JP5298888B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5298888B2
JP5298888B2 JP2009017725A JP2009017725A JP5298888B2 JP 5298888 B2 JP5298888 B2 JP 5298888B2 JP 2009017725 A JP2009017725 A JP 2009017725A JP 2009017725 A JP2009017725 A JP 2009017725A JP 5298888 B2 JP5298888 B2 JP 5298888B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal layer
wiring board
flexible wiring
display device
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009017725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010175782A (ja
Inventor
淳 平信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2009017725A priority Critical patent/JP5298888B2/ja
Publication of JP2010175782A publication Critical patent/JP2010175782A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5298888B2 publication Critical patent/JP5298888B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、表示装置に関する。
従来、表示装置には、表示パネルと回路基板とを電気的に接続するフレキシブル配線基板が設けられている(例えば特許文献1参照)。フレキシブル配線基板における表示パネルが接続される端部には補強板が設けられていて、この補強材によりフレキシブル配線基板の曲がり具合が抑えられ、配線パターンの断線が防止されている。
特開2007−292838号公報
ところで、上記の表示装置においては、フレキシブル配線基板のうち、補強板が設けられた領域はフレキシブル配線基板自体の曲がり具合が抑えられるために、フレキシブル配線基板を湾曲させて配線する場合、その湾曲の開始点が補強板から離間した地点、つまり表示パネルから離間した点になっていた。これでは補強板の長さ分だけフレキシブル配線基板は曲がらなくなり、無駄なスペースを生じさせる要因となる。つまり、補強板を用いての断線防止では、フレキシブル配線基板の設置スペースを増加させてしまい、表示装置の小型化の弊害になってしまう。
本発明の課題は、表示装置自体の大型化を抑えつつ、フレキシブル配線基板の断線を防止することである。
以上の課題を解決するため、本発明の一の態様によれば、
第一基板が第二基板から突出するように張り合わされ、前記第一基板の突出部における前記第二基板側の露出面に複数の入力端子が形成された表示パネルと、
前記突出部の先端部に重畳されて、前記露出面において前記表示パネルに接続されるフレキシブル配線基板とを備え、
前記フレキシブル配線基板は、
絶縁性のシート状の基材と、前記基材の第一面側に設けられた第一金属層と、前記基材における前記第一面とは反対の第二面側に設けられた第二金属層とを有し、
前記フレキシブル配線基板における、少なくとも一部が前記突出部の先端部に重畳される第一部分は、複数の前記入力端子に接続される複数の接続端子が形成された前記第一金属層、前記基材及び前記第二金属層を有するとともに、前記基材を介して前記第一金属層及び前記第二金属層を電気的に接続するスルーホールを有し、
前記フレキシブル配線基板における前記第一部分に対して、前記表示パネルから離れる方向で隣接する第二部分は、前記基材が露出するように前記第一金属層が除去されて、前記基材及び前記第二金属層とを有し、
前記フレキシブル配線基板における前記第二部分に対して、前記表示パネルから離れる方向で隣接する第三部分は、前記第一金属層、前記基材及び前記第二金属層を有し、
前記第三部分の前記第一金属層は、前記第一部分の前記第一金属層、及び、前記第二金属層と、電気的に独立していることを特徴とする表示装置が提供される。
上記表示装置において、好ましくは、
前記フレキシブル配線基板は、前記第三部分における前記第一金属層を覆う第一被覆材を有する。
上記表示装置において、好ましくは、
前記フレキシブル配線基板は、前記第二金属層を覆う第二被覆材を有する。
上記表示装置において、好ましくは、前記第二部分の露出した前記基材が、前記突出部の先端面よりも前記表示パネル側である内側から反対の外側にかけて配置されるように、前記フレキシブル配線基板と前記表示パネルとが配置されている。
