JP4827475B2 - 昇降装置、昇降天板付ワゴン - Google Patents

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本発明は、相互に係合可能な第1係合要素及び第2係合要素の係合位置を選択的に変更することにより、静止部材に対して昇降移動可能な昇降部材の高さ位置を調整可能な昇降装置、及び昇降装置を具備した昇降天板付ワゴンに関するものである。
従来より、筐体と、筐体の上面部側に設けられ且つ筐体に対して高さ位置を調整可能な昇降天板とを具備してなる天板付ワゴンに適用される昇降装置として、例えば下記特許文献1に示すように、筐体に設けた静止部材に、ラチェット(第1係合要素に相当)と、ラチェットに係合する方向に付勢された駒片(第2係合要素に相当)と、所定の操作力の付与又は停止に連動して昇降移動する連動部材とを備え、この連動部材の進退動作によって駒片を、ラチェットに係合可能な係合可能位置と、係合状態を解除する係合解除位置との間で進退移動させてラチェットに選択的に係合させるように構成したものが知られている。
特許第3355945号(図12及び図13等)
しかしながら、このような従来の昇降装置は、係合可能位置に位置付けられた駒片の動作を規制する手段を何ら設けていないため、外部から衝撃を受けた場合に、駒片が係合可能位置から位置ずれしてラチェットとの係合状態が不意に解除されるおそれがあり、実用性に欠けるものである。このような不具合は、昇降部材の昇降ピッチを小さくする(調整段階を細かくする)ためにラチェットの各歯部のピッチを小さく設定して係合深さが浅くなった場合に特に生じ易いものである。
一方、係合可能位置に位置付けられた駒片の動作を規制する専用のロック手段を別途に設ける態様が考えられるが、この場合、部品点数が増加するのみならず、前記操作力の付与又は停止に加えて、ロック手段を作動させるための操作が必要となり、操作の煩雑化を招来する。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、操作の簡便性を確保しつつ、第1係合要素と第2係合要素との係合状態が不意に解除されることを防止することができる昇降装置、及び当該昇降装置を具備した昇降天板付ワゴンを提供することにある。
すなわち、本発明の昇降装置は、第1係合要素と、当該第1係合要素に係合可能な係合可能位置と当該第1係合要素との係合状態を解除し得る係合解除位置との間で進退移動し得る第2係合要素とを備え、第1係合要素に対する第2係合要素の係合位置を選択的に変更することにより、静止部材に対して昇降移動可能な昇降部材の高さ位置を調整可能な昇降装置であって、所定の操作力の付与又は停止に連動して始点から中間点を経て終点に至る動作を行う連動部材と、当該連動部材の始点と中間点との間における動作を前記第2係合要素の進退動作に変換する動作変換手段と、前記連動部材の中間点から終点に至る動作に基づいて前記第2係合要素の係合可能位置から前記係合解除位置への退避移動を禁止するストッパ手段とを具備しているものである
ここで、第2係合要素の「進退移動」とは、直線移動はもちろんのこと、回転移動も含む概念である。また、第1係合要素及び第2係合要素は、それぞれ相互に係合し得るものであればよく、第1係合要素が溝であり、第2係合要素が前記溝に係合するピンである場合や、相互に噛合する第1噛合部及び第2噛合部である場合等が挙げられる。また、「中間点」とは、始点と終点との間における所定の点であり、必ずしも始点と終点との間における正確な意味での中間点とは限らない。
このようなものであれば、所定の操作力に連動する連動部材を始点から中間点まで動作させることにより第1係合要素と第2係合要素とを相互に係合させることができ、さらに連動部材を同じ連続の操作力に連動させて中間点から終点まで動作させることにより第2係合要素の退避移動を禁止するため、外部からの衝撃を受けた場合であっても、第1係合要素と第2係合要素との係合状態が不意に解除されるおそれがなく、静止部材に対する昇降部材の良好なロック状態を維持することができる。その結果、第1係合要素及び/又は第2係合要素を構成する歯部のピッチを例えば数mm単位に小さく設定した場合であっても、第1係合要素と第2係合要素との良好な係合状態を維持することが可能であり、数mm単位で昇降部材の高さ位置を微調整することができる昇降装置を実現することができる。しかも、別途に専用のロック手段を設ける必要もないため、部品点数の削減及びコストの削減を有効に図ることができる。このように、本発明に係る昇降装置は、所定の操作力を付与又は停止するという極めて単純な操作によって、第2係合要素を係合可能位置に留めることができ、操作性及び実用性に優れたものとなる。
具体的な実施態様として本発明は、前記動作変換手段が、前記第2係合要素の一側縁部に設けた第1傾斜部と、前記連動部材の側縁部のうち前記第2係合要素の一側縁部に対向し得る一側縁部に設けられ前記第1傾斜部に略平行な第2傾斜部とを備えてなり、前記連動部材の前記始点と中間点との間における動作時に、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部とを相互に摺動させることより前記第2係合要素を所定位置に向かって動作させるようにしていることを特徴とする。ここで、「第2係合要素を所定位置に向かって動作させる」とは、「第2係合要素を係合可能位置から係合解除位置に向かって動作させる」又は「第2係合要素を係合解除位置から係合可能位置に向かって動作させる」の何れか一方あるいは両方であってもよい。
この場合、前記第2係合要素の一側縁部に前記第1傾斜部を高さ方向に沿って複数設けるとともに、前記連動部材の一側縁部に前記第2傾斜部を前記第1傾斜部に対応させて高さ方向に沿って複数設ければ、連動部材の動作を第2係合要素の動作に的確且つ効率良く変換させることができる。
一方、ストッパ手段の具体的な実施態様としては、前記ストッパ手段が、前記第1傾斜部に連続して設けられ他の部位よりも前記連動部材側に突出させてなる第1凸部と、前記第2傾斜部に連続して設けられ他の部位よりも前記第連動部材側に突出させてなる第2凸部とを備えてなり、前記連動部材の前記中間点から終点に至る動作時に、前記第2係合要素及び前記連動部材を相互に前記第2傾斜部又は前記第1傾斜部を乗り越えて前記第1凸部と前記第2凸部とを相互に当接させるとともに、前記連動部材の他側縁部を前記静止部材又は前記昇降部材の内面部に当接させることにより前記第2係合要素の前記係合可能位置から前記係合解除位置への退避移動を禁止するものが挙げられる。このようなものであれば簡単な構成でありながら、第2係合要素を係合解除位置に留めておくことができる。
