JP2011078561A - 認知度把握システム - Google Patents

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Abstract

【課題】塗り絵を利用するという簡素で安価な構成により、被験者の物事に対する認知の度合を把握することのできる認知度把握システムが望まれている。
【解決手段】認知度把握システムは、被験者により着色される複数の着色領域で構成された絵柄を有する塗り絵シートと、物事の認知度をチェックするための16個のチェック項目欄13,13,13,・・・を行方向に設定し12個の被験日時記入欄14,14,14,・・・を列方向に設定して碁盤目状に配置された複数の評価欄20,20,20,・・・を有し、各評価欄20には、塗り絵シートの着色された絵柄および着色作業状態に基づいて設定された上記チェック項目に係る3段階の評点E(1,2,3)が表示され、更には全てのチェック項目について選択された評点Eの被験日時ごとの合計評点を表示するための合計評点記入欄16を有している認知度チェックシートS3と、を具備している。
【選択図】図4

Description

本発明は、被験者が物事を認知する度合を示す認知度の動向を容易に且つ的確に把握することのできる認知度把握システムに関するものである。
一般に、認知症とは、いったん正常に発達していた知能が後天的な脳の器質的障害により低下した状態とされている。かかる認知症の診断支援システムとして、例えば下記の特許文献1に記載されたものが知られている。この文献記載のシステムは、認知症の疑いのある患者に対して、認知症であるかどうか、その症状レベルはどの程度であるかの診断を医師が行うに際して、これを支援するものである。このシステムは、患者側装置と、サーバ装置と、患者側装置とサーバの間で情報の送受信を行なう送受信装置とから成り、患者に対して非定型的な質問を行うことが出来、またその質問に対する回答を患者が行うことで、リアリティー・オリエンテーションに基づく刺激が患者に対して与えられ、認知症の進行を遅らせるようになっている。
一方で、塗り絵により被験者の精神状態を分析する用具が、本発明者によって過去に創案され下記の特許文献2に開示されている。この分析用具は、被験者がシート上で自身を表わす着色領域に自身に合った色を塗るとともに、関係者を表わす着色領域にその関係者に合うと思われる色を塗ることにより、人間関係に係る被験者の精神状態を簡便かつ迅速に分析するようにしたものである。
特開2007−282992号公報 特開2002−360547号公報
しかしながら、上記文献1記載のシステムは、患者側装置、サーバ装置、および送受信装置といった複雑な構成のシステムが必要であるため、取扱いが難しく設置コストも大きな負担とならざるを得ない。また、被験者のそばに分析者が帯同していないため、被験者が装置からの質問に答えられない場合の対処が難しいという問題もある。
一方、上記文献2記載の用具によっては、塗り絵シート上の絵柄に色付けされた着色状態に基づいて被験者の人間関係を把握することはできるが、被験者の物事に対する認知の度合までは把握することができなかった。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、塗り絵を利用するという簡素で安価な構成により、被験者の物事に対する認知の度合を容易に且つ的確に把握することのできる認知度把握システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る認知度把握システムは、被験者により着色される複数の着色領域で構成された絵柄を有する塗り絵シートと、物事の認知度をチェックするための複数のチェック項目を行方向または列方向に設定し被験日時を列方向または行方向に設定して碁盤目状に配置された複数の評価欄を有し、各評価欄には、少なくとも塗り絵シートの着色された絵柄および着色作業状態に基づいて設定された上記チェック項目に係る複数段階の評点が表示され、更には全てのチェック項目について選択された評点の被験日時ごとの合計評点を表示するための合計評点記入欄を有している認知度チェックシートと、を具備して成るものである。
