JP2002143096A - 痴呆検査装置、痴呆検査サーバ、痴呆検査クライアント、および痴呆検査システム - Google Patents

痴呆検査装置、痴呆検査サーバ、痴呆検査クライアント、および痴呆検査システム

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JP2002143096A
JP2002143096A JP2000345315A JP2000345315A JP2002143096A JP 2002143096 A JP2002143096 A JP 2002143096A JP 2000345315 A JP2000345315 A JP 2000345315A JP 2000345315 A JP2000345315 A JP 2000345315A JP 2002143096 A JP2002143096 A JP 2002143096A
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dementia
test
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Nobushiro Shimura
孚城 志村
Mitsuo Kaneko
満雄 金子
Souta Shimizu
創太 清水
Yuichi Iguchi
優一 井口
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Tokai University
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、被検者の痴呆の程度を検査する痴呆
検査システム等に関し、老人性痴呆症の初期症状(前痴
呆)の早期発見、予防に有効な痴呆検査システム等を提
供する。 【解決手段】同時に複数種類の判断を求め判断の正誤が
客観的に判定される形式での回答を求める痴呆度検定チ
ャートと、感性に関わる複数の質問と各質問ごとに用意
された択一的に選択される複数の回答との組合せからな
る痴呆要因度検定チャートとの双方に対する被検者の回
答を取得する回答取得部131と、その回答取得部で得
られた回答に基づいて、被検者の現在の、痴呆の程度を
表わす痴呆度の検定と、その被検者の将来の痴呆度の推
移予測とを行なう痴呆度検定部132を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検者の痴呆の程
度を検査する痴呆検査装置、痴呆検査システム、その痴
呆検査システムを構成する痴呆検査サーバ、および痴呆
検査クライアントに関する。
【0002】
【従来の技術】まもなく21世紀に入り、日本社会は高
齢化と少子化が同時に進行するという状況が継続する。
介護を要する高齢者は増え、介護を行う年齢層は減って
いく状況で、高齢者の健康維持に関するケアは国家的重
要課題である。
【0003】中でも老人性痴呆症は、その性質上、重度
まで症状が進行すると回復は不可能になる点、また介護
に多大な労力を必要とする点から、解決が困難な問題で
ある。厚生省による痴呆疾患の将来的な推移は、200
0年度で65歳以上の高齢者の7.2%(1156万
人)、2010年では8.1%(226万人)にも上る
と予測されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、最近の研究で痴
呆症は比較的軽度の段階でリハビリや訓練を行う事によ
り、予防や回復が可能であることが明らかになってき
た。しかし、軽度の痴呆は生活上支障ない場合も多く、
発見は難しいのが現状である。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、老人性痴呆症
の初期症状(前痴呆)の早期発見に有効な痴呆検査装
置、痴呆検査システム、その痴呆検査システムを構成す
る痴呆検査サーバ、および痴呆検査クライアントを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の痴呆検査装置のうちの第1の痴呆検査装置は、同時
に複数種類の判断を求め判断の正誤が客観的に判定され
る形式での回答を求める痴呆度検定チャートに対する被
検者の回答を取得する回答取得部と、上記回答取得部で
得られた回答に基づいて、被検者の、痴呆の程度を表わ
す痴呆度を検定する痴呆度検定部とを備えたことを特徴
とする。
【0007】人間の判断の機能は人間の脳の前頭葉が司
っており、痴呆は、発生原因などにより、いろいろ分類
されているが、最も割合の高い老人性痴呆(あるいは廃
用型痴呆)はこの前頭葉の機能低下に因るものであると
言われている。この前頭葉機能による判断力を検査する
には複数の判断力が同時に求められるテストが有効であ
ることがわかってきている。例えばあとでも説明する
「かなひろい」テストでは、文章中からあらかじめ定め
られた、例えば「あ」,「い」,「う」,「え」,
「お」のかな文字を拾い上げるとともにその文章の内容
を理解するという2つの作業が同時に行なわれる。
【0008】ところが、従来の「かなひろい」テストで
は、被検者にカウンセラーがついていてその文章の意味
をどの程度理解しているかを判断するという、カウンセ
ラーの判断が必要であり、これでは、本人も周囲も痴呆
について全く意識していない段階にある大勢の人の痴呆
度のテストには不向きである。
【0009】本発明の痴呆検査装置では、同時に複数種
類の判断を求めその判断の正誤が客観的に判定される形
式での回答を求める痴呆度検定チャートが採用され、こ
の痴呆度検定チャートに対する被検者の回答を取得し、
その回答に基づいてその被検者の痴呆の程度を表わす痴
呆度を検定するようにしたものであり、この痴呆検査装
置を使用することにより、痴呆の早期発見が可能とな
る。
【0010】ここで、本発明の第1の痴呆検査装置にお
いて、痴呆度検定チャートを記憶するチャート記憶部
と、その痴呆度検定チャートを表示するチャート表示部
とを備えることが好ましい。
【0011】本発明の痴呆検査装置は、被検者の回答を
例えばOCR(Optical Card Reade
r)で読み込んだり、オペレータがキーボード入力する
ものであってもよいが、上記のように痴呆度検定チャー
トを記憶しておいてそれを表示するように構成すると、
上記回答取得部を、検査を受けながら被検者自身が回答
するように構成することができ、取扱いに便利な装置と
なる。
【0012】また、上記本発明の第1の痴呆検査装置に
おいて、複数の被検者の回答の、それら複数の被検者を
所定の基準で複数のグループに分けたときの各グループ
ごとの統計処理結果を記憶する統計記憶部を備え、上記
痴呆度検定部は、上記回答取得部で得られた今回の被検
者の痴呆度検定チャートに対する回答の、上記統計処理
結果に対する位置を検定するものであってもよい。
【0013】ここで「所定の基準」は、典型的には、例
えば、被検者の年令を区切った「年代別」あるいは「男
女別かつ年代別」が採用されるが、それに限られず、単
に「男女の別」であってもよく、環境や風土に応じて分
類してもよく、ある病気の有無によって分類してもよ
く、特定の基準に限定されるものではない。
【0014】上記のように、統計処理結果を記憶してお
き、今回の被検者の、その統計結果に対する位置を検定
することによって、その被検者の痴呆度を検定してもよ
い。
【0015】また、上記本発明の第1の痴呆検査装置に
おいて、痴呆度検定チャートに対する回答と痴呆度との
対応を記憶しておく痴呆度記憶部を備え、上記痴呆度検
定部は、痴呆度記憶部を参照して、回答取得部で得られ
た今回の被検者の痴呆度検定チャートに対する回答から
今回の被検者の痴呆度を検定するものであってもよい。
【0016】このようして、その被検者の痴呆度を検定
してもよい。
【0017】ここで、上記本発明の第1の痴呆検査装置
において、上記痴呆度検定部で得られた痴呆度検定結果
を表示する結果表示部を備えることが好ましい。
【0018】この結果表示部を備えることにより、その
被検者の痴呆度を直ちにかつ容易に確認することができ
る。
【0019】また、上記本発明の第1の痴呆検査装置に
おいて、受検希望者が、前回受検した後所定期間を経過
しているか否かに応じて、それぞれ、その受検希望者の
受検を許諾および禁止する受検許諾判定部を備えること
が好ましい。
【0020】頻繁に検査を受けるとその検査に慣れ正確
な検定が不能となるおそれがあるからである。
【0021】また、上記目的を達成する本発明の痴呆検
査装置のうちの第2の痴呆検査装置は、同時に複数種類
の判断を求め判断の正誤が客観的に判定される形式での
回答を求める痴呆度検定チャートと、感性に関わる複数
の質問と各質問ごとに用意された択一的に選択される複
数の回答との組合せからなる痴呆要因度検定チャートと
の双方に対する被検者の回答を取得する回答取得部と、
上記回答取得部で得られた回答に基づいて、被検者の現
在の、痴呆の程度を表わす痴呆度の検定とその被検者の
将来の痴呆度の推移予測とを行なう痴呆度検定部とを備
えたことを特徴とする。
【0022】本発明の第2の痴呆検査装置では、第1の
痴呆検査装置でも採用されている前頭葉による判断力を
客観的に調べるための痴呆度検定チャートに加え、さら
に痴呆要因度検定チャートが採用されている。この痴呆
要因度検定チャートは、上述のように感性に関わるもの
であり、日常の生活において人間の右脳をどれだけ使っ
ているかを判定するものである。
【0023】痴呆の主な原因は前頭葉の機能低下にある
が、日常生活で前頭葉を常に刺激していれば前頭葉はそ
れだけ活発化し痴呆にはなりにくい。前頭葉は左脳を使
うことによっても右脳を使うことによっても刺激を受け
るが、一般的に年令が上がるにつれ左脳はあまり活発に
は使わなくなり、特に50才を過ぎる頃から右脳の活動
