JP5273795B2 - シャッターの施錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッターの施錠装置に関するものである。
シャッターの施錠装置としての座板錠は、先端の係止部が座板の両端部からそれぞれガイドレール内に突出する左右のラッチバーと、左右のラッチバーの基端に設けられ、ラッチバーを突出姿勢と退避姿勢との間でスライド移動させる作動機構を備えた操作部と、を備えている。このような座板錠の基本的な構成および動作については、特許文献1を参照することができる。
一般に、窓シャッターで使用している座板錠の操作部は、操作時に窓障子の竪框が邪魔になるのを避けるべく、室内側から見た時に左右いずれか一方側に偏移して設置されており(図1参照)、したがって、左右のラッチバーの長さ寸法が異なっている。したがって、例えば座板錠の操作部が室内側から見た時に左側に偏移して設置されているものにおいて、部屋の間取りや、家具等の配置等によって室内側から見た時に右側に操作部を設けたい場合には、新たに勝手違いのラッチバーを用意し、ガイドレールなどを取り外して、ラッチバーを交換する必要があった。
特許文献2には、操作体を、開閉体の幅方向に沿って調整された所定の複数の位置または任意位置に位置変更可能とした施錠装置が開示されている。しかしながら、特許文献2の明細書に開示された具体的構成においては、位置変更用付替部材は互いに嵌合することで連結されており、位置変更用付替部材の付け替えのためにはガイドレールなどを取り外して施錠装置全体を組み直す必要があると考えられる。
特開2007−63828号公報
特開2008−25104号公報
本発明は、シャッターの施錠装置において、必要最小限の要素を脱着することで、施錠装置の操作部の位置を変更することを目的とするものである。
本発明は、先端に係止部を備えた左右のラッチバーと、左右のラッチバーの基端に設けられ、ラッチバーを突出姿勢と退避姿勢との間でスライド移動させる作動機構を備えた操作部と、を備えたシャッターの施錠装置において、
前記ラッチバーは、シャッターカーテンの面部にシャッターカーテンの幅方向に延設したラッチバー収容部内をスライド移動可能であり、
前記ラッチバー収容部の正面には、シャッターカーテンの幅方向に延びると共に、当該ラッチバー収容部の内部空間の高さ寸法よりも小さい高さ寸法の開口が形成されており、
各ラッチバーを長さ方向に分割して、係止部を備えた第1要素を含む複数の要素から組立分解可能に構成し、
前記第1要素以外の少なくとも1つの要素を、前記ラッチバー収容部の開口を通して正面から脱着可能としたことを特徴とするシャッターの施錠装置、である。
典型的には、前記ラッチバー収容部は、座板の室内側面部に設けてあり、前記開口は室内側に面しており、前記脱着可能な要素は、前記開口を通して、室内側正面から脱着可能となっている。
ラッチバー収納部は、後述する実施形態では、水平状に延出する上下の水平片と、前記上下の水平片から対向状に延出する上下の垂直片と、を備え、前記上下の垂直片の先端間にシャッターカーテンの幅方向に延びる開口が形成されており、前記開口の高さ寸法は、前記上下の水平片間に形成されるラッチ収納部の内部空間の高さ寸法よりも小さい寸法となっている。ラッチバー収納部の構成は、このものに限定されるものではなく、例えば、上下の水平片と下側の垂直片とを備え、上側の水平片の先端と下側の垂直片の上端との間に開口が形成されるものでもよい。
1つの態様では、各ラッチバーは、先端に係止部を備えた第1要素と、第2要素と、基端に作動機構が連結された第3要素と、からなり、
前記第2要素の一端は前記第1要素の基端に、他端は前記第3要素の先端に、それぞれ開口を通して螺子によって固定されており、
前記第2要素は、第1要素及び第3要素に対して前記開口を通して正面から脱着可能である。
1つの態様では、左右のラッチバーを構成する左右の脱着可能な要素は異なる長さ寸法を備えており、前記左右の脱着可能な要素を入れ替えることで前記操作部の位置がシャッターカーテンの幅方向に可変に構成されている。
1つの態様では、前記脱着可能な要素は、当該要素の長さ方向に亘って延出する本体と、本体の上側に形成された上側垂直片と、本体の下側に形成された下側垂直片と、本体の面部から開口を通して突出形成されたつまみ部と、を備え、
