JP5296850B2 - グラフェン導電膜の製造方法 - Google Patents

グラフェン導電膜の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5296850B2
JP5296850B2 JP2011190460A JP2011190460A JP5296850B2 JP 5296850 B2 JP5296850 B2 JP 5296850B2 JP 2011190460 A JP2011190460 A JP 2011190460A JP 2011190460 A JP2011190460 A JP 2011190460A JP 5296850 B2 JP5296850 B2 JP 5296850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
graphene
metal substrate
conductive film
graphene structure
polymer material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011190460A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012246212A (ja
Inventor
開利 姜
曉陽 林
林 肖
守善 ▲ハン▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hon Hai Precision Industry Co Ltd
Original Assignee
Hon Hai Precision Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hon Hai Precision Industry Co Ltd filed Critical Hon Hai Precision Industry Co Ltd
Publication of JP2012246212A publication Critical patent/JP2012246212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5296850B2 publication Critical patent/JP5296850B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B32/00Carbon; Compounds thereof
    • C01B32/15Nano-sized carbon materials
    • C01B32/182Graphene
    • C01B32/184Preparation
    • C01B32/186Preparation by chemical vapour deposition [CVD]
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B1/00Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
    • H01B1/04Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of carbon-silicon compounds, carbon or silicon

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Description

本発明は、グラフェン導電膜の製造方法に関するものである。
近年、フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェン、グラファイトなどの炭素系材料への関心が高まっており、特に、カーボンナノチューブ及びグラフェンに関する研究が活発に行われている。特に、グラフェンは、大面積の膜が形成可能であり、電気的、機械的及び化学的な安定性を備えており、かつ優れた導電性を有しているので、電子回路の基本要素として注目されている。
グラフェン構造体の製造方法は、触媒金属を基体の一つの表面に被覆する第一ステップと、前記触媒金属が被覆された金属基材の一つの表面からグラフェン構造体を成長させる第二ステップと、溶液で前記触媒金属を除去して、前記薄膜を前記基体から脱離させる第三ステップと、を含むことは、特許文献1に記載される。
中国特許出願公開第101285175号明細書
実際の応用において、グラフェン薄膜は、常に導電薄膜として利用される。この場合、前記グラフェン構造体上に電極を形成することができる。しかしながら、前記方法では、グラフェン薄膜の厚さが小さいので、前記電極を形成する工程において、前記グラフェン構造体は容易に損傷される。
従って、前記課題を解決するために、本発明は電極を備えたグラフェン導電膜の製造方法を提供する。該製造方法によって得られたグラフェン導電膜は、一体の構造を有し、その製造方法は、非常に簡単である。
本発明のグラフェン導電膜の製造方法は、第一表面及び該第一表面に対向する第二表面を有する金属基材を提供する第一ステップと、前記金属基材の第一表面にグラフェン構造体を成長させる第二ステップと、エッチング法によって、前記金属基材をパターニングして複数の電極を形成させる第三ステップと、を含む。
