JP6049988B2 - ケース錠 - Google Patents

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JP6049988B2
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Description

この発明は、扉に用いられるケース錠に関するものである。
従来、ケース錠の解錠には、両手が塞がっている場合や上肢に障害がある(片麻痺や握力障害、指欠損障害など者、または高齢者や子ども等、握る力が弱い者にとっては、ケース錠の解錠が困難であったことから、握り玉式のドアノブを回動する代わりに、レバーを傾けることで、比較的少ない力で開閉できるレバーハンドル式のドアノブを用いたケース錠が広く普及している。
特開2004−238972号公報
しかし、上記した従来のケース錠では、解錠のためには、レバーハンドルをある程度の角度まで回動(例えば30度〜40度)させなければならないことから、両手が塞がっている場合や上肢に障害がある者、高齢者や子ども等、握る力が弱い者にとっては、やはり、レバーハンドルを操作するには困難を要するといった問題点があった。
また、レバーハンドルの回動角度を少なくするため、例えば、テコの原理を用いてレバーハンドルの回動角度をラッチボルト側に増幅して伝える方法があるが、機構を納める錠ケースの容量が大きくなってしまうといった問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
すなわち、請求項1記載の発明は、次の点を目的とする。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、レバーハンドルの少ない回転角度で、解錠することができ、かつ、容量の少ない錠ケースを用いることのできるケース錠を提供しようとするものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載のケース錠は、次の点を特徴とする。
第1に、ケース錠は、錠ケース(20)に、スライドによって出没動作可能に設けたラッチボルト(30)と、ラッチボルト(30)の出没動作に連係するとともに、レバーハンドルの回動に連係して回動する回動カム機構とを備え、前記レバーハンドル(図示せず)の回動動作に伴って、前記ラッチボルト(30)が出没動作するものである。
第2に、回動カム機構は、レバーハンドルの回動動作に伴って回動するレバー側カム(50)と、レバー側カム(50)の当接部(52)に当接し、レバー側カム(50)とともに移動する連係体(60)と、連係体(60)に、一端側の連係部(例えば長穴72)を連係して回動するとともに、他端側の作動部(73)でラッチボルト(30)を没動作させるラッチボルト側カム(70)と、を備えている。
第3に、レバー側カム(50)の当接部(52)から該レバー側カム(50)の回動軸の軸心までの第一の距離は、前記ラッチボルト側カム(70)の前記連係部から該ラッチボルト側カム(70)の回動軸の軸心までの第二の距離よりも長くなるように形成したものである。
第4に、前記第二の距離は、ラッチボルト側カム(70)の作動部(73)から該ラッチボルト側カム(70)の回動軸の軸心までの第三の距離よりも短くなるように形成したものである。
したがって、請求項1記載のケース錠によれば、レバーハンドルを回動すると、回転カム機構によって、ラッチボルト(30)を出没動作させることができる。