上記表示装置において、好ましくは、前記第一部分の前記第一金属層が、前記突出部の先端面よりも前記表示パネル側である内側から反対の外側にかけて配置されるように、前記フレキシブル配線基板と前記表示パネルとが配置されている。
上記表示装置において、好ましくは、前記フレキシブル配線基板は、前記第二部分の少なくとも一部が湾曲している。
上記表示装置において、好ましくは、前記フレキシブル配線基板は、前記第二部分が、前記第一基板における前記突出部の先端面を覆うように配置されている。
上記表示装置において、好ましくは、前記第一基板における前記突出部の先端面及び前記露出面により形成される角部が面取りされている。
上記表示装置において、好ましくは、前記第一部分における前記第一金属層には、さらに少なくとも二層の金属が積層されている。
上記表示装置において、好ましくは、前記第一部分における前記第一金属層には、複数の前記入力端子と直接接続される最外層に金層が積層されている。
本発明によれば、第一部分の第一金属層に形成された接続端子は、スルーホール若しくは貫通孔内の第三金属層を介して第二金属層と電気的に接続されている。つまり、表示パネルに接続されたフレキシブル配線基板が、第一金属層側が内側となるように曲げられたとしても、表示パネルの角部は基材を介して第二金属層を押圧するので、直接第二金属層を傷つけることがない。このため、第二金属層の断線を防止することができる。このように、フレキシブル配線基板の基材が断線防止用の補強材として機能しているので、従来のような補強板を省略することも可能となる。また、フレキシブル配線基板は、その基材が従来の補強板と比しても可撓性が高く、さらには第二部分では第一金属層が除去されているために、表示パネル直近で曲げることもできる。したがって、従来よりもフレキシブル配線基板の設置スペースを低減でき、表示装置の大型化を抑えることができる。
第1の実施の形態の表示装置の要部構成を示す正面図である。 図1のII−II切断線に沿った断面図である。 図1の円弧S内におけるフレキシブル配線基板の下面図である。 (a)〜(f)はそれぞれ、図1の表示装置の製造方法の一工程を示すII-II切断線に沿った断面図である。 図2の表示装置におけるフレキシブル配線基板の配置例を示す断面図である。 (a)〜(f)はそれぞれ、第2の実施の形態の表示装置におけるフレキシブル配線基板の製造方法の一工程を示す断面図である。 上記表示装置の変形例を示す断面図である。 上記表示装置の変形例を示す断面図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
[第1の実施の形態]
図1は第1の実施の形態の表示装置の要部構成を示す正面図であり、図2は図1のII−II切断線に沿った断面図である。この図1,2に示すように、表示装置1は、表示パネル10と、フレキシブル配線基板20とを有する。ここで、図1には、表示パネル10の表示領域を二点鎖線で示すとともに、図2では、シール材や液晶の図示を省略した。
表示パネル10は、種々の回路部品が搭載される第一基板11と、ガラス基板である第二基板12とを有し、第一基板11が第二基板12から突出するように張り合わされている。第一基板11の突出部111における第二基板12側の露出面112には、その先端部に複数の入力端子113が形成されている。また、露出面112における複数の入力端子113と第二基板12との間には例えばLSIなどの回路部品114が実装されていて、当該回路部品114と複数の入力端子113とが電気的に接続されている。また、第二基板12と回路部品114とは配線パターン115を介して電気的に接続されている。
フレキシブル配線基板20は、突出部111の先端部に重畳されて、露出面112において表示パネル10に接続されている。フレキシブル配線基板20は、図2に示すように、絶縁性のシート状の基材3を有していている。この基材3の表裏面には接着層31,32が設けられている。基材3の第一面33側の接着層31には第一金属層4が積層されていて、基材3における第一面33とは反対の第二面34側の接着層32には第二金属層5が積層されている。
以下、フレキシブル配線基板20における各部分を以下のように称す。即ち、第一金属層4と基材3と第二金属層5とを有するとともに、少なくとも一部が突出部111の先端部に重畳され、露出面112において表示パネル10に接続された部分を第一部分21と称す。また、第一部分21に対して、表示パネル10から離れる方向で隣接する部分であって、第一金属層4が除去され、且つ基材3と第二金属層5とを有する部分を第二部分22と称す。さらに、フレキシブル配線基板20における第二部分22に対して、表示パネル10から離れる方向で隣接する部分であって、第一金属層4と基材3と第二金属層5とを有する部分を第三部分23と称す。
