JP5292909B2 - プログラマブルコントローラのネットワーク経路情報設定装置、方法及びそのプログラム - Google Patents

プログラマブルコントローラのネットワーク経路情報設定装置、方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、プログラマブルコントローラのプログラミング装置において、ネットワーク構成されたプログラマブルコントローラに容易にアクセスが可能なネットワーク経路情報設定装置、方法及びそのプログラムに関する。
従来、複数の異なるバス上のプログラマブルコントローラがネットワークで接続されているシステムにおいて、ユーザがプログラミング装置によりネットワーク経由でプログラマブルコントローラにアクセスしようとする場合がある。
このような場合、容易かつ効率的に所望のプログラマブルコントローラにアクセスしたり、モニタすることが可能になるプログラマブルコントローラの通信局設定装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
この特許文献1には、通信局設定装置は個々のプログラマブルコントローラから得た情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶した情報からネットワークシステムの接続状態を表示する表意手段と、あるプログラマブルコントローラから他のプログラマブルコントローラへの経路を出力する探索手段とを備えているとの記載がみられる。
特許文献1を精査すると、上記の個々のプログラマブルコントローラから得る情報とはネットワークの階層上の位置を示す各プログラマブルコントローラの識別子であることが判明するが、あるプログラマブルコントローラから他のプログラマブルコントローラへの経路を、どのように探索して出力するのかについては定かには記載されていない。
一般的には、通信局設定装置(通常、プログラマブルコントローラ用のプログラミング装置としてパーソナルコンピュータが用いられる)のユーザが、ネットワーク経由でプログラマブルコントローラにアクセスしようとする場合は、ユーザは通常個々のプログラマブルコントローラがネットワーク化されたネットワークシステムの接続状態を自分の頭の中に記憶している。
そして、ユーザは、そのネットワークシステムにおいて、自身のプログラミング装置を接続したプログラマブルコントローラからアクセスを所望する他のプログラマブルコントローラへの経路を手動入力する。
図9(a) は一般的なネットワークシステムを模式的に示す図であり、同図(b) は同図(a) のネットワークシステムにおいて、基点のプログラマブルコントローラから終点のプログラマブルコントローラまでの経路を示す図である。
なお、ここでいう基点とはアクセスの出発点となるプログラマブルコントローラを指し、通常はプログラミング装置を接続されたプログラマブルコントローラである。また、終点とは基点のプログラマブルコントローラからアクセスする対象となるプログラマブルコントローラのことである。
図9に示すネットワークシステムの例では、2つのネットワーク1及び2が存在し、ネットワーク1には、プログラマブルコントローラ3及び4が接続されている。そして、ネットワーク2には、プログラマブルコントローラ4及び5が接続されている。
つまり、プログラマブルコントローラ4は、2つのネットワーク1及び2に二重に接続されている。また、プログラマブルコントローラ3にはプログラミング装置6が接続されている。したがって、ここでは、プログラマブルコントローラ3が基点のプログラマブルコントローラである。
尚、ネットワーク1、及び2は、それぞれのネットワークのアドレス情報であり、プログラマブルコントローラ3、4及び5は、それぞれのプログラマブルコントローラのアドレス情報である。
いま、ユーザがプログラミング装置6によって、プログラマブルコントローラ5にアクセスしようとしているものとすると、先ず、ユーザは、同図(a) のネットワークシステムを基にして、プログラミング装置6に、同図(b) に示す経路情報(1)を入力する。
なお、同図(a) のネットワークシステムから同図(b) の経路情報を作成する作業は、ユーザが記憶している同図(a) に示すネットワークシステムをユーザが頭の中で反芻しながら行ってもよいし、同図(a) のネットワークシステムを紙等に書き付けて、紙上のネットワークシステムを目視で確認しながら行っても良い。
