JPWO2009025022A1 - 情報処理システム、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

要素の組み合わせをそれぞれ示す多数の情報が含まれたデータベースから一部の情報を抽出する処理に要する時間を短縮することができる技術を提供する。上記目的を達成するために、情報処理システムであって、各項目にそれぞれ対応付けられている1以上の要素によって構成された複数の要素の組合せを示す組合せ情報が多数蓄積された第1データベース(D0)と、該第1データベースに含まれた一部の組合せ情報が蓄積された第2データベース(D1〜D3)と、ユーザーによる第2データベースを特定する情報を含む抽出条件の指定に応じて、第2データベースから、該抽出条件に対応する情報を抽出する抽出手段(114)と、該抽出手段によって抽出された情報に基づき、各項目に1以上の要素がそれぞれ対応付けられた情報の一覧を可視的に出力する出力手段(330)と、を備える。

Description

本発明は、情報処理システムに関する。
現在、医療分野では、小型のCCDカメラ、超音波、放射線、核磁気共鳴、および核医学などを用いて患者の体内の状態を可視化する検査機器の進歩が著しい。これらの検査機器を用いた検査では、医師が、得られた画像を見ながら診断を行い、その診断結果を文章化して記録する。
例えば、内視鏡、超音波、単純なレントゲン撮影などを用いた検査では、一般に患者を診察する担当の医者(担当医)が、得られた画像を見ながら、カルテなどに所見を書き留める。一方、例えば、CT(coputed tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、およびPET(positron emission tomography)などといった高度な技術が適用された検査機器を用いた検査では、専門の読影医が、得られた画像についての読影を行い、その読影結果を記述したレポートを作成して、担当医に報告する。
但し、何れの検査においても、画像から所見や診断を導き出すためには高度かつ広範囲の専門知識が要求される。例えば、撮画手段(モダリティ)と検査対象となる部位との間には、図23で示すような組合せ(丸印が付された組合せ)が存在し、モダリティと部位との組合せ毎に画像についての読影を行うための専門知識が要求される。
より詳細には、例えば、画像の特徴を記述する文(特徴記述文)、所見を記述する文(所見記述文)、および特定の疾患の特徴を記述する文(疾患特徴記述文)などといった読影結果を示す文をレポートに記述するためには、図24で示すような知識が要求される。
具体的には、特徴記述文については、検査機器によって得られた多数の画像から患部の特徴を良く表している画像(特徴画像)を抽出し、「撮影条件−部位−特徴−基本所見−結語」などといった構成の項目順に各項目に属する要素を判断する必要がある。そして、「診断−結語」などといった項目順に各項目に属する要素を判断し、所見記述文を記述する必要がある。また、疾患特徴記述文については、特定の疾患(例えば腫瘍)が発見された場合、「異常−異常の状態−影響する部位−影響−結語」などといった項目順に各項目に属する要素を判断する必要がある。
なお、図24では、特徴記述文、所見記述文、および疾患特徴記述文の文例が記述されているが、各項目に属する要素(用語や句や節)と他の要素とを区別するための目印「/」が付されている。また、各文例に対応するカテゴリ(例えば、「血管障害」や「感染症・炎症」など)も記載されている。
このように、読影を行う医師には高度な専門知識と、その専門知識に依拠した瞬時の判断結果を文章化する能力とが要求される。
しかし、読影医が、モダリティと部位の全ての組合せについて、過去の症例に精通することは困難である。更に、レポートの入力に係る煩雑さが軽減されることが望ましい。
そこで、レポートを構成する複数の要素が属する複数の項目に係る各項目間で、該各項目にそれぞれ属する各要素が、相互に関連付けられたデータベースを構築しておき、ユーザーによって指定された抽出条件に対応する一部の情報をデータベースから抽出し、その一覧を提示する技術が提案されている(例えば、特開2007−140859号公報参照)。この技術によれば、ユーザーが情報の一覧を参照することで過去の知識を利用しつつレポートを作成することができるため、的確かつ円滑なレポートの作成が支援される。
また、レポートの作成を支援する情報の一覧において、過去の症例に基づき特徴記述文や所見記述文に必要な要素の組合せが、過去の症例の発現頻度に応じて提示され、各項目に対する要素の選択に応じて、文章が作成される技術も提案されている(例えば、特開2007−140859号公報参照)。
更に、各要素に対して必要に応じた接頭語や接尾語などが選択可能であり、より複雑な表現の選択に応じて、文章が作成される技術も提案されている(例えば、特開2007−140862号公報参照)。
また、これら提案されている技術では、新規な症例に係る読影レポートの入力に応じて、データベースを構成する要素や要素の組合せが追加されたり、その頻度が適時変化する。このため、時間の経過とともに進化するデータベースから、レポートの入力を支援する情報が得られる。
しかしながら、このように要素間の関連を示す情報を蓄積したデータベースを構築しておき、ユーザーによる抽出条件の入力に応答して、レポートの入力を支援する情報を提示するためには、膨大なデータによって構成されるデータベースから、所望の条件に対応する情報を抽出して提示する必要性がある。このため、ユーザーによる抽出条件の入力から、情報の抽出および提示までに要する処理時間が長くなるといった問題があった。
更に、過去の知識を充実化させるために、データベースを構成する要素(すなわちデータ量)を増加させればさせるほど、データベースから一部の情報を抽出する処理に要する演算量が増大するため、処理時間の更なる長期化を招く。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、要素の組み合わせをそれぞれ示す多数の情報が含まれたデータベースから一部の情報を抽出する処理に要する時間を短縮することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る情報処理システムは、情報処理システムであって、各項目にそれぞれ対応付けられている1以上の要素によって構成された複数の要素の組合せを示す組合せ情報が多数蓄積された第1データベースと、前記第1データベースに含まれた一部の組合せ情報が蓄積された第2データベースと、ユーザーによる前記第2データベースを特定する情報を含む抽出条件の指定に応じて、前記第2データベースから、該抽出条件に対応する情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された情報に基づき、各項目に1以上の要素がそれぞれ対応付けられた情報の一覧を可視的に出力する出力手段と、を備えるようにした。
これにより、検索対象となるデータ量が限定されるため、データベースから一部の情報を抽出する処理に要する演算量が減少する。したがって、要素の組み合わせをそれぞれ示す多数の情報が含まれたデータベースから一部の情報を抽出する処理に要する時間を短縮することができる。
第2の態様に係る情報処理システムは、第1の態様に係る情報処理システムであって、ユーザーによる入力に応じて、前記第1データベースから、一部の組合せ情報を抽出し、該一部の組合せ情報を格納した第3データベースを構築する構築手段、を更に備えるようにした。
これにより、適宜所望の切り口で、相対的に上位のデータベースから下位のデータベースを構築することができる。特に、下位のデータベースに係る層別方法を変更する際に、ユーザーは、データベースを所望の切り口で容易に層別することができる。
第3の態様に係る情報処理システムは、第1の態様に係る情報処理システムであって、ユーザーによる入力に応答して、各項目にそれぞれ対応付けられている1以上の要素によって構成された複数の要素の組合せを示す入力情報を受け付ける受付手段と、前記入力情報に基づき、前記第1および第2データベースのそれぞれに対し、各項目にそれぞれ対応付けられている1以上の要素によって構成された複数の要素の組合せを示す組合せ情報を追加することで、前記第1および第2データベースを更新する更新手段と、を更に備えるようにした。
これにより、新たな知識の入力に応じて、上位および下位のデータベースの双方を容易に進化させることができる。また、上位のデータベースの更新により、下位のデータベースに係る層別方法を変更する際に、時間の経過とともに得られる新たな知識も反映させた形で、データベースを所望の切り口で容易に層別することができる。
第4の態様に係る情報処理システムは、第3の態様に係る情報処理システムであって、ユーザーによる入力に応じて、レポート情報を取得する取得手段と、前記レポート情報を対象として言語処理を含む所定の情報処理を施すことで、該レポート情報を構成する複数の要素を認識するとともに、該レポート情報を構成する各要素に対し、該各要素が属する項目を示す情報を対応付け、該レポート情報を構成する複数の要素を組み合わせることで、前記入力情報を生成する生成手段と、を更に備えるようにした。
これにより、新規なレポート情報の入力に応じて、上位および下位のデータベースの双方を容易に進化させることができる。
第5の態様に係る情報処理システムは、第1の態様に係る情報処理システムであって、前記情報の一覧において、ユーザーによる入力に応じて、各項目に対し、少なくとも1つの要素を指定する指定手段と、前記指定手段によって指定された複数の要素に基づき、所定のモデルに従って、レポート情報を生成する生成手段と、を更に備えるようにした。
これにより、レポートを容易に作成することができる。
第6の態様に係る情報処理システムは、第1の態様に係る情報処理システムであって、前記組合せ情報が、RDFで記述されている情報を含むようにした。
これにより、データベースを容易に記述することができる。
第7の態様に係る情報処理システムは、第1の態様に係る情報処理システムであって、複数のレポート情報を記憶する記憶手段と、各前記レポート情報を対象として言語処理を含む所定の情報処理を施すことで、各前記レポート情報を構成する複数の要素を認識するとともに、各前記レポート情報を構成する各要素に対し、該各要素が属する項目を示す情報を対応付け、各前記レポート情報を構成する複数の要素を組み合わせることで、前記第1データベースを構築する構築手段と、を更に備えるようにした。
これにより、データベースを容易に構築することができる。
第8の態様に係る情報処理システムは、第1の態様に係る情報処理システムであって、前記組合せ情報が、医療に関する複数の要素の組合せを示す情報を含むようにした。
第9の態様に係る情報処理システムは、第8の態様に係る情報処理システムであって、前記医療に関する複数の要素が、読影レポートを構成する複数の要素を含むようにした。
第10の態様に係る情報処理システムは、第9の態様に係る情報処理システムであって、前記第1および第2データベースのうちの少なくとも一方が、特定の部位および特定のモダリティのうちの少なくとも一方を示す1以上の要素が含まれた複数の組合せ情報を蓄積しているようにした。
