JP6216131B2 - 扉錠用のロック装置 - Google Patents

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Description

この発明は、扉に用いられる扉錠用のロック装置に関するものである。
従来、レバーハンドルによってラッチボルトを操作することにより、扉を解錠する扉錠には、ラッチボルトの出動作を止めるロック装置として、手指による回動操作が必要なサムターンを用いたものが知られていた。
特開2012−251334号公報
しかし、上記した従来の扉に用いられる扉錠用のロック装置では、ラッチボルトの出動作をロックするため、サムターンの操作を必要とことから、両手が塞がっている場合や手指に障害がある者などサムターンを回し難いという問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
すなわち、請求項1及び2記載の発明は、次の点を目的とする。
(請求項1及び請求項2)
請求項1及び請求項2記載の発明によれば、手指を使ってひねる動作をすることなく、ラッチボルトのレバーハンドルの揺動をロックすることのできる扉錠用のロック装置を提供しようとするものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の扉錠用のロック装置は、次の点を特徴とする。
第1に、扉錠用のロック装置は、錠ケースからラッチボルトを出没動作させる操作部の動作をロックする扉錠用のロック装置である。
第2に、扉錠用のロック装置は、支点を介して両側に押圧部を有し、押圧部を押圧することにより揺動可能な押圧板を備える。
第3に、扉錠用のロック装置は、押圧板の裏面側に設けられ、押圧板の揺動を、押圧板の揺動方向とは交差する方向にスライド移動に変換してスライドするスライドカムを備えている。
第4に、扉錠用のロック装置は、スライドカムのスライド移動に伴って回動する回動軸を備えている。
第5に、扉錠用のロック装置は、回動軸の回動によって、操作部の動作をロック又ロック解除可能にしたものである。
したがって、請求項1記載の扉錠用のロック装置によれば、押圧板の片側の押圧部を押圧して、支点を介して押圧板を一方側に揺動させる。
押圧板が一方側に揺動すると、押圧板の裏面側に設けられたスライドカムによって、押圧板の揺動方向とは交差する方向に、スライドカムがスライドする。
スライドカムがスライド移動すると、回動軸がスライド移動に伴って回動する。
回動軸が回動すると、ラッチボルトを操作する操作部の動作がロック又はロック解除される。
また、請求項1記載の扉錠用のロック装置によれば、押圧板の片側の押圧部を押圧して、支点を介して押圧板を他方側に揺動させる。
押圧板が他方側に揺動すると、押圧板の裏面側に設けられたスライドカムによって、押圧板の揺動方向とは交差する方向に、スライドカムがスライドする。
スライドカムがスライド移動すると、回動軸がスライド移動に伴って回動する。
回動軸が回動すると、ラッチボルトを操作する操作部の動作がロック解除又はロックされる。
このように、押圧板を一方側又は他方側に押圧するだけで、ラッチボルトを出没動作させる操作部の動作をロックすることができる。
(請求項2)
請求項2記載の扉錠用のロック装置は、次の点を特徴とする。
第1に、扉錠用のロック装置は、錠ケースからラッチボルトを出没動作させる操作部の
動作をロックする扉錠用のロック装置である。
第2に、扉錠用のロック装置は、支点を介して両側に押圧部を有し、押圧部を押圧することにより揺動可能な押圧板を備える。
第3に、扉錠用のロック装置は、押圧板の裏面側に設けられ、押圧により揺動した押圧板に当接することにより、押圧板の揺動方向とは交差する方向にスライド移動するスライドカムを備える。
第4に、扉錠用のロック装置は、スライドカムに当接し、スライドカムのスライド移動に伴って回動する回動軸を備えている。
第5に、扉錠用のロック装置は、回動軸の回動によって、操作部の動作をロック又ロック解除可能にしたものである。
したがって、請求項2記載の扉錠用のロック装置によれば、押圧板の片側の押圧部を押圧して、支点を介して押圧板を一方側に揺動させる。
