JP7238705B2 - 診療支援方法、診療支援システム、学習モデルの生成方法、および、診療支援プログラム - Google Patents

診療支援方法、診療支援システム、学習モデルの生成方法、および、診療支援プログラム Download PDF

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本発明は、診療支援方法、診療支援システム、学習モデルの生成方法、および、診療支援プログラムに関する。
従来、医療に関する診断のための処理を行う診断処理装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、診断対象となる医療上の命題情報に対応する病名を判定する診断処理装置が開示されている。上記特許文献1に記載の診断処理装置は、医療における診断対象となる命題情報を取得し、この命題情報を解析して、症状を表す症状プロファイルを生成する。また、上記特許文献1に記載の診断処理装置は、病名とその病気において呈する可能性のある症状とが対応付けられているデータ(診断ルールベース)を構築する。そして、上記特許文献1に記載の診断処理装置は、症状プロファイルをもとに、診断ルールベースにおいて該当する症状を検索し、症状プロファイルに該当する病名の候補を特定する。
特開2017-167738号公報
ここで、上記特許文献1に記載されているような診断処理装置により出力される病名の候補(診断結果)は、上記特許文献1には明記されていないが、最終的な診断結果を示すのではなく、あくまでも、医師に対する支援的な情報である。そのため、人間である医師によって最終的な診断の決定がなされる必要がある。しかしながら、上記特許文献1に記載の診断処理装置では、医師が最終的な診断を決定(選択)する際に、ある症状に対して出力された診断結果(支援情報)が多岐にわたる場合、出力された診断結果(支援情報)に医師にとって不適切(不必要)な診断結果(支援情報)が多く含まれる場合があると考えられる。すなわち、医師の専門とする診療科とは無関係な支援情報など、医師にとって関連性の低い不適切(不必要)な支援情報が多く含まれる場合、出力された支援情報のうちから適切な支援情報を医師が判別する作業が必要となる。その場合、上記特許文献1に記載の診断処理装置を使用しても複数の支援情報に不適切な支援情報が含まれるため、最終的な診断を決定する医師の作業負担が軽減されにくいという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、複数の支援情報に基づいて医師が診断を行う際に、医師の作業負担をより軽減するとともに、より適切な支援情報を提示することが可能な診療支援方法、診療支援システム、学習モデルの生成方法、および、診療支援プログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における診療支援方法は、1または複数のコンピュータにより実行する診療支援方法であって、診断対象の症状に関する情報である症状情報と診断対象の臨床検査についての検査結果情報との少なくとも一方を含む情報である診察情報を取得するステップと、診察情報と病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された診察情報に対応する複数の支援情報を取得するステップと、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報と、複数の支援情報とが対応付けられた第2学習モデルに基づいて、複数の支援情報のうちから、特性情報に対応する病名情報を含む支援情報を取得するステップと、を備える。
この発明の第2の局面における診療支援システムは、診断対象の症状に関する情報である症状情報と診断対象の臨床検査についての検査結果情報との少なくとも一方を含む情報である診察情報を取得する診察情報取得部と、診察情報と病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された診察情報に対応する複数の支援情報を取得する支援情報取得部と、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報と、複数の支援情報とが対応付けられた第2学習モデルに基づいて、複数の支援情報のうちから、特性情報に対応する病名情報を含む支援情報を取得する支援情報選択部と、を備える。
この発明の第3の局面における学習モデルの生成方法は、1または複数のコンピュータにより実行する学習モデルの生成方法であって、診断対象の症状に関する情報である症状情報と診断対象の臨床検査についての検査結果情報との少なくとも一方を含む情報である診察情報と、病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された診察情報に対応する複数の支援情報を取得するステップと、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報を取得するステップと、複数の支援情報および特性情報に基づいて、特性情報に対応する支援情報を取得するための第2学習モデルを機械学習により生成するステップと、を備える。
この発明の第4の局面における診療支援プログラムは、診断対象の症状に関する情報である症状情報と診断対象の臨床検査についての検査結果情報との少なくとも一方を含む情報である診察情報を取得する制御と、診察情報と病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された診察情報に対応する複数の支援情報を取得する制御と、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報と、複数の支援情報とが対応付けられた第2学習モデルに基づいて、複数の支援情報のうちから、特性情報に対応する病名情報を含む支援情報を取得する制御と、をコンピュータに実行させる。
なお、「医師」とは医師および歯科医師などを含む医療従事者を意味する。また、「医療施設」とは、病院、診療所、および、歯科医院などを含む医療を提供する施設を意味する。
この発明の上記第1の局面における診療支援方法、上記第2の局面における診療支援システム、および、上記第4の局面における診療支援プログラムでは、診察情報と病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された診察情報に対応する複数の支援情報を取得する。そして、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報と、複数の支援情報とが対応付けられた第2学習モデルに基づいて、複数の支援情報のうちから、特性情報に対応する病名情報を含む支援情報を取得する。これにより、医師は、第1学習モデルにより取得された複数の支援情報に対して、さらに、第2学習モデルにより不適切(不必要)な支援情報が予め除外された状態で診断を行うことができる。すなわち、第1学習モデルのみによって支援情報を取得する場合に比べて、医師は、医師にとってより適切な支援情報が選択された状態で診断を決定することができる。その結果、第1学習モデルによって複数(多数)の支援情報が出力された場合においても、診断を行う際の医師の負担をより軽減することができる。また、医師は、複数の支援情報に基づいて診断を決定する際に、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報に対応するように取得されたより適切な支援情報に基づいて診断(最終的な診断)を適切に行うことができる。これらの結果、複数の支援情報に基づいて医師が診断を行う際に、医師の作業負担をより軽減するとともに、より適切な支援情報を提示することができる。
また、この発明の第3の局面における、学習モデルの生成方法では、上記のように、診察情報と、病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された診察情報に対応する複数の支援情報を取得するステップを備える。そして、複数の支援情報および特性情報に基づいて、特性情報に対応する支援情報を取得するための第2学習モデルを機械学習により生成するステップをさらに備える。これにより、複数の支援情報のうちから、医師および医療施設の少なくとも一方に関する情報である特性情報に対応したより適切な支援情報を取得することが可能な第2学習モデルを生成することができる。つまり、第1学習モデルにより取得された複数(多数)の支援情報について、生成された第2学習モデルに基づいて、不要であるとされた支援情報が予め除外された状態で、医師に診断を行わせることができる。すなわち、第1学習モデルのみによって支援情報を取得する場合に比べて、医師は、医師にとってより適切な支援情報を選択された状態で診断を決定することができる。その結果、第1の局面における診療支援方法、第3の局面における診療支援システム、および、第4の局面における診療支援プログラムと同様に、第1学習モデルによって複数(多数)の支援情報が出力された場合においても、より適切な支援情報が提示されるとともに、診断する際の医師の負担をより軽減することができる。