第11の態様に係る情報処理システムは、情報処理システムに含まれるコンピュータによって実行されることにより、前記情報処理システムを、第1から第10の態様に係る情報処理システムとして機能させるようにした。
本発明の実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示す図である。 情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。 構造化されたレポート情報を例示する図である。 データベースのデータ内容を例示する図である。 データベースのデータ内容を例示する図である。 データベースのデータ内容を例示する図である。 データベースの階層構造を例示する図である。 メインメニューを提示する画面を例示する図である。 層別情報を設定する画面を例示する図である。 層別情報の設定を変更する画面を例示する図である。 検査一覧画面を例示する図である。 レポート入力画面を例示する図である。 依頼事項を例示する図である。 検査の詳細な内容を例示する図である。 頻出句の一覧を例示する図である。 サマリ句の一覧を例示する図である。 抽出条件決定テンプレートを例示する図である。 入力支援テンプレートを例示する図である。 情報処理システムの動作フローを示すフローチャートである。 情報処理システムの動作フローを示すフローチャートである。 情報処理システムの動作フローを示すフローチャートである。 情報処理システムの動作フローを示すフローチャートである。 専門知識が要求されるモダリティと部位との組合せを例示する図である。 読影結果を記述する文を作成するために必要な知識を例示する図である。
<情報処理システムの概要>
図1は、本発明の情報処理システム1の概略構成を示す図である。
情報処理システム1は、レポートサーバ100,100a〜100c、PACS(医用画像管理システム:Picture Archiving and Communication System)サーバ200、レポート入力用端末(以下、単に「端末」と略称する)300、画像閲覧用端末(以下、単に「端末」と略称する)400、およびデータセンターサーバ500を備えて構成される。
レポートサーバ100,100a〜100c、およびデータセンターサーバ500は、例えば、インターネットなどのネットワーク回線NTWによって相互にデータ送受信可能に接続されている。また、レポートサーバ100、PACSサーバ200、端末300、および端末400は、例えば、同じ病院内に設置され、病院内のLANなどといったネットワーク回線によって相互に送受信可能に接続されている。なお、端末300,400は、例えば、パーソナルコンピュータ(パソコン)などによってそれぞれ構成されている。
レポートサーバ100は、例えば、パーソナルコンピュータ(パソコン)などによって構成される。このレポートサーバ100は、内蔵されている記憶部に診療情報データベース(診療情報DB)151、および支援情報データベース(支援情報DB)152を格納する。
診療情報DB151は、診療の対象である多数の患者に係る医療情報(以下「診療情報」とも称する)が多数蓄積されたデータベースである。この診療情報DB151には、例えば、多数の検査に係る情報が列挙されたリスト(以下「検査リスト」とも称する)を示す情報(検査リスト情報)が含まれる。また、診療情報DB151には、いわゆる担当医からの依頼事項や患者や検査に係る情報を示す属性情報が検査リストに列挙された検査IDと関連付けられて格納されている。
検査リストで列挙された検査の対象者、すなわち患者を対象として放射線科で放射線を用いた撮影により得られた多数の画像データは、PACSサーバ200に格納される画像データベース(画像DB)251に格納されている。そして、画像DB251に格納された多数の画像データにそれぞれ対応する読影レポートを示すレポート情報が、検査リストに列挙された検査IDと関連付けられて診療情報DB151に格納されている。ここで、診療情報DB151は、多数のレポート情報が格納されている点に着目すれば、多数のレポート情報が格納されたデータベース(レポートDB)として機能する。
また、レポートサーバ100は、診療情報DB151に既に格納されているレポート情報(既存レポート情報)を利用して、新規な読影レポートの作成および入力を支援する情報(支援情報)が蓄積されたデータベース(支援情報DB)152を作成する。そして、レポートサーバ100は、端末300からの情報の入力に応答して、支援情報DB152から支援情報を適宜抽出してテンプレートの形で端末300に提供する。
更に、レポートサーバ100は、端末300からの新規なレポート情報の入力に応じて、診療情報DB151に新規なレポートを示すレポート情報を記憶する。
レポートサーバ100a〜100cは、例えば、レポートサーバ100が設置された病院とは異なる病院にそれぞれ設置されている。なお、レポートサーバ100a〜100cは、レポートサーバ100と同様な構成および機能を有するため、以下では、レポートサーバ100を代表例として説明する。
なお、支援情報DB152を生成する機能(以下「情報生成機能」とも称する)、および支援情報DB152から端末300に対して支援情報が提供されつつ読影レポートが入力される機能(以下「レポート入力機能」とも称する)に関しては更に後述する。
データセンターサーバ500は、レポートサーバ100,100a〜100cにそれぞれ格納される各診療情報DB151や各支援情報DB152のデータ内容を収集して、適宜、最適化された情報をレポートサーバ100,100a〜100cに提供する。これにより、例えば、ある病院で得られた知見が、他の病院で利用される支援情報DB152に反映され、より広範囲の過去の知識を利用することができる。
PACSサーバ200は、例えば、パーソナルコンピュータ(パソコン)などによって構成される。このPACSサーバ200は、内蔵されている記憶部に画像DB251を格納する。画像DB251は、例えば、CTやMRIなどによって得られた患部をとらえた画像を示すデータ(画像データ)が検査(例えば検査ID)ごとに区別可能な態様で多数蓄積されたデータベースである。
このPACSサーバ200は、端末300からの情報の入力に応じて、端末400に対し、画像DB251に格納されている画像データを端末400に対して適宜提供する。端末400では、PACSサーバ200から提供された画像データが可視的に出力される。
端末300は、ユーザー(例えば、読影医)による情報の入力に応じて、新規なレポート情報を入力する。この新規なレポート情報が入力される際には、ユーザーは、端末400で可視的に出力された画像データを視認しつつ、端末300で、レポートサーバ100からの支援情報に応じた画面を表示させて、新規なレポート情報を入力する。
<機能構成>
図2は、情報処理システム1のうち、情報生成機能、およびレポート入力機能に係る機能構成を示すブロック図である。なお、情報生成機能、およびレポート入力機能は、主にレポートサーバ100および端末300において実現されるため、図2では、レポートサーバ100および端末300の機能構成について示されている。
<レポートサーバ100の機能構成>
レポートサーバ100は、主に、制御部110および記憶部150を備えている。
記憶部150は、ハードディスクなどを備えて構成され、主に、診療情報DB151、支援情報DB152、プログラムPga、およびその他のデータを格納している。支援情報DB152は、診療情報DB151に蓄積されたレポート情報に基づき構築される。また、その他のデータとしては、例えば、検索ルールの各形式(検索形式)に対して、画面生成ルールがそれぞれ関連付けられたファイル情報(設定ファイル)などが挙げられる。
なお、検索ルールは、支援情報DB152からの情報の取得を要求するルールであり、検索形式は、どの情報を検索対象として、どのような事項について情報を取得するのかといったことを示す。この検索ルールは、ある情報から一部の情報を推論して取得するものであれば良く、例えば、支援情報DB152にて、公知のRDF(Resource Description Framework)を用いて情報を蓄積し、検索ルールに公知のセマンティック・ウェブアプリケーションを構築するためのフレームワークである公知の「Jena」でサポートされている推論を適用すれば良い。
また、画面生成ルールは、取得された一部の情報を可視的に提示する画面(結果表示画面)を生成するルールであり、例えば、提示対象となる項目の数、種類、提示する項目の順番、表示要素の配置等を規定するものである。
制御部110は、主に、CPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、レポートサーバ100の各種動作や機能などを統括制御するものである。この制御部110は、記憶部150に格納されているプログラムPgaを読み込んで実行することで、情報生成機能およびレポート入力機能に係る各種機能を実現する。
具体的には、制御部110では、図2で示すように、データ読込部111、検査済判定部112、データ構築部113、情報検索部114、およびデータ書込部115が実現される。なお、制御部110で一時的に生成される各種データは、制御部110内のRAMなどに一時的に格納される。
データ読込部111は、診療情報DB151から、読影レポート情報と、その読影レポート情報に対応する属性情報(例えば、依頼事項、患者属性、及び検査属性に係る情報)と、検査リスト情報とを読み込む。そして、データ読込部111は、支援情報を生成する際、および読影レポート情報の入力を支援する際には、読影レポート情報と属性情報と検査リスト情報とを検査済判定部112に送出する。また、データ読込部111は、読影レポート情報の入力対象となる検査(入力対象検査)を特定する際には、検査リスト情報を端末300に送出する。
検査済判定部112は、検査リスト情報を参照することで、各検査について読影レポートに含まれる所見文等が書き込まれて読影レポートが作成されているか否かを判定する。そして、検査済判定部112は、支援情報を生成する際には、生成済み(すなわち検査済み)の読影レポート情報を属性情報とともにデータ構築部113に送出する。また、検査済判定部112は、読影レポート情報の入力を支援する際には、未完成(すなわち未検査)の読影レポート情報を属性情報とともに端末300に送出する。
データ構築部113は、複数の読影レポート情報を対象として、読影レポートに含まれる自然文で記述された所見文から必要な要素を抽出するとともに、属性情報に含まれる各種要素も抽出し、RDFを利用して構造化を行うことで、支援情報を生成する。
詳細には、データ構築部113は、まず、各読影レポート情報について、所見文を構成する複数の要素の項目に含まれた各項目に各々対応付けられている1以上の要素によって構成された複数の要素の組合せを示す情報(以下「組合せ情報」とも称する)を生成する。このとき、データ構築部113は、複数の読影レポート情報に係る複数の組合せ情報を記憶部150に蓄積することで、支援情報DB152の上位階層Saのデータベースを構築する。
次に、データ構築部113は、端末300から入力される層別情報(後述)に応じて、上位階層Saのデータベースに含まれた一部の組合せ情報を抽出して、記憶部150に蓄積することで、支援情報DB152の下位階層Sbのデータベースを構築する。