特に、前記第1凸部及び前記第2凸部の各突出端部に相互に面的に当接し得る平坦部をそれぞれ形成していれば、第1凸部と第2凸部との当接状態において、各平坦部同士を面的に当接させることにより安定した良好なロック状態を維持することができる。
また、前記動作変換手段の他の具体的な実施態様としては、前記連動部材と前記第2係合要素とを連結する連結部材を用いてなり、前記連動部材又は前記連結部材の一方に設けたガイド用溝と、他方に設けられ前記ガイド用溝に案内されるガイド用突起部とを備え、前記始点と中間点との間における前記連動部材の動作時に、前記ガイド用突起部を前記ガイド用溝に案内させることにより前記第2係合要素を所定位置に向かって動作させるようにしたものが挙げられる。ここで、「第2係合要素を所定位置に向かって動作させる」とは、「第2係合要素を係合可能位置から係合解除位置に向かって動作させる」又は「第2係合要素を係合解除位置から係合可能位置に向かって動作させる」の何れか一方あるいは両方であってもよい。
この場合、連動部材の動作を第2係合要素の動作に的確且つ効率良く変換させるためには、前記ガイド用溝を前記連動部材又は前記連結部材の一方に複数設けるとともに、前記ガイド用突起部を前記ガイド用溝に対応させて他方に複数設ければよい。
前記第2係合要素が、前記昇降部材にスライド可能に設けたスライダ部材に保持された状態で前記係合可能位置と前記係合不能位置との間で進退移動し得るものであり、前記第2係合要素の一側縁部よりも前記連動部材側に位置する前記スライダ部材の一側縁部に前記第1傾斜部及び前記第1凸部を設けていれば、スライダ部材により第2係合要素の進退移動をスムーズ且つ的確に行うことができるとともに、その進退移動時に第2係合要素が連動部材と直接擦れる又は当接することがなく、第1係合要素と第2係合要素とを適切に係合させることが可能である。
殊に、前記連動部材及び前記スライダ部材を合成樹脂素材から形成していれば、各部材の移動時又は移動停止時の衝撃音・摩擦音を低減することができる。
また、前記第2係合要素を挟持する第1挟持部材及び第2挟持部材により前記第1係合要素をスライド移動可能に保持していれば、第1係合要素及び第2係合要素が薄板状のものであってもこれら各係合要素を相互に確実に係合させることができ、第1係合要素と第2係合要素とが厚み方向に相対変位(面ずれ)することによって生じ得る係合状態の悪化を防止し、より良好な係合状態を確保することが可能となる。
さらに、前記第1挟持部材又は第2挟持部材の何れか一方が、前記昇降部材にスライド可能に設けられ且つ前記第2係合要素を保持した状態で前記係合可能位置と前記係合不能位置との間でスライド移動可し得るスライダ部材であり、他方が、前記連動部材と前記第2係合要素とを連結する連結部材であれば、スライダ部材及び連結部材を第1挟持部材及び第2挟持部材としても機能させることができ、第1挟持部材及び第2挟持部材として別途に専用の部材を用いる態様と比較して、部品点数の削減を有効に図ることができる。
また、本実施形態に係る昇降天板付ワゴンは、前記静止部材を設けてなる筐体と、前記昇降部材に支持され前記筐体に対する高さ位置を調整可能な昇降天板と、前記筐体に対して前記昇降天板を昇降させ得る前記昇降装置とを具備していることを特徴とするものであり、上述した昇降装置に係る効果と同様の効果を得ることができ、実用性に優れたものとなる。
以上説明したように本発明によれば、第2係合要素を係合解除位置から係合可能位置へ移動させる操作力により、第2係合要素を係合解除位置への移動を禁止するいわばロック状態とすることができ、操作の簡便性を確保しつつ、第1係合要素と第2係合要素との係合状態が不意に解除されることを防止することができる。また、別途に専用のロック手段を設ける必要もないため、部品点数の削減及びコストの削減を有効に図ることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る昇降装置Dは、図1(同図は昇降天板付ワゴンAを一部省略して示す全体概略図である)に示すような昇降天板付ワゴンAに適用されるものである。
昇降天板付ワゴンAは、筐体Bと、筐体Bの天面部B2側に設けられ且つ筐体Bに対して昇降移動し得る昇降天板Cと、筐体Bに対して昇降天板Cを昇降させ得る昇降装置Dとを具備している。
筐体Bは、図1及び図2(図2は筐体Bの平面を一部簡略化して示す図である)に示すように、左右の側面部B1を、天面部B2、底面部及び背面部B3により連結してなり、一又は複数の抽斗BHを収容する収容空間を前方に開放させている。ない、図示しない底面部にキャスタを設け、床面上を水平移動可能に構成している。側面部B1には、前端部に内方に突出する前補強部B11を折曲加工等により一体に設けるとともに、後端部側に、平面視略凸状に折曲加工し且つ前補強部B11と略同程度内方に突出する後補強部B12を溶接等により一体的に設け、これら前補強部B11及び後補強部B12を跨ぐ位置にレールB13(サスペンションレールであってもよい)を抽斗BHの段数に対応させて設け、このレールB13により抽斗BHをスライド可能に支持している。そして、前補強部B11と後補強部B12との間に、後述する静止部材Eを筐体Bに固定するための固定部材B14を設けている。固定部材B14は、側面部B1に添接し得る添接部B14aと、添接部B14aの前縁部及び後縁部からそれぞれ平面視略凸状に折曲加工され前記各補強部B11、B12の突出寸法よりも若干小さい突出寸法を有する前縁突出部B14b及び後縁突出部B14cとを一体に備え、前縁突出部B14bと後縁突出部B14cとの間に、後述する昇降部材Fを収容し得る昇降部材収容空間B14sを形成したものであり、溶接等により側面部B1に一体的に設けている。また、筐体Bの天面部B2の両側縁部近傍には、前記昇降部材収容空間B14sに挿通し得る開口部B21を形成している。この開口部B21の内側縁部と固定部材B14との間に後述する静止部材Eの本体部H1が挿入可能なスペースが形成してある。なお、抽斗BHは、上方を開口させてなる収容体の前端部に鏡板を組み付けた周知のものである。
昇降天板Cは、筐体Bの平面視形状に略対応する平面視形状を有するものである。