いずれにしても、経路情報(1)は、基点のプログラマブルコントローラ3に接続している最初のネットワーク1と、このネットワーク1に接続している基点以外の最初のプログラマブルコントローラ4とで形成される。
続いて、ユーぜは、同図(b) に示す経路情報(2)を入力する。経路情報(2)は、経路情報(1)のプログラマブルコントローラ4に接続している次のネットワーク2と、このネットワーク2に接続しているプログラマブルコントローラ4以外のプログラマブルコントローラであるプログラマブルコントローラ5とで形成される。
このように手入力によりプログラミング装置で作成された経路情報(1)及び(2)からなる全経路情報7は、プログラマブルコントローラ用のシーケンス制御パラメータとして、ユーザにより、プログラミング装置6から、このプログラミング装置6に接続しているプログラマブルコントローラ3のメモリに格納される。
全経路情報7をメモリに格納されたプログラマブルコントローラ3は、そのメモリ上の全経路情報7と、通信コマンドに基づき、基点となった自機プログラマブルコントローラ3と終点として指定されているプログラマブルコントローラ5との間に通信回線を形成して、プログラミング装置6と終点のプログラマブルコントローラ5との間の通信を中継する。
これにより、ユーザは、複数の異なるバス上のプログラマブルコントローラがネットワークで接続されているシステムにおいて、プログラミング装置によりネットワーク経由で所望のプログラマブルコントローラにアクセスすることができる。
このように従来は、上記の図9(a) のように複数の異なるバス上のプログラマブルコントローラがネットワークで接続されているときに、ユーザが目的のプログラマブルコントローラにネットワーク経由でアクセスする場合、図9(b) のように、プログラミング装置6と接続されたプログラマブルコントローラ3を基点とし、ネットワーク1及び2経由で、最終的に接続する目的のプログラマブルコントローラ5までの全経路情報7を作成し、その全経路情報7を基点となるプログラマブルコントローラ3に設定して、終点のプログラマブルコントローラに接続するようにしていた。
特開2001−154713号公報
ところで、全経路情報はプログラミング装置のメモリに保存するため、ユーザが異なるプログラミング装置を使用する場合、そのプログラミング装置で再度、全経路情報を作成する必要が生じる。
また、ユーザがプログラミング装置をネットワーク上の別のプログラマブルコントローラに接続した場合や、最終的に接続するプログラマブルコントローラを変更したときは、基点となるプログラマブルコントローラあるいは終点となるプログラマブルコントローラが変わるため、全経路情報を作り直す必要が生じる。
これでは、複数の異なるバス上のプログラマブルコントローラがネットワークで接続されているシステムにおいて、ユーザが所望のプログラマブルコントローラに対しプログラミング装置により作業を行う場合、作業の進捗が阻害されるという問題があった。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、ネットワーク構成されたプログラマブルコントローラに容易にアクセスが可能なネットワーク経路情報設定装置、方法及びそのプログラムを提供することである。
先ず、第1の発明のネットワーク経路情報設定装置は、複数のプログラマブルコントローラが1つ以上のネットワークで接続されているネットワークシステムにおける或るプログラマブルコントローラから他のプログラマブルコントローラにアクセスする場合のネットワーク経路情報設定装置において、上記プログラマブルコントローラの1台ごとの個別ネットワーク接続情報が集合して成る全体ネットワーク構成情報と基点局指定情報とからなるネットワーク構成情報ファイルを検索し、上記1つ以上のネットワークの一方の最端部のプログラマブルコントローラを基点とし、他方の最端部のプログラマブルコントローラを終点として、全てのプログラマブルコントローラを順次抽出する第1のコントローラ抽出手段と、該第1のコントローラ抽出手段により抽出された上記プログラマブルコントローラごとに対応付けて、これらのプログラマブルコントローラに接続する全てのネットワークを順次抽出するネット抽出手段と、該ネット抽出