が支配的となっていく。ここでは、この点に着目し、感
性を司る右脳を日常的にどのように使っているか(使っ
ていないか)を検定する痴呆要因度検定チャートを採用
したのである。この痴呆要因度検定チャートについて
も、痴呆度検定チャートと同様、客観的に評価できる形
式で回答を得るように工夫されている。
【0024】本発明の第2の痴呆検査装置は、痴呆度検
定チャートと痴呆要因度検定チャートの回答を取得し
て、その回答に基づいて、被検者の現在の痴呆度の検定
と、その被検者の将来の痴呆度の推移予測を行なうもの
であり、前痴呆の早期発見、および痴呆の予防に役立た
せることができる。
【0025】ここで、上記第2の痴呆検査装置は、前述
した第1の痴呆検査装置と同様、痴呆度検定チャートと
痴呆要因度検定チャートとを記憶するチャート記憶部
と、これら痴呆度検定チャートと痴呆要因度検定チャー
トを表示するチャート表示部とを、さらに備えた構成と
することが好ましい。
【0026】また、これも第1の痴呆検査装置と同様、
本発明の第2の痴呆検査装置は、被検者の回答を例えば
OCRで読み込んだりキーボード入力するものであって
もよいが、チャートを記憶しておいて表示するように構
成することにより、回答取得部を検査を受けながら被検
者自身が回答を入力することができるように構成するこ
とができ、使いやすい装置となる。
【0027】また、上記第2の痴呆検査装置において、
複数の被検者の、痴呆度検定チャートと痴呆要因度検定
チャートとの双方に対する回答の、それら複数の被検者
を所定の基準で複数のグループに分けたときの各グルー
プごとの統計処理結果を記憶する統計記憶部を備え、痴
呆度検定部は、回答取得部で得られた今回の被検者の回
答の、上記統計処理結果に対する現在の位置の検定と将
来の位置の変化の予測とを行なうものであることが好ま
しい。
【0028】ここで、上記「所定の基準」は、前述の第
1の痴呆検査装置と同様、典型的には、被検者の年令を
区切った「年代別」あるいは「男女別かつ年代別」を採
用することができ、この場合年令が進むに応じて痴呆が
どのように推移するか予測することができるが、それに
限らず、ある病気の症状の程度を区切ったものを分類基
準とし、その病気の進行に応じた痴呆の推移を予測する
ようにしてもよい。
【0029】ここで、上記第2の痴呆検査装置におい
て、これも第1の痴呆検査装置と同様、痴呆度検定部で
得られた痴呆度検定結果と将来の痴呆度の推移予測結果
を表示する結果表示部を備えることが好ましい。
【0030】このような結果表示部を使えることによ
り、痴呆度検定結果と将来の痴呆度推移予測結果を直ち
に容易に確認することができる。
【0031】さらに、本発明の痴呆検査装置において、
これも第1の痴呆検査装置と同様受検希望者が、前回受
検した後所定期間を経過しているか否かに応じて、それ
ぞれ、その受検希望者の受検を許諾および禁止する受検
許諾判定部を備えることが好ましい。
【0032】被検者の検査慣れによる不正確な結果の発
生を防止するためである。
【0033】また、本発明の基本的な考え方は、例えば
インターネット等を利用したサーバ・クライアントシス
テムとして構成することもでき、そのように構成する
と、各自の痴呆度を検定する機会をさらに大勢の人に提
供することができ、好ましい。ここでは、このようなサ
ーバ・クライアントシステムにおけるサーバ、クライア
ントを、それぞれ、痴呆検査サーバ、痴呆検査クライア
ントと称する。
【0034】本発明の痴呆検査システムのうちの第1の
痴呆検査システムは、前述した本発明の第1の痴呆検査
装置の考え方をサーバ・クライアントシステムに適用し
たものである。すなわち、この第1の痴呆検査システム
は、通信回線を介して接続された痴呆検査サーバと痴呆
検査クライアントとからなる痴呆検査システムであっ
て、痴呆検査サーバが、同時に複数種類の判断を求め判
断の正誤が客観的に判定される形式での回答を求める痴
呆度検定チャートを記憶しておくチャート記憶部と、痴
呆度検定チャートを痴呆検査クライアントに向けて送信
するチャート送信部と、痴呆検査クライアントからの、
痴呆度検定チャートに対する回答を受信する回答受信部
と、回答受信部で得られた回答に基づいて、被検者の、
痴呆の程度を表わす痴呆度を検定する痴呆度検定部とを
備えたものであり、痴呆検査クライアントが、痴呆検査
サーバから送信されてきた痴呆度検定チャートを受信す
るチャート受信部と、チャート受信部での受信により得
られた痴呆度検定チャートを表示するチャート表示部
と、チャート表示部に表示された痴呆度検定チャートに
対する回答を操作に応じて取得する回答取得部と、回答
取得部で得られた回答を痴呆検査サーバに向けて送信す
る回答送信部とを備えたものであることを特徴とする。
【0035】被検者は、例えば自分のパーソナルコンピ
ュータ等をここでいう痴呆検査クライアントとして用い
て、自分の痴呆度の検査を受けることができる。
【0036】また、本発明の痴呆検査システムのうちの
第2の痴呆検査システムは、前述した本発明の第2の痴
呆検査装置の考え方をサーバ・クライアントシステムに
適用したものである。すなわち、この第2の痴呆検査シ
ステムは、通信回線を介して接続された痴呆検査サーバ
と痴呆検査クライアントとからなる痴呆検査システムで
あって、痴呆検査サーバが、同時に複数種類の判断を求
め判断の正誤が客観的に判定される形式での回答を求め
る痴呆度検定チャートと、感性に関わる複数の質問と各
質問ごとに用意された択一的に選択される複数の回答と
の組合せからなる痴呆要因度検定チャートとの双方を記
憶しておくチャート記憶部と、痴呆度検定チャートと痴
呆要因度検定チャートとの双方を痴呆検査クライアント
に向けて送信するチャート送信部と、痴呆検査クライア
ントからの、痴呆度検定チャートおよび痴呆要因度検定
チャートに対する回答を受信する回答受信部と、回答受
信部での受信により得られた回答に基づいて、被検者の
現在の、痴呆の程度を表わす痴呆度の検定とその被検者
の将来の痴呆度の推移予測とを行なう痴呆度検定部とを
備えたものであり、痴呆検査クライアントが、痴呆検査
サーバから送信されてきた、同時に複数種類の判断を求
め判断の正誤が客観的に判定される形式での回答を求め
る痴呆度検定チャートと、感性に関わる複数の質問と各
質問ごとに用意された択一的に選択される複数の回答と
の組合せからなる痴呆要因度検定チャートとの双方を受
信するチャート受信部と、チャート受信部での受信によ
り得られた痴呆度検定チャートと痴呆要因度検定チャー
トを表示するチャート表示部と、チャート表示部に表示
された痴呆度検定チャートと痴呆要因度検定チャートに
対する回答を操作に応じて取得する回答取得部と、回答
取得部で得られた回答を痴呆検査サーバに向けて送信す
る回答送信部とを備えたものであることを特徴とする。
【0037】この第2の痴呆検査システムにおいても、
被検者は、例えば自分のパーソナルコンピュータ等を痴
呆検査クライアントとして用いて、自分の現在の痴呆度
と今後の痴呆度の推移予測の検定を受けることができ
る。
【0038】また、本発明の痴呆検査サーバのうちの第
1の痴呆検査サーバは、本発明の第1の痴呆検査システ
ムにおける痴呆検査サーバとして好適なものであり、こ
の第1の痴呆検査サーバは、通信回線を介して接続され
た痴呆検査サーバと痴呆検査クライアントとからなる痴
呆検査システムにおける痴呆検査サーバであって、同時
に複数種類の判断を求め判断の正誤が客観的に判定され
る形式での回答を求める痴呆度検定チャートを記憶して
おくチャート記憶部と、痴呆度検定チャートを痴呆検査
クライアントに向けて送信するチャート送信部と、痴呆
検査クライアントからの、痴呆度検定チャートに対する
回答を受信する回答受信部と、回答受信部で得られた回
答に基づいて、被検者の、痴呆の程度を表わす痴呆度を
検定する痴呆度検定部とを備えたことを特徴とする。
【0039】ここで、上記第1の痴呆検査サーバは、複
数の被検者の、痴呆度検定チャートに対する回答の、そ
れら複数の被検者を所定の基準で複数のグループに分け
たときの各グループごとの統計処理結果を記憶する統計
記憶部を備え、痴呆度検定部は、回答受信部での受信に
より得られた今回の被検者の回答の、上記統計処理結果
における位置を検定するものであってもよい。
【0040】また、上記第1の痴呆検査サーバは、痴呆
度検定チャートに対する回答と痴呆度との対応を記憶し
ておく痴呆度記憶部を備え、痴呆度検定部は、痴呆度記
憶部を参照して、回答受信部での受信により得られた今
回の被検者の回答から今回の被検者の痴呆度を検定する
ものであってもよい。
【0041】また、上記第1の痴呆検査サーバは、痴呆
度検定部で得られた痴呆度検定結果を痴呆検査クライア
ントに向けて送信する結果送信部を備えたものであるこ
とが好ましく、さらに、上記第1の痴呆検査サーバは、
受検希望者が、前回受検した後所定期間を経過している
か否かに応じて、それぞれ、その受検希望者の受検を許
諾および禁止する受検許諾判定部を備えたものであるこ
とが好ましい。
【0042】また、本発明の痴呆検査クライアントのう
ちの第1の痴呆検査クライアントは、本発明の第1の痴
呆検査システムにおける痴呆検査クライアントとして好
適なものであり、この第1の痴呆検査クライアントは、
通信回線を介して接続された痴呆検査サーバと痴呆検査
クライアントとからなる痴呆検査システムにおける痴呆
検査クライアントであって、痴呆検査サーバから送信さ
れてきた、同時に複数種類の判断を求め判断の正誤が客
観的に判定される形式での回答を求める痴呆度検定チャ
ートを受信するチャート受信部と、チャート受信部での
受信により得られた痴呆度検定チャートを表示するチャ
ート表示部と、チャート表示部に表示された痴呆度検定
チャートに対する回答を操作に応じて取得する回答取得