昇降装置Dは、図3〜図5(図3(a)、(b)、(c)はそれぞれ昇降装置Dの正面図、背面図、側面図であり、図4(a)、(b)は昇降装置Dをそれぞれ異なる角度から見た全体斜視図であり、図5は図3(c)におけるx−x線断面図である)等に示すように、筐体Bに固定される静止部材Eと、静止部材Eに対して昇降移動し且つ昇降天板Cを支持する昇降部材Fと、静止部材Eと昇降部材Fとの間に設けられ昇降部材Fの昇降移動を規制するロック状態又は昇降部材Fの昇降移動を許容するロック解除状態を取り得る噛合機構G(係合機構)とを具備したものである。
静止部材Eは、例えば一枚の板金から形成され、前記筐体Bの側面部B1に取り付けられる静止部材本体Hと、静止部材本体Hの上端部に取り付けられ且つ筐体Bの天面部B2に形成した開口部B21に嵌め込み可能なキャップ部材Iとを備えたものである。
静止部材本体Hは、図6(同図は静止部材本体Hの全体斜視図である)等に示すように、主として、高さ方向に沿って延び正面視略矩形状をなす長尺の本体部H1と、本体部H1の巾方向略中央部に高さ方向に沿って延び且つ後述する昇降部材Fを組み付けた状態において昇降部材Fに設けた後述する連結部材Qの一部が表出し得るように正面視略矩形状に切り欠いてなる窓部H3と、窓部H3の一方の側縁部から内方に突出するように起立させた起立片の先端縁から窓部H3の他方の側縁部に向かって突出する複数の第1歯部H21を高さ方向に沿って所定間隔で設けてなる本発明の第1係合要素たる第1噛合部H2とを備えたものである。本実施形態では、第1歯部H21の突出方向を、静止部材本体Hの高さ方向に直交する仮想直線に対して若干上方に傾斜させた方向に設定し、隣接する第1歯部H21間の離間距離を略2mmに設定している。本体部H1の上端部には、内方に突出し且つキャップ部材Iを取り付けるためのキャップ部材取付用孔H11aを有する内方突出部H11を設けている。また、本体部H1の下端部近傍部位を内方に向かって平面視略L字状に切り起こしてなり、昇降部材Fを昇降移動可能に抱かかえ得る一対の抱込部H12を形成している。さらに、本体部H1の上端部に、他の部位より上方に突出してなる上方突出部H13と、後述する同期用ピニオンVのボス部V1が表出して引っ掛かり得るピニオン用丸孔H14を形成している。
キャップ部材Iは、図3〜図5等に示すように、例えば合成樹脂素材から形成され、前記静止部材本体Hの内方突出部H11の上面側を被覆し得る上面被覆部I1と、上面被覆部I1の縁部から下方に垂下し静止部材本体Hの内方突出部H11の縁部を弾性保持し得る鍔部I2とを一体に有するものである。上面被覆部I1に、キャップ部材取付用孔H11aに対応し且つ昇降部材Fが挿通可能な昇降部材用挿通孔I1aを形成するとともに、昇降部材用挿通孔I1aの縁部から下方に垂下し且つキャップ部材取付用孔H11a及び筐体Bの天面部B2に形成した開口部B21に嵌入してそれぞれの開口縁部に弾性係合し得る垂下部I11と、静止部材本体Hの上方突出部H13を嵌合状態で被覆し得る上方突出部被覆部I12とを設けている。
一方、昇降部材Fは、主として、例えば一枚の板金を平面視略コ字状に折曲加工してなり前記静止部材本体Hより大きい高さ寸法を有する昇降部材本体Jと、昇降部材本体Jの上端部に設けられ前記昇降天板Cを支持するステーKと、所定の操作力が付与される操作部Lと、昇降部材本体Jに設けられその巾方向に沿ってスライド移動し得るスライダ部材Mと、当該スライダ部材Mに設けられ前記第1噛合部H2に噛合可能な本発明の第2係合要素たる第2噛合部Nと、昇降部材本体Jに設けられ前記操作部Lに付与される操作力に連動して前記第2噛合部N及び前記スライダ部材Mに対して昇降移動し得る連動部材Pと、スライダ部材Mと連動部材Pとを連結する連結部材Qとを備えたものである。
昇降部材本体Jは、図7(同図(a)、(b)は昇降部材本体Jをそれぞれ異なる角度から見た全体斜視図である)等に示すように、静止部材Eに組み付けた状態で本体部H1に対面し得る平板部J1と、平板部J1の両側縁部から平板部J1の内方に向かって突出する一対の側板部J2と、高さ方向略中央部を側面視略L字状に切り起こし且つスライダ部材Mをスライド移動可能に保持し得るスライダ保持部J3とを備えたものである。本実施形態では、先端部を相互に近接する方向に延出させてなる一対のスライダ保持部J3を巾方向に所定間隔離間させて二組設けており、その離間距離を静止部材本体Hの第1噛合部H2に設けた各第1歯部H21の突出寸法よりも大きく設定している。
ステーKは、昇降部材本体Jの上端部に設けられ昇降天板Cの奥行き寸法に略相当する奥行き寸法を有するものである(図1参照)。
操作部Lは、図3〜図5等に示すように、主として、昇降部材本体Jに対して昇降移動可能な昇降レバーL1と、昇降レバーL1の両側縁にそれぞれ隣接し得る位置に設けられ昇降移動不能な静止レバーL2とから構成されている。この昇降レバーL1は、下端部を連動部材Pに係合させてなるロッドRの上端部に接続されている。また、これら昇降レバーL1及びロッドRは、バネSの付勢力により連動部材Pと共に下降し得る方向に常時付勢されている。バネSは、その上端部を連動部材Pに引っ掛けるとともに下端部を平板部J1の下端部近傍に引っ掛けたものである。
スライダ部材Mは、図3〜図5及び図8(図8は昇降装置Dの要部拡大断面図である)等に示すように、例えば合成樹脂素材から形成されたものであり、巾方向中央部に他の部位より薄肉に設定してなる薄肉部M1を有し、薄肉部M1を巾方向に挟み得る第1厚肉部M2及び第2厚肉部M3の上縁部及び下縁部に、前記スライダ保持部J3にスライド移動可能に保持され得る被保持部M4をそれぞれ設けている。また、スライダ部材Mの一方の側縁部(図示例では連動部材P側に位置する側縁部)にその高さ方向に沿って第1凹凸部M5を形成している。この第1凹凸部M5は、突出端部がフラット状をなす一対の第1凸部M51と、第1凸部M51の突出方向に対して所定角度で傾斜し且つ各第1凸部M51に連続する一対の第1傾斜部M52とを備えている。そして、本実施形態では、第1厚肉部M2及び第2厚肉部M3のうち、連動部材P側に位置する第1厚肉部M2に第2噛合部Nを取り付けている。