図3は、図1の円弧S内におけるフレキシブル配線基板20の下面図である。図3に示すように、第一部分21には、複数の入力端子113にそれぞれ接続される複数の接続端子211が形成されている。そして、図2に示すように第一部分21は、複数の接続端子211が形成された第一金属層4、基材3及び第二金属層5を有する。また、第一部分21には、貫通孔212aを介して第三金属層6により第一金属層4及び第二金属層5を電気的に接続するスルーホール212が複数設けられている。複数のスルーホール212はそれぞれ、第一金属層4から第二金属層5まで連通する貫通孔212aと、その内周面に形成された第三金属層6とを含む。この第三金属層6は、第一金属層4の表面及び第二金属層5の表面にも連続して積層されている。第一部分21における第一金属層4には、第三金属層6を介してニッケル層7と金層8とが積層されている。つまり、第一部分21の第一金属層4には、第三金属層6とニッケル層7からなる二層の金属層が積層されていて、さらに、その最外層に金層8が積層されている。これら第一金属層4、第三金属層6、ニッケル層7及び金層8が各接続端子211を形成している。
また、第一部分21における基材3の第二面34側の第三金属層6には、接着層51を介して例えば樹脂からなるカバー材(第二被覆層)52が積層されている。これにより、第一部分21における第二金属層5がカバー材52により覆われることになる。
第二部分22は、第一部分21から連続して、基材3、接着層31,32,51、第二金属層5、第二金属層5側の第三金属層6及びカバー材52を有する。一方、第二部分22は、第一金属層4、第一金属層4側の第三金属層6、ニッケル層7及び金層8を有さない。なお、詳しくは後述するが、第二部分22には、第一金属層4が一旦形成された後、除去される。また、第一金属層4側の第三金属層6、ニッケル層7及び金層8は最初から形成されない。
第三部分23は、第二部分22から連続して、基材3、接着層31,32,51、第二金属層5、第二金属層5側の第三金属層6及びカバー材52を有する。さらに、第三部分における基材3の第一面33側の接着層31には、第一金属層4及び第三金属層6が積層されている。ここで、基材3の第一面33側の第三金属層6には、接着層53を介して例えば樹脂からなるカバー材(第一被膜層)54が積層されている。これにより、第三部分23における第一金属層4がカバー材54により覆われることになる。
次に、図4(a)〜(f)に沿って、表示装置1の製造方法について説明する。図4(a)〜(f)はいずれも、図1の表示装置の製造方法の一工程を示す、図1のII-II切断線に沿った断面図である。
まず、図4(a)に示すように、絶縁性のシート状の基材3と、基材3の第一面33側に設けられた第一金属層4と、基材3における第一面33とは反対の第二面34側に設けられた第二金属層5とを有するフレキシブル配線基板20を準備する。なお、第一金属層4及び第二金属層5は、接着層31,32を介して基材3に積層されている。
その後、図4(b)に示すように、フレキシブル配線基板20に対して、周知のエッチング法により、フレキシブル配線基板20の先端部から離間した部分の第一金属層4を除去する(金属層除去工程)。この金属層除去工程では、フレキシブル配線基板20の先端部から離間した箇所から所定の間隔だけ第一金属層4を除去している。ここで、フレキシブル配線基板20の先端部で第一金属層4が残存した部分が、第一部分21を成す。また、第一部分21に隣接し、第一金属層4が除去されて、接着層31を介して基材3が露出した部分が第二部分22を成す。さらに、第二部分22に隣接して第一金属層4が残存した部分が第三部分23を成す。
次いで、図4(c)に示すように、フレキシブル配線基板20における第一部分21に対して、第一金属層4から第二金属層5まで連通する貫通孔212aを形成する(貫通孔形成工程)。
また、図4(d)に示すように、第一金属層4と第二金属層5とを電気的に接続するための第三金属層6をメッキ処理により貫通孔212aの内周面に形成する(第三金属層形成工程)。これにより、貫通孔212a及び当該内周面の第三金属層6がスルーホール212を形成することになる。また、この第三金属層形成工程では、貫通孔212aの内周面上以外にも、第一金属層4上及び第二金属層5上にも第三金属層6を形成している。つまり、第一金属層4及び第二金属層5が第三金属層6によりコーティングされることになる。
そして、図4(e)に示すように、第三部分23における第一金属層4の上に、接着層53を介して第一金属層4を覆うカバー材54を形成する(第一被覆材形成工程)とともに、第一部分21、第二部分22及び第三部分23における第二金属層5の上に、接着層51を介して第二金属層5を覆うカバー材52を形成する(第二被覆材形成工程)。
カバー材52,54の形成が終わると、図4(f)に示すように、第一部分21における基材3の第一面33側の第三金属層6上に、周知のメッキ処理によりニッケル層7及び金層8を積層することで各接続端子211を形成する(接続端子形成工程)。