更に、データ構築部113は、端末300から入力される層別情報に応じて、下位階層Sbのデータベースに含まれた一部の組合せ情報を抽出して、記憶部150に蓄積することで、支援情報DB152の最下位階層Scのデータベースを構築する。
つまり、支援情報DB152の上位階層Saに属するデータベースは、多数の組合せ情報が蓄積されて構成される。また、支援情報DB152の下位階層Sbに属するデータベースは、上位階層Saに属するデータベースに含まれる一部の組合せ情報が蓄積されて構成される。更に、支援情報DB152の最下位階層Scに属するデータベースは、下位階層Sbに属するデータベースに含まれる一部の組合せ情報が蓄積されて構成される。
更に換言すれば、支援情報DB152は、単に項目が階層構造を持つようなデータベースとは異なり、実体的なデータ内容(ここでは、組合せ情報)が蓄積されたデータベースが階層的に構築されたデータベース(階層型のデータベース)の形態を有している。
なお、ここで言う「層別情報」とは、どの階層に属するどのデータベースからどのような切り口で情報を抽出して、データベースを構築するのかを示す情報である。層別情報の具体例としては、所望の検査部位(例えば、脳、胸部など)とモダリティ(例えば、MR,CTなど)とに係る多数の組合せ情報を蓄積したデータベースから、所望のカテゴリの種類(例えば、血管障害、感染証・炎症など)ごとに下位階層Sbに属するデータベースを構築するといった情報などが挙げられる。なお、検査部位とは、検査の対象となる部位である。
このようにして、相対的に上位のデータベースから適宜所望の切り口や概念に係る下位のデータベースが構築される。
また、データ構築部113は、適宜ユーザーによる端末300からの新規な層別情報の入力に応じて、上位階層Saに属するデータベースに含まれた一部の組合せ情報を抽出し、この一部の組合せ情報を格納した下位階層Sbに属するデータベースを構築して、支援情報DB152に含ませる。
更に、データ構築部113は、適宜ユーザーによる端末300からの新規な層別情報の入力に応じて、下位階層Sbに属するデータベースに含まれる一部の組合せ情報を抽出し、この一部の組合せ情報を格納した最下位階層Scに属するデータベースを構築して、支援情報DB152に含ませる。つまり、データ構築部113は、ユーザーによる情報の入力に応じて、支援情報DB152の階層構造を適宜変更および充実化する。
情報検索部114は、ユーザーによる端末300からの検索ルールの入力に応答して、支援情報DB152から、検索ルールに対応する一部の組合せ情報を抽出する。検索ルールには、支援情報DB152から一部の組合せ情報を抽出するための条件(抽出条件)が含まれる。そして、この抽出条件には、例えば、検査部位やモダリティなどといった支援情報DB152の下位階層Sbのデータベースを特定する情報と、更にカテゴリなどといった支援情報DB152の下位階層Scのデータベースを特定する情報とが含まれる。
また、情報検索部114は、抽出した一部の組合せ情報と、検索ルールに対応する画面生成ルールとに基づき、各項目に1以上の要素が対応付けられた情報を生成し、検索結果を表示する画面(結果表示画面)を示す表示用のデータ(結果表示画面データ)を生成する。この結果表示画面データは、端末300に送出され、端末300では、結果表示画面データに基づく結果表示画面が表示部330で表示される。
データ書込部115は、レポート生成部317(後述)で生成された読影レポート情報を診療情報DB151に追加する。
<端末300の機能構成>
端末300は、主に、制御部310、表示部330、操作部340、および記憶部350を備えている。
記憶部350は、ハードディスクなどを備えて構成され、主に、プログラムPgb、およびその他のデータを格納している。
表示部330は、例えば、液晶ディスプレイやCRTなどによって構成され、制御部310による制御下で、各種画像データを可視的に出力する。
操作部340は、キーボードやマウスなどを備え、ユーザーによる操作に応答して制御部310に対して各種信号を送出する。
制御部310は、主に、CPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、端末300の各種動作や機能などを統括制御するものである。この制御部310は、記憶部350に格納されているプログラムPgbを読み込んで実行することで、情報生成機能およびレポート入力機能に係る各種機能を実現する。
具体的には、図2で示すように、受付部311、層別設定部312、入出力制御部313、タスク管理部314、表示制御部315、検索制御部316、およびレポート生成部317が実現される。なお、制御部310で一時的に生成される各種データは、制御部310内のRAMなどに一時的に格納される。
受付部311は、操作部340からの信号の入力を受け付けるものである。
層別設定部312は、操作部340から受付部311を介して入力された信号に応じて、層別情報を設定するものである。この層別設定部312は、設定された層別情報を、入出力制御部313を介して、レポートサーバ100(具体的には、データ構築部113)に対して送出する。
入出力制御部313は、端末300と、端末300の外部装置(例えば、レポートサーバ100など)との間における、データの送受信を制御するためのものである。
タスク管理部314は、新規な読影レポートの入力の対象となる検査(入力対象検査)の選択に応じて、入力対象検査に対応する新規な読影レポートの作成に係るタスクを特定するものである。
表示制御部315は、表示部330における各種画像データの可視的な出力を制御するものである。具体的には、レポートサーバ100から入力される各種情報などに基づき、表示部330で各種画面を表示させる。例えば、情報検索部114から入力される結果表示画面データに基づき、結果表示画面を表示部330において表示させる。
検索制御部316は、レポートサーバ100と協働して支援情報DB152を対象とした情報の検索を制御するものである。具体的には、ユーザーによる操作部340からの信号の入力に応じて、検索ルールを生成し、入出力制御部313を介して、レポートサーバ100(具体的には、情報検索部114)に対して送出する。また、検索制御部316は、情報検索部114で生成された結果表示画面データを、入出力制御部313を介して、受け付けるとともに、表示制御部315に転送する。
レポート生成部317は、新規なレポート情報が入力される際には、ユーザによる操作部340からの信号の入力に応じて、複数の要素が関連付けられたデータ(構造化データ)の形式で新規なレポート情報(構造化レポート情報)を受け付け、その構造化レポート情報に基づき、所定のルールに沿った新規な読影レポート情報を生成する。
以下、図2を参照しつつ、情報生成機能およびレポート入力機能について更に説明する。
<情報生成機能>
まず、データ読込部111が、診療情報DB151から、読影レポート情報と、この読影レポート情報に対応する属性情報と、検査リスト情報とを読み込み、検査済判定部112に送出する。
次に、検査済判定部112が、検査リスト情報を参照することで、各検査について読影レポートが作成されているか否かを判定し、生成済みの読影レポート情報を属性情報とともにデータ構築部113に送出する。
そして、データ構築部113が、読影レポートに含まれる所見文から必要な要素を抽出するとともに、属性情報に含まれる各種要素も抽出し、RDFを利用して構造化を行う。この読影レポートの要素の構造化は、例えば機械学習を利用して実現される。
ここで、データ構築部113の機能、具体的には、機械学習の機能(機械学習機能)、要素を識別する機能(識別機能)、及び識別した要素を関連付けることで読影レポートを構造化する機能(構造化機能)について説明する。
データ構築部113の機械学習機能により、教師データとして学習用コーパス等が与えられると、構造化の基準となる情報が学習される。
学習用コーパスは、読影レポートに含まれる所見文の形式(具体的には、文章モデル)に準じた大量のテキストデータを含む。この文章モデルは、例えば、撮影条件→部位→基本所見(特徴−結語)→診断(診断−結語)といった具合に、所見文の構成を示す。
詳細には、学習用コーパスでは、所見文の文章モデルを構成する各要素の分類項目(以下適宜「項目」と略する)の名称が各語句に対してタグ付けされている。ここで、要素の項目の名称(項目名)としては、例えば、「撮影条件」「部位」「基本所見」および「診断」などが挙げられる。
具体的には、例えば、「正面像」「側面像」・・・などの語句に対して要素の項目名「撮影条件」がタグ付けされ、「上肺野」「中肺野」・・・などの語句に対して要素の項目名「部位」がタグ付けされ、「均等影」「線状影」・・・などの語句に対して要素の項目名「基本所見」がタグ付けされ、「肺癌」「肺気腫」・・・などの語句に対して要素の項目名「診断」がタグ付けされている。
なお、データ構築部113に対して学習用コーパスが外部から与えられる際に、結語がある程度特定された代表的な文章のモデル(文章モデル)を示すデータも外部から与えられる。
そして、データ構築部113の機械学習機能により、学習用コーパスから語句が抜き出され、対応する要素の項目毎にそれぞれ記憶される。ここで、学習されて記憶されるデータは、読影レポートを構成する各要素をどのように要素の項目に分解すべきかを示すモデルのデータ(モデルデータ)として使用される。
次に、データ構築部113の識別機能により、上記モデルデータが基準とされつつ、データ構築部113に入力される読影レポート情報を対象として、要素の項目と実際に使用されている語句とが識別される。
なお、例えば、いわゆるSVM(Support Vector Machine)を利用した機械学習により、予め教師データで与えられていなかった要素についても、要素の項目が識別されても良い。詳細には、データ構築部113の機械学習機能により、学習用コーパスを形態素解析によって形態素に分解し、形態素ごとに、形態素そのもの、形態素の品詞、形態素の活用形、前後(例えば前後2つ)の形態素の情報などを用いて、ある項目に属する形態素が出現するパターン(出現パターン)が学習され、この出現パターンを用いて要素の項目が識別されても良い。
更に、データ構築部113の構造化機能により、識別機能によって識別された情報に基づき、読影レポート情報、及び属性情報に含まれる各種情報が、要素の項目毎に属する語句(要素)に分解された後にRDFで記述されることで、所見文を構成する要素が構造化される。
そして、読影レポートに係る属性情報、および検査や患者に係る属性情報を構成する要素も加えられて、1つの読影レポートを構成する要素が構造化されてRDFで記述されたデータ(以下「単レポート構造化データ」とも称する)が構築される。ここでは、各読影レポート情報を構成する各要素に対して、各要素が属する要素の項目を示す情報が属性情報として付与される。
つまり、単レポート構造化データは、各項目に対して各項目に属する1以上の要素が対応付けられたデータであり、かつ複数の要素が組み合わされた情報、すなわち1つの組合せ情報に相当する。
図3は、単レポート構造化データの具体例、すなわち構成例を例示する模式図である。
図3で示すように、単レポート構造化データは、要素(具体的には、属性値など)が記述された複数のノード(図中の楕円や四角)が、項目名(具体的には、属性)を示すアーク(図中の矢印)で繋がれて構成される。