部と、回答取得部で得られた回答を痴呆検査サーバに向
けて送信する回答送信部とを備えたことを特徴とする。
【0043】ここで、上記第1の痴呆検査クライアント
は、痴呆検査サーバから送信されてきた、上記回答を痴
呆検査サーバに送信することにより痴呆検査サーバで得
られた痴呆度検定結果を受信する結果受信部と、結果受
信部での受信により得られた痴呆度検定結果を表示する
結果表示部とを備えたものであることが好ましい。
【0044】また、本発明の痴呆検査サーバのうちの第
2の痴呆検査サーバは、本発明の第2の痴呆検査システ
ムにおける痴呆検査サーバとして好適なものであり、こ
の第2の痴呆検査サーバは、通信回線を介して接続され
た痴呆検査サーバと痴呆検査クライアントとからなる痴
呆検査システムにおける痴呆検査サーバであって、同時
に複数種類の判断を求め判断の正誤が客観的に判定され
る形式での回答を求める痴呆度検定チャートと、感性に
関わる複数の質問と各質問ごとに用意された択一的に選
択される複数の回答との組合せからなる痴呆要因度検定
チャートとの双方を記憶しておくチャート記憶部と、痴
呆度検定チャートと痴呆要因度検定チャートとの双方を
痴呆検査クライアントに向けて送信するチャート送信部
と、痴呆検査クライアントからの、痴呆度検定チャート
および痴呆要因度検定チャートに対する回答を受信する
回答受信部と、回答受信部での受信により得られた回答
に基づいて、被検者の現在の、痴呆の程度を表わす痴呆
度の検定とその被検者の将来の痴呆度の推移予測とを行
なう痴呆度検定部とを備えたことを特徴とする。
【0045】ここで、上記第2の痴呆検査サーバは、複
数の被検者の、痴呆度検定チャートと痴呆要因度検定チ
ャートとの双方に対する回答の、それら複数の被検者を
所定の基準で複数のグループに分けたときの各グループ
ごとの統計処理結果を記憶する統計記憶部を備え、痴呆
度検定部は、回答受信部での受信ににより得られた今回
の被検者の回答の、上記統計処理結果における現在の位
置の検定と将来の位置の変化の予測を行なうものである
ことが好ましい。
【0046】さらに、上記第2の痴呆検査サーバは、痴
呆度検定部で得られた痴呆度検定結果と将来の痴呆度の
推移予測結果を、痴呆検査クライアントに向けて送信す
る結果送信部を備えたものであることが好ましい。
【0047】さらに、上記第2の痴呆検査サーバは、受
検希望者が、前回受検した後所定期間を経過しているか
否かに応じて、それぞれ、その受検希望者の受検を許諾
および禁止する受検許諾判定部を備えることが好まし
い。
【0048】また、本発明の痴呆検査クライアントのう
ちの第2の痴呆検査クライアントは、本発明の第2の痴
呆検査システムにおける痴呆検査クライアントとして好
適なものであり、この第2の痴呆検査クライアントは、
通信回線を介して接続された痴呆検査サーバと痴呆検査
クライアントとからなる痴呆検査システムにおける痴呆
検査クライアントであって、痴呆検査サーバから送信さ
れてきた、同時に複数種類の判断を求め判断の正誤が客
観的に判定される形式での回答を求める痴呆度検定チャ
ートと、感性に関わる複数の質問と各質問ごとに用意さ
れた択一的に選択される複数の回答との組合せからなる
痴呆要因度検定チャートとの双方を受信するチャート受
信部と、チャート受信部での受信により得られた痴呆度
検定チャートと痴呆要因度検定チャートとを表示するチ
ャート表示部と、チャート表示部に表示された痴呆度検
定チャートと痴呆要因度検定チャートに対する回答を操
作に応じて取得する回答取得部と、回答取得部で得られ
た回答を痴呆検査サーバに向けて送信する回答送信部と
を備えたことを特徴とする。
【0049】ここで、上記第2の痴呆検査クライアント
は、痴呆検査サーバから送信されてきた、上記回答を痴
呆検査サーバに送信することにより痴呆検査サーバで得
られた痴呆度検定結果と将来の痴呆度の推移予測結果を
受信する結果受信部と、結果受信部での受信により得ら
れた痴呆度検定結果と将来の痴呆度の推移予測結果を表
示する結果表示部とを備えたものであることが好まし
い。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0051】図1は、本発明の一実施形態の痴呆検査装
置として動作するコンピュータシステムの外観斜視図で
ある。本発明の一実施形態としての痴呆検査装置は、こ
のコンピュータシステム100のハードウェアとその内
部で実行されるソフトウェアとの組合せにより実現され
ている。
【0052】このコンピュータシステム100は、CP
U、RAMメモリ、磁気ディスク、通信用ボード等を内
蔵した本体101、本体からの指示によりその表示画面
102a上に画面表示を行なうCRTディスプレイ10
2、このコンピュータシステム内に、被検者やその他の
オペレータの指示や文字情報を入力するためのキーボー
ド103、表示画面上の任意の位置を指定することによ
りその位置に表示されているアイコン等に応じた指示を
入力するマウス104を備えている。
【0053】本体101には、CD−ROM105(図
2参照)が取り出し自在に装填され、装填されたCD−
ROM105をドライブするCD−ROMドライブも内
蔵されている。
【0054】ここでは、CD−ROM105に、痴呆検
査プログラムが記憶されており、このCD−ROM10
5が本体101内に装填され、CD−ROMドライブに
よりそのCD−ROM105に記憶された痴呆検査プロ
グラムがそのコンピュータシステム100の磁気ディス
ク内にインストールされる。コンピュータシステム10
0の磁気ディスク内にインストールされた痴呆検査プロ
グラムが起動されると、このコンピュータシステム10
0は、本発明の痴呆検査装置の一実施形態として動作す
る。
【0055】図2は、図1に示すコンピュータシステム
100のハードウェア構成図である。
【0056】このハードウェア構成図には、中央演算処
理装置(CPU)111、RAM112、磁気ディスク
コントローラ113、CD−ROMドライブ115、マ
ウスコントローラ116、キーボードコントローラ11
7、ディスプレイコントローラ118、および通信用ボ
ード119が示されており、それらはバス110で相互
に接続されている。
【0057】CD−ROMドライブ115は、図1を参
照して説明したように、CD−ROM105が装填さ
れ、装填されたCD−ROM105をアクセスするもの
である。
【0058】通信用ボード119は、通信回線に接続さ
れる。このコンピュータシステムを用いて行なわれた被
検者の検査結果はこの通信用ボード119を介して、図
示しないデータ蓄積用のサーバに送信され、その被検者
の経過観察や、多数の被検者に関する統計処理等に利用
される。
【0059】また、図2には、磁気ディスクコントロー
ラ113によりアクセスされる磁気ディスク114、マ
ウスコントローラ116により制御されるマウス10
4、キーボードコントローラ117により制御されるキ
ーボード103、およびディスプレイコントローラ11
8により制御されるCRTディスプレイ102も示され
ている。
【0060】図3は、図1,図2に示すコンピュータシ
ステム内で痴呆検査プログラムが実行されることにより
実現される、本発明の痴呆検査装置の一実施形態の機能
ブロック図である。
【0061】この図3に示す痴呆検査装置120を構成
する回答取得部121は、同時に複数種類の判断を求め
判断の正誤が客観的に判定される形式での回答を求める
痴呆度検定チャートに対する被検者の回答を取得するも
のであり、ハードウェア上は、図1,図2に示すキーボ
ード103やマウス104がこれに相当する。
【0062】また、痴呆度検定部122は、回答取得部
121で得られた回答に基づいて、被検者の、痴呆の程
度を表わす痴呆度を検定するものであり、ハードウェア
上は、そのような検定を行なうプログラムを記憶してお
く磁気ディスク114やそのような検定を行なうプログ
ラムを実行するCPU111等がこれに相当する。
【0063】また、チャート記憶部123は、痴呆度検
査チャートを記憶しておくものであり、ハードウェア上
は、図2に示す磁気ディスク114等がこれに相当す
る。このチャート記憶部123に記憶された痴呆度検定
チャートは、痴呆度の検定にあたり読み出されて、チャ
ート表示部124に表示される。このチャート表示部1
24は、ハードウェア上は図1,図2に示すCRTディ
スプレイ102がその役割を担っている。
【0064】また、統計記憶部125は、複数の被検者
の回答の、それら複数の被検者を所定の基準(この実施
形態では、被検者の年齢を20才代、30才代、40才
代、……のように10才ずつ区切った年代を基準とす
る)で複数のグループに分けたときの各グループごとの
統計処理結果(この実施形態では平均値と分散)を記憶
する役割を担っている。この統計記憶部125も、、ハ
ードウェア上は磁気ディスク114がその役割りを担っ
ている。
【0065】痴呆度検定部122は、この統計記憶部1
25に記憶された統計処理結果(本実施形態では年代別
の平均値と分散)を利用して、回答取得部121で得ら
れた今回の被検者の痴呆度検定チャートに対する回答
の、統計処理結果に対する位置を検定する。
【0066】また、痴呆度記憶部126は、痴呆度検定
チャートに対する回答と痴呆度との対応を記憶しておく
ものであり、痴呆度検定部122は、この痴呆度記憶部
126を参照して、回答取得部121で得られた今回の
被検者の痴呆度検定チャートに対する回答から今回の被
検者の痴呆度を検定する機能も有する。この痴呆度記憶
部126もハードウェア上は磁気ディスク114がその
役割りを担っている。
【0067】また結果表示部127は、痴呆度検定部1
22により、統計記憶部125を参照して、あるいは痴
呆度記憶部126を参照して得られた痴呆度検定結果を