前記脱着可能な要素は、ケンドン式で、前記開口から前記ラッチバー収容部に対して取り外し・差し入れ可能に構成されている。
また、前記脱着可能な要素の形状は上記及び実施形態に記載した形状に限定されるものではなく、ラッチバー収容部の開口を通して正面から取り出し・差し入れ可能な形状であれば、他の形状であってもよい。
1つの態様では、前記操作部は、前記開口を通して、前記ラッチバー収容部内に収納した固定プレートに対して螺子で締め付けることで、前記操作部と前記固定プレートとの間に前記上下の垂直片を挟持させて固定されており、前記螺子を緩めることで、前記操作部は、前記固定プレート及び前記螺子と共に前記ラッチバー収容部に沿ってシャッターカーテンの幅方向に移動可能である。
また、操作部は、正面からシャッターカーテンの幅方向の位置が移動できるものであれば、ラッチバー収容部に対してスライド移動可能なものに限定されず、例えば、正面からラッチバー収容部に対して脱着可能となっており、操作部をラッチバー収容部から取り外して、ラッチバー収容部の他の所定位置に再び取り付けるようにしてもよい。
本発明では、従来は1本の部材であった左右のラッチバーを、それぞれ複数の要素に分解し、少なくとも1つの要素をラッチバー収容部の開口を通して正面から脱着可能としたので、ガイドレールなどを取り外す必要がなく、必要最小限の要素を脱着することで、施錠装置の操作部の位置を変更することができる。
各ラッチバーを、先端に係止部を備えた第1要素と、第2要素と、基端に作動機構が連結された第3要素と、から構成し、第2要素を脱着可能としたものでは、1つの要素(第2要素)を脱着するだけで操作部の位置を変更することができる。
窓シャッター装置を室内側から見た概略斜視図である。 (A)本発明に係る施錠装置を備えた座板の平面図;(B)本発明に係る施錠装置を備えた座板の正面図;(C)施錠装置の構成要素(左右のラッチバーと操作部)を示す正面図である。 図2(B)、(C)の部分拡大図である。 図2(B)におけるA−A断面図である。 図2(B)におけるB−B断面図である。 図2(B)におけるC−C断面図である。 (A)第1要素、第3要素の本体を示す側面図、(B)固定プレートの正面図及び側面図である。 それぞれ第2要素の形状を示す断面図である。 第2要素をラッチバー収容部の開口を通して脱着する過程を示す側面図である。 突出姿勢(施錠状態)にある座板錠を示す一部省略正面図である。 退避姿勢(解錠状態)にある座板錠を示す一部省略正面図である。 操作部の座板への取り付けを示す図である。 操作部の座板への取り付けを示す図である。
図1は、窓シャッター装置を室内側から見た概略斜視図であり、窓シャッター装置は、窓開口部を開閉する窓障子(図1では便宜上部分的に切り欠いて示してある)1の室外側に設置されている。窓シャッター装置は、窓開口部の幅方向に延出する複数枚のスラット2aを上下に連設して形成されたシャッターカーテン2と、シャッターカーテン2の幅方向の左右の両端部を受け入れて案内する左右のガイドレール3と、窓開口部の上方に設けたシャッターケース(図示せず)と、シャッターケースに内装され、シャッターカーテン2の上端が連結さている巻取シャフト(図示せず)を備えている。窓シャッター装置の基本的な構成は当業者に良く知られており、詳細については例えば特許文献1の記載を参照することができる。
シャッターカーテン2の最下位のスラットは座板4を形成しており、座板4には、シャッターの施錠装置としての座板錠が設けてある。座板錠は、開口部全閉状態において、座板の長さ方向の両端部から左右のラッチバー5、6がそれぞれガイドレール3内に突出し、ラッチバー5、6の先端に形成された係止部7がガイドレール3内に形成された被係止部(ラッチ受け)30に下方から係止することでシャッターカーテンの上昇を規制するように構成される(図10参照)。左右のラッチバー5、6の基端部には操作部が設けてある。操作部は、ラッチバー5、6の作動機構8と、解錠手段として操作レバー9と、を備えている。左右のラッチバー5、6の基端部は共に作動機構8に連結されている。