JP5130004B2 - 付属部品の脱着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、接続部を介して付属部品が接続された流体管の外周面を、接続部及び付属部品を含んで囲繞し水密的に密封する分割構造の筐体から成り、筐体の接続部側に作業孔を有する密封ケースと、密封ケースに前後進可能に取付けられ、密封ケース内を接続部に対し前進して付属部品を押圧保持するとともに付属部品を把持移動する前端部を備えた押圧移動手段と、を少なくとも備える付属部品の脱着装置に関する。
従来の付属部品の脱着装置は、流体管に設けられる接続部と付属部品とを囲繞する密封ケースを流体管に取付け、この密封ケースに取付けた押圧移動手段により、付属部品の着脱に際し付属部品を接続部に対し押圧している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3533276号公報(第3頁、第3図)
しかしながら、特許文献1にあっては、流体管に対し比較的大型の密封ケースを、接続部と付属部品とを囲繞して流体管に水密に取付けた後、密封ケースに取付けた押圧移動手段と、密封ケース内の付属部品との相対位置が正確に定まらず、押圧移動手段により付属部品を所定に押圧できない虞が生じ、付属部品の脱着作業に手間が掛かる場合があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、押圧移動手段により付属部品を所定に押圧し、付属部品の脱着作業を手間無く行うことができる付属部品の脱着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の付属部品の脱着装置は、
接続部を介して付属部品が接続された流体管の外周面を、前記接続部及び付属部品を含んで囲繞し水密的に密封する分割構造の筐体から成り、該筐体の前記接続部側に作業孔を有する密封ケースと、
該密封ケースに前後進可能に取付けられ、密封ケース内を接続部に向かって前進し前記付属部品を押圧保持するとともに付属部品を把持移動する前端部を備えた押圧移動手段と、
を少なくとも備える付属部品の脱着装置であって、
前記付属部品及び密封ケースに、該付属部品に対する密封ケースの相対位置を位置決めする一対の位置決め手段が設けられており、
前記位置決め手段は、前記付属部品に突設された棒状体と、該棒状体を嵌合可能であって前記筐体に設けられる切欠き片と、から成ることを特徴としている。
この特徴によれば、付属部品及び密封ケースに設けられた一対の位置決め手段により、付属部品に対する密封ケースの相対位置が位置決めされ、所定に位置決めされた密封ケースに取付けられた押圧移動手段が接続部に対し正確にアプローチし、前端部により付属部品を確実に押圧できるため、流体管からの流体の漏洩を防止した状態で作業孔を通じて、付属部品の脱着作業を容易且つ安全に行え、また、一対の位置決め手段を、付属部品に突設された棒状体と筐体に設けられる切欠き片とにより簡易に構成できる。
本発明の請求項に記載の付属部品の脱着装置は、
接続部を介して付属部品が接続された流体管の外周面を、前記接続部及び付属部品を含んで囲繞し水密的に密封する分割構造の筐体から成り、該筐体の前記接続部側に作業孔を有する密封ケースと、
該密封ケースに前後進可能に取付けられ、密封ケース内を接続部に向かって前進し前記付属部品を押圧保持するとともに付属部品を把持移動する前端部を備えた押圧移動手段と、
を少なくとも備える付属部品の脱着装置であって、
前記押圧移動手段に、前記前端部の前記付属部品に対向する対向角度を調整可能な角度調整部が介設されており、
前記角度調整部は、両端面の相対角度を調整可能な蛇腹状に形成されるとともに一端面が前記前端部側に接続された筒状体と、該筒状体の両端面に架設されたボルト・ナットと、から成ることを特徴としている。
