JP2011001781A - 移動体のガイド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイド軸の幅方向位置を微調整できるとともに、その調整量、調整方向を容易に目視確認できるようする。
【解決手段】移動体の上端部に取り付けられるケース1と、ケース上に突出して移動体を固定側ガイドレールに沿って案内されるガイド軸2と、ガイド軸をケース幅方向に移動調整する調整機構とを備えている移動体のガイド装置において、前記調整機構は、ケース1に設けられた横穴16に配置されて外部から回動操作可能な調整用部材6と、該調整用部材6の回動によりケース内を進退してガイド軸2を幅方向に移動調整する調整部材3と、ガイド軸2の移動調整と同期してケース幅方向に移動される検出部材4を有して調整部材によるガイド軸の調整量を検出部材4を介してケース外部に表示する表示手段(17,42)とを備えている。
【選択図】図8

Description

本発明は、引戸等の移動体に設けられて固定側のガイドレールに対するガイド軸の位置決め調整を行えるようにした移動体のガイド装置に関し、特にガイド軸をガイドレールと交差する幅方向に微調整するタイプに好適なガイド装置に関する。
対象のガイド装置は、移動体の上端部に取り付けられるケースと、ケース上に突出して移動体を固定側のガイドレールに沿って案内されるガイド軸と、ガイド軸をケース幅方向に移動調整する調整機構とを備え、移動体の上端部に取り付けられて、ガイド軸をガイドレールのガイド溝に突出させることにより、引戸等の移動体をスムーズに移動案内するものである。また、ガイド装置の調整機構は、移動体に対するガイド装置の取付誤差、ガイド軸とガイドレール、更にはガイド軸とガイドレールに沿って装着されて移動体を閉方向へ引き込む引込装置や摺動補助装置(例えば特開2008−144567号公報を参照)との相対的な誤差を吸収可能にするものである。
従来のガイド装置には、外方から調整ねじの操作により調整可能としたもの(特許文献1)や、外方からのレバー操作によりこれと噛合する凹凸部分(歯形)の噛み合い箇所を変えることにより調整可能としたもの(特許文献2、特に図18と図19)がある。すなわち、特許文献1の調整機構は、ケース外部から回動操作されるねじ部材(調整螺子)と、ねじ部材の回動によりケース内を進退してガイド軸を幅方向に移動する調整部材とからなる。特許文献2の調整機構は、調整部材が前側を支点として揺動可能に配置されているとともに、外方から操作するレバー片、及びケース側の凹凸部分に対応して設けられて互いに噛み合う凹凸部分とを有している。
特開2007−107301号公報 特許第311845号公報
上記ガイド装置の調整操作は、引戸等の移動体がガイドレールに配置された使用状態で行われることもある。ところが、特許文献1の調整機構では、そのような使用状態においてはガイド軸の現在位置、例えば移動体の厚さないし幅寸法内で左か右か、又は、左右中間にあるか否かについて目視確認できない。このため、この調整機構では、ガイド軸がねじ部材の回動により調整部材を介してねじ送り式に細かく微調整されるが、その調整量が不明である。しかも、引戸等の移動体では、ガイド装置が上両端側にそれぞれ取り付けられており、ガイド軸の調整として、両方のガイド装置共に行わなければならないため、例えば各ガイド軸がねじ部材の締め度合いなどによって同軸線上に一致しなくなることも起き、それに起因して作動不良になる虞もあった。
これに対して、特許文献2の調整機構では、調整部材がレバー片を利用し付勢力に抗して押圧しつつ左右に揺動操作され、またケース側凹凸部分に対し調整部材側の凹凸部分の噛み合い箇所を変えるため、調整量についてはレバー片の位置により大まかには推察可能となる。しかし、この調整機構では、調整操作が面倒であり、しかも調整量が凹凸の寸法や数に応じて決ってしまうため微調整が困難である。
なお、以上のガイド装置は、引戸等の移動体への取付時において、例えばねじの締め付けが弱いとねじが締まりきっておらず部材間で緩衝する虞、反対に過剰に締め付けるとケースが変形したり、ガイド装置がねじの締め付け程度により傾き易く作動不良の原因となる虞もある。また、このため、ガイド装置の取付構造としては、特許文献1の図7〜図9に開示されているごとく移動体に予め取り付けられるベースないしはブラケットに対し、ガイド装置を簡単かつ精度よく装着することが好ましい。但し、特許文献1の取付構造だと、ガイド装置が一旦取り付けられた後、メンテナンス等で取り外したいときに簡単には回収できない。