本発明のグラフェン導電膜の製造方法は、第一表面及び該第一表面に対向する第二表面を有する金属基材を提供する第一ステップと、前記金属基材の第一表面にグラフェン構造体を成長させる第二ステップと、高分子材料層を前記グラフェン構造体の、前記金属基材に隣接する表面とは反対の表面に被覆させて、基材−グラフェン−高分子材料複合構造体を形成する第三ステップと、エッチングによって、前記金属基材をパターニングする第四ステップと、を含む。
従来の技術と比べて、本発明のグラフェン導電膜の製造方法は、次の優れた点がある。第一に、金属基材をパターニングして複数の電極を形成しているので、該複数の電極は、グラフェン構造体を支持して保護することができ、前記グラフェン導電膜は容易に損傷されない。第二に、本発明の方法は、エッチング法によって金属基材をパターニングしているので、その製造方法は非常に簡単である。
本発明の実施例1に係るグラフェン導電膜の製造工程のフローチャートである。 本発明の実施例1に係るグラフェン導電膜の製造工程のフローチャートである。 実施例1に係るグラフェン導電膜におけるグラフェン構造体の構造を示す図である。 実施例1に係るグラフェン導電膜の構造を示す図である。 実施例2に係るグラフェン導電膜の製造工程のフローチャートである。 実施例2に係るグラフェン導電膜の製造工程のフローチャートである。 実施例2に係るグラフェン導電膜の製造工程における熱圧工程を示す図である。 実施例2に係るグラフェン導電膜の構造を示す図である。 実施例3に係るグラフェン導電膜の構造を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
図1及び図2を参照すると、本実施例のグラフェン導電膜10の製造方法は、第一表面102及び該第一表面102に対向する第二表面104を有する金属基材100を提供するステップS11と、前記金属基材100の第一表面102にグラフェン構造体110を成長させるステップS12と、エッチング法によって、前記金属基材100をパターニングして複数の帯状電極106を形成するステップS13と、を含む。
前記ステップS11において、前記金属基材100は、一定の厚さを有する。前記金属基材100は、銅、ニッケルなどのような金属薄膜からなる。前記金属基材100の厚さは、100nm〜100μmであり、その寸法は制限されずに、実際の応用に応じて選択することができる。例えば、反応炉の寸法によって、前記金属基材100の寸法を選択する。または、前記金属基材100を巻いて反応炉内に置き、前記反応炉のスペースの利用率を向上させることにより、グラフェン構造体110の寸法を増加させる。本実施例において、前記金属基材100は、銅箔からなり、その厚さは25μmである。
前記ステップS12において、化学気相成長法で前記金属基材100の第一表面102にグラフェン構造体110を成長させる。その製造方法は、前記金属基材100を反応室に置いて、前記金属基材100の第一表面102を高温処理するステップaと、前記反応室に炭素源ガスを導入し、前記金属基材100の第一表面102に前記グラフェン構造体110を成長させるステップbと、前記金属基材100を室温まで冷却した後、前記グラフェン構造体110が成長された前記金属基材100を前記反応室から取り出すステップcと、を含む。
前記ステップaにおいて、前記反応室は、吸気口及び排気口を有する密封チャンバーである。前記吸気口から水素ガス及びメタンを導入することができる。前記排気口は、空気排出装置と連通している。前記排気口によって、前記空気排出装置は、前記反応室の真空度及び気圧を制御することができる。更に、前記反応室における前記金属基材100の温度を制御するために、前記反応室は、水冷裝置を備えることもできる。本実施例において、前記反応室は、石英管である。
前記金属基材100の第一表面102を平らにするために、前記金属基材100の第一表面102を高温処理する。これは、前記グラフェン構造体110の成長に役立つことができる。前記高温処理方法は、前記金属基材100を真空反応室に置くと同時に、前記吸気口から該反応室に流量が2sccm〜35sccmの水素ガスを導入するステップa1と、前記反応室の温度を高めて、前記金属基材100の第一表面102を1時間ほど高温処理するステップa2と、を含む。
前記ステップa1において、前記水素ガスの流量は2sccmである。
前記ステップa2において、前記反応室の温度は、800℃〜1500℃であり、その気圧は、10−1〜10Paである。本実施例において、前記反応室の気圧は13.3Paであり、その温度は1000℃であり、昇温時間は40分であり、恒温時間は20分である。
前記ステップbにおいて、前記反応室に流量が2sccmの水素ガスを連続的に導入すると同時に、高温環境下で炭素源ガスを導入することによって、前記金属基材100の第一表面102に炭素原子が堆積して前記グラフェン構造体110が形成される。前記水素ガスと前記炭素源ガスとの導入量の比は、45:2〜15:2である。前記炭素源ガスは、メタン、エタン、エチレンまたはアセチレンである。前記反応室の温度は800℃〜1500℃であり、その気圧は10−1〜10Paであり、恒温時間は10〜60分である。本実施例において、前記炭素源ガスは、流量が2sccmのメタンである。前記反応室の気圧は66.5Paであり、その温度は1000℃であり、恒温時間は30分である。
前記ステップcにおいて、前記炭素源ガス及び水素ガスの流量が変わらないように、前記反応室に連続的に導入すると同時に、前記金属基材100を室温まで冷却する。本実施例において、前記金属基材100を冷却する工程では、前記反応室に流量が25sccmのメタン及び流量が2sccmの水素ガスを導入する。前記反応室の気圧を66.5Paとして前記金属基材100を1時間冷却した後、前記反応室から取り出すと、前記金属基材100の第一表面102に前記グラフェン構造体110が形成される。
