JP5300426B2 - 保健指導支援装置及び保健指導支援プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、企業、市町村等が定期的に実施する健康診断、成人病健診等の検査結果を基に行われる保健指導を支援する保健指導支援装置及び保健指導支援プログラムに関するものである。
健康診断には、学校、職場、地方公共団体が主体となって行う法令により年に1回の実施が義務付けられたものと、受診者の意思で任意に行われるものがあり、これらの健康診断においては、検査終了後に保健指導者による診察が行なわれる。医師による診察においては、検査結果の説明、疑われる疾患の説明などが行なわれ、その後に、保健師による保健指導が行なわれる。保健師による保健指導も検査結果を基に行われ、そこでは、いわゆる生活習慣病を予防または悪化を防止するための生活改善方法について説明が行なわれる。例えば、食事の改善、運動を行なうことによる改善方法などが説明される。
例えば日立市における“きらら”実験プロジェクト(http://www.nmda.or.jp/rio-net/library/jirei/mellow/hitatisi.html参照)の対面保健指導支援システムは、多くの自治体で保健婦により実施されている、生活習慣病予防のための「生活改善指導事業」を、パソコンで効果的に支援する。住民健診の結果「要指導」と判定された人や、心疾患(冠動脈疾患)の発症の可能性が高いハイリスク者に対する対面保健指導教室で活用される。このシステムは、指導対象者の健診データを予めパソコン内に取り込んでおき、さらに対象者の生活習慣問診データをパソコンに追加入力することで、循環器疾患の発症予測シミュレーションや、個人ごとの食生活や運動などの生活習慣改善のアドバイスを、パソコンの画面や紙に指導箋として出力するものである。
また、健康診断の結果・問診から対象者の指導プログラムが選択され、このプログラムに基づいて保健指導が行われるサービスも実施されている。問診すべき内容が、健診結果や対象者の意識に合わせて自動的に選択され、介入内容も自動的に表示されるため、保健婦の技量に依存することなく問診を行うことができる。また、問診回答により指導シナリオをあらかじめ定め、電話・電子メールなどを組み合わせた保健指導を実施することで、継続的な指導を可能としている。保健婦には、その日に行うべき内容がスケジュールとして表示され、電子メールなどの指導内容も自動的に生成されるため、時間をかけることなく漏れのない指導が可能となる。
従来、保健指導は、保健指導者が特別に指定した受診者、もしくは希望する受診者のみが対象とされていたが、昨今、生活習慣病予防の機運が高まっており、保健指導を受ける受診者の数が急増している。そのような中、保健指導を効果的、且つ、効率的に行なうことが求められている。
そこで、診断の効率化を図るとともに改善の継続性を確保し、より効果的に生活習慣を図るための指導を支援する健康指導支援システムが提案されている(特許文献1参照)。この健康指導支援システムは、患者が診察前に保健指導者が検査・診断結果を記入するととともに自らが問診事項に回答した質問票を、タッチパネルを操作しスキャナから読み込ませ、コンピュータで保健指導支援プログラムが実行されてプリンタから問診結果の要約、生活習慣改善のための目標やアドバイスが出力されるものである。
特開2004−21854号公報
従来技術では、予め定められた保健指導内容から、検査結果に基づいて好適と判断される保健指導が行われていた。しかしながら、そこでは、受診者の身体的特性や過去の指導実績等が考慮されていなかった。
本発明は、上記課題を鑑みなされたもので、受診者の身体的特性や、受診者本人、他受診者の過去の指導実績を考慮しつつ、より好適な保健指導プランを提示することで保健指導を支援する保健指導支援装置及び保健指導支援プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の本発明に係る保健指導支援装置は、健康診断における保健指導を支援する保健指導支援装置であって、受診者の健診結果を取得する取得手段と、前記健康診断の複数の検査項目のそれぞれと、前記複数の検査項目のそれぞれの健診結果に応じた異常度の判定内容と、指導項目と、を関連付けて記憶した第1の記憶手段と、前記取得手段により取得された健診結果に基づいて前記第1の記憶手段を参照して指導項目を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された指導項目による保健指導を受けた他の受診者の、前記抽出手段により抽出された指導項目に対応する検査項目の健診結果に基づいて指導項目について指導効果を算出する算出手段と、前記抽出手段により前記第1の記憶手段を参照して抽出された指導項目、及び前記算出手段により算出された指導効果に基づいて指導項目を選定する選定手段と、前記選定手段により選定された指導項目を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項記載の本発明に係る保健指導支援プログラムは、健康診断における保健指導を支援する保健指導支援プログラムであって、受診者の健診結果を取得する取得ステップと、前記健康診断の複数の検査項目のそれぞれと、前記複数の検査項目のそれぞれの健診結果に応じた異常度の判定内容と、指導項目と、を関連付けて第1の記憶手段に記憶させるステップと、前記取得ステップにて取得された健診結果に基づいて前記第1の記憶手段を参照して指導項目を