作動機構8は、ラッチバー5、6を、先端の係止部7がガイドレール3内に突出する突出姿勢(施錠姿勢)と先端の係止部7が座板4の両端部から内側に退避する退避姿勢(解錠姿勢)との間でスライド移動させると共に、付勢手段(後述するスプリング84A、84Bが例示される)によってラッチバー5、6を突出姿勢となるように付勢している。作動機構8には、突出姿勢にあるラッチバー5、6を退避させて施錠状態を解錠する操作レバー9が設けてある。尚、施錠・解錠共に手動操作する場合には、操作部の操作レバーは施錠・解錠操作手段となる。以下の説明において、典型的な態様として座板錠に基づいてシャッターの施錠装置を説明するが、開口部全閉状態でラッチバーの係止部がガイドレール側の被係止部に係止してシャッターカーテンの上昇を規制できるものであれば、施錠装置(ラッチバー5、6、作動機構8、操作レバー9)をシャッターカーテン2の最下位のスラット(座板4)以外のスラット2aに設けてもよい。
図2乃至図6に示すように、座板4は、窓開口部の幅方向に延出する垂直状の板状部40からなり、板状部40の上端には直上のスラット2aの下端に係合する係合部41が一体形成され、板状部40の下端には窓開口部の幅方向に延出する緩衝部材42Aが装着される溝部42が一体形成されている。板状部40の室内側面部には水切り片43が、板状部40の室外側面部には、開口部開放時に開口部上方のまぐさ部に当接するストッパ44がそれぞれ設けてある。
板状部40の室内側面部には、座板4(板状部40)の長さ方向に亘って水平状に延出する凹部状のラッチバー収容部45が形成されており、左右のラッチバー5、6はラッチバー収容部45内に長さ方向に移動可能に収容されている。ラッチバー収容部45には室内側に面して長さ方向に延びる開口45Aが形成されており、ラッチバー収容部45の内部空間は開口45Aを介して室内側空間と連通している。
ラッチバー収容部45は、より具体的には、板状部40の長さ方向に亘って板状部40の室内側面部から上下に離間して水平状に延出する上下の水平片450、451と、上下の水平片450、451の先端から互いに接近する方向に垂直状に延出する上下の垂直片452、453(すなわち、上側の水平片450の先端から垂下する上側の垂直片452と、下側の水平片451の先端から立ち上がる下側の垂直片453)とから構成されており、上下の垂直片452、453の先端間に開口45Aが形成されている。図4乃至図6から明らかなように、開口45Aの縦幅(高さ)寸法は、ラッチバー収容部45の内部空間の縦幅(高さ)寸法よりも小さく、開口45Aはラッチバー収容部45の内部空間よりも幅狭となっている。
図示の実施形態において、座板錠を構成する左右のラッチバー5、6は、それぞれ、第1要素50、60、第2要素51、61、第3要素52、62の3つの要素から構成されており、これらの3つの要素を連結してなるラッチバー5、6はラッチバー収容部45内に長さ方向(左右方向)にスライド移動可能に収容されている。第1要素50、60の先端には係止部7が形成されており、第1要素50、60の基端には第2要素51、61の一方の端部が連結され、第2要素51、61の他方の端部には第3要素52、62の先端が連結されており、第3要素52、62の基端は、ラッチバー5、6を突出姿勢と退避姿勢との間でスライド移動させて座板錠の施錠・解錠を行なう作動機構8に連結されている。
図2に示すように、本実施形態では、第1要素50、60の長さ寸法、第3要素52、62の長さ寸法は左右のラッチバー5、6間で同一である。第2要素51、61の長さ寸法については、左右のラッチバー5、6間で長さ寸法が異ならしめてあり、図示の態様では、左側のラッチバー5の第2要素51の長さ寸法に比べて、右側のラッチバー6の第2要素61の長さ寸法が大きくなっている。
図7(A)に示すように、第1要素50、60、第3要素52、62の本体は、鋼板をロール成形することで形成されており、断面視略C形状を備えた部材である。より具体的には、本体は垂直部500、600、520、620と、垂直部500、600、520、620の上端に一体形成された上向き膨出状の湾曲部501、601、521、621と、垂直部500、600、520、620の下端に一体形成された下向き膨出状の湾曲部502、602、522、622と、からなる。第1要素50、60の本体の先端には係止部7が取り付けられている。第3要素52、62の本体の基端は操作部の作動機構8に連結されている。尚、第1要素、第3要素は、鋼板をロール成形したものに限定されるものではなく、長さ方向に加わる力に対してある程度の剛性を備えているものであれば、他の形状や他の成形方法で形成したもの、あるいは、他の部材から形成したものでもよい。