手段により抽出された上記ネットワークごとに、該ネットワークに対応付けられている以外の上記プログラマブルコントローラであり且つ当該ネットワークに接続されている全ての上記プログラマブルコントローラを抽出する第2のコントローラ抽出手段と、を有して隣接局情報を生成する隣接局情報生成手段であって、上記第1のコントローラ抽出手段により順次抽出された全ての上記プログラマブルコントローラを第1列目の情報とし、上記ネット抽出手段により抽出され上記第1列目の情報を形成する上記プログラマブルコントローラに接続する全ての上記ネットワークを第2列目の情報とし、上記第2のコントローラ抽出手段により抽出され上記第2列目の情報を形成する上記ネットワークに接続されている上記プログラマブルコントローラを第3列目の情報として、全ての上記プログラマブルコントローラの隣接局情報を生成する隣接局情報生成手段と、全ての上記プログラマブルコントローラの中から所望の基点局と終点局を指定する基点終点指定手段と、該基点終点指定手段により指定された基点局と終点局を接続する接続経路を上記隣接局情報から生成した経路テーブルに基づいて決定する接続経路決定手段と、を備えて構成される。
次に、第2の発明のネットワーク経路情報設定方法は、複数のプログラマブルコントローラが1つ以上のネットワークで接続されているネットワークシステムにおける或るプログラマブルコントローラから他のプログラマブルコントローラにアクセスする場合のネットワーク経路情報設定方法において、上記プログラマブルコントローラの1台ごとの個別ネットワーク接続情報が集合して成る全体ネットワーク構成情報と基点局指定情報とからなるネットワーク構成情報ファイルを検索し、上記1つ以上のネットワークの一方の最端部のプログラマブルコントローラを基点とし、他方の最端部のプログラマブルコントローラを終点として、全てのプログラマブルコントローラを順次抽出する第1のコントローラ抽出工程と、該第1のコントローラ抽出工程により抽出された上記プログラマブルコントローラごとに対応付けて、これらのプログラマブルコントローラに接続する全てのネットワークを順次抽出するネット抽出工程と、該ネット抽出工程により抽出された上記ネットワークごとに、該ネットワークに対応付けられている以外の上記プログラマブルコントローラであり且つ当該ネットワークに接続されている全ての上記プログラマブルコントローラを抽出する第2のコントローラ抽出工程と、を有して隣接局情報を生成する隣接局情報生成工程であって、上記第1のコントローラ抽出工程により順次抽出された全ての上記プログラマブルコントローラを第1列目の情報とし、上記ネット抽出工程により抽出され上記第1列目の情報を形成する上記プログラマブルコントローラに接続する全ての上記ネットワークを第2列目の情報とし、上記第2のコントローラ抽出工程により抽出され上記第2列目の情報を形成する上記ネットワークに接続されている上記プログラマブルコントローラを第3列目の情報として、全ての上記プログラマブルコントローラの隣接局情報を生成する隣接局情報生成工程と、全ての上記プログラマブルコントローラの中から所望の基点局と終点局を指定する基点終点指定工程と、該基点終点指定工程により指定された基点局と終点局を接続する接続経路を上記隣接局情報から生成した経路テーブルに基づいて決定する接続経路決定工程と、を含んで構成される。
更に、第3の発明のネットワーク経路情報設定プログラムは、コンピュータにより読み取り可能であり、複数のプログラマブルコントローラが1つ以上のネットワークで接続されているネットワークシステムにおける或るプログラマブルコントローラから他のプログラマブルコントローラにアクセスする場合のネットワーク経路情報設定プログラムにおいて、上記プログラマブルコントローラの1台ごとの個別ネットワーク接続情報が集合して成る全体ネットワーク構成情報と基点局指定情報とからなるネットワーク構成情報ファイルを検索し、上記1つ以上のネットワークの一方の最端部のプログラマブルコントローラを基点とし、他方の最端部のプログラマブルコントローラを終点として、全てのプログラマブルコントローラを順次抽出する第1のコントローラ抽出処理と、該第1のコントローラ抽出処理により抽出された上記プログラマブルコントローラごとに対応付けて、これらのプログラマブルコントローラに接続する全てのネットワークを順次抽出するネット抽