第1実施形態による診療支援システムの構成を説明するための図である。 第1実施形態による診療支援システムにおいて、複数の診療支援装置について説明するための図である。 第1実施形態による診療支援システムにおいて、機能的構成を説明するための図である。 第1実施形態による診療支援システムにおいて、診察情報取得部について説明するための図である。 第1実施形態による診療支援システムにおいて、支援情報取得部について説明するための図である。 第1実施形態による診療支援システムにおいて、支援情報選択部について説明するための図である。 第1実施形態による診療支援システムにおいて、表示部の表示について説明するための図である。 第1実施形態による第2学習モデルの生成について説明するためのフローチャートである。 第1実施形態による診療支援システムの制御を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態による診療支援システムにおいて、機能的構成を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1~図7を参照して、本発明の第1実施形態による診療支援システム100、および、診療支援方法、学習モデルの生成方法について説明する。
(第1実施形態による診療支援システムの構成)
図1に示すように、第1実施形態における診療支援システム100は、複数の診療支援装置1とサーバ2とによって構成されている。診療支援装置1は、ネットワークNを介して、サーバ2と通信可能に構成されている。なお、診療支援装置1は、特許請求の範囲の「通信端末」の一例である。
図2に示すように、診療支援装置1は、診療所や病院などの医療施設に配置されている。診療支援装置1は、コンピュータ11と、操作部12と、表示部13とを含む。
コンピュータ11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などを有する。コンピュータ11は、所定のソフトウェア(プログラム)がインストールされたパーソナルコンピュータ、ワークステーション、または、複数台のコンピュータからなるコンピュータシステムなどによって構成されうる。そして、コンピュータ11には、電子カルテシステムが構築されている。
電子カルテシステムは、医師、歯科医師による診療録(カルテ)や看護記録、その他の医療従事者による診療記録をデータベースとして一括して電子カルテとして電子的に保存・管理するためのシステムである。電子カルテシステムを用いることによって、医療従事者の事務作業の効率化や、情報管理の一元化を図ることが可能である。
操作部12は、キーボード、マウスなどにより構成されている。また、操作部12は、コンピュータ11に接続されており、コンピュータ11に対する情報の入力操作を受け付ける。
表示部13は、液晶ディスプレイなどのディスプレイモニタを含む。また、表示部13は、コンピュータ11に接続されており、コンピュータ11によって出力された情報を表示するように構成されている。
サーバ2は、複数の診療支援装置1とネットワークNを介して通信可能なように構成されている。たとえば、サーバ2は、クラウド(クラウドコンピューティング)上に構築されており、インターネットを介して複数の診療支援装置1の各々と情報を送受信するように構成されている。
(第1実施形態による診療支援システムの機能的な構成)
図3に示すように、第1実施形態による診療支援システム100において、診療支援装置1は、診察情報取得部10、支援情報選択部30、特性情報データベース31、第2学習モデル生成部32、決定情報取得部40、決定情報データベース41、および、第2学習モデル更新部42を含む。また、サーバ2は、支援情報取得部20、医療情報データベース21、第1学習モデル生成部22、統計情報取得部50、統計情報データベース51、および、第1学習モデル更新部52を含むように構成されている。
診察情報取得部10、支援情報取得部20、第1学習モデル生成部22、支援情報選択部30、第2学習モデル生成部32、決定情報取得部40、第2学習モデル更新部42、統計情報取得部50、および、第1学習モデル更新部52は、診療支援プログラム(ソフトウェア)として構成されている。すなわち、診療支援装置1に含まれるコンピュータ11が、診療支援プログラム(ソフトウェア)を実行することによって、診察情報取得部10、支援情報選択部30、第2学習モデル生成部32、決定情報取得部40、および、第2学習モデル更新部42として機能するように構成されている。そして、サーバ2が診療支援プログラム(ソフトウェア)を実行することによって、支援情報取得部20、医療情報データベース21、第1学習モデル生成部22、統計情報取得部50、および、第1学習モデル更新部52として機能するように構成されている。
ここで、本実施形態では、図4に示すように、診察情報取得部10は、診断対象の症状に関する情報である症状情報A1と診断対象の臨床検査についての検査結果情報A2との少なくとも一方を含む情報である診察情報Aを取得する。具体的には、診察情報取得部10は、コンピュータ11に構築された電子カルテシステムに対して入力された、症状情報A1と検査結果情報A2との少なくとも一方を含む診察情報Aを取得する。そして、診療支援装置1は、取得した診察情報Aをサーバ2に対して送信する。
症状情報A1は、診断対象による症状についての訴えである主訴と、担当の医師による症状についての見解である所見と、を含む文章(テキストデータ)について、形態素解析を行うことによって生成された診断対象の症状に関する情報である。具体的には、担当の医師が診断対象を診察することによって、診断対象による症状の訴えや、担当の医師による症状の診察結果が、電子カルテ上に文章として入力される。そして、入力された文章が、名詞、形容詞、および、動詞などの形態素に分解される。そして、分解された形態素について解析を行うことによって、診断対象の症状を表す情報である症状情報A1が取得される。なお、症状情報A1は、自由文による入力に限らず、テンプレートから症状に関する情報を選択することによって取得されるように構成されていてもよい。
検査結果情報A2は、診断対象に対して行われた臨床検査の結果を示す情報である。たとえば、検査結果情報A2は、採血、採尿、血圧測定などによって取得された診断対象の生体情報(赤血球数、尿pH値、血圧など)を電子カルテ上に記録した情報を含む。また、検査結果情報A2は、X線撮影によって撮影されたX線画像や、病変部位の画像を含み、取得された画像を解析して得られた病変部位の形状および面積などの情報も含む。
なお、電子カルテに記録される情報は、操作部12に対する操作によって入力されるように構成してもよいし、臨床検査を行う装置Pをコンピュータ11に接続することによって、臨床検査を行う装置Pから出力される信号を取得することにより記録されるように構成してもよい。
支援情報取得部20は、図5に示すように、診察情報Aと病名情報B1を含む複数の支援情報Bとが対応付けられた第1学習モデルM1に基づいて、取得された診察情報Aに対応する複数の支援情報Bを取得する。なお、支援情報Bは、病名情報B1に加えて、病名情報B1に対応する処置情報B2aおよび処方情報B2bの少なくとも一方を含む処置処方情報B2を含む。すなわち、支援情報取得部20は、第1学習モデルM1に基づいて、診察情報取得部10によって取得された診察情報Aが入力されたことに応じて、入力された診察情報Aに対応する支援情報Bを複数出力する。具体的には、診察情報Aに含まれる症状情報A1および検査結果情報A2の少なくとも一方に基づいて、症状情報A1に含まれる症状を示す可能性のある病名と、検査結果情報A2に含まれる検査結果を呈する可能性のある病名と、に対応する複数の病名情報B1を出力するとともに、出力された複数の病名情報B1に対応する複数の処置処方情報B2を合わせて出力する。
医療情報データベース21は、第1学習モデル生成部22が第1学習モデルM1を生成する際に参照される参照データが保存されているデータベースである。医療情報データベース21における参照データは、予め収集された医療情報に関するビッグデータである。具体的には、医療情報データベース21には、参照データとして、様々な医療機関から収集した医療情報についてのビッグデータが含まれている。たとえば、医療情報データベース21には、複数の病気に関する複数の診察情報Aと、複数の診察情報Aに対応する複数の支援情報Bがビッグデータとして保存されている。また、医療情報データベース21は、ネットワークNを介して取得された情報によって更新される。
支援情報Bは、病名情報B1および処置処方情報B2の両方を含む。病名情報B1は、疾病、疾患、および、症候群などに加え、怪我や障害なども含む医療行為の対象となる診断対象の状態の名称を表す情報である。処置処方情報B2は、病名情報B1に対応する処置情報B2aと処方情報B2bの少なくとも一方を含む。処置情報B2aは、病名情報B1に対応する処置の方法に関する情報である。すなわち、処置情報B2aは、病名情報B1に対応する、医師が行う怪我や病気に対する手当ての方法についての情報である。また、処方情報B2bは、病名情報B1に対応した処方に関する情報である。すなわち、病名情報B1に対応する、診断対象の病気・怪我などの症状に応じた医薬品の調合および服用法の指示に関する情報である。
第1学習モデル生成部22は、医療情報データベース21に保存されている参照データに基づいて、機械学習によって第1学習モデルM1を生成する。第1学習モデルM1は、診察情報Aと支援情報Bとを対応づけるために機械学習によって生成された学習モデルである。第1学習モデルM1は、診察情報Aを入力データとして、入力された診察情報Aに対応する複数の支援情報Bを出力するように構成されている。
支援情報選択部30は、図6に示すように、第2学習モデルM2に基づいて、複数の支援情報Bのうちから、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを選択して取得する。すなわち、支援情報選択部30は、第2学習モデルM2に基づいて、支援情報取得部20によって取得された複数の支援情報Bに対してフィルタリングを行うことによって、特性情報Cに対応する支援情報Bを選択(推定)して出力する。たとえば、支援情報取得部20によって10個の支援情報Bが取得された場合、支援情報選択部30は、特性情報Cに対応する3個~5個の支援情報Bを第2学習モデルM2に基づいて選択する。