図3で示す単レポート構造化データは、レポートを示すノードN0を起点として、複数のノードN1〜N11が複数のアークによって繋がれている。
ノードN1〜N11に繋がれるアークがそれぞれ示す属性としては、例えば、検査(inspection:inspection)、カテゴリ(reporting:category)、撮影条件(basic:view)、部位(basic:location)、所見(basic:character)、診断(basic:diagnosis)、検査部位(inspection:DICOMpart)、モダリティ(inspection:modality)、病院名(dc:publisher)、読影医(dc:creator)、および検査ID(inspection:id)がある。検査部位(inspection:DICOMpart)とは、いわゆるDICOM属性の検査部位である。
なお、図3および図3以降の図では、ノードN0,N1内には、適宜所望の内容が記述されるため、「○○○」「○○○○」と記載されている。この各ノードN0〜N11内に記述される要素は、図3で示されるものに限られず、その他の要素であっても良い。更に、属性は、図3で示されたものに限られず、その他の属性を含ませても良い。その他の属性としては、例えば、接頭辞や接尾辞などが挙げられる。
上述したようなデータ構築部113の機械学習機能、識別機能、及び構造化機能により、図3で示したような単レポート構造化データが、診療情報DB151に格納された多数の検査済みの読影レポート情報についてそれぞれ生成される。そして、生成された多数の単レポート構造化データが記憶部150に蓄積される。
このとき、複数の単レポート構造化データのうち、所定の属性については、共通する属性値が共有化されつつ、支援情報DB152の上位階層Saに属するデータベースが生成される。
このように、診療情報DB151に格納された複数のレポート情報を対象とした言語処理を含む所定の情報処理によって、上位階層Saに属するデータベースが構築される。このため、支援情報DB152を容易に構築することができる。
図4は、上位階層Saに属するデータベースのデータ内容を例示する図である。図4では、4つの単レポート構造化データについて、共通する属性値が共有化されて構築された一塊の構造化データが示されている。なお、図4では、図示の関係上、4つの単レポート構造化データに基づいて構築された構造化データが示されたが、実際には、多数の単レポート構造化データに基づいて構造化データが構築される。
次に、下位階層Sbおよび最下位階層Scに属するデータベースの構築について説明する。
データ構築部113は、上位階層Saに属するデータベースから、層別情報に応じた一部の組合せ情報を抽出して、下位階層Sbに属するデータベースを構築するとともに、下位階層Sbに属するデータベースから、層別情報に応じた一部の組合せ情報を抽出して、最下位階層Scに属するデータベースを構築する機能(層別機能)を有する。
図5は、図4で示した上位階層Saに属するデータベースに含まれた一部の組合せ情報によって構成された下位階層Sbに属するデータベースのデータ内容を例示する図である。
図5では、図4で示した上位階層Saに属するデータベースのうち、属性「検査部位」の属性値が「CHEST」であり、且つ属性「モダリティ」の属性値が「CR」である条件を満たす組合せ情報が示されている。つまり、図5では、上位階層Saに属するデータベースを構成する複数の単レポート構造化データのうち、属性「検査部位」の属性値が「CHEST」であり、且つ属性「モダリティ」の属性値が「CR」である条件を満たす単レポート構造化データに含まれる組合せ情報が示されている。詳細には、下位階層Sbに属するデータベースが、各単レポート構造化データから、5つの属性「カテゴリ」「撮影条件」「部位」「基本所見」「診断」に係るデータ(組合せ情報)が抽出されて構成されている。
このとき、層別情報は、属性「検査部位」の属性値が「CHEST」であり、且つ属性「モダリティ」の属性値が「CR」である条件を満たす単レポート構造化データから、5つの属性「カテゴリ」「撮影条件」「部位」「基本所見」「診断」に係る組合せ情報を抽出することを示す情報を含む。
なお、ここでは、図4で示す4つの単レポート構造化データから、図5で示す3つの単レポート構造化データを構成する一部の組合せ情報が抽出されたが、これに限られず、多数の単レポート構造化データを構成する1以上の組合せ情報が抽出されれば良い。
図6は、図5で示した下位階層Sbに属するデータベースに含まれた一部の組合せ情報によって構成された最下位階層Scに属するデータベースのデータ内容を例示する図である。
図6では、図5で示した下位階層Sbに属するデータベースのうち、属性「カテゴリ」の属性値が「縦隔」である条件を満たす組合せ情報が示されている。つまり、図6では、図5で示した下位階層Sbに属するデータベースを構成する複数の単レポート構造化データのうち、属性「カテゴリ」の属性値が「縦隔」である条件を満たす単レポート構造化データに含まれる組合せ情報が示されている。詳細には、最下位階層Scに属するデータベースが、各単レポート構造化データから、5つの属性「カテゴリ」「撮影条件」「部位」「基本所見」「診断」に係るデータ(組合せ情報)が抽出されて構成されている。
このとき、層別情報が、下位階層Sbに属するデータベースのうち、属性「検査部位」の属性値が「CHEST」で且つ属性「モダリティ」の属性値が「CR」の条件を満たすデータベースから、属性「カテゴリ」の属性値が「縦隔」である条件を満たす単レポート構造化データについて、5つの属性「カテゴリ」「撮影条件」「部位」「基本所見」「診断」に係る組合せ情報を抽出することを示す情報を含む。
なお、ここでは、図5で示す3つの単レポート構造化データから、図6で示す2つの単レポート構造化データを構成する一部の組合せ情報が抽出されたが、これに限られず、多数の単レポート構造化データを構成する1以上の組合せ情報が抽出されれば良い。
図7は、支援情報DB152を構成するデータ内容、すなわちデータベースの階層構造を例示する図である。
図7で示すように、支援情報DB152は、上位階層Sa、下位階層Sb、最下位階層Scの3段階の階層構造を有する。
上位階層Saには、多数の単レポート構造化データによって構成されるデータベースD0が含まれる。
下位階層Sbには、上位階層Saに属するデータベースD0から一部の組合せ情報が抽出されてそれぞれ構成されたデータベースD1〜D3が含まれる。図7では、各データベースD1〜D3と、各データベースD1〜D3を構成する複数の組合せ情報の抽出先にあたるデータベースD0とが直線で結ばれている。
また、図7では、各データベースD1〜D3を構成する複数の組合せ情報が満たす条件、すなわち属性「検査部位」の属性値と属性「モダリティ」の属性値との組合せが記載されている。具体的には、データベースD1は、「脳」と「MR」の属性値の組合せに係る複数の組合せ情報によって構成され、データベースD2は、「胸部」と「CT」の属性値の組合せに係る複数の組合せ情報によって構成され、データベースD3は、「胸部」と「CR」の属性値の組合せに係る複数の組合せ情報によって構成される。
最下位階層Scには、下位階層Sbに属する各データベースD1〜D3から一部の組合せ情報が抽出されてそれぞれ構成されたデータベースD1a〜D1d,D2a〜D2k,D3a〜D3eが含まれる。
図7では、各データベースD1a〜D1d,D2a〜D2k,D3a〜D3eと、各データベースD1a〜D1d,D2a〜D2k,D3a〜D3eを構成する1以上の組合せ情報の抽出先にあたる各データベースD1〜D3とが直線で結ばれている。
具体的には、各データベースD1a〜D1dを構成する1以上の組合せ情報の抽出先は、データベースD1であり、各データベースD2a〜D2kを構成する1以上の組合せ情報の抽出先は、データベースD2であり、各データベースD3a〜D3eを構成する1以上の組合せ情報の抽出先は、データベースD3である。
また、図7では、各データベースD1a〜D1d,D2a〜D2k,D3a〜D3eを構成する1以上の組合せ情報が満たす条件、すなわち属性「カテゴリ」の属性値が記載されている。例えば、データベースD1aは、属性値「血管障害」に係る1以上の組合せ情報によって構成されている。
つまり、データベースD1から、「血管障害」「感染症・炎症」「変性疾患」「腫瘍」といった各属性値に係る1以上の組合せ情報が抽出されて、各データベースD1a〜D1dが構成されている。また、データベースD2から、「肺」「乳腺」「食道」「甲状腺」「心臓」「大血管」「縦隔」「骨」「皮膚・軟部」「胸膜・胸壁」「腫瘍」といった各属性値に係る1以上の組合せ情報が抽出されて、各データベースD2a〜D2kが構成されている。また、データベースD3から、「肺」「縦隔」「骨」「軟部」「胸膜」といった各属性値に係る1以上の組合せ情報が抽出されて、各データベースD3a〜D3eが構成されている。
ここで、端末300における層別情報の入力について説明する。
図8は、情報処理システム1を利用する際に、端末300において表示されるメインメニュー画面G1を例示する図である。なお、ここでは、端末300においてユーザが操作部340を適宜操作すると、メインメニュー画面G1が表示部330に表示される。
メインメニュー画面G1は、情報処理システム1において実行可能な複数の機能が提示され、その複数の機能から所望の機能を選択することができる画面である。具体的には、メインメニュー画面G1には、3つの機能の名称「層別の新規設定」「層別の変更」「レポート入力」がそれぞれ記載されたボタンSB1〜SB3が提示される。
ユーザーは、操作部340を種々操作して、マウスポインタMPによってボタンSB1〜SB3のうちの何れか1つのボタンを押下することで、3つの機能「層別の新規設定」「層別の変更」「レポート入力」のうちの何れか1つを選択することができる。例えば、ボタンSB1,SB2が押下されると、情報生成機能に係る動作が実行され、ボタンSB3が押下されると、レポート入力機能に係る動作が実行される。
但し、既に支援情報DB152が構築されている場合には、層別情報の設定が既に行われているため、ボタンSB1の押下が禁止される。また、未だに支援情報DB152が構築されていない場合には、層別情報の設定が未だに行われていないため、ボタンSB2の押下が許可される。
図9は、層別情報を設定するための画面(層別設定画面)G2を例示する図である。ここでは、メインメニュー画面G1でボタンSB1が押下されると、層別情報を新規に設定するための層別設定画面G2が表示部330に表示される。
層別設定画面G2は、下位階層Sbに属するデータベースを構築するための層別情報と、最下位階層Scに属するデータベースを構築するための層別情報とを設定する画面である。
詳細には、層別設定画面G2では、下位階層Sbに属する各データベースを構成する1以上の組合せ情報が満たす条件(例えば、属性「検査部位」の属性値と属性「モダリティ」の属性値との組合せ)と、最下位階層Scに属する各データベースを構成する1以上の組合せ情報が満たす条件(例えば、属性「カテゴリ」の属性値)とを示す層別情報を設定することができる。