また、前記構成において、認知度チェックシートにおける複数段階の評点が、各評価欄内で、当該段階順に右肩上がりまたは右肩下がりに配置されているものである。
そして、前記請求項2の構成において、認知度チェックシートにおいて、選択された評点が被験日時ごとにチェック項目の並び順に線で結ばれるものである。
更に、前記請求項2または請求項3の構成において、認知度チェックシートにおいて、選択された評点がチェック項目ごとに被験日時の並び順に線で結ばれるものである。
また、前記した各構成において、少なくとも、使用された塗り絵シートの絵柄の種類を表示する絵柄タイトル欄、前記絵柄の着色に使用された色を表示する表現色欄、および、塗り絵作業時の被験者の行動、態度などを表示する所見記入欄を有する塗り絵分析シートを備え、該塗り絵分析シートの各欄に表示された内容が認知度チェックシートにおける評点の選択に利用されるようになっているものである。
本発明に係る認知度把握システムによれば、塗り絵シートの絵柄が何であるかを被験者が認識できるかどうか、絵柄は何色が正しいと認識できているかどうか、絵柄の着色領域内に正確に着色できるか、絵柄や塗り絵作業の感想はどうであったかといった物事の認知に関するチェックを、塗り絵作業の結果から判断することができる。このチェック結果は、認知度チェックシートの評価欄に評点付けされる。更に、全てのチェック項目について選択された評点の被験日時ごとの合計評点が算出されて合計評点表示欄に表示される。このように算出された合計評点は被験者の物事に対する認知度の算出に使用される。そして、得られた認知度は認知の動向の把握に役立たせることができる。更に、本発明は、塗り絵を利用するという簡素かつ安価な構成で実現することができるのである。
また、認知度チェックシートにおける複数段階の評点が、各評価欄内で、当該段階順に右肩上がりまたは右肩下がりに配置されているものでは、選択された被験日時ごとの評点間をチェック項目の並び順に線で結ぶことができる。その場合でも、被験日時ごとの評点間を結ばれた線同士は交差しない。従って、被験日時ごとの評点間を結んだ線により表されるグラフが視認されやすくなる。これは、選択されたチェック項目ごとの評点間が被験日時の並び順に結ばれた線同士でも同様である。従って、チェック項目ごとの評点間を結んだ線により表されるグラフが視認されやすくなる。
そして、認知度チェックシートにおいて、選択された被験日時ごとの評点間がチェック項目の並び順に線で結ばれるものでは、被験日時ごとの評点間を結んだ線により表されるグラフによって、その被験日時における全チェック項目に関する被験者の状態を把握することができる。
更に、認知度チェックシートにおいて、選択されたチェック項目ごとの評点間が被験日時の並び順に線で結ばれるものでは、チェック項目ごとの評点間を結んだ線により表されるグラフによって、そのチェック項目に関する被験者の状態の経時変化を把握することができる。
また、塗り絵シートと認知度チェックシートに加えて、絵柄タイトル欄、表現色欄、および、所見欄を有する塗り絵分析シートを備えるものでは、塗り絵シートの着色状態および被験者記載内容が塗り絵分析シートの各欄に表示され、塗り絵分析シートの各欄に表示された内容が認知度チェックシートにおける評点の選択に利用される。従って、塗り絵分析シートを用いることなく、塗り絵シートの着色状態および被験者記載内容から直接判断して認知度チェックシートの評点を選択する場合と比べて、被験者の認知の状態の見落としが少なくなり、認知の度合の見極めもいっそう客観的に行なえるから、よりきめ細やかで的確な把握ができるという利点がある。