図8に示すように、第2要素51、61は、開口幅方向に延出する垂直部510、610と、垂直部510、610の高さ方向の略中央部位から室内側に向かって水平状に延出する第1水平部511、611と、垂直部510、610の高さ方向の略中央部位から第1水平部511、611とは反対側に向かって水平状に延出する第2水平部512、612と、垂直部510、610の上端に第1水平部511、611とは反対側に延出する上側水平部513、613と、上側水平部513、613から上方に垂直状に延出する上側垂直片514、614と、垂直部510、610の下端に第1水平部511、611とは反対側に延出する下側水平部515、615と、下側水平部515、615から下方に垂直状に延出する下側垂直片516、616と、からなる。垂直部510、610と、上側水平部513、613と、下側水平部515、615とが、第2要素51、61の長さ方向全体に亘って延出する本体を構成している。1つの態様では、第2要素51、61はアルミ形材から形成されているが、長さ方向に加わる力に対してある程度の剛性を備えているものであれば、他の部材、例えば硬性樹脂等から形成してもよい。以下の説明において、一方の第2要素61(51)についての説明は他方の第2要素51(61)の説明に援用することができる。
第1水平部511、611は、第2要素51、61を、開口45Aを通してラッチバー収容部45から取り出しあるいは差し込む際のつまみ部を形成している。図示の態様では、第1水平部511、611は、第2要素51、61の長さ方向の両端部(第1要素50、60、第3要素52、62に室内側から重ね合わせて連結される部位)を除いて第2要素51、61の長さ方向に沿って延出している。第1水平部511、611の突出寸法は、第2要素51、61がラッチバー収容部45内に収容された状態で、第1水平部511、611が開口45Aから指で掴める程度突出する寸法である。第1水平部511、611を、第2要素51、61の長さ方向に間隔を存して複数設けてもよい。
上側垂直片514、614、下側水平部515、615、下側垂直片516、616は、第2要素51、61がラッチバー収容部45内をスライド移動する際のガイドとしての機能を有している。図5に示すように、第2要素61がラッチバー収容部45に収容された状態では、ラッチバー収容部45を形成する下側の垂直片453の上端に第2要素61の下側水平部615が載り、第2要素61の上側垂直片614がラッチバー収容部45を形成する上側の垂直片452に内側から近接ないし当接し、第2要素61の下側垂直片616がラッチバー収容部45を形成する下側の垂直片453に内側から近接ないし当接している。ラッチバー収容部45の奥行き寸法は、第1要素60(第3要素62)の厚さ+上側垂直片614、下側垂直片616の厚さよりも僅かに大きい寸法に形成されている。ラッチバー収容部45の開口45Aの縦幅と第2要素61との形状・寸法の関係は、第2要素61の下側水平片615が下側垂直片453に当接した状態において、上側垂直片614が上側垂直片452にラッチバー収容部45内部から近接ないし接触して重なるような寸法となっている。第2要素51の構成については、上記第2要素61の説明を援用することができる。このように構成することで、ラッチバー5、6はラッチバー収容部45内においてガタなく円滑に長さ方向に摺動することができる。
図示の態様では、上側垂直片514、614、下側垂直片516、616は、第1水平部511、611よりもさらに幅方向に短尺に形成されているが、これには限定されず、例えば、第1水平部511、611と同等の長さを有していてもよい。上側垂直片514、614、下側垂直片516、616を第2要素51、61の長さ方向に間隔を存して複数設けてもよい。また、上側垂直片514、614の高さ寸法は、下側垂直片516、616の高さ寸法よりも大きい寸法となっている。図6に示すように、第2要素61の長さ方向の両端部は、垂直部610と、上側の水平部613と、下側の水平部615と、上下の水平部613、615に寸法を合わせて短尺とした第2水平部612´と、からなる。ここでの第2要素61の説明は第2要素51の説明に援用することができる。