そして、回転カム機構によるラッチボルトの出没動作は、レバーハンドルを回動動作さると、レバー側カム(50)が回動して、レバー側カム(50)の当接部(52)に当接する。レバー側カム(50)が回動すると連係体(60)もそれに伴ってともに移動する。連係体(60)が移動すると、連係する他端側のラッチボルト側カム(70)の作動部(73)がラッチボルト(30)を没動作させる。
そして、レバー側カム(50)の当接部(52)から該レバーカム側の回動軸の軸心までの第一の距離は、ラッチボルト側カム(70)の連係部(72)から該ラッチボルト側カム(70)の回動軸の軸心までの第二の距離よりも長くなるように形成し、前記第二の距離は、ラッチボルト側カム(70)の作動部(73)から該ラッチボルト側カム(70)の回動軸の軸心までの第三の距離よりも短くなるように形成したことから、レバー側カム(50)の回動する距離よりも、連係部を介して回動するラッチボルト側カム(70)の回動する距離を大きくすることができ、少ないレバーハンドルの操作で解錠することができ、かつ、コンパクトな錠ケースを用いることができるものである。
(請求項1)
さらに、請求項1記載のケース錠は、次の点を特徴とする。
レバー側カム(50)とラッチボルト側カム(70)とは、回動する回動軸の軸心が重なるように配置した。
したがって、請求項1記載のケース錠によれば、錠ケースを無駄ななく利用することができ、コンパクトな錠ケースとすることができる。
さらに、請求項1記載のケース錠は、次の点を特徴とする。
ラッチボルト(30)とレバー側カム(50)との間に、ラッチボルト(30)に連結され、該ラッチボルト(30)の出没動作に伴ってスライド移動可能なスライド体(40)を設けた。
第5に、スライド体(40)は、レバー側カム(50)の作動部が当接する位置に、レバー側カム(50)から遠い遠位置から近い近位置に向かって、ラッチボルト(30)の没方向に傾斜する傾斜面(42)を設けた。
第6に、ラッチボルト側カム(70)の作動部(73)は、ラッチボルト(30)が錠ケース(20)から突出した状態において、その回動軸の軸心とラッチボルト(30)の出没方向とが垂直に交わる位置よりもラッチボルト(30)の突出方向に位置する傾斜面(42)に、当接するよう配置した。
第7に、レバー側カム(50)の回動に伴い、スライド体(40)の傾斜面(42)に当接した作動部(73)が傾斜面(42)の近位置から遠位置に向かってスライドしながらスライド体(40)を押圧して、ラッチボルト(30)を没方向へ移動可能とした。
したがって、請求項1記載の錠ケースによれば、レバー側カム(50)の回動によって、スライド体(40)の傾斜面(42)を長い距離にわたって押圧して移動させることができる。
さらに、請求項1記載のケース錠は、次の点を特徴とする。次の点を特徴とする。
作動部(73)は、ラッチボルト(30)の没状態において、ラッチボルト(30)の出没方向に対するスライド体(40)の傾斜面(42)の傾斜角度に合わせて傾斜するように形成した。
請求項1記載の錠ケースによれば、作動部(73)によって、スライド体をスムーズにスライドしながらスライド体を押圧することができる。
さらに、請求項1記載のケース錠は、次の点を特徴とする。
作動部(73)は、ラッチボルト(30)の突出状態において、スライド体(40)の傾斜面(42)に当接する第一の作動部(74)と、第一の作動部(74)よりもレバー側カム(50)の回動軸の軸心から遠い距離に位置し、ラッチボルト側カム(70)の回動に伴って、スライド体(40)の傾斜面(42)に当接する第二の作動部(75)とを備えた。
第一の作動部(74)による軽い力でのスライド体への押圧が可能となり、一方で、第二の作動部によって、大きな移動距離を確保できる押圧が可能となる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、レバーハンドルの少ない回転角度で、解錠することができ、かつ、容量の少ない錠ケースを用いることのできるケース錠を提供しようとするものである。
(図面の説明)