この特徴によれば、押圧移動手段に介設された角度調整部により前端部の付属部品に対向する対向角度を調整することで、対向角度が調整された前端部の全面を利用して、付属部品を押圧保持でき、筒状体の両端面に架設されたボルト・ナットを適宜螺挿するだけで、蛇腹状に形成された筒状体の両端面の相対角度を調整できるため、筒状体の一端面に接続された前端部の角度を容易に調整できる。
本発明の請求項に記載の付属部品の脱着装置は、請求項1または2に記載の付属部品の脱着装置であって、
前記密封ケースに、該密封ケース内を前記前端部の前後進路に向かって進退し前端部を案内する案内手段が貫設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、密封ケースに貫設されている案内手段を進退操作して前端部を案内することで、前端部の前後進路のずれを修正できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、付属部品としての空気弁が接続された流体管を示す正面図である。図2(a)は、下部筐体を取付けた流体管を示す正面図であり、(b)は、(a)と同じく側面図である。図3は、流体管に密封ケースを取付けた状態を示す正面図である。図4は、押圧移動手段により空気弁を押圧している状態を示す正面図である。図5は、押圧移動手段により空気弁を上方移動している状態を示す正面図である。図6は、押圧移動手段により止水フランジを下方移動している状態を示す正面図である。図7は、案内ロッドにより短管冶具を案内している状態を示す水平断面図である。図8は、付属部品としての止水フランジが接続された流体管を示す正面図である。
図1は、本発明が適用される上水が流通する流体管1と、それに取付けられた既設の付属部品としての空気弁2を示すもので、空気弁2は、下端部に設けられたフランジ2aが流体管1の上部外周面に接合された上方を向く分岐管4の上端に設けられた接続部としてのフランジ5に、図示しないシートパッキンを介して対面するとともに、両フランジ2a、5が、複数本の既設ボルト3により接合されている。
空気弁2は、空気孔を備えた一対の弁箱2b、2bと、この弁箱2bの内部にそれぞれ収容されるフロート2cとから主として構成され、更に弁箱2bの内部が分岐管4を介して流体管1内と連通しており、流体管1内の水位に応じて上下変位するフロート2cにより、流体管1内の空気を外部に放出若しくは外部の空気を流体管1内に取り込めるように成っている。
以下に、不断水状態における既設の付属部品の取外し及び新設の付属部品の取付けについて説明する。
先ず、複数本の既設ボルト3のうち1本を取外し、代わりに作業ボルト6を取付ける。この作業を繰返して複数本の既設ボルト3を全て新設の作業ボルト6に交換する。このようにすることで、後述する密封ケース9内における作業ボルト6の取外し作業が容易となる。尚、流体管1内は上水が満ちており内圧が掛かっているが、複数本の既設ボルト3のうち一時的に1本を取外しても、他のボルト3、6により、流体管1内から外部に漏水することはない。
次に、後述のように付属部品の脱着装置を流体管1の外周面側に配設する。図3に示されるように、脱着装置は、フランジ5及び付属部品を含んで水密的に密封する分割構造の筐体10、11、12から成る密封ケース9と、密封ケース9に前後進可能に取付けられ、密封ケース9内をフランジ5に対し前進して付属部品を押圧保持するとともに付属部品を把持移動する前端部としての弁吊金具20を備えた押圧移動手段13と、から主として構成される。
図2(a)、(b)に示されるように、先ず密封ケース9を構成する下部筐体10を流体管1の外周面に取付ける。下部筐体10は、管軸辺りの高さ位置においてボルト14により着脱可能に接合される円筒部10aと下底部10bとの上下2分割構造を有しており、流体管1の外周面を管軸方向に被覆するとともに、フランジ5及び空気弁2を囲繞する上下方向の円筒部10aの上端は開口し周方向に接合フランジ10cが設けられる。