押圧板が一方側に揺動すると、押圧板の裏面側に設けられたスライドカムが、押圧により揺動した押圧板に当接することにより、押圧板の揺動方向とは交差する方向にスライド移動する。
スライドカムがスライド移動すると、回動軸がスライド移動に伴って回動する。
回動軸が回動すると、ラッチボルトを操作する操作部の動作がロック又はロック解除される。
また、請求項2記載の扉錠用のロック装置によれば、押圧板の片側の押圧部を押圧して、支点を介して押圧板を他方側に揺動させる。
押圧板が他方側に揺動すると、押圧板の裏面側に設けられたスライドカムが、押圧により揺動した押圧板に当接することにより、押圧板の揺動方向とは交差する方向にスライド移動する。
スライドカムがスライド移動すると、回動軸がスライド移動に伴って回動する。
回動軸が回動すると、ラッチボルトを操作する操作部の動作がロック解除又はロックされる。
このように、押圧板を一方側又は他方側に押圧するだけで、ラッチボルトを出没動作させる操作部の動作をロックすることができる。
(請求項3)
請求項1及び請求項2記載のケース錠は、さらに、次の点を特徴とする。
第1に、押圧板には、スライドカムに当接する位置に、円弧状に突出した当接部を設けた。
第2に、スライドカムは、両押圧部方向にスライド可能に形成されるとともに、当接部が当接する位置に、押圧板の押圧方向から外側に向かって下り傾斜する傾斜部を設けた。
第3に、押圧板の押圧で当接部が傾斜部を押圧することにより、スライドカムを傾斜部の傾斜方向とは逆方向にスライド移動させるようにした。
したがって、請求項1及び請求項2記載の扉錠用のロック装置によれば、押圧板の片側の押圧部を押圧して、支点を介して押圧板を一方側に揺動させると、押圧板の当接部がスライドカムに当接する。
スライドカムは、押圧板の押圧方向から外側に向かって下り傾斜する傾斜部を設けているので、押圧板が押圧されて円弧状の当接部が傾斜部に当接すると、当接する下り傾斜している方向とは逆方向にスライドカムは押圧されるとこととなる。
スライドカムは、スライド移動可能に形成されているから、当接部の押圧により、下り傾斜方向とは逆方向へ移動することとなる。
そして、スライドカムが移動することにともなって、回動軸が回動すると、回動軸の回動によって、ラッチボルトを操作する操作部の動作がロック解除又はロックされることとなる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1及び請求項2
請求項1及び請求項2記載の発明によれば、手指を使ってひねる動作をすることなく、ラッチボルトのレバーハンドルの揺動をロックすることのできる扉錠用のロック装置を提供することができる。
(図面の説明)
図1〜9は、本発明の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図1はロック装置の分解斜視図、図2はロック装置の正面図、図3は押圧板の押圧前のロック装置の断面図、図4は押圧板の押圧時のロック装置の断面図、図5は押圧板の押圧前のロック装置背面図、図6は押圧板の押圧時のロック装置の背面図、図7は扉にロック装置及びケース錠を設置した状態を示す斜視図、図8はラッチボルトの非ロック時におけるケース錠の内部構造を示した説明図、図9はラッチボルトのロック時におけるケース錠の内部構造を示した説明図を各々示す。
(ロック装置1)
図1中、1は、ロック装置1を示すものであって、大別して左から、扉の裏面側に配置される表示台座10と、表示台座10に組み込まれる表示裏板20と、表示裏板20とは扉(図示せず)を介して扉の表側に配置されるボタン裏板30と、ボタン裏板30の表側に組み込まれる回動支軸としての角穴カム40と、角穴カム40が挿入されるとともに、ボタン裏板の表面をスライド可能に取り付けられるスライドカム50と、スライドカム50の表側に配置される押圧板60と、押圧板60の外周枠から覆い、揺動可能に軸支するとともに、扉の表面側に取り付けられる枠状のボタン台座70とから構成されている。
なお、表示台座10とボタン裏板との間に、扉が介在するが、特に断りがないかぎり、その説明は省略する。