本実施例において、化学気相成長法で前記グラフェン構造体110を成長させる。前記金属基材100の寸法によって、前記グラフェン構造体110の寸法を調整する。前記グラフェン構造体110は、少なくとも一つのグラフェンからなる。ここで、グラフェン(図3を参照)とは、sp結合炭素原子の一つの原子の厚さのシートであり、炭素原子同士の結合からできた蜂の巣のような六角形格子構造を示す。単層のグラフェンの透光率は、97.7%に達するので、該単層グラフェンからなるグラフェン構造体110は、良好な透光性を有する。従って、前記グラフェン構造体110を利用して、透明な熱音響装置を製造することができる。単層グラフェンは小さい熱容量を有しており、5.57×10−4J/K・molに達することができる。従って、前記グラフェン構造体110の熱容量も小さく、その熱容量は、例えば2×10−3J/K・molである。前記グラフェン構造体110は、自立構造を有するものである。ここで、自立構造とは、支持体材を利用せず、前記グラフェン構造体110を独立して利用することができるという形態のことである。すなわち、前記グラフェン構造体110を対向する両側から支持して、前記グラフェン構造体110の構造を変化させずに、前記グラフェン構造体110を懸架させることができることを意味する。前記グラフェン構造体110の寸法は、2cm〜10cmである。ここで、前記グラフェン構造体110の寸法は、該グラフェン構造体110の一点から他点までの距離が最大となる時の距離である。前記グラフェン構造体110の正投影の面積は、1cm以上である。本実施例において、前記グラフェン構造体110は、辺長が4cmの正方形である。
前記ステップS13において、エッチングによって、前記金属基材の第二表面から該金属基材をパターニングする方法は、前記金属基材100の第二表面104に複数の帯状の溝124を有する犠牲層120を形成するステップS131と、前記複数の帯状の溝124に対応する前記金属基材100の部分をエッチングし、前記グラフェン構造体110の一部を暴露させるステップS132と、前記複数の帯状の溝124を含む犠牲層120を除去するステップS133と、を含む。
前記ステップS131において、前記金属基材100の第二表面104に犠牲層120を形成した後、エッチング方法で前記犠牲層120の一部をエッチングして、複数の帯状の溝124を有する犠牲層120を形成することができる。前記犠牲層120は、ポリマーからなる。前記ポリマーは、ポリメタクリル酸メチル樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコンエーテル樹脂などの熱硬化性樹脂である。前記犠牲層120のパターンは、実際の応用に応じて、調整することができる。
前記ステップS132において、エッチング方法によって、前記金属基材100から複数の帯状電極106を形成する。前記複数の帯状電極106は、前記グラフェン構造体110に電気的に接続されている。
前記エッチング方法は、ドライエッチングまたはウェットエッチングである。本実施例において、ドライエッチングを採用する。詳しくは、前記犠牲層120が被覆された金属基材100を誘導結合プラズマシステムに置いて、酸素ガス及び塩素ガスをエッチングガスとして、前記複数の帯状の溝124に対応する前記金属基材100の一部をエッチングすることにより、前記グラフェン構造体110の一部を暴露させる。本実施例において、前記誘導結合プラズマシステムの功率は50ワットである。流量が24sccmの酸素ガス及び流量が24sccmの塩素ガスを前記誘導結合プラズマシステムに導入する。前記誘導結合プラズマシステムの気圧は、2Pa〜10Paである。前記金属基材100の第二表面104を40秒〜55秒エッチングする。
前記金属基材100が銅箔である場合、ウェットエッチングで該銅箔をエッチングする。詳しくは、前記金属基材100を濃度が0.06mol/L〜0.25mol/Lの塩化第三鉄溶液の中に4分〜15分浸漬する。前記複数の帯状の溝124に対応する前記金属基材100の部分は前記犠牲層120で保護されないので、前記塩化第三鉄溶液で除去され、前記グラフェン構造体110の一部を暴露させる。
前記ステップS133において、有機溶液で前記犠牲層120を除去する。本実施例において、有機溶液はアセトンである。
図4を参照すると、前記グラフェン導電膜10は、グラフェン構造体110と、複数の帯状電極106と、を含む。前記複数の帯状電極106は、相互に平行して配列されて前記グラフェン構造体110の一つの表面に設置されており、該グラフェン構造体110に電気的に接続されている。さらに、前記複数の帯状電極106は、前記グラフェン構造体110を支持して保護することができる。前記グラフェン導電膜10は、タッチパネルに用いられることができる。前記グラフェン導電膜10におけるグラフェン構造体110は、単位面積あたりの熱容量が小さく及び大きい放熱面積を有するので、該グラフェン導電膜10は、音波発生器として、熱音響装置に用いられることもできる。
(実施例2)
図5及び図6を参照すると、本実施例のグラフェン導電膜20の製造方法は、第一表面202及び該第一表面202に対向する第二表面204を有する金属基材200を提供するステップS21と、前記金属基材200の第一表面202にグラフェン構造体210を成長させるステップS22と、高分子材料層230を前記グラフェン構造体210の、前記金属基材200に隣接する表面とは反対の表面に被覆して、基材−グラフェン−高分子材料複合構造体250を形成するステップS23と、エッチングによって、前記金属基材200をパターニングして複数の帯状電極206を形成するステップS34と、を含む。実施例1と比べると、本実施例において、グラフェン導電膜20の製造方法の異なる点は、前記ステップS23の高分子材料層230を前記グラフェン構造体210の、前記金属基材200に隣接する表面とは反対の表面に被覆することである。