一方、第一基板11が第二基板12から突出するように張り合わされ、第一基板11の突出部111における第二基板12側の露出面112に複数の入力端子113が形成された表示パネル10を準備しておく。そして、この表示パネル10に対して、第一部分21が突出部111の先端部に重畳されて、複数の接続端子211と複数の入力端子113とが互いに接続されるように、フレキシブル配線基板20を接続する(端子接続工程)。この場合、図2に示すように、第一部分21の第一金属層4が、突出部111の先端面116よりも表示パネル10側である内側から反対の外側にかけて配置されるように、フレキシブル配線基板20と表示パネル10とが配置されている。なお、表示装置1の筐体内に表示パネル10やフレキシブル配線基板20を収容する場合には、図5に示すように、フレキシブル配線基板20の第二部分22及び第三部分23を湾曲させて収容することも可能である。この場合、表示パネル10における突出部111の先端面116が、フレキシブル配線基板20の第二部分22及び第三部分23により覆われることになる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、第一部分21の第一金属層4に形成された複数の接続端子211はそれぞれ、スルーホール212を介して第二金属層5と電気的に接続されている。つまり、表示パネル10に接続されたフレキシブル配線基板20が、図5に示すように、第一金属層4側が内側となるように曲げられると、表示パネル10の角部10aは基材3を介して第二金属層5を押圧する。この場合、第二金属層5と角部10aとの間に基材3が介在されているので、直接第二金属層5を傷つけることがない。このため、第二金属層5の断線を防止することができる。このように、フレキシブル配線基板20の基材3が断線防止用の補強材として機能しているので、従来のような補強板を省略することも可能となる。特に、フレキシブル配線基板20は、その基材3が従来の補強板と比しても可撓性が高く、さらには第二部分では第一金属層4が除去されているために、表示パネル10直近で曲げることもできる。したがって、従来よりもフレキシブル配線基板20の設置スペースを低減でき、表示装置1の大型化を抑えることができる。
また、フレキシブル配線基板20における第三部分23が、第一金属層4、基材3及び第二金属層5を有している。第三部分23の第一金属層4においては、第一部分21の第一金属層4や、第二金属層5とは電気的に独立しているために、フレキシブル配線基板20と表示パネル10との電送に影響を与えることなく、保護膜として作用することになる。
そして、フレキシブル配線基板20の第三部分23には、第一金属層4を覆うカバー材54が設けられているので、第三部分23の第一金属層4をも保護し、フレキシブル配線基板20自体の強度を高めることができる。
さらに、フレキシブル配線基板20の第二金属層5がカバー材52により覆われているので、当該カバー材52により第二金属層5を保護することができる。
また、第一部分21の第一金属層4が、突出部111の先端面116よりも表示パネル10側である内側から反対の外側にかけて配置されるように、フレキシブル配線基板20と表示パネル10とが配置されているので、表示パネル10の角部10aが第一部分21により覆われることになり、フレキシブル配線基板20に対する角部10aの影響を抑制することが可能となる。
また、フレキシブル配線基板20における第二部分22及び第三部分23が湾曲されて、第二部分22及び第三部分23が、第一基板11における突出部111の先端面116を覆っているので、フレキシブル配線基板20を表示パネル10の直近で曲げることができ、フレキシブル配線基板20の収容スペースを従来よりも低減することが可能となる。
また、フレキシブル配線基板20の第一部分21における第一金属層4には、第三金属層6を介してニッケル層7が積層されているので、複数の接続端子211と複数の入力端子113との接続をより強固にすることができる。
さらに、フレキシブル配線基板20の第一部分21における第一金属層4には、複数の入力端子113と直接接続される最外層に金層8が積層されているので、複数の接続端子211と複数の入力端子113との接続抵抗を小さくすることが可能となる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、フレキシブル配線基板20に対して、第一部分21から一部分のみ第一金属層4を除去する場合を例示して説明したが、この第2の実施形態では、第一部分21の第一金属層4だけを残すように第一金属層4を除去する場合を例示して説明する。なお、以下の説明において第1の実施の形態と同一部分においては同一符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態の表示装置におけるフレキシブル配線基板20の製造方法について、図6(a)〜(f)に沿って、説明する。