(表示台座10)
表示台座10は、四角い枠状をなし、扉(図示せず)の押圧板60を設置する側(例えば表側)とは逆側の扉の表面に取り付けられる。
(表示裏板20)
表示裏板20は、表示台座10の枠内にはまり込む四角形平板状のプレート部21と、プレート部21から、取り付けられる扉方向に突出した突部22とを備えている。
プレート部21には、図には示さないが、表示機能、例えば在室の有無を表示する機能が設けられている。
突部22は、図1に示すように、円筒の上半分だけを有する半円筒状をなし、位置決めや固定のために、突出の円筒がそっくり収まり、扉の反対側まで貫通した貫通穴(図示せず)に挿入可能に形成されている。
(表示カム23)
また、突部22の下方には、図1に示すように、突部22の円筒を欠く部分に収まる位置に、突出と同様に、扉方向に突出した四角柱状の表示カム23が設けられいる。表示カム23は、後述するように、押圧板60の動作に伴って回動動作するものであり、扉表面の表示機能の内容が変更されるものである。具体的には、在室「有」と表示されていたものが、在室「無」と表示内容が変更され、逆方向に回動すれば、在室「無」と表示されていたものが、在室「有」と表示内容が変更される。
(ボタン裏板30)
ボタン裏板は、図1に示すように、表示裏板20とは扉を介して反対側に取り付けられる板状のものであって、扉側には、表示裏板20と同様に、扉側に突出する突部31が設けられ、突出の下方には、扉への設置時に、表示カム23が臨む位置に、表示カム23よりもやや大きな径のカム孔32が貫通形成されている。
突部31は、図1に示すように、扉の貫通穴に挿入された表示裏板20の突部22と同様に、円筒の上半分だけを有する半円筒状をなし、同じく扉の貫通穴に挿入することにより、表示裏板20の突部22と対応するように設置される。
カム孔32は、図1に示すように、円形をなし、表示カム23の直径よりも内径を大きく形成するとともに、扉に近い位置の孔の内径を小さく、離れた位置の内径を大きくした段付きの状態で形成されている。
また、ボタン裏板には、図1に示すように、カム孔32の外周縁であって、上下の端部に
、反扉方向へ突出した四つの突起33を設けている。四つの突起33は、上下方向にスライドカム50を挟む位置に配置され、スライドカム50が上下方向に移動するのを防止している。四つの突起33は、それぞれ、扉へのネジ止めのためのネジが挿入されるネジ穴34が形成されている。
さらに、カム孔32の両側には、カム孔32が開口している面よりも突出するとともに、表示カム23の角柱と交差する水平方向に延びたスライド突起35が形成されている。スライド突起35は、後述するように、スライドカム50がスライド移動するときのガイドの役目を果たすものである。
(角穴カム40)
角穴カム40は、図には示さないが、先端は、表示カム23がはまり込んで、表示カム23との回転と角穴カム40の回転とが連動するように形成されている。
また、角穴カム40は、図1に示すように、その先端には、カム孔32の内径の小さな部分にはまり込む直径の円筒状の円筒部41が形成され、後端は、カム孔32の直径の小さな部分よりも太く、内径の大きな部分よりも細い直径に形成された皿状部42が形成されている。
したがって、角穴カム40は、表示カム23の円筒部41がはまり込んだ状態で、皿状部42によってボタン裏板よりも表示裏板20方向には移動せず、はまり込んだ表示カム23を軸心と
してカム孔32内を表示カム23の回動とともに、回動軸として回動可能に形成されている。
さらに、角穴カム40は、図1に示すように、円筒の太い直径部分の更に後端に、正面から見て、万年筆のペン先を先細りの先端を上方に向けたような形状のペン先状部43を設けている。ペン先状部43は、先端とは逆の後端を、はまり込んだ表示カム23の軸心に位置するように設けている。したがって、ペン先状部43の先端は、自由に揺動可能であるから、先端の揺動により、角穴カム40は、はまり込んだ表示カム23を回動軸として回動するように形成されている。
(スライドカム50)
スライドカム50は、図1に示すように、中心から外側に向かって下り傾斜する傾斜部51