特性情報データベース31は、第2学習モデル生成部32が第2学習モデルM2を生成する際に参照される特性情報Cが保存されているデータベースである。また、複数の診療支援装置1の各々が、各々の診療支援装置1を使用する担当の医師ごと、および、担当の医療施設ごと、の少なくとも一方についての特性情報Cを特性情報データベース31に保存するように構成されている。また、特性情報データベース31に保存された特性情報Cの各々は、後述する決定支援情報Dと関連付けられてサーバ2に保存される。
特性情報Cは、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である。具体的には、特性情報Cは、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の地域および診療科についての情報を含む。たとえば、担当の医師についての特性とは、担当の医師の性別や、専門とする診療科や、担当の医師個人が病名判断に利用する検査値(血圧、尿pH、赤血球数など)や、病変部位の形状・面積や、担当の医師個人の習慣について、などを含む。また、担当の医療施設についての特性とは、担当の医療施設の位置する地域や、都道府県や、医療施設の規模について、などを含む。
第2学習モデル生成部32は、特性情報データベース31に保存されている特性情報Cに基づいて、機械学習によって第2学習モデルM2を生成する。つまり、担当の医師ごと、および、担当の医療施設ごとの少なくとも一方について、第2学習モデルM2が、それぞれ生成される。また、第2学習モデル生成部32は、ネットワークNを介してサーバ2により取得された複数の医師および医療施設の少なくとも一方についての複数の特性情報Cおよび後述する複数の決定支援情報Dに基づいて、第2学習モデルM2を生成する。第2学習モデルM2は、複数の支援情報Bを入力データとして、特性情報Cに対応する支援情報Bを選択(推定)して出力するように構成されている。なお、第2学習モデルM2の詳細については後述する。
図7に示すように、診療支援装置1は、第2学習モデルM2に基づいて、特性情報Cに対応する支援情報Bを、医師が決定可能なように表示部13に表示して推薦する。具体的には、電子カルテシステムにおいて入力された診察情報Aに基づいて、特性情報Cに対応するように選択された支援情報Bである病名情報B1が表示される。担当の医師による操作部12に対する入力操作(マウスによるクリック操作など)によって、表示された病名情報B1のうちから、1つの病名情報B1が決定される。そして、表示部13には、決定された病名情報B1に対応する処置処方情報B2が病名情報B1に合わせて表示される。表示された処置処方情報B2のうちから、1つの処置処方情報B2が、同様に担当の医師によって決定される。
図3に示すように、決定情報取得部40は、取得された特性情報Cに対応する支援情報Bのうちから、医師により決定された支援情報Bを診察情報Aと関連付けて決定支援情報Dとして取得する。すなわち、決定情報取得部40は、診察情報取得部10によって取得された診察情報Aと、支援情報選択部30によって出力された選択された支援情報Bのうちから担当の医師によって決定された支援情報Bとを、関連付けて決定支援情報Dとして取得する。つまり、担当の医師によって入力された診察情報Aと担当の医師によって決定された支援情報Bとが、関連付けられて決定支援情報Dとして取得される。具体的には、表示部13に表示された特性情報Cに対応する支援情報Bのうちから担当の医師によって決定された病名情報B1が、診察情報Aと関連付けられて決定病名情報D1として取得される。また、表示部13に表示された特性情報Cに対応する支援情報Bのうちから担当の医師によって決定された処置処方情報B2が、診察情報Aと関連付けられて決定処置処方情報D2として取得される。
決定情報データベース41は、決定病名情報D1と決定処置処方情報D2とを含む決定支援情報Dが保存されているデータベースである。また、決定情報データベース41では、サーバ2との通信によって、複数の診療支援装置1によって取得された決定支援情報Dが保存される。すなわち、決定情報データベース41では、サーバ2との通信によって、複数の医師の各々によって決定された支援情報Bを含む複数の決定支援情報Dが合わせて保存される。
第2学習モデル更新部42は、決定支援情報Dに基づいて第2学習モデルM2を更新する。また、第2学習モデル更新部42は、複数の医師および医療施設の少なくとも一方の各々に対応する複数の第2学習モデルM2に基づいて取得された決定支援情報Dに応じて、第2学習モデルM2を更新する。また、第2学習モデル更新部42は、更新される際に、特性情報Cに基づいて、複数の第2学習モデルM2の各々の決定支援情報Dに対して重みづけを付与するように第2学習モデルM2を更新する。第2学習モデルM2の更新について詳細は後述する。
統計情報取得部50は、複数の診療支援装置1によって取得された複数の決定支援情報Dと特性情報Cとを含む統計情報Eを取得する。すなわち、統計情報取得部50は、複数の医師の各々による決定支援情報Dを含む統計情報Eを取得する。また、複数の診療支援装置1の各々によって取得された特性情報Cについても合わせて取得する。すなわち、統計情報取得部50は、複数の医師および医療施設の少なくとも一方について、特性情報Cと決定支援情報Dとが関連付けられた情報である統計情報Eを取得する。また、統計情報Eは、統計情報データベース51に保存される。
第1学習モデル更新部52は、生成された第1学習モデルM1を更新する。具体的には、複数の第2学習モデルM2に基づいて取得された複数の決定処置処方情報D2に基づいて第1学習モデルM1を更新する。すなわち、複数の医師の決定によって取得された複数の決定処置処方情報D2に基づいて、統計情報データベース51が更新される。そして、更新された統計情報データベース51に基づいて、第1学習モデルM1が更新される。たとえば、複数の医師による決定処置処方情報D2に基づいて、統計的に頻度の高い処置および処方を重視して処置処方情報B2を出力するように第1学習モデルM1を更新する。そして、更新された第1学習モデルM1に基づいて、複数の処置処方情報B2を含む支援情報Bが出力される。
(第2学習モデルの生成について)
図6に示すように、第2学習モデルM2は、特性情報Cと、複数の支援情報Bとが対応付けられるように、機械学習によって生成される。つまり、第2学習モデルM2は、支援情報取得部20によって出力された複数の支援情報Bに対してフィルタリングを行い、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方に対応するように、支援情報Bを選択して取得するために機械学習によって生成された学習モデルである。たとえば、協調フィルタリングを用いて、複数の支援情報Bに対してフィルタリングを行う。
第2学習モデル生成部32は、特性情報Cに基づいて特徴量を抽出する。具体的には、第2学習モデル生成部32は、担当の医師ごと、および、担当の医療施設ごと、の少なくとも一方についての特性情報Cに基づいて、特徴量を抽出する。また、第2学習モデル生成部32は、同様に、ネットワークNを介してサーバ2より取得された複数の特性情報Cに基づいて、特徴量を抽出する。そして、抽出された特徴量に基づいて、複数の診療支援装置1同士についての類似度が取得される。そして、特性情報Cおよび決定支援情報Dと、類似度とに基づいて、第2学習モデルM2が生成される。つまり、類似度の高い特性を有する診療支援装置1についての決定支援情報Dに重みづけがされた状態で、複数の決定支援情報Dに基づいて第2学習モデルM2が生成される。すなわち、担当の医師と近しい特性を持つ医師がある症状に対してどのような診断の決定を行ったかということについての情報に基づいて、支援情報Bを選択するように第2学習モデルM2は生成される。
(第2学習モデルの生成に関する制御処理)
次に、図8を参照して、第1実施形態による第2学習モデルM2の生成方法に関する制御処理フローについて説明する。
まず、ステップ101において、診察情報Aに対応する複数の支援情報Bが取得される。
次に、ステップ102において、複数の診療支援装置1によって取得された、特性情報Cと決定支援情報Dとが関連付けられた情報である統計情報Eが複数取得される。
次に、ステップ103において、担当の医師および担当の医療施設に関する特性情報Cが取得される。
次に、ステップ104において、特性情報Cおよび統計情報Eに基づいて、特徴量が抽出され、類似度が取得される。
次に、ステップ105において、第2学習モデル生成部32によって、複数の支援情報Bおよび特性情報Cに基づいて、特性情報Cに対応する支援情報Bを取得するための第2学習モデルM2が機械学習によって生成される。
(第2学習モデルの更新について)
図3に示すように、担当の医師による決定支援情報Dに基づいて、第2学習モデルM2は更新される。すなわち、担当の医師による支援情報Bに対する決定が行われるたびに、第2学習モデルM2が更新される。そして、担当の医師による決定支援情報Dと複数の診療支援装置1によって取得された複数の統計情報Eとに基づいて、特徴量が抽出され、類似度が取得される。つまり、担当の医師による決定支援情報Dが取得されるたびに、類似度についての更新が行われることによって第2学習モデルM2の更新が行われる。また、複数の医師および医療施設の少なくとも一方の各々に対応する複数の第2学習モデルM2に基づいて取得された決定支援情報Dに応じて、第2学習モデルM2が更新される。そして、複数の第2学習モデルM2の各々の決定支援情報Dに対して重みづけを付与するように第2学習モデルM2が更新される。つまり、複数の診療支援装置1によって取得された複数の特性情報Cおよび決定支援情報Dについて、決定支援情報Dが更新されると、類似度が更新される。類似度が更新されると、類似度の高い特性を有する診療支援装置1についての統計情報Eに重みづけがされた状態で、複数の統計情報Eに基づいて第2学習モデルM2が更新される。すなわち、類似度の高い特性を有する診療支援装置1によって取得された決定支援情報Dに対して重みづけを付与した状態で第2学習モデルM2が更新される。