まず、図6(a)に示すように、図4と同様のフレキシブル配線基板20を準備する。
その後、図6(b)に示すように、フレキシブル配線基板20に対して、周知のエッチング法により、フレキシブル配線基板20の先端部から離間した部分の第一金属層4を除去する(金属層除去工程)。この金属層除去工程では、フレキシブル配線基板20の先端部から離間した箇所以降の第一金属層4を除去している。ここで、フレキシブル配線基板20の先端部で第一金属層4が残存した部分が、第一部分21を成す。また、第一部分21に隣接し、第一金属層4が除去されて、接着層31を介して基材3が露出した部分が第二部分22aを成す。
次いで、図6(c)に示すように、フレキシブル配線基板20における第一部分21に対して、第一金属層4から第二金属層5まで連通する貫通孔212aを形成する(貫通孔形成工程)。
また、図6(d)に示すように、第一金属層4と第二金属層5とを電気的に接続するための第三金属層6をメッキ処理により貫通孔212aの内周面に形成する(第三金属層形成工程)。これにより、貫通孔212a及び当該内周面の第三金属層6がスルーホール212を形成することになる。また、この第三金属層形成工程では、貫通孔212aの内周面上以外にも、第一金属層4上及び第二金属層5上にも第三金属層6を形成している。
そして、図6(e)に示すように、第一部分21〜第二部分22aにおける第二金属層5の上に、接着層51を介して第二金属層5を覆うカバー材52を形成する(第二被覆材形成工程)。
カバー材52の形成が終わると、図6(f)に示すように、第一部分21における基材3の第一面33側の第三金属層6上に、周知のメッキ処理によりニッケル層7及び金層8を積層することで各接続端子211を形成する(接続端子形成工程)。
第2の実施の形態によれば、フレキシブル配線基板20における第一部分21に対して、表示パネル10から離れる方向で隣接する部分が全て、接着層31を介して基材3が露出した第二部分22aとなっているので、湾曲する部分を薄くすることができ、フレキシブル配線基板20自体をより小さい曲率で湾曲させることが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、第一部分21の第一金属層4が、突出部111の先端面116よりも表示パネル10側である内側から反対の外側にかけて配置されるように、フレキシブル配線基板20と表示パネル10とが配置されている場合を例示したが、図7に示す表示装置1Aのように、接着層31を介して第二部分22から露出した基材3が、突出部111の先端面116よりも表示パネル10側である内側から反対の外側にかけて配置されように、フレキシブル配線基板20と表示パネル10とを配置してもよい。この場合、突出部111の先端部112aから奥まったところに形成された複数の入力端子113と、複数の接続端子211とを接続することも可能となる。
また、本実施形態においても、表示パネル10に接続されたフレキシブル配線基板20が、図5と同様、第一金属層4側が内側となるように曲げられる場合がある。この場合にも、第二金属層5と角部10aとの間に基材3が介在されているので、直接第二金属層5を傷つけることがない。
さらに、図8に示す表示装置1Bのように、第一基板11における突出部111の先端面116及び露出面112となす角部10a(図8中点線で図示)が面取りされていれば、角部10aがフレキシブル配線基板20aに接触してしまうことを防止することができる。なお、この面取りを実行する面取り工程は、端子接続工程の前であればいつでもよい。
1 表示装置
3 基材
4 第一金属層
5 第二金属層
6 第三金属層
7 ニッケル層
8 金層
10 表示パネル
10a 角部
11 第一基板
12 第二基板
20 フレキシブル配線基板
21 第一部分
22 第二部分
23 第三部分
33 第一面
34 第二面
52 カバー材(第二被覆材)
54 カバー材(第一被覆材)
111 突出部
112 露出面
112a 先端部
113 入力端子
114 回路部品
115 配線パターン
116 先端面
211 接続端子
212 スルーホール
212a 貫通孔

Claims (10)

  1. 第一基板が第二基板から突出するように張り合わされ、前記第一基板の突出部における前記第二基板側の露出面に複数の入力端子が形成された表示パネルと、
    前記突出部の先端部に重畳されて、前記露出面において前記表示パネルに接続されるフレキシブル配線基板とを備え、
    前記フレキシブル配線基板は、
    絶縁性のシート状の基材と、前記基材の第一面側に設けられた第一金属層と、前記基材における前記第一面とは反対の第二面側に設けられた第二金属層とを有し、
    前記フレキシブル配線基板における、少なくとも一部が前記突出部の先端部に重畳される第一部分は、複数の前記入力端子に接続される複数の接続端子が形成された前記第一金属層、前記基材及び前記第二金属層を有するとともに、前記基材を介して前記第一金属層及び前記第二金属層を電気的に接続するスルーホールを有し、