を左右一対の両側に設け、上から見た形状が略台形状をなし、取り付けられる扉と対向す
る位置の半扉側に、平面部52が形成されている。平面部52には、正面から見て、T字を逆さまにした状態の貫通溝53が形成されている。貫通溝53は、T字の長辺の長さを、角穴カム40のペン先状部43の長さよりもやや長い状態に形成するとともに、T字の交差部分の角部を、曲面加工を施している。
また、T字の短辺の長さは、図5及び図6に示すように、角穴カム40のペン先状部43の後端が、左右の両端に位置したときに、角穴カム40のペン先状部43の後端がT字の長辺から離脱しない程度の長さに形成している。
(押圧板60)
押圧板60は、扉とは反対側であって、操作者に面する位置に、平面な押圧部61を形成している。また、押圧板60は、押圧部61の左右方向の中央位置であって、奥側に、垂直方向に延び、押圧部61よりも各々上下方向に突出する支軸62を形成している。支軸62は、図には詳しく説明しないが、ボタン台座70に、突出した部分を各々回動可能に軸支されている。
したがって、押圧板60は、支軸62よりも右側を押圧すれば右側は押圧方向に傾き、左側は反押圧方向に傾き、反対に、支軸62よりも左側を押圧すれば左側は押圧方向に傾き、右側は反押圧方向に傾き、左右方向に揺動可能に形成されている。
また、押圧板60は、図3及び図4に示すように、扉側の裏面であって押圧板60の左右の角部から角穴カム40方向へ円弧状に突出したした一対の当接部63を設けている。当接部63は、押圧板60の押圧時に、円弧状の部分が左右の傾斜部51に当接するように配置されている。
したがって、押圧板60を押圧することにより、左右の当接部63が当接すると、当接した傾斜部51は、当接部63に押されて、押圧板60を押圧した位置とは反対側にスライドすることとなる。
(ボタン台座70)
ボタン台座70は、図1に示すように、扉とは反対側に、方形状の開口部71を備えた枠状をなして形成されている。また、ボタン台座70は、図1には、下側しか示されていないが、押圧板60の上下の位置で、押圧板60の支軸62を回動可能に支持する支持部72を備えている。
また、ボタン台座70は、図3及び図4に示すように、スライドカム50及び押圧板60を内部に収めた状態で、ボタン裏板にはめ込まれた状態で扉に設置される。したがって、スライドカム50は、図3及び図4に示すように、ボタン台座70の内部で左右方向にスライドし、外方に脱落することはない。
(ケース錠)
つぎに、ロック装置1が用いられるケース錠について説明する。
本願発明の実施の形態であるロック装置1は、図7に示すように、主として室内に設置されたケース錠に用いられる。ケース錠は、ラッチボルト120を進退させるたために、操作する操作部としてのハンドルの操作をロックするための装置として用いられる.。
(ケース錠本体100)
図8及び図9において、100は、ケース錠本体であって、ケース錠本体100は、扉(図示せず)の自由端側から内部に収納される箱状部110と、箱状部110の開口部分を塞ぐように設けられ、扉の自由端部にに面するように設置されるフロント面板111とを備えている。
また、箱状部110には、フロント面板111から出没するラッチボルト120と、ラッチボルト120の端部に係合し、ラッチボルト120と同一方向ににスライド可能に形成され、ラッチボルト120を没方向にスライドさせるスライド板130と、スライド板130の上方に位置し、スライド板130をラッチボルト120がフロント面板111から出ている状態でスライド板130と係合することで、スライド板130のスライドを不能にロックするロック位置とスライド板130との係合を解除することでスライド板130のスライドを可能にロック解除するロック解
除位置との二つの位置の間を移動可能なロックピース140と、ロックピース140の上方に配置され、ロック装置1の表示カム23と係合して表示カム23の回動に伴ってロックピース140をスライド板130のスライドをロック又はロック解除状態に移動させるロックカム150とを備えている。
(箱状部110)