図1〜14は、本発明の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図1はケース錠の側板の一部を開放した状態を示す平面図、図2は図1においてラッチボルト側カムを除いて表した平面図、図3はラッチボルトの平面図、図4はスライド体の平面図、図5はレバー側カムの平面図、図6は連係体の平面図、図7はラッチボルト側カムの平面図、図8はラッチボルトが突出状態の時のスライド体と作動部との位置関係を示す一部拡大図、図9はラッチボルト側カムが若干か移動した状態の時のスライド体と作動部との位置関係を示す一部拡大図、図10はラッチボルトが没状態の時のスライド体と作動部との位置関係を示す一部拡大図、図11は、図2の状態からレバー側カムを回動させた状態を示す平面図、図12は図11の状態から更にレバー側カムを回動させた状態を示す平面図ラッチボルトが没状態を示す平面図、図13は図11の状態にラッチボルト側カムを装着した状態を示す平面図、図14は図12の状態にラッチボルト側カムを装着した状態を示す平面図各々示す。
(ケース錠)
図1中10は、ケース錠を示すものであって、ケース錠は、扉(図示せず)に埋設される箱状の錠ケース20で五面の壁面21を有し、残り一面には、扉枠に対向して、扉の端部に露出する取付板22が形成された箱状の錠ケース20を備えている。
また、ケース錠10は、図1に示すように、錠ケース20内に、錠ケース20に対して出没可能に設けられたラッチボルト30と、ラッチボルト30の後端に設けられ、ラッチボルト30の進退とともに進退するスライド体40と、扉の錠を開放するために操作するレバーを装着するレバー側カム50と、レバー側カム50の一端に設けられた当接部52に当接してレバー側カム50の回動に伴って移動する連係体60と、連係体60と一端側の連係部(例えば長穴72)を連係して回動するとともに、その回動によって、他端側でスライド体40を押圧してラッチボルト30を錠ケース20に対して没方向へ移動させるラッチボルト側カム70とを備えている。
(錠ケース20)
錠ケース20は、扉の壁と接する面に設けられた埋設溝(図示せず)に埋設される金属製の箱状のものであり、壁と接する面側に取付板22が露出するように、扉に設置される。
(ラッチボルト30)
ラッチボルト30は、図には示さないが、扉に埋設された状態で出没可能に形成され、扉枠側のストライクに設けた凹部にはまり込んで、扉を仮締めするためのものである。
ラッチボルト30には、図1及び図2に示すように、ラッチボルト30の出没方向に伸び、
円筒状に形成された金属製の支持棒31が設けられている。支持棒31の取付板22側の先端には、図1〜図3に示すように、錠ケース20から出没して扉枠のストライクに設けた凹部(図示せず)にはまり込む頭部32が設けられている。
頭部32は、図には示さないが、錠ケース20に対する出没方向の両側を金属にて成形し、
両側の金属部分で挟むように、樹脂が挿入されている。また、頭部32は、図には示さないが、取り付けた扉を閉止する際に、扉枠と最初に接する面を、接する手前側から後方に向かって行くほど薄くなるテーパ状に形成している。
また、支持棒31は、図1及び図2に示すように、その出没方向の途中を、錠ケース20から突出した一対の挟持体23によって挟み込まれ、安定した出没方向のみの進退を可能としている。また、頭部32と挟持体23との間には、図1及び図2に示すように、挟持体23から頭部32を、錠ケース20から突出する方向に付勢するラッチ側バネ24が装着されている。ラッチ側バネ24により、ラッチボルト30の頭部32は、図1に示すように、常時は、錠ケース20から突出した状態を保ち、ラッチ側バネ24の付勢力に抗して、頭部32を錠ケース20側に押圧すると、頭部32は支持棒31とともに、ケース錠10内に没することができる。
さらに、支持棒31には、図1及び図2に示すように、頭部32とは反対側の先端に、スライド体40が形成されている。スライド体40は、図4に示すように、平面から見て左側中程に、支持棒31にはめ込まれる突起部41が設けられている。スライド体40は、図2に示すように、突起部41が支持棒31がはまり込むことによって、支持棒31とともに移動可能に形成されている。
さらに、スライド体40は、図1、図2及び図4に示すように、突起部41の基部から左上部に向かって斜めに傾斜する、頭部32方向に面を向けた傾斜面42が設けられ、傾斜面42から下側は、頭部32と正対する平面が形成されている。
(レバー側カム50)
ケース錠10の中央右寄りには、図2に示すように、レバー側カム50が配置されている。