表示するものである。この結果表示部127は、ハード
ウェア上は、チャート表示部124と同様、CRTディ
スプレイ102がその役割りを担っている。
【0068】さらに、受検許諾判定部128は、受検希
望者が、前回受検した後所定期間(例えば3ヵ月間)を
経過しているか否かに応じて、それぞれ、その受検希望
者の受検を許諾および禁止するものである。
【0069】図3に示す痴呆検査装置120は、上記の
ように構成されたものであり、被検者の痴呆度の検査に
あたり、以下のように動作する。
【0070】先ず受検希望者は、氏名や、年令、男女の
別、職業等の個人情報を入力する。一度受検するとその
被検者にID番号を通知しておき、以前に受検したこと
のある受検希望者は、そのID番号を入力することで様
々な個人情報の入力に代えてもよい。
【0071】このような個人情報、あるいはID番号が
入力されると、先ず、受検許諾判定部128により、そ
の受検希望者が、所定期間内、例えば過去3ヵ月以内に
受検していないかどうかがサーチされ、受検していたと
きは、その受検許諾判定部128は、チャート表示部1
24への痴呆度検定チャートの表示、および回答取得部
121での回答の受付が行なわれないように制御する。
短期間で複数回受検しても効果がなく、さらに、効果が
ないだけではなく、この検査に慣れることにより誤った
検査結果を生むおそれがあるからである。
【0072】その受検希望者が初めて受検する場合、あ
るいは前回受検した後例えば3ヵ月等の所定期間を経過
していたときは、受検が許諾される。
【0073】受検にあたっては、チャート記憶部123
から痴呆度検定チャートが読み出されてチャート表示部
124に表示されるが、その前に、その痴呆度検定チャ
ートを用いた検査方法についての説明が表示され、例え
ばマウスクリック等により検査の開始が指示されたタイ
ミングで痴呆度検定チャートが表示され、所定の検査時
間(例えば2分間)が経過するとその痴呆度検定チャー
トが画面から消去されるようになっている。
【0074】被検者は、その検査時間の間、回答取得部
121を構成するキーボード103あるいはマウス10
4を操作してその痴呆度検定チャートに対する回答を入
力し、回答取得部121はその入力された回答を受け取
って痴呆度検定部122に渡す。
【0075】痴呆度検定部122は、その回答に基づい
て、統計記憶部125や痴呆度記憶部126を参照して
痴呆度を検定し、その検定結果を結果表示部127に送
る。結果表示部127はその痴呆度検査結果を表示す
る。痴呆度検定部122は、図2に示す通信用ボード1
19を介して、痴呆度検査結果をその被検者の個人情報
と共に、図示しないデータ蓄積用のサーバに送信する。
データ蓄積用サーバは、前述したように、その送られて
きたデータを、その被検者の経過観察や、多数の被検者
に関する統計処理等に利用される、このサーバは、定期
的に統計処理(ここでは被検者の各年代別の平均値と分
散を求める処理)を行ない、その統計処理結果は、その
サーバから図3に示す痴呆検査装置120に送信されて
統計記憶部125の内容が更新される。
【0076】以下、図3に示す痴呆検査装置120にお
ける具体的な処理について説明する。
【0077】図4は、チャート記憶部123に記憶され
た痴呆度検定チャートの例を示す図である。
【0078】このチャートには、色を示す文字が重複を
許容して多数配列されている。また、それらの各文字は
様々な色で表現されている。それら多数の文字のうち、
文字の意味する色と、その文字自体の色が一致している
ものもあり、異なっているものもある。例えば「赤」の
文字が複数現れているが、それら複数の「赤」の文字の
うちのある「赤」の文字は赤色で表現されており、別の
「赤」の文字は、赤色以外の別の様々な色で表現されて
いる。「紫」、「黄」、「青」等、他の文字についても
同様である。
【0079】このチャートを用い、ここでは、文字の意
味する色とその文字自体の色が一致しているか否かを1
つずつチェックしていく。すなわち、被検者には文字の
意味とその文字の色との2種類の判断が同時に要求され
ることになる。このような、同時に2種類の判断を行な
わせる検査は、機能低下によって痴呆を引き起こす前頭
葉の機能の判定に有効である。
【0080】また、この図4に示すチャートの場合、各
文字に対する回答の正誤が客観的に判定される。ここで
は、各文字についてのチェック結果が正解のときは+1
点、不正解のときは−1点として、得点が求められる。
【0081】例えばこの図4に示すような痴呆度検定チ
ャートがチャート記憶部123に記憶されており、検査
にあたっては、この痴呆度検定チャートがチャート記憶
部123から読み出されてチャート表示部124に表示
され、被検者は、例えばマウス104を操作して文字の
意味する色とその文字自体の色が一致しているか否かを
チェックしていくことにより、検査が行なわれる。
【0082】この図4に示す痴呆度検定チャートの考え
方は他の言語、例えば英語にも適用することができる。
例えばRed,Green,Yellowという色を表
わす単語とそれらの単語自体の色との組合せによる英語
版の痴呆度検定チャートを作成することもできる。
【0083】図5は、「かなひろいテスト」のテストチ
ャートを示す図である。
【0084】ここには意味のある文章が示されており、
被検者はその文章の内容を理解しながら、「あ」,
「い」,「う」,「え」,「お」の文字を拾っていく。
この場合も、被検者には、内容の理解と、特定の文字が
出現したことの判断との、同時に2つの種類の判断が要
求される。
【0085】図6は、図5の「かなひろいテスト」に関
する設問例を示す図である。
【0086】この図6に示す設問は、図5の「かなひろ
いテスト」が終了した後にチャート表示部124に表示
された画面であり、図5の「かなひろいテスト」と合わ
せて本発明にいう痴呆度検定チャートを構成するもので
ある。
【0087】この図6には、設問のみでなく、その直前
に行なった「かなひろいテスト」の採点結果もあらわれ
ている。ここでは、例えば、正答は1点、誤答は−1
点、見落としは0点とし、さらに設問の得点も合わせて
得点が集計される。
【0088】この図6における設問は、○×式で回答す
るようになっており、内容の理解度を客観的に把握する
ことができる。この設問についても、例えば正答の1つ
につき2点が与えられ全ての得点が集計される。
【0089】図3に示す痴呆検査装置120のチャート
表示部124に図4、または図5及び図6に示すような
痴呆度検定チャートが表示され、回答取得部121でそ
れに対する被検者の回答が入力されると、その入力され
た回答は、痴呆度検定部122に入力される。この痴呆
度検定部122では、前述したように、その回答に基づ
いて、かつ統計記憶部125や痴呆度記憶部126が参
照されて、その被検者の痴呆度の検定が行なわれ、その
検定結果が結果表示部127に表示される。
【0090】図7は、結果表示部127に表示される痴
呆度検定部結果の表示例を示す図である。横軸は得点、
縦軸は度数を表わしている。
【0091】統計記憶部125には、本実施形態では、
過去の多数の被検者を年代別に分けたときの各年代ごと
の被検者の得点の平均と分散が記憶されており、それら
各年代別の平均と分散のうちの、今回の被検者の年代の
ものが読み出されて、図7に示すような、その被検者の
年代の得点分布を表わすヒストグラムAが作成され、そ
の被検者の得点Bがその年代におけるどのあたりに位置
しているかが検定される。
【0092】被検者は、結果表示部127に表示された
図7に示す検定結果を見て、自分がどの程度の痴呆度に
あるかを客観的に知ることができる。また、被検者は過
去の検定結果を呼び出し、今回の検定結果と比較するこ
とができる。
【0093】尚、図7にはヒストグラムAとその被検者
の得点Bしか示されていないが、その被検者の得点Bが
どの程度の痴呆度を意味するかを数値あるいは解説文で
示してもよい。
【0094】図8は、結果表示部127に表示される痴
呆度検定結果の、もう1つの表示例を示す図である。こ
こでは、横軸は被検者の年令、縦軸はテストの得点を示
している。
【0095】痴呆度記憶部126には、図8に表現され
るような、痴呆度検定チャートに対する得点と痴呆度と
の対応が記憶されている。
【0096】また、痴呆度記憶部126には各年令ごと
の平均値C、その分散に基づいて決定された、その年令
として通常な状態であると見なすことのできる上下限値
D,Eも記憶されている。
【0097】痴呆度検定部122では、痴呆度記憶部1
26に記憶されたデータと、今回の被検者の年令および
得点Fとからその被検者がどの痴呆度にあり、かつそれ
がその被検者の年齢として通常なものであるかどうかの
検定が行なわれる。被検者は、結果表示部127に表示
された、図8に示すような検定結果を表わす画面を見
て、自分がどのレベルにあるかを容易に知ることができ
る。また、被検者は過去の得点Gを呼び出し、今回の検
定結果と比較することができる。
【0098】図9は、図1,図2に示すコンピュータシ
ステム内で痴呆検査プログラムが実行されることにより
実現される、本発明の痴呆検査装置のもう1つの実施形
態の機能ブロック図である。
【0099】この図9に示す痴呆検査装置130を構成
する回答取得部131では、図3に示す痴呆検査装置1
20で採用された痴呆度検定チャートと同様の痴呆度検
定チャートと、感性に関わる複数の質問と各質問ごとに
用意された択一的に選択される複数の回答との組合せか
らなる痴呆要因度検定チャートとの双方に対する被検者
の回答が取得される。この回答取得部131は、ハード
ウェア上は、図1,図2に示すキーボード103やマウ
ス104がこれに相当する。
【0100】また、痴呆度検定部132では、回答取得
部で得られた回答に基づいて、被検者の現在の痴呆度と