下部筐体10の円筒部10aには、図示正面、左右側面、及び背面の計4箇所においてフランジ5側に作業孔10dを有し、このうち右側面のフランジ5側に形成される作業孔10dに棒状のスイーパロッド17が貫通している。各作業孔10dは、作業者が腕を挿通できる程度に開口しているとともに、作業者が外から密封ケース9内部を目視確認できるように、透光性を有する被覆板16により開閉可能に被覆されている。左側面の作業孔10dは、開口が若干上向きの斜め方向に形成されており、他の作業孔10dは、略水平方向に形成されている。また、円筒部の周方向における各作業孔10dの間それぞれに計4箇所形成された小孔10fに、後述する案内手段としての案内ロッド18が、円筒部10aの外方から内方に向かって貫設されている(図7参照)。尚、図示右側の作業孔10dも当初は被覆板16で被覆し、後述するフランジ5の上面5aの清掃時において、スイーパロッド17を貫通させてもよい。
下部筐体10の空気弁2に対する位置決めについて詳述すると、先ず、空気弁2の図示左側の弁箱の上端2箇所に、棒状体としての長ボルト8を上方に向けて突設するとともに、下部筐体10の接合フランジ10cに、長ボルト8を嵌合可能な2箇所の切欠き部7aを備えた切欠き片7をボルト19により取付ける。すなわち、この長ボルト8と切欠き片7とが、空気弁2に対する密封ケース9の相対位置を位置決めする一対の位置決め手段を構成している。尚、一対の位置決め手段としての長ボルト及び切欠き片の切欠き部は、本実施例のように2箇所に限られず、1箇所のみであってもよいし、3箇所以上であっても構わない。
次に、切欠き片7の切欠き部7aを長ボルト8に嵌合させるようにして、下部筐体10の円筒部10aの位置を決め、このように位置を決めた円筒部10aに対し、下底部10bの位置を合わせてボルト14により接続して、空気弁2に対する下部筐体10の位置を決める。その後、流体管1を管軸方向に被覆している下部筐体10の両側端部に、図示しないパッキンを介して押輪24をボルト25にて取付け、流体管1の外周面を押圧可能に下部筐体10に螺挿された固定ボルト10gを螺挿することで、上述のように決められた位置において下部筐体10を流体管1に固定する。位置決めが終了した後に、下部筐体10から切欠き片7を取外す。
このように、一対の位置決め手段を、空気弁2に突設された長ボルト8と下部筐体10に設けられる切欠き片7とにより簡易に構成できる。また、分割構造の筐体10、11、12を接続する際の、空気弁2が密封ケース9により完全に囲繞される前において、長ボルト8及び切欠き片7を目視確認しながら位置決めが容易にできる。
図3に示されるように、下部筐体10の接合フランジ10cに弁筐体11を接合し、続けて弁筐体11の上方に上部筐体12を接合する。上述したように、下部筐体10は空気弁2に対し位置決めされて接続されているため、この下部筐体10に接続する弁筐体11、上部筐体12も空気弁2に対し位置決めされている。密封ケース9を構成する下部筐体10、弁筐体11、及び上部筐体12の内部は互いに連通しており、弁筐体11内にスライド式に開閉可能に配設される弁体11aを閉状態とすることで、弁体11aを境に密封ケース9内部を上下に水密に仕切ることができるように成っている。また、上部筐体12には、比較的大径の作業開口12aが形成され、この作業開口12aは止水板27により水密に被覆されている。筐体10、11、12を接続して構成される密封ケース9は、後述のように付属部品が密封ケース9内部を移動できるように、流体管1に対し上方向に比較的長寸に延設されている。
また、密封ケース9の上端に、密封ケース9に前後進(図示上下進)可能に取付けられ、密封ケース9内をフランジ5に向かって前進(図示下進)し付属部品を押圧保持するとともに付属部品を把持移動する弁吊金具20を備えた押圧移動手段13が取付けられている。具体的には、押圧移動手段13は、図示上下方向に駆動する油圧シリンダ式の移動手段であって、駆動部13bによりシリンダに対し上下動するピストン13aの下端に接続された接続冶具22に、角度調整部21の上端面21aが固定に接続され、この角度調整部21の下端面21bに、弁吊金具20が接続されている。