箱状部110には、図8及び9に示すように、ラッチボルト120、スライド板130、ロックピース140などの機構を収納するためのものであって、スライド板130の一部が露出するように形成されるとともに、露出するスライド板130のスライド範囲の左右両側に設けられた挿入長孔112を備えている。
つぎに、上記したロック装置1の解錠又は施錠について説明する。
先に説明したように、本実施の形態で説明したロック装置1は、主として、室内に設置された、図7示すような、例えば、扉のプッシュ・プルタイプに設置された簡易な施錠装置、すなわちプッシュ又はプルの動作をロック可能なものとして用いられる。
ロック装置1の押圧板60は、図3、図5に示すように、支軸によって軸支されているので、左右いずれかの方向に押圧することができる状態となっている。
この状態から、押圧板60の左側を正面から押圧すると、図4に示すように、押圧板60の
裏面の当接部63が、スライドカム50の左側の傾斜部51を押圧することとなる。
押圧板60の当接部63がスライドカム50の左側の傾斜部51を押圧すると、スライドカム50は左右方向にスライド可能に形成されているので、スライドカム50は、傾斜部51が押圧されて、押圧された傾斜部51とは逆方向、すなわち右方向(時計回り)にスライドすることとなる。
スライドカム50が左右どちら方向にもスライドしていないときには、スライドカム50の逆T字型の貫通溝53内に配置されたペン先状部43は、図5に示すように、先端を上方に向けて位置している。
この状態から、先に説明したように、スライドカム50を右方向にスライドさせると、図6に示すように、ペン先状部43は、後端を逆T字型の横溝に滑り込ませ、先端を右方向(時計回り)に傾けた状態となる。
ペン先状部43が、時計回り方向に傾くと、角穴カム40は、全体が時計回りに回動することとなり、角穴カム40には、四角柱状の表示カム23が装着されているので、表示カム23が時計回りに回動することとなる。
表示カム23は、図8及び図9に示す手前側から、四角柱状の部分が ロックカム150の四角穴152に挿入されているので、ロックカム150は、同じように時計回りに回動することとなる。
ロックカム150が、図8に示す状態から図9に示す状態まで回動すると、ロックカム150の作用片151によって、ロックピース140は、箱状部110の上方まで上昇していた状態から下方に押し下げられていく。
ロックピース140が押し下げられて、ラッチボルト120のボルト本体122に当接すると、図9に示すように、ロックピース140の係合凹部142に、スライド板130の突出部132がはまり込んだ状態となる。
ロックピース140の係合凹部142に、スライド板130の突出部132がはまり込んで係合すると、スライド板130は、ラッチボルト120のスライド方向には、スライドすることができなくなる。
したがって、ラッチボルト120の頭部121が、図9に示すように、フロント面板111から突出した状態で、スライド板130のスライドが不能となることから、スライド板130に連動するレバー131を操作してもスライド板130をスライドさせることができなくなる。この状態で、ラッチボルト120の頭部121が、建物側のストライク内にあるときには、扉の閉止状態をロックすることができる。
なお、スライド移動がロックされているのは、図9に示すように、スライド板130であ
り、ラッチボルト120自体は、スライド板130を挿通自在にスライドすることができる。したがって、ラッチボルト120をフロント面板111側から奥方に押圧すると、図9に示すラッチボルト120の後端が傾斜片部143に当接した状態で、更にロックピース140を押圧することになるから、傾斜片部143の傾斜による逃げによって、ロックピース140は、上昇方向に移動し、ロックピース140は、頭部121がフロント面板111から没状態となる。
したがって、扉が閉止した状態となっておらず、ラッチボルト120の頭部121が建物側のストライクに挿入されていないときに、押圧板60を押圧して、スライド板130をロックした状態であっても、ラッチボルト120の頭部121は、建物側の側面が傾斜して形成されており、扉の閉止により頭部121がラッチボルト120の没方向に押圧されることから、ラッチボルト120の頭部121が建物側にぶつかってしまうことによる頭部121の破損を避けることができる。