本発明の一実施形態に係る認知度把握システムの構成図である。 前記認知度把握システムの塗り絵シートの平面図である。 前記認知度把握システムの塗り絵分析シートの平面図である。 前記認知度把握システムの認知度チェックシートの平面図である。 被験者により着色された12回分の塗り絵シートを(a)から(l)に示す平面図である。 被験者により着色された次の12回分の塗り絵シートを(m)から(x)に示す平面図である。 図5に示した各塗り絵シートの内容を分析して記入した塗り絵分析シートの平面図である。 図6に示した各塗り絵シートの内容を分析して記入した塗り絵分析シートの平面図である。 図5の塗り絵シートおよび図7の塗り絵分析シートの内容に基づいて記入した認知度チェックシートの平面図である。 図6の塗り絵シートおよび図8の塗り絵分析シートの内容に基づいて記入した認知度チェックシートの平面図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。図1は本発明の一実施形態に係る認知度把握システムの構成図である。
図において、この実施形態に係る認知度把握システム1は、それぞれ後で詳述する、塗り絵シートS1、塗り絵分析シートS2、および、認知度チェックシートS3から構成されている。
前記の塗り絵シートS1は、図2に示すように、そのシート表面に、被験者が自由に着色するための線図で囲まれた複数の着色領域R,R,R,・・・から成る絵柄2が印刷されている。個々の着色領域Rは線図で囲まれた閉領域となっている。この例では、着色領域R,R,R,・・・全体で例えばアジサイの色塗り絵柄が表されている。塗り絵シートS1に印刷される絵柄2の種類としては特に限定されないが、例えば桜、鯉のぼり、なすび、その他が挙げられる。
前記の塗り絵分析シートS2は、図3に示すように、そのシート表面に、塗り絵個人分析表3が印刷されている。この塗り絵個人分析表3には、使用された塗り絵シートS1の絵柄2のタイトル(種類)および被験日時を表示するための被験日時・絵柄タイトル記入欄5、絵柄2の着色に使用された色などを表示するための表現色欄4、および、塗り絵作業時の被験者の感想・行動、態度などを表示するための所見記入欄6が設けられている。前記の表現色欄4は、使用可能な複数の色見本を表示した実色表示部4Aと、絵柄2の着色に使用された色を表示するための使用色記入欄4Bと、同じ色が使用された回数を表示するための表現色出現頻度記入欄4Cと、使用された色ごとの使用回数の全体使用回数に対する百分率を表示するための表現色出現率記入欄4Dとから成っている。そして、塗り絵個人分析表3上方の塗り絵分析シートS2には、被験者の氏名を表示するための氏名記入欄7、被験者の年齢を表示するための年齢記入欄8、被験者の性別を選択表示するための性別記入欄9、および、被験者の所属を表示するための所属記入欄10が設けられている。
前記の認知度チェックシートS3は、図4に示すように、そのシート表面に、認知度チェック表11と認知度グラフ表12が印刷されている。認知度チェック表11には、被験者の物事に対する認知の度合をチェックするために、例えば複数個の評価欄20,20,20,・・・が碁盤目状に配置されている。これらの評価欄20,20,20,・・・は、認知度チェック表11の行方向(縦方向)に設定された例えば16個のチェック項目欄13,13,13,・・・と、列方向(横方向)に設定された例えば12個の被験日時記入欄14,14,14,・・・とに対応付けられている。
各評価欄20には、塗り絵シートS1の絵柄2の着色状態、着色作業状態などに基づいて設定されたチェック項目に係る3段階の評点E(1点,2点,3点)が印刷されている。この例において、評点E(1点),E(2点),E(3点)は、各評価欄20内で1,2,3の順に右肩上がりに配置されている。認知度チェックシートS3における評点Eの選択には、塗り絵シートS1の絵柄2の着色状態、塗り絵シートS1の余白の記入状態、塗り絵分析シートS2の各欄4,5,6に記入された内容などが利用される。