の検定と、その被検者の将来の痴呆度の推移予測とが行
なわれる。この痴呆度検定部は、ハードウェア上は、そ
のような検定や推移予測を行なうプログラムを記憶して
おく磁気ディスク114やそのような検定や推移予測を
行なうプログラムを実行するCPU111等がこれに相
当する。
【0101】また、チャート記憶部133は、痴呆度検
定チャートと痴呆要因度検定チャートを記憶しておくも
のであり、ハードウェア上は、図2に示す磁気ディスク
114等がこれに相当する。このチャート記憶部133
に記憶された痴呆度検定チャートおよび痴呆要因度検定
チャートは痴呆度の検定にあたり読み出されてチャート
表示部134に表示される。このチャート表示部134
は、ハードウェア上は図1,図2に示すCRTディスプ
レイ102がその役割を担っている。
【0102】また、統計記憶部135は、複数の被検者
の、痴呆度検定チャートと痴呆要因度検定チャートとの
双方に対する回答の、それら複数の被検者を所定の基準
(この実施形態では、被検者の年齢を20才代、30才
代、40才代、……のように10才ずつ区切った年代を
基準とする)で複数のグループに分けたときの各グルー
プごとの統計処理結果(この実施形態では、後述するよ
うな各年代ごとの最小二乗近似直線)を記憶する役割を
担っている。この統計記憶部135も、ハードウェア上
は磁気ディスク114がその役割りを担っている。
【0103】痴呆度検定部132では、この統計記憶部
135に記憶された統計処理結果(本実施形態では年代
別の最小二乗近似直線)を利用して、回答取得部131
で得られた今回の被検者の、痴呆度検定チャートおよび
痴呆要因度検定チャートに対する回答の、統計処理結果
における現在の位置の検定と将来の位置の変化の予測が
行なわれる。
【0104】また結果表示部137は、痴呆度検定部1
32により統計記憶部135を参照して得られた痴呆度
検査結果と将来の痴呆度推移予測結果を表示するもので
ある。この結果表示部137は、ハードウェア上は、チ
ャート表示部134と同様、CRTディスプレイ102
がその役割りを担っている。
【0105】さらに、受検許諾判定部137は、受検希
望者が、前回受検した後所定期間(例えば3ヵ月間)を
経過しているか否かに応じて、それぞれ、その受検希望
者の受検を許諾および禁止するものである。
【0106】図9に示す痴呆検査装置130は、上記の
ように構成されたものであり、被検者の痴呆度の検査に
あたり、以下のように動作する。
【0107】先ず受検希望者は、氏名や、年令、男女の
別、職業等の個人情報を入力する。一度受検した被検者
にはID番号が通知され、以前に受検したことのある受
検希望者は、そのID番号を入力することで様々な個人
情報の入力に代えてもよい。
【0108】このような個人情報、あるいはID番号が
入力されると、先ず、受検許諾判定部137により、そ
の受検希望者が、所定期間内、例えば過去3ヵ月以内に
受検していないかどうかがサーチされ、受検していたと
きは、チャート表示部134への痴呆度検定チャートや
痴呆要因度検定チャートの表示、および回答取得部13
1での回答の受付が行なわれないように制御される。短
期間で複数回受検しても効果がなく、効果がないだけで
はなくこの検査に慣れることにより誤った検査結果を生
むおそれがあるからである。
【0109】その受検希望者が初めて受検する場合、あ
るいは前回受検した後例えば3ヵ月等の所定期間を経過
していたときは、受検が許諾される。
【0110】受検にあたっては、チャート記憶部133
から痴呆度検定チャートが読み出されてチャート表示部
134に表示されるが、その前に、先ず、痴呆度検定チ
ャートを用いた検査方法についての説明が表示され、そ
の後、例えばマウスクリック等により検査の開始が指示
されたタイミングで痴呆度検定チャートが表示され、所
定の検査時間(例えば2分間)が経過するとその痴呆度
検定チャートが画面から消去されるようになっている。
【0111】被検者は、その検査時間の間、回答取得部
131を構成するキーボード103あるいはマウス10
4を操作してその痴呆度検定チャートに対する回答を入
力し、回答取得部131はその入力された回答を受け取
って痴呆度検定部132に渡す。
【0112】次に、今度は痴呆要因度検定チャートを用
いた検査方法についての説明が表示され、その後、例え
ばマウスクリック等により痴呆要因度検定チャートが表
示され、被検者は、その表示された痴呆要因度検定チャ
ートを見ながら例えばマウス操作により回答していく。
回答取得部131はその入力された痴呆度検定部132
に渡す。痴呆度検定部132では、それらの回答に基づ
いて、統計記憶部135を参照して、その被検者の現在
の痴呆度の検定と、その被検者の将来の痴呆度の推移予
測とが行なわれる。 それらの痴呆度検定結果および将
来の痴呆度の推移予測結果は、結果表示部136に送ら
れ、結果表示部136はそれらの結果を表示する。
【0113】また、痴呆度検定部132は、図2に示す
通信用ボード119を介して、それらの結果をその被検
者の個人情報と共に、図示しないデータ蓄積用のサーバ
に送信する。データ蓄積用サーバは、その送られてきた
データを、その被検者の経過観察や、多数の被検者に関
する統計処理等に利用する。このサーバは、定期的に統
計処理を行ない、その統計処理結果は、そのサーバから
図9に示す痴呆検査装置130に送信されて統計記憶部
135の内容が更新される。
【0114】以下、図9に示す痴呆検査装置130にお
ける具体的な処理について説明する。
【0115】チャート記憶部133には痴呆度検定チャ
ートと痴呆要因度検定チャートとの双方が記憶されてい
るが、それらのうち痴呆度検定チャートについては、そ
の具体例およびその取扱いについて前述したため、ここ
での重複説明は省略する。
【0116】図10は、痴呆要因度検定チャートの分類
を示す図、図11〜図18は痴呆要因度検定チャートの
例を示す図である。
【0117】本実施形態における痴呆要因度検定チャー
トは、図10に示すように、「既婚男性」、「専業主
婦」、「既婚男性(共働き)」、「既婚女性(共働
き)」、「独身男性」、「独身女性」、および「学生」
の、合計7グループに分類された各グループごとに用意
され、かつ各グループについて「日常生活」と「職場」
(あるいは「家事」、「学校」)の2種類の痴呆要因度
検定チャートが用意されている。
【0118】ここで、図11,図12は、「既婚男性」
の「日常生活」に関する痴呆要因度検定チャートの一
例、図13,図14は、「既婚男性」の「職場」に関す
る痴呆要因度検定チャートの一例、図15,図16は、
「専業主婦」の「日常生活」に関する痴呆要因度検定チ
ャートの一例、図17,図18は、「専業主婦」の「家
事」に関する痴呆要因度検定チャートの一例である。他
のグループの痴呆要因度検定チャートも同様に作成され
るが、ここでは図示は省略する。
【0119】これらの痴呆要因度検定チャートは、いず
れも日常生活や職場等において右脳をどれだけ活性化さ
せて感性の高い生活を送っているかを客観的に評価する
ためのものである。
【0120】これらの痴呆要因度検定チャートを用いた
テストでは、例えば1群が+1点、2群が0点、3群が
−1点として、被検者の得点が集計される。
【0121】図9に示す痴呆検査装置130のチャート
表示部134に、図4、または図5及び図6に示すよう
な痴呆度検定チャートや、図11〜図18に例を示すよ
うな痴呆要因度検定チャートのうちのその被検者に適合
した痴呆要因度検定チャートが順次表示され、回答取得
部131でそれらに対する被検者の回答が入力される。
その入力された回答は、痴呆度検定部132に入力さ
れ、前述したように、この痴呆度検定部132におい
て、その被検者の現在の痴呆度の検定とその被検者の将
来の痴呆度の推移予測とが行なわれ、それら現在の痴呆
度およびその痴呆度の推移予測を表わす画面が結果表示
部136に表示される。
【0122】図19は、結果表示部136への表示例を
示す図である。この図の横軸は痴呆度検定チャートを用
いた前頭葉機能テストの得点、縦軸は痴呆要因度検定チ
ャートを用いた右脳活性度テストの得点を表わしてお
り、20代、30代、……、100代の各直線G1,G
2,……,G9は、それぞれ各年代(20代、30代、
……、100代)の過去の多数の被検者の得点分布の、
各年代ごとの最小二乗近似直線を表わしている。
【0123】また、図19の縦に延びる2つの破線H
1,H2は、それぞれ、「前痴呆」と名づけられた痴呆
度、「痴呆」と名づけられた痴呆度をあらわしている。
【0124】これらの直線G1,G2,……,G9は、
本発明にいう統計処理結果の一例であり、図9に示す統
計記憶部135に記憶されている。これらの直線は、痴
呆度検定部132によって読み出され、今回の被検者
が、その統計処理結果中のどのあたりに位置しているか
が検定される。
【0125】ここで、今回の被検者の、痴呆度検定チャ
ートを用いた前頭葉機能テストの得点がa1、痴呆要因
度検定チャートを用いた右脳活性度テストの得点がbで
あったときは、その被検者はA1の位置にあることにな
る。その被検者は、生活習慣、すなわち右脳の活性度に
変化が無ければ、10年後にはA2の位置に移行し、2
0年後にはA3の位置に移行して前痴呆の段階に入り、
30年後にはA4の位置に移行し、40年後にはAnの
位置に移行して痴呆の段階に入ることが予測される。ま
た、被検者は過去の位置A0を表示し、変化を示すこと
もできる。
【0126】ここには図示はされていないが、痴呆要因
度検定チャートを用いた右脳活性度テスト結果からその
被検者が生活習慣をどのように改善すれば痴呆の進行を
どの程度押えることができるかアドバイスも表示され
る。
【0127】図20は、本発明の痴呆検査システムの一