具体的には、図9で示すように、層別設定画面G2には、左方に、下位階層Sbに係る層別情報を記入するための欄(記入欄)L21が設けられ、右方に、最下位階層Scに係る層別情報を記入するための欄(記入欄)L22が設けられている。なお、記入欄L21,L22への記入方法としては、例えば、マウスポインタMPを記入欄L21,L22の所望の行に合わせて、マウスの左ボタンの押下(左クリック)により、カーソルを出現させ、キーボードから適宜テキスト情報を入力する方法などが挙げられる。
例えば、ユーザーが、操作部340を種々操作することで、記入欄L21の各行に、属性「検査部位」の属性値(例えば、脳や胸部など)と属性「モダリティ」の属性値(例えば、MR、CT、CRなど)との組合せが記入される。図9では、「脳」と「MR」の組合せを示す記入「脳−MR」、「胸部」と「CT」の組合せを示す記入「胸部−CT」、および「胸部」と「CR」の組合せを示す記入「胸部−CR」が記入欄L21に記入された状態が示されている。
また、ユーザーは、例えば、操作部340を種々操作して、記入欄L21の所望の行に太枠カーソルCsを合わせることで、太枠カーソルCsが合わされた属性値(すなわち要素)の組合せに対して、最下位階層Scの層別情報を規定する属性値を記入することができる。
例えば、ユーザーが、操作部340を種々操作することで、記入欄L22の各行に、属性「カテゴリ」の属性値(例えば、血管障害)が記入される。図9では、下位階層Sbに係る層別情報を規定する要素の組合せ「脳−MR」に対して、最下位階層Scに係る層別情報を規定する要素「血管障害」「感染症・炎症」「変性疾患」「腫瘍」が記入欄L22に記入された状態が示されている。
なお、図示を省略するが、下位階層Sbに係る層別情報を規定する要素の組合せ「胸部−CT」「胸部−CR」にそれぞれ対応する最下位階層Scに係る層別情報を規定する要素についても、同様な手順で記入することができる。
そして、記入欄L21,L22に所望の層別情報を規定する要素の組合せおよび要素が記入された状態で、決定ボタンDB2をマウスポインタMPによって押下すると、層別情報が設定される。この設定された層別情報は、適宜記憶部150などに記憶される。
図10は、層別情報の設定を変更するための画面(層別変更画面)G3を例示する図である。ここでは、メインメニュー画面G1でボタンSB2が押下されると、層別情報の設定を変更するための層別変更画面G3が表示部330に表示される。
層別変更画面G3は、図9で示した層別設定画面G2とほぼ同じ構成を有するため、図10では、層別設定画面G2と同様な部分については同じ符号を付して説明を省略する。つまり、層別変更画面G3では、層別設定画面G2と同様な手順により、記入欄L21,L22に所望の層別情報を規定する要素の組合せおよび要素が記入される。
詳細には、層別変更画面G3では、まず、既に設定されている層別情報を規定する要素の組合せおよび要素が記入欄L21,L22に表示される。そして、ユーザーによる操作部340の操作に応答して、記入欄L21,L22に更に新たな層別情報を規定する要素の組合せや要素が追加記入されたり、記入欄L21,L22に列記されている層別情報を規定する要素の組合せや要素が適宜削除される。
図10では、図9の層別設定画面G2と比較して、下位階層Sbに係る層別情報を規定する要素の組合せ「脳−MR」に対し、最下位階層Scに係る層別情報を規定する要素「梗塞」が加えられた状態が示されている。
そして、記入欄L21,L22に所望の層別情報を規定する要素の組合せや要素が記入された状態で、決定ボタンDB2がマウスポインタMPによって押下されると、層別情報の設定が変更される。変更後の層別情報の設定は、適宜記憶部150などに記憶される。
なお、層別情報の設定の変更により、層別情報を規定する要素の組合せや要素の一部が削除された場合には、支援情報DB152から、削除された要素の組合せや要素に対応するデータベースが消去される。一方、層別情報の設定の変更により、層別情報を規定する要素の組合せや要素に対して、新たな要素の組合せや要素が追加された場合には、追加された要素の組合せや要素に対応するデータベースが、上述した下位階層Sbおよび最下位階層Scに属するデータベースの生成と同様な動作によって生成され、適宜支援情報DB152に追加される。
また、ユーザーによる新規なレポート情報の入力に応答して、診療情報DB151に新規な読影レポート情報が追加された場合には、追加された新規な読影レポート情報に基づき、上位階層Sa、下位階層Sb、および最下位階層Scに属するデータベースを構成する組合せ情報が充実化される。
例えば、まず、新規な読影レポート情報から、上述したデータ構築部113の機能により、単レポート構造化データが生成される。このとき、新規な読影レポート情報を対象として言語処理を含む構造化を行う処理が行われ、新規な読影レポート情報を構成する各要素に対して、各要素が属する要素の項目を示す情報が属性情報として付与される。
そして、この単レポート構造化データ、すなわち組合せ情報が、上位階層Saに属するデータベースD0に追加される。つまり、データベースD0を構成する多数の組合せ情報に対し、各項目にそれぞれ対応づけられている1以上の要素によって構成された複数の要素の組合せを示す情報(組合せ情報)が追加され、データベースD0が更新される。
更に、設定されている層別情報に応じて、下位階層Sbおよび最下位階層Scに属するデータベースに対し、各項目にそれぞれ対応づけられている1以上の要素によって構成された複数の要素の組合せを示す情報(組合せ情報)が適宜追加される。つまり、下位階層Sbおよび最下位階層Scに属するデータベースも適宜更新される。
ここで、例えば、新規な読影レポート情報から生成された単レポート構造化データにおいて、属性「検査部位」に対する属性値が「胸部」、属性「モダリティ」に対する属性値が「CR」、属性「カテゴリ」に対する属性値が「肺」である場合を例にとって説明する。
この場合には、設定されている層別情報に応じて、下位階層Sbに属するデータベース(つまり、要素の組合せ「胸部−CR」に係るデータベース)D3、および最下位階層Scに属するデータベース(つまり、要素「肺」に係るデータベース)D3aが、情報を追加する対象として認識される。そして、データベースD3、およびデータベースD3aに対して、新規な単レポート構造化データに含まれる全部または一部の組合せ情報が追加される。この情報の追加時には、勿論、共通する属性値が共有化される。
<レポート入力機能>
図11は、検査リストを示す画面(検査一覧画面)G4を例示する図である。ここでは、図8で示したメインメニュー画面G1でボタンSB3が押下されると、データ読込部111によって、診療情報DB151から検査リスト情報が読み込まれ、端末300に転送されて、検査一覧画面G4が表示部330に表示される。
図11で示すように、検査一覧画面G4は、検査に係る情報(具体的には、患者ID、患者氏名、生年月日、年齢、性別、状態、検査ID、検査日、検査部位、モダリティ、画像枚数)が一覧表示された画面である。この検査一覧画面G1では、状態「未読影」が付された検査が、読影レポートが作成されていない検査であることが分かる。
検査一覧画面G1では、1つの検査を囲む太枠カーソルCS1が表示される。この太枠カーソルCS1は、ユーザーによる操作部340の操作に応答して上下に移動され、所望の検査に合わされた状態で、操作部340の決定ボタン(例えば、リターンキー)が押下されると、太枠カーソルCS1で囲まれた1つの検査が入力対象検査として特定される。
このとき、例えば、図11で示すような検査一覧画面G4で入力対象検査が選択されると、項目「検査部位」に属する要素(例えば、胸部)と項目「モダリティ」に属する要素(例えば、CR)との組合せも同時に指定され認識される。ここで認識される要素の組合せは、支援情報DB152の下位階層Sbに係る層別情報に対応する。
このようにして、入力対象検査が特定されると、表示部330で表示される画面が検査一覧画面G4からレポート入力画面G5(図12)に遷移する。
また、入力対象検査が特定されると、タスク管理部314により、入力対象検査に対応する新規な読影レポートの作成に係るタスクが特定される。このとき、タスク管理部314の制御下で、診療情報DB151から入力対象検査に対応する依頼事項、及び検査の詳細を示す属性情報がデータ読込部111によって読み込まれ、端末300の制御部310に提供される。
図12は、表示部330で表示されるレポート入力画面G5を例示する図である。
レポート入力画面G5は、主に領域A1〜A10によって構成される。
領域A1は、入力対象検査に係る依頼事項の内容が表示される領域であり、例えば、レポートサーバ100を介して診療情報DB151から取得した依頼事項に係る情報に基づき、図13で示すような依頼事項の内容が表示される。
領域A2は、入力対象検査に係る検査の詳細な内容が表示される領域であり、例えば、レポートサーバ100を介して診療情報DB151から取得した検査の詳細に係る情報に基づき、図14で示すような検査の詳細な内容が表示される。
領域A3,A4は、読影医による操作部340の操作に応じて、自由な意見やその他の情報が記述される領域である。
領域A5は、読影レポートの作成を支援するために、支援情報DB152から取得された一部の情報が可視的に提供される領域である。
領域A6は、読影レポートを構成する所見文が表示される領域であり、読影医による操作部340の操作に応答して所見文が記入される。
領域A7は、所見文で頻繁に使用される定型句(頻出句)の一覧が表示される領域であり、例えば、図15で示すような頻出句の一覧が表示される。
領域A8は、所見文で頻繁に使用される定型文(サマリ句)の一覧が表示される領域であり、例えば、図16で示すような定型文の一覧が表示される。
領域A9は、代表的な画像を添付する領域であり、読影医による操作部340の操作に応じて、所望の代表的な画像が添付される。
領域A10は、コマンドを入力するためのアイコン(ここでは、ボタンBT1,BT2)が列挙される領域である。具体的には、ボタンBT1は、レポート入力画面G5で作成した読影レポートを構成する所見文や添付画像の内容を確定して診療情報DB151に新規に登録し、次の読影レポートの作成に移行させるコマンドを入力するボタンである。ボタンBT2は、レポート入力画面G5で作成した読影レポートを構成する所見文や添付画像の内容をクリアして、読影レポートの内容を作成し直すコマンドを入力するボタンである。
次に、領域A5に表示されるテンプレートを利用して所見文を入力する動作について説明する。
領域A5では、ユーザによって入力される検索ルールに対応する情報が支援情報DB152から取得され、適宜テンプレートの形態で可視的に出力される。そして、このテンプレートにおける要素(ここでは、語句)の選択肢が適宜指定されることで、所見文の入力が実行される。
図17は、支援情報DB152から一部の組合せ情報を抽出するための抽出条件を決定するテンプレート(抽出条件決定テンプレート)T0を例示する図である。
抽出条件決定テンプレートT0では、支援情報DB152における全属性項目のうちの一部の属性項目(ここでは「カテゴリ」)について、語句(選択肢)が列挙される。ここで列挙される属性項目「カテゴリ」に係る選択肢は、支援情報DB152の最下位階層Scに係る層別情報を規定する要素に対応する。