角度調整部21について詳述すると、角度調整部21は、押圧移動手段13を構成するピストン13aと弁吊金具20との間に介設され、両端面21a、21bの相対角度を調整可能な蛇腹状のゴム体で形成された筒状体21cと、筒状体21cの両端面21a、21bに架設された複数本のボルト・ナット21dと、から成り、弁吊金具20の空気弁2に対向する対向角度を調整可能に構成されている。すなわち、ボルト・ナット21dを緩めることで、両端面21a、21bの相対角度が固定化されずに両端面21a、21bの向きを自由に変えることができる。
次に、図4に示されるように、空気弁2の取外しについて説明すると、角度調整部21のボルト・ナット21dを緩めた状態において、押圧移動手段13の弁吊金具20を下方に移動させ、空気弁2の上端に近付ける。上述したように、空気弁2に対する密封ケース9の相対位置が既に位置決めされているが、比較的上下方向に長い寸法を有する密封ケース9に取付けられる押圧移動手段13の弁吊金具20が、空気弁2に向かって下方に移動するに際し、空気弁2に対する弁吊金具20の相対位置が若干ずれる場合が生じる。この場合に、角度調整部21のボルト・ナット21dを適宜螺挿することで、角度調整部21の両端面21a、21bの相対角度を正しく設定し、下端面21bに接続された弁吊金具20の空気弁2に対向する対向角度を調整する。すなわち弁吊金具20と空気弁2とは、略平行に成るように配置される。
このように、筒状体21cの両端面21a、21bに架設されたボルト・ナット21dを適宜螺挿するだけで、蛇腹状に形成された筒状体21cの両端面21a、21bの相対角度を調整できるため、筒状体21cの下端面21bに接続された弁吊金具20の角度を容易に調整できる。
続いて、対向角度を調整後の弁吊金具20の下端部20aに形成されたボルト孔20bに、空気弁2の上端に突設された長ボルト8を挿通させ、下端部20aの上方に突出した長ボルト8の上端にナット23を螺挿することで、弁吊金具20に対し空気弁2を接続する。尚、長ボルト8よりも大なる内径を有し、長ボルト8よりも軸方向に短寸の短管26が、それぞれの長ボルト8に遊嵌されている。それぞれの短管26は、全て同じ長さ寸法に形成されている。
次に、押圧移動手段13の弁吊金具20により、空気弁2を更にフランジ5に向けて押圧操作する。弁吊金具20は、全て同じ長さ寸法に形成される短管26を介して、空気弁2を全面に亘り均等に下方に押圧する。押圧移動手段13に介設された角度調整部21により弁吊金具20の空気弁2に対向する対向角度を調整することで、対向角度が調整された弁吊金具20の全面を利用して、空気弁2を押圧保持できる。特に、上述したように、一対の位置決め手段としての長ボルト8及び切欠き片7により密封ケース9を位置決めし、更に、角度調整部21により弁吊金具20の空気弁2に対向する対向角度を調整することで、弁吊金具20の空気弁2に対向する対向角度を精度良く調整できる。
そして、作業者が作業孔10dに取付けていた被覆板16を取外し、外から密封ケース9内部の流体管1側のフランジ5と空気弁2のフランジ2aとを接続している作業ボルト6を取外す。作業に際し、作業孔10dの一つは灯り取りに利用できる。弁吊金具20により空気弁2をフランジ5に向けて押圧しているため、作業ボルト6を取外しても、流体管1内の流体が両フランジ2a、5の間から漏洩することはない。全ての作業ボルト6を取外した後、再び被覆板16を作業孔10dに取付ける。
次に、図5に示されるように、押圧移動手段13の弁吊金具20とともに、弁吊金具20に接続された空気弁2を上方に引き上げる。この引き上げ動作により、流体管1内の流体が漏洩し密封ケース9内部は流体で満たされるが、密封ケース9の外に漏洩することはない。空気弁2を弁筐体11よりも上方の高さ位置まで引き上げてから、弁体11aを閉状態とする。