第2噛合部Nは、例えば薄板の金属素材から形成され、第1厚肉部M2に重合し得る重合部N1と、静止部材本体Hに設けた第1噛合部H2の第1歯部H21に対応する複数の第2歯部N2とを一体に有するものである。第2歯部N2は、高さ方向に沿って複数設けられ、第1歯部H21と噛合し得るように、その方向を昇降部材本体Jの高さ方向に直交する仮想直線に対して若干下方に傾斜させた方向に設定し、隣接する第2歯部N2間の離間距離を略2mmに設定している。なお、本実施形態では、第2噛合部Nの重合部N1に、巾方向に延びる第1横長孔と、高さ方向に延びる第1縦長孔とを形成し、これら第1横長孔及び第1縦長孔を、それぞれスライダ部材Mの第1厚肉部M2に設けられた巾方向に延びる横状突出部M21及び高さ方向に延びる縦状突出部M22に嵌合させることにより、第2歯部N2の突出方向が下方に傾斜する方向となるようにしている。すなわち、第1横長孔、第1縦長孔、横状突出部M21及び縦状突出部M22により、スライダ部材Mに対する第2噛合部Nの取付方向を位置決めする位置決め手段を構成している。また、第1厚肉部M2に、他の部位より外方に突出し内部にその突出方向に沿って雌ねじ部を形成した雌ねじ突出部M23を設け、スライダ部材Mに第2噛合部Nを取り付けた状態において、雌ねじ突出部M23に、重合部N1に形成した雌ねじ用第1丸孔が挿入し得るようにしている。そして、第2噛合部Nをスライダ部材Mに取り付けた状態において、第2歯部N2は、スライダ部材Mの第1厚肉部M2に重合せず、第2厚肉部M3に向かって薄肉部M1に飛び出た状態となる。なお、本実施形態では、被保持部M4をスライダ保持部J3に保持させる作業を容易に行えるように、スライダ部材Mの他方の側縁部近傍領域(図示例では第2厚肉部M3)に相互に相寄る方向に弾性変形可能な一対の弾性変形部M31を設けている。
連動部材Pは、図3〜図5及び図8等に示すように、例えば合成樹脂素材から形成され、スライダ部材Mよりも大きい高さ寸法を有するものであり、一方の側縁部(図示例ではスライダ部材M側の側縁部)にその高さ方向に沿って設けられ且つ前記第1凹凸部M5に対応する第2凹凸部P1と、前記ロッドRの下端部位を保持するロッド保持部P2と、前記バネSの上端部が引っ掛け可能なバネ引掛部P3とを備えている。第2凹凸部P1は、第1凹凸部M5と同様に、突出端部がフラット状をなす一対の第2凸部P11と、第2凸部P11の突出方向に対して所定角度で傾斜し且つ各第2凸部P11に連続する一対の第2傾斜部P12とを有している。第1傾斜部Q21と第2傾斜部P12とは、相互に平行をなすように設定してある。また、第2凹凸部P1を設けた一方の側縁部近傍領域を他の部位よりも薄肉に設定し、この薄肉の領域を、連動部材Pと後述する連結部材Qとが相互に干渉して連動部材Pの昇降移動及びスライダ部材Mのスライド移動が規制されることを回避する干渉回避部P4として機能させている。この干渉回避部P4に、外方に突出し後述する連結部材Qのガイド用溝Q21に案内されるガイド用突起部P41を一対設けている。この連動部材Qは、後述するように、昇降レバーL1に対する操作力の付与又は停止に連動して、始点から中間点を経て終点に至る昇降動作を行うものである。
連結部材Qは、図3〜図5及び図8(図8において想像線に囲まれパターンを付した部位は連結部材Qの一部を示すものである)等に示すように、例えば合成樹脂素材から形成され、スライダ部材Mと略同じ高さ寸法を有する正面視略矩形状をなすものであり、第2噛合部Nに形成した第1横長孔、第1縦長孔及び雌ねじ用第1丸孔にそれぞれ対応する第2横長孔、第2縦長孔及び雌ねじ用第2丸孔を形成している。そして、この連結部材Qは他の部位より内方に膨出させてなる内方膨出部Q2を設け、この内方膨出部Q2に、前記連動部材Pのガイド用突起部P41を案内し得るガイド用溝Q21を一対形成している。各ガイド用溝Q21は、前記第1傾斜部M52及び第2傾斜部P12の傾斜角度に対して略平行をなし且つ高さ方向に所定寸法離間させてなる第1傾斜片及び第2傾斜片と、各傾斜部(第1傾斜片及び第2傾斜片)の上端部同士を接続する上接続片と、各傾斜部(第1傾斜片及び第2傾斜片)の下端部同士を接続する下接続片とからなり、正面視視略菱形状をなすものである。本実施形態では、相対的に高さ位置が高い方を第1傾斜片とし、低い方を第2傾斜片としている。
このような構成をなす連結部材Qは、連動部材Pのガイド用突起部P41をガイド用溝Q21内に収容し、且つ第2噛合部Nを重合させたスライダ部材Mの横状突出部M21、縦状突出部M22及び雌ねじ突出部M23にそれぞれ第2横長孔、第2縦長孔及び雌ねじ用第2丸孔を嵌合し、雌ねじ用第2丸孔に挿入したねじを雌ねじ突出部M23の雌ネジ部を螺合することにより、連動部材Pとスライダ部材Mとを連結した状態でスライダ部材Mに取り付けられる。この取付状態において、第2噛合部Nはスライダ部材Mと連結部材Qとの間に挟持され、第2噛合部Nの各第2歯部N2は連結部材Qによって被覆されている。
昇降部材本体Jの上半部には、昇降部材本体Jの平板部J1と対向し得る位置に配される上半部カバー部材Tを適宜の手段で取り付けており、平板部J1と上半部カバー部材Tとの間に、高さ方向に沿って複数の係合爪を設けた同期用ラックUと、同期用ラックUに係合しながら回動し得る同期用ピニオンVとを収容している。同期用ピニオンVの中央部には他の部位より内方に膨出するボス部V1を設け、このボス部V1に後述する同期用シャフトが挿入可能な正面視四角形状をなすシャフト挿入部V2を形成している。上半部カバー部材Tの巾方向略中央部に、上端部近傍部位から下端部まで高さ方向に沿って切り欠いてなる切欠部T1を形成し、この切欠部T1を巾方向に跨ぐ位置に同期用ピニオンVを配するとともに、同期用ラックUの係合爪が切欠部T1に臨むようにしてある。なお、上半部カバー部材Tには、同期用ラックUを保持するためのラック保持用リブT3と、ロッドRを昇降移動可能に保持するロッド保持部T4と、先端部位を屈曲させてなるロッドRの屈曲部R1に添接し上半部カバー部材Tに対するロッドRの位置ずれを防止する位置ずれ防止部T5と、バネSによって下方へ付勢されるロッドRと当接し、このロッドRに取り付けられる昇降レバーL1の初期位置を規定するための当接部T6とを設けている(図5参照)。