詳細には、情報検索部114により、下位階層Sbに属するデータベースのうち、検査一覧画面G4で入力対象検査が選択された際に認識された要素の組合せ(ここでは、下位階層Sbに係る層別情報を規定する要素の組合せ)を示す情報(組合せ情報)に対応するデータベースが認識される。そして、認識されたデータベースに対して更に従属するデータベース(ここでは、最下位階層Scに属するデータベース)に係る層別情報を規定する要素が、選択肢として列挙される。
具体的には、図17では、検査一覧画面G4(例えば、図11)において要素「胸部」「CR」の組合せが選択された場合に、図7で示した支援情報DB152に従って表示される抽出条件決定テンプレートT0が示されている。例えば、最下位階層Scに属するデータベースD1a〜D1d,D2a〜D2k,D3a〜D3eのうち、下位階層Sbに属する要素の組合せ「胸部−CR」に係るデータベースD3に対し、更に従属するデータベースD3a〜D3eに係る要素「肺」「縦隔」「骨」「軟部」「胸膜」が選択肢として列挙される。
この抽出条件決定テンプレートT0では、読影医が、操作部340を種々操作することで、マウスポインタMPを所望の選択肢に合わせて所定の操作(例えば、マウスのダブルクリック)を行うと、項目「カテゴリ」に属する選択肢が指定される。ここでは、検査一覧画面G4、および抽出条件決定テンプレートT0において選択された要素の組合せが抽出条件として指定される。
例えば、図17で示した抽出条件決定テンプレートT0において、項目「カテゴリ」に属する選択肢「肺」が指定された場合、項目「検査部位」の要素「胸部」と項目「モダリティ」の要素「CR」と項目「カテゴリ」の要素「肺」からなる3つの要素の組合せが抽出条件として指定される。つまり、この抽出条件には、最下位階層Sbに属するデータベースを特定する情報が含まれることになる。
そして、検索制御部316により、抽出条件を含む検索ルールが生成されて、入出力制御部313を介して情報検索部114に送信される。
情報検索部114は、検索ルールの入力に応答して、検索ルールに含まれる抽出条件に対応する一部の組合せ情報を、支援情報DB152から抽出する。このとき、抽出条件に含まれる最下位階層Sbに属するデータベースを特定する情報により、一部の組合せ情報を抽出するための検索の対象となるデータベースが絞り込まれる。
例えば、抽出条件が、項目「検査部位」の要素「胸部」と項目「モダリティ」の要素「CR」と項目「カテゴリ」の要素「肺」からなる要素の組合せである場合には、支援情報DB152のうち、検索の対象となるデータベースが、最下位階層ScのデータベースD3aに限定される。ここでは、抽出条件には、最下位階層Scに属するデータベースを特定する情報しか含まれていないため、最下位階層Scに属する1つのデータベースを構成する全部の組合せ情報が抽出される。
なお、抽出条件には、データベースを特定する情報の他に、ユーザーによる入力に応じて、1つの要素(例えば、語句)または2以上の要素(例えば、語句)の組合せを特定する情報を、抽出される情報を絞り込む情報(絞り込み情報)として含ませても良い。この場合には、データベースを特定する情報に対応するデータベースから、絞り込み情報に対応する各単レポート構造化データに含まれる要素(ここでは、組合せ情報)が抽出される。
情報検索部114では、抽出された情報に基づき、検索ルールに対応する画面生成ルールに従って、結果表示画面データが生成され、端末300の制御部310に送信される。
端末300では、結果表示画面データに基づき、表示制御部315の制御により、各項目に1以上の要素が対応付けられた情報の一覧(一覧表示)が、表示部330において可視的に出力される。つまり、情報検索部114によって抽出された情報に基づき、一覧表示が表示部330において可視的に出力される。具体的には、新規な読影レポートの所見文の入力を支援するテンプレート(以下「入力支援テンプレート」とも称する)が表示部330に表示される。
図18は、入力支援テンプレートT1の表示例を示す図である。なお、後述する入力支援テンプレートT1における各種入力および指定は、読影医による操作部32の操作に応答して入力される信号に基づいて行われる。
図18で示すように、入力支援テンプレートT1では、上から3/4程度の領域において、左から順に、項目「撮影条件」「部位」「基本所見」「診断」についての複数の要素(ここでは、語句)F1〜F4がそれぞれ表示される。
より詳細には、入力支援テンプレートT1では、属性項目「撮影条件」について、複数の語句(「正面像」「側面像」など)F1が、属性項目「部位」について、複数の語句(「肺野全体」「肺尖部」など)F2が、属性項目「基本所見」について、複数の語句(「スリガラス影」「網状影」など)F3が、属性項目「診断」について、複数の語句(「肺炎」「肺癌」など)F4が列挙される。
また、入力支援テンプレートT1で列挙される複数の要素については、複数の項目(ここでは、4項目「撮影条件」「部位」「基本所見」「疾患名」)に含まれる各項目に属する1以上の要素(ここでは語句)を示す表示要素が、空間順次に並べられることで、列挙される。例えば、図18で示すように、1以上の語句を示す表示要素が、その1以上の語句の従属先である項目を示す表示要素の下に列挙されるなど、対応する項目を示す表示要素との関係が可視的に認識可能な状態で列挙される。具体的には、例えば、語句を示す表示要素「正面像」「側面像」などが、従属先である項目「撮影条件」を示す表示要素の下に上下方向に沿って並べられて表示される。
そして、入力支援テンプレートT1において、4項目「撮影条件」「部位」「基本所見」「診断」の各項目に対し、複数の語句から少なくとも1つの語句にマウスポインタMPを合わせて左クリックすることで、新規な読影レポートの所見文を構成する各項目に対応する語句を指定することができる。
なお、ユーザーである読影医は、各項目に対応する語句を指定する際には、入力支援テンプレートT1の下部に表示される読影レポートの所見文の文章モデルMDを参照する。この文章モデルMDに係る情報は、例えば、教師データ等と併せて外部から与えられる。この文章モデルMDは、「[空白欄W1]にて、[空白欄W2]において、[空白欄W3]を認める。[空白欄W4]の疑い。」といった読影レポートの所見文のモデルを示す。
そして、空白欄W1〜W4には、4つの項目「撮影条件」「部位」「基本所見」「診断」に係る要素(文章を構成する要素、以下「文章構成要素」とも称する)である語句がそれぞれ当てはまる。つまり、ユーザーである読影医による語句の指定により、複数の語句(選択肢)F1のうちの少なくとも1つの語句(例えば「正面像」)が空白欄W1に充当され、複数の語句(選択肢)F2のうちの少なくとも1つの語句(例えば「中肺野」)が空白欄W2に充当される。更に、複数の語句(選択肢)F3のうちの少なくとも1つの語句(例えば「均等影」)が空白欄W3に充当され、複数の語句(選択肢)F4のうちの少なくとも1つの語句(例えば「肺癌」)が空白欄W4に充当される。また、空白欄W1〜W4には、ユーザーが操作部340のキーボードなどを種々操作することで、任意の語句が充当される。
なお、図18では、4項目「撮影条件」「部位」「基本所見」「診断」に対し、4つの語句「正面像」「中肺野」「均等影」「肺癌」がそれぞれ指定され、指定された語句を示す表示要素の濃淡が反転された状態で示されている。
このような入力支援テンプレートT1において、上述の如く、4項目についてそれぞれ指定された語句が文章モデルMDの空白欄W1〜W4に充当されている状態で、操作部340が適宜操作され、ボタンBT1がマウスポインタMPによって押下されると、レポート生成部317により、文章モデルMDの空白欄W1〜W4に充当されている語句が、所定の文章モデルMDに沿った各項目に係る文章構成要素として入力される。
そして、レポート生成部317により、文章モデルMDと、各項目に対して指定された文章構成要素とに基づき、新規な所見文が生成されて、領域A5に所見文が表示される。
このとき、新規に生成された所見文の情報がデータ書込部115によって、診療情報DB151に追加登録される。例えば、「正面像にて、中肺野において、均等影を認める。肺癌の疑い。」といった自然文で構成される所見文を示す情報が生成され、診療情報DB151に追加登録される。つまり、各項目に属する文章構成要素に基づいて、所定の文章モデルMDに沿った新規な所見文を含む新規な読影レポートの情報(新規読影レポート情報)が生成され、この新規読影レポート情報が、記憶部150によって受け付けられることで、診療情報DB151に追加登録される。
新規読影レポート情報は、複数の要素の項目に含まれた各項目にそれぞれ属する各1つずつの要素によって構成された要素の組合せに対応する情報であり、ユーザーによる入力操作に応じて入力される情報(入力情報)である。
なお、図18では、各項目に対して1つの文章構成要素を指定する例を挙げたが、これに限られず、例えば、各項目に対して2以上の文章構成要素を指定する等、少なくとも1以上の文章構成要素を指定するようにしても良い。
このように、入力支援テンプレートT1において、ユーザーによる入力に応答して、各項目に対し、少なくとも1つの要素を指定すると、所定の文章モデルMDに沿った新規な所見文を構成する要素が入力される。このため、レポート情報を構成する複数の要素を容易に入力することができる。更に、このとき、所定の文章モデルMDに沿った新規な所見文を含む新規読影レポート情報が生成されて、診療情報DB151に追加登録されるため、レポートを示す情報(レポート情報)を容易に生成することができる。すなわち、レポートを容易に作成することができる。
<情報処理システムの動作フロー>
図19から図22は、情報処理システム1の動作フローを示すフローチャートである。本動作フローは、ユーザーが操作部340を種々操作することで、制御部310でプログラムPgbが実行されることで開始される。
ステップS1では、制御部310の制御により、メインメニュー画面G1(図8)が表示部330に表示される。
ステップS2では、制御部310の制御により、支援情報DB152の階層構造を新規に設定するか否か判定される。ここでは、メインメニュー画面G1のボタンSB1が押下されて、「層別の新規設定」の機能が選択されると、ステップS3に進み、ボタンSB1が押下されていなければ、ステップS6に進む。
ステップS3では、制御部310の制御により、層別設定画面G2(図9)が表示部330に表示される。
ステップS4では、制御部310の制御により、層別情報の指定があったか否か判定される。このステップS4では、層別設定画面G2において記入欄L21,L22に所望の層別情報を規定する要素の組合せおよび要素が記入された状態で、決定ボタンDB2がマウスポインタMPによって押下されると、層別情報の指定があったものと判定されて、ステップS5に進む。このとき、層別設定部312により、層別情報が設定され、所定の記憶部(例えば、記憶部150)に記憶される。なお、ステップS4では、層別情報の指定があるまで、ステップS4の判定が繰り返される。
ステップS5では、支援情報DB152の構築が行われる。このステップS5では、図20で示す動作フローが行われ、本動作フローが終了される。ステップS5の動作フローの詳細については後述する。
ステップS6では、制御部310の制御により、支援情報DB152の階層構造を変更するか否か判定される。ここでは、メインメニュー画面G1のボタンSB2が押下されて、「層別の変更」の機能が選択されると、ステップS7に進み、ボタンSB2が押下されていなければ、ステップS10に進む。