本発明は以上の課題を解決するものである。その目的は、ガイド軸の幅方向位置を微調整できるとともに、その調整量、調整方向を容易に目視確認できるようにした移動体のガイド装置を提供することにある。他の目的は、引戸等の移動体へ簡単かつ精度よく装着するとともに簡単に外して回収も容易に行えるようにすることにある。
上記目的を達成するため本発明は、移動体の上端部に取り付けられるケースと、前記ケース上に突出して前記移動体を固定側のガイドレールに沿って案内されるガイド軸と、前記ガイド軸をケース幅方向に移動調整する調整機構とを備えている移動体のガイド装置において、前記調整機構は、前記ケースに設けられた横穴に配置されて外部から回動操作可能な調整用部材と、前記調整用部材の回動により前記ケース内を進退して前記ガイド軸を幅方向に移動調整する調整部材と、前記ガイド軸の移動調整と同期してケース幅方向に移動される検出部材を有して前記調整部材によるガイド軸の調整量を前記検出部材を介してケース外部に表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
以上の本発明において、移動体としては、引戸や引出体などであり、要は本体側又は固定側のガイドレールに沿って往復移動されるものであればよい。ガイドレールは、特許文献1に開示されているごとく本体に後付けされるレール構成、本体の上端面に沿って一体的に設けられるガイド溝構成の何れでもよい。
以上の本発明は請求項2〜4のごとく具体化されることがより好ましい。すなわち、
(1)前記表示手段は、前記ケースの後端面に設けられて前記横穴の開口付近に配されている表示窓を有し、前記検出部材の一部に設けられた表示面を前記表示窓に配置している構成である(請求項2)。
(2)前記検出部材は、前側に設けられた嵌合部と、後側端面に設けられた前記表示面と、前後中間部分に設けられたピンとを有し、前記嵌合部が前記ガイド軸の対応軸部と嵌合され、前記ピンが前記調整部材に設けられたカム溝と嵌合している構成である(請求項3)。
(3)上側及び後側(この後側は移動体の移動方向に位置した端面のことである)が開口されて前記移動体の上端部に設けられた配置穴に埋設固定されるブラケットと、前記ブラケットの上側に設けられた係止穴と、前記ケースの上側に設けられて前記係止穴に係合する爪と、前記爪の一部からケース上面より上へ突出して前記係合を解除操作可能な操作片部とを有している構成である(請求項4)。
請求項1の発明では、調整機構が回動操作可能な調整用部材、該調整用部材の回動によりガイド軸を幅方向に移動調整する調整部材を有しているため、特許文献1と同様にガイド軸をねじ送り式に微調整できる。同時に、本発明では、調整部材によるガイド軸の調整量を検出部材を介してケース外部に表示する表示手段を有しているため、該表示手段が調整機構によるガイド軸の調整しろや調整方向を分かるようにし、従来ガイド装置に比べて的確かつ正確に調整操作でき、しかも移動体の上端の前後に設けられた各ガイド装置を共に調整する場合にも各ガイド装置の調整量を一致させることができ、それらにより調整操作に起因した動作不良の虞を確実に解消できる。
請求項2の発明では、表示手段がケースの後端面に設けられた表示窓を有し、検出部材の一部に設けられた表示面をその表示窓に配置しているため実施容易であり、しかも表示窓が調整用部材を配置している横穴の開口付近にあるため例えば調整操作しながら表示手段で現在の調整量を確認できる。
請求項3の発明では、検出部材が前側の嵌合部、後側端面の表示面、前後中間部分のピンとからなるため簡易である。また、この検出部材は、ピンとカム溝とのカム作動により調整部材の前後動に連動するとともに、調整部材により調整されるガイド軸と同期して幅方向に移動される。この場合、ガイド軸に嵌合部を介して嵌合しているためガイド軸と一体的に動き易くなる。
請求項4の発明では、ガイド装置が特許文献1と同様に移動体に予め取り付けられたブラケットに対し係止孔と爪との係合を介してワンタッチで固定でき、しかもメンテナンス等で取り外したいときには操作片部を介して直ちに係合解除して回収できる。
本発明形態に係るガイド装置の細部を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は背面図、(e)は底面図である。 上記ガイド装置と取付用ブラケットとの関係を示す斜視図である。 上記ガイド装置を取付用ブラケットに固定した状態で示す斜視図である。 図1(a)のA−A線断面図に対応して示す全体構成図である。 図1(c)のB−B線断面図に対応して示す全体構成図である。 上記ガイド装置の部品構成を示す分解斜視図である。 (a)〜(c)は上記ガイド装置の引戸上端部への取付け手順を示す模式断面図である。 (a)〜(c)は上記ガイド装置の調整状態を示す正面図及び各図の下に表示した各調整状態におれる表示窓の拡大図である。
