JP5295530B2 - 付属部品の脱着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体管の分岐部においてフランジを介して接続された付属部品を、不断水状態で脱着する付属部品の脱着装置に関する。
従来、既設管の分岐部にフランジを介して接続される例えば空気弁及び補修弁等の付属部品を、交換あるいは保守点検等のために流体管に対して脱着する場合、付属部品を流体管から外す際に水圧等で多量の管内流体が流出するため、その付属部品が接続されている流体管の流体の流れを遮断し、そのフランジ同士を連結しているボルトを挿脱して付属部品を脱着していた。また、分岐部に接続された付属部品を不断流状態で交換する場合には、密閉ケースによって分岐部を付属部品も含めて外部から覆い、分岐部のフランジに密閉ケースの外からの操作で付属部品を押圧するとともに、付属部品を交換するために密閉ケース内を仕切る作業弁が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3533276号公報(第3頁、第3図)
しかしながら、特許文献1にあっては、分岐部及び付属部品に対し比較的大きな密閉ケースを漏れのないように立設する必要があり、しかも大きな密封ケースの外側から流体管側のフランジにアプローチするのが困難であり、このフランジの清掃が作業し難いという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、脱着のための装置が大型化することなく、不断水状態で流体管側のフランジの清掃作業を容易に行うことができる付属部品の脱着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の付属部品の脱着装置は、
流体管の分岐部においてフランジを介して接続された付属部品を、不断水状態で脱着する付属部品の脱着装置であって、
前記流体管側のフランジと前記付属部品側のフランジとの両フランジの外周及び接合面間を水密に被覆する筒部を備えた分割構造の弁筐体と、
該弁筐体に配設され前記両フランジの間に嵌挿可能な弁体と、
前記弁筐体に設けられ前記弁体を流体管側のフランジに向かって押圧する押圧部と、
前記弁筐体の前記筒部の外周に水密に連通して着脱可能に取付けられる取付筐体と、
を備え、
前記押圧部が前記弁体を流体管側のフランジに向かって押圧し、前記付属部品を取外した後に、前記流体管側のフランジの接合面を清掃するスイーパロッドが、前記取付筐体に貫設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、流体管側のフランジと付属部品側のフランジとの両フランジの外周及び接合面間を水密に被覆する弁筐体の筒部を活用し、スイーパロッドが貫設された取付筐体を、弁筐体の筒部の外周に取付けでき、フランジに直接取付ける弁筐体、及びこれに連通した取付筐体を小型化でき、小型化した取付筐体に貫設したスイーパロッドを用いて、付属部品を取外し弁体を開放状態にすることで露わになった流体管側のフランジの接合面を、このフランジに向かって容易にアプローチして清掃することで、新たに付属部品を、清掃後のフランジに異物等を介在させることなく取付けできるため、流体管の分岐部内を止水する止水手段を特段に用いることなく、フランジを通じて流体管から漏洩させずに付属部品の脱着作業を確実に行える。
本発明の請求項2に記載の付属部品の脱着装置は、請求項1に記載の付属部品の脱着装置であって、
前記取付筐体に、弾性を有し前記スイーパロッドが貫通する環状体が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、弾性を有する環状体を支点として、スイーパロッドを前後左右に自由に動作することができるため、フランジの接合面の全面に亘って清掃できる。
本発明の請求項3に記載の付属部品の脱着装置は、請求項1または2に記載の付属部品の脱着装置であって、