このような昇降部材Fを、前記静止部材Eに組み付けるには、上半部カバー部材Tと静止部材本体Hの本体部H1とが添接し得るように静止部材Eに対する昇降部材Fの向きを決定した上で、昇降部材Fをキャップ部材Iの昇降部材用挿通孔I1aに上方から挿通し、静止部材本体Hの下端部に設けた一対の抱込部H12にスライド移動可能に保持させることにより行う。このようにして一体的に組み付けてなる静止部材E及び昇降部材Fを、筐体Bの天面部B2に形成した一対の開口部B21にそれぞれ挿入して筐体Bに組み込み、昇降部材Fを昇降部材収容空間B14sに収容するとともに、静止部材本体Hの本体部H1を、筐体Bの側面部B1に設けた固定部材B14の前縁突出部B14b及び後縁突出部B14cに添接させた状態でねじ等所定の取付部材を用いて取り付ける。なお、固定部材B14の前縁突出部B14b及び後縁突出部B14cの所定部位に切り起こし部を形成し、静止部材本体Hの本体部H1の所定部位をこれら切り起こし部に挿し込むように引っ掛けることにより、静止部材E及び昇降部材Fを筐体Bに取り付けるようにしても構わない。このような取付態様を採用することによって、ねじ止めする手間を省略又は軽減することが可能となる。そして、筐体Bの天面部B2の下面側において、各本体部H1のピニオン用丸孔H14から表出する同期用ピニオンVのシャフト挿入部V2に、断面視四角形状をなす棒状の同期用シャフトの端部をそれぞれ挿入する。その結果、昇降部材Fの昇降移動に伴って同期用ピニオンVが同期用シャフトを介して同期回転しながら同期用ラックUの係合爪に順次係合し、左右一対の昇降部材Fが同調して昇降移動し得る。なお、昇降部材本体Jの下端部に、例えば合成樹脂素材から形成された緩衝部材Wを設けるとともに、昇降部材本体Jの所定部位に、静止部材本体Hの一部に干渉することにより昇降部材Fのそれ以上の上昇移動又は下降移動を規制する移動規制部を設けている。本実施形態では、昇降部材本体Jの各側板部J2に高さ方向に沿って所定距離離間させて設けた一対のねじ孔に、それぞれねじ頭を側板部J2より側方に突出させた状態でねじを螺合し、このねじのねじ頭を静止部材Eの抱込部H12に干渉させることにより昇降部材Fのそれ以上の上昇移動又は下降移動を規制するようにしている(図示省略)。また、図11(同図(a)は昇降部材本体Jの要部拡大斜視図であり、同図(b)は静止部材本体Hの要部拡大斜視図であり、同図(c)は昇降部材本体Jと静止部材本体Hとの組付状態を示す要部拡大斜視図である)に示すように、昇降部材本体Jに、内方に向かって切り起こしてなる内方切起片J5を設け、この内方切起片J5を、静止部材本体Hの本体部H1に設けた外方に切り起こしてなる外方切起片H15に干渉させることにより、昇降部材Fのそれ以上の下降移動を規制するようにしても構わない。この場合、内方切起片J5又は外方切起片H15の何れか一方あるいは両方に、緩衝部材(例えば薄板状のゴム等)を設ければよい。
しかして、昇降部材Fを静止部材Eに組み付けた状態において、静止部材Eの第1噛合部H2は、昇降部材Fのスライダ部材Mの第1厚肉部M2と第2厚肉部M3との間に位置し、スライダ部材Mと連結部材Qとによりスライド移動可能に保持されており、第1歯部H21が、スライダ部材Mの薄肉部M1に臨む位置に位置付けられた第2噛合部Nの各第2歯部N2にそれぞれ噛合し得る。第1噛合部H2と第2噛合部Nとが相互に噛合している場合、昇降部材Fの昇降移動は規制され、一方、第1噛合部H2と第2噛合部Nとの噛合状態が解除された場合、昇降部材Fの昇降移動は許容される。すなわち、第1噛合部H2と第2噛合部Nとを用いて、昇降部材Fの昇降移動を規制するロック状態又は昇降部材Fの昇降移動を許容するロック解除状態を取り得る噛合機構Gを構成している。
本実施形態では、第1噛合部H2及び第2噛合部Nを相互に噛合可能な状態でスライダ部材Mと連結部材Qとの間に挟み込むことにより、第1噛合部H2と第2噛合部Nとが厚み方向に相対変位することを規制している(図8参照)。すなわち、スライダ部材M、連結部材Qが、第1噛合部H2挟持し得る本発明の「第1挟持部材」、「第2挟持部材」としても機能している。
前記第2噛合部Nは、図9に示すように、第1噛合部H2と噛合可能な噛合可能位置(本発明の「係合可能位置」に相当、同図(a−1)参照)と、第1噛合部H2との噛合状態を解除し得る噛合解除位置(本発明の「係合解除位置」に相当、同図(b―1)参照)との間でスライダ部材Mと共に移動し、前記操作部Lの昇降レバーL1を上昇させる操作力が付与された場合に噛合解除位置を取り、前記操作力が停止された場合に噛合可能位置を取るように設定してある。
次に、図9及び図10を参照して、第2噛合部Nを噛合可能位置と噛合解除位置との間で移動させる方法及び作用について説明する。なお、図9における(a―2)、(b−2)、及び図10における(c−2)は、それぞれ図9における(a―1)、(b−1)、図10における(c−1)を連結部材Qを省略して示す拡大図である。
先ず、第2噛合部Nを噛合可能位置(同図(a―1)参照)から噛合解除位置(同図(b−1)参照)へ移動させるには、前記昇降レバーL1を上方に押し上げる操作力を付与することにより行う。この操作力に連動してロッドR及び連動部材Pが前記バネSの付勢力に抗して上昇することによって、スライダ部材Mに対する連動部材Pの高さ位置が変位し、後述する第1凸部M51と第2凸部P11との当接状態が解除されるとともに、連動部材Pに設けたガイド用突起部P41を連結部材Qのガイド用溝Q21の下接続片及び第1傾斜片に沿って案内させることにより、連結部材Qが前記干渉回避部P4を利用して連動部材Pに近寄る方向に巾方向に沿って移動し、これに伴ってスライダ部材Mも連結部材Qと共に連動部材Pに近寄る方向に巾方向に沿ってスライド移動する。この際、スライダ部材Mが、第1凹凸部M5と第2凹凸部P1とが相互に係合し得る方向に沿って、その第2凹凸部P1の第2傾斜部P12を連動部材Pの第1凹凸部M5の第1傾斜部M52に摺動させることにより、スライダ部材Mひいては第2噛合部Nの移動を確実に行うことができる。その結果、スライダ部材Mに保持された第2噛合部Nが、連動部材Pに近寄る方向、換言すれば第1噛合部H2から離間する方向に移動して第1噛合部H2と噛合し得ない噛合解除位置に位置付けられる。第2噛合部Nが噛合解除位置に位置付けられた場合、連結部材Qは、第1噛合部H2を被覆し得ない位置に位置付けられており、この連結部材Qとスライダ部材Mとによる第1噛合部H2の挟込状態が解除される。また、第1凹凸部M5及び第2凹凸部P1は、相互に係合した状態をとる(同図(a―2)参照)。
ここで、図9(b―1)に示す連動部材Pの上端部を「始点」とし、図9(a―1)に示す連動部材Pの下端部を「終点」として、以下に説明を続ける。