(第1実施形態による医療支援方法に関する制御処理)
次に、図9を参照して、第1実施形態による医療支援方法に関する制御処理フローについて説明する。
まず、ステップ301において、診察情報取得部10によって、診察情報Aが取得される。
次に、ステップ302において、支援情報取得部20によって、診察情報Aと支援情報Bとが対応付けられた第1学習モデルM1に基づいて、取得された診察情報Aに対応する複数の支援情報Bが取得される。
次に、ステップ303において、支援情報選択部30によって、特性情報Cと、複数の支援情報Bとが対応付けられた第2学習モデルM2に基づいて、複数の支援情報Bのうちから、特性情報Cに対応する病名情報B1および処置処方情報B2を含む支援情報Bが選択されて取得される。
次に、ステップ304において、特性情報Cに対応する支援情報Bが、医師が決定可能なように表示部13に表示されて推薦される。
次に、ステップ305において、取得された特性情報Cに対応する支援情報Bのうちから、医師により決定された病名情報B1を含む決定病名情報D1が取得される。
次に、ステップ306において、取得された特性情報Cに対応する支援情報Bのうちから、医師により決定された処置処方情報B2を含む決定処置処方情報D2が取得される。
次に、ステップ307において、複数の診療支援装置1によって取得された複数の統計情報EがネットワークNを介してサーバ2より取得される。
次に、ステップ308において、第2学習モデル更新部42によって、決定病名情報D1および決定処置処方情報D2を含む決定支援情報Dに基づいて、第2学習モデルM2が更新される。また、第2学習モデル更新部42によって、複数の医師および医療施設の少なくとも一方の各々に対応する複数の第2学習モデルM2に基づいて取得された決定病名情報D1および決定処置処方情報D2を含む決定支援情報Dに応じて、第2学習モデルM2が更新される。また、更新される際に、特性情報Cに基づいて、複数の第2学習モデルM2の各々に基づいて取得された決定病名情報D1および決定処置処方情報D2を含む決定支援情報Dに対して重みづけを付与するように第2学習モデルM2が更新される。
次に、ステップ309において、複数の第2学習モデルM2に基づいて取得された複数の決定処置処方情報D2に応じて第1学習モデルM1が更新される。
上記のように、ステップ301~309の処理を行うことによって、第1学習モデルM1および第2学習モデルM2が更新される。すなわち、診療支援システム100を繰り返して動作させることによって更新された第1学習モデルM1および更新された第2学習モデルM2に基づいて制御処理がなされる。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態の診療支援システム100、診療支援方法、および、診療支援プログラムは、上記のように、診断対象の症状に関する情報である症状情報A1と診断対象の臨床検査についての検査結果情報A2との少なくとも一方を含む情報である診察情報Aを取得する診察情報取得部10と、診察情報Aと病名情報B1を含む複数の支援情報Bとが対応付けられた第1学習モデルM1に基づいて、取得された診察情報Aに対応する複数の支援情報Bを取得する支援情報取得部20と、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報Cと、複数の支援情報Bとが対応付けられた第2学習モデルM2に基づいて、複数の支援情報Bのうちから、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得する支援情報選択部30と、を備える。また、第1実施形態の診療支援システム100では、上記の構成によって、診察情報Aと病名情報B1を含む複数の支援情報Bとが対応付けられた第1学習モデルM1に基づいて、取得された診察情報Aに対応する複数の支援情報Bを取得する支援情報取得部20と、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報Cと、複数の支援情報Bとを対応付けられた第2学習モデルM2に基づいて、複数の支援情報Bのうちから、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得する。これにより、医師は、第1学習モデルM1により取得された複数の支援情報Bに対して、さらに、第2学習モデルM2により不適切(不必要)な支援情報Bが予め除外された状態で診断を行うことができる。すなわち、第1学習モデルM1のみによって支援情報Bを取得する場合に比べて、医師は、医師にとってより適切な支援情報Bが選択された状態で診断を決定することができる。その結果、第1学習モデルM1によって複数(多数)の支援情報Bが出力された場合においても、診断を行う際の医師の負担をより軽減することができる。また、医師は、複数の支援情報Bに基づいて診断を決定する際に、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報Cに対応するように取得されたより適切な支援情報Bに基づいて診断(最終的な診断)を適切に行うことができる。これらの結果、複数の支援情報Bに基づいて医師が診断を行う際に、医師の作業負担をより軽減するとともに、より適切な支援情報Bを提示することができる。
また、第1実施形態では、以下のように構成したことによって、更なる効果が得られる。
すなわち、第1実施形態では、支援情報Bは、病名情報B1に加えて、病名情報B1に対応する処置情報B2aおよび処方情報B2bの少なくとも一方を含む処置処方情報B2を含み、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得するステップ303は、病名情報B1および処置処方情報B2の両方を含む支援情報Bを取得するステップ303である。これにより、病名情報B1のみならず、病名情報B1に対応する処置処方情報B2を支援情報Bとして出力することができる。すなわち、医師は、病名情報B1に加えて処置処方情報B2を支援情報Bとして取得することができる。また、第2学習モデルM2に基づいて、処置処方情報B2も含めて担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方に対応する支援情報Bとなるように取得される。すなわち、担当の医師および担当の医療施設の特性をより考慮した処置法・処方を提示することができる。そのため、複数の支援情報B(処置処方情報B2)に対して、医師にとってより適切な処置処方情報B2を選択して提示することができるため、診断を決定する際の医師の作業負担をより一層軽減することができる。
また、第1実施形態では、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得するステップ303は、医師および医療施設の少なくとも一方の地域および診療科を含む特性情報Cに対応する支援情報Bを取得するステップ303である。これにより、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方が位置する地域に対応した支援情報Bと、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方が属する診療科に対応した支援情報Bとを、複数の支援情報Bのうちから取得することができる。その結果、担当の医師および担当の医療施設の特性を考慮して、より適切な支援情報Bを取得することができる。このため、複数の支援情報Bから最終的な診断を決定する際に、医師は、より適切な支援情報Bに基づいて診断を決定することができる。
また、第1実施形態では、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得するステップ303よりも後に、特性情報Cに対応する支援情報Bを、医師が決定可能なように表示して推薦するステップ304をさらに備える。これにより、医師は、表示された支援情報Bを視認することによって、第2学習モデルM2に基づいて推薦された支援情報Bを確認することができる。このため、特性情報Cに対応した支援情報Bを視認しながら診断を容易に決定することができる。その結果、診断を決定する際の医師の負担をより一層軽減させることができる。また、上記第1実施形態のように、医師により決定された支援情報Bが電子カルテに自動的に入力される場合には、電子カルテに対しての入力する作業による負担を軽減することができる。
また、第1実施形態では、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得するステップ303よりも後に、取得された特性情報Cに対応する支援情報Bのうちから医師により決定された病名情報B1を含む決定病名情報D1を取得するステップ305と、決定病名情報D1に基づいて、第2学習モデルM2を更新するステップ308と、をさらに備える。これにより、医師によって取得された支援情報Bに対する決定が行われるたびに、新たな決定病名情報D1を取得することができる。すなわち、医師による決定が行われるたびに、第2学習モデルM2が更新されていくこととなる。そのため、医師による決定が行われるほど、担当の医師および担当の医療施設の特性を考慮したより適切な支援情報Bが選択されて取得することができるようになる。その結果、医師による決定が行われるほど、選択された支援情報Bが担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方にとってより適切な情報となるため、選択された支援情報Bに基づいて医師が診断を行う際の作業負担をより一層軽減することができる。