レバー側カム50は、図2及び図5に示すように、ほぼ中央に、回動軸を備えている。回動軸は、錠ケース20の背面に設けられた回動軸に対応した開口穴(図示せず)に、開口穴の中心がレバー側カム50の回動の軸心となるように回動可能にはめ込まれている。また、回動軸は、図1、図2及び図5に示すように、その回動する中央に、星形八角形に形成された挿入穴51が設けられている。挿入穴51は、四角柱状に形成されたハンドルレバーの角棒
(図示せず)を挿入するためのものであり、ハンドルレバーの角棒が差し込まれた状態で、ハンドルレバーを手指によって回動操作すると、レバー側カム50は、回動軸を軸心にして回動するように形成されている。さらに、レバー側カム50は、図2及び図5に示すように、回動軸から下方に向かってまっすぐに伸びた押圧片52が設けられている。押圧片52は、図2に示すように、反時計回り方向の側面が、錠ケース20の側壁に当接するように配置され、レバー側カム50が、反時計回りには回動しないように形成されている。
さらに、押圧片52は、図2及び図5に示すように、時計回り方向の側面に、その先端が薄く、軸心に近くなるに従って厚くなるように傾斜した面を有する当接部53を形成している。
当接部53は、図2に示すように、レバー側カム50の回動軸の中心から近い位置の傾斜面に設けられた第一の当接部54と、第一の当接部54よりもレバー側カム50の回動軸の中心から遠い位置の傾斜面に設けられた第二の当接部55とを有している。
さらに、レバー側カム50は、図2及び図5に示すように、同じく回転軸から右上方へ向かってまっすぐ伸びるストッパー片56を設けている。ストッパー片56は、レバー側カム50が一定以上回動すると、錠ケース20の壁に突き当たって、レバー側カム50がそれ以上か回動しないように設けられている。
(連係体60)
レバー側カム50の押圧片52が回動する側には、図2に示すように、押圧片52が当接する位置に、連係体60が設けられている。連係体60は、図2に示すように、ラッチボルト30の支持棒31の進退方向と平行にスライド可能に形成されている。
連係体60には、図2及び図6に示すように、押圧片52が当接する、レバー側カム50の回動軸の軸心からの距離が最も遠い位置から近い位置に向かって押圧片52の傾斜部に対応して傾斜するように形成された傾斜部が設けられている。
また、連係体60には、傾斜部61よりもレバー側カム50寄りの位置に、上面に向かって突出する連係突起62が形成されている。
また、連係体60は、図1、図2、図6に示すように、取付板22方向に伸びたバネ装着突起63が形成されている。バネ装着突起63には、図1及び2に示すように、取付板22と連係体60との間に、連係体60をレバー側カム50の押圧片52を錠ケース20の側面へ押しつける方向、すなわち、ラッチボルト30の支持棒31と平行であって、ラッチボルト30との突出方向とは逆方向へ付勢する押圧バネ80を装着している。
したがって、常時は、連係体60は、錠ケース20の壁に突き当たっている押圧片52の側面と押圧バネ80とで挟まれた状態を維持するように形成されている。そして、扉を解錠するためには、ハンドルレバーを手指にて回動操作して、レバー側カム50を回動させ、押圧片52が連係体60をラッチボルト30の突出方向と平行に移動させる。解錠が終わりレバーハンドルから手指を離すと、押圧バネ80の付勢力で連係体60が元位置に戻り、押圧片52を押圧して、レバー側カム50のを元位置に戻すとともに、レバー側カム50のハンドルレバーが元位置に戻ることとなる。
(ラッチボルト側カム70)
図2に示すレバー側カム50の上面には、図1に示すように、ラッチボルト側カム70が装着されている。
ラッチボルト側カム70は、図1及び図7に示すように、そのほぼ中央に、レバー側カム50の回動軸に対応した径の円形の装着穴71が設けられ、その装着穴71に、レバー側カム50の回動軸がはまり込んで、連係体60とレバーカムを覆うように、上面から装着されている。装着されたラッチボルト側カム70は、装着穴71に装着されることで、レバー側カム50と回動軸が重なった状態とすることができ、回動軸を異にして個別に設置するよりも、両カムの設置スペースを節約することができる。
