JP4749893B2 - 既設管に取付けた付属部品の脱着工法及び装置 - Google Patents

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本発明は、既設管の外周面のフランジに接続管を介して取付けられた付属部品を、既設管内の流体の流れを遮断することなく脱着する脱着工法及びそれに用いる脱着装置に関する。
既設管に取付けられた付属部品を交換したり、保守点検等を行う際には、既設管内に流体を流した状態の不断流工法で行われることが多い。
この不断流工法により付属部品を既設管より脱着する従来の脱着装置としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特許第3492391号公報
上記特許文献1に記載されている脱着装置においては、付属部品(管接続部材)取付用のフランジを有する分岐管の外周面に、径方向に2分割構造の底板をねじにより固定し、この底板の上面に、大径の密閉ケースの下端のフランジをボルト止めすることにより、付属部品取付用のフランジや付属部品のフランジを密閉状に囲繞しているため、専用の底板を製作する必要があるだけでなく、密閉ケースも大型化するので、コスト高となる。
また、底板を分岐管に着脱する作業と、底板に密閉ケースを着脱する作業とを要するため、作業が煩雑となる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、既設管のフランジを利用して、密閉ケースを着脱可能に固定することにより、特別な取付部材を不要とし、付属部品の交換作業等を容易にかつ低コストで行いうるようにした既設管に取付けた付属部品の脱着工法及び装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の既設管に取付けた付属部品の脱着工法は、既設管の外周面のフランジに、両端に大小径の異なるフランジを有する接続管を、前記大径フランジを複数のボルトとナットにより結合することにより取付けるとともに、前記接続管の小径フランジに付属部品のフランジを固定し、これにより取付けられた前記付属部品を、前記既設管内の流体の流れを遮断することなく脱着する工法であって、
前記既設管のフランジと接続管の大径フランジとを結合している複数のボルトとナットを、所定の数ずつ取外して作業用固定手段に交換する工程と、
前記交換した作業用固定手段により、前記大径フランジに密閉ケースのフランジを水密的に固定し、前記付属部品とそのフランジ及び小径フランジを密閉状に囲繞する工程と、
前記密閉ケースの端部より挿入した進退可能な挿脱手段により、前記付属部品を前記接続管の小径フランジ方向に強圧し、かつこの状態で前記密閉ケースの外周面に開口した作業用窓孔を利用して前記付属部品のフランジと小径フランジとの結合ねじを取外す工程と、
前記作業用窓孔を閉塞した後、前記挿脱手段を後退させ、その先端部により保持した前記付属部品を前記密閉ケース内の所定位置まで移動させるとともに、この付属部品と前記作業用窓孔間において密閉ケース内を作業弁により閉塞する工程と、
交換後又は保守等の終了後の付属部品を前記挿脱手段の先端部に付け替えた後、前記作業弁を開放し、挿脱手段の前進により前記付属部品のフランジを、前記接続管の小径フランジに圧接し、かつこの状態で前記作業用窓孔を開放し、この窓孔を利用して前記付属部品のフランジを小径フランジに結合する工程と、
前記接続管の大径フランジより前記密閉ケースのフランジを取外す工程とを備えることを特徴としている。
この特徴によれば、既設管のフランジと、付属部品が取付けられた接続管の大径フランジとを結合しているボルトとナットを、所定の数ずつ作業用固定手段に交換し、この交換した作業用固定手段により、密閉ケースのフランジを既設管のフランジと大径フランジとに固定して、付属部品とその取付フランジ部を囲繞するだけであるので、必要最小限の大きさの密閉ケースを、特別な取付部材を使用することなく容易に着脱可能に取付けることができる。
また、進退可能な挿脱手段により付属部品を強圧し、フランジ同士の結合部から流体の漏洩を防止した状態で、密閉ケースの作業用窓孔より付属部品のフランジの固定ねじを着脱するため、付属部品の脱着作業を、既設管に対して不断流状態で容易に行うことができる。