なお、本実施の形態で説明したラッチボルトをスライドさせる機構としては、先に説明したように、プッシュ・プル錠を例にしたが、他の実施の形態としては、プッシュ・プル錠に限られず、て握り玉まわしを操作部とするもの等、操作部としてのレバー131を扉と平行な方向に移動させるものであればよい。
ロック装置の分解斜視図である。 ロック装置の正面図である。 押圧板の押圧前のロック装置の断面図である。 押圧板の押圧時のロック装置の断面図である。 押圧板の押圧前のロック装置背面図である。 押圧板の押圧時のロック装置の背面図である。 扉にロック装置及びケース錠を設置した状態を示す斜視図である。 ラッチボルトの非ロック時におけるケース錠の内部構造を示した説明図であ る。 ラッチボルトのロック時におけるケース錠の内部構造を示した説明図である 。
10 ロック装置
20 表示裏板
21 プレート部
22 突部
23 表示カム
30 ボタン裏板
31 突部
32 カム孔
33 突起
34 ネジ穴
35 スライド突起
40 角穴カム
41 円筒部
42 皿状部
43 ペン先状部
50 スライドカム
51 傾斜部
52 平面部
53 貫通溝
60 押圧板
61 押圧部
62 支軸
63 当接部
70 ボタン台座
71 開口部
72 支持部
100 ケース錠本体
110 箱状部
111 フロント面板
112 挿入長孔
120 ラッチボルト
121 頭部
122 ボルト本体
123 後端部
124 バネ
130 スライド板
131 レバー
132 突出部
140 ロックピース
141 凹部
142 係合凹部
143 傾斜片部
150 ロックカム
151 作用片
152 四角穴

Claims (2)

  1. 錠ケースからラッチボルトを出没動作させる操作部の動作をロックする扉錠用のロック装置であって、
    上記ロック装置は、
    支点を介して両側に押圧部を有し、前記押圧部を押圧することにより揺動可能な押圧板と、
    前記押圧板の裏面側に設けられ、押圧板の揺動を、押圧板の揺動方向とは交差する方向にスライド移動に変換してスライドするスライドカムと、
    前記スライドカムのスライド移動に伴って回動する回動軸とを備え、
    前記回動軸の回動によって、前記操作部の動作をロック又ロック解除可能にし、
    押圧板には、スライドカムに当接する位置に、円弧状に突出した当接部を設け、
    スライドカムは、両押圧部方向にスライド可能に形成されるとともに、前記当接部が当接する位置に、前記押圧板の押圧方向から外側に向かって下り傾斜する傾斜部を設け、
    押圧板の押圧で前記当接部が前記傾斜部を押圧することにより、スライドカムを前記傾斜部の傾斜方向とは逆方向にスライド移動させるようにしたことを特徴とする扉錠用のロック装置。
  2. 錠ケースからラッチボルトを出没動作させる操作部の動作をロックする扉錠用のロック装置であって、
    上記ロック装置は、
    支点を介して両側に押圧部を有し、前記押圧部を押圧することにより揺動可能な押圧板と、
    前記押圧板の裏面側に設けられ、押圧により揺動した前記押圧板に当接することにより、前記押圧板の揺動方向とは交差する方向にスライド移動するスライドカムと、
    前記スライドカムに当接し、前記スライドカムのスライド移動に伴って回動する回動軸とを備え、
    前記回動軸の回動によって、前記操作部の動作をロック又ロックを解除可能にし、
    押圧板には、スライドカムに当接する位置に、円弧状に突出した当接部を設け、
    スライドカムは、両押圧部方向にスライド可能に形成されるとともに、前記当接部が当接する位置に、前記押圧板の押圧方向から外側に向かって下り傾斜する傾斜部を設け、
    押圧板の押圧で前記当接部が前記傾斜部を押圧することにより、スライドカムを前記傾斜部の傾斜方向とは逆方向にスライド移動させるようにしたことを特徴とする扉錠用のロック装置。
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