また、第1実施形態では、第2学習モデルM2を更新するステップ308は、複数の医師および医療施設の少なくとも一方の各々に対応する複数の第2学習モデルM2に基づいて取得された決定病名情報D1に基づいて、第2学習モデルM2を更新するステップ308である。これにより、複数の医師の各々によって決定された病名情報B1を含む複数の決定病名情報D1に基づいて、第2学習モデルM2を更新することができる。そのため、医師の専門とする診療科以外の症例や、医師の経験のない症例についても、他の医師の決定病名情報D1を取得することによって第2学習モデルM2を更新することができる。その結果、医師にとって経験が少ない症例に関する情報についても支援情報Bとして出力することができるため、経験の少ない症例を診断する際により適切な情報を提供することができる。
また、第1実施形態では、第2学習モデルM2を更新するステップ308は、更新される際に、特性情報Cに基づいて、複数の第2学習モデルM2の各々の決定病名情報D1に対して重みづけを付与するように第2学習モデルM2を更新するステップ308である。これにより、複数の医師および複数の医療施設の少なくとも一方に関する複数の特性情報Cに基づいて、同じ診療科であるなどの類似度が高い特性同士では重みづけを大きくするとともに、類似度が低い特性同士では重みづけを小さくした状態で、第2学習モデルM2を更新することができる。すなわち、近しい特性(類似度が高い特性)をもつ医師および医療施設の少なくとも一方によって取得された決定病名情報D1を重視して第2学習モデルM2を更新することができる。その結果、医師にとって特性の近い他の医師の決定に基づいて支援情報Bを選択するように第2学習モデルM2を更新することができるため、医師が診断を決定する際に、より適切な支援情報Bを提示することができる。
また、第1実施形態では、支援情報Bは、病名情報B1に加えて、病名情報B1に対応する処置情報B2aおよび処方情報B2bの少なくとも一方を含む処置処方情報B2を含み、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得するステップ303よりも後に、取得された特性情報Cに対応する支援情報Bのうちから医師により決定された処置処方情報B2を含む決定処置処方情報D2を取得するステップ306と、決定処置処方情報D2に基づいて、第2学習モデルM2を更新するステップ308と、をさらに備える。これにより、病名情報B1に加えて処置処方情報B2においても、診断を決定するたびに取得される決定処置処方情報D2に基づいて第2学習モデルM2が更新されることとなる。そのため、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に合わせた処置・処方が含まれる支援情報Bが選択されるように第2学習モデルM2を更新することができる。その結果、医師および医療施設の少なくとも一方にとって、より適した支援情報Bが選択されるため、処置・処方についても決定する際の作業負担をより一層軽減することができる。
また、第1実施形態では、第2学習モデルM2を更新するステップ308は、複数の医師および医療施設の少なくとも一方の各々に対応する複数の第2学習モデルM2に基づいて取得された決定処置処方情報D2に応じて、第2学習モデルM2を更新するステップ308である。これにより、複数の医師の各々によって決定された複数の処置処方情報B2を含む複数の決定処置処方情報D2に基づいて第2学習モデルM2を更新することができる。そのため、ある症例に対して、複数の医師が行う処置・処方についての情報を支援情報Bとして取得することができる。その結果、医師および医療施設の少なくとも一方にとって経験の少ない症例に、より適切な処置・処方を支援情報Bによって提示することができる。
また、第1実施形態では、第2学習モデルM2を更新するステップ308は、更新される際に、特性情報Cに基づいて、複数の第2学習モデルM2の各々の決定処置処方情報D2に対して重みづけを付与するように第2学習モデルM2を更新するステップ308である。これにより、複数の医師および複数の医療施設の少なくとも一方に関する複数の特性情報Cに基づいて、同じ診療科であるなどの類似度が高い特性同士では重みづけを大きくするとともに、類似度が低い特性同士では重みづけを小さくした状態で、第2学習モデルM2を更新することができる。すなわち、近しい特性(類似度が高い特性)をもつ医師および医療施設の少なくとも一方によって取得された決定処置処方情報D2を重視して第2学習モデルM2を更新することができる。その結果、病名(症例)に対して、特性の近い他の医師が行う処置・処方を重視して支援情報Bが選択されるようになるため、医師にとって処置・処方を決定する際に、より適切な支援情報Bを提示することができる。
また、第1実施形態では、決定された処置処方情報B2を含む決定処置処方情報D2を取得するステップ306よりも後に、複数の第2学習モデルM2に基づいて取得された複数の決定処置処方情報D2に応じて第1学習モデルM1を更新するステップ309、をさらに備え、診察情報Aに対応する複数の支援情報Bを取得するステップ302は、更新された第1学習モデルM1に基づいて、複数の支援情報Bを取得するステップ302である。これにより、複数の医師によって決定された処置処方情報B2を含む複数の決定処置処方情報D2に基づいて第1学習モデルM1が更新されるので、たとえば、複数の医師における処置・処方の使用率についての情報を取得することができる。そして、複数の医師によって行われている処置・処方についての情報がくり返し更新されることとなるため、同じ症例に対して、統計的に頻度が高い処置・処方を支援情報Bとして取得することができる。その結果、処置・処方に関して、よく用いられている方法を取得することができるので、医師がより適切な方法について調査する手間を削減することができる。
また、第1実施形態では、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得するステップ303は、複数の支援情報Bのうちから、特性情報Cに対応する支援情報Bを選択して取得するステップ303である。これにより、第2学習モデルM2に基づいて、複数の支援情報Bのうちから、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方に対応する支援情報Bを選択するとともに、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方に対応しない支援情報Bを除外することができる。その結果、第1学習モデルM1に基づいて出力された複数の支援情報Bより、点数の少ない支援情報Bが第2学習モデルM2に基づいて出力されるため、取得された支援情報Bに基づいて診断を行う際の医師の作業負担をより一層軽減することができる。
また、第1実施形態では、取得した診察情報Aを送信する複数の診療支援装置1(通信端末)と、複数の診療支援装置1とネットワークNを介して通信可能なように構成されたサーバ2をさらに備え、サーバ2は、支援情報取得部20を含むように構成されている。これにより、サーバ2は、遠隔地に配置されている複数の診療支援装置1から、診察情報Aを取得することができる。そのため、遠隔地に配置されている複数の診療支援装置1によって取得された複数の診察情報Aによって、ビッグデータを生成するとともに、第1学習モデルM1を更新させることができる。その結果、更新された第1学習モデルM1によって診断結果としてより精度の高い支援情報Bを取得することができるようになる。また、サーバ2に第1学習モデルM1を備えさせておくことによって、診療支援装置1の各々について第1学習モデルM1を備えていなくとも、サーバ2との通信によって、取得された診察情報Aに対応する複数の支援情報Bを取得することができる。その結果、診療支援装置1の構成が複雑化することを抑制することができる。
また、第1実施形態では、第2学習モデルM2を生成するステップ104は、病名情報B1に加えて、病名情報B1に対応する処置情報B2aおよび処方情報B2bの少なくとも一方を含む処置処方情報B2を含む支援情報Bを取得するための第2学習モデルM2を生成するステップ104である。これにより、病名情報B1のみならず、病名情報B1に対応する処置処方情報B2を支援情報Bとして出力することができる。すなわち、医師は、病名情報B1に加えて処置処方情報B2を支援情報Bとして取得することができる。また、第2学習モデルM2に基づいて、処置処方情報B2も含めて担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方に対応する支援情報Bとなるように取得される。すなわち、担当の医師および担当の医療施設の特性をより考慮した処置法・処方を提示することができる。そのため、複数の支援情報B(処置処方情報B2)に対して、医師にとってより適切な処置処方情報B2を選択して提示することができるため、診断を決定する際の医師の作業負担をより一層軽減することができる。