弁体11aにより仕切られた密封ケース9下部において、スイーパロッド17を密封ケース9内部に向けて進退し、空気弁2の引き上げにより露わになったフランジ5の上面5aを清掃する。スイーパロッド17の先端に下方に延びる掻取り具17aが接続されており、密封ケース9外から作業孔10dを通じて目視確認しながら、掻取り具17aの先端部によりフランジ5の上面5aに残置しているシートパッキン片等の異物を掻き取る。スイーパロッド17は、密封ケース9の図示右側の作業孔10dに連通接続されたゴムスリーブ32に嵌挿されており、このゴムスリーブ32を支点として上下左右に動作可能となっているため、掻取り具17aによりフランジ5の上面5aの全面に亘って異物を掻き取ることが出来る。
このように、密封ケース9に貫設しているスイーパロッド17を密封ケース9の外から進退操作することで、密封ケース9の内部における空気弁2を取外した後のフランジ5の上面5aを清掃でき、清掃されたフランジ5の上面5aに、異物等を挟み込むことなく新たに付属部品を取付けできる。
一方、弁体11aにより仕切られた密封ケース9上部において、内部の水を排水するとともに、弁吊金具20に接続されている空気弁2を密封ケース9の外部に取外す。次いで、図6に示されるように、弁吊金具20に前端部としての短管冶具28を取付けるとともに、この短管冶具28の下端に新設の付属部品としての止水フランジ29を接続する。この止水フランジ29の下面にはパッキン29aが取付けられている。また、この止水フランジ29には、下方に延びるボルト30を案内用に取付けておく。尚、上述のように角度調整した角度調整部21は、角度調整したままにしておく。
そして、弁筐体11の弁体11aを再度開状態とし、押圧移動手段13の短管冶具28及び止水フランジ29を下方に移動させ、フランジ5に近付ける。上述したように、付属部品に対する密封ケース9の相対位置が位置決めされ、角度調整部21により弁吊金具20の角度が調整されているが、止水フランジ29が、既設のフランジ5に向かって下方に移動するに際し、フランジ5に対する止水フランジ29の相対位置が若干ずれる場合が生じる。この場合に、図7に示されるように、円筒部10aの周方向4箇所に設けられた案内ロッド18を、密封ケース9内方に向かって適宜進退し、密封ケース9外から作業孔10dを通じて目視確認しながら、短管冶具28の周面を押圧してフランジ5に対する止水フランジ29の相対位置を修正する。
このように、密封ケース9に貫設されている案内ロッド18を進退操作して短管冶具28を案内することで、短管冶具28の前後進路のずれを修正できる。
そして、ボルト30の先端をフランジ5のボルト孔に挿通させることで、止水フランジ29をフランジ5に向けて案内し、止水フランジ29をフランジ5に面当たりさせ、更に押圧移動手段13により、止水フランジ29をフランジ5に向かって押圧する。この状態で、密封ケース9内の水を排水するとともに、作業者が作業孔10dに取付けていた被覆板16を取外し、外から密封ケース9内部の止水フランジ29とフランジ5とをボルト30及びナット31で接続する(図8参照)。接続作業に際し、作業孔10dの一つは灯り取りに利用できる。押圧移動手段13により止水フランジ29をフランジ5に向けて押圧しているため、流体管1内の流体が止水フランジ29とフランジ5との間から漏洩することはない。全てのボルト30、ナット31を取付けることで、止水フランジ29により止水される。
最後に、密封ケース9内部の水を排水するとともに、図8に示されるように、密封ケース9を流体管1から取外すことで、不断水状態における空気弁2の流体管1からの撤去が完了する。
上述したように、空気弁2及び密封ケース9に設けられた長ボルト8及び切欠き片7により、空気弁2に対する密封ケース9の相対位置が位置決めされ、所定に位置決めされた密封ケース9に取付けられた押圧移動手段13がフランジ5に対し正確にアプローチし、前端部としての弁吊金具20若しくは短管冶具28により空気弁2を確実に押圧できるため、流体管1からの流体の漏洩を防止した状態で作業孔10dを通じて、付属部品の脱着作業を容易且つ安全に行える。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、流体管1内を流通する流体は上水であるが、例えば流体管内に下水が流通していてもよいし、油類やガス等が流通していても構わない。