また、ラッチボルト側カム70は、図1に示すように、レバー側カム50と回動軸を共通とする。しかし、後述の連係体60を伴う動作を除き、レバー側カム50が回動してもレバー側カム50の回動軸の回動に伴ってラッチボルト側カム70が回動してしまうことはなく、互いの回動は別個に回動するように形成されている。
また、ラッチボルト側カム70は、図1及び図7に示すように、装着された状態で、下側にある連係体60の連係突起62に対応する位置に、ラッチボルト30の進退方向とは垂直に交差する方向に伸びた連係部としての長穴72が設けられている。長穴72は、図1に示すように、ラッチボルト側カム70をレバー側カム50へ装着した時に、連係体60の連係突起62がはまり込むようになっている。そして、連係体60がレバー側カム50の移動に伴って、ラッチボルト30の突出方向と平行な方向へ移動すると、長穴72のうち、回動軸の中心に近い位置にあった連係突起62が、長穴72を長穴72の回動軸の中心から遠い位置へ移動可能に形成されている。
さらに、ラッチボルト側カム70は、図1及び図7に示すように、回動軸を隔てた対称位置に、ラッチボルト30の支持棒31をまたぐように舌状に伸びた作動部73を設けている。作動部73は、図1に示すように、ラッチボルト30が錠ケース20から突出した状態において、ラッチボルト側カム70の回動軸の軸心とラッチボルト30の出没方向とが垂直に交わる位置よりもラッチボルト30の突出方向に位置するスライド体40の傾斜面42に、当接するように形成されている。
また、作動部73は、図1に示すように、ラッチボルト30の没状態において、ラッチボルト30の出没方向に対するスライド体40の傾斜面42の傾斜角度に合わせて傾斜するように形成されている。
さらに、作動部73は、図1及び図8に示すように、ラッチボルト30の突出状態において、スライド体40の傾斜面42に当接する第一の作動部74を備えている。
さらに、作動部73は、図9に示すように、第一の作動部74よりもレバー側カム50の回動軸の軸心から遠い距離に位置し、ラッチボルト側カム70の回動に伴って、スライド体40の傾斜面42に当接する中間の作動部74を備えている。
加えて、作動部73は、図10に示すように、中間の作動部74よりもレバー側カム50の回動軸の軸心から更に遠い距離に位置し、ラッチボルト側カム70の更なる回動に伴って、スライド体40の傾斜面42に当接する第二の作動部75を備えている。
(回動軸の中心からの距離)
レバー側カム50の回動軸の軸心、連係体60の当接部53、連係突起62、ラッチボルト側カム70の回動軸の軸心、ラッチボルト側カム70の作動部73との距離関係は、図1及び2に示すように、次のように構成されている。
レバー側カム50の当接部53から該レバーカム側の回動軸の軸心までの第一の距離を、図2に示すように、前記ラッチボルト側カム70の前記連係部から該ラッチボルト側カム70の回動軸の軸心までの第二の距離よりも長くなるように配置している。具体的には、仮に、第一の距離を約3.0cmとすると、第二の距離が1.5cmとなるように配置している。
また、前記第二の距離は、ラッチボルト側カム70の作動部73からラッチボルト側カム70の回動軸の軸心までの第三の距離よりも短くなるように配置している。具体的には、仮に第二の距離が1.5cmであるのに対して、第三の距離が3.5となるように配置している。このように、配置することで、ハンドレバーを操作してレバー側カム50を回動させた角度よりも大きな角度でラッチボルト側カム70を回動させることができる。ケース錠10の解錠を説明する際に、再び説明する。
(ケース錠10の解錠)
つぎに、上記構成を備えたケース錠10を解錠する動作について説明する。
まず、ケース錠10を解錠して扉を開放するためには、図1に示す状態にあるケース錠10
の装着穴71に、ハンドルレバー(図示せず)を挿入した状態とする。
解錠するにはまず、ハンドルレバーを手指で操作してレバー側カム50を時計回りに回動させる。
レバー側カム50が時計回りに回動すると、レバー側カム50の回動によって、図11に示すように、押圧片52が同じく時計回りに回動する。
押圧片52は、レバー側カム50の回動によって、押圧バネ80で押圧片52方向に付勢されている連係体60を、押圧バネ80の付勢力にこうして、ラッチボルト30の突出方向と同じ方向へ移動させることになる。