ステップS7では、制御部310の制御により、層別変更画面G3(図10)が表示部330に表示される。
ステップS8では、制御部310の制御により、層別情報の設定を変更する指示があったか否か判定される。このステップS8では、層別変更画面G3で記入欄L21,L22に対して要素の組合せや要素の削除や追加が行われて、決定ボタンDB2がマウスポインタMPによって押下されると、層別情報の設定を変更する指示があったものと判定されて、ステップS9に進む。このとき、層別設定部312により、層別情報の設定が変更され、変更後の層別情報の設定が所定の記憶部(例えば、記憶部150)に記憶される。なお、ステップS8では、層別情報の設定を変更する指示があるまで、ステップS8の判定が繰り返される。
ステップS9では、層別設定部312によって設定が変更された層別情報に応じて、支援情報DB152を変更し、本動作フローが終了される。このステップS9では、層別情報の設定の変更により、層別情報を規定する要素の組合せや要素に対して、新たな要素の組合せや要素が追加された場合には、追加された要素の組合せや要素に対応するデータベースが、上述した下位階層Sbおよび最下位階層Scに属するデータベースの生成と同様な動作によって生成され、適宜支援情報DB152に追加される。一方、層別情報の設定の変更により、層別情報を規定する要素の組合せや要素の一部が削除された場合には、支援情報DB152から、削除された要素の組合せや要素に対応するデータベースが消去される。
ステップS10では、制御部310の制御により、読影レポートの入力を行うか否か判定される。ここでは、メインメニュー画面G1のボタンSB3が押下されて、「レポート入力」の機能が選択されると、ステップS11に進み、ボタンSB3が押下されていなければ、ステップS2に戻る。つまり、メインメニュー画面G1のボタンSB1〜SB3が押下されるまで、ステップS2,S6,S10の判定が繰り返される。
ステップS11では、制御部110,310の協働により、レポート入力機能に係る動作が行われる。このステップS11では、図21で示す動作フローが行われ、本動作フローが終了される。ステップS11の動作フローの詳細については後述する。
ここで、上記ステップS5における支援情報DB152の構築に係る動作フローの詳細について説明する。図20は、支援情報DB152を構築する動作フローを示すフローチャートである。
ステップS51では、データ読込部111により、診療情報DB151から、1つの読影レポート情報が属性情報とともに読み込まれる。
ステップS52では、データ構築部113により、ステップS51で読み込まれた読影レポート情報が構造化される。
ステップS53では、データ構築部113により、ステップS52で構造化された読影レポートに対して属性情報が追加され、図3で示したような単レポート構造化データが生成される。
ステップS54では、データ構築部113により、ステップS53で生成された単レポート構造化データが記憶部150に記憶される処理(記憶処理)が行われる。なお、この記憶処理が2回目以降では、複数の単レポート構造化データのうち、所定の属性については、共通する属性値が共有化される。
ステップS55では、検査済判定部112により、診療情報DB151に格納されている全ての生成済みの読影レポート情報について、単レポート構造化情報が生成されたか否か判定される。このステップS55では、全ての生成済みの読影レポート情報について単レポート構造化情報が生成されていない場合には、ステップS51に戻り、次の読影レポートを示す情報などが読み込まれて単レポート構造化情報が生成されて、記憶部150に蓄積される。このような多数の単レポート構造化情報の蓄積により、記憶部150には、上位階層Saに属するデータベースD0が構築される。一方、全ての生成済みの読影レポート情報について単レポート構造化情報が生成されると、ステップS56に進む。
ステップS56では、データ構築部113により、設定された層別情報に応じて、階層型のデータベース、すなわち支援情報DB152が構築され、本動作フローが終了する。このステップS56では、層別情報に応じて、上位階層Saに属するデータベースから一部の組合せ情報を抽出することで、下位階層Sbに属するデータベースが生成される。更に、層別情報に応じて、下位階層Sbに属するデータベースを構成する一部の組合せ情報を抽出することで、最下位階層Scに属するデータベースが生成される。
次に、上記ステップS11におけるレポート入力機能に係る動作フローの詳細について説明する。図21は、レポート入力機能に係る動作フローを示すフローチャートである。
ステップS111では、表示制御部315の制御により、図11で示したような検査一覧画面G4が表示部330に表示される。ここでは、データ読込部111によって診療情報DB151から検査リスト情報が読み込まれて、表示制御部315に転送される。
ステップS112では、タスク管理部314により、検査一覧画面G4において読影レポート情報を入力する対象である検査(入力対象検査)が選択されたか否か判定される。ここでは、入力対象検査が選択されるまで、ステップS112の判定が繰り返され、入力対象検査が選択されると、ステップS113に進む。
ステップS113では、制御部310の制御下で、図12で示したようなレポート入力画面G5が表示部330に表示される。
ステップS114では、主に情報検索部114および表示制御部315により、図17で示したような抽出条件決定テンプレートT0が、レポート入力画面G5の領域A5に表示される。
ステップS115では、検索制御部316により、抽出条件決定テンプレートT0上における選択肢の指定に応答して、抽出条件が決定される。この抽出条件には、例えば、検査部位およびカテゴリなどといった支援情報DB152の下位階層Sbのデータベースを特定する情報、更には、最下位階層Scのデータベースを特定する情報とが含まれる。そして、ここでは、検索制御部316により、抽出条件が含まれる検索ルールが生成されて、情報検索部114に送出される。
ステップS116では、情報検索部114により、ステップS115で決定された抽出条件に対応する一部の情報が、支援情報DB152から抽出される。ここでは、抽出条件に含まれる最下位階層Sbに属するデータベースを特定する情報によって、一部の情報を抽出するための検索の対象となるデータベースが絞り込まれる。また、情報検索部114により、抽出された一部の情報に基づく結果表示画面データが生成され、制御部310に送信される。
ステップS117では、表示制御部315の制御により、ステップS116で抽出された一部の情報(具体的には、結果表示画面データ)に基づいた入力支援テンプレートT1が、レポート入力画面G5の領域A5に表示される。
ステップS118では、受付部311により、ユーザーによる操作部340からの入力が受け付けられ、入力支援テンプレートT1における各種入力が行われる。このとき、入力支援テンプレートT1における語句の指定に応じた所見文が領域A6に提示される。
ステップS119では、受付部311により、読影レポート情報を登録する指示があったか否か判定される。ここでは、入力支援テンプレートT1においてボタンBT1が押下されて、読影レポート情報を登録の指示がなされるまで、入力支援テンプレートT1における各種入力が受け付けられ(ステップS118)、読影レポート情報を登録の指示がなされると、ステップS120に進む。
ステップS120では、レポート生成部317により、ステップS118における入力に応じた所見文を含む新規な読影レポートを示す情報が生成され、データ書込部115により、診療情報DB151に対して新規な読影レポート情報が登録される。
ここでは、ステップS120の処理が終了すると、次の検査に係る読影レポート情報の入力が行われるように、ステップS111に戻る。なお、ステップS111〜S120の処理の間に、例えば、ユーザーにより操作部340に対して特定の操作が行われると、図19〜図21で示す動作フローが終了される。
また、図21で示した動作フローにより、新規な読影レポート情報が診療情報DB151に追加されると、追加された新規な読影レポート情報に基づき、上位階層Sa、下位階層Sb、および最下位階層Scに属するデータベースを構成する組合せ情報が充実化される。図22は、組合せ情報が充実化される際の動作フローを示すフローチャートである。
ステップST51では、データ読込部111により、診療情報DB151から、新規な読影レポート情報が属性情報とともに読み込まれる。
ステップST52では、データ構築部113により、ステップST51で読み込まれた新規な読影レポート情報が構造化される。
ステップST53では、データ構築部113により、ステップST52で構造化された読影レポートに対して属性情報が追加され、図3で示したような単レポート構造化データが生成される。
ステップST54では、ステップST53で生成された単レポート構造化データが支援情報DB152に追記される処理(記憶処理)が行われる。つまり、支援情報DB152が更新される。
このステップST54では、まず、ステップST53で新規に生成された単レポート構造化データ、すなわち組合せ情報が、上位階層Saに属するデータベースD0に追加されて、データベースD0が更新される。更に、設定されている層別情報に応じて、下位階層Sbおよび最下位階層Scに属するデータベースに対して、ステップST53で新規に生成された単レポート構造化データの全部または一部の組合せ情報が追加される。このステップST54の処理が終了すると、組合せ情報が充実化される際の動作フローが終了される。
但し、複数のデータベースを更新する処理には、ある程度のデータ処理に係る演算量、すなわちデータ処理に要する時間が必要となる。このため、支援情報DB152内の組合せ情報の充実化が、所定のタイミングでまとめて行われたり、レポート入力機能に係る動作のバックグラウンドにおいて適時行われても良い。なお、所定のタイミングとしては、例えば、夜中などといったレポートサーバ100においてレポート入力機能に係る動作が極力行われないようなタイミングなどが挙げられる。
以上のように、本発明の実施形態に係る情報処理システム1では、支援情報DB152が、階層型のデータベースの形態を有する。更に、比較的下位のデータベースを特定する情報が抽出条件に含まれる。このデータベースを特定する情報により、支援情報DB152から抽出条件に対応する一部の情報を検索する際に検索対象となるデータベースが絞られる。つまり、検索対象のデータ量が絞られる。このため、データベースから一部の情報を抽出する処理に要する演算量が減少する。したがって、要素の組み合わせをそれぞれ示す多数の情報が含まれたデータベースから一部の情報を抽出する処理に要する時間を短縮することができる。
更に、このとき、支援情報DB152内の絞られた一部の情報が抽出されて、可視的に提示される。このため、検索結果を表示する画面の視認性も向上する。
ここで、仮に、処理時間の短縮や画面の視認性の向上といった観点から、単にデータベースを細かく分割して作成することを想定すると、多数の観点からデータベースを非常に細かく層別しておかなければならない。しかしながら、このような層別には、煩雑な作業が必要であり、効率的でない。また、層別の方法を変更しようとすれば、初めからデータベースを作り直さなければならず、効率的でない。