前記ステップS23は、前記高分子材料層230を前記グラフェン構造体210の、前記金属基材200に隣接する表面とは反対の表面に被覆するサブステップS231と、熱圧法又は冷圧法によって、前記高分子材料層230と前記グラフェン構造体210とを結合させて、基材−グラフェン−高分子材料複合構造体250を形成するサブステップS232と、を含む。
前記サブステップS231において、前記高分子材料層は、溶融状態の高分子材料又は高分子材料溶液からなる。前記高分子材料溶液は、高分子材料を揮発性有機溶液に溶解して形成される。前記溶融状態の高分子材料又は高分子材料溶液は一定の接着性を有し、好ましくは、その接着性が1Pa・s以上である。前記高分子材料は常温で一定の透明度を有する固体である。前記揮発性有機溶液は、アルコール、メタノール、アセトン、ジクロロエタン、クロロホルムの一種又は多種である。前記高分子材料は、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、テレフタレート、スチレン−シクロブテン又は環状オレフィンポリマーなどの材料である。本実施例において、前記高分子材料は、ポリメチルメタクリレートである。前記高分子材料の溶液を直接前記グラフェン構造体210の前記金属基材200に隣接する表面とは反対の表面に被覆することができる。
前記ステップS232において、熱圧法又は冷圧法の方法によって、機械力を加えることにより、前記高分子材料層230と、前記金属基材200に成長されたグラフェン構造体210と、を緊密に結合させることができる。本実施例において、熱圧法を採用する。図7を参照すると、該熱圧法は、基材−グラフェン−高分子材料複合構造体250を、加圧装置52を有する熱圧装置50内に設置するステップb1と、前記加圧装置52を加熱するステップb2と、基材−グラフェン−高分子材料複合構造体250を、均一な速度で前記加熱された加圧装置52に通過させると同時に、前記ローラーに所定の圧力を印加して、前記カーボンナノチューブ構造体24及び前記金属基材200に成長されたグラフェン構造体210と、を緊密に結合させるステップb3と、を含む。
前記熱圧装置50は、加圧装置52と、加熱装置(図示せず)と、を含む。本実施例において、前記熱圧装置50は、熱圧機またはシールプレス機であり、前記加圧装置52は、二つの金属ローラーからなる。
前記ステップb2において、前記熱圧装置50の加熱装置で前記加圧装置52を加熱する。前記ローラーの温度及び圧力は、実際の応用に応じて選択することができる。本実施例において、前記熱圧装置50の前記二つのローラーの加熱温度は110℃〜120℃であり、その圧力は49Pa〜196Paである。
本実施例において、前記ステップb3において、前記基材−グラフェン−高分子材料複合構造体250を1ミリメートル/分〜10メートル/分の速度で前記二つの加熱されたローラーに通過させると同時に、前記ローラーに一定の圧力を印加する。
図8を参照すると、本実施例の製造方法で製造されたグラフェン導電膜20は、複数の帯状電極206と、グラフェン導電膜210と、高分子材料層230と、を含む。前記複数の帯状電極206は、前記グラフェン構造体210に電気的に接続されて、一体の構造を形成している。実施例1の製造方法で製造されたグラフェン導電膜10とくらべると、グラフェン導電膜20は、更に、前記グラフェン構造体210の、前記帯状電極206に隣接する表面とは反対の表面に被覆された前記高分子材料層230を含む。該高分子材料層230は、前記グラフェン構造体210を保護することができる。
(実施例3)
図9を参照する。実施例1と比べると、本実施例において、グラフェン導電膜30の製造方法の異なる点は、金属基材のエッチングによって形成された電極が、ネットワーク状電極306を形成している点である。
10、20、30 グラフェン導電膜
100、200 金属基材
102、202 第一表面
104、204 第二表面
106、206、306 帯状電極
110、210 グラフェン構造体
120 犠牲層
124、224 溝
230 高分子材料層
250 基材−グラフェン−高分子材料複合構造体
50 熱圧装置
52 加圧装置
306 ネットワーク状電極

Claims (2)

  1. 第一表面及び該第一表面に対向する第二表面を有する金属基材を提供する第一ステップと、
    前記金属基材の第一表面にグラフェン構造体を成長させる第二ステップと、
    エッチングによって、前記金属基材をパターニングして複数の電極を形成させる第三ステップと、
    を含むことを特徴とするグラフェン導電膜の製造方法。
  2. 第一表面及び該第一表面に対向する第二表面を有する金属基材を提供する第一ステップと、
    前記金属基材の第一表面にグラフェン構造体を成長させる第二ステップと、
    高分子材料層を前記グラフェン構造体の、前記金属基材に隣接する表面とは反対の表面に被覆させて、基材−グラフェン−高分子材料複合構造体を形成する第三ステップと、
    エッチングによって、前記金属基材をパターニングする第四ステップと、
    を含むことを特徴とするグラフェン導電膜の製造方法。