実施形態として動作するサーバ・クライアントシステム
の構成図である。
【0128】ここには痴呆検査クライアントとして動作
する3台のコンピュータシステム200,300,40
0と、痴呆検査サーバとして動作する1台のコンピュー
タシステム500が示されており、それらの間は通信回
線600で接続されている。
【0129】各コンピュータシステム200,300,
400,500は、CPU、RAMメモリ、磁気ディス
ク、通信用ボード等を内蔵した本体201,301,4
01,501、本体からの指示によりその表示画面20
2a,302a,402a,502a上に画面表示を行
なうCRTディスプレイ202,302,402,50
2、被検者やその他のオペレータの指示や文字情報をコ
ンピュータシステム内に入力するためのキーボード20
3,303,403,503、表示画面上の任意の位置
を指定することによりその位置に表示されているアイコ
ン等に応じた指示を入力するマウス204,304,4
04,504を備えている。
【0130】各コンピュータシステム200,300,
400,500のハードウェア構成は、本質的には、図
1に示すコンピュータシステム100のハードウェア構
成(図2参照)と同様であり、ここでは詳細説明は省略
する。
【0131】図21は、図20に示すサーバ・クライア
ントシステムにより実現される本発明の痴呆検査システ
ムの一実施形態の機能ブロック図である。ここでは、痴
呆検査クライアントは代表的に1台のみ示してある。
【0132】この図21に示す痴呆検査システム700
は、痴呆検査サーバ710と痴呆検査クライアント72
0とから構成されている。
【0133】この痴呆検査システム700を構成する痴
呆検査サーバ710は、チャート記憶部711、チャー
ト送信部712、回答受信部713、痴呆度検定部71
4、統計記憶部715、痴呆度記憶部716、結果送信
部717、および受検許諾判定部718から構成されて
いる。これらのうち、チャート記憶部711、痴呆度検
定部714、統計記憶部715、痴呆度記憶部716、
および受検許諾判定部718は、前述した、図3に示す
痴呆度検定装置120を構成する、それぞれチャート記
憶部123、痴呆度検定部122、統計記憶部125、
痴呆度記憶部126、および受検許諾判定部128と各
同一の作用を成すものであり、ここでは重複説明は省略
する。ただし、受検許諾判定部718は、痴呆検査クラ
イアント720から送信されてきた個人情報に基づい
て、受検の許可あるいは禁止が判定され、受検禁止のと
きは、チャート送信部712からの痴呆度検定チャート
の送信が禁止される。
【0134】また、チャート送信部712は、受検が許
可された場合にチャート記憶部711から痴呆度検定チ
ャートを読み出して痴呆検査クライアント720に送信
するものであり、回答受信部713は、痴呆検査クライ
アント720から、その送信した痴呆度検定チャートに
対する回答を受信するものであり、結果送信部717
は、痴呆度検定部714で得られた痴呆度検定結果を痴
呆検査クライアント20に向けて送信するものであり、
ハードウェア上は、いずれも、主として、痴呆検査サー
バ710として動作するコンピュータシステムの通信用
ボード(図2参照)がそれらに対応する。
【0135】また、痴呆検査システム700を構成する
痴呆検査クライアント720は、チャート受信部72
1、チャート表示部722、回答取得部723、回答送
信部724、結果受信部725、および結果表示部72
6から構成されている。これらのうち、チャート表示部
722、回答取得部723、および結果表示部726
は、図3に示す痴呆検査装置120における、それぞれ
チャート表示部124、回答取得部121、および結果
表示部127と各同一の作用を成すものであり、ここで
は重複説明は省略する。
【0136】また、チャート受信部721は、痴呆検査
サーバ710から通信回線600を経由して送信されて
きた痴呆度検定チャートを受信するものであり、回答送
信部724は、回答取得部723で取得した回答を痴呆
検査サーバ710に向けて送信するものであり、結果受
信部725は、痴呆検査サーバ710から送信されてき
た痴呆度検定結果を受信するものである。これらは、い
ずれも、ハードウェア上は、主として、その痴呆検査ク
ライアント720として構成するコンピュータシステム
の通信用ボード(図2参照)が担っている。
【0137】痴呆度検定の手順も、通信回線600を介
して通信される点を除き、図3に示す痴呆検査装置の場
合と同様であり、ここでは説明は省略する。
【0138】図22は、図20に示すサーバクライアン
トシステムにより実現される本発明の痴呆検査システム
のもう1つの実施形態の機能ブロック図である。ここで
も、痴呆検査クライアントは代表的に1台のみ示してあ
る。
【0139】この図22に示す痴呆検査システム800
は、痴呆検査サーバ810と痴呆検査クライアント82
0とから構成されている。
【0140】この痴呆検査システム800を構成する痴
呆検査サーバ810は、チャート記憶部811、チャー
ト送信部812、回答受信部813、痴呆度検定部81
4、統計記憶部815、結果送信部816、および受検
許諾判定部817から構成されている。これらのうち、
チャート記憶部811、痴呆度検定部814、統計記憶
部815、および受検許諾判定部817は、前述した図
9に示す痴呆度検定装置130を構成する、それぞれチ
ャート記憶部133、痴呆度検定部132、統計記憶部
135、および受検許諾判定部137と各同一の作用を
成すものであり、ここでは重複説明は省略する。ただ
し、受検許諾判定部817は、図21に示す痴呆検査サ
ーバ710における受検許諾判定部718と同様、痴呆
検査クライアント820から送信されてきた個人情報に
基づいて受検の許可あるいは禁止が行なわれ、受検禁止
のときは、チャート送信部812からの痴呆度検定チャ
ートや痴呆要因度検定チャートの送信が禁止される。
【0141】また、チャート送信部812は、受検が許
可された場合にチャート記憶部811から痴呆度検定チ
ャートおよび痴呆要因度検定チャートを読み出して痴呆
検査クライアント820に送信するものであり、回答受
信部813は、痴呆検査クライアント820から、その
送信した痴呆度検定チャートや痴呆要因度検定チャート
に対する回答を受信するものであり、結果送信部816
は、痴呆度検定部814で得られた痴呆度検定結果や将
来の痴呆度の推移予測結果を痴呆検査クライアント82
0に向けて送信するものであり、ハードウェア上は、い
ずれも、主として、痴呆検査サーバ810として動作す
る、図20に示すコンピュータシステム500の通信用
ボード(図2参照)がそれらに対応する。
【0142】また、痴呆検査システム800を構成する
痴呆検査クライアント820は、チャート受信部82
1、チャート表示部822、回答取得部823、回答送
信部824、結果受信部825、および結果表示部82
6から構成されている。これらのうち、チャート表示部
822、回答取得部823、および結果表示部826
は、図9に示す痴呆検査装置130における、それぞれ
チャート表示部134、回答取得部131、および結果
表示部137と各同一の作用を成すものであり、ここで
は重複説明は省略する。
【0143】また、チャート受信部821は、痴呆検査
サーバ810から通信回線600を経由して送信されて
きた痴呆度検定チャートや痴呆要因度検定チャートを受
信するものであり、回答送信部824は、回答取得部8
23で取得した回答を痴呆検査サーバ810に向けて送
信するものであり、結果受信部825は、痴呆検査サー
バ810から送信されてきた痴呆度検定結果や将来の痴
呆度推移予測結果を受信するものである。これらは、い
ずれも、ハードウェア上は、主として、その痴呆検査ク
ライアント820として動作するコンピュータシステム
の通信用ボード(図2参照)が担っている。
【0144】痴呆度検定等の手順も、通信回線600を
介して通信される点を除き、図9に示す痴呆検査装置1
30の場合と同様であり、ここでは説明は省略する。
【0145】図23は、本発明の痴呆検査システムの一
実施形態を含む、早期痴呆発見、予防システムの全体像
を示す図である。
【0146】この早期痴呆発見予防システム900は、
図23に示すとおり、被検者のパーソナルコンピュータ
(パソコン)910、ホームページ921と全体のデー
タベース922とからなるWebサーバ920、要精検
データベース930、各地域の精検サポートシステム9
40から構成されている。
【0147】被検者のパソコン910は、テストを受け
る人が使用する端末である。家庭用のパソコン以外に、
携帯用端末など、インターネットに接続可能な情報端末
であればどのようなものを利用してもよい。
【0148】ホームページ921は、Webサーバ92
0の中に構築され、被検者の基本データ、テスト結果等
の収集、あるいはテストの実行、データベースからフィ
ードバックされたアドバイスの表示などを行い、データ
ベースとクライアントとを結ぶ窓口となる。
【0149】全体のデータベース922は、全被検者の
データを保存・管理し統計処理を行う。
【0150】要精検データベース930は、全体のデー
タベース922から精密検査が必要と判断された被検
者、たとえば図19記載のHI[前痴呆]以下のテスト
結果の被検者のデータをもらい、対象となった被検者に
精密検査の案内を出したり、地域の精検サポートセンタ
に情報を出したりするサーバである。また、全国の精検
サポートセンタや医療機関から共通のフォーマットの使
用によりアクセスでき、どこでもサポートが可能である
ようにする役割を持つ。
【0151】地域の精検サポートセンタ940では、精
密検査が必要と診断された人に、医師、保健婦などによ
る、かなり精密な検査やリハビリ等のサービスが行なわ
れる。