また、第1実施形態では、取得された特性情報Cに対応する支援情報Bのうちから、医師により決定された支援情報Bを決定支援情報Dとして取得する制御と、決定支援情報Dに基づいて、第2学習モデルM2を更新する制御とを、コンピュータ11にさらに実行させる。これにより、医師によって取得された支援情報Bに対する決定が行われるたびに、新たな決定支援情報Dを取得することができる。すなわち、医師による決定が行われるたびに、第2学習モデルM2が更新されていくこととなる。そのため、医師による決定が行われるほど、担当の医師および担当の医療施設の特性を考慮したより適切な支援情報Bが選択されて取得することができるようになる。その結果、医師による決定が行われるほど、選択された支援情報Bが担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方にとってより適切な情報となるため、選択された支援情報Bに基づいて医師が診断を行う際の作業負担をより一層軽減することができる。
[第2実施形態]
図10を参照して、第2実施形態による診療支援システム200の構成について説明する。この第2実施形態は、第2学習モデル生成部32を備えるように構成された第1実施形態とは異なり、担当の医師とは異なる医師による決定に基づいて取得された決定支援情報Dによって、学習がなされた第2学習モデルM202を予め備えるように構成されている。なお、図中において、上記第1実施形態と同様の構成の部分には、同一の符号を付して図示するとともに説明を省略する。
(第2実施形態による診療支援システム200の構成)
図10に示すように、本発明の第2実施形態による診療支援システム200は、診療支援装置201を備えるように構成されている。
具体的には、診療支援装置201は、コンピュータ211と、第2学習モデルM202とを含む。コンピュータ211は、学習がなされた第2学習モデルM202を取得するように構成されている。そして、学習がなされた第2学習モデルM202に基づいて、支援情報取得部20によって出力された複数の支援情報Bのうちから、特性情報Cに対応した支援情報Bを選択して取得するように構成されている。また、第2学習モデルM202は、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性と、類似度の高い特性を有する医師および医療施設による決定支援情報Dに基づいて生成されている。なお、第2実施形態のその他の構成については、第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、担当の医師とは異なる医師による決定に基づいて取得された決定支援情報Dによって、学習がなされた第2学習モデルM2を予め備えるように構成されている。このように構成すれば、はじめから、学習がなされた状態で、複数の支援情報Bのうちから、特性情報Cに対応する支援情報Bを選択することができる。また、第2学習モデルM202が、類似度の高い特性を有する医師による決定支援情報Dに基づいて生成されているため、担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する特性情報Cにより対応した支援情報Bが選択することができる。その結果、繰り返し担当の医師による決定がなされる前に、特性情報Cに対応した支援情報Bを選択することができるため、第2学習モデルM202を更新する手間を軽減することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、機械学習によって生成された第2学習モデルM2に基づいて、複数の支援情報Bのうちから、特性情報Cに対応した支援情報Bを選択する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、特性情報Cに基づいて、特性情報Cと支援情報Bとが関連付けられたルールベースを予め取得させておくことによって、複数の支援情報Bのうちから、特性情報Cに対応する支援情報Bを選択してフィルタリングを行うようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、複数の診療支援装置1を備える例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、1つの診療支援装置1を備えるように構成するように構成してもよい。すなわち、複数の診療支援装置1による特性情報Cおよび決定支援情報Dに基づいて第2学習モデルM2を更新するのではなく、1つの診療支援装置1における担当の医師による特性情報Cおよび決定支援情報Dに基づいて第2学習モデルM2を更新するように構成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、1つの診療支援装置1において1つの第2学習モデルM2を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。1つの診療支援装置1を複数の医師で利用する場合、複数の医師の各々について特性情報Cを取得するとともに、複数の医師の各々について第2学習モデルM2を生成するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、電子カルテシステムに対する入力によって診察情報Aを取得する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、診療支援のみを目的としたアプリケーションを用いて診察情報Aを取得するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、支援情報Bは、病名情報B1に加えて、病名情報B1に対応する処置情報B2aおよび処方情報B2bの少なくとも一方を含む処置処方情報B2を含み、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得するステップは、病名情報B1および処置処方情報B2の両方を含む支援情報Bを取得するステップである例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、支援情報Bを、処置処方情報B2を含まず、病名情報B1のみを含むように構成してもよい。
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得するステップは、医師および医療施設の少なくとも一方の地域および診療科を含む特性情報Cに対応する支援情報Bを取得するステップである例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、特性情報Cに、担当の医療施設の位置する地域についての情報を含ませないようにしてもよい。
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得するステップよりも後に、特性情報Cに対応する支援情報Bを、医師が決定可能なように表示して推薦するステップをさらに備える例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、表示部13に対する表示によって、医師に対して支援情報Bを提示するのではなく、紙面に印刷することによって支援情報Bを出力するようにしてもよい。また、支援情報Bが音声によって出力されるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得するステップよりも後に、取得された特性情報Cに対応する支援情報Bのうちから医師により決定された病名情報B1を含む決定病名情報D1を取得するステップと、決定病名情報D1に基づいて、第2学習モデルM2を更新するステップと、をさらに備える例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、決定病名情報D1ではなく、入力された診察情報Aに基づいて第2学習モデルM2を更新するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、取得された特性情報Cに対応する支援情報Bのうちから、医師により決定された支援情報Bを診察情報Aと関連付けて決定支援情報Dとして取得する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、医師により決定された支援情報Bを、第1学習モデルM1に基づいて取得された複数の支援情報Bと関連付けて決定支援情報Dとして取得するように構成してもよい。
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、第2学習モデルM2を更新するステップは、複数の医師および医療施設の少なくとも一方に対応する複数の第2学習モデルM2に基づいて取得された決定病名情報D1に応じて、第2学習モデルM2を更新するステップである例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、複数の第2学習モデルM2に基づいて取得された決定病名情報D1に加えて、複数の第2学習モデルM2に基づいて取得された特性情報Cに対応した支援情報Bに基づいて第2学習モデルM2が更新されるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、第2学習モデルM2を更新するステップは、更新される際に、特性情報Cに基づいて、複数の第2学習モデルM2の各々の決定病名情報D1に対して重みづけを付与するように第2学習モデルM2を更新するステップである例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、複数の決定病名情報D1について重みづけを行わずに、複数の決定病名情報D1を均等に用いて第2学習モデルM2を更新するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、決定された処置処方情報B2を含む決定処置処方情報D2を取得するステップよりも後に、複数の第2学習モデルM2に基づいて取得された複数の決定処置処方情報D2に応じて第1学習モデルM1を更新するステップ、をさらに備え、診察情報Aに対応する複数の支援情報Bを取得するステップは、更新された第1学習モデルM1に基づいて、複数の支援情報Bを取得するステップである例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、複数の決定処置処方情報D2に加えて複数の決定病名情報D1を用いて第1学習モデルM1を更新するようにしてもよい。