JP2011190460A 2011-05-27 2011-09-01 グラフェン導電膜の製造方法 Active JP5296850B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201110140261.XA CN102800419B (zh) 2011-05-27 2011-05-27 石墨烯导电膜结构的制备方法
CN201110140261.X 2011-05-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012246212A JP2012246212A (ja) 2012-12-13
JP5296850B2 true JP5296850B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=47199502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011190460A Active JP5296850B2 (ja) 2011-05-27 2011-09-01 グラフェン導電膜の製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9067795B2 (ja)
JP (1) JP5296850B2 (ja)
CN (1) CN102800419B (ja)
TW (1) TWI503440B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3266814B1 (en) 2011-10-27 2019-05-15 Garmor Inc. Method for preparing a composite comprising graphene structures and the composite
TWI485383B (zh) * 2013-01-21 2015-05-21 Nat Univ Chung Cheng 石墨烯薄膜層數檢測系統及檢測方法
US10535443B2 (en) 2013-03-08 2020-01-14 Garmor Inc. Graphene entrainment in a host
WO2014138596A1 (en) 2013-03-08 2014-09-12 Garmor, Inc. Large scale oxidized graphene production for industrial applications
US9458020B2 (en) * 2013-05-06 2016-10-04 Centre National De La Recherche Scientifique Process and device for forming a graphene layer
CN104217928B (zh) * 2013-05-30 2017-02-22 清华大学 纳米级微结构的制备方法
US20150050482A1 (en) * 2013-08-14 2015-02-19 Rodney S. Ruoff Graphene synthesis by suppressing evaporative substrate loss during low pressure chemical vapor deposition
CN103632771A (zh) * 2013-12-06 2014-03-12 苏州瑞邦塑胶有限公司 石墨烯透明导电薄膜的制作工艺
JP6502474B2 (ja) 2014-08-18 2019-04-17 ガーマー インク.Garmor, Inc. セメント及びアスファルト複合材中へのグラファイト酸化物の取り込み
CN104681801B (zh) * 2015-03-03 2017-06-16 华中科技大学 一种石墨烯/Cu/Ni复合电极及其制备方法
EP3274295A4 (en) 2015-03-23 2018-04-04 Garmor Inc. Engineered composite structure using graphene oxide
WO2016167981A1 (en) 2015-04-13 2016-10-20 Garmor Inc. Graphite oxide reinforced fiber in hosts such as concrete or asphalt
WO2016200469A1 (en) 2015-06-09 2016-12-15 Garmor Inc. Graphite oxide and polyacrylonitrile based composite
JP6339976B2 (ja) * 2015-07-13 2018-06-06 日本電信電話株式会社 炭素微小電極の製造方法
WO2017053204A1 (en) 2015-09-21 2017-03-30 Garmor Inc. Low-cost, high-performance composite bipolar plate
CA3041315C (en) 2016-10-26 2021-06-01 Garmor Inc. Additive coated particles for low cost high performance materials
CN206976394U (zh) * 2017-02-17 2018-02-06 全普光电科技(上海)有限公司 一种石墨烯薄膜及半导体器件
CN107275085A (zh) * 2017-05-24 2017-10-20 南京理工大学 一种石墨烯基高压脉冲薄膜电容器
CN108198746B (zh) * 2017-12-29 2020-06-19 重庆墨希科技有限公司 Cvd石墨烯复合型掺杂结构及其制备方法