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップにて抽出された指導項目による保健指導を受けた他の受診者の、前記抽出ステップにて抽出された指導項目に対応する検査項目の健診結果に基づいて指導項目について指導効果を算出する算出ステップと、前記抽出ステップにて前記第1の記憶手段を参照して抽出された指導項目、及び前記算出ステップで算出された指導効果に基づいて指導項目を選定する選定ステップと、前記選定ステップにて選定された指導項目を出力する出力ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明に係る保健指導支援装置及び保健指導支援プログラムによると、受診者の身体的特性や、受診者本人、他受診者の過去の指導実績を考慮しつつ、より好適な保健指導プランを提示することにより、保健指導を支援することが可能となる。
本発明に係る保健指導支援装置及び保健指導支援プログラムの実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。これらの保健指導支援装置及び保健指導支援プログラムは、保健指導者が受診者に保健指導を行う際、各々の受診者に対する推奨すべき保健指導項目の提示要求を受け付けて、健診システムから当該受診者の健康診断結果を取得し、それを基に推奨すべき保健指導項目を選定して保健指導者に対して出力することで、保健指導の支援を行う装置及びプログラムである。
図1は、本発明に係る保健指導支援装置1のシステム構成図である。保健指導支援装置1は、健康診断の際に健診結果を入力するための健診端末2と、健診端末2によって入力された各々の患者の健診結果を記憶し、要求に応じてこの健診結果を送信する健診サーバ3と、保健指導の際に健診サーバ3や保健指導支援サーバ5から健診結果や指導内容を取得して表示する保健指導端末4と、要求に応じて健診サーバ3から健診結果を取得して指導内容を作成し、この指導内容を保健指導端末4に送信する保健指導支援サーバ5と、を備えている。
健診サーバ3は、図2に示すように、各々の患者の健診結果を記憶する健診結果記憶手段10と、保健指導端末4または保健指導支援サーバ5の要求に応じて、健診結果記憶手段10から健診結果を取得し、この健診結果を保健指導端末4または保健指導支援サーバ5に対して送信する健診結果送信手段11と、を備えている。
健診結果記憶手段10は、検査項目が羅列された検査項目情報30を記憶している。検査項目情報30は、図3に示すように、身長、体重、肥満度、BMI等の身体計測項目31、血圧測定、心電図、心拍数、眼底検査、眼圧検査、視力検査、聴力検査、肺機能検査などの生理検査項目32、胸部X線、上部消化管X線、腹部超音波などのX線・超音波検査項目33、総蛋白、A/G、アルブミン、クレアチニン、尿酸、総コレストロール、HDLコレストロール、LDLコレストロール、中性脂肪、総ビリルビン、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ―GTP、ALP、血糖(空腹時)、HbA1c、ケントン体などの生化学検査項目34、赤血球、白血球、血色素、ヘマトクリット、血小板数、MCV、MCH、MCHCなどの血液学検査項目35、CRP、血液型(ABO)、血液型(Rh)、ガラス板法または凝集法、HBS抗原などの血清学検査項目36、蛋白、尿糖、沈渣、潜血、比重などの尿検査項目37、潜血などの便検査項目38、内科等の問診結果項目39等を含んで構成される。
また健診結果記憶手段10は、各々の患者ごとの健診結果を示す健診結果情報40を記憶している。健診結果情報40は、図4に示すように、受診者を識別するための個人番号41、受診者の氏名(漢字)42、受信者の氏名(カナ)43、健診日44に対して、検査項目情報30に記憶されている検査項目に対する健診結果を示す健診結果45がそれぞれ対応付けられた情報である。
保健指導端末4は、図5に示すように、保健指導者が文字列やコマンドを入力するためのキーボードやマウス等を備え、これらからの入力を受け付ける入力受付手段12と、入力受付手段12により受け付けられた情報に基づいて、健診サーバ3に対して健診結果の送信を要求するとともに、保健指導支援サーバ5に対して指導内容の送信を要求する健診結果要求手段13と、健診サーバ3から健診結果を受信するとともに、保健指導支援サーバ4から指導項目を受信する健診結果・指導項目受信手段14と、健診結果・指導項目受信手段14が受信した健診結果や指導項目をディスプレイ等に表示する表示手段15を備えている。
保健指導支援サーバ5は、図6に示すように、保健指導端末4から指導項目の要求を受信する指導案要求受付手段16と、指導案要求受付手段16が要求を受けたことに基づいて、指導項目を選定する指導項目選定手段17と、指導項目選定手段17が指導項目を選定する際に、健診サーバ3から健診結果を取得する健診結果取得手段18と、指導項目情報を記憶する指導項目記憶手段19と、指導項目選定手段17が指導項目を選定する際に、指導項目記憶手段19から所定の指導項目を抽出する指導項目抽出手段20と、指導実績情報を記憶している指導実績記憶手段21と、指導項目選定手段17が指導項目を選定する際に、指導実績記憶手段21から指導実績を抽出して指導効果を算出する指導効果算出手段22と、指導項目選定手段17により選定された指導項目を保健指導端末4に対して送信する指導項目送信手段23と、を備えている。