出処理と、該ネット抽出処理により抽出された上記ネットワークごとに、該ネットワークに対応付けられている以外の上記プログラマブルコントローラであり且つ当該ネットワークに接続されている全ての上記プログラマブルコントローラを抽出する第2のコントローラ抽出処理と、を有して隣接局情報を生成する隣接局情報生成処理であって、上記プログラマブルコントローラの1台ごとのネットワーク接続情報が集合して成るネットワーク全接続情報と基点局指定情報とからなるネットワーク構成情報ファイルから、上記第1のコントローラ抽出処理により順次抽出された全ての上記プログラマブルコントローラを第1列目の情報とし、上記ネット抽出処理により抽出され上記第1列目の情報を形成する上記プログラマブルコントローラに接続する全ての上記ネットワークを第2列目の情報とし、上記第2のコントローラ抽出処理により抽出された上記第2列目の情報を形成する上記ネットワークに接続されている上記プログラマブルコントローラを第3列目の情報として、全ての上記プログラマブルコントローラの隣接局情報を生成する隣接局情報生成処理と、全ての上記プログラマブルコントローラの中から所望の基点局と終点局を指定する基点終点指定処理と、該基点終点指定処理により指定された基点局と終点局を接続する接続経路を上記隣接局情報から生成した経路テーブルに基づいて決定する接続経路決定処理と、を上記コンピュータに実行させるように構成される。
本発明によれば、ネットワーク構成されたプログラマブルコントローラに容易にアクセスが可能なネットワーク経路情報設定装置、方法及びそのプログラムを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例としてのプログラミング装置のシステム構成図である。図1には、プログラミング装置10と、信号線11によりプログラミング装置10と接続されたプログラマブルコントローラ(以下、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)という)12を示している。PLC12は、他の信号線13を介して図外のネットワークに接続されている。
プログラミング装置10の主たる内部構成は、図1に示すように、中央演算処理装置(CPU)14、内部メモリ15、外部記憶装置16、マウスやキーボード等からなる入力装置17、表示器18、入出力インターフェイス(I/O)19が共通バス21に接続されている。
内部メモリ15には制御プログラムが格納され、外部記憶装置16には各種のデータが記憶されている。入力装置17は、オペレータによって外部から操作されるマウスやキーボード等からの入力イベントをCPU14に通知する。
表示器18は、例えば液晶デスプレイからなり、入力イベントに応じて、各種のデータや画像を表示する。I/O19は、信号線11を介してPLC12と接続されている。
CPU14は、入力装置17に入力される入力イベントと、内部メモリ15から読み出した制御プログラムとに従って、外部記憶装置16から各種のデータを読み出しながら、或いは外部記憶装置16に各種のデータを書き込みながら、各部の動作を制御する。
また、CPU14は、内部で生成されたPLC12や他のPLCのためのプログラム、パラメータ、PLC12に対する動作指示等を、I/O19を介してPLC12に送出する。
PLC12は、図示しないCPUと内部メモリ22を備えている。内部メモリ22はROM(read only memory)やRAM(Random Access Memory)等からなり、ROMにはPLC12が動作するためのプログラムが格納され、RAMにはプログラミング装置10から受信したプログラムやパラメータが格納される。
PLC12は、プログラミング装置10からの動作指示に従って、内部メモリ22のROMから読み出したプログラムと、同じくRAMから読み出したパラメータに応じた処理を実行する。また、プログラミング装置10から送出されたデータや指示を、プログラミング装置10から指定された他のPLCに、信号線13を介して転送する。
<ネットワーク構成情報ファイルの自動生成>
図2(a) は、上記のプログラミング装置10の表示器18に表示されるネットワーク構成の1例を示す図であり、図2(b) は、図1(a) のネットワーク構成からCPU14により自動的に作成されるネットワーク構成情報ファイルのデータ構成を示す図である。