これに対して、本発明の実施形態に係る情報処理システム1では、支援情報DB152が、単に層別された複数のデータベースの集合体となっているのではなく、階層型のデータベースの形態を有している。このため、相対的に下位のデータベースに係る層別情報の設定が変更された際に、相対的に上位のデータベースを構成する一部の組合せ情報が抽出され、新規な層別情報の設定に対応する相対的に下位のデータベースが構築される。したがって、特に、下位のデータベースの層別方法を変更する際に、ユーザーは、データベースを所望の概念で容易に層別することができる。つまり、効率良く、細分化されたデータベースを構築することができ、データベースの層別における自由度が高いと言える。
また、新規なレポート情報の入力に応じて、支援情報DB152内の上位階層Sa、下位階層Sb、最下位階層Scに属するデータベースの内容が進化する。このため、新たな知識の入力に応じて、支援情報DB152内の上位および下位のデータベースの双方を容易に進化させることができる。このように、下位のデータベースのみが更新されるのではなく、上位のデータベースも更新される。このため、下位のデータベースの層別の方法を変更する際に、時間とともに進化した内容も反映させた形で、データベースを所望の切り口で容易に層別することができる。
また、支援情報DB152を構成する組合せ情報をRDFによって記述するような構成を採用することで、データベースを構成するデータ内容を容易に記述することができる。
<変形例>
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
◎例えば、上記実施形態では、支援情報DB152が、上位階層Sa、下位階層Sb、および最下位階層Scといった3階層からなる階層型のデータベースの形態を有していたが、これに限られない。例えば、2階層など、2以上の階層からなる階層型のデータベースの形態としても良い。
◎また、上記実施形態では、新規なレポート情報が入力されると、単レポート構造化データが生成されて、支援情報DB152に追加されることで、支援情報DB152に含まれるデータベースが更新されたが、これに限られない。例えば、ユーザーによる入力に応答して、入力支援テンプレートT1において、所定の文章モデルMDに沿った各項目に係る文章構成要素が入力されると、各項目にそれぞれ対応付けられている1以上の要素によって構成された複数の要素の組合せを示す情報、すなわち新規な組合せ情報が入力されているものとみなすことができる。そこで、この新規に入力された組合せ情報に基づき、新規なレポート情報を生成することなく、直接的に、支援情報DB152に含まれるデータベースを更新するようにしても良い。
詳細には、この新規に入力された組合せ情報、および層別情報に基づき、支援情報DB152に含まれる上位階層Sa、下位階層Sb、最下位階層Scのそれぞれに対し、各項目にそれぞれ対応付けられている1以上の要素によって構成された複数の要素を示す組合せ情報を追加するようにしても良い。なお、このような構成において、入力対象検査に係る属性情報を組合せ情報に適宜含ませても良い。
◎また、上記実施形態では、検査部位、モダリティ、カテゴリを基準として、データベースを階層化したが、これに限られない。例えば、性別、年齢、遺伝的な要素に関する情報(遺伝情報)、環境などといった患者個人に依存する属性(患者属性)を基準として、データベースを階層化しても良い。このような様々な層別の設定により、種々の抽出条件に対する一部の情報の抽出およびその抽出結果の提示が、短時間で可能となる。
◎また、上記実施形態では、最下位階層Scから、一部の情報を抽出したが、これに限られず、抽出条件に対応する一部の情報が、最下位階層Scに属する複数のデータベースに跨るような場合には、上位階層Sa(または下位階層Sb)に属するデータベースから一部の情報を抽出するようにしても良い。このような抽出を行う場合としては、例えば、抽出条件に、複数のカテゴリに属する要素が含まれるような場合などが挙げられる。
◎なお、最下位階層Scに属する複数のデータベースについては、相互に重複するデータ内容が存在していても良いし、あるデータベースが、複数のデータベースに含まれる複数の組合せ情報によって構成されていても良い。例えば、新たな層別情報を追加した場合には、カテゴリ別に分けた複数のデータベースと、年齢や性別ごとに分けた複数のデータベースとの間では、あるデータベースが、複数のデータベースに含まれる複数の組合せ情報によって構成される。また、性別で層別した場合には、例えば、患者が男性の場合に、抽出条件に応じて支援情報DB152から抽出される情報に、婦人系の要素が含まれないようにすることで、入力支援テンプレートの内容がより必要な項目に限定され、読影レポートの入力が更に容易になる。
◎また、上記実施形態では、上位階層Saに属するデータベースを構成する組合せ情報が、特定の部位および特定のモダリティに関する情報であったが、これに限られない。例えば、上位階層Sa、下位階層Sb、および最下位階層Scのうちの少なくとも1つに属するデータベースが、特定の検査部位および特定のモダリティのうちの少なくとも一方を含む複数の組合せ情報が蓄積されて構成されても良い。
◎また、上記実施形態では、診療情報DB151に多数の読影レポート情報が蓄積され、支援情報DB152を構成する多数の組合せ情報が、読影レポートを構成する複数の要素の組合せを示す情報であったが、これに限られない。例えば、診療情報DB151に看護レポートなどといったその他の医療に関する情報が蓄積され、支援情報DB152を構成する組合せ情報が、医療に関する複数の要素の組合せを示す情報であっても良い。つまり、例えば、看護レポートやインシデントレポート等といったその他の医療用の文書を作成するシステムについても本発明を適用することができる。
更に、例えば、営業レポートなどといった医療以外の分野のレポートの作成についても本発明を適用することができ、更にレポート以外の分野についても本発明を適用することができる。特に、過去の経験を利用しつつ、時々刻々と知識が蓄積されていくような分野について、本発明を適用することが有効的である。
例えば、事故の発生に関連する項目(例えば、「原因」「結果」「対処方法」「予防方法」など)に属する要素の関係を把握して、事故の解析や、事故を予防するシステムに応用する分野に、本発明を適用することができる。また、景気変動に関連する項目(例えば「電気業界の株価動向」「自動車業界の株価動向」など)に属する要素の関係を把握して、景気変動を予測するシステムに応用する分野に、本発明を適用することができる。

Claims (11)

  1. 情報処理システムであって、
    各項目にそれぞれ対応付けられている1以上の要素によって構成された複数の要素の組合せを示す組合せ情報が多数蓄積された第1データベースと、
    前記第1データベースに含まれた一部の組合せ情報が蓄積された第2データベースと、
    ユーザーによる前記第2データベースを特定する情報を含む抽出条件の指定に応じて、前記第2データベースから、該抽出条件に対応する情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された情報に基づき、各項目に1以上の要素がそれぞれ対応付けられた情報の一覧を可視的に出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    ユーザーによる入力に応じて、前記第1データベースから、一部の組合せ情報を抽出し、該一部の組合せ情報を格納した第3データベースを構築する構築手段、
    を更に備えることを特徴とする情報処理システム。
  3. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    ユーザーによる入力に応答して、各項目にそれぞれ対応付けられている1以上の要素によって構成された複数の要素の組合せを示す入力情報を受け付ける受付手段と、
    前記入力情報に基づき、前記第1および第2データベースのそれぞれに対し、各項目にそれぞれ対応付けられている1以上の要素によって構成された複数の要素の組合せを示す組合せ情報を追加することで、前記第1および第2データベースを更新する更新手段と、
    を更に備えることを特徴とする情報処理システム。
  4. 請求項3に記載の情報処理システムであって、
    ユーザーによる入力に応じて、レポート情報を取得する取得手段と、
    前記レポート情報を対象として言語処理を含む所定の情報処理を施すことで、該レポート情報を構成する複数の要素を認識するとともに、該レポート情報を構成する各要素に対し、該各要素が属する項目を示す情報を対応付け、該レポート情報を構成する複数の要素を組み合わせることで、前記入力情報を生成する生成手段と、
    を更に備えることを特徴とする情報処理システム。
  5. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記情報の一覧において、ユーザーによる入力に応じて、各項目に対し、少なくとも1つの要素を指定する指定手段と、
    前記指定手段によって指定された複数の要素に基づき、所定のモデルに従って、レポート情報を生成する生成手段と、
    を更に備えることを特徴とする情報処理システム。
  6. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記組合せ情報が、
    RDFで記述されている情報を含むことを特徴とする情報処理システム。
  7. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    複数のレポート情報を記憶する記憶手段と、
    各前記レポート情報を対象として言語処理を含む所定の情報処理を施すことで、各前記レポート情報を構成する複数の要素を認識するとともに、各前記レポート情報を構成する各要素に対し、該各要素が属する項目を示す情報を対応付け、各前記レポート情報を構成する複数の要素を組み合わせることで、前記第1データベースを構築する構築手段と、
    を更に備えることを特徴とする情報処理システム。
  8. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記組合せ情報が、
    医療に関する複数の要素の組合せを示す情報を含むことを特徴とする情報処理システム。
  9. 請求項8に記載の情報処理システムであって、
    前記医療に関する複数の要素が、
    読影レポートを構成する複数の要素を含むことを特徴とする情報処理システム。
  10. 請求項9に記載の情報処理システムであって、
    前記第1および第2データベースのうちの少なくとも一方が、
    特定の部位および特定のモダリティのうちの少なくとも一方を示す1以上の要素が含まれた複数の組合せ情報を蓄積していることを特徴とする情報処理システム。
  11. 情報処理システムに含まれるコンピュータによって実行されることにより、前記情報処理システムを、請求項1から請求項10のいずれかに記載の情報処理システムとして機能させるプログラム。
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