具体的には、押圧片52の第一の当接部54が、図11に示すように、連係体60の傾斜部61に当接しており、傾斜部61を押圧された連係体60は、ラッチボルト30の支持棒31の進退方向と平行にスライド可能に形成されているので、連係体60を付勢している押圧バネ80を圧縮するようにスライドすることとなる。
また、ハンドルレバーを手指で操作して、レバー側カム50が更に回動すると、レバー側カム50の更なる回動によって、第二の当接部55が、図12に示すように、連係体60の傾斜部61に当接しているから、第二の当接部55に押圧された連係体60は更に連係体60を付勢している押圧バネ80を圧縮するようにスライドすることとなる。このように、レバー側カム50の回動に伴い、最初は、レバー側カム50の回動軸の軸心から近い第一の当接部54が連係体60の傾斜部61に当接することで連係体60を移動させることができる。
更にレバー側カム50を回動させると、今度は、レバー側カム50の回動軸の軸心から遠い第二の当接部55が連係体60を移動することができる。レバー側カム50の回動軸の中心に近い、第一の当接部54が当接することによって、連係体60の最初の移動に大きな力を必要とせず、かつ、レバー側カム50の回動軸の中心にから遠い、第二の当接部55によって、連係体60の大きな移動を確保することができる。
上記のように連係体60を移動させると、連係体60の連係突起62は、図13及び図14に示すように、ラッチボルト側カム70の長穴72にはまり込んでおり、ラッチボルト側カム70を長穴72の位置から、押圧バネ80を圧縮する方向に引っ張ることとなる。
連係突起62は、ラッチボルト側カム70を長穴72の位置から、押圧バネ80を圧縮する方向に引っ張ることとなるが、ラッチボルト側カム70は、その装着穴71に、レバー側カム50の回動軸がはまり込んでいるので、レバー側カム50と同じ軸心で時計回りに回動しようとする。また、連係突起62は、長穴72の内側を移動可能にはまり込んでいるので、ラッチボルト側カム70の回動を妨げることはなく、ラッチボルト側カム70の回動の回動によって、ラッチボルト側カム70の回動軸から最も離れた長穴72の端部に突き当たるまでラッチボルト側カム70は回動することとなる。
なお、上記の実施の形態では、連係体60には連係突起62が形成され、ラッチボルト側カム70には、連係突起62がはまり込んだ状態で移動する長穴72が形成されていると説明したが、他の実施の形態はこれに限らず、例えば連係体に長穴60を形成し、ラッチボルト側カム70に、長穴にはまり込むような連係突起を設けたものであってもよい。
一方、ラッチボルト30が錠ケース20から突出した状態の時には、ラッチボルト側カム70の第一の作動部74は、図8に示すように、スライド体40の傾斜面42に当接している。そして、ハンドルレバーの操作によって、ラッチボルト側カム70が時計回りに回動すると、第一の作動部74は、図9及び図13に示すように、スライド体40の傾斜面42に当接して、ラッチ側バネ24で付勢されているスライド体40を、ラッチ側バネ24の付勢力に抗してラッチボルト30の没方向へ移動させることができる。スライド体40が第一の作動部74の押圧によってラッチボルト30の没方向へ更に移動すると、スライド体40の傾斜面42は、ラッチボルト側カム70から遠くなるが、図10に示すように、第二の作動部75は、ラッチボルト30が錠ケース20から突出した状態において、その回動軸の軸心と前記ラッチボルト30の出没方向とが垂直に交わる位置よりも前記ラッチボルト30の突出方向に位置する前記傾斜面42に、当接するよう配置しているので、今度は、第二の作動部75が傾斜面42に当接することととなり、更に、スライド体40をラッチボルト30も没方向へ移動させることができる。
このように、レバー側カム50の回動によって、レバー側カム50の回動軸の軸心から最も遠い位置の当接部53が連係体60に作用して連係体60を移動させ、連係体60の移動は、連係突起62がラッチボルト側の長穴72を介してラッチボルト側の回動として伝えることができる。
すなわち、ハンドルレバーに回動操作に伴うレバー側カム50の回動は、連係体60を介することによって、レバー側カム50の回動軸の軸心から当接部53までの距離よりも短い距離であるラッチボルト側カム70回動軸の軸心から長穴72までの距離からラッチボルト側カム70の回動に伝えられる。したがって、レバー側カム50の回動による移動距離は、増幅されてラッチボルト側カム70に伝わることとなる。