更に、被験日ごとに使用された絵柄2のタイトルを表示するための絵柄タイトル記入欄15,15,15,・・・が設けられている。また、全てのチェック項目欄13,13,13,・・・について選択された評点E,E,E,・・・の被験日ごとの合計評点を表示するための合計評点表示欄16,16,16,・・・が設けられている。そして、被験日ごとの合計評点から後述の計算手法により算出される認知度(%)を表示するための認知度記入欄17,17,17,・・・が設けられている。また、全ての被験日におけるチェック項目ごとの評点Eを合計した経時合計評点を表示するための経時合計評点記入欄19,19,19,・・・が設けられている。そして、認知度チェック表11上方の認知度チェックシートS3には、被験者の氏名を表示するための氏名記入欄7、被験者の年齢を表示するための年齢記入欄8、被験者の性別を選択表示するための性別記入欄9、および、被験者の所属を表示するための所属記入欄10が設けられている。更に、認知度グラフ表12には、被験日時ごとに算出された認知度をグラフ表示するための認知度グラフ記入欄18が設定されている。
上記したチェック項目としては認知の度合いに関係すると思われる項目を記したものであり、氏名などの一般項目、塗り絵表現、認知度把握の基本項目、および塗り絵作業時の行動から読み取れる項目を合わせた16項目が設定されている。これらは、塗り絵作品および塗り絵作業時の行動ごとに把握できるよう、関連するチェック項目同士を極力近くに配置してある。かかるチェック項目の内容としては、例えば、名前、年齢、今日(被験日)の日付、塗り絵作業の理解、塗り絵作業の記憶(作業直後)、塗り絵作業の記憶(1ケ月以上前)、居場所の認識、絵柄の認識、色の認識、選択した絵柄の難易度、筆の運び具合、色数の妥当性、使用色の傾向、絵柄における塗り面積、絵柄の着色領域Rからのはみ出し状態、および、自由表現の度合が挙げられる。
これらのチェック項目に係る評点の選択は、以下のように判断される。
(1)「名前」は、書けるかまたは言えるか、書けないかまたは言えないか、その中間であるかにより判断する。この項目での「中間」は、姓だけまたは名前だけ書ける。または現姓でなく例えば婚前の旧姓が書けるような状態をいう。
(2)「年齢」は、書けるかまたは言えるか、書けないかまたは言えないか、その中間であるかにより判断する。この場合、誕生日でも良い。但し、誕生日と年齢とが合わない場合があるために注意を要する。この項目での「中間」は、質問の意味は理解出来ているが、反応が遅い。あるいは誕生日は言える、または書けるが年齢が合わない。あるいは違う年齢を何回か繰り返して言った後に、今の年齢が言えるまたは書けるような状態をいう。
(3)「今日の日付」は、書けるかまたは言えるか、書けないかまたは言えないか、その中間であるかにより判断する。この項目での「中間」は、質問の意味は理解出来ているが反応が遅い。あるいは月だけが言えるかまたは書けるような状態をいう。
(4)「塗り絵作業の理解」は、早く出来るか、遅いか、その中間であるかにより判断する。この項目での「中間」は、すぐに理解出来ず、他者の行動を観察したり、他者に聞いたりすることにより理解し、塗り絵作業に入るような状態をいう。
(5)「塗り絵作業(作業直後)の記憶」は、あるか、ないか、その中間であるかにより判断する。この項目での「中間」は、一度席を離れたりまたはしばらく時間が経つと、自分の作品または作業を記憶していない状態をいう。「記憶がない」は、今、作業を終えた直後に「この絵、誰が描いたの?」と聞くような状態をいう。
(6)「1ケ月以上前の塗り絵作業の記憶」は、あるか、ないか、その中間であるかにより判断する。この項目での「中間」は、前回の塗り絵作業をすぐには思い出せず、作業開始からしばらくして「そう言えば何か塗ったよね」と、前回の作業の事を思い出すような状態をいう。「記憶がない」は、何回塗り絵作業を経験していても『私、こんな事初めてだから出来ない』と言うような状態をいう。
(7)「居場所の認識」は、安定か、不安定か、その中間であるかにより判断する。この項目での「安定」は、居場所の認識が高く、移動しても不安がない状態をいう。「中間」は、居場所の認識があるが、移動に対する意識が低い状態をいう。「不安定」は、居場所の認識が低く、移動により不安が増すような状態をいう。