第2噛合部Nの噛合解除位置から噛合可能位置への移動は、前記操作力の停止、つまり昇降レバーL1から手を離す(又は操作力を弱める)動作に伴って行われる。昇降レバーL1から手を離すと、前記バネSの弾性復帰力により連動部材P、ロッドR及び昇降レバーL1が元の位置(操作力付与前の位置)まで下降する。詳述すると、前記操作力の停止により連動部材Pが前記始点から図10(c―1)に示す中間点まで下降すると、第1凹凸部M5の第1傾斜部M52と第2凹凸部P1の第2傾斜部P12とを相互に摺動させることによりスライダ部材Mが連動部材Pから離間する方向に巾方向に沿って移動する。その結果、スライダ部材Mに保持された第2噛合部Nが、連動部材Pから離間する方向、換言すれば第1噛合部H2に近寄る方向に移動して第1噛合部H2と噛合可能な噛合可能位置に位置付けられる(図10(c―1)、(c−2)参照)。引き続き、連動部材Pが前記中間点から図9(a―1)に示す終点まで下降すると、スライダ部材M及び連動部材Pが相互に第2傾斜部P12又は第1傾斜部M52を乗り越えて、スライダ部材Mの第1凸部M51と連動部材Pの第2凹凸部P1とがそれぞれフラット状の突出端部同士を相互に面的に当接させた状態となり、且つ、連動部材Pの他側縁部(第2凹凸部P1を設けていない側の側縁部)が昇降部材本体Jの内面部(側板部J2の内面部)に当接することにより、第2噛合部Nの噛合可能位置から噛合解除位置への退避(後退)移動が禁止される(同図(b―2)参照)。すなわち、第1凸部M51と、第2凸部P11とを用いて、連動部材Pの中間点から終点に至る動作に基づいてこれら第1凸部M51及び第2凸部P11を相互に当接させて第2噛合部Nの噛合可能位置から噛合解除位置への退避移動を禁止する本発明の「ストッパ手段」を構成している。なお、連動部材Pの始点から終点に至る動作に伴って連結部材Qが、そのガイド用溝Q21の上接続片及び第2傾斜片に沿って連動部材Pのガイド用突起部P41を案内させることにより、スライダ部材Mの連動部材Pから離間する方向への移動、つまり第2噛合部Nの噛合解除位置から噛合可能位置への移動(前進移動)を確実に行うことができる。このように、ガイド用溝Q21とガイド用突起部P41との組み合わせ、及び、第1傾斜部M52と第2傾斜部P12との組み合わせを用いて、連動部材Pの始点と中間点との間における昇降移動を、第2噛合部Nの噛合可能位置から噛合解除位置への移動又は噛合解除位置から噛合可能位置への移動に変換する本発明の「動作変換手段」を構成している。なお、本実施形態では、連動部材Pの上昇移動を第2噛合部Nの噛合可能位置から噛合解除位置への移動に変換する場合に、ガイド用溝Q21とガイド用突起部P41との案内作用を積極的に利用するとともに、連動部材Pの下降移動を第2噛合部Nの噛合解除位置から噛合可能位置への移動に変換する場合に、第1傾斜部M52と第2傾斜部P12との摺動作用を積極的に利用している。また、連動部材Pの中間点とは、始点と終点との間における正確な意味での中間点を意味するものではなく、第1凸部M51と第2凸部P11との当接状態が解除される点、言い換えれば、第1凸部M51と第2凸部P11との当接が開始する点である。
以上に説明した昇降装置Dを備えた昇降天板付ワゴンAの使用方法について説明する。
先ず、各静止レバーL2に人差し指と小指を掛けながら中指と薬指で昇降レバーL1を押し上げる操作力を付与すると、第1噛合部H2と第2噛合との噛合状態、及び連結部材Qとスライダ部材Mとによる第1噛合部H2の挟込状態が解除され、昇降部材Fの昇降移動を許容するロック解除状態となり、前記操作力を付与し続けたまま昇降天板Cを任意の高さ位置まで上昇移動又は下降移動させる操作に伴って、昇降部材Fが静止部材Eに対してスライドしながら上昇移動又は下降移動する。そして、昇降天板Cを任意の高さ位置に位置付けた状態で昇降レバーL1に対する前記操作力を停止すると、連動部材Pの始点から中間点に至る下降動作により、第1噛合部H2と第2噛合部Nとが噛合して昇降部材Fの昇降移動が規制されるロック状態となり、昇降天板Cの高さ位置が固定され、さらに連動部材Pの中間点から終点に至る下降動作により、第1凸部M51と第2凸部P11とが相互に当接して第1噛合部Nの噛合可能位置から噛合解除位置への退避移動が規制される。
なお、一対の昇降部材Fは、各昇降装置Dに高さ位置変更不能に設けられた前記同期用ピニオンVを、そのシャフト挿入部V2に挿入した同期用シャフトにより同期回転させながらそれぞれ同期用ラックUの係合爪に係合させることにより同期して昇降し得るように設定している。
また、本実施形態では、第1噛合部H2及び第2噛合部Nにそれぞれ第1歯部H21又は第2歯部N2をそれぞれ2mm間隔で設けているため、昇降天板Cの高さ位置を2mm単位で微調整することができ、昇降天板Cを、この昇降天板付ワゴンAと組み合わせて使用される図示しない机の天板と略面一の高さ位置に設定することが可能となる。
このように、本発明の昇降装置Dは、連動部材Pの始点と中間点との間における動作を第2噛合部Nの噛合可能位置と噛合解除位置との間の進退動作に変換する動作変換手段と、連動部材Pの中間点から終点に至る動作に基づいて、第2噛合部Nの噛合可能位置から前記噛合解除位置への退避移動を禁止するストッパ手段とを具備しているため、操作力を停止するという単純な操作により、第2噛合部Nを第1噛合部H2に噛合させるのみならず、第2噛合部Nの噛合可能位置から前記噛合解除位置への退避移動を禁止して、第2噛合部Nを噛合可能位置に留めておくことができ、外部からの衝撃を受けた場合であっても、第1噛合部H2と第2噛合部Nとの噛合状態が不意に解除されるおそれがなく、昇降部材Fを静止部材Eに対して確実にロックすることができる。その結果、第1噛合部H2の第1歯部21及び第2噛合部Nの第2歯部N2のピッチを例えば数mm単位(図示例では2mm)に設定した場合であっても、第1噛合部H2と第2噛合部Nとの良好な係合状態を維持することが可能であり、数mm単位で昇降部材F、ひいては昇降天板Cの高さ位置を微調整することができる昇降装置Dを実現することができる。しかも、別途に専用のロック手段を設ける必要もないため、操作性に優れ、部品点数の削減及びコストの削減を有効に図ることができる。
また、前記第2噛合部Nを保持するスライダ部材Mの第1傾斜部M52と、前記連動部材Pに設けられ且つ第1傾斜部M52と略平行な第2傾斜部P12とを用いて動作変換手段を構成し、連動部材Pの始点から中間点に至る動作時に、第1傾斜部M52と前記第2傾斜部P12とを相互に摺動させることより第2噛合部Nを噛合解除位置から噛合可能位置に向かって動作させるようにしているため、動作変換手段の構成を簡素なものとしつつ、摺動作用によりスライダ部材Mをスライド移動させることによって第2噛合部Nを噛合解除位置から噛合可能位置にスムーズに移動させることができる。
特に、第1傾斜部M52、第2傾斜部P12をそれぞれスライダ部材M又は連動部材Pに複数設けているので、連動部材Pの昇降動作を第2噛合部Nの噛合可能位置から噛合解除位置への動作に的確且つ効率良く変換させることができる。