CN108289345A (zh) * 2018-01-29 2018-07-17 杭州白熊科技有限公司 石墨烯电热膜的制备方法、石墨烯电热膜、电热器件和应用
US11791061B2 (en) 2019-09-12 2023-10-17 Asbury Graphite North Carolina, Inc. Conductive high strength extrudable ultra high molecular weight polymer graphene oxide composite
CN110790264B (zh) * 2019-12-10 2022-05-06 中国科学院金属研究所 一种形态可控的石墨烯粉体及其制备方法

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW400393B (en) * 1999-02-12 2000-08-01 Taiwan Semiconductor Mfg The metalization process of utilizing the sacrifice layer to avoid the damage of the etch stopping layer
US20020072228A1 (en) * 1999-12-15 2002-06-13 Texas A&M University System Semiconductor conductive pattern formation method
US6753130B1 (en) * 2001-09-18 2004-06-22 Seagate Technology Llc Resist removal from patterned recording media
US20050271574A1 (en) 2004-06-03 2005-12-08 Jang Bor Z Process for producing nano-scaled graphene plates
CA2606440A1 (en) * 2005-04-29 2006-11-09 University Of Rochester Ultrathin porous nanoscale membranes, methods of making, and uses thereof
WO2007114645A1 (en) * 2006-04-04 2007-10-11 Topnanosis, Inc. Conductive composite material and method for manufacturing the same
CN101239712B (zh) 2007-02-09 2010-05-26 清华大学 碳纳米管薄膜结构及其制备方法
TWI327177B (en) 2007-02-12 2010-07-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Carbon nanotube film and method for making same
JP5470610B2 (ja) 2007-10-04 2014-04-16 国立大学法人福井大学 グラフェンシートの製造方法
CN101442105B (zh) * 2007-11-21 2010-06-09 中国科学院化学研究所 一种有机场效应晶体管及其专用源漏电极与制备方法
US8409450B2 (en) 2008-03-24 2013-04-02 The Regents Of The University Of California Graphene-based structure, method of suspending graphene membrane, and method of depositing material onto graphene membrane
US7833808B2 (en) * 2008-03-24 2010-11-16 Palo Alto Research Center Incorporated Methods for forming multiple-layer electrode structures for silicon photovoltaic cells
JP5553353B2 (ja) * 2008-03-26 2014-07-16 学校法人早稲田大学 単原子膜の製造方法
US8068624B2 (en) 2008-04-28 2011-11-29 Beijing Funate Innovation Technology Co., Ltd. Thermoacoustic device
JP5578640B2 (ja) 2008-08-27 2014-08-27 住友電気工業株式会社 導電性膜、導電性基板、透明導電性フィルムおよびこれらの製造方法
KR101462401B1 (ko) * 2008-06-12 2014-11-17 삼성전자주식회사 그라펜 시트로부터 탄소화 촉매를 제거하는 방법, 탄소화촉매가 제거된 그라펜 시트를 소자에 전사하는 방법, 이에따른 그라펜 시트 및 소자
JP2010245797A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Panasonic Corp コンデンサーマイクロフォン
CN101964291B (zh) 2009-07-24 2012-03-28 清华大学 透射电镜微栅及其制备方法
TWI411572B (zh) 2009-07-31 2013-10-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 透射電鏡微柵及其製備方法