さらに、連係体60の連係突起62の移動によるラッチボルト側カム70の回動は、ラッチボルト側カム70の回動軸の軸心から連係突起62が作用する長穴72までの距離よりもラッチボルト側カム70の回動軸の軸心からの距離の長い作動部73を増幅させて伝わることとなる。
そして作動部73は、増幅した移動距離をもってスライド体40をラッチボルト30の没方向へ移動させこととなるため、ハンドルレバーの回動角度が、従来の30〜40度よりも小さい値例えば12度ほどでも、ラッチボルト30を錠ケース20の内部に埋没させることができる。
このように、扉枠側のストライクに設けた凹部にはまり込んだラッチボルト30の頭部32を、錠ケース20に没させることができれば、扉を仮締めは解除することができ、扉を開放することができる。
なお、レバー側カム50のストッパー片56が錠ケース20の壁に突き当たると、レバー側カム50はそれ以上回動することができず、連係体60、ラッチボルト側カム30も移動できず、スライド体40も移動できないこととなる。
また、扉を開放した後に、レバーハンドルから手指を離すと、レバー側カム50は押圧バネ80によって反時計回りに付勢されているから、押圧片52は、錠ケース20の壁面21に突き当たる位置の元位置に戻ることとなる。
一方、レバー側カム50が回動して元位置に戻っても、ラッチボルト側カム70は、これに影響されることなく回動することはないが、レバー側カム50が元位置に回動すると、押圧バネ80によって連係体60も同じく元位置に戻ることとなる。
連係体60が元位置に戻ると、連係突起62は長穴72にはまり込んでいることから、ラッチボルト側カム70を元位置に回動させようとする。
ラッチボルト側カム70が元位置に戻ると、スライド体40は、ラッチ側バネ24がスライド体40をラッチボルト30の突出方向へ付勢しているから、スライド体40へのラッチ側バネ24に抗する力が解除されるので、スライド体40は、ラッチ側バネ24の付勢力によって支持棒31とともにラッチボルト30の突出方向に移動することとなり、ラッチボルト30の頭部32が錠ケース20から突出することとなった状態で停止することができる。
なお、この状態で、扉を閉めると、ラッチボルト30の頭部32は、扉枠と最初に接する面を、接する手前側から後方に向かって行くほど薄くなるテーパ状に形成しており、ラッチ側バネ24の付勢力で頭部32を錠ケース20から突出しているに過ぎないことから、テーパに沿ってラッチボルト30の頭部32が錠ケース20没させることができ、仮締めすることができる。
なお、本実施の形態では、レバー側カム50の挿入穴51に挿入されるのハンドルレバーであると説明したが、レバー側カム50を扉側から操作できるものであれば良く、例えば握り玉のようなものであっても良い。
ケース錠の側板の一部を開放した状態を示す平面図である。 図1においてラッチボルト側カムを除いて表した平面図である。 ラッチボルトの平面図である。 スライド体の平面図である。 レバー側カムの平面図である。 連係体の平面図である。 ラッチボルト側カムの平面図である。 ラッチボルトが突出状態の時のスライド体と作動部との位置関係を示す一部拡大図である。 ラッチボルト側カムが若干か移動した状態の時のスライド体と作動部との位置関係を示す一部拡大図である。 ラッチボルトが没状態の時のスライド体と作動部との位置関係を示す一部拡大図である。 図2の状態からレバー側カムを回動させた状態を示す平面図である。 図11の状態から更にレバー側カムを回動させた状態を示す平面図である。 図11の状態にラッチボルト側カムを装着した状態を示す平面図である。 図12の状態にラッチボルト側カムを装着した状態を示す平面図である。
10 ケース錠
20 錠ケース
21 壁面
22 取付板
23 挟持体
24 ラッチ側バネ
30 ラッチボルト
31 支持棒
32 頭部
40 スライド体
41 突起部
42 傾斜面
50 レバー側カム
51 挿入穴
52 押圧片
53 当接部
54 第一の当接部
55 第二の当接部
56 ストッパー片
60 連係体
61 傾斜部
62 連係突起
63 バネ装着突起
70 ラッチボルト側カム
71 装着穴
72 連係部
73 作動部
74 第一作動部
75 第二の作動部
74 中間の作動部
80 押圧バネ