(8)「絵柄の認識」は、出来ているか、出来ていないか、その中間であるかにより判断する。この項目での「中間」は、絵柄2の一部分だけ理解できている状態をいう。
(9)「色の認識」は、出来ているか、出来ていないか、その中間であるかにより判断する。この項目での「中間」は、一部の色だけ認識できているような状態をいう。
(10)「選択した絵柄」は、難しいものか、易しいものか、その中間のものかにより判断する。この絵柄の難易は分析者により予め選定されている。
(11)「運筆」は、安定しているか、不安定か、その中間であるかにより判断する。この項目での「安定」は、塗り方向に一つの流れが定まっているような状態をいう。「不安定」は、塗り方向に一つの流れが定まらず、乱れが多く見られるような状態をいう。
(12)「色数」は、適切か、不適切か、その中間であるかにより判断する。この項目での「適切」は、原型となる絵柄2のモデルに対して、最低限度見出される色数の表現がある場合をいう。「不適切」は、絵柄2の原型に対して、最低限度見出される色数の表現がない場合をいう。例えば、絵柄がイチゴであれば赤、緑の二色を必要とするが、赤のみの一色で表現したような場合などである。
(13)「色の傾向」は、適切か、偏っているか、その中間であるかにより判断する。この項目において、一色表現は色の偏りと見なす。但し、絵柄2の原型となったものが一色で表されるものであれば適切とみる。この項目での「適切」は、絵柄2の原型を想定できる可能性が高い色の表現がある場合などをいう。「偏る」は、絵柄2の原型が何であっても、同じ色で表現する場合などをいう。例えば茄子、きゆうり、トマトを全て紫で表現したような場合などである。
(14)「塗り面積」は、ほぼ全部であるか(100%に近い)、少ないか(50%以下、)その中間であるかにより判断する。この項目での「全部」は、塗り絵は絵柄2内を塗るのが本来の目的とするものであるから、 背景が塗られていなくても完成度100%(全部)とみなす。
(15)「絵柄2の着色領域Rからのはみ出し」は、少ないか、多いか、その中間であるかにより判断する。絵柄2からのはみ出しとは、着色領域Rの輪郭線から外の部分に色を塗ることを言う。この項目での「多い」は、利き手でない方の手を用いた場合のような機能的低下または視覚的低下による可能性が高いと思われる。これは絵柄2の理解度にも大きく影響されると思われる。
(16)「自由表現」は、安定しているか、不安定か、その中間であるかにより判断する。自由表現とは、絵柄2以外あるいは絵柄2から続いて描いていても、何かを表現している場合をいう。この項目での「安定」は、原型の絵柄2に関連付けられる要素が見出される場合をいい、自由表現がポジティブであるととらえる。「不安定」は、原型の絵柄2と全く関連付けられる要素が見出されない場合をいい、自由表現がネガティブであるととらえる。
上記した各チェック項目の判定レベルに関する注意事項を下記の表1に示しておく。
Figure 2011078561
上記したような各シートS1,S2,S3は例えば紙シートで構成されている。各シートS1〜S3上に示された文字、枠線、輪郭線は輪転機やコンピュータ用プリンタで印刷されており、各記入欄は被験者や分析者が手書きできるよう空白になっている。但し、各シートS1〜S3としては、コンピュータ用表示装置の表示画面に表示されたシート画像も含むものとする。かかるシート画像の場合、被験者による操作が可能であれば、キーボードやマウスなどの入力装置を用いて、シート画像である塗り絵シートS1中の着色領域R,R,R,・・・に所望の色を着色入力してもらう。シートS2,S3については分析者により入力装置から入力してもらう。