    前記フレキシブル配線基板における前記第一部分に対して、前記表示パネルから離れる方向で隣接する第二部分は、前記基材が露出するように前記第一金属層が除去されて、前記基材及び前記第二金属層とを有し、
    前記フレキシブル配線基板における前記第二部分に対して、前記表示パネルから離れる方向で隣接する第三部分は、前記第一金属層、前記基材及び前記第二金属層を有し、
    前記第三部分の前記第一金属層は、前記第一部分の前記第一金属層、及び、前記第二金属層と、電気的に独立していることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項記載の表示装置において、
    前記フレキシブル配線基板は、前記第三部分における前記第一金属層を覆う第一被覆材を有することを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1又は2記載の表示装置において、
    前記フレキシブル配線基板は、前記第二金属層を覆う第二被覆材を有することを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の表示装置において、
    前記第二部分の露出した前記基材が、前記突出部の先端面よりも前記表示パネル側である内側から反対側の外側にかけて配置されるように、前記フレキシブル配線基板と前記表示パネルとが配置されていることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載の表示装置において、
    前記第一部分の前記第一金属層が、前記突出部の先端面よりも前記表示パネル側である内側から反対の外側にかけて配置されるように、前記フレキシブル配線基板と前記表示パネルとが配置されていることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の表示装置において、
    前記フレキシブル配線基板は、前記第二部分の少なくとも一部が湾曲していることを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の表示装置において、
    前記フレキシブル配線基板は、前記第二部分が、前記第一基板における前記突出部の先端面を覆うように配置されていることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1〜のいずれか一項に記載の表示装置において、
    前記第一基板における前記突出部の先端面及び前記露出面により形成される角部が面取りされていることを特徴とする表示装置。
  9. 請求項1〜のいずれか一項に記載の表示装置において、
    前記第一部分における前記第一金属層には、さらに少なくとも二層の金属層が積層されていることを特徴とする表示装置。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載の表示装置において、
    前記第一部分における前記第一金属層には、複数の前記入力端子と直接接続される最外層に金層が積層されていることを特徴とする表示装置。
JP2009017725A 2009-01-29 2009-01-29 表示装置 Expired - Fee Related JP5298888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009017725A JP5298888B2 (ja) 2009-01-29 2009-01-29 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009017725A JP5298888B2 (ja) 2009-01-29 2009-01-29 表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010175782A JP2010175782A (ja) 2010-08-12
JP5298888B2 true JP5298888B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=42706836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009017725A Expired - Fee Related JP5298888B2 (ja) 2009-01-29 2009-01-29 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5298888B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5567362B2 (ja) * 2010-02-16 2014-08-06 セイコーインスツル株式会社 表示装置及び電子機器