前記取付筐体に、前記流体管側のフランジの接合面に向かって透光する透光部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、取付筐体に設けられている透光部を通じ、流体管側のフランジの接合面を目視確認しながら、スイーパロッドにより異物等を残すことなく接合面を確実に清掃できる。
本発明の請求項4に記載の付属部品の脱着装置は、請求項3に記載の付属部品の脱着装置であって、
前記透光部は、前記スイーパロッドが貫通する環状に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、スイーパロッドが貫通する透光部が環状に形成されているため、この透光部を通じて、フランジの接合面にアプローチするスイーパロッドを接合面の全面に亘って目視確認し易い。
本発明の請求項5に記載の付属部品の脱着装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の付属部品の脱着装置であって、
前記スイーパロッドは、前記流体管側のフランジと略同軸に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、流体管側のフランジと略同軸に設けられているスイーパロッドを用いて、フランジの接合面の全面に亘り周方向に均等にアプローチできる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、付属部品としての補修弁及び空気弁が接続された流体管を示す正面図である。図2は、空気弁を取外した流体管を示す正面図である。図3は、弁筐体及びフランジ体を示す斜視図である。図4(a)は、弁筐体の一部断面を示す平面図であり、(b)は、(a)と同じく側面図である。図5は、フランジに弁筐体を取付けた状態を示す断面図である。図6は、補修弁を取外した状態を示す断面図である。図7(a)は、フランジ体の平面図であり、(b)は、(a)と同じく一部断面を示す側面図である。図8(a)は、スイーパロッドが貫設された取付筐体を示す平面図であり、(b)は、(a)と同じく側断面図である。図9は、取付筐体を取付けた状態を示す断面図である。図10は、スイーパロッドを用いてフランジを清掃する状況を示す断面図である。図11(a)は、固定板を示す平面図であり、(b)は、新たに短管を接続する状況を示す断面図である。図12は、新たに短管、補修弁を接続し弁筐体を取外した状態を示す断面図である。図13は、新たに短管、補修弁及び空気弁を接続した状態を示す正面図である。
図1は、本発明が適用される上水が流通する流体管1と、それに取付けられた既設の付属部品としての補修弁2、及び補修弁2に接続された空気弁7を示すものである。補修弁2は、下端部に設けられた付属部品側のフランジ2aが、流体管1の上部外周面に接合された上方を向く分岐部としての分岐管4の上端に設けられた流体管1側のフランジ5に、図示しないシートパッキンを介して対面するとともに、両フランジ2a、5が、複数本の既設ボルト3により接合されている。
空気弁7は、空気孔を備えた弁箱7aと、この弁箱7aの内部に収容される図示しないフロートとから主として構成され、更に弁箱7aの内部が補修弁2及び分岐管4を介して流体管1内と連通しており、流体管1内の水位に応じて上下変位する前記フロートにより、流体管1内の空気を外部に放出若しくは外部の空気を流体管1内側に取り込めるように成っている。
補修弁2は、弁箱2bの内部を開閉可能に回動する回動弁2cを有しており(図5参照)、通常時において回動弁2cは開放状態で空気弁7と流体管1内とを連通しているが、空気弁7の点検・交換時には回動弁2cを閉塞状態として、空気弁7を取外し可能とする。また、弁箱2bとフランジ2aとは、比較的近傍に位置している。
以下に、不断水状態における既設の付属部品の取外し及び新設の付属部品の取付けについて説明する。
図2に示されるように、補修弁2のハンドル2dを回動して弁箱2b内部の回動弁2cを閉塞状態とした後に、補修弁2と空気弁7とを接続していたボルト・ナット8を取外し、空気弁7を取り除く。続いて、分岐管4のフランジ5と補修弁2のフランジ2aとを接続している複数本の既設ボルト3のうち1本を取外し、代わりに作業ボルト9を取付ける。この作業を繰返して複数本の既設ボルト3を全て新設の作業ボルト9に交換する。このようにすることで、後述する弁筐体10取付け時における作業ボルト9の取外し作業が容易となる(図5参照)。尚、流体管1内は上水が満ちており内圧が掛かっているが、複数本の既設ボルト3のうち一時的に1本を取外しても、他のボルト3、9により、流体管1内から外部に漏水することはない。