図2(a) に示すネットワーク構成は、プログラミング装置10を操作するオペレータが入力装置17のマウスやキーボード等からの手入力により、表示器18の表示画面40のネットワーク構成入力画面において、実際のネットワーク構成に即してネットワークとPLCを画面上に描画して配置したものである。
図2(a) に示す表示器18の表示画面40に描画されたネットワーク構成には、合計5台のPLC41〜45が配置され、これらのPLC41〜45と接続する複数(同図では2つ)のネットワーク46及び47が配置されている。これらのPLC41〜45やネットワーク46及び47に付与されている番号41〜45や46及び47は、オペレータによって入力されたものである。
その入力方法は、例えばオペレータがPLC41をマウスで指示してダブルクリックすると、その近傍に名称と番号の入力枠が表示される。オペレータは名称の入力枠に「PLC」と入力し、番号の入力枠には「41」と入力する。
同様のことを他のPLCとネットワークにも行って、表示画面40に描画されたネットワーク構成の各構成部に名称と番号が表示される。この入力に応じて、図2(b) に示すネットワーク構成情報ファイル48が自動的に生成される。
なお、図2(a) に示すPLC42と45において、括弧内に示される「基点」と「終点」は、ここでは関係が無いので括弧で括って示したものであり、後述する図5及び図6に示す処理で説明上必要となるPLC41〜45の中の基点局と終点局の位置を示す用語である。
図2(b) に示すネットワーク構成情報ファイル48は、CPU14が、オペレータの入力に基づいて、ネットワークの一方の最端部のPLC41から他方の最端部のPLC45まで、PLCのID(ここでは41〜44又は45の番号)と、そのPLCと接続するネットワークのID(ここでは46又は47の番号)から成る1組の情報を、個々のPLCに対応する個別ネットワーク接続情報23(23−1、23−2、23−3、23−4、23−5)とする。
そして、この個別ネットワーク接続情報23を順に(図では縦に順に)並べたものを、全体ネットワーク構成情報24とし、この全体ネットワーク構成情報24に基点局のIDを記述する基点局情報25を付加して構成したものを、ネットワーク構成情報ファイル48とする。
このネットワーク構成情報ファイル48は、詳しくは後述するが、基点局情報25に記述されたIDを有するPLCに転送されて、内部メモリ(図1のプログラマブルコントローラ12の内部メモリ22を参照)に格納される。
なお、図1に示したプログラマブルコントローラ12は、図2(a) に示すネットワーク構成におけるPLC41〜45の中で、プログラミング装置10と接続されるPLCを示している。
<隣接局情報ファイルの自動生成>
続いて、上記のネットワーク構成情報ファイル48から、ネットワーク経路情報設定の過程で必要となる隣接局情報ファイルを自動的に作成する処理について説明する。
図3は、ネットワーク構成情報ファイル48から隣接局情報ファイルを作成する処理を説明するフローチャートである。なお、この処理は、プログラミング装置10のCPU14によって行われる処理である。
また、この処理において、処理の元となる処理対象(PLC又はネットワーク)に「対象」の頭文字を付与し、この処理の元となるPLC又はネットワークに対応するものとして検索又は検出されるネットワーク又はPLCに「検査」の頭文字を付与して図示及び説明をする。
図4は、上記の隣接局情報ファイル作成処理で作成された隣接局情報ファイル26のデータ構成を示す図である。図2(b) のネットワーク構成情報ファイル48及び図4の隣接局情報ファイル26を参照しながら、図3の処理について順次説明する。
図3において、隣接局情報ファイル作成処理が開始されると、先ず、ネットワーク構成情報ファイル48の先頭のPLC(図2(b) ではPLC41)を、対象PLCとして設定する(ステップS1)。
続いて、いま設定した対象PLC(PLC41)を、図4に示す隣接局情報ファイル26のPLC列27に格納する(ステップS2)。
この処理では、最初の処理周期であるので、図4に示すように、隣接局情報ファイル26のPLC列27の最初のレコード行28−1に「PLC41」のID(図4ではプログラマブルコントローラのIDとして名称と共通の「PLC41」で示す)が格納される。
続いて、対象ネットワークとして、対象PLC(PLC41)の構成情報内の先頭のネットワークを設定する(ステップS3)。
この処理では、図2(b) に示すネットワーク構成情報ファイル48のPLC41の個別ネットワーク接続情報23−1の先頭のネットワーク46(ここではPLC41に対応するネットワークは、ネットワーク46の1つしかない)が設定される。
そして、いま設定した対象ネットワーク(ネットワーク46)を、図4に示す隣接局情報ファイル26のネットワーク列29に格納する(ステップS4)。
この処理では、最初の処理周期であるので、図4に示すように、隣接局情報ファイル26のネットワーク列29の最初のレコード行28−1に「ネットワーク46」のID(図4ではネットワークのIDとして名称と共通の「ネットワーク46」で示す)が格納される。
続いて、検査PLCとして、ネットワーク構成情報ファイル48の先頭のPLC(PLC41)を設定する(ステップS5)。そして、今設定した検査PLCが対象PLCと同じか否かを判別する(ステップS6)。
この処理では、隣接局情報ファイル26の、いま処理中の最初のレコード行28−1のPLC列27に格納されている対象PLCは「PLC41」であり、いまネットワーク構成情報ファイル48から読み出した検査PLCも「PLC41」であるので、判別はYesとなり、この場合は、次の検査PLCがあるか否かを判別する(ステップS10)。
そして、ネットワーク構成情報ファイル48には、次の検査PLCとしてPLC42が存在するので、判別はYesとなり、この場合は、次の存在として確認したPLC42を検査PLCに設定して(ステップS15)、再びステップS6の処理を行う。
ここで、ステップS6の判別では、PLC41とPLC42を比較するので判別はNoである。そして、この場合は、いま対象PLC(PLC41)と比較した検査PLC(PLC42)の構成情報内の先頭ネットワークを検査ネットワークに設定する(ステップS7)。
この処理では、検査PLC(ここではPLC42)の図2(b) に示す個別ネットワーク接続情報23−2の先頭のネットワーク46(ここではPLC42に対応するネットワークは、ネットワーク46の1つしかない)が検査ネットワークに設定される。
続いて、いま設定した検査ネットワークが対象ネットワークと同一か否かが判別される(ステップS8)。この処理では、現在、最初のレコード行28−1の処理が行われており、レコード行28−1のネットワーク列29には対象ネットワークとしてネットワーク46が格納されている。したがって、ステップS8の判別はYesとなり、この場合は、隣接局情報ファイル26のレコード行28−1の隣接PLC列31に、検査PLC(PLC42)が、対象PLC(PLC41)の隣接局として格納される。
上記に続いて、再びステップS10で次の検査PLCがあるか否かを判別し、次の検査PLCとしてPLC43が存在するので、判別はYesとなり、先のPLC42の場合と同様に、ステップS15、S6、S7、S8、S16と処理を進めて、PLC43が隣接局として、隣接局情報ファイル26のレコード行28−1の隣接PLC列31に格納される。
続いて、CPU14は、再び、ステップS10で次の検査PLCがあるか否かを判別する。そして、PLC44が存在するので、判別はYesとなり、先のPLC42、PLC43の場合と同様に、ステップS15、S6と進み、ステップS7で、図2(b) に示すネットワーク構成情報ファイル48のPLC44の個別ネットワーク接続情報23−4から検査ネットワークとしてネットワーク47が読み出される。
次にステップS8では、対象ネットワーク(ネットワーク46)と検査ネットワーク(ネットワーク47)とが異なるので判別はNoであり、この場合は次の検査ネットワークがあるか否かが判別される(ステップS9)。
図2(b) に示すネットワーク構成情報ファイル48のPLC44の個別ネットワーク接続情報23−4には、ネットワークは1つのみであり、ネットワーク47の次のネットワークは無いので、判別はNoとなり、再びステップS10の判別が行われる。
そして、図2(b) に示すネットワーク構成情報ファイル48から次のPLC45が読み出され、ステップS15、S6、S7、S8、S9と進み、ステップS9の判別でNo、ステップS10の判別がNo、ステップS11の判別がNo、そして、次の対象PLCがあるか否かが判別される(ステップS12)。
ここまでで、処理した対象PLCはPLC41だけであるので、対象PLCは未だPLC42〜PLC45まで残っている(S12の判別がYes)。したがって、この場合はネットワーク構成情報ファイル48に格納されている次のPLCが対象PLCに設定される(ステップS13)。
この処理では、先の対象PLC41の次の対象PLCとなるPLCはPLC42であるので、ステップS13ではPLC42が対象PLCに設定される。この対象PLC(PLC42)は、次のステップS2の処理で、隣接局情報ファイル26の次のレコード行28−2のPLC列27に格納される。
そして、ステップS3以降、上述した対象PLCがPLC41であった場合と同様の処理が行われて、隣接局情報ファイル26の2番目のレコード行28−2のネットワーク列29にネットワーク46が格納され、隣接PLC列31にはPLC41とPLC43が格納される。
続いて、同じく対象PLCがPLC41であった場合と同様に、ステップS9〜S13と処理が進んで、ネットワーク構成情報ファイル48の個別ネットワーク接続情報23−3からPLC43が対象PLCとして読み出される。
そして、このPLC43が接局情報ファイル26の三番目のレコード行28−3のPLC列27に格納される。
その後、ステップS3、S4で、ネットワーク構成情報ファイル48のPLC43の個別ネットワーク接続情報23−3から先頭のネットワーク46が読み出されて、隣接局情報ファイル26の三番目のレコード行28−3のネットワーク列29に格納される。
続いて、PLC41の場合と同様にステップS5〜S10の処理が行われ更にステップS15、S6〜S8、S16の処理が行われて、PLC41とPLC42が、隣接局情報ファイル26の三番目のレコード行28−3の隣接PLC列31に格納される。
次のステップS10、S15の処理でPLC43を読み出し、ステップS6の判別でYesとなるので、PLC43は無視し、再びステップS10、S15の処理で更に次のPLC44を読み出す。
ここでステップS6の判別はNoとなるので、ステップS7では、いま読み出したPLC44の個別ネットワーク接続情報23−4から先頭のネットワーク47が読み出されて、このネットワーク47が検査ネットワークに設定される。
そして、このネットワーク47は現在の対象ネットワーク(ネットワーク46)ではないのでステップS8の判別はNoとなり、ステップS9で次の検査ネットワークが検査PLCの構成情報(個別ネットワーク接続情報23−4)内にあるかが判別され、次の検査ネットワークが無いので判別はNoとなる。
そして、この後、ステップS10、S15、S6,S7、S8、S9、S10が繰り返され、ステップS11で現在の対象PLC(PLC43)に次の対象ネットワークが有るか否かが判別される。
そして、PLC43の個別ネットワーク接続情報23−3には次のネットワーク47があるのでステップS11の判別はYesであり、ステップS14で、そのネットワーク47が対象ネットワークに設定され、ステップS4で、対象ネットワークに設定されたネットワーク47が、隣接局情報ファイル26の三番目のレコード行28−3のネットワーク列29に追加される。
その後は、上述した対象ネットワーク46に対する隣接PLC41及び42の書き込みと同様にして、対象ネットワーク47に対する隣接PLC44及び45の書き込みが行われる。
またその後の、図3に示す処理において、図4に示した隣接局情報ファイル26の4番目のレコード行28−4への対象PLC44、対象ネットワーク47、並びに隣接PLC43及び45の書き込みや、隣接局情報ファイル26の5番目のレコード行28−5への対象PLC45、対象ネットワーク47、並びに隣接PLC43及び44の書き込みの処理も、上述した1番目のレコード行28−1及び2番目のレコード行28−2に対する処理と同様の手順で実行される。
尚、図2(a) に示すネットワーク構成で、PLC45に更に3つめのネットワークが接続され、そのネットワークに更に他のPLCが接続されている場合でも、図3に示す処理によって、隣接局情報ファイル26を生成することは容易にできる。
その場合は、図4に示す隣接局情報ファイル26の、PLC列27に記述されるPLCの数が増え、ネットワーク列29に記述されるネットワークの数が増え、そして隣接PLC列31に記述されるPLCの数が増えるだけであって、列の基本構成に変化は生じない。