以下、本発明を適用した形態例を図面を参照して説明する。この説明では、ガイド装置の構造、組立、移動体への取付構造、ガイド軸の調整方法の順に詳述する。なお、この形態では、移動体が特許文献1と同様に引戸を想定した例である。
(構造)形態のガイド装置7は、図1及び図4〜図6に示されるごとく、引戸9の上端側角部に取り付けられるケース1と、ケース1上に突出して引戸9を不図示の固定側のガイドレールに沿って案内されるガイド軸2と、ガイド軸2を突出方向へ付勢する圧縮コイルバネ27と、ガイド軸2をケース幅方向に移動調整する調整機構とを備えている。また、前記調整機構は、ケース1に設けられた横穴に配置されて外部から回動操作可能な調整用ねじ部材6と、ねじ部材6の回動によりケース内を進退してガイド軸2を幅方向に移動調整する調整部材3と、ガイド軸2の移動調整と同期してケース幅方向に移動される検出部材4を有して調整部材によるガイド軸の調整量を検出部材4を介してケース外部に表示する表示手段(17,42)とを備えている。また、以上のガイド装置7は、図7のごとく引戸9に対し予め装着されるブラケット5を利用して取り付けられる。なお、構成部材の材質は、ケース1、調整部材3、検出部材4が樹脂、ガイド軸2が金属と樹脂、ブラケット5は金属であるが、材質的にはこれに限定されない。
ここで、ケース1は、図4〜図6に示されるごとく概略形状が前後面10,11と、上下面12,13と、両側面14とで区画された矩形容器状をなしている。前面10は開口されている。後面11は、厚肉に形成されており、前方の空間に向かって貫通された横穴16と、横穴16に接近した箇所つまり横穴下側で前方の空間に向かって貫通された表示窓17とを有している。横穴16は、円形の開口であり、後面11にあって上下中間より少し上側に位置している。表示窓17は、小矩形の開口であり、横穴16の真下に位置している。
上面12は平坦面となっている。これに対し、下面13は、後面11側が最も低く、途中から前面13までは一段高く(上げ底)なっている。上下面12,13には長孔15が同軸線上に貫通形成されている。各長孔15はケース幅方向に長い略楕円形の孔である。上面12の後上側には、スリツト状の係止溝12aが両側面から切り欠いた状態に形成されている。下面13の後側には凸部13aが設けられている。上面12及び両側面14には爪19a付きの弾性操作片部19が設けられている。各操作片部19は、両側及び背面側がスリット状に切り欠かれているとともに、上端が上面12より上へ突出されている。各操作片部19の上下略中間には外側へ突設した爪19aが設けられている。両側面14には、ねじ配置部18と、上面縁部から下向きに突出されている凸部14aとが設けられている。ねじ配置部18は、ねじ部材6を側方から横穴16及びケース内に挿入可能にする形状の空間である。
ねじ部材6は、雄ねじ形状の軸部6aと、軸部6aの一端に設けられた頭部6bと、頭部6bの内端面に一体化されている鍔部6cとを有している。そして、以上のねじ部材6は、ケース1に対しねじ配置部18に沿ってケース中央まで移動されると、鍔部6cがねじ配置部18に設けられている係合溝18aに嵌合された状態に組み込まれる。
ガイド軸2は、図6に示されるごとく金属製のシャフト20及び樹脂製のガイド部26からなる。シャフト20は、下から上に向かって比較的長い軸部21、径大軸部22、径小軸部23からなる。軸部21には、係止溝25が下端周囲に設けられているとともに、圧縮コイルバネ27が挿通配置される。径小軸部23にはガイド部26が支持される。このガイド部26は、下側が径大部、上側が筒形部であり、例えば径小軸部23に支持された状態で上側筒形部が固定側ガイドレールに嵌合される。なお、ガイド軸2としては、例えばガイド部26に軸部を一体的に形成してシャフト20を省略してもよい。また、ガイド部26の形状は任意である。
調整部材3は、図4〜図6に示されるごとく概略形状が前後面30,31と、上下面32,33と、一部切り欠かれた両側面とで区画された小ブロックをなし、ケース1に対しケース前面10側の開口から配置されて所定寸法だけ進退移動される。上下面32,33にはカム溝34が縦に貫通形成されている。このカム溝34は、平面視で斜めに形成されていて、調整部材3がケース1内に配置されたときに、長孔15を斜めに横切る。下面33は前側を除いて一段低くした段差となっている。後面31は中央部から前側に向けて設けられたねじ孔35を有している。このねじ孔35は上記したねじ部材6の軸部6aが螺合する。下面33にはカム溝36が後面31とカム溝34との間に設けられている。このカム溝36は、カム溝34とほぼ同じ傾斜角の斜めの溝形状である。なお、ねじ孔35は、金属製ナットを対応部に装着したり、調整部材3の成形時にナットをインサートにより一体化するようにしてもよい。