次に、後述のように付属部品の脱着装置を流体管1の外周面側に配設する。図3に示されるように、脱着装置は、分岐管4のフランジ5と補修弁2のフランジ2aとの対向する接合面間を水密に被覆する分割構造の弁筐体10と、弁筐体10に配設され両フランジ2a、5の対向する接合面間に嵌挿可能な弁体11と、から主として構成される。また、弁体11を分岐管4のフランジ5に向かって押圧する押圧部としての押圧ボルト12が、弁筐体10の周方向に所定間隔を空けた計3箇所において、それぞれ螺挿されて設けられている。更に、後述のように取付ける取付筐体14と弁筐体10とに介設されるフランジ体13が、弁筐体10に着脱可能に形成されている。
図4(a)、(b)に示されるように、弁筐体10について詳述すると、弁筐体10は、ボルト・ナット19により接続される2分割構造であって、両フランジ2a、5と略同じ内径を有する円筒部10aと、開口10cを通じて弁体11を円筒部10a内に出し入れ可能に弁体11を収容する収容部10bと、から成り、円筒部10aの内周面に亘って弾性を有する防水部材15が配設されている。弁体11は、フランジ5の開口を全面に亘って被覆できる平面を有し、図5に示されるように、フランジ5の接合面としての上面5aに当接する弁体11の下面は、ゴム等の防水性を有する部材で構成されている。また、弁体11に接続された操作ハンドル11aが、収容部10bの端面から外部に突出している。更に、収容部10b上面に、排水弁38が配設されており、収容部10b内の水を排水可能と成っている。
次に、弁筐体10のフランジ2a、5への取付けについて説明すると、弁体11を収容部10b内部に収容し、且つ押圧ボルト12の先端を円筒部10aの内周面よりも外方に螺挿した状態において、フランジ2a、5の外周面に、円筒部10aの内周面に配設された防水部材15を周方向に亘って密接させ、且つフランジ2a、5の接合面間に弁体11を嵌挿可能な高さ位置において、弁筐体10をフランジ2a、5に取付ける。円筒部10aの下部に上下方向に螺挿されたボルト20を適宜螺挿することで、弁筐体10のフランジ2a、5に対する位置決めが可能となる。このように取付けることで、フランジ2a、5の接合面間は弁筐体10により水密に被覆されている。
続いて、両フランジ2a、5を水密に接続している作業ボルト9を緩め、両フランジ2a、5の対向する接合面間に若干の間隙が形成されるように、補修弁2をフランジ5に対し上方に浮かせる。このとき、両フランジ2a、5の接合面間は周方向に亘って防水部材15により水密に被覆されているため、流体管1内の水が両フランジ2a、5の接合面間から漏洩することはない。
次に、図5に示されるように、間隙が形成された両フランジ2a、5の接合面間に、操作ハンドル11aを用いて弁体11を嵌挿する。このとき、収容部10bに螺挿された案内ボルト21を適宜螺挿して、弁体11先端の高さ位置を調整し、弁体11を両フランジ2a、5の接合面間に案内することができる。
弁体11を嵌挿した後に、押圧ボルト12を円筒部10aの径方向の内方に向かって螺挿する。押圧ボルト12の先端部は先細り状のテーパ面12aが形成されており、押圧ボルト12を内方に螺挿するに従って、弁体11の上面が、押圧ボルト12のテーパ面12aにより漸次下方に押圧される(図示点線囲い部参照)。この作用により、防水性を有する部材で構成された弁体の下面とフランジ5の上面5aとが密接し、弁体11のフランジ5の開口が弁体11により水密に被覆される。
次に、図6に示されるように、作業ボルト9を取外すとともに、補修弁2を除去する。このとき、フランジ5の開口が弁体11により水密に被覆されているため、流体管1内の水がフランジ5の開口から漏洩することはない。