US9290388B2 (en) 2009-08-03 2016-03-22 Inje University Industry-Academic Cooperation Foundation Carbonaceous nanocomposite having novel structure and fabrication method thereof
WO2011046775A1 (en) * 2009-10-13 2011-04-21 Board Of Regents, The University Of Texas System Producing transparent conductive films from graphene
KR101603766B1 (ko) * 2009-11-13 2016-03-15 삼성전자주식회사 그라펜 적층체 및 그의 제조방법
CN101734650B (zh) 2009-12-23 2012-06-20 沈阳建筑大学 一种石墨烯-碳纳米管混杂复合材料的制备方法
CN101760724B (zh) * 2010-01-26 2011-10-12 电子科技大学 超大面积高质量石墨烯薄膜电极的制备方法
US20120021224A1 (en) * 2010-07-23 2012-01-26 Clean Energy Labs, Llc Graphene/graphene oxide platelet composite membranes and methods and devices thereof
CN102717537B (zh) 2011-03-29 2015-03-11 清华大学 石墨烯-碳纳米管复合膜结构

Also Published As

Publication number Publication date
US9067795B2 (en) 2015-06-30
CN102800419A (zh) 2012-11-28
JP2012246212A (ja) 2012-12-13
TWI503440B (zh) 2015-10-11
CN102800419B (zh) 2014-07-09
TW201247922A (en) 2012-12-01
US20120298620A1 (en) 2012-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5296850B2 (ja) グラフェン導電膜の製造方法
JP5134120B2 (ja) 熱音響装置の製造方法
JP5296849B2 (ja) グラフェン−カーボンナノチューブ複合構造体の製造方法
JP5379197B2 (ja) グラフェン−カーボンナノチューブ複合構造体の製造方法
US10660159B2 (en) Transparent heating device with graphene film
JP5705315B2 (ja) グラフェンの低温製造方法、及びこれを利用したグラフェンの直接転写方法
Zhang et al. Vapor trapping growth of single-crystalline graphene flowers: synthesis, morphology, and electronic properties
CN102180439B (zh) 一种表面集成石墨烯的碳微结构及其制备方法
JP2008297195A (ja) カーボンナノチューブ薄膜の製造方法
JP5578640B2 (ja) 導電性膜、導電性基板、透明導電性フィルムおよびこれらの製造方法
TWI426048B (zh) 石墨烯奈米窄帶的製備方法
TW201444763A (zh) 奈米級微結構的製備方法
Ionescu et al. Multilayer graphene synthesized using magnetron sputtering for planar supercapacitor application
Xie et al. H2o‐etchant‐promoted synthesis of high‐quality graphene on glass and its application in see‐through thermochromic displays
US20150181650A1 (en) Graphene microheater and method of manufacturing the same
CN104505147B (zh) 石墨烯纳米墙柔性导电薄膜的制备方法
KR102015912B1 (ko) 그래핀의 제조 방법 및 그 그래핀
CN104485385A (zh) 一种太阳能电池透明石墨烯薄膜电极的制备方法
RU2724228C1 (ru) Способ изготовления нагревателя на основе графена
KR20130096837A (ko) 패턴된 그래핀의 제조방법 및 그 그래핀
JP2010034056A (ja) 面熱源
CN117416953A (zh) 一种航空器机载高灵敏石墨烯基氢气传感器及其制备方法
KR20120053489A (ko) 플래쉬 램프를 이용한 그래핀 제조장치, 제조방법 및 이를 이용하여 제조된 그래핀
JP2010208277A5 (ja)
JP2010021146A (ja) 線熱源の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5296850

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250