Claims (1)

  1. 錠ケースに、スライドによって出没動作可能に設けたラッチボルトと、
    前記ラッチボルトの出没動作に連係するとともに、レバーハンドルの回動に連係して回動する回動カム機構とを備え、前記レバーハンドルの回動動作に伴って、前記ラッチボルトが出没動作するケース錠において、
    上記回動カム機構は、
    前記レバーハンドルの回動動作に伴って回動するレバー側カムと、
    前記レバー側カムの当接部に当接し、該レバー側カムとともに移動する連係体と、
    前記連係体に、一端側の連係部を連係して回動するとともに、他端側の作動部で前記ラッチボルトを没動作させるラッチボルト側カムと、を備え、
    前記レバー側カムの当接部から該レバー側カムの回動軸の軸心までの第一の距離は、前記ラッチボルト側カムの前記連係部から該ラッチボルト側カムの回動軸の軸心までの第二の距離よりも長くなるように形成し、
    前記第二の距離は、前記ラッチボルト側カムの前記作動部から該ラッチボルト側カムの回動軸の軸心までの第三の距離よりも短くなるように形成し、

    レバー側カムとラッチボルト側カムとは、回動する回動軸の軸心が重なるように配置し、

    ラッチボルトとレバー側カムとの間に、

    前記ラッチボルトに連結され、該ラッチボルトの出没動作に伴ってスライド移動可能なスライド体を設け、

    前記スライド体は、前記レバー側カムの作動部が当接する位置に、前記レバー側カムから遠い遠位置から近い近位置に向かって、前記ラッチボルトの没方向に傾斜する傾斜面を設け、

    前記ラッチボルト側カムの作動部は、

    前記ラッチボルトが前記錠ケースから突出した状態において、その回動軸の軸心と前記ラッチボルトの出没方向とが垂直に交わる位置よりも前記ラッチボルトの突出方向に位置する前記傾斜面に、当接するよう配置し、

    前記ラッチボルト側カムの回動に伴い、前記スライド体の傾斜面に当接した前記作動部が前記傾斜面の近位置から遠位置に向かってスライドしながら前記スライド体を押圧して、前記ラッチボルトを没方向へ移動可能とし、

    作動部は、

    ラッチボルトの没状態において、ラッチボルトの出没方向に対するスライド体の傾斜面の傾斜角度に合わせて傾斜するように形成し、

    作動部は、

    ラッチボルトの突出状態において、スライド体の傾斜面に当接する第一の作動部と、 前記第一の作動部よりもレバー側カムの回動軸の軸心から遠い距離に位置し、ラッチボルト側カムの回動に伴って、前記スライド体の傾斜面に当接する第二の作動部とを備えたことを特徴とするケース錠。
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