第2要素51、61の長さ方向の両端部は、それぞれ、第1要素50、60の基端部、第3要素52、62の先端部に螺子S1によって着脱可能に固定されている。より具体的には、第1要素50、60の断面視略C形状の本体の内部には基端側に位置して、螺子孔10Aを備えた方形状の固定プレート10(ナットを構成している)が設けてあり、第2要素51、61の長さ方向の一端部を第1要素50、60の本体の室内側面に当接させて、開口45Aを通して螺子S1で固定する。同様に、第3要素50、60の断面視略C形状の本体の内部には先端側に位置して、螺子孔10Aを備えた方形状の固定プレート10(ナットを構成している)が設けてあり、第2要素51、61の長さ方向の他端部を第1要素50、60の本体の室内側面に当接させて、開口45Aを通して螺子S1で固定する。図6は第2要素61と第1要素60との固定状態を示す断面図であり、上下の水平部613、615、第2水平部612´の端縁が第1要素60の本体の垂直部600の室内側面に当接している。
上側垂直片514、614の高さ寸法は、下側垂直片516、616の高さ寸法よりも大きい寸法となっており、また、下側水平片515、615が下側垂直片453に当接した状態において、上側垂直片514、614の上端とラッチバー収容部45の上側水平片450の内面との間の寸法が、下側垂直片516、616の垂下寸法よりも大きい寸法となっていることから、第2要素51、61は、下側水平片515、615が下側垂直片453に当接した状態から、第2要素51、61の下側垂直片516、616の下端がラッチバー収容部45の下側垂直片453の上端よりも上方に位置するまで上動可能となっている。すなわち、ラッチバー収容部45内で第2要素51、61を上動させて、上側水平片513、613をラッチバー収容部45の上側垂直片452の先端に当接させた時に、第2要素51、61の下側垂直片516、616の下端がラッチバー収容部45の下側垂直片453の上端よりも上方に位置する(図9参照)。したがって、図9に示すように、室内側正面から開口45Aを通して螺子S1を取り外して第2要素51、62と第1要素50、60、第3要素52、62の連結を解除し、第1水平部511、611を掴んで第2要素51、61をラッチバー収容部45内で上動させながら回動することで、室内側から第2要素51、61を開口45Aを介して取り外すことができる。
また、取り外した第2要素51、61を、開口45Aを通して第1要素50、60、第3要素52、62に取り付ける場合には、第1水平部511、611を掴んで第2要素51、61を、室内側正面から開口45Aを通してラッチバー収容部45内に上げ落としによって差し入れ(いわゆるケンドン式)、第2要素51、61の両端部を第1要素50、60の基端部、第3要素の先端部にそれぞれ室内側から当接させて、開口45Aを通して螺子S1で固定することで、ラッチバー5、6を組み立てることができる。
左右のラッチバー5、6をスライド移動させる作動機構8は、立ち上がり状のベース80と、ベース80に形成された左右のガイド長孔81A、81Bと、ピン82A、82Bを介してガイド長孔81A、81Bに沿って左右方向に移動可能に設けられた左右のラッチバー連結体83A、83Bと、左右のラッチバー連結体83A、83Bを互いに離隔する方向に付勢するように左右のラッチバー連結体83A、83Bの一端に連結された左右のスプリング84A、84Bと、左右のラッチバー連結体83A、83Bの他端同士を連結する回動アーム85と、を備えており、作動機構8の前面にはカバー体87が装着されている。作動機構8の回動アーム85には、回動アーム85を回転作動して解錠するための操作レバー9が連結されている。
第3要素52、62の本体(垂直部520、620)の基端側には、ピン82A、82Bの受孔520A、620Aが形成されており(図2参照)、ラッチバー5、6の第3要素52、62はピン82A、82Bを介してラッチバー連結体83A、83Bに連結されている。回動アーム85の一端は連結ピン85aを介して一方のラッチバー連結体83Aの基端側に形成した長孔86Aに受け入れられており、回動アーム85の他端は連結ピン85bを介して他方のラッチバー連結体83Bの基端側に形成した長孔86Bに受け入れられており、操作レバー9の先端は連結ピン85aに連結されている。