そして、補修弁2の除去により上方が開放された弁筐体10の円筒部10aに、フランジ体13を嵌挿する。図7(a)、(b)に示されるように、フランジ体13は、弁筐体10に嵌挿可能な一体のフランジから成るとともに、円筒部10aの外径と略同径の内径を有し、フランジ5よりも大径に形成されている。フランジ体13の内周面に形成された溝条にパッキン16が配設されている。また、弁筐体10とフランジ体13には、円筒部10aの外周面上部において周方向に亘って形成された凹溝10dと、この凹溝10dに嵌合可能に、フランジ体13の周方向の所定間隔おきに、径方向に螺挿された複数のボルト17と、からなる一対の係合部が設けられている。フランジ体13を弁筐体10の円筒部10aに嵌挿し、ボルト17を凹溝10d内に向けて螺挿して嵌合させ両体10、13を係合する。
このように、フランジ体13の構成品数を一体に抑えて脱着装置を構成し易くなるばかりか、一体のみのフランジから成るフランジ体13を弁筐体10に嵌挿するだけで容易に取付けできる。
また、このように、フランジ体13と弁筐体10とに設けられている一対の係合部としての凹溝10dとボルト17とにより、両体10、13を係合することが出来るため、両体10、13が外れてしまうことを防止できる。
更に、このように、一対の係合部を凹溝10dとボルト17とによりシンプルに構成できるばかりか、ボルト17を凹溝10dに嵌合することでフランジ体13と弁筐体10とを確実に係合できる。
次に、図8(a)、(b)に示されるように、取付筐体14は、フランジ体13と略同径のフランジを有し下端が開放された円筒状であって、上端には、円板状で透光性を有する透光部としてのアクリル板24を介し、上下面を貫通する窓部23bを周方向に4箇所備えた蓋体23がボルト・ナット28により水密に取付けられている。すなわち、窓部23bにおいて、アクリル板24を通じ取付筐体14の内部を目視確認できるように成っている。また、蓋体23の上面中央には、弾性を有するゴム製の筒体から成る環状体としてのコネクタ27が、ボルト32により取付けられており、略同軸に設けられたコネクタ27の貫通孔、蓋体23の中央孔23a、及びアクリル板24の中央孔24aに、スイーパロッド25が上下方向に水密に貫設されている。
スイーパロッド25は、下端に先細り形状の掻取り部26が設けられた棒状体であって、後述のように上下方向に移動操作でき、及びコネクタ27の略中央高さ位置に設けられた若干小径の頸部27aを支点として水密に回動操作できるように成っている。
図9に示されるように、弁筐体10に係合したフランジ体13の上面に、スイーパロッド25が貫設された取付筐体14を、ボルト・ナット18により取付ける。フランジ体13の上面に形成された溝条にパッキン22が配設されており、フランジ体13と取付筐体14とは水密に接続される。また、スイーパロッド25は、取付筐体14の取付時において、フランジ5と略同軸に貫設されている。
上述のように、フランジ5よりも大径に形成されているフランジ体13を介して取付ける取付筐体14の内部に、スイーパロッド25を貫設するスペースを大きく確保できる。
次に、図10に示されるように、弁体11を収容部10b内に収容してフランジ5の開口を開放状態とし、スイーパロッド25の上端側を把持操作して、下端側の掻取り部26を、露わになったフランジ5の上面5aに対しアプローチする。そして、スイーパロッド25の上端側を回動操作して、フランジ5の上面5aの全面に亘って掻取り部26を当接させ、上面5aに残置されていた既設のパッキン片や塵芥などの異物を取り除く。
取り除いた上記異物の排出については、掻取り部26に設けられた係止部26aに係止させた状態でスイーパロッド25を引き上げた後、弁体11を閉塞状態として取付筐体14外に排出するか、若しくは、取付筐体14に設けられた図示しない排水口を通じて、取付筐体14内の流体とともに取付筐体14外に排出する。
このとき、弾性を有するコネクタ27の頸部27aを支点として、スイーパロッド25を前後左右に自由に動作することができるため、フランジ5の上面5aの全面に亘って清掃できる。特にコネクタ27は、略中央高さ位置に若干小径の頸部27aを有しており、コネクタ27が、この頸部27aにおいて屈曲することで、スイーパロッド25を容易に動作することができる。