指導項目記憶手段19は、属性評価項目情報50、指導項目判定情報51、指導内容情報52を記憶している。属性評価項目情報50は、図7に示すように、疾病識別IDを示す疾病識別情報53に対して、検査項目IDを示す検査項目情報54がそれぞれ対応付けられた情報である。この情報は、各々の疾病に対して、評価に用いられる検査項目を対応付けるための情報である。
例えば図7によると、「糖尿病」の疾病識別情報53に対して「血糖値」、「BMI」、「ケントン体」の検査項目情報54が、「肝障害」の疾病識別情報53に対して「AST(GOT)」、「ALT(GPT)」、「ALP」の検査項目情報54がそれぞれ対応付けられている。これは、糖尿病の疾病に関しては、血糖値、BMI、ケントン体の診断結果に基づいて評価を行い、肝障害の疾病に関しては、AST(GOT)、ALT(GPT)、ALPの診断結果に基づいて評価を行うことを意味する。
指導項目判定情報51は、図8に示すように、指導項目IDを示す指導項目情報55に対して、検査項目IDを示す検査項目情報56、判定内容を示す判定内容情報57がそれぞれ対応付けられた情報である。この情報は、各々の検査項目に対して判定内容の通りに判定を行い、その判定結果に基づいて疾病の評価を行うための情報である。
例えば図8によると、「糖尿病−001」の指導項目情報55に対して、「尿蛋白」の検査項目情報56、「(±)以上」の判定内容情報57が、「糖尿病−001」の指導項目情報55に対して、「尿糖」の検査項目情報56、「(±)以上」の判定内容情報57がそれぞれ対応付けられている。これは、尿蛋白の診断結果が(±)以上であった場合に、糖尿病−001の指導項目について保健指導する必要があり、同様に、尿糖の診断結果が(±)以上であった場合に、糖尿病−001の指導項目について保健指導する必要があることを意味する。
指導内容情報52は、図9に示すように、指導項目IDを示す指導項目情報58に対して、指導内容を示す指導内容情報59、備考を示す備考情報60がそれぞれ対応付けられた情報である。この情報は、各々の指導項目に対して、指導内容を抽出するための情報である。指導項目は積極的介入指導、通常介入指導、簡易指導のようにランク付けがされているが、特に積極的介入指導が必要な指導項目において、備考が記されていると良い。
例えば図9によると、「糖尿病−001」の指導項目情報58に対して、「糖尿病概論」の指導内容情報59が、「糖尿病−010」の指導項目情報58に対して、「食事療法I」の指導内容情報59がそれぞれ対応付けられている。これは、糖尿病−001の指導を行う際には糖尿病概論の指導内容で指導を行い、糖尿病−010の指導を行う際には食事療法Iの指導内容で指導を行うことを意味する。
ここで、保健指導を行う際に、受診者が前もって健康診断を行っている必要がある。よって、まず始めに、受診者に対して健康診断を行う健診システムについて説明する。健診システムは、例えば健診端末2及び健診サーバ3を備えていて、予約業務、受付業務、データ入力業務、データ処理業務、データ出力・表示業務、請求業務、統計業務、保守業務から構成されているものとしている。
予約業務には、受診者の所属する団体に関する情報を登録する団体登録プログラム、その受診者の氏名等の受診者情報を登録する受診者登録プログラム、その受診者の受診コースおよび受診日時等の受診情報を登録する予約登録プログラムから構成される。健康診断結果を記憶するための健診結果データベースには、団体情報テーブルが記憶されている。この団体情報テーブルは、受診者が所属する団体(企業)の団体番号(企業識別コード)、団体名称(漢字、カタカナなど)、団体の住所、郵便番号、電話番号、FAX番号、E−MAILアドレス、代表者名、その団体に提供する健診コースを識別するための契約番号等の項目を含んで構成される。
受付業務は、受診者が健診施設を訪問したときに受付を行う受付登録プログラムから構成される。受付登録プログラムは、受診情報テーブルの中のステータスを「予約済み」から「受付済み」に書き換えるとともに、受付日時を更新する。さらに、データの更新者および更新日時が更新される。
データ入力業務は、受診者が健診施設において、問診結果を登録する問診結果登録プログラムと、予約・受付時に選択した健診コースに対応する検査を実施して、その検査結果を登録する検査結果登録プログラムから構成される。問診結果情報は、現在の健康状態(通院中の病名、現在の症状等)、過去の疾患情報、遺伝情報(例えば「父が高血圧」、「母が糖尿病」等)、生活習慣情報(食事、喫煙、睡眠、運動、労働、余暇等の習慣)などである。これらの問診結果も、健診結果として記憶される。
健診結果を記憶するための健診結果テーブルは、受診者を識別するための個人番号、受診者の氏名(漢字、カタカナ等)、健診日、健診場所、健診結果を示す項目等から構成される。健診結果としては、身長、体重、肥満度、BMI等の身体計測に関する項目、血圧測定、心電図、心拍数、眼底検査、眼圧検査、視力検査、聴力検査、肺機能検査などの生理検査に関する項目、胸部X線、上部消化管X線、腹部超音波などのX線・超音波検査に関する項目、総蛋白、A/G、アルブミン、クレアチニン、尿酸、総コレストロール、HDLコレストロール、LDLコレストロール、中性脂肪、総ビリルビン、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ―GTP、ALP、血糖(空腹時)、HbA1cなどの生化学検査に関する項目、赤血球、白血球、血色素、ヘマトクリット、血小板数、MCV、MCH、MCHCなどの血液学検査に関する項目、CRP、血液型(ABO)、血液型(Rh)、ガラス板法または凝集法、HBS抗原などの血清学検査に関する項目、蛋白、尿糖、沈渣、潜血、比重などの尿検査に関する項目、潜血などの便検査に関する項目、問診結果に関する項目等を含んで構成される。