ラッチバー5、6の基端側が連結されている左右のラッチバー連結体83A、83Bは、スプリング84A、84Bによって互いに離隔する方向(それぞれガイドレール3の底壁に向かって突出する方向)に付勢されているため、ラッチバー5、6の先端の係止部7はガイドレール3内に突出した状態となる(図10)。係止部7の下側面は湾曲状の案内面となっており、シャッターカーテン2が降下して、突出姿勢にある係止部7の案内面が被係止部(ラッチ受け)30の傾斜面に当接すると、スプリング84A、84Bに抗して左右のラッチバー5、6が共に基端側に退避しながら(連結ピン85a、85bが長孔86A、86B内を移動して)、傾斜面に沿って下方に移動し、被係止部(ラッチ受け)30の傾斜面よりも下方に移動した時に、スプリング84A、84Bの付勢力で、ラッチバー5、6が突出して係止部7の上面が被係止部(ラッチ受け)30の下面に下方から係止して施錠状態となる。
開口部全閉状態かつ施錠状態にあるシャッターカーテンを開放する時には、操作レバー9を上方に回動操作することで(例えば、操作レバー9に連結された操作紐9Aを用いて)、スプリング84A、84Bに抗して左右のラッチバー5、6が共に基端側に退避しながら解錠姿勢となり(図11)、また、操作レバー9の回動方向とシャッターカーテン2の持上げ方向が同じ方向となって、巻取シャフトに内蔵されたバランススプリングによっていわゆる上がり勝手にあるシャッターカーテン2が上昇して開口部を開放する。
作動機構8と操作レバー9とからなる操作部は、螺子S2を用いて座板4の室内側面部に取り付けられている。より具体的には、ラッチバー収容部45内に固定プレート11を収容すると共に、作動機構8を貫設する螺子S2を、開口45Aを通して固定プレート11に対して締め付け固定することで、操作部を座板4に固定する。螺子S2の締め付けを緩めることで、固定プレート11がラッチバー収容部45内をスライド移動となっており、操作部は室外側正面から螺子S2を緩めることでラッチバー収容部45の長さ方向にスライド移動可能である。
座板4に対する操作部(作動機構8)の取り付けの具体的な態様例について図12、図13に基づいて説明する。尚、図12、図13において、水切り43、ストッパ44は省略してある。作動機構8を貫設する螺子2の軸部の先端には予め固定プレート11が仮取付されている。固定プレート11は、短辺と長辺とを備えた長方形状のプレートであり、短尺方向の幅は開口45Aの縦幅よりも小さい寸法であり、長尺方向の幅は開口45Aの縦幅よりも大きい寸法である。固定プレート11を横長の姿勢で開口45Aからラッチバー収容部45に挿入させ(図12参照)、螺子S2を回すことで固定プレート11が横長の姿勢から縦長の姿勢へと回転する。固定プレート11は、縦長姿勢へと固定プレート11が回転すると、固定プレート11の周縁の部分がラッチバー収容部45内壁に当接して回転が規制されるような形状に形成されている。固定プレート11の回転が規制された状態で、さらに螺子S2を締め付けることで、螺子S2が固定プレート11に対して螺入して行くと共に、ベース80の一部に形成された圧接部80aがラッチバー収容部45の上下の垂直片を押圧し、ラッチバー収容部45の上下の垂直片452、453が、固定プレート11と圧接部80aとの間に挟持される(図13参照)。螺子S2を緩めれば、ラッチバー収容部45の上下の垂直片452、453の挟持状態が解消され、かつ、固定プレート11の姿勢が横長姿勢となれば回転規制が解除され、操作部はラッチバー収容部45に沿って左右方向にスライド移動可能となる。上記の操作部(作動機構8)の構成及び取付の詳細については特許文献1を参照することができる。尚、予めラッチバー収容部45内に収容された固定プレート11に対して螺子S2を固定するようにしてもよい。