一方、ストッパ手段を、第1傾斜部M52に連続して設けた第1凸部M51と、前記第2傾斜部P12に連続して設けた第2凸部P11とを用いて構成し、連動部材Pの中間点から終点に至る動作時に、前記第1凸部M51と前記第2凸部P11とを相互に当接させるとともに、連動部材Pの他側縁部を昇降部材本体Jの内面部に当接させることにより前記第2噛合部Nの噛合可能位置から係合解除位置への退避移動を禁止するようにしているため、単純な構成でありながら、第2噛合部Nを係合解除位置に確実に留めておくことができる。
加えて、第1凸部M51及び第2凸部P11の各突出端部に相互に面的に当接し得る平坦部をそれぞれ形成しているため、第1凸部M51と第2凸部P11とを面的に当接させることにより安定した良好なロック状態を維持することができる。
また、動作変換手段を、第1傾斜部M52と前記第2傾斜部P12との組み合わせに加え、連結部材Qに設けたガイド用溝Q21と、連動部材Pに設けられガイド用溝Q21に案内されるガイド用突起部P41とを用いて構成し、連動部材Pの始点と中間点との間における動作時に、ガイド用突起部P41をガイド用溝Q21に案内させることにより第2噛合部Nを噛合可能位置から係合解除位置に向かって動作させるようにしているため、ガイド用突起部P41とガイド用溝Q21との案内作用により第2噛合部Nを噛合解除位置から噛合可能位置に適切に移動させることができる。
この場合、ガイド用溝Q21、ガイド用突起部P41をそれぞれ連動部材P又は連結部材Qに複数設けているので、連動部材Pの下降動作を第2噛合部Nの噛合解除位置から噛合可能位置への動作に的確且つ効率良く変換させることができる。
しかも、第2噛合部Nを保持するスライダ部材Mに第1傾斜部M52及び第1凸部M51を設けているので、第2噛合部Nの進退移動をスムーズ且つ的確に行うことができるとともに、その進退移動時に第2噛合部Nが連動部材Pと直接擦れる又は当接することがなく、第1噛合部H2と第2噛合部Nとを適切に係合させることが可能である。
本実施形態では、連動部材P及びスライダ部材Mをそれぞれ合成樹脂素材から形成しているため、連動部材P及び前記スライダ部材Mの移動時又は移動停止時に生じ得る衝撃音・摩擦音を低減することができる。
また、前記第2噛合部Nを挟持するスライダ部材M及び連結部材Qにより第1噛合部H2をスライド移動可能に保持しているため、第1噛合部H2及び第2噛合部Nが薄板状のものであってもこれらを相互に確実に係合させることができ、第1噛合部H2と第2噛合部Nとが厚み方向に相対変位(面ずれ)することによって生じ得る係合状態の悪化を防止し、より良好な係合状態を確保することが可能となる。この場合、スライダ部材M及び連結部材Qが、それぞれ第2噛合部Nを挟持する挟持部材としても機能するため、挟持部材として別途に専用の部材を用いる態様と比較して、部品点数の削減を有効に図ることができる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、「第1係合要素」として第1噛合部を、また「第2係合要素」として第2噛合部を採用した態様を例示したが、第1係合要素及び第2係合要素は相互に係合するものであればよく、第1係合要素として溝を、また第2係合要素として溝に係合可能なピン等の係合子を採用してもよい。また、前記実施形態では、複数の歯部同士が噛合(係合)する態様を示したが、単数の歯部同士が噛合する態様であっても構わない。さらに、ラチェット式の係合機構を適用した昇降装置に、本発明のストッパ手段を設けてもよい。この場合、第2係合要素の進退移動は、係合可能位置と係合解除位置との間における回転移動になる。
また、ストッパ手段として、第1突部と第2突部を相互に当接させるとともに、連動部材の他側縁部(第2凹凸部を設けていない方の側縁部)を、昇降部材又は静止部材の内面部に直接当接させる態様の他、昇降部材又は静止部材の内面部に介在部材を介して間接的に当接させる態様を採用してもよい。
連動部材は、操作力の付与又は停止に連動して始点から中間点を経て終点に至る動作を行うものであればよく、その動作は、直線動作に限らない。さらに、前記実施形態におけるロッドそのものを本発明の連動部材として機能させ、このロッドの所定部位に、第2傾斜部及び第2突部を設けてもよい。
また、前記実施形態では、連動部材Pの上昇移動を第2噛合部Nの噛合可能位置から噛合解除位置への移動に変換する場合に、ガイド用溝Q21とガイド用突起部P41との案内作用を積極的に利用するとともに、連動部材Pの下降移動を第2噛合部Nの噛合解除位置から噛合可能位置への移動に変換する場合に、第1傾斜部M52と第2傾斜部P12との摺動作用を積極的に利用した態様を示したが、ガイド溝の形状や各傾斜部の傾斜角度を適宜変更することにより、連動部材Pの上昇移動を第2噛合部Nの噛合可能位置から噛合解除位置への移動に変換する場合に、第1傾斜部M52と第2傾斜部P12との摺動作用を積極的に利用するとともに、連動部材Pの下降移動を第2噛合部Nの噛合解除位置から噛合可能位置への移動に変換する場合に、ガイド用溝Q21とガイド用突起部P41との案内作用を積極的に利用するようにしても構わない。さらに、動作変換手段を、ガイド用溝とガイド用突起部との組み合わせ又は第1傾斜部と第2傾斜部との組み合わせの何れか一方のみにより構成し、第2係合要素の係合可能位置から係合解除位置への移動、及び係合解除位置から係合可能位置への移動を前記何れか一方の組み合わせにより実現するようにしてもよい。なお、ガイド用溝及びガイド用突起部はそれぞれ単一でもよく、同様に、第1傾斜部及び第2傾斜部もそれぞれ単一でも構わない。
さらに、第2噛合部をスライダ部材に保持させる態様を採用する場合、第2噛合部をスライダ部材に対して面方向に回動不能に固定する固定手段を設けてもよい。具体的には、図12(同図(a)は一変形例に係るスライダ部材Mの全体斜視図であり、同図(b)は、図9(a―2)に対応させて示す図である)に示すように、スライダ部材Mの第1厚肉部M2に、他の部位より窪ませてなる凹陥部M24を形成し、当該凹陥部M24にこの凹陥部M24より僅かに小さい平面形状を有する第2噛合部Nの重合部N1を嵌入し、凹陥部M24を区成する段部M24aに第2噛合部Nの縁部を添接させることにより、第2噛合部Nをスライダ部材Mに対して面方向に回動不能に固定するようにしたものが挙げられる。なお、凹陥部M24には、内周に雌ねじ部を形成した一対の雌ねじ突出部M23を設け、この雌ねじ突出部M23を第2噛合部Nに形成した丸孔、及び図示しない連結部材の丸孔に挿入し、ねじを用いて螺合することにより、スライダ部材Mと連結部材とによって第2噛合部Nを挟持し得るようにしている。また、凹陥部M24及び第2噛合部Nの重合部N1を上下非対称形状とすることにより、第2歯部N2の突出方向が下方に傾斜する方向となるようにスライダ部材Mに対する第2噛合部Nの取付方向を位置決めする位置決め手段を構成している。