また、取付筐体14に設けられているアクリル板24を通じ、フランジ5の上面5aを目視確認しながら、スイーパロッド25により異物等を残すことなく上面5aを確実に清掃できる。
更に、スイーパロッド25が貫通するアクリル板24が環状に形成されているため、このアクリル板24を通じて、フランジ5の上面5aにアプローチするスイーパロッド25を上面5aの全面に亘って目視確認し易い。
また、流体管1側のフランジ5と略同軸に貫設されているスイーパロッド25を用いて、フランジ5の上面5aの全面に亘り周方向に均等にアプローチできる。
上述のように、スイーパロッド25を用いてフランジ5の上面5aを清掃した後に、再びフランジ5の開口を弁体11により水密に被覆する。そして、図11(b)に示されるように、フランジ5と略同径、すなわち弁筐体10の円筒部10aの内径と略同径のフランジ29a、29bを両端に備え、分岐部4と略同径の内径を有する新設の付属部品としての短管29を、フランジ5に接続する。
短管29の接続について、詳しく説明すると、先ず短管29の下端のフランジ29aを円筒部10aの内周に沿って当接するように配置した後に、図11(a)に示される略扇形状であってボルト孔30a、30bを有する複数枚の固定板30を、短管29の下端のフランジよりも上方に位置するフランジ体13の上面に載置して、固定板30の外周側のボルト孔30aに挿通したボルト・ナット18により、フランジ体13に周方向に沿って固定する。
次に、図11(b)に示されるように、固定板30の内周側のボルト孔30bに、押しボルト31を下方に向けて螺挿する。押しボルト31が、フランジ体13に接続された固定板30を反力として利用して、短管29をフランジ5に向けて下方に押圧する。上述したように短管29のフランジ29aは、弁筐体10の円筒部10aの内径と略同径であり、円筒部10aの内周に設けられた防水部材15に水密に摺接しながら下方に移動する。
そして、短管29がフランジ5の上方近傍まで押圧された位置において、短管29の上端のフランジ29bに、補修弁42の下端のフランジ42aを接合し、ボルト・ナット45により接続する(図12参照)。補修弁42の弁体42cは、ハンドル42dにより回転し閉塞しておく。
次に、弁体11を再び収容部10b内に収容してフランジ5の開口を開放状態とし、短管29のフランジの下面とフランジ5の上面5aとを当接させて、短管29とフランジ5とをボルト・ナット43により接続する。続いて、図12に示されるように、フランジ5に取付けていた弁筐体10とフランジ体13、及び固定板30を取外す。
最後に、図13に示すように、補修弁42の上側に空気弁47をボルト・ナット48により取り付ける。空気弁47は、既設の空気弁7とほぼ同じ仕様で構成される。補修弁42のハンドル42dを回動操作して補修弁42を開放状態にすることにより、空気弁47と流体管1内が連通し、付属部品としての新たな補修弁42及び空気弁47の接続が完了する。尚、付属部品の脱着については、新たな補修弁42若しくは空気弁47に変換できることは勿論、既設の補修弁2若しくは空気弁7の点検、保守を行って、これらを再度取付けることもできる。
以上、述べたように、フランジ5に直接取付ける弁筐体10、及びこれに連通した取付筐体14を比較的小型化でき、小型化した取付筐体14に貫設したスイーパロッド25を用いて、既設の付属部品である補修弁2を取外し弁体11を開放状態にすることで露わになった流体管1側のフランジ5の上面5aを、このフランジ5に向かって容易にアプローチして清掃することで、新たに付属部品としての短管29を、清掃後のフランジ5に異物等を介在させることなく取付けできるため、流体管1の分岐部4内を止水する止水手段を特段に用いることなく、フランジ5を通じて流体管1から漏洩させずに付属部品の脱着作業を確実に行える。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、流体管1内を流通する流体は上水であるが、例えば流体管内に下水が流通していてもよいし、油類やガス等が流通していても構わない。