本発明の請求項2に記載の付属部品の脱着工法は、請求項1に記載の脱着工法であって、密閉ケースを大径フランジに固定して付属部品を囲繞した後、密閉ケース内の水圧テストを行うことを特徴としている。
この特徴によれば、密閉ケースが正常かつ水密的に取付けられたか否かを予め確認しうるので、以降の工程で流体が洩れる恐れはなく、再度密閉ケースを取付け直すなどの手間が省ける。
本発明の請求項3に記載の付属部品の脱着工法は、請求項1または2に記載の脱着工法であって、付属部品のフランジを接続管の小径フランジに圧接する作業を、位置決め手段により位置決めしながら行うことを特徴としている。
この特徴によれば、交換又は保守等の終了した付属部品のフランジを、正確に位置決めして接続管の小径フランジに圧接しうるので、その後のフランジ同士のねじ止め作業が容易となる。
本発明の請求項4に記載の付属部品の脱着装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の工法に用いる付属部品の脱着装置であって、既設管のフランジと接続管の一端の大径フランジとを結合しているボルトとナットの代わりに用いられる作業用固定手段と、前記接続管の他端の小径フランジとこの小径フランジにフランジをもって結合された付属部品とを囲繞しうる大きさの筒状をなし、かつ前記作業用固定手段により前記大径フランジに固定されるフランジを一端に有するとともに、該フランジ側の端部外周面に開閉可能な作業用窓孔を有する密閉ケースと、該密閉ケースの他端に着脱可能に取付けられ、密閉ケース内に向かって進退可能でかつ先端部に前記付属部品を保持しつつ押圧可能な保持部を有する挿脱装置と、前記密閉ケースにおける作業用窓孔よりも外方の外周面に取付けられ、密閉ケース内に向かって進退することにより、該密閉ケース内を開閉しうる作業弁を有する開閉弁装置とを備えることを特徴としている。
この特徴によれば、上記請求項1ないし3に記載された工法を、少ない部品点数の装置で容易にかつ低コストで実施することができる。
また、密閉ケースは、既設管のフランジと接続管の大径フランジとを結合しているボルトとナットの代わりに用いられる作業用固定手段により、大径フランジに固定されるので、従来のような特別な取付部材を製作したり、特別な固定手段を用いたりする必要はなく、しかも密閉ケースは一般的に汎用化されている小型のものを使用することができるので、安価となる。
本発明の請求項5に記載の付属部品の脱着装置は、請求項4に記載の脱着装置であって、作業用固定手段が、既設管のフランジと接続管の大径フランジと密閉ケースのフランジを重ねた厚さよりも長寸のアンカボルトと、このアンカボルトに螺合される2個のナットとを備え、既設管のフランジ側より挿入したアンカボルトに、前記密閉ケースのフランジに設けた大径の挿通孔内において前記1個のナットを螺合しうるようにするとともに、密閉ケースのフランジよりのアンカボルトの突出端部に、前記別の1個のナットを座金を介して螺合しうるようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、作業用固定手段に、汎用のアンカボルトとナットを用いることができるので、そのコストが大幅に低減されるとともに、取付作業性もよい。
本発明の請求項6に記載の付属部品の脱着装置は、請求項5に記載の脱着装置であって、座金に、密閉ケースのフランジにおける大径の挿通孔に嵌合される円形突部を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、座金の円形突部により、密閉ケースのフランジ挿通孔とアンカボルトとが同心状に芯出しされるので、密閉ケースを接続管の大径フランジに対し正確に位置決めして取付けることができる。
本発明の請求項7に記載の付属部品の脱着装置は、請求項4ないし6のいずれかに記載の脱着装置であって、作業用窓孔を、小径フランジの近傍に複数設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、小径フランジと接続された付属部品を、その小径フランジの近傍に複数設けた作業用窓孔を利用して容易に着脱することができる。
本発明の請求項8に記載の付属部品の脱着装置は、請求項4ないし7のいずれかに記載の脱着装置であって、密閉ケースにおける前記小径フランジと対応する外周面に、密閉ケース内に向かって進退可能なパッキン取外し手段を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、付属部品を取外す際に接続管の小径フランジに付着したパッキンを、密閉ケースの外部から容易に取外すことができる。