検出部材4は、概略形状がアーム状をなし、前側に設けられたリング形嵌合部41と、後側端面である表示面42と、前後中間部分を一段低くした段差43と、段差43の前後中間に設けられてカム溝36をトレースする凸形ないしはピン44とを有している。表示面42は、検出部材4の後側部分が細く形成され、縦筋付きの端面となっている。
(組立)以上の各部材の組立操作例を概説する。ここでは、まず、ねじ部材6が上記した要領でケース1に組み込まれる。次に、調整部材3及び検出部材4がピン44とカム溝36とを嵌合した状態で、ケース前側の開口よりケース1内に組み入れられる。その際にはねじ部材6がドライバー等で回動操作されて、軸部6aが調整部材側のねじ孔35に螺合される。なお、ねじ部材6及び調整部材3は、例えば、図4のごとくねじ孔35に螺合された状態で、頭部6bを介して一方向へ回動されると調整部材3を同図の左側つまりケース後面側へ近づけるよう移動し、頭部6bを介して他方向へ回動されると調整部材3を同図の右側つまりケース前側へ移動する関係であればよい。
次に、ガイド軸2が組み付けられる。すなわち、ガイド軸2は、軸部21がその軸回りに圧縮コイルバネ27を配置した状態で、ケース上側の長孔15、調整部材側のカム溝34、検出部材側嵌合部41のリング孔、ケース下側の長孔15に挿通された後、長孔15の先端周囲の係止溝25にE形止め輪28が装着される。これにより、ガイド装置7として組み立てられる。この組立状態では、ガイド軸2は、コイルバネ27の付勢力により上へ最大まで突出しており、振動等により下向きの負荷を受けると、コイルバネ27を弾性縮小しながら所定寸法だけ下向きに移動する。勿論、ガイド軸2は、その負荷がなくなると再び図4の初期位置まで突出される。
(移動体への取付構造)図7と図2は以上のガイド装置7を移動体である引戸9に対し専用のブラケット5を用いて取り付ける取付構造とその取付手順を示している。
ブラケット5は、プレス成形品からなり、図3に示されているごとくガイド装置7のケース1を上から受け入れるよう正面視で略U字形状をなしている。ブラケット5には、底部および前面に貫通されているねじ用孔5a,5bと、両側上縁に切り欠かれている係止凹部5cと、両側及び底面に打ち抜かれている係止孔5d,5eと、両側の後縁に折り曲げられている片部5fとが形成されている。
以上のブラケット5及びガイド装置7は、引戸9に対し次のようにして組み付けられる。図7(a)において、引戸9の上端面の角部ないしは縁部には正面視でU字形、側面視で矩形状の配置用空間9aと、空間9aの内側下面及び奥行方向の縦面にねじ下穴9b,9cが設けられる。この場合、空間9aはブラケット5に対応し、ねじ下穴9b,9は孔5a,5bに対応して形成される。
空間9aには、図7(b)に示されるごとくブラケット5が固定用ねじ8により装着される。各ねじ8は孔5a,5bからねじ下穴3,4にねじ込まれる。その後は、ガイド装置7がブラケット5に対し上から下向きに挿入操作されることによりワンタッチで抜止め固定される。すなわち、ガイド装置7は、ブラケット5に対しケース側凸部13a,凸部14aが係止孔5e,係止凹部5cとそれぞれ係合し、係止溝12aが片部15と係合することで前方への抜けが確実に阻止され、又、各操作片部の爪19aが対応する係止孔5dにそれぞれ弾性係合することにより上方への抜けが確実に阻止される。そして、この構造では、以上のようにしてガイド装置7がブラケット5に装着されると、ガイド装置7の荷重がブラケット5の全体で受け止められるため耐久性が向上される利点もある。
また、この構造では、例えば、長期使用によりガイド装置7を外したり交換したいときに迅速に対処できる。つまり、各操作片部19は、ケース上面12より上に突出しているため、その突出部を指で摘んで互いに近づけたり引寄せれば、爪19aが係止孔5dから係合解除されるので、その状態でガイド装置7を上方へ引き上げれば、ブラケット5からワンタッチ操作にて外すことができる。