【0152】一連のシステムの流れとしては、まずテス
ト被検者がホームページ上で基本データの入力、テスト
受検を行う。その結果は全体のデータベース922で処
理され、テスト結果は被検者にフィードバックされ、そ
のときのデータは全体のデータベース922上で保存・
管理される。ここで、全体のデータベース922が精密
検査の必要ありと判断したら、データは要精検データベ
ース930に送られ、地域の精検サポートセンタ940
と被検者本人に連絡が入る。そして精密検査や、必要な
らリハビリの指示がとられる事となる。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
痴呆を早期にかつ容易に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての痴呆検査装置とし
て動作するコンピュータシステムの外観斜視図である。
【図2】図1に示すコンピュータシステムのハードウェ
ア構成図である。
【図3】図1,図2に示すコンピュータシステム内で痴
呆検査プログラムが実行されることにより実現される、
本発明の痴呆検査装置の一実施形態の機能ブロック図で
ある。
【図4】チャート記憶部に記憶された痴呆度検定チャー
トの例を示す図である。
【図5】「かなひろいテスト」のテストチャートを示す
図である。
【図6】図5の「かなひろいテスト」に関する設問例を
示す図である。
【図7】結果表示部に表示される痴呆度検定部結果の表
示例を示す図である。
【図8】結果表示部に表示される痴呆度検定結果の、も
う1つの表示例を示す図である。
【図9】図1,図2に示すコンピュータシステム内で痴
呆検査プログラムが実行されることにより実現される本
発明の痴呆検査装置のもう1つの実施形態の機能ブロッ
ク図である。
【図10】痴呆要因度検定チャートの分類を示す図であ
る。
【図11】痴呆要因度検定チャートの例を示す図であ
る。
【図12】痴呆要因度検定チャートの例を示す図であ
る。
【図13】痴呆要因度検定チャートの例を示す図であ
る。
【図14】痴呆要因度検定チャートの例を示す図であ
る。
【図15】痴呆要因度検定チャートの例を示す図であ
る。
【図16】痴呆要因度検定チャートの例を示す図であ
る。
【図17】痴呆要因度検定チャートの例を示す図であ
る。
【図18】痴呆要因度検定チャートの例を示す図であ
る。
【図19】結果表示部への表示例を示す図である。
【図20】本発明の痴呆検査システムの一実施形態とし
て動作するサーバ・クライアントシステムの構成図であ
る。
【図21】図20に示すサーバ・クライアントシステム
により実現される本発明の痴呆検査システムの一実施形
態の機能ブロック図である。
【図22】図20に示すサーバ・クライアントシステム
により実現される本発明の痴呆検査システムのもう1つ
の一実施形態の機能ブロック図である。
【図23】本発明の痴呆検査システムの実施形態を含
む、早期痴呆発見、予防システムの全体像を示す図であ
る。
【符号の説明】
100,200,300,400,500 コンピュ
ータシステム 101,201,301,401,501 本体 102,202,302,402,502 CRTデ
ィスプレイ 103,203,303,403,503 キーボー
ド 104,204,304,404,504 マウス 120 痴呆検査装置 121 回答取得部 122 痴呆度検定部 123 チャート記憶部 124 チャート表示部 125 統計記憶部 126 痴呆度記憶部 127 結果表示部 130 痴呆度検定装置 131 回答取得部 132 痴呆度検定部 133 チャート記憶部 134 チャート表示部 135 統計記憶部 136 結果表示部 137 受検許諾判定部 600 通信回線 700 痴呆検査システム 710 痴呆検査サーバ 711 チャート記憶部 712 チャート送信部 713 回答受信部 714 痴呆度検定部 715 統計記憶部 716 痴呆度記憶部 717 結果送信部 718 受検許諾判定部 720 痴呆検査クライアント 721 チャート受信部 722 チャート表示部 723 回答取得部 724 回答送信部 725 結果受信部 726 結果表示部 800 痴呆検査システム 810 痴呆検査サーバ 811 チャート記憶部 812 チャート送信部 813 回答受信部 814 痴呆度検定部 815 、統計記憶部 816 痴呆度記憶部 817 受検許諾判定部 820 痴呆検査クライアント 821 チャート受信部 822 チャート表示部 823 回答取得部 824 回答送信部 825 結果受信部 826 結果表示部 900 早期痴呆発見予防システム 910 パーソナルコンピュータ(パソコン) 920 Webサーバ 921 ホームページ 922 データベース 930 要精検データベース 940 精検サポートシステム

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同時に複数種類の判断を求め判断の正誤
    が客観的に判定される形式での回答を求める痴呆度検定
    チャートに対する被検者の回答を取得する回答取得部
    と、 前記回答取得部で得られた回答に基づいて、被検者の、
    痴呆の程度を表わす痴呆度を検定する痴呆度検定部とを
    備えたことを特徴とする痴呆検査装置。
  2. 【請求項2】 前記痴呆度検定チャートを記憶するチャ
    ート記憶部と、該痴呆度検定チャートを表示するチャー
    ト表示部とを、さらに備えたことを特徴とする請求項1
    記載の痴呆検査装置。
  3. 【請求項3】 複数の被検者の回答の、該複数の被検者
    を所定の基準で複数のグループに分けたときの各グルー
    プごとの統計処理結果を記憶する統計記憶部を備え、 前記痴呆度検定部は、前記回答取得部で得られた今回の
    被検者の前記痴呆度検定チャートに対する回答の、前記
    統計処理結果における位置を検定するものであることを
    特徴とする痴呆検査装置。
  4. 【請求項4】 前記痴呆度検定チャートに対する回答と
    痴呆度との対応を記憶しておく痴呆度記憶部を備え、 前記痴呆度検定部は、前記痴呆度記憶部を参照して、前
    記回答取得部で得られた今回の被検者の前記痴呆度検定
    チャートに対する回答から該今回の被験者の痴呆度を検
    定するものであることを特徴とする請求項1記載の痴呆
    検査装置。
  5. 【請求項5】 前記痴呆度検定部で得られた痴呆度検定
    結果を表示する結果表示部を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の痴呆検査装置。
  6. 【請求項6】 受検希望者が、前回受検した後所定期間
    を経過しているか否かに応じて、それぞれ、該受検希望
    者の受検を許諾および禁止する受検許諾判定部を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の痴呆検査装置。
  7. 【請求項7】 同時に複数種類の判断を求め判断の正誤
    が客観的に判定される形式での回答を求める痴呆度検定
    チャートと、感性に関わる複数の質問と各質問ごとに用
    意された択一的に選択される複数の回答との組合せから
    なる痴呆要因度検定チャートとの双方に対する被検者の
    回答を取得する回答取得部と、 前記回答取得部で得られた回答に基づいて、被検者の現
    在の、痴呆の程度を表わす痴呆度の検定と該被検者の将
    来の痴呆度の推移予測とを行なう痴呆度検定部とを備え
    たことを特徴とする痴呆検査装置。
  8. 【請求項8】 前記痴呆度検定チャートと前記痴呆要因
    度検定チャートとを記憶するチャート記憶部と、これら
    痴呆度検定チャートと痴呆要因度検定チャートを表示す
    るチャート表示部とを、さらに備えたことを特徴とする
    痴呆検査装置。
  9. 【請求項9】 複数の被検者の、前記痴呆度検定チャー
    トと前記痴呆要因度検定チャートとの双方に対する回答
    の、該複数の被検者を所定の基準で複数のグループに分
    けたときの各グループごとの統計処理結果を記憶する統
    計記憶部を備え、 前記痴呆度検定部は、前記回答取得部で得られた今回の
    被検者の回答の、前記統計処理結果における現在の位置
    の検定と将来の位置の変化の予測とを行なうものである
    ことを特徴とする請求項7記載の痴呆検査装置。
  10. 【請求項10】 前記痴呆度検定部で得られた痴呆度検
    定結果と将来の痴呆度の推移予測結果を表示する結果表
    示部を備えたことを特徴とする請求項7記載の痴呆検査
    装置。
  11. 【請求項11】 受検希望者が、前回受検した後所定期
    間を経過しているか否かに応じて、それぞれ、該受検希
    望者の受検を許諾および禁止する受検許諾判定部を備え
    たことを特徴とする請求項7記載の痴呆検査装置。
  12. 【請求項12】 通信回線を介して接続された痴呆検査
    サーバと痴呆検査クライアントとからなる痴呆検査シス
    テムにおける痴呆検査サーバであって、 同時に複数種類の判断を求め判断の正誤が客観的に判定
    される形式での回答を求める痴呆度検定チャートを記憶
    しておくチャート記憶部と、 前記痴呆度検定チャートを前記痴呆検査クライアントに
    向けて送信するチャート送信部と、 前記痴呆検査クライアントからの、前記痴呆度検定チャ
    ートに対する回答を受信する回答受信部と、 前記回答受信部で得られた回答に基づいて、被検者の、
    痴呆の程度を表わす痴呆度を検定する痴呆度検定部とを
    備えたことを特徴とする痴呆検査サーバ。
  13. 【請求項13】 複数の被検者の、前記痴呆度検定チャ