また、医療情報データベース21が更新されることによって、第1学習モデルM1が更新されるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、特性情報Cに対応する病名情報B1を含む支援情報Bを取得するステップは、複数の支援情報Bのうちから、特性情報Cに対応する支援情報Bを選択して取得するステップである例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、特性情報Cに基づいて、複数の支援情報Bの表示する並び順を変更するようにして、特性情報Cに対応する支援情報Bを提示するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、取得した診察情報Aを送信する複数の診療支援装置1(通信端末)と、複数の診療支援装置1とネットワークNを介して通信可能なように構成されたサーバ2をさらに備え、サーバ2は、支援情報取得部20を含むように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、支援情報取得部20が、診療支援装置1に設けられるようにしてもよい。また、サーバ2に、支援情報取得部20に加えて、支援情報選択部30が設けられるように構成してもよい。
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、サーバ2はクラウド(クラウドコンピューティング)上に構築される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、サーバ2が1つのハードウェアに構築されるようにしてもよい。
[態様]
上記した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(項目1)
診断対象の症状に関する情報である症状情報と前記診断対象の臨床検査についての検査結果情報との少なくとも一方を含む情報である診察情報を取得するステップと、
前記診察情報と病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された前記診察情報に対応する前記複数の支援情報を取得するステップと、
担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報と、前記複数の支援情報とが対応付けられた第2学習モデルに基づいて、前記複数の支援情報のうちから、前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップと、を備える、診療支援方法。
(項目2)
前記支援情報は、前記病名情報に加えて、前記病名情報に対応する処置情報および処方情報の少なくとも一方を含む処置処方情報を含み、
前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップは、前記病名情報および前記処置処方情報の両方を含む前記支援情報を取得するステップである、項目1に記載の診療支援方法。
(項目3)
前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップは、前記担当の医師および前記担当の医療施設の少なくとも一方の地域および診療科を含む前記特性情報に対応する前記支援情報を取得するステップである、項目1または2に記載の診療支援方法。
(項目4)
前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップよりも後に、前記特性情報に対応する前記支援情報を、前記医師が決定可能なように表示して推薦するステップをさらに備える、項目1~3のいずれか1項に記載の診療支援方法。
(項目5)
前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップよりも後に、取得された前記特性情報に対応する前記支援情報のうちから前記医師により決定された前記病名情報を含む決定病名情報を取得するステップと、
前記決定病名情報に基づいて、前記第2学習モデルを更新するステップと、をさらに備える、項目1~4のいずれか1項に記載の診療支援方法。
(項目6)
前記第2学習モデルを更新するステップは、複数の前記医師および前記医療施設の少なくとも一方に対応する複数の前記第2学習モデルに基づいて取得された前記決定病名情報に応じて、前記第2学習モデルを更新するステップである、項目5に記載の診療支援方法。
(項目7)
前記第2学習モデルを更新するステップは、更新される際に、前記特性情報に基づいて、前記複数の第2学習モデルの各々に基づいて取得された前記決定病名情報に対して重みづけを付与するように前記第2学習モデルを更新するステップである、項目6に記載の診療支援方法。
(項目8)
前記支援情報は、前記病名情報に加えて、前記病名情報に対応する処置情報および処方情報の少なくとも一方を含む処置処方情報を含み、
前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップよりも後に、取得された前記特性情報に対応する前記支援情報のうちから前記医師により決定された前記処置処方情報を含む決定処置処方情報を取得するステップと、
前記決定処置処方情報に基づいて、前記第2学習モデルを更新するステップと、をさらに備える、項目1~7のいずれか1項に記載の診療支援方法。
(項目9)
前記第2学習モデルを更新するステップは、複数の前記医師および前記医療施設の少なくとも一方に対応する複数の前記第2学習モデルに基づいて取得された前記決定処置処方情報に応じて、前記第2学習モデルを更新するステップである、項目8に記載の診療支援方法。
(項目10)
前記第2学習モデルを更新するステップは、更新される際に、前記特性情報に基づいて、前記複数の第2学習モデルの各々に基づいて取得された前記決定処置処方情報に対して重みづけを付与するように前記第2学習モデルを更新するステップである、項目9に記載の診療支援方法。
(項目11)
決定された前記処置処方情報を含む前記決定処置処方情報を取得するステップよりも後に、複数の前記第2学習モデルに基づいて取得された複数の前記決定処置処方情報に応じて前記第1学習モデルを更新するステップ、をさらに備え、
前記診察情報に対応する複数の前記支援情報を取得するステップは、更新された前記第1学習モデルに基づいて、複数の前記支援情報を取得するステップである、項目8~10のいずれか1項に記載の診療支援方法。
(項目12)
前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップは、前記複数の支援情報のうちから、前記特性情報に対応する前記支援情報を選択して取得するステップである、項目1~11のいずれか1項に記載の診療支援方法。
(項目13)
診断対象の症状に関する情報である症状情報と前記診断対象の臨床検査についての検査結果情報との少なくとも一方を含む情報である診察情報を取得する診察情報取得部と、
前記診察情報と病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された前記診察情報に対応する前記複数の支援情報を取得する支援情報取得部と、
担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報と、前記複数の支援情報とが対応付けられた第2学習モデルに基づいて、前記複数の支援情報のうちから、前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得する支援情報選択部と、を備える、診療支援システム。
(項目14)
取得した前記診察情報を送信する複数の通信端末と、
前記複数の通信端末とネットワークを介して通信可能なように構成されたサーバをさらに備え、
前記サーバは、前記支援情報取得部を含むように構成されている、項目13に記載の診療支援システム。
(項目15)
診断対象の症状に関する情報である症状情報と前記診断対象の臨床検査についての検査結果情報との少なくとも一方を含む情報である診察情報と、病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された前記診察情報に対応する前記複数の支援情報を取得するステップと、
担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報を取得するステップと、
前記複数の支援情報および前記特性情報に基づいて、前記特性情報に対応する前記支援情報を取得するための第2学習モデルを機械学習により生成するステップと、を備える、学習モデルの生成方法。
(項目16)
前記第2学習モデルを生成するステップは、前記病名情報に加えて、前記病名情報に対応する処置情報および処方情報の少なくとも一方を含む処置処方情報を含む前記支援情報を取得するための前記第2学習モデルを生成するステップである、項目15に記載の学習モデルの生成方法。
(項目17)
診断対象の症状に関する情報である症状情報と前記診断対象の臨床検査についての検査結果情報との少なくとも一方を含む情報である診察情報を取得する制御と、
前記診察情報と病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された前記診察情報に対応する前記複数の支援情報を取得する制御と、