本発明の請求項9に記載の付属部品の脱着装置は、請求項4ないし8のいずれかに記載の脱着装置であって、接続管の小径フランジに設けたボルトの挿通孔に取付可能な位置決めボルトを有するものとしたことを特徴としている。
この特徴によれば、交換又は保守等の終了した付属部品を、位置決めボルトを利用して、接続管の小径フランジに正確に位置決めして取付けることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明が適用される既設管としての水道管1と、それに取付けられた付属部品としての空気弁2及び補修弁3を示すもので、空気弁2の下面に一体的に取付けられた補修弁3は、水道管1の上部外周面に接合された上方を向く分岐管4の上端のフランジ5の上面に、接続管6を介して取付けられている。
接続管6の下端には、分岐管4のフランジ5と同径の大径フランジ7が、また上端には、大径フランジ7よりも小径の小径フランジ8が、それぞれ固着され、大径フランジ7は、複数のボルト9とナット10により、分岐管4のフランジ5に結合されている。
小径フランジ8には、補修弁3の下端が複数(本実施例では4個)のボルト11とナット12により、円周方向に90°間隔おきに結合されている。
図2は、本発明の付属部品の脱着装置を示すもので、下端部に作業筒13を有し、中間部に開閉弁装置14を有する密閉ケース15と、この密閉ケース15の上端に着脱可能に取付けられた挿脱装置16と、作業筒13の外周面に着脱可能に取付けられるパッキン取外し装置17とを備えている。
作業筒13の外周面には、その内部と連通するとともに小径フランジ8の近傍に位置する作業用窓孔18aを有する4個の作業用短管18が、90°間隔おきに突設されている。作業筒13の下端のフランジ19は、上記接続管6の大径フランジ7とほぼ等径をなし、後記するように、大径フランジ7固定用のボルト9と等しい数の挿通孔が穿設されている。
開閉弁装置14は、ねじ送り手段等により、密閉ケース15内に進入することにより、その内部を上下に密閉状に仕切る平板状の作業弁20を有している。
挿脱装置16は、モータ21の駆動力により密閉ケース15内に向かって進退しうる昇降ロッド22を有している。
パッキン取外し装置17は、作業筒13のいずれかの作業用短管18のフランジ23に着脱可能に取付けられるもので、作業筒13内に押し込み可能な作業棒24を有している。
開閉弁装置14よりも上方の密閉ケース15の外周面にも、複数(例えば2個)の作業用短管25が突設されている。
次に、上記脱着装置を用いて、水道管1に取付けられた補修弁3を空気弁2と共に脱着する工法について説明する。
まず図3に示すように、接続管6の大径フランジ7の上面に、下端に作業筒13を有する密閉ケース15と、開閉弁装置14と、挿脱装置16とを取付ける。この取付作業に先立って、図4に示すように、分岐管4のフランジ5と接続管6の大径フランジ7とを結合している複数のボルト9とナット10を、1個ずつ取外し、図5に示すように、フランジ5と大径フランジ7と作業筒13のフランジ19とを重ねた厚さよりも長寸のアンカボルト26に順次交換し、1個のナット27により分岐管4のフランジ5と接続管6の大径フランジ7とをまず結合する。なお、この際、両フランジ5,7との接合部の水密性が保たれるならば、上記ボルト9,26の交換作業は複数ずつ行ってもよい。
同様に、密閉ケース15等の取付作業に先立って、補修弁3の図示しない開閉弁レバー等の付属品を取外すとともに、図7に示されるように、小径フランジ8と補修弁3の下端とを結合している複数のボルト11とナット12を、1個ずつ取外し、作業用ボルトナットに交換して締め付ける。この作業用ボルトナットのうち、取外した後の小径フランジ8の少なくとも対向する2個所の取付孔に形成された挿通孔33に、上端が先細り状をなすとともに下端部に長ナット37が螺合された2本の位置決めボルト34,34を下方より挿通して、ナットで螺合する。更に、密閉ケース15等の取付作業の前に、後述する密閉ケース15内部の水密性を確保するために、大径フランジ7の外周部上面に付着したゴミ等を除去し清掃しておく。
全てのボルト9をアンカボルト26に交換し、両フランジ5,7同士をナット27により結合したのち、作業筒13のフランジ19を、それに穿設した大径の挿通孔28がアンカボルト26の上端部とナット27に嵌合されるようにして載置する。この際、作業筒13の4個の作業用短管18の向きを、小径フランジ8と補修弁3との結合部に合わせる。
次いで、各アンカボルト26の突出端部に、座金29を挿入するとともに、座金29の下面に突設された円形突部29aを挿通孔28の上端部内にがたなく嵌合する。この座金29の円形突部29aを挿通孔28に嵌合することにより、挿通孔28とアンカボルト26が同心状に芯出しされるので、作業筒13を接続管6の大径フランジ7に対し正確に位置決めして取付けることができる。
次いで、別の1個のナット27をアンカボルト26の上端部に螺合し、作業筒13のフランジ19を座金29を介して大径フランジ7の上面に、パッキン30により水密的に固定する。このように、水道管1のフランジ5と、空気弁2及び補修弁3が取付けられた接続管6の大径フランジ7とを結合しているボルト9とナット10を、1本ずつアンカボルト26及びナット27に交換し、この交換したアンカボルト26及びナット27により、密閉ケース15のフランジ19を水道管1のフランジ5と大径フランジ7とに固定して、空気弁2及び補修弁3とその取付フランジ部を囲繞するだけであるので、必要最小限の大きさの密閉ケース15を、特別な取付部材を使用することなく容易に着脱可能に取付けることができる。
次いで、各作業用短管18,25を閉塞した後、密閉ケース15に試験水を注入し、水道管1の管内圧とほぼ同等若しくは管内圧以上の水圧を密閉ケース15内部にかけて、各部材が水密的に取付けられたか否かを確認する水圧試験を行う。このようにすることで、密閉ケース15が正常かつ水密的に取付けられたか否かを予め確認しうるので、以降の工程で流体が洩れる恐れはなく、再度密閉ケース15を取付け直すなどの手間が省ける。
次いで、図6に示すように、挿脱装置16の昇降ロッド22を、空気弁2の上面に予め取付けておいた弁吊り具31の上端まで下降させるとともに、上方の作業用短管25のいずれか一方を開口させ、その開口を利用して、昇降ロッド22の下端部を弁吊り具31の上端にピン32をもって連結した後、加圧し、空気弁2及び補修弁3を下方に強圧する。このように、進退可能な挿脱装置16の昇降ロッド22により空気弁2及び補修弁3を強圧し、フランジ同士の結合部から流体の漏洩を防止した状態で、作業筒13の各作業用短管18の作業用窓孔18aより空気弁2及び補修弁3のフランジの固定ねじを着脱するため、空気弁2及び補修弁3の脱着作業を、水道管1に対して不断流状態で容易に行うことができる。また、このように、小径フランジ8と接続された空気弁2及び補修弁3を、小径フランジ8の近傍に複数設けた作業用窓孔18aを利用して容易に着脱することができる。
次いで,作業筒13の各作業用短管18の作業用窓孔18aを利用して、図8に示すように、作業用短管18の1個にパッキン取外し装置17を水密的に取付け、それ以外の3個の作業用短管18と上方の各作業用短管25を閉塞したのち、挿脱装置16の昇降ロッド22を上昇させ、補修弁3と空気弁2を開閉弁装置14よりも上方まで吊り上げる。
この際、小径フランジ8と補修弁3との水密性を保持しているパッキン(図示略)が、小径フランジ8の上面に付着して残ったときには、パッキン取外し装置17の作業棒24を押し込んで、その先端より引張り落とし、小径フランジ8の上面に残った付着物を除去し清掃しておく。このように、補修弁3を取外す際に接続管6の小径フランジ8に付着したパッキンを、密閉ケース15の外部から容易に取外すことができる。
次いで、図9に示すように、開閉弁装置14を操作し、その作業弁20を密閉ケース15内に挿入することにより、密閉ケース15内を上下に閉塞し、水道管1の水が密閉ケース15の上方に流れるのを防止する。その後、挿脱装置16を、空気弁2と補修弁3を吊り上げた状態のまま、密閉ケース15より取外し、空気弁2及び補修弁3を交換又は保守点検して再度取付ける。
次いで、図10に示すように、挿脱装置16を密閉ケース15に取付けたのち、開閉弁装置14の作業弁20を後退させて密閉ケース15内を開放させ、挿脱装置16の昇降ロッド22を下降させることにより、補修弁3の下端を接続管6の小径フランジ8の上面に当接させ、強く押圧して止水する。このようにすることで、交換又は保守等の終了した補修弁3を、位置決めボルト34を利用して、接続管6の小径フランジ8に正確に位置決めして取付けることができる。
この際、小径フランジ8には予め位置決めボルト34が取付けられているため、図7の2点鎖線で示すように、補修弁3の下端の取付孔36を両位置決めボルト34に挿入することにより、補修弁3と小径フランジ8との位置決めがなされる。このようにすることで、交換又は保守等の終了した補修弁3のフランジを、正確に位置決めして接続管6の小径フランジ8に圧接しうるので、その後のフランジ同士のねじ止め作業が容易となる。
次いで、作業筒13の作業用短管18を全て開口し、その作業用窓孔18aを利用して位置決めボルト34を取外すとともに、小径フランジ8と補修弁3の下端とを、ボルト11とナット12とにより固定する。
次いで、上方の作業用短管25を開口して、昇降ロッド22と弁吊り具31との連結を外し、挿脱装置16,密閉ケース15,作業筒13及び弁吊り具31等、全ての器具を取外したのち、アンカボルト26とナット27を、新規のボルト9とナット10に1個ずつ交換すれば、図1の状態となり、空気弁2と一体をなす補修弁3の脱着作業は完了する。なお、アンカボルト26を当初のボルト9に交換しないで、そのまま使用することもある。
以上説明したように、上記実施形態の付属部品の脱着工法及び装置によれば、水道管1における分岐管4のフランジ5と、空気弁2及び補修弁3が取付けられた接続管6の大径フランジ7とを結合しているボルト9とナット10を、長寸のアンカボルト26とナット27に順次1個ずつ交換するとともに、交換したアンカボルト26とナット27により、密閉ケース15の一部である作業筒13のフランジ19を、接続管6の大径フランジ7の上面に固定し、空気弁2と補修弁3及びその取付部を囲繞しているので、従来のような特別な取付部材を製作したり、特別な固定手段を用いたりする必要はなく、作業筒13を含めた密閉ケース15は、一般的に汎用化されている小型のものを使用することができるので、安価となる。
また、上述した付属部品の脱着装置によれば、上記脱着工法を、少ない部品点数の装置で容易にかつ低コストで実施することができる。また、アンカボルト26やナット27も汎用性の大きいものを使用でき、特別な取付部材や固定手段を製作する必要がないので、コストが大幅に低減されるとともに、取付作業性もよい。
なお、本発明は、上記空気弁2と一体をなす補修弁3のほか、圧力計や流量計等の付属部品の脱着にも適用することができる。
本発明が適用される水道管と、それに取付けられた空気弁及び補修弁の側面図である。 本発明の脱着装置の概略側面図である。 本発明の脱着工法におけるアンカボルトとナットによる密閉ケースの取付工程を示す概略側面図である。 アンカボルト交換前のボルトとナットによる分岐管と接続管のフランジ同士の結合部の拡大断面図である。 交換後のアンカボルトとナットによる分岐管と接続管と作業筒のフランジ同士の結合部の拡大断面図である。 挿脱装置により補修弁を強圧し、その固定ねじを取外した工程の概略側面図である。 図6の工程後において小径フランジに位置決めボルトを取付けた状態の部分拡大図である。 挿脱装置により空気弁と補修弁を引上げた工程の概略側面図である。 密閉ケース内を開閉弁装置により閉塞して挿脱装置を取外した工程の概略側面図である。 挿脱装置を再度取付けて、交換等の終えた空気弁と補修弁を小径フランジに取付けた工程の概略側面図である。
符号の説明
1 水道管(既設管)
2 空気弁(付属部品)
3 補修弁(付属部品)
4 分岐管
5 フランジ
6 接続管
7 大径フランジ
8 小径フランジ
9 ボルト
10 ナット
11 ボルト
12 ナット
13 作業筒
14 開閉弁装置
15 密閉ケース
16 挿脱装置
17 パッキン取外し装置
18 作業用短管
18a 作業用窓孔
19 フランジ
20 作業弁
21 モータ
22 昇降ロッド
23 フランジ
24 作業棒
25 作業用短管
26 アンカボルト
27 ナット
28 挿通孔
29 座金
29a 円形突部
30 パッキン
31 弁吊り具
32 ピン
33 挿通孔
34 位置決めボルト
35 ナット
36 取付孔
37 長ナット

Claims (9)

  1. 既設管の外周面のフランジに、両端に大小径の異なるフランジを有する接続管を、前記大径フランジを複数のボルトとナットにより結合することにより取付けるとともに、前記接続管の小径フランジに付属部品のフランジを固定し、これにより取付けられた前記付属部品を、前記既設管内の流体の流れを遮断することなく脱着する工法であって、
    前記既設管のフランジと接続管の大径フランジとを結合している複数のボルトとナットを、所定の数ずつ取外して作業用固定手段に交換する工程と、
    前記交換した作業用固定手段により、前記大径フランジに密閉ケースのフランジを水密的に固定し、前記付属部品とそのフランジ及び小径フランジを密閉状に囲繞する工程と、
    前記密閉ケースの端部より挿入した進退可能な挿脱手段により、前記付属部品を前記接続管の小径フランジ方向に強圧し、かつこの状態で前記密閉ケースの外周面に開口した作業用窓孔を利用して前記付属部品のフランジと小径フランジとの結合ねじを取外す工程と、
    前記作業用窓孔を閉塞した後、前記挿脱手段を後退させ、その先端部により保持した前記付属部品を前記密閉ケース内の所定位置まで移動させるとともに、この付属部品と前記作業用窓孔間において密閉ケース内を作業弁により閉塞する工程と、
    交換後又は保守等の終了後の付属部品を前記挿脱手段の先端部に付け替えた後、前記作業弁を開放し、挿脱手段の前進により前記付属部品のフランジを、前記接続管の小径フランジに圧接し、かつこの状態で前記作業用窓孔を開放し、この窓孔を利用して前記付属部品のフランジを小径フランジに結合する工程と、
    前記接続管の大径フランジより前記密閉ケースのフランジを取外す工程とを備えることを特徴とする既設管に取付けた付属部品の脱着工法。
  2. 密閉ケースを大径フランジに固定して付属部品を囲繞した後、密閉ケース内の水圧テストを行うことを特徴とする請求項1に記載の既設管に取付けた付属部品の脱着工法。
  3. 付属部品のフランジを接続管の小径フランジに圧接する作業を、位置決め手段により位置決めしながら行うことを特徴とする請求項1または2に記載の既設管に取付けた付属部品の脱着工法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の工法に用いる付属部品の脱着装置であって、既設管のフランジと接続管の一端の大径フランジとを結合しているボルトとナットの代わりに用いられる作業用固定手段と、前記接続管の他端の小径フランジとこの小径フランジにフランジをもって結合された付属部品とを囲繞しうる大きさの筒状をなし、かつ前記作業用固定手段により前記大径フランジに固定されるフランジを一端に有するとともに、該フランジ側の端部外周面に開閉可能な作業用窓孔を有する密閉ケースと、該密閉ケースの他端に着脱可能に取付けられ、密閉ケース内に向かって進退可能でかつ先端部に前記付属部品を保持しつつ押圧可能な保持部を有する挿脱装置と、前記密閉ケースにおける作業用窓孔よりも外方の外周面に取付けられ、密閉ケース内に向かって進退することにより、該密閉ケース内を開閉しうる作業弁を有する開閉弁装置とを備えることを特徴とする付属部品の脱着装置。
  5. 作業用固定手段が、既設管のフランジと接続管の大径フランジと密閉ケースのフランジを重ねた厚さよりも長寸のアンカボルトと、このアンカボルトに螺合される2個のナットとを備え、既設管のフランジ側より挿入したアンカボルトに、前記密閉ケースのフランジに設けた大径の挿通孔内において前記1個のナットを螺合しうるようにするとともに、密閉ケースのフランジよりのアンカボルトの突出端部に、前記別の1個のナットを座金を介して螺合しうるようにした請求項4に記載の付属部品の脱着装置。
  6. 座金に、密閉ケースのフランジにおける大径の挿通孔に嵌合される円形突部を設けた請求項5に記載の付属部品の脱着装置。
  7. 作業用窓孔を、小径フランジの近傍に複数設けた請求項4ないし6のいずれかに記載の付属部品の脱着装置。
  8. 密閉ケースにおける前記小径フランジと対応する外周面に、密閉ケース内に向かって進退可能なパッキン取外し手段を設けた請求項4ないし7のいずれかに記載の付属部品の脱着装置。
  9. 接続管の小径フランジに設けたボルトの挿通孔に取付可能な位置決めボルトを有するものとした請求項4ないし8のいずれかに記載の付属部品の脱着装置。
JP2006062654A 2006-03-08 2006-03-08 既設管に取付けた付属部品の脱着工法及び装置 Active JP4749893B2 (ja)

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