(調整方法)図8は以上のガイド装置7において、ガイド軸2をケース幅方向に位置調整する調整状態を示している。すなわち、図8(a)の状態では、表示窓17を見ると、検出部材3の表示面32(二本の縦線が刻印されている)が表示窓17の中央、つまり左右中間位置にあり、指標としてガイド軸2がケース1に対しケース幅方向の中間位置にあることを示している。この例では、ケース後面11に「▼」が付設され、それにより表示面32(つまりガイド軸2)がケース中間位置にあることを確認容易にしている。
図8(b)はその状態からドライバ等により、ねじ部材6を紙面に向って時計方向に回したときの態様を示している。この状態では、ねじ部材6のねじピッチに応じて調整部材3が前進し、それに連動して、ガイド軸2が長孔15の孔内においてカム溝34のカム作用により右側へ移動され、かつ、検出部材3が嵌合部41とガイド軸2との嵌合及びピン44とカム溝36とのカム作用によりガイド軸2と連動して同方向へ移動される。操作者は、表示窓17を見ると、表示面32が表示窓17の右側にあり、指標としてガイド軸2がケース1に対しケース幅方向の最も右側にあることを確認できる。
図8(c)は(a)の状態からねじ部材6を紙面に向って逆時計方向に回したときの態様を示している。この状態では、ねじ部材6のねじピッチに応じて調整部材3が後退し、それに連動して、ガイド軸2が長孔15の孔内においてカム溝34のカム作用により左側へ移動され、かつ、検出部材3が嵌合部41とガイド軸2との嵌合及びピン44とカム溝36とのカム作用によりガイド軸2と連動して同方向へ移動される。操作者は、表示窓17を見ると、表示面32が表示窓17の左側にあり、指標としてガイド軸2がケース1に対しケース幅方向の最も左側にあることを確認できる。なお、実際の最大調整幅は、通常、ガイド軸2の直径と長孔15の長さとの差分に応じて±1〜2mm程度であり、この範囲内でのドライバ等によってガイド軸2の幅方向を微調整でき、表示窓17を通じてその調整状態を目視確認できる。
なお、本発明は、請求項で特定される構成を実質的に備えておればよく、細部はこの形態を参考にして変更したり展開可能である。その一例は、ブラケット5を省略することである。
1…ケース(16は横孔、17は表示窓、19は操作片部、19aは爪)
2…ガイド軸(20はシャフト、26はガイド部、25は係止溝)
3…調整部材(34はカム溝、35はねじ孔、36はカム溝)
4…検出部材(41は嵌合部、42は表示面、44はピン)
5…ブラケット(5aと5bは孔、5cは係止凹部、5dと5eは係止孔)
6…ねじ部材(調整用部材、6aは軸部、6bは頭部、6cは鍔部)
7…ガイド装置
8…ねじ
9…引戸(移動体、9aは配置用空間、9aと9bは下穴)

Claims (4)

  1. 移動体の上端部に取り付けられるケースと、前記ケース上に突出して前記移動体を固定側のガイドレールに沿って案内されるガイド軸と、前記ガイド軸をケース幅方向に移動調整する調整機構とを備えている移動体のガイド装置において、
    前記調整機構は、前記ケースに設けられた横穴に配置されて外部から回動操作可能な調整用部材と、前記調整用部材の回動により前記ケース内を進退して前記ガイド軸を幅方向に移動調整する調整部材と、前記ガイド軸の移動調整と同期してケース幅方向に移動される検出部材を有して前記調整部材によるガイド軸の調整量を前記検出部材を介してケース外部に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする移動体のガイド装置。
  2. 前記表示手段は、前記ケースの後端面に設けられて前記横穴の開口付近に配された表示窓を有し、前記検出部材の一部に設けられた表示面を前記表示窓に配置していることを特徴とする請求項1に記載の移動体のガイド装置。
  3. 前記検出部材は、前側に設けられた嵌合部と、後側端面に設けられた前記表示面と、前後中間部分に設けられたピンとを有し、前記嵌合部が前記ガイド軸の対応軸部と嵌合され、前記ピンが前記調整部材に設けられたカム溝と嵌合していることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体のガイド装置。
  4. 上側及び後側が開口されて前記移動体の上端部に設けられた配置穴に埋設固定されるブラケットと、前記ブラケットの上側に設けられた係止穴と、前記ケースの上側に設けられて前記係止穴に係合する爪と、前記爪の一部からケース上面より上へ突出して前記係合を解除操作可能な操作片部とを有していることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の移動体のガイド装置。
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