケース)が傾斜した場合であっても、再度、姿勢制御装置により地震計の姿勢を補正することができる。
さらに、地上からの遠隔操作により姿勢の補正が可能であるため、作業の効率化を図ることができる。
また、第1クランプ機構4によるクランプと第2クランプ機構5によるクランプとが正常に終了した場合に、その旨を作業者に報知する報知部を報知手段としても設けることとしても良い。
1 地震計(検出器)
2 保持部材
21 第2クランプ検出部(第2クランプ検出手段)
22 第1の圧電素子(圧電素子)
3 重錘
4 第1クランプ機構
41 回転台(係止部材)
411 溝部
412 第1クランプ検出部(第1クランプ検出手段)
42 第1可動部材(可動部材)
421 凸部
44 第1弾性部材(弾性部材)
45 第1電磁石(電磁石)
5 第2クランプ機構
51 第2可動部材
53 第2弾性部材
54 第2電磁石
6 制御部(第1軸制御手段、第2軸制御手段)
7 報知部(報知手段、第2報知手段)
8 トラニオンフレーム(ケース)
Claims (7)
- 検出器を保持し、第1軸周りに回動自在に支持されるとともに、ケース内に当該第1軸と直交する第2軸を介して揺動自在に支持された保持部材と、
前記保持部材の前記第1軸周りの回動を規制する第1クランプ機構と、
前記保持部材の前記第2軸周りの揺動を規制する第2クランプ機構と、
前記第1軸及び前記第2軸と直交する第3軸上に配設された重錘と、
前記第1クランプ機構による前記保持部材の規制を解除することで、前記重錘の重力作用により、前記保持部材を前記第1軸周りに回動させるとともに、所定時間経過後に、前記第1クランプ機構による前記保持部材の規制を行う第1軸制御手段と、
前記第1軸制御手段による制御と同時に又は制御後に、前記第2クランプ機構による前記保持部材の規制を解除することで、前記保持部材を前記第2軸周りに揺動させるとともに、所定時間経過後に、前記第2クランプ機構による前記保持部材の規制を行う第2軸制御手段と、
を備え、
前記第1軸制御手段及び前記第2軸制御手段による制御後に、前記第1軸及び前記第2軸のうち、前記第2軸のみが水平面上に有ることを特徴とする姿勢制御装置。 - 前記第1クランプ機構は、
前記保持部材の前記第1軸周りの回動に連動して、前記保持部材とともに前記第1軸周りに回動する係止部材と、
前記係止部材に対して接近及び離間する方向に移動可能に支持された可動部材と、
前記可動部材を前記係止部材側に付勢する弾性部材と、
前記可動部材を挟んで前記係止部材と対向する側に設けられた電磁石と、
を備え、
前記第1軸制御手段は、
前記電磁石に通電して前記可動部材を当該電磁石側に磁気吸着することで、前記可動部材を前記係止部材から離間させ、前記第1クランプ機構による前記保持部材の規制を解除するとともに、前記所定時間経過後に、前記電磁石への通電を停止して前記弾性部材の付勢力により前記可動部材を前記係止部材側に付勢させ、前記第1クランプ機構による前記保持部材の規制を行うことを特徴とする請求項1に記載の姿勢制御装置。 - 前記係止部材は、前記可動部材と対向する位置に溝部を有し、
前記可動部材は、前記溝部と嵌合する凸部を有し、
前記第1軸制御手段は、
前記弾性部材の付勢力により、前記可動部材の前記凸部を前記係止部材の前記溝部に嵌挿させて、当該凸部の外周面を前記溝部の内面に当接させることによって、前記第1クランプ機構による前記保持部材の規制を行うことを特徴とする請求項2に記載の姿勢制御装置。 - 前記第1クランプ機構による前記保持部材の規制を検出する第1クランプ検出手段と、
前記第1クランプ検出手段による検出結果を報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の姿勢制御装置。 - 前記第2クランプ機構は、
前記保持部材に対して接近及び離間する方向に移動可能に支持された第2可動部材と、
前記第2可動部材を前記保持部材側に付勢する第2弾性部材と、
前記第2可動部材を挟んで前記保持部材と対向する側に設けられた第2電磁石と、
を備え、
前記第2軸制御手段は、
前記第2電磁石に通電して前記第2可動部材を当該第2電磁石側に磁気吸着することで、前記第2可動部材を前記保持部材から離間させ、前記第2クランプ機構による前記保持部材の規制を解除するとともに、前記所定時間経過後に、前記第2電磁石への通電を停止して前記第2弾性部材の付勢力により前記第2可動部材を前記保持部材側に付勢させ、前記第2クランプ機構による前記保持部材の規制を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の姿勢制御装置。 - 前記第2クランプ機構による前記保持部材の規制を検出する第2クランプ検出手段と、
前記第2クランプ検出手段による検出結果を報知する第2報知手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の姿勢制御装置。 - 前記保持部材に、当該保持部材を振動させるための圧電素子が設けられ、
前記第2軸制御手段は、所定のタイミングで、前記圧電素子により前記保持部材を振動させることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の姿勢制御装置。
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