担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報と、前記複数の支援情報とが対応付けられた第2学習モデルに基づいて、前記複数の支援情報のうちから、前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得する制御と、をコンピュータに実行させる、診療支援プログラム。
(項目18)
取得された前記特性情報に対応する前記支援情報のうちから、前記医師により決定された前記支援情報を決定支援情報として取得する制御と、
前記決定支援情報に基づいて、前記第2学習モデルを更新する制御とを、前記コンピュータにさらに実行させる、項目17に記載の診療支援プログラム。
100、200 診療支援システム
1、201 診療支援装置(通信端末)
2 サーバ
10 診察情報取得部
20 支援情報取得部
30 支援情報選択部
A 診察情報
B 支援情報
C 特性情報
D 決定支援情報
M1 第1学習モデル
M2、M202 第2学習モデル

Claims (18)

  1. 1または複数のコンピュータにより実行する診療支援方法であって、
    診断対象の症状に関する情報である症状情報と前記診断対象の臨床検査についての検査結果情報との少なくとも一方を含む情報である診察情報を取得するステップと、
    前記診察情報と病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された前記診察情報に対応する前記複数の支援情報を取得するステップと、
    担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報と、前記複数の支援情報とが対応付けられた第2学習モデルに基づいて、前記複数の支援情報のうちから、前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップと、を備える、診療支援方法。
  2. 前記支援情報は、前記病名情報に加えて、前記病名情報に対応する処置情報および処方情報の少なくとも一方を含む処置処方情報を含み、
    前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップは、前記病名情報および前記処置処方情報の両方を含む前記支援情報を取得するステップである、請求項1に記載の診療支援方法。
  3. 前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップは、前記担当の医師および前記担当の医療施設の少なくとも一方の地域および診療科を含む前記特性情報に対応する前記支援情報を取得するステップである、請求項1または2に記載の診療支援方法。
  4. 前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップよりも後に、前記特性情報に対応する前記支援情報を、前記医師が決定可能なように表示して推薦するステップをさらに備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の診療支援方法。
  5. 前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップよりも後に、取得された前記特性情報に対応する前記支援情報のうちから前記医師により決定された前記病名情報を含む決定病名情報を取得するステップと、
    前記決定病名情報に基づいて、前記第2学習モデルを更新するステップと、をさらに備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の診療支援方法。
  6. 前記第2学習モデルを更新するステップは、複数の前記医師および前記医療施設の少なくとも一方に対応する複数の前記第2学習モデルに基づいて取得された前記決定病名情報に応じて、前記第2学習モデルを更新するステップである、請求項5に記載の診療支援方法。
  7. 前記第2学習モデルを更新するステップは、更新される際に、前記特性情報に基づいて、前記複数の第2学習モデルの各々に基づいて取得された前記決定病名情報に対して重みづけを付与するように前記第2学習モデルを更新するステップである、請求項6に記載の診療支援方法。
  8. 前記支援情報は、前記病名情報に加えて、前記病名情報に対応する処置情報および処方情報の少なくとも一方を含む処置処方情報を含み、
    前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップよりも後に、取得された前記特性情報に対応する前記支援情報のうちから前記医師により決定された前記処置処方情報を含む決定処置処方情報を取得するステップと、
    前記決定処置処方情報に基づいて、前記第2学習モデルを更新するステップと、をさらに備える、請求項1~7のいずれか1項に記載の診療支援方法。
  9. 前記第2学習モデルを更新するステップは、複数の前記医師および前記医療施設の少なくとも一方に対応する複数の前記第2学習モデルに基づいて取得された前記決定処置処方情報に応じて、前記第2学習モデルを更新するステップである、請求項8に記載の診療支援方法。
  10. 前記第2学習モデルを更新するステップは、更新される際に、前記特性情報に基づいて、前記複数の第2学習モデルの各々に基づいて取得された前記決定処置処方情報に対して重みづけを付与するように前記第2学習モデルを更新するステップである、請求項9に記載の診療支援方法。
  11. 決定された前記処置処方情報を含む前記決定処置処方情報を取得するステップよりも後に、複数の前記第2学習モデルに基づいて取得された複数の前記決定処置処方情報に応じて前記第1学習モデルを更新するステップ、をさらに備え、
    前記診察情報に対応する複数の前記支援情報を取得するステップは、更新された前記第1学習モデルに基づいて、複数の前記支援情報を取得するステップである、請求項8~10のいずれか1項に記載の診療支援方法。
  12. 前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得するステップは、前記複数の支援情報のうちから、前記特性情報に対応する前記支援情報を選択して取得するステップである、請求項1~11のいずれか1項に記載の診療支援方法。
  13. 診断対象の症状に関する情報である症状情報と前記診断対象の臨床検査についての検査結果情報との少なくとも一方を含む情報である診察情報を取得する診察情報取得部と、
    前記診察情報と病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された前記診察情報に対応する前記複数の支援情報を取得する支援情報取得部と、
    担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報と、前記複数の支援情報とが対応付けられた第2学習モデルに基づいて、前記複数の支援情報のうちから、前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得する支援情報選択部と、を備える、診療支援システム。
  14. 取得した前記診察情報を送信する複数の通信端末と、
    前記複数の通信端末とネットワークを介して通信可能なように構成されたサーバをさらに備え、
    前記サーバは、前記支援情報取得部を含むように構成されている、請求項13に記載の診療支援システム。
  15. 1または複数のコンピュータにより実行する学習モデルの生成方法であって、
    診断対象の症状に関する情報である症状情報と前記診断対象の臨床検査についての検査結果情報との少なくとも一方を含む情報である診察情報と、病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された前記診察情報に対応する前記複数の支援情報を取得するステップと、
    担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報を取得するステップと、
    前記複数の支援情報および前記特性情報に基づいて、前記特性情報に対応する前記支援情報を取得するための第2学習モデルを機械学習により生成するステップと、を備える、学習モデルの生成方法。
  16. 前記第2学習モデルを生成するステップは、前記病名情報に加えて、前記病名情報に対応する処置情報および処方情報の少なくとも一方を含む処置処方情報を含む前記支援情報を取得するための前記第2学習モデルを生成するステップである、請求項15に記載の学習モデルの生成方法。
  17. 診断対象の症状に関する情報である症状情報と前記診断対象の臨床検査についての検査結果情報との少なくとも一方を含む情報である診察情報を取得する制御と、
    前記診察情報と病名情報を含む複数の支援情報とが対応付けられた第1学習モデルに基づいて、取得された前記診察情報に対応する前記複数の支援情報を取得する制御と、
    担当の医師および担当の医療施設の少なくとも一方の特性に関する情報である特性情報と、前記複数の支援情報とが対応付けられた第2学習モデルに基づいて、前記複数の支援情報のうちから、前記特性情報に対応する前記病名情報を含む前記支援情報を取得する制御と、をコンピュータに実行させる、診療支援プログラム。
  18. 取得された前記特性情報に対応する前記支援情報のうちから、前記医師により決定された前記支援情報を決定支援情報として取得する制御と、
    前記決定支援情報に基づいて、前記第2学習モデルを更新する制御とを、前記コンピュータにさらに実行させる、請求項17に記載の診療支援プログラム。
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