上記した認知度把握システム1を用いて、被験者の認知度を把握する態様を以下に説明する。この場合、被験者は例えば介護施設Bに入所している75歳の女性Aさんである。各シートS1,S2,S3はいずれも紙シートである。そして、絵柄2の異なる塗り絵シートS1,S1,S1,・・・は数十種類用意されている。そのうち、1回1枚の検査のために、難易度の異なる少なくとも3種類の絵柄2、更に好ましくは季節を感じさせる絵柄2、および認識度の高い絵柄2の合計5種類の塗り絵シートS1,S1,S1,・・を用意する。着色の用具は特に限定されないが、例えば水彩、クレヨン、色鉛筆などが挙げられる。使用色は16色くらいが妥当である。これは色数が多すぎると分析が困難になるためである。使用色としては、例えば赤、オレンジ、黄色、黄緑、緑、水色、青、紫、ピンク、フレッシュ(肌色)、黄土色、茶色、苔茶、白、灰色、黒などが挙げられる。
そこで、被験日第1日目に、被験者は桜の絵柄2が印刷された塗り絵シートS1(図5(a)参照)を選択した。そして、被験者は絵柄2の着色領域Rに黄色、赤色、桃色、橙色、黄緑色、および緑色のクレヨンを使用して着色した。すなわち、花びらの着色領域Rに黄色が最も多く着色され、次いで赤色、桃色の順に使用された。このとき、塗り絵シートS1の絵柄2以外の余白に、被験者自身の氏名を記入してもらう。そして、分析者は作業時の被験者とのやりとりの中で、年齢、絵柄2の名称(この例では桜)、その日の感想を口頭で確認する。
このようにして、被験者が選択し着色および記入をしてもらった12回分の塗り絵シートS1,S1,S1,・・・の実例を図5の(a)〜(l)に被験日順に示す。図5の各絵柄2について、(a)は桜、(b)は鯉のぼり、(c)はなすび、(d)はてるてる坊主、(e)は金魚、(f)はアイスキャンディー、(g)は巨峰、(h)は柿3つ半、(i)はかぶら、(j)は松茸、(k)はしめ縄、(l)は人参とラディッシュであった。
次に、図5に続く12回分の塗り絵シートS1の実例を図6の(m)〜(x)に示す。図6の各絵柄2について、(m)は水仙、(n)は金魚草、(o)は折り紙のかぶと、(p)はなすび3つ、(q)はほうずき、(r)はお玉じゃくし、(s)はみかんと栗、(t)はかぼちゃと柿、(u)は落ち葉、(v)は凧上げ(牛の絵)、(w)は三宝柑、(x)はにんにくとざるであった。
第1回目の塗り絵作業が終わると、分析者は塗り絵シートS1の絵柄2(桜)の着色状況と余白の記載内容について観察するとともに、被験者に口頭で質問して回答を受ける。その観察結果および回答内容に基づいて、図7に示すように、分析者は塗り絵分析シートS2の各欄4〜10に転記または記入を行なう。表現色欄4には、被験者が絵柄2(桜)の着色に用いた色が実色表示部4Aの下方位置の使用色記入欄4Bに同色の色鉛筆などで色塗りされる。この例の場合、塗り絵シートS1の余白に、名前(実際には氏名の記入があっても、個人情報保護の観点から図5および図6の各図では削除してある)以外は記入されていないが、塗り絵分析シートS2の所見記入欄6には、分析者が被験者の作業時に感じたことを記入する。
第2日目以降の塗り絵シートS1,S1,S1,・・・(図5(b)〜(l)および図6(m)〜(x))についても、図7および図8に示すように、分析者は、被験者の塗り絵作業終了後直ちに塗り絵シートS1の分析と塗り絵分析シートS2への転記・記入を行なう。
更に、分析者は、図7および図8に示した塗り絵分析シートS2の使用色記入欄4Bの色塗り状態から色ごとの使用数を合計し、表現色出現頻度記入欄4Cに記入する。尚、各色の使用合計数を総和した全色使用合計数に対する各色使用合計数の百分率を算出して表現色出現率記入欄4Dに記入する。かかる使用色の出現率も認知度分析の一助となる。
次に、認知度チェックシートS3の認知度チェック表11について、分析者は、着色された塗り絵シートS1,S1,S1,・・・および転記・記入された塗り絵分析シートS2を参照しながら既述のチェック手法により、チェック項目欄13のチェック項目ごとに評価欄20中で3段階の評点E(1,2,3)のいずれかを選択し数字を○で囲む。これらの評点は、チェック項目の内容に関して安定した状態の場合が3点、中間の状態の場合が2点、不安定な状態の場合が1点とする。この場合、評点Eの値が高いほど認知度が安定傾向にあるとし、評点Eが低いほど認知度が不安定な傾向にあるとする。そこで、3点×16項目=48点(最高合計評点)を「最も安定な傾向」にあるとし、1点×16項目=16点(最低合計評点)を「最も不安定な傾向」にあるとし、これらの間(点差=32点)に認知度が数値としてあらわれる。すなわち、調査対象とする或るチェック項目に関する評点Eが経時的に変化した場合、認知度の値にも経時変化が生じる。