このように構成されたシャッターの施錠装置において、部屋の間取りや、家具等の配置等によって室内側から見た時に右側に操作部(作動機構8、操作レバー9)を設けたい場合には、室内側正面から開口45Aを通して螺子S1を取り外して、第2要素51、61をそれぞれ第1要素50、60、第3要素52、62から分離し、分離した第2要素51、61を室内側正面から開口45Aを通して取り外し、次いで、螺子S2を緩めて、第3要素52、63及び作動機構8を室内側から見て右側に所定の位置までスライド移動させ、そして、第2要素51、61の左右を交換して、室内側正面から開口45Aを通してラッチバー収容部45内に差し入れて、長さ方向の両端部をそれぞれ第1要素50、60の端部、第3要素52、63の端部に室外側から重ね合わせるように当接させ、螺子S1で第1要素50、60、第3要素52、62とそれぞれ連結し、螺子S2を締め付けることで操作部をラッチバー収容部45に固定することで、操作部の位置を左側から右側に変更することができる。
図示の実施形態では、各ラッチバーを3分割する場合について説明したが、各ラッチバーを2分割するもの、あるいは4分割以上とするものでもよい。2分割する場合には、各ラッチバーは、第1要素と第2要素から構成されることになるが、例えば、第2要素の基端側を作動機構に連結するピンを、室外側から脱着可能に構成することで、当該ピンを取り外して、第2要素の基端側を作動機構8から分離させれば、第2要素を第1要素、作動機構から分離し、開口を通して取り外して、交換することができる。
本発明は、窓シャッター装置の施錠装置に用いることができる。
2 シャッターカーテン
2a スラット
4 座板
45 ラッチバー収容部
45A 開口
5、6 ラッチバー
50、60 第1要素
51、61 第2要素
52、62 第3要素
7 係止部
8 作動機構
9 操作レバー
10 固定プレート
11 固定プレート
S1 螺子
S2 螺子

Claims (5)

  1. 先端に係止部を備えた左右のラッチバーと、左右のラッチバーの基端に設けられ、ラッチバーを突出姿勢と退避姿勢との間でスライド移動させる作動機構を備えた操作部と、を備えたシャッターの施錠装置において、
    前記ラッチバーは、シャッターカーテンの面部にシャッターカーテンの幅方向に延設したラッチバー収容部内をスライド移動可能であり、
    前記ラッチバー収容部の正面には、シャッターカーテンの幅方向に延びると共に、当該ラッチバー収容部の内部空間の高さ寸法よりも小さい高さ寸法の開口が形成されており、
    各ラッチバーを長さ方向に分割して、係止部を備えた第1要素を含む複数の要素から組立分解可能に構成し、
    前記第1要素以外の少なくとも1つの要素を、前記ラッチバー収容部の開口を通して正面から脱着可能としたことを特徴とするシャッターの施錠装置。
  2. 各ラッチバーは、先端に係止部を備えた第1要素と、第2要素と、基端に作動機構が連結された第3要素と、からなり、
    前記第2要素の一端は前記第1要素の基端に、他端は前記第3要素の先端に、それぞれ開口を通して螺子によって固定されており、
    前記第2要素は、第1要素及び第3要素に対して前記開口を通して正面から脱着可能である、
    請求項1に記載のシャッターの施錠装置。
  3. 前記脱着可能な要素は、当該要素の長さ方向に亘って延出する本体と、本体の上側に形成された上側垂直片と、本体の下側に形成された下側垂直片と、本体の面部から開口を通して突出形成されたつまみ部と、を備え、
    前記脱着可能な要素は、ケンドン式で、前記開口から前記ラッチバー収容部に対して取り外し・差し入れ可能に構成されている、
    請求項1、2いずれかに記載のシャッターの施錠装置。
  4. 前記操作部は、前記開口を通して、前記ラッチバー収容部内に収納した固定プレートに対して螺子で締め付けることで、前記操作部と前記固定プレートとの間に前記上下の垂直片を挟持させて固定されており、前記螺子を緩めることで、前記操作部は、前記固定プレート及び前記螺子と共に前記ラッチバー収容部に沿ってシャッターカーテンの幅方向に移動可能である、
    請求項1乃至3いずれかに記載のシャッターの施錠装置。
  5. 左右のラッチバーを構成する左右の脱着可能な要素は異なる長さ寸法を備えており、前記左右の脱着可能な要素を入れ替えることで前記操作部の位置がシャッターカーテンの幅方向に可変に構成されている、請求項1乃至4いずれかに記載のシャッターの施錠装置。
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