なお、検査結果登録プログラムは、保健指導者が手入力するものであっても、記録媒体などのオフラインメディアや電気通信網を介して検査結果を読み取るものであっても、あるいは検査機器から直接データを受信するものであっても良い。
データ処理業務は、肥満度の計算や検査結果データについて予め検査項目ごとに設定された検査値判定閾値データを参照して異常の有無を判定した異常判定などを行う判定支援プログラムや、産業医等による所見入力のための読影支援プログラムなどから構成される。
データ出力・表示業務は、健診結果を受診者に通知・説明するための成績表(健康診断結果通知書など)を作成・印刷する成績表プログラムと、健診結果を受診者に画面上で説明するためのデータ表示プログラム、労働基準法等に定められた法定様式の帳票(健康診断個人票など)を作成・印刷するための法定帳票作成プログラムなどから構成される。
請求業務は、料金計算を行うための請求プログラムと、団体別の請求書を作成するための請求書作成プログラムから構成される。統計業務は、部門ごとの定期健康診断の受診者数、受診率、有所見者数、等の統計表を作成・印刷する統計プログラムから構成される。保守業務は、健診システムの各種マスタの設定や、ユーザ認証のためのアカウント管理を行うためのプログラムから構成されている。
基本的には、予約業務、受付業務、データ入力業務、データ処理業務、データ出力・表示業務、請求業務が健診を日常的なワークフローであり、請求業務や統計業務は月次・年次といった定期的に実施されるワークフローの2種類に分かれる。
なお、健診システムは、スタンドアローン(1台のコンピュータ上で動作させる)形式と、クライアント/サーバ(複数のコンピュータがネットワークを介して接続し分散して動作させる)形式をとることができる。クライアント/サーバ形式の場合には、健診結果データベースを管理するデータベース管理システムが動作するサーバと、そのデータベースにアクセスして業務を行うクライアントに分けることが可能である。
保健指導支援装置1は、この健診システムにより得られた健診結果に基づいて、保健指導者による保健指導を支援する。保健指導支援装置1がこの保健指導支援処理を行う手順を、図10及び図14に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、保健指導者の操作に基づいて保健指導端末4が保健指導支援処理を行う際の手順について、図10に示すフローチャートに基づいて説明する。以下、例えば「ステップS101」を「S101」のように、「ステップ」を省略して説明する。
始めに、保健指導端末4の表示手段15は、保健指導の対象となる受診者の選択を保健指導者に促すために、保健指導者が受診者を選択するための受診者選択画面70を表示する(S101)。受診者選択画面70は、例えば図11に示すように、受診者のリストが選択可能に表示された受診者表示欄70aと、受診者表示欄70aにおいて選択されている受診者を決定するための選択ボタン70bとを備えている。この例では、受診者の氏名、性別、年齢、受診コースが表示されている。受診コースとは、検査項目の組み合わせを示すものである。例えば、一日ドックでは、身長、体重、血液検査、胸部X線検査、腹部X線検査、眼底検査、眼圧検査が含まれる。保健指導者は、入力受付手段12のキーボードやマウス等を用いて受診者表示欄70aから受診者を選択した後に、選択ボタン70bを選択する。これにより、受診者の選択が完了する。
保健指導端末4の入力受付手段12は、ステップS101にて表示された受診者選択画面70において、受診者が選択されたか否かを判断する(S103)。この際、例えば受診者選択画面70において受診者が選択されて選択ボタン70bが選択されたことに基づいて、受診者が選択されたものと判断される。受診者が選択されていない場合(S103のNo)は、入力受付手段12は受診者が選択されるまで待機する。
受診者が選択された場合(S103のYes)は、保健指導端末4の健診結果・指導項目要求手段13は、健診サーバ3から健診結果を取得する(S105)。この際、健診結果・指導項目要求手段13の要求に基づいて、健診サーバ3の健診結果送信手段11が健診結果記憶手段10から、ステップS103にて選択された受診者に対応する健診結果を取得し、保健指導支援サーバ5にこの健診結果を送信することにより、健診結果・指導項目要求手段13は健診結果を取得する。
表示手段15は、ステップS105にて取得された健診結果を表示するための健診結果表示画面71を表示する(S107)。健診結果表示手段71は、例えば図12に示すように、健診結果を表示するための健診結果表示欄71aと、指導内容を要求するための指導入力ボタン71bとを備えている。保健指導者は、健診結果表示欄71aに表示された健診結果を確認し、ディスプレイに指導内容を表示させたい場合には、入力受付手段12のキーボードやマウス等を用いて指導入力ボタン71bを選択する。
入力受付手段12は、保健指導内容の要求が指示されたか否かを判断する(S109)。この際、例えば健診結果表示画面71の指導入力ボタン71bが選択されたことに基づいて、保健指導内容の要求が指示されたものと判断される。
保健指導内容の要求が指示された場合(S109のYes)は、健診結果・指導項目要求手段13は、保健指導支援サーバ5に対して、ステップS103にて選択された受診者に対する保健指導内容の要求を送信する(S111)。このとき、受診者を一意に識別する情報も併せて送信される。