また、第2係合要素の一側縁部に第1傾斜部及び第1凸部を設けたものであってもよい。この場合、前記スライダ部材は不要となり、部品点数の削減を図ることができる。
また、上述した昇降装置を、静止部材を設けてなる椅子本体と、昇降部材に支持され椅子本体に対する高さ位置を調整可能な肘掛けとを備えた椅子に適用しても構わない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る昇降天板付ワゴンを一部省略して示す全体概略図。 同実施形態における筐体の平面を一部簡略化して示す図。 同実施形態に係る昇降装置を一部省略して示す全体図。 同昇降装置の全体斜視図。 図3(c)におけるx−x線断面図。 同実施形態における静止部材本体の全体斜視図。 同実施形態における昇降部材本体の全体斜視図。 同実施形態に係る昇降装置の要部拡大図。 作用説明図。 作用説明図。 同実施形態における移動規制部の一変形例を示す図。 同実施形態におけるスライダ部材の一変形例を示す図。
符号の説明
A…昇降天板付ワゴン
B…筐体
C…昇降天板
D…昇降装置
E…静止部材
F…昇降部材
H2…第1係合要素(第1噛合部)
M…スライダ部材
M51…第1凸部
M52…第1傾斜部
N…第2係合要素(第2噛合部)
P…連動部材
P11…第2凸部
P12…第2傾斜部
P41…ガイド用突起部
Q…連結部材
Q21…ガイド用溝

Claims (11)

  1. 第1係合要素と、当該第1係合要素に係合可能な係合可能位置と当該第1係合要素との係合状態を解除し得る係合解除位置との間で進退移動し得る第2係合要素とを備え、第1係合要素に対する第2係合要素の係合位置を選択的に変更することにより、静止部材に対して昇降移動可能な昇降部材の高さ位置を調整可能な昇降装置であって、
    所定の操作力の付与又は停止に連動して始点から中間点を経て終点に至る動作を行う連動部材と、
    当該連動部材の始点と中間点との間における動作を前記第2係合要素の進退動作に変換する動作変換手段と、
    前記連動部材の中間点から終点に至る動作に基づいて前記第2係合要素の係合可能位置から前記係合解除位置への退避移動を禁止するストッパ手段とを具備し
    前記動作変換手段が、前記第2係合要素の一側縁部に設けた第1傾斜部と、前記連動部材の側縁部のうち前記第2係合要素の一側縁部に対向し得る一側縁部に設けられ前記第1傾斜部に略平行な第2傾斜部とを備えてなり、前記連動部材の前記始点と中間点との間における動作時に、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部とを相互に摺動させることより前記第2係合要素を所定位置に向かって動作させるようにしていることを特徴とする昇降装置。
  2. 前記第2係合要素の一側縁部に前記第1傾斜部を高さ方向に沿って複数設けるとともに、前記連動部材の一側縁部に前記第2傾斜部を前記第1傾斜部に対応させて高さ方向に沿って複数設けている請求項1記載の昇降装置。
  3. 記ストッパ手段が、前記第1傾斜部に連続して設けられ他の部位よりも前記連動部材側に突出させてなる第1凸部と、前記第2傾斜部に連続して設けられ他の部位よりも前記第2係合要素側に突出させてなる第2凸部とを備えてなり、前記連動部材の前記中間点から終点に至る動作時に、前記第2係合要素及び前記連動部材を相互に前記第2傾斜部又は前記第1傾斜部を乗り越えて前記第1凸部と前記第2凸部とを相互に当接させるとともに、前記連動部材の他側縁部を前記静止部材又は前記昇降部材の内面部に当接させることにより前記第2係合要素の前記係合可能位置から前記係合解除位置への退避移動を禁止するものである請求項1又は2記載の昇降装置。
  4. 前記第1凸部及び前記第2凸部の各突出端部に相互に面的に当接し得る平坦部をそれぞれ形成している請求項3記載の昇降装置。
  5. 前記動作変換手段が、前記連動部材と前記第2係合要素とを連結する連結部材を用いてなり、前記連動部材又は前記連結部材の一方に設けたガイド用溝と、他方に設けられ前記ガイド用溝に案内されるガイド用突起部とを備え、前記始点と中間点との間における前記連動部材の動作時に、前記ガイド用突起部を前記ガイド用溝に案内させることにより前記第2係合要素を所定位置に向かって動作させるようにしている請求項1、2、3又は4記載の昇降装置。
  6. 前記ガイド用溝を前記連動部材又は前記連結部材の一方に複数設けるとともに、前記ガイド用突起部を前記ガイド用溝に対応させて他方に複数設けている請求項5記載の昇降装置。
  7. 前記第2係合要素が、前記昇降部材にスライド可能に設けたスライダ部材に保持された状態で前記係合可能位置と前記係合不能位置との間で進退移動し得るものであり、前記第2係合要素の一側縁部よりも前記連動部材側に位置する前記スライダ部材の一側縁部に前記第1傾斜部及び前記第1凸部を設けている請求項3又は4記載の昇降装置。
  8. 前記連動部材及び前記スライダ部材を合成樹脂素材から形成している請求項7記載の昇降装置。
  9. 前記第2係合要素を挟持する第1挟持部材及び第2挟持部材により前記第1係合要素をスライド移動可能に保持している請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の昇降装置。
  10. 前記第1挟持部材又は第2挟持部材の何れか一方が、前記昇降部材にスライド可能に設けられ且つ前記第2係合要素を保持した状態で前記係合可能位置と前記係合不能位置との間でスライド移動可し得るスライダ部材であり、他方が、前記連動部材と前記第2係合要素とを連結する連結部材である請求項9記載の昇降装置。
  11. 前記静止部材を設けてなる筐体と、前記昇降部材に支持され前記筐体に対する高さ位置を調整可能な昇降天板と、前記筐体に対して前記昇降天板を昇降させ得る前記請求項1〜10いずれか記載の昇降装置とを具備していることを特徴とする昇降天板付ワゴン
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