また、上記実施例では、付属部品として補修弁2、短管29が示されているが、付属部品は、接続部を介して流体管に接続されるものであれば、例えば、空気弁や圧力計若しくは流量計等の計器類などであってもよい。
また、上記実施例では、円板状で中央に孔部を有する透光部としてのアクリル板24が、取付筐体14の上端に設けられているが、例えば、透光部として、取付筐体14の上下方向に延びる円筒部を、アクリル製の円筒部材などの透光性を有する部材で構成するようにしてもよい。
更に、上記実施例では、弾性を有するゴム製の筒体から成る環状体としてのコネクタ27が、取付筐体14に取付けられているが、例えば、環状体として、スイーパロッド25が貫通する板状体が取付けられていてもよい。
付属部品としての補修弁及び空気弁が接続された流体管を示す正面図である。 空気弁を取外した流体管を示す正面図である。 弁筐体及びフランジ体を示す斜視図である。 (a)は、弁筐体の一部断面を示す平面図であり、(b)は、(a)と同じく側面図である。 フランジに弁筐体を取付けた状態を示す断面図である。 補修弁を取外した状態を示す断面図である。 (a)は、フランジ体の平面図であり、(b)は、(a)と同じく一部断面を示す側面図である。 (a)は、スイーパロッドが貫設された取付筐体を示す平面図であり、(b)は、(a)と同じく側断面図である。 取付筐体を取付けた状態を示す断面図である。 スイーパロッドを用いてフランジを清掃する状況を示す断面図である。 (a)は、固定板を示す平面図であり、(b)は、新たに短管を接続する状況を示す断面図である。 新たに短管、補修弁を接続し弁筐体を取外した状態を示す断面図である。 新たに短管、補修弁及び空気弁を接続した状態を示す正面図である。
符号の説明
1 流体管
2 補修弁(付属部品)
2a フランジ(付属部品側のフランジ)
4 分岐管(分岐部)
5 フランジ(流体管側のフランジ)
5a 上面(接合面)
7 空気弁
10 弁筐体
11 弁体
12 押圧ボルト(押圧部)
13 フランジ体
14 取付筐体
15 防水部材
23 蓋体
24 アクリル板(透光部)
25 スイーパロッド
27 コネクタ(環状体)
29 短管(付属部品)
29a フランジ(付属部品側のフランジ)
30 固定板
42 補修弁
47 空気弁

Claims (5)

  1. 流体管の分岐部においてフランジを介して接続された付属部品を、不断水状態で脱着する付属部品の脱着装置であって、
    前記流体管側のフランジと前記付属部品側のフランジとの両フランジの外周及び接合面間を水密に被覆する筒部を備えた分割構造の弁筐体と、
    該弁筐体に配設され前記両フランジの間に嵌挿可能な弁体と、
    前記弁筐体に設けられ前記弁体を流体管側のフランジに向かって押圧する押圧部と、
    前記弁筐体の前記筒部の外周に水密に連通して着脱可能に取付けられる取付筐体と、
    を備え、
    前記押圧部が前記弁体を流体管側のフランジに向かって押圧し、前記付属部品を取外した後に、前記流体管側のフランジの接合面を清掃するスイーパロッドが、前記取付筐体に貫設されていることを特徴とする付属部品の脱着装置。
  2. 前記取付筐体に、弾性を有し前記スイーパロッドが貫通する環状体が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の付属部品の脱着装置。
  3. 前記取付筐体に、前記流体管側のフランジの接合面に向かって透光する透光部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の付属部品の脱着装置。
  4. 前記透光部は、前記スイーパロッドが貫通する環状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の付属部品の脱着装置。
  5. 前記スイーパロッドは、前記流体管側のフランジと略同軸に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の付属部品の脱着装置。
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