    ートに対する回答の、該複数の被検者を所定の基準で複
    数のグループに分けたときの各グループごとの統計処理
    結果を記憶する統計記憶部を備え、 前記痴呆度検定部は、前記回答受信部での受信により得
    られた今回の被検者の回答の、前記統計処理結果におけ
    る位置を検定するものであることを特徴とする請求項1
    2記載の痴呆検査サーバ。
  14. 【請求項14】 前記痴呆度検定チャートに対する回答
    と痴呆度との対応を記憶しておく痴呆度記憶部を備え、 前記痴呆度検定部は、前記痴呆度記憶部を参照して、前
    記回答受信部での受信により得られた今回の被検者の回
    答から該今回の被験者の痴呆度を検定するものであるこ
    とを特徴とする請求項12記載の痴呆検査サーバ。
  15. 【請求項15】 前記痴呆度検定部で得られた痴呆度検
    定結果を前記痴呆検査クライアントに向けて送信する結
    果送信部を備えたことを特徴とする請求項12記載の痴
    呆検査サーバ。
  16. 【請求項16】 受検希望者が、前回受検した後所定期
    間を経過しているか否かに応じて、それぞれ、該受検希
    望者の受検を許諾および禁止する受検許諾判定部を備え
    たことを特徴とする請求項12記載の痴呆検査サーバ。
  17. 【請求項17】 通信回線を介して接続された痴呆検査
    サーバと痴呆検査クライアントとからなる痴呆検査シス
    テムにおける痴呆検査クライアントであって、 前記痴呆検査サーバから送信されてきた、同時に複数種
    類の判断を求め判断の正誤が客観的に判定される形式で
    の回答を求める痴呆度検定チャートを受信するチャート
    受信部と、 前記チャート受信部での受信により得られた痴呆度検定
    チャートを表示するチャート表示部と、 前記チャート表示部に表示された痴呆度検定チャートに
    対する回答を操作に応じて取得する回答取得部と、 前記回答取得部で得られた回答を前記痴呆検査サーバに
    向けて送信する回答送信部とを備えたことを特徴とする
    痴呆検査クライアント。
  18. 【請求項18】 前記痴呆検査サーバから送信されてき
    た、前記回答を前記痴呆検査サーバに送信することによ
    り該痴呆検査サーバで得られた痴呆度検定結果を受信す
    る結果受信部と、 前記結果受信部での受信により得られた痴呆度検定結果
    を表示する結果表示部とをさらに備えたことを特徴とす
    る請求項17記載の痴呆検査クライアント。
  19. 【請求項19】 通信回線を介して接続された痴呆検査
    サーバと痴呆検査クライアントとからなる痴呆検査シス
    テムにおける痴呆検査サーバであって、 同時に複数種類の判断を求め判断の正誤が客観的に判定
    される形式での回答を求める痴呆度検定チャートと、感
    性に関わる複数の質問と各質問ごとに用意された択一的
    に選択される複数の回答との組合せからなる痴呆要因度
    検定チャートとの双方を記憶しておくチャート記憶部
    と、 前記痴呆度検定チャートと前記痴呆要因度検定チャート
    との双方を痴呆検査クライアントに向けて送信するチャ
    ート送信部と、 前記痴呆検査クライアントからの、前記痴呆度検定チャ
    ートおよび前記痴呆要因度検定チャートに対する回答を
    受信する回答受信部と、 前記回答受信部での受信により得られた回答に基づい
    て、被検者の現在の、痴呆の程度を表わす痴呆度の検定
    と該被検者の将来の痴呆度の推移予測とを行なう痴呆度
    検定部とを備えたことを特徴とする痴呆検査サーバ。
  20. 【請求項20】 複数の被検者の、前記痴呆度検定チャ
    ートと前記痴呆要因度検定チャートとの双方に対する回
    答の、該複数の被検者を所定の基準で複数のグループに
    分けたときの各グループごとの統計処理結果を記憶する
    統計記憶部を備え、 前記痴呆度検定部は、前記回答受信部での受信ににより
    得られた今回の被検者の回答の、前記統計処理結果にお
    ける現在の位置の検定と将来の位置の変化の予測とを行
    なうものであることを特徴とする請求項19記載の痴呆
    検査サーバ。
  21. 【請求項21】 前記痴呆度検定部で得られた痴呆度検
    定結果と将来の痴呆度の推移予測結果を、前記痴呆検査
    クライアントに向けて送信する結果送信部を備えたこと
    を特徴とする請求項19記載の痴呆検査サーバ。
  22. 【請求項22】 受検希望者が、前回受検した後所定期
    間を経過しているか否かに応じて、それぞれ、該受検希
    望者の受検を許諾および禁止する受検許諾判定部を備え
    たことを特徴とする請求項19記載の痴呆検査サーバ。
  23. 【請求項23】 通信回線を介して接続された痴呆検査
    サーバと痴呆検査クライアントとからなる痴呆検査シス
    テムにおける痴呆検査クライアントであって、 前記痴呆検査サーバから送信されてきた、同時に複数種
    類の判断を求め判断の正誤が客観的に判定される形式で
    の回答を求める痴呆度検定チャートと、感性に関わる複
    数の質問と各質問ごとに用意された択一的に選択される
    複数の回答との組合せからなる痴呆要因度検定チャート
    との双方を受信するチャート受信部と、 前記チャート受信部での受信により得られた痴呆度検定
    チャートと痴呆要因度検定チャートを表示するチャート
    表示部と、 前記チャート表示部に表示された痴呆度検定チャートと
    痴呆要因度検定チャートに対する回答を操作に応じて取
    得する回答取得部と、 前記回答取得部で得られた回答を前記痴呆検査サーバに
    向けて送信する回答送信部とを備えたことを特徴とする
    痴呆検査クライアント。
  24. 【請求項24】 前記痴呆検査サーバから送信されてき
    た、前記回答を前記痴呆検査サーバに送信することによ
    り該痴呆検査サーバで得られた痴呆度検定結果と将来の
    痴呆度の推移予測結果を受信する結果受信部と、 前記結果受信部での受信により得られた痴呆度検定結果
    と将来の痴呆度の推移予測結果を表示する結果表示部と
    を備えたことを特徴とする請求項23記載の痴呆検査ク
    ライアント。
  25. 【請求項25】 通信回線を介して接続された痴呆検査
    サーバと痴呆検査クライアントとからなる痴呆検査シス
    テムであって、 前記痴呆検査サーバが、 同時に複数種類の判断を求め判断の正誤が客観的に判定
    される形式での回答を求める痴呆度検定チャートを記憶
    しておくチャート記憶部と、 前記痴呆度検定チャートを前記痴呆検査クライアントに
    向けて送信するチャート送信部と、 前記痴呆検査クライアントからの、前記痴呆度検定チャ
    ートに対する回答を受信する回答受信部と、 前記回答受信部で得られた回答に基づいて、被検者の、
    痴呆の程度を表わす痴呆度を検定する痴呆度検定部とを
    備えたものであり、 前記痴呆検査クライアントが、 前記痴呆検査サーバから送信されてきた痴呆度検定チャ
    ートを受信するチャート受信部と、 前記チャート受信部での受信により得られた痴呆度検定
    チャートを表示するチャート表示部と、 前記チャート表示部に表示された痴呆度検定チャートに
    対する回答を操作に応じて取得する回答取得部と、 前記回答取得部で得られた回答を前記痴呆検査サーバに
    向けて送信する回答送信部とを備えたものであることを
    特徴とする痴呆検査システム。
  26. 【請求項26】 通信回線を介して接続された痴呆検査
    サーバと痴呆検査クライアントとからなる痴呆検査シス
    テムであって、 前記痴呆検査サーバが、 同時に複数種類の判断を求め判断の正誤が客観的に判定
    される形式での回答を求める痴呆度検定チャートと、感
    性に関わる複数の質問と各質問ごとに用意された択一的
    に選択される複数の回答との組合せからなる痴呆要因度
    検定チャートとの双方を記憶しておくチャート記憶部
    と、 前記痴呆度検定チャートと前記痴呆要因度検定チャート
    との双方を前記痴呆検査クライアントに向けて送信する
    チャート送信部と、 前記痴呆検査クライアントからの、前記痴呆度検定チャ
    ートおよび前記痴呆要因度検定チャートに対する回答を
    受信する回答受信部と、 前記回答受信部での受信により得られた回答に基づい
    て、被検者の現在の、痴呆の程度を表わす痴呆度の検定
    と該被検者の将来の痴呆度の推移予測とを行なう痴呆度
    検定部とを備えたものであり、 前記痴呆検査クライアントが、 前記痴呆検査サーバから送信されてきた、同時に複数種
    類の判断を求め判断の正誤が客観的に判定される形式で
    の回答を求める痴呆度検定チャートと、感性に関わる複
    数の質問と各質問ごとに用意された択一的に選択される
    複数の回答との組合せからなる痴呆要因度検定チャート
    との双方を受信するチャート受信部と、 前記チャート受信部での受信により得られた痴呆度検定
    チャートと痴呆要因度検定チャートを表示するチャート
    表示部と、 前記チャート表示部に表示された痴呆度検定チャートと
    痴呆要因度検定チャートに対する回答を操作に応じて取
    得する回答取得部と、 前記回答取得部で得られた回答を前記痴呆検査サーバに
    向けて送信する回答送信部とを備えたものであることを
    特徴とする痴呆検査システム。
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