JP5776278B2 (ja) * 2011-04-05 2015-09-09 セイコーエプソン株式会社 センサーデバイスの製造方法
JP6143466B2 (ja) * 2013-01-10 2017-06-07 株式会社ジャパンディスプレイ タッチパネル内蔵型液晶表示装置
KR102385098B1 (ko) * 2017-05-16 2022-04-13 삼성디스플레이 주식회사 플렉서블 표시 장치 및 이의 제조 방법

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1062806A (ja) * 1996-08-19 1998-03-06 Seiko Epson Corp 液晶表示装置
JP2000235354A (ja) * 1999-02-16 2000-08-29 Mitsubishi Electric Corp 配線体の接続構造、ディスプレイパネル、及びディスプレイ装置
JP2002071715A (ja) * 2000-08-29 2002-03-12 Enplas Corp 電気部品検査用ソケットとその回路構造
JP2002182854A (ja) * 2000-12-18 2002-06-28 Hitachi Ltd タッチパネルおよび画面入力型表示装置
JP3792554B2 (ja) * 2001-03-26 2006-07-05 シャープ株式会社 表示モジュール及びフレキシブル配線板の接続方法
JP2004111808A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Seiko Epson Corp 配線基板、電気光学装置及び電子機器
JP2008129114A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Hitachi Displays Ltd 表示装置及び表示装置の製造方法
JP2008218748A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Hitachi Plasma Display Ltd 表示装置およびフレキシブルプリント配線板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010175782A (ja) 2010-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9986641B2 (en) Circuit board
KR101253401B1 (ko) 본딩용 패드의 제조 방법
JP5298888B2 (ja) 表示装置
WO2019035278A1 (ja) フレキシブルプリント配線板
JP2005129846A (ja) 半導体装置及びその製造方法、電子モジュール並びに電子機器
JP2005252227A (ja) フィルム基板およびその製造方法と画像表示用基板
JP5741975B2 (ja) 樹脂多層基板
JP3915927B2 (ja) 電子部品及びその製造方法
JP6323622B2 (ja) 部品実装基板
US9936575B2 (en) Resin multilayer substrate and component module
JP2007250609A (ja) 配線板
JP2013145847A (ja) プリント配線板及び該プリント配線板の製造方法
JP2010212320A (ja) フレキシブルプリント配線板
WO2014203753A1 (ja) フレキシブル基板及びこれを具えた電子機器
JP6460280B2 (ja) 部品実装基板
US8383953B2 (en) Circuit board and method for manufacturing the same
JP3915928B2 (ja) 電子部品及びその製造方法
JP2013165149A (ja) 多層セラミック基板、およびその製造方法
JP5760163B2 (ja) 端子カバー
WO2012161152A1 (ja) 液晶表示装置および電気接続構造
JP3872466B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法ならびにディスプレイ装置
JP2008078341A (ja) 配線基板の半田接合構造
JP2009021353A (ja) フレキシブル配線基板及びそのメッキ用リード断線処理方法
JPH0499902A (ja) 基板端子接続構造
WO2005081600A1 (ja) プリント回路基板およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110311

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees