JP5294886B2 - ハンドル装置および建具 - Google Patents

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Description

本発明は、開き窓や多機能窓などの建具に用いるハンドル装置および当該ハンドル装置を備えた建具に関する。
従来、開き窓としては、枠体に障子(開閉体)をヒンジなどで開閉自在に装着すると共に、錠を設け、その障子にハンドル装置を取付け、そのハンドル装置のハンドルを回転操作することで錠を施錠、解錠するようにした窓が知られている。
また、多機能窓としては、枠体に障子(開閉体)を内倒し、内開き可能に装着し、その障子に取付けたハンドル装置のハンドルを障子が閉じ状態である第1の位置から所定の角度だけ回転操作して第2の位置とすると障子が内倒し可能な状態となり、前記ハンドルを所定の角度よりもさらに回転操作して第3の位置とすると障子が内開き可能な状態となる窓が知られている。
前述の多機能窓に用いるハンドル装置としては、特許文献1に開示されたように、台座にハンドルを第1・第2・第3の位置に亘って回転自在に取付け、このハンドルを回転操作することで障子に設けた作動片が移動し、そのハンドルの回転操作角度で障子を閉じ状態、内倒し可能状態、内開き可能状態に切り換えできるようにし、前記ハンドルの軸に錠止片を設け、この錠止片を台座の係入受溝に係合する位置と離れた位置に移動するシリンダ錠を設け、前記錠止片が係入受溝と離れた位置であれば、ハンドルを第1・第2・第3の位置に自由に回転操作でき、前記錠止片が係入受溝に係合する位置であれば、ハンドルの回転操作角度を規制して第3の位置には回転操作できずに障子を内開き状態に切り換えできないようにする。
この従来のハンドル装置を用いた多機能窓であれば、錠止片を係入受溝に係合した状態とすることで、室内の人がハンドルを自由に第1・第2の位置に回転操作でき、障子を内倒して室内を換気できるが、ハンドルを第3の位置に回転操作できないから障子を内開きできない。
また、錠止片を係入受溝から離れた位置とすることで、ハンドルを第1・第2・第3の位置に自由に回転操作できるから、障子を内倒し、内開きできる。
したがって、病院などに用いることで、通常一般の人は障子を内倒しできるが、障子を内開きできないので安全上好ましく、管理者などの特定の人によれば障子を内開きして清掃できるようになる。
特開平11−217958号公報
前述した従来のハンドル装置は、ハンドルが、障子を閉じ状態とする第1の位置、障子を内倒し可能状態とする第2の位置、障子を内開き可能状態とする第3の位置に回転すると共に、シリンダ錠によりハンドルを第3の位置に回転しないようにするもので、ハンドルは常に第1の位置と第2の位置とには自由に回転操作できる。
一方、前述した開き窓に用いるハンドル装置は、そのハンドルが、障子を閉じ状態とする第1の位置と障子を開き可能状態とする第2の位置とに回転操作されるので、前述した多機能窓に用いるハンドル装置のように、障子を開放できないようにするハンドル装置とするには、ハンドルを第2の位置に回転操作できないようにしなければならない。
したがって、前述した多機能窓に用いるハンドル装置を開き窓のハンドル装置として利用できない。
要するに、ハンドルが第1・第2・第3の位置に亘って回転すると共に、そのハンドルを第3の位置への回転を規制、許容するハンドル装置を、ハンドルが第1・第2の位置に回転すると共に、そのハンドルを第2の位置への回転を規制、許容するハンドル装置として利用できない。
本発明の目的は、ハンドルが第1・第2・第3の位置に亘って回転すると共に、そのハンドルの第3の位置への回転を規制、許容するハンドル装置と、ハンドルが第1・第2の位置に亘って回転すると共に、そのハンドルの第2の位置への回転を規制、許容するハンドル装置とに兼用できるようにしたハンドル装置および建具とすることである。
本発明は、台座と、この台座に、第1の位置、第2の位置、第3の位置に亘って回転可能に取付けたハンドルと、このハンドルの回転によって移動する作動部材と、前記ハンドルの回転を規制するストッパー機構を備え、
前記ストッパー機構は、前記ハンドルとともに回転する回転軸に第1姿勢と第2姿勢とに取り付け換え可能に取付けたストッパーと、第1ストップ位置と第2ストップ位置とに亘って移動自在に取付けたストッパー受けと、このストッパー受けを第1ストップ位置と第2ストップ位置とに亘って移動する移動手段を有し、
前記ストッパーが第1姿勢で、ストッパー受けが第1ストップ位置のときには、ハンドルを第1の位置と第2の位置とに亘って回転可能で、第3の位置への回転を規制し、
前記ストッパーが第1姿勢で、ストッパー受けが第2ストップ位置のときには、ハンドルを第1・第2・第3の位置に亘って回転可能とし、
前記ストッパーが第2姿勢で、ストッパー受けが第1ストップ位置のときには、ハンドルの第2の位置への回転を規制して第1の位置に保持し、
前記ストッパーが第2姿勢で、ストッパー受けが第2ストップ位置のときには、ハンドルは第1の位置と第2の位置とに亘って回転可能で、第3の位置への回転を規制するようにしたことを特徴とするハンドル装置である。
本発明においては、前記ストッパーはストッパー部を有し、前記ストッパー受けは、前記ストッパー部が当接してストッパーの回転を規制する第1ストッパー受部と第2ストッパー受部を有し、
前記ストッパーが第1姿勢で、ストッパー受けが第1ストップ位置のときには、ハンドルが第1の位置から第2の位置に回転するとストッパー部が第1ストッパー受部に当接し、
前記ストッパーが第1姿勢で、ストッパー受けが第2ストップ位置のときには、ハンドルが第2の位置から第3の位置に回転するとストッパー部が第2ストッパー受部に当接し、
前記ストッパーが第2姿勢で、ストッパー受けが第1ストップ位置の時には、ハンドルが第1の位置の時にストッパー部が第1ストッパー受部に当接し、
前記ストッパーが第2姿勢で、ストッパー受けが第2ストップ位置のときには、ハンドルが第1の位置から第2の位置に回転するとストッパー部が第2ストッパー受部に当接するようにできる。
このようにすれば、ストッパーのストッパー部がストッパー受けの第1・第2ストッパー受部に当接することで、ハンドルの回転を確実に規制できる。
本発明においては、前記回転軸を断面が正方形の角軸とし、この角軸に嵌合する角穴をストッパーに形成することができる。
このようにすれば、回転軸が断面が正方形の角軸に角穴を嵌合することでストッパーを第1姿勢、第2姿勢に取付けできるから、そのストッパーの取り付け換えが容易にできる。
本発明においては、前記移動手段は、ストッパー受けを第1ストップ位置と第2ストップ位置とに移動する作動部と、この作動部と別体で、かつ取付け、取外し可能な操作部を有し、
前記操作部を作動部に取付け、その操作部を手で持って作動部を作動できるようにできる。
このようにすれば、操作部を取り外しておくことでストッパー受けを移動できないので、不特定の人がストッパー受けを第2ストップ位置に移動して開閉体を全開することを防止できる。
枠体に開閉体を開閉可能に取付け、
この開閉体に、請求項1〜4いずれか1項に記載の建具のハンドル装置を取付けた建具。
本発明によれば、ストッパーを第1姿勢とすれば、ストッパー受けを第1・第2ストップ位置に移動することで、ハンドルを第1・第2・第3の位置に回転すると共に、そのハンドルの第3の位置への回転を規制したり、許容するハンドル装置となる。
前記ストッパーを第2姿勢とすれば、ハンドルが第1・第2の位置に亘って回転すると共に、そのハンドルの第2の位置への回転を規制、許容するハンドル装置となる。
したがって、ストッパーを第1姿勢、第2姿勢に取り付け換えすることで、前述した2種類のハンドル装置に兼用できる。
図1に示すように、枠体1に開閉体2を開閉可能に装着して建具としてある。この実施の形態では、開閉体2を内倒し、内開きできるように装着して多機能窓としてある。
前記枠体1は、上枠10と下枠11と左右の縦枠12で方形状である。
前記開閉体2は、上框20と下框21と左右の縦框22を方形状に連結し、その内部に面材23が装着してある。
前記開閉体2にはハンドル装置3が取付けてある。例えば、縦框22にハンドル装置3が取付けてある。
前記ハンドル装置3は、台座3aとハンドル3bを備え、そのハンドル3bを回転操作することで縦框22に設けた図示しない作動杆を移動し、開閉体2を閉じ状態で保持したり、開閉体2を内倒し可能状態、内開き可能状態にできるようにしてある。
例えば、図1(a)に示すように、ハンドル3bを下向き姿勢の第1の位置とすると開閉体2を閉じ状態で保持する。
図1(b)に示すように、ハンドル3bを横向き姿勢の第2の位置とすると開閉体2が内倒し可能状態となる。
図1(c)に示すように、ハンドル3bを上向き姿勢の第3の位置とすると開閉体2が内開き可能状態となる。
前記ハンドル装置3は図2〜図4に示すように、台座3aに、ハンドル3bの回転操作により作動部材30を往復移動する変換機構3cを設けてある。
この作動部材30は基板30aと突片30bを有し、その突片30bが台座3aの裏板31に形成した長孔32から外部に突出し、前記作動杆に連結される。
前記変換機構3cはハンドル3bに設けた回転軸33と、この回転軸33に取付けた歯車34と、前記作動部材30に設けたラック歯35を供え、前記歯車34がラック歯35に噛合している。
そして、前記ハンドル3bによって回転軸33を回転することで歯車34が回転し、その歯車34の回転で作動部材30が直線移動して、ハンドル3bの回転を作動部材30の直線移動に変換する変換機構3cとしてある。
具体的には、前記台座3aは裏面に開口した凹陥部36と、表面から凹陥部36の底面に開口したハンドル支承孔37と移動用孔38を有し、前記作動部材30の基板30aが凹陥部36の底面に設けたガイド片39に摺動自在に接し、台座3aの裏面に前記裏板31がビス40で凹陥部36を閉塞するように取付けてある。
前記ハンドル3bには軸挿入穴41と、この軸挿入穴41と同心状の円形突部42を有し、この軸挿入穴41に前記回転軸33が嵌合して取付けてある。なお、回転軸33とハンドル3bを一体としても良い。
そして、ハンドル3bの円形突部42が前記台座3aのハンドル支承孔37に回転自在に挿入され、ハンドル3bは台座3aに回転自在に支承される。
前記回転軸33には、回転体43が回転しないように取付けてある。
この回転体43の円形外周面43aには凹部44が周方向に90度間隔で形成してある。
前記台座3aの凹陥部36の底面には、前記回転体43の円形外周面43aに接する一対の弾性片45が設けてある。
この一対の弾性片45は、前記凹部44に嵌合する突部45aを有する。
これにより、ハンドル3bを回転することで、回転体43が回転し、その回転体43が90度回転するごとに弾性片45の突部45aが凹部44に嵌合する。
したがって、ハンドル3bを90度回転するごとに操作者にクリック感を与えることができる。
前記台座3aとハンドル3bとに亘って、そのハンドル3bの回転を規制するストッパー機構3dが設けてある。
このストッパー機構3dは、前記回転軸33に取付けたストッパー50と、前記台座3bに、第1ストップ位置と第2ストップ位置とに亘って移動自在に取付けたストッパー受け60と、前記ストッパー受け60を第1ストップ位置と第2ストップ位置に移動する移動手段70を備えている。
前記ストッパー50は、図4、図5に示すように、ストッパー部50aを有する。例えば円形基部51の外周面の一部分に円弧状突部52を有し、その円弧状突部52の周方向の一端部52aがストッパー部50aである。
前記ストッパー50は前記回転軸33に、そのストッパー部50aの周方向の位置が異なる第1姿勢と第2姿勢に取り付け換えできるように取付けてある。
例えば、回転軸33を正方形断面の角軸とし、円形基部51に正方形の角孔53を形成し、この角孔53を回転軸33に嵌合して取付けるようにすることで、ストッパー50を回転軸33に、ストッパー部50aの周方向の位置を90度異なる第1姿勢と第2姿勢とで取り付け換えできるようにしてある。
このようにすれば、ストッパー50を回転軸33に第1姿勢と第2姿勢とに容易に取り付け換えできる。
前記ストッパー受け60は幅狭い長尺な板形状で、その長手方向の両側寄りに一対の長孔61が形成され、その各長孔61からビス62を台座3aに螺合することによって台座3aの凹陥部36の底面に沿って前述の第1ストップ位置と第2ストップ位置とに亘って移動自在に取付けてある。
このストッパー受け60は図3に示すように、前記作動片30の基板30aと離隔している。
前記ストッパー受け60は、図6に示すように、そのストッパー受け60が第1ストップ位置のときに、前記ストッパー50のストッパー部50aが当接してハンドル3bの第2の位置から第3の位置への回転を規制する第1ストッパー受部60aと、前記ストッパー受け60が図7に示すように、第2ストップ位置のときに、前記ストッパー50のストッパー部50aが当接してハンドル3bの回転を規制してハンドル3bを第3の位置にする第2ストッパー受部60bを有する。
例えば、前記ストッパー受け60は、図5に示すように、長手方向の中間部に幅方向一側に開口した凹部63、この凹部63の底面に形成した凹陥部64を有し、その凹部63の底面が第1ストッパー受部60aである。
前記凹陥部64は、凹部63の底面と連続した第1円弧状凹面64a、この第1円弧状凹面64aと連続した段差面64b、この段差面64bと前記凹部63の底面を連続する第2円弧状凹面64cを有し、その段差面63bが第2ストッパー受部60bである。
前記第1円弧状凹面64aに沿ってストッパー50の円弧状突部52が回転可能で、かつ第2円弧状凹面64cに沿ってストッパー50の円形基部51が回転可能である。
前記ストッパー受け60が第1ストップ位置の時にはハンドル3bを図5の第1の位置から第2の位置へ回転すると、ハンドル3bが図6の第2の位置まで回転した際にストッパー50のストッパー部50aが凹部63の底面(第1ストッパー受部60a)に当接する。
前記ストッパー受け60が第2ストップ位置の時には、ハンドル3bが図6の第2の位置において凹部63の底面がストッパー部50aと離れるから、ストッパー50は円弧状突部52が第1円弧状凹面64aに沿って回転し、ハンドル3bが図7の第3の位置まで回転した際にストッパー部50aが段差面64b(第2ストッパー受部60b)に当接する。
前記移動手段70は、ストッパー受け60を第1ストップ位置と第2ストップ位置に移動する作動部71と、この作動部71とは別体で、かつ取付け、取り外し可能な操作部72を有している。
前記操作部72を作動部71に取付け、その操作部72を手で持って作動部71を作動することでストッパー受け60を第1ストッパー位置と第2ストッパー位置とに亘って移動することができる。
前記操作部72を作動部71から取外しすれば、作動部71を作動することができず、ストッパー受け60は第1ストップ位置又は第2ストップ位置に保持される。
したがって、不特定の人が開閉体2を全開(内開き)することを防止できる。
例えば、前記ストッパー受け60の長手方向一端寄りに幅方向の長孔65を形成する。
前記作動部71をシリンダー錠の内周部材73とし、その内周部材73を台座3aの移動用孔38に挿入して、その移動用孔38と内周部材73でシリンダー錠とする。
前記内周部材73の先端部に偏心ピン74を設け、この偏心ピン74を前記長孔65内に挿入する。
前記操作部72をシリンダー錠のキー75とし、そのキー75を内周部材73のキー溝に挿入することで内周部材73を回転できるようにする。
前記内周部材73が回転すると、偏心ピン74が偏心運動し、ストッパー受け60を長手方向に移動する。
前記ストッパー50は、図5に示すようにハンドル3bが第1の位置で、ストッパー受け60が第1ストップ位置のときに、そのストッパー部50aが第1ストッパー受部60aと所定角度、例えば90度離れた第1姿勢としてハンドル3bの回転軸33に取付けてある。
このようであるから、ストッパー受け60が第1ストップ位置のときに、ハンドル3aを第1の位置と第2の位置とに亘って自由に回転操作できる。
したがって、開閉体2を閉じ状態から内倒し可能状態とすることができる。
前記ハンドル3bを第2の位置に回転操作すると、図6に示すように、ストッパー部50aが第1ストッパー受部60aに当接してハンドル3bの回転を規制し、第3の位置には回転できない。
したがって、ストッパー受け60が第1ストップ位置のときに、開閉体2を内開き状態とすることができない。
前述の状態から、キー75を用いて内周部材73を回転することでストッパー受け60を図7に示すように第2ストップ位置に移動すると、ストッパー50は段差面64bに当接するまで回転できる。つまり、ストッパー受け60が第2ストップ位置のときには、ハンドル3aを第1の位置から第3の位置に亘って自由に回転操作できる。
したがって、ストッパー受け60が第2ストップ位置のときに、ハンドル3bを第2の位置から第3の位置まで回転操作して開閉体2を内開き可能状態とすることができる。
また、ストッパー受け60はキー75(操作部72)を用いて第2ストップ位置に移動するので、不特定の人にはストッパー受け60を第2ストップ位置に移動できないから、病院などの窓として用いたときに、不特定の人が開閉体2を全開(内開き)することを防止できる。
以上のようであるから、多機能窓(内倒し、内開き窓)に用いるハンドル装置として好ましい。
つまり、ハンドル3bが第1・第2・第3の位置に亘って回転すると共に、そのハンドル3bの第3の位置への回転を規制、許容するハンドル装置である。
本発明のハンドル装置3を開閉体2が開閉する開き窓に用いる場合には、図8に示すように、ストッパー50をハンドル3bの回転軸33に、ハンドル3bが第1の位置でストッパー受け60が第1ストップ位置のときに、そのストッパー部50aがストッパー受け60の第1ストッパー受部60aに当接する第2姿勢に取り付け換えすれば良い。
このようにすれば、ストッパー受け60が第1ストップ位置のときに、ハンドル3bを第1の位置から第2の位置に向けて回転操作できないから、開閉体2を閉じ状態から開放できないようにできる。
また、開閉体2を開閉するときには、前述のようにキー75を用いて内周部材73を回転してストッパー受け60を第2ストップ位置に移動し、ハンドル3bを第2の位置に回転操作できるようにする。
詳しく説明すると、キー75を用いて内周部材73を回転してストッパー受け60を第2ストップ位置に移動すると、ストッパー50は段差面64bに当接するまで回転できる。つまり、ストッパー受け60が第2ストップ位置のときには、ハンドル3aを第1の位置から第2の位置に亘って自由に回転操作できる。
つまり、ストッパー50を取り付け換えして第2姿勢とすることで、ハンドル3bが第1・第2の位置に亘って回転すると共に、そのハンドル3bの第2の位置への回転を規制、許容するハンドル装置とすることができる。
前述の実施の形態では、作動部71をシリンダー錠の内周部材73、操作部72をキー75としたが、操作部71を偏心ピン74を有した回転体、操作部72を回転体の溝に嵌合するドライバー、コインなどとしても良い。
また、移動手段70は回転するものに限ることはなく、台座3aの長手方向に移動するスライダーと、そのスライダーを移動する工具などとしても良い。
また、回転軸33を正方形断面の角軸とし、ストッパー50に正方形の角孔53を形成したがこれに限ることなく、角孔53の形状は正方形断面の回転軸33の四つ角と嵌合する部分を少なくとも有していればよく、4つ角間の部分は必ずしも回転軸33と角孔53とが嵌まり合う形状ではなくても良い。
さらに、回転軸33にストッパー50を第1姿勢、第2姿勢として取付けるには、角軸と角穴に限ることはなく、回転軸33をピンや突起を有した円形軸とし、ストッパー50の円形孔にピンや突起に嵌合する切欠溝や凹部を所定の角度だけ周方向にずらして形成し、いずれかの切欠溝、凹部をピン、突起に嵌合することで第1姿勢、第2姿勢として取付けるようにしても良い。
また、回転軸33にスプライン、ストッパー50にスプライン孔を形成しても良い。
本発明のハンドル装置を備えた多機能窓の斜視図である。 ハンドル装置の正面図である。 図2のA−A拡大断面図である。 ハンドル装置の分解斜視図である。 図3のB−B断面図である。 ハンドルを第2の位置とした状態の説明図である。 ストッパー受けを第3ストップ位置に移動し、ハンドルを第3の位置とした状態の説明図である。 ストッパーを第2姿勢としたときの説明図である。
1…枠体、2…開閉体、3…ハンドル装置、3a…台座、3b…ハンドル、3c…変換機構、3d…ストッパー機構、30…作動部材、50…ストッパー、50a…ストッパー部、60…ストッパー受け、60a…第1ストッパー受部、60b…第2ストッパー受部、70…移動手段、71…作動部、72…操作部、73…内側部材、74…偏心ピン、75…キー。

Claims (5)

  1. 台座と、この台座に、第1の位置、第2の位置、第3の位置に亘って回転可能に取付けたハンドルと、このハンドルの回転によって移動する作動部材と、前記ハンドルの回転を規制するストッパー機構を備え、
    前記ストッパー機構は、前記ハンドルとともに回転する回転軸に第1姿勢と第2姿勢とに取り付け換え可能に取付けたストッパーと、第1ストップ位置と第2ストップ位置とに亘って移動自在に取付けたストッパー受けと、このストッパー受けを第1ストップ位置と第2ストップ位置とに亘って移動する移動手段を有し、
    前記ストッパーが第1姿勢で、ストッパー受けが第1ストップ位置のときには、ハンドルを第1の位置と第2の位置とに亘って回転可能で、第3の位置への回転を規制し、
    前記ストッパーが第1姿勢で、ストッパー受けが第2ストップ位置のときには、ハンドルを第1・第2・第3の位置に亘って回転可能とし、
    前記ストッパーが第2姿勢で、ストッパー受けが第1ストップ位置のときには、ハンドルの第2の位置への回転を規制して第1の位置に保持し、
    前記ストッパーが第2姿勢で、ストッパー受けが第2ストップ位置のときには、ハンドルは第1の位置と第2の位置とに亘って回転可能で、第3の位置への回転を規制するようにしたことを特徴とするハンドル装置。
  2. 前記ストッパーはストッパー部を有し、前記ストッパー受けは、前記ストッパー部が当接してストッパーの回転を規制する第1ストッパー受部と第2ストッパー受部を有し、
    前記ストッパーが第1姿勢で、ストッパー受けが第1ストップ位置のときには、ハンドルが第1の位置から第2の位置に回転するとストッパー部が第1ストッパー受部に当接し、
    前記ストッパーが第1姿勢で、ストッパー受けが第2ストップ位置のときには、ハンドルが第2の位置から第3の位置に回転するとストッパー部が第2ストッパー受部に当接し、
    前記ストッパーが第2姿勢で、ストッパー受けが第1ストップ位置の時には、ハンドルが第1の位置の時にストッパー部が第1ストッパー受部に当接し、
    前記ストッパーが第2姿勢で、ストッパー受けが第2ストップ位置のときには、ハンドルが第1の位置から第2の位置に回転するとストッパー部が第2ストッパー受部に当接するようにした請求項1記載のハンドル装置。
  3. 前記回転軸を断面が正方形の角軸とし、この角軸に嵌合する角穴をストッパーに形成した請求項2記載の建具のハンドル装置。
  4. 前記移動手段は、ストッパー受けを第1ストップ位置と第2ストップ位置とに移動する作動部と、この作動部と別体で、かつ取付け、取外し可能な操作部を有し、
    前記操作部を作動部に取付け、その操作部を手で持って作動部を作動できるようにした請求項1又は2記載のハンドル装置。
  5. 枠体に開閉体を開閉可能に取付け、
    この開閉体に、請求項1〜4いずれか1項に記載のハンドル装置を取付けた建具。
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