保健指導支援サーバ5は、保健指導端末4から保健指導内容を要求されると、保健指導端末4に対して保健指導案を返信する。この処理についてはステップS201乃至S219において後述する。健診結果・指導項目受診手段14は、保健指導端末4から保健指導案を受信したか否かを判断する(S113)。保健指導案を受信していない場合(S113のNo)は、健診結果・指導項目受診手段14は保健指導案を受信するまで待機する。
保健指導案を受信した場合(S113のYes)は、表示手段15は、ステップS113にて受信した保健指導案を表示するための指導内容表示画面72を表示する(S115)。指導内容表示画面72は、例えば図13に示すように、指導項目のリストを表示するための指導項目リスト表示欄72aと、指導項目リスト表示欄72aにおいて選択されている指導項目の指導内容を表示するための指導内容表示欄72bと、保健指導案を作成するための条件を変更するための条件変更ボタン72cとを備えている。保健指導者が、入力受付手段12のキーボードやマウス等を用いて指導項目リスト表示欄72aから指導を行いたい指導項目を選択すると、指導内容表示欄72bに指導内容が表示される。この指導内容に基づいて、保健指導者は患者に対して保健指導を行う。なお、指導項目リスト表示欄72aにおいて、リストの上位から推奨順位が高いものを配置するようにすれば良い。また、推奨順位を表示しても構わない。
保健指導内容が要求されていない場合(S109のNo)、あるいはステップS115にて保健指導案を表示した後、表示手段15は、ステップS103にて選択された受診者に対する保健指導が終了したか否かを判断する(S117)。この際、例えば入力受付手段12のキーボードやマウス等を用いて所定の情報が入力されたり、画面が終了されたりすることに基づいて、保健指導が終了したものと判断される。
保健指導が終了されていない場合(S117のNo)は、入力受付手段12は、保健指導案の条件変更が指示されたか否かを判断する(S119)。この際、例えば指導内容表示画面72の条件変更ボタン72cが選択されたことに基づいて、保健指導内容の変更が指示されたものと判断される。
保健指導案の条件変更が指示されていない場合(S119のNo)は、ステップS119に戻って、再び表示手段15は、保健指導が終了されたか否かを判断する。保健指導案の条件変更が指示された場合(S119のYes)は、ステップS111に戻って、健診結果・指導項目要求手段13は、保健指導支援サーバ5に対して、ステップS103にて選択された受診者に対する保健指導内容の要求を、変更された条件と併せて送信する。なお、保健指導案の条件が変更される際、表示手段15は別の画面を表示し、その画面上で、後述する本発明の指導項目選定手段17が利用するパラメータを入力受付手段12が受け付けた情報に基づいて変更できるようにすれば良い。
保健指導が終了した場合(S117のYes)は、入力受付手段12は、次に保健指導の対象となる受診者がいるか否かを判断する(S121)。この際、例えば入力受付手段12のキーボードやマウス等を用いて所定の情報が入力されたり、または画面が終了された際に次受診者の選択を促し、この画面により次受診者が選択されたりしたことに基づいて、次の受診者がいるものと判断される。
次の受診者がいる場合(S121のYes)は、ステップS101に戻って、再び表示手段15は、保健指導者が受診者を選択するための受診者選択画面70を表示する。次の受診者がいない場合(S121のNo)には、保健指導端末4は保健指導支援処理を終了する。以上が保健指導端末4による保健指導支援処理である。
次に、保健指導支援サーバ5が保健指導端末4から保健指導内容の要求を受けた際に、保健指導内容を作成して保健指導端末4に対して返信する指導内容作成処理を行う際の手順について、図14に示すフローチャートに基づいて説明する。
始めに、保健指導支援サーバ5の指導案要求受付手段16は、保健指導端末5から保健指導案の要求を受け付けたか否かを判断する(S201)。この際、ステップS111にて保健指導端末により送信された要求を受信したことに基づいて、保健指導案の要求を受け付けたものと判断する。保健指導案の要求を受け付ける際、少なくとも、受診者の受診データを一意に識別する情報を受け付ける。例えば、受診者ID、受診日、受付番号が対応付けられたデータを受け付ける。その他、指導項目数の上限を受け付けても良いし、指導項目の選定の条件(後述する類似度、指導効果期待値の重み付け等)を受け付けても良い。
保健指導案の要求を受け付けていない場合(S201のNo)は、指導案要求受付手段16はそのまま待機する。指導案要求受付手段16が保健指導案の要求を受け付けた場合(S201のYes)は、健診結果取得手段18は、健診サーバ3から、ステップS103にて選択された受診者に関する健診結果を取得する(S203)。この際、健診結果取得手段18の要求に基づいて、健診サーバ3の健診結果送信手段11が健診結果記憶手段10から、ステップS201にて受信した受診者を一意に識別する情報に基づいて健診結果を取得し、保健指導支援サーバ5にこの健診結果を送信することにより、健診結果取得手段18は健診結果を取得する。
指導項目抽出手段20は、ステップS203にて取得された健診結果に基づいて、各々の検査項目に対して指導を行うべきか否かの判定を行う(S205)。この際、指導項目抽出手段20は、ステップS203にて取得された健診結果が、図8に示す指導項目判定情報51の各々の指導項目情報55に対する判定内容情報57の条件を満たしているか否かが判定される。