また、上記実施例では、既設の付属部品としての空気弁2を撤去するとともに、新設の付属部品としての止水フランジ29を取付けているが、例えば、既設の付属部品を一時的に取外した後に、当該付属部品を再度流体管の接続部に取付けてもよい。
また、上記実施例では、付属部品として空気弁2及び止水フランジ29が示されているが、付属部品は、接続部を介して流体管に接続されるものであれば、例えば、補修弁や圧力計若しくは流量計等の計器類などであってもよい。
付属部品としての空気弁が接続された流体管を示す正面図である。 (a)は、下部筐体を取付けた流体管を示す正面図であり、(b)は、(a)と同じく側面図である。 流体管に密封ケースを取付けた状態を示す正面図である。 押圧移動手段により空気弁を押圧している状態を示す正面図である。 押圧移動手段により空気弁を上方移動している状態を示す正面図である。 押圧移動手段により止水フランジを下方移動している状態を示す正面図である。 案内ロッドにより短管冶具を案内している状態を示す水平断面図である。 付属部品としての止水フランジが接続された流体管を示す正面図である。
符号の説明
1 流体管
2 空気弁(付属部品)
2a フランジ
4 分岐管
5 フランジ(接続部)
7 切欠き片(位置決め手段)
8 長ボルト(位置決め手段)
9 密封ケース
10 下部筐体
10a 円筒部
10d 作業孔
11 弁筐体
11a 弁体
12 上部筐体
13 押圧移動手段
17 スイーパロッド
18 案内ロッド(案内手段)
20 弁吊金具(前端部)
21 角度調整部
21a 上端面
21b 下端面
21c 筒状体
21d ボルト・ナット
28 短管冶具(前端部)
29 止水フランジ(付属部品)
32 ゴムスリーブ

Claims (3)

  1. 接続部を介して付属部品が接続された流体管の外周面を、前記接続部及び付属部品を含んで囲繞し水密的に密封する分割構造の筐体から成り、該筐体の前記接続部側に作業孔を有する密封ケースと、
    該密封ケースに前後進可能に取付けられ、密封ケース内を接続部に向かって前進し前記付属部品を押圧保持するとともに付属部品を把持移動する前端部を備えた押圧移動手段と、
    を少なくとも備える付属部品の脱着装置であって、
    前記付属部品及び密封ケースに、該付属部品に対する密封ケースの相対位置を位置決めする一対の位置決め手段が設けられており、
    前記位置決め手段は、前記付属部品に突設された棒状体と、該棒状体を嵌合可能であって前記筐体に設けられる切欠き片と、から成ることを特徴とする付属部品の脱着装置。
  2. 接続部を介して付属部品が接続された流体管の外周面を、前記接続部及び付属部品を含んで囲繞し水密的に密封する分割構造の筐体から成り、該筐体の前記接続部側に作業孔を有する密封ケースと、
    該密封ケースに前後進可能に取付けられ、密封ケース内を接続部に向かって前進し前記付属部品を押圧保持するとともに付属部品を把持移動する前端部を備えた押圧移動手段と、
    を少なくとも備える付属部品の脱着装置であって、
    前記押圧移動手段に、前記前端部の前記付属部品に対向する対向角度を調整可能な角度調整部が介設されており、
    前記角度調整部は、両端面の相対角度を調整可能な蛇腹状に形成されるとともに一端面が前記前端部側に接続された筒状体と、該筒状体の両端面に架設されたボルト・ナットと、から成ることを特徴とする付属部品の脱着装置。
  3. 前記密封ケースに、該密封ケース内を前記前端部の前後進路に向かって進退し前端部を案内する案内手段が貫設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の付属部品の脱着装置。
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