上記した桜の絵柄2の塗り絵シートS1(図5(a))について言えば、図9に示すように、Aさんは名前が書けたので、チェック項目の「名前」の欄の評点E=3に○が付されているが、年齢や今日の日付は書けなかったし言えもしなかったので、チェック項目の「年齢」と「今日の日付」の欄の評点E=1にそれぞれ○が付されている。また、桜の花びらに多くの黄色を着色し一部に桃色や赤色を着色していることから、絵柄2が桜を示していると確実に認識できているとは言いがたい。そのため、チェック項目の「絵柄の認識」の欄については評点E=2に○が付されている。色数は5色と適切であり(評点E=3)、絵柄2からのはみ出しも少なかった(評点E=3)。
上記のように、分析者は全てのチェック項目に関する評点の選択を終えると、合計評点を算出する。この被験日における合計評点は29点であった。
そこで、合計評点から認知度を算出する例を以下に示す。
例1)合計評点が29点である場合、
認知度=(29点−16点)/(48点−16点)=13点/32点
=40.6%となる。
例2)合計評点が34点である場合、
認知度=(34点−16点)/(48点−16点)=18点/32点
=56.3%となる。
尚、この計算手法の場合、チェック項目の数が多くなればなるほど、より算出精度は増すと考えられる。
上記のように合計評点29点から算出された認知度40.6%は認知度グラフ表12の認知度グラフ記入欄18にプロットされる。併せて、第1回目の塗り絵シートS1に関する全てのチェック項目について○を付された縦に隣り合う評価欄20,20の評点E,E間が、1点鎖線の線21で結ばれて縦方向に連結された縦方向折れ線グラフを作成する。
第2回目以降の塗り絵シートS1,S1,S1,・・・および塗り絵分析シートS2,S2についても、図9および図10に示すように、被験日ごとの全チェック項目における評点選択、合計評点の算出、認知度の算出、認知度の認知度グラフ記入欄18へのプロット、および、線21による縦方向折れ線グラフの作成が行なわれる。
更に、認知度チェック表11では、12回分の塗り絵シートS1,S1,S1,・・・に関するチェック項目ごとに、○を付された横に隣り合う評価欄20,20の評点E,E間が実線の線22で結ばれて被験日の並び順(横方向)に連結された横方向折れ線グラフを作成する。そして、各チェック項目ごとの評価欄20における評点Eが段階別に総和して経時合計評点記入欄19に記載する。一方、認知度グラフ記入欄18においては、被験日ごとに算出された認知度が実線の線23で結ばれて経時グラフとなる。
以上述べたように、本実施形態の認知度把握システム1において、シートS1の塗り絵は、被験者にとって、絵柄2の着色領域Rを色塗りするという簡単な作業なので、どのような人でも容易に参加できて継続しやすい。そして、絵柄2を塗り終えた時、あたかも作品を仕上げたという達成感や満足感が得られる。また、塗り絵は本来遊びや楽しみとして一般に広く定着して来たものであるから、被験者は塗り絵をすることに対して構える姿勢がなく、率直な認知の意識が反映されやすいという効用がもたらされる。
従って、被験者により着色された塗り絵表現から被験日におけるその絵柄2の認知の度合いを把握することができる。すなわち、被験者が塗り絵シートS1の絵柄2が何であるかを認識できるかどうか。絵柄2は何色が正しいと認識できているかどうか。絵柄2の着色領域R内に正確に着色できるか。絵柄2や塗り絵作業の感想はどうであったか。更に氏名、年齢、所属、被験日などを正しく認識できるかどうかといったことを容易に読み取ることができる。これにより、被験者の物事に対する認知の度合を精度よく把握することができる。また、このシステムは、例えば脳梗塞などで言語障害のある方も十分に利用することができる。