指導項目抽出手段20は、ステップS205における判定に基づいて、指導項目を抽出する(S207)。すなわち指導項目抽出手段20は、ステップS203にて取得された健診結果が判定内容情報57に示す条件を満たしていた場合に、その指導項目情報55を抽出する。
具体的には、指導項目抽出手段20は、受診者の健診結果のうち、判定結果が予め定義された値よりも悪い結果である検査項目ID(判定内容情報57を満たしている検査項目ID)、及びその判定結果を取得し、前記条件に合致する指導項目IDに基づいて、保健指導が必要な指導項目を指導項目記憶手段19から取得する。例えば図8に示す指導項目判定情報51によると、検査項目として、尿糖、ケントン体のいずれの判定結果も(±)以上であり、かつBMIが25以上であった場合には、指導項目ID「糖尿病―020」が選択されることになる。そして「糖尿病−020」の指導内容として、図9に示す指導内容情報52において「糖尿病−020」に対応付けられた「運動療法I」が取得される。取得された指導項目ID及び指導内容は、指導項目選定手段17に送信される。
なおこの時、取得条件としては、受診者を一意に特定する受診者IDだけでも良いし、受診者を一意に特定する受診者ID、及び、取得済み受診者の検査結果のうち、判定結果が予め定義された値よりも悪い結果である検査項目ID、及びその判定結果でも良い。処理速度の観点から後者が好ましい。取得される指導項目には、指導項目を一意に識別する値、例えば、指導項目IDが少なくとも含まれる。
次に、ステップS207にて抽出された指導項目が当該受診者に適しているか否かを判断するために、指導効果算出手段22は、当該受診者の属性情報を基に、この指導項目について実施した過去の指導実績を取得する。ここで特徴的な点は、以下の(1)乃至(3)である。
(1)予め定義された属性評価項目を用いて、受診者に類似した属性を持つ他の受診者のデータを評価対象に含める。評価項目を用いて、受診者間の距離を定義して、類似度とする。
(2)予め定められた類似度よりも大きな値を持つ、受診者の指導実績を指導実績記憶手段から取得し、指導効果期待値とする。
(3)算出された類似度と指導効果期待値とを対応付けて評価する。
なお、類似度の算出においては、例えば下記の(a)式に基づいて算出すれば良い。Xjiは、他受診者jの検査項目iの結果を、数値表現した値である。検査項目として、前記属性評価項目を用いれば良い。Yiは、当該受診者の検査項目iの結果を数値表現した値である。
[数1]
類似度=Σ(Xji − Yi) …(a)
指導効果の算出においては、算出された類似度が予め定義された値を下回る受診者の過去の指導実績を基に下記の(b)式により算出するが、これ以外の方法で算出しても良い。(b)式において、Xjiは、他受診者jの検査項目iの結果を、数値表現した値である。Tiは、検査項目iの目標値を、数値表現した値である。(b)式で計算した場合には、指導効果期待値の値が大きいほど、効果があることを示している。
[数2]
指導効果期待値=1−(Ti−Xji)/Ti…(b)
まず指導項目抽出手段20は、ステップS205における判定に基づいて、属性評価項目を取得する(S209)。すなわち指導項目抽出手段20は、ステップS207にて取得された指導項目を、指導項目記憶手段19に記憶されている属性評価項目情報50の疾病識別情報53と照合させて、指導項目に対応する検査項目情報54を取得する。例えば図7に示す属性評価項目情報50によると、例えばステップS207にて糖尿病(糖尿病−001や糖尿病−010等)の指導項目が抽出された場合に、糖尿病に関連付けられた血糖値、BMI、ケントン体の検査項目が取得される。
指導効果算出手段22は、ステップS209にて取得された属性評価項目に基づいて、健診結果が類似する他の受診者の過去の指導実績を指導実績記憶手段21から取得する(S211)。これは、ステップS207にて取得された指導項目が、当該受診者に対する指導項目として適切であるかどうかを確認するためである。
指導実績記憶手段21は、例えば図15に示すように、各々の患者について、検査項目IDを示す検査項目情報81、所定年(例えば2008年)における検査結果情報82、その所定年の前年(例えば2007年)における検査結果情報83、所定年の前年から所定年にかけて行った指導項目を示す指導項目情報84がそれぞれ対応付けられた指導実績情報80を記憶している。
例えば図15に示す指導実績情報80によると、糖尿病−001の保健指導を受けた所定の患者の2008年の検査結果は、血糖値が80、BMIが25、ケントン体が25であり、その前年である2007年の検査結果は、血糖値が70、BMIが20、ケントン体が25であったことを示す。この指導実績情報80に基づいて、指導効果期待値が算出される。
また指導実績記憶手段21は、例えば図16に示すように、検査項目IDを示す検査項目情報86に対して、各々の患者の検査結果を示す検査結果情報87がそれぞれ対応付けられた健診結果比較情報85を記憶している。
例えば図16に示す健診結果比較情報85によると、患者Aの健診結果において、血糖値が80、BMIが25、ケントン体が25であり、患者Bの健診結果において、血糖値が75、BMIが25、ケントン体が25であり、また、患者Cの健診結果において、血糖値が80、BMIが20、ケントン体が20であったことを意味する。この健診結果比較情報85に基づいて、類似度が算出される。
