JP5292975B2 - 排気ガス浄化触媒装置 - Google Patents
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Description
アルコールを吸着する第1吸着材と該アルコールをアルデヒドに転化する第1触媒材とを有する第1触媒コンバータと、該アルデヒドを吸着する第2吸着材と該アルデヒドを酸化浄化する第2触媒材とを有する第2触媒コンバータとを備え、
上記エンジンの排気ガス通路において、上記第2触媒コンバータが上記第1触媒コンバータよりも下流側に設けられ、
上記アルコールを吸着する第1吸着材と上記アルコールをアルデヒドに転化する第1触媒材とが、同じ担体上で前者が下層になり後者が上層になるように層状に配置されているとともに、上記アルデヒドを吸着する第2吸着材と上記アルデヒドを酸化浄化する第2触媒材とが、同じ担体上で前者が下層になり後者が上層になるように層状に配置されているか、又は、
上記アルコールを吸着する第1吸着材が、上記アルコールをアルデヒドに転化する第1触媒材より排気ガス流れ方向の上流側に配置されているとともに、上記アルデヒドを吸着する第2吸着材が、上記アルデヒドを酸化浄化する第2触媒材より排気ガス流れ方向の上流側に配置されており、
上記アルコールを吸着する第1吸着材と、上記アルデヒドを吸着する第2吸着材とは、共にゼオライトによって構成され、上記第1吸着材を構成するゼオライトの方が上記第2吸着材を構成するゼオライトよりもケイバン比が大きく、
上記エンジンから未燃状態で排出されるアルコールが上記第1吸着材に吸着され、該第1吸着材から温度の上昇に伴って脱離するアルコールが上記第1触媒材によってアルデヒドに転化されて上記第2吸着材に吸着され、該第2吸着材から温度の上昇に伴って脱離するアルデヒドが上記第2触媒材によって酸化浄化されることを特徴とする。
上記アルコールをアルデヒドに転化する第1触媒材は、Cu、Co及びNiから選ばれる少なくとも1種の金属を含有するアルミネートを含むことを特徴とする。
アルコールを吸着する第1吸着材としては、ケイバン比が150以上であるβ型ゼオライトを採用することが好ましいが、ZSM5やUSYなど他のゼオライトを採用することもできる。アルデヒドを吸着する第2吸着材としては、ケイバン比が40以上150未満であるβ型ゼオライトを採用することが好ましいが、ZSM5やUSYなど他のゼオライトを採用することもできる。
アルコールをアルデヒドに転化する第1触媒材としては、種々の酸化触媒を採用することができるが、Cu、Co及びNiから選ばれる少なくとも1種の金属を含有するアルミネートを採用することが、比較的低い温度から高いアルデヒド転化率が得られ、好ましい。それら金属の含有割合は2質量%以上8質量%以下とすることが好ましい。ハニカム担体5に対する第1触媒の担持量は、例えば50g/L以上150g/L以下とすればよい。上記アルミネートは、Cu、Co及びNiから選ばれる少なくとも1種の金属の溶液(例えば硝酸溶液)をアルミナ粉末に含浸させ、800℃程度の高温で焼成することによって得ることができる。
アルデヒドを酸化浄化する第2触媒材としては、種々の酸化触媒を採用することができるが、排気ガス中に含まれるCO及びNOxを同時に浄化するべく、三元触媒を採用することが好ましい。三元触媒としては、触媒金属としてPdとRhとを組み合わせ、また、触媒金属のサポート材としてはアルミナとCe系の酸素吸蔵材とを組み合わせて採用することが好ましい。酸素吸蔵材としては、CeとZrとNdとを含有する複合酸化物を採用することが好ましい。例えば、三元触媒は、下層がPd担持アルミナ含有層であり、上層がRh担持ZrCeNd複合酸化物含有層である二層構造とし、各成分の担持量としては、Pd担持量=4.5g/L、Rh担持量=0.9g/L、アルミナ(γ−アルミナ)担持量=50g/L、ZrCeNd複合酸化物担持量=75g/Lとすればよい。ZrCeNd複合酸化物の組成は、例えばZrO2:CeO2:Nd2O3=80:10:10(質量比)とすればよい。
従って、上記排気ガス浄化触媒装置によれば、エンジン1から排気ガス通路2に排出される排気ガスに含まれるアルコールは、第1触媒コンバータ3及び第2触媒コンバータ4の触媒層7,10が活性化していないときは(例えば、温度が150℃以下であるとき)、第1触媒コンバータ3のアルコール吸着層6に含まれる第1吸着材に吸着される。第1触媒コンバータ3を通り抜けるアルコールは第2触媒コンバータ4のアルデヒド吸着層9に含まれる第2吸着材に吸着される。また、エンジン1から排出されるアルデヒドも上記第1吸着材及び第2吸着材によって吸着される。よって、上記触媒層7,10が活性するまでにアルコールやアルデヒドが未浄化のまま大気中に排出されることが抑制される。
2 排気ガス通路
3 第1触媒コンバータ
4 第2触媒コンバータ
5 ハニカム担体
6 アルコール吸着層
7 アルデヒド生成触媒層
8 ハニカム担体
9 アルデヒド吸着層
10 三元触媒層
Claims (2)
- アルコールを含む燃料によって稼働されるエンジンの排気ガス浄化触媒装置であって、
アルコールを吸着する第1吸着材と該アルコールをアルデヒドに転化する第1触媒材とを有する第1触媒コンバータと、該アルデヒドを吸着する第2吸着材と該アルデヒドを酸化浄化する第2触媒材とを有する第2触媒コンバータとを備え、
上記エンジンの排気ガス通路において、上記第2触媒コンバータが上記第1触媒コンバータよりも下流側に設けられ、
上記アルコールを吸着する第1吸着材と上記アルコールをアルデヒドに転化する第1触媒材とが、同じ担体上で前者が下層になり後者が上層になるように層状に配置されているとともに、上記アルデヒドを吸着する第2吸着材と上記アルデヒドを酸化浄化する第2触媒材とが、同じ担体上で前者が下層になり後者が上層になるように層状に配置されているか、又は、
上記アルコールを吸着する第1吸着材が、上記アルコールをアルデヒドに転化する第1触媒材より排気ガス流れ方向の上流側に配置されているとともに、上記アルデヒドを吸着する第2吸着材が、上記アルデヒドを酸化浄化する第2触媒材より排気ガス流れ方向の上流側に配置されており、
上記アルコールを吸着する第1吸着材と、上記アルデヒドを吸着する第2吸着材とは、共にゼオライトによって構成され、上記第1吸着材を構成するゼオライトの方が上記第2吸着材を構成するゼオライトよりもケイバン比が大きく、
上記エンジンから未燃状態で排出されるアルコールが上記第1吸着材に吸着され、該第1吸着材から温度の上昇に伴って脱離するアルコールが上記第1触媒材によってアルデヒドに転化されて上記第2吸着材に吸着され、該第2吸着材から温度の上昇に伴って脱離するアルデヒドが上記第2触媒材によって酸化浄化されることを特徴とする排気ガス浄化触媒装置。 - 請求項1において、
上記アルコールをアルデヒドに転化する第1触媒材は、Cu、Co及びNiから選ばれる少なくとも1種の金属を含有するアルミネートを含むことを特徴とする排気ガス浄化触媒装置。
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