そして、認知度チェックシートS3の認知度チェック表11では、評点E(1,2,3)が縦方向・横方向ともに相互にずらした位置(すなわち、右肩上がりの位置)に配置されているので、横方向に隣り合う線21,21同士、または縦方向に隣り合う線22,22同士が交差することがない。これにより、同じ被験日における全チェック項目の評点変化を示す折れ線グラフ同士(線21,21)が互いに交差することがない。従って、被験日ごとのチェック項目による評点変化を容易に把握することができる。また、チェック項目ごとの評点の経時変化を示す折れ線グラフ同士(線22,22)は互いに交差することがない。従って、チェック項目ごとの評点の経時変化を容易に把握することができる。すなわち、このシステムは、被験者に関わる人達に被験者の認知の度合を把握してもらえるシステムであると言うことができる。
尚、上記の認知度チェックシートS3では、16個のチェック項目欄13,13,13,・・・を行方向(縦方向)に設定し、12個の被験日時記入欄14,14,14,・・・を列方向(横方向)に設定した例を示したが、本発明はそれに限定されるものでなく、認知度チェックシート上において、例えば複数の被験日時記入欄を行方向に設定し、複数のチェック項目欄を列方向に設定しても構わない。
また、上記では、認知度チェックシートS3における評価欄20中で3段階の評点E,E,Eを右肩上がりに配置したが、本発明はその配置に限るものでなく、例えば複数段階の評点を評価欄中で右肩下がりに配置しても構わない。
そして、上記では3つのシートS1,S2,S3を用いたが、塗り絵分析シートS2を省いて、塗り絵シートS1の塗り絵状態や記入内容に基づいて、直接、認知度チェックシートS3の評点を選定するようにしてもよい。
1 認知度把握システム
2 絵柄
4 表現色欄
4B 使用色記入欄
5 被験日時・絵柄タイトル記入欄
6 所見記入欄
11 認知度チェック表
13 チェック項目欄
14 被験日時記入欄
16 合計評点記入欄
20 評価欄
21 線
22 線
E 評点
S1 塗り絵シート
S2 塗り絵分析シート
S3 認知度チェックシート
R 着色領域

Claims (5)

  1. 被験者により着色される複数の着色領域で構成された絵柄を有する塗り絵シートと、
    物事の認知度をチェックするための複数のチェック項目を行方向または列方向に設定し被験日時を列方向または行方向に設定して碁盤目状に配置された複数の評価欄を有し、各評価欄には、少なくとも塗り絵シートの着色された絵柄および着色作業状態に基づいて設定された上記チェック項目に係る複数段階の評点が表示され、更には全てのチェック項目について選択された評点の被験日時ごとの合計評点を表示するための合計評点記入欄を有している認知度チェックシートと、
    を具備して成ることを特徴とする認知度把握システム。
  2. 認知度チェックシートにおける複数段階の評点が、各評価欄内で、当該段階順に右肩上がりまたは右肩下がりに配置されている請求項1に記載の認知度把握システム。
  3. 認知度チェックシートにおいて、選択された評点が被験日時ごとにチェック項目の並び順に線で結ばれる請求項2に記載の認知度把握システム。
  4. 認知度チェックシートにおいて、選択された評点がチェック項目ごとに被験日時の並び順に線で結ばれる請求項2または請求項3に記載の認知度把握システム。
  5. 少なくとも、使用された塗り絵シートの絵柄の種類を表示する絵柄タイトル欄、前記絵柄の着色に使用された色を表示する表現色欄、および、塗り絵作業時の被験者の行動、態度などを表示する所見記入欄を有する塗り絵分析シートを備え、該塗り絵分析シートの各欄に表示された内容が認知度チェックシートにおける評点の選択に利用されるようになっている請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の認知度把握システム。
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