指導効果算出手段22は、健診結果比較情報85から、ステップS209にて抽出された各々の検査項目について、ステップS203にて取得された健診結果(ステップS103にて選択された受診者の健診結果)と類似する健診結果をもつ患者の健診結果を取得する。また指導効果算出手段22は、指導実績情報80から、ステップS209にて抽出された検査項目について、この患者の指導効果期待値を指導実績として取得する。この時、指導項目選定手段17は、受診者を一意に特定する受診者ID、先に取得した指導項目ID、保健指導対象となる検査項目及び、それに関連する検査項目の結果値を少なくとも指定して、指導効果算出手段22から指導効果の予測値を取得する。
指導効果算出手段22は、指導実績が取得できたか否かを判断する(S213)。この際、健診結果比較情報85から、ステップS203にて取得された健診結果(ステップS103にて選択された受診者の健診結果)と類似する健診結果をもつ患者の健診結果を取得できた場合、指導実績が取得できたものとする。例えばステップS209にて抽出された各々の検査項目について、類似度が所定値以内であれば類似しているものとして、この患者の指導実績が取得できるものとする。
指導実績が取得できなかった場合(S213のNo)は、指導効果算出手段22は、類似度を判断するための閾値(保健指導案を作成するための条件)を変更する(S215)。そして指導効果算出手段22は、ステップS211に戻って、健診結果が類似する他の受診者の過去の指導実績を指導実績記憶手段21から取得する。
指導実績が取得できた場合(S213のYes)は、指導効果算出手段22は、類似度と指導効果期待値から、指導実績の提示順を決定する(S217)。例えば図17に示すように、横軸を指導効果期待値とし、縦軸を類似度とし、それぞれ最大値が1となるように規格化して示したグラフ90を作成し、指導効果期待値が高くかつ類似度が高いものから順に(原点からの距離が大きい順に)推奨指導項目とし、この順で提示するように決定すると良い。あるいは、類似度、指導効果期待値にそれぞれ定数を乗じ重み付けを行い、同じく原点からの距離を算出し、その値が大きい順に推奨指導項目としても良い。例えば図17に示すグラフでは、○1のデータが最も指導効果期待値が大きく、類似度が高いので、最初に推奨する指導項目となる。次いで、○2のデータ、次に○3と○4が同列に推奨され、最後に○5のデータが推奨対象となる。
そして指導項目送信手段23は、ステップS207にて取得した指導項目を、ステップS213にて決定した提示順に並べ、これを保健指導案として保健指導端末5に送信する(S219)。この際、類似度を判断するための閾値(保健指導案を作成するための条件)を併せて送信すると良い。
このようにして保健指導支援装置1において、まず、保健指導案要求を先に説明した指導案要求受付手段により受け付ける。この要求は、保健指導端末4から送信される。次に、指導項目選定手段17は、当該受診者の健診結果を健診結果取得手段18から取得する。次に、指導項目選定手段17は、取得した健診結果が適正な値であるのか、異常な値であるのかの判定を行なう。次に、指導項目選定手段は、判定結果を基に、指導項目を先に説明した指導項目抽出手段20により、指導項目記憶手段19から取得する。次に、指導効果算出手段22は、指導項目選定手段20の要求を受けて、類似した属性を持つ受診者の過去の指導実績を、指導実績記憶手段21から取得する。
指導実績を取得できなかった場合には、先に説明した類似度を算出するための条件を緩やかなものに変更し、再度検索を行う。例えば、糖尿病が疑われる受診者の類似度を算出するための条件として、尿糖、ケントン体、BMIを属性値として検索して、予め定められた類似度の閾値を越える(似ている)受診者を抽出できなかった場合には、条件として尿糖、ケントン体のみを使用して検索を行えば良い。あるいは、類似度の閾値を下げて検索を行っても良い。
指導項目選定手段17は、類似度と指導効果期待値から、提示する(推奨する)順番を決定する。最後に、指導項目送信手段23は、指導項目選定手段17で生成された指導項目案を、保健指導端末4に送信する。
本発明に係る保健指導支援装置1及び保健指導支援プログラムによると、受診者の身体的特性と、受診者本人、他受診者の過去の指導実績を考慮しつつ、より好適な保健指導プランを提示することで保健指導を支援することが可能となる。
なお、健診結果取得手段18は、別の健診結果データベースから健診結果を取得しても良いし、同じ施設内に配置される別システムの健診結果データベースから健診結果を取得しても良いし、他の施設にある健診結果データベースからデータを取得しても良い。他の施設にある健診結果データベースからデータを取得する際には、より広域で一意に受診者を特定し得る被保険者番号を受診者IDとして使用すると良い。
また、保健指導支援装置1は、健診システムの一部機能としてシステム化されていることもあるが、本発明との関わりにおいては、前述した内容となんら変わりない。もちろん、本発明を健診システムの一部機能として捉えても良い。
本実施形態では、装置内部に発明を実施する機能が予め記録されている場合で説明をしたが、これに限らず、同様の機能をネットワークから装置にダウンロードしても良いし、同様の機能を記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。また、このように予めインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
本発明に係る保健指導支援装置のシステム構成図。 健診サーバを示すシステム構成図。 診断項目情報の一例を示すデータ構成図。 診断結果情報の一例を示すデータ構成図。 保健指導端末を示すシステム構成図。 保健指導支援サーバを示すシステム構成図。 属性評価項目情報の一例を示すデータ構成図。 指導項目判定情報の一例を示すデータ構成図。 指導内容情報の一例を示すデータ構成図。 保健指導端末による保健指導支援処理の手順を示すフローチャート。 受診者選択画面を示す画面図。 健診結果表示画面を示す画面図。 指導内容表示画面を示す画面図。 保健指導支援サーバによる指導内容作成処理の手順を示すフローチャート。 指導実績情報の一例を示すデータ構成図。 健診結果比較情報の一例を示すデータ構成図。 指導項目期待値−類似度を評価するためのグラフ。
符号の説明
1…保健指導支援装置,2…健診端末,3…健診サーバ,4…保健指導端末,5…保健指導支援サーバ,10…健診結果記憶手段,11…健診結果送信手段,12…入力受付手段,13…健診結果・指導項目要求手段,14…健診結果・指導項目受診手段,15…表示手段,16…指導案要求受付手段,17…指導項目選定手段,18…健診結果取得手段,19…指導項目記憶手段,20…指導項目抽出手段,21…指導実績記憶手段,22…指導効果算出手段,23…指導項目送信手段,30…検査項目情報,40…検査結果情報,50…属性評価項目情報,51…指導項目判定情報,52…指導内容情報,70…受診者選択画面,71…健診結果表示画面,72…指導内容表示画面,80…指導実績情報,85…健診結果比較情報,90…指導項目期待値−類似度のグラフ。

Claims (7)

  1. 健康診断における保健指導を支援する保健指導支援装置であって、
    受診者の健診結果を取得する取得手段と、
    前記健康診断の複数の検査項目のそれぞれと、前記複数の検査項目のそれぞれの健診結果に応じた異常度の判定内容と、指導項目と、を関連付けて記憶した第1の記憶手段と、
    前記取得手段により取得された健診結果に基づいて前記第1の記憶手段を参照して指導項目を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された指導項目による保健指導を受けた他の受診者の、前記抽出手段により抽出された指導項目に対応する検査項目の健診結果に基づいて指導項目について指導効果を算出する算出手段と、
    前記抽出手段により前記第1の記憶手段を参照して抽出された指導項目、及び前記算出手段により算出された指導効果に基づいて指導項目を選定する選定手段と、
    前記選定手段により選定された指導項目を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする保健指導支援装置。
  2. 前記出力手段は、前記算出手段により算出された指導効果に基づいて指導項目の出力順を決定し、この出力順で指導項目を出力することを特徴とする請求項1記載の保健指導支援装置。
  3. 前記他の受診者の過去の健康診断の健診結果を記憶する第2の記憶手段を備え、
    前記算出手段は、前記取得手段により取得された受診者の健診結果と前記他の受診者の健診結果との類似度を算出し、類似度が所定の閾値以上の健診結果である前記他の受診者が受けた前記保健指導の指導項目に対応する前記検査項目の前記健診結果に基づいて指導項目について指導効果期待値を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の保健指導支援装置。
  4. 前記算出手段は、前記第2の記憶手段に、類似度が所定値以上の受診者の検査結果が記憶されていなかった場合、前記所定の閾値を変更することを特徴とする請求項記載の保健指導支援装置。
  5. 健康診断における保健指導を支援する保健指導支援プログラムであって、
    受診者の健診結果を取得する取得ステップと、
    前記健康診断の複数の検査項目のそれぞれと、前記複数の検査項目のそれぞれの健診結果に応じた異常度の判定内容と、指導項目と、を関連付けて第1の記憶手段に記憶させるステップと、
    前記取得ステップにて取得された健診結果に基づいて前記第1の記憶手段を参照して指導項目を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにて抽出された指導項目による保健指導を受けた他の受診者の、前記抽出ステップにて抽出された指導項目に対応する検査項目の健診結果に基づいて指導項目について指導効果を算出する算出ステップと、
    前記抽出ステップにて前記第1の記憶手段を参照して抽出された指導項目、及び前記算出ステップで算出された指導効果に基づいて指導項目を選定する選定ステップと、
    前記選定ステップにて選定された指導項目を出力する出力ステップと、
    をコンピュータに行わせることを特徴とする保健指導支援プログラム。
  6. 前記出力ステップにて、前記算出ステップにて算出された指導効果に基づいて、指導項目の出力順を決定し、この出力順で指導項目を出力することを特徴とする請求項記載の保健指導支援プログラム。
  7. 前記算出ステップにて、前記取得ステップ取得された受診者の健診結果と前記他の受診者の健診結果との類似度を算出し、類似度が所定の閾値以上の健診結果である前記他の受診者が受けた前記保健指導の指導項目に対応する前記検査項目の前記健診結果から、指導項目について指導効果期待値を算出することを特徴とする請求項5または6に記載の保健指導支援プログラム。
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