<ネットワークの経路情報の自動生成>
次に、上記の隣接局情報ファイル26を用いて、ネットワーク上で或るPLCから他のPLCに接続するための経路情報の自動生成について説明する。
図5は、隣接局情報ファイル26を用いてネットワーク上で或るPLCから他のPLCに接続する経路情報の自動生成処理を説明するフローチャートである。
図6(a),(b) は経路情報自動生成処理の過程において生成される経路テーブルの階層データの例を示す図であり、図6(c) は最終的に得られる経路情報の例を示す図である。
上記の図5及び先に示した図2(a) のネットワーク構成の例を参照しながら、図5の処理について説明する。なお、この処理は図1に示したプログラミング装置10のCPU14によって行われる処理である。また、この処理では、図2(a) に示したネットワーク構成のPLC42が基点局(或るPLC)として指定され、PLC45が終点局(他のPLC)として指定されているものとする。
先ず、図5において処理が開始されると、CPU14に内蔵のレジスタNに「1」が初期設定される(ステップS101)。なお、レジスタNに設定される値は、図6(a),(b) に示す経路テーブル51(51−1、51−2)の階層を示している。
上記のレジスタNの初期設定に続いて、隣接局情報ファイル26のPLC列から基点のPLCの隣接情報をN階層の経路として経路テーブル51に追加する(ステップS102)。
この処理では、隣接局情報ファイル26のPLC列27から、基点局に指定されているPLC42の隣接情報(2番目のレコード行のネットワーク列29の情報であるネットワーク46と、隣接PLC列31の情報であるPLC41及びPLC43)が、N階層(この場合は1階層)の経路として経路テーブル51(図6(a) に示す経路テーブル51−1)に追加される。
この場合の追加は、最初の1階層であるので、番号列52の番号の記述と基点局列53の基点局の記述からなる初期設定の記述に対して、1階層列54の記述が追加されるという意味である。
上記に続いて、レジスタNが「1」インクリメントされる(ステップS103)。更に続いて、CPU14に内蔵のレジスタJに「1」が初期設定される(ステップS104)。なお、レジスタJの初期設定は処理の開始直後において、レジスタNの初期設定の前後いずれかにおいて行うようにしてもよい。このレジスタJの値は隣接情報の検索順位を示している。
次に、経路テーブル51のN階層のJ番目の隣接PLCの隣接情報を隣接局情報ファイル26から取得する(ステップS105)。
この処理では、N階層は、ステップS103でレジスタNは「1」インクリメントされているので2階層となる。また、J番目はレジスタJが初期化された最初の処理周期であるので1番目である。
したがって、経路テーブル51−1に追加される2階層列55の1番目の行に記述するデータとして、この1番目の行に対応する1階層列54の1番目の行に記述されている隣接PLCの隣接情報を隣接局情報ファイル26から取得することになる。
図6(a) に示すように、経路テーブル51−1の1階層列54の1番目の隣接PLCはPLC41である。そして、このPLC41の隣接情報は、図4に示す隣接局情報ファイル26の1番目のレコード行28−1に示すようにネットワーク46とPLC42及びPLC43である。
次に、これら取得した隣接情報に含まれるネットワーク又はPLCが既に経路テーブル51に登録されているか否か判別する(ステップS106)。
この処理では、ステップS105で取得されている隣接情報は、上記のようにネットワーク46、PLC42、及びPLC43であり、これらの中で、いずれかが既に経路テーブル51(51−1)に登録(記述)されているか否かが判別される。
ネットワーク46は経路テーブル51−1の1階層列54に既に登録されている(判別がYes)。また、PLC42及びPLC43も経路テーブル51−1の1階層列54に既に登録されている(判別がYes)。
したがて、この場合は、2階層列55の1番目の行には追加データを記述(登録)せずに(図6(b) の経路テーブル51−2の2階層列55の1番目の行の斜線)、直ちに次の判別処理を行う。
すなわち、経路テーブル51のN階層の全ての隣接PLCの隣接情報を経路テーブル51に追加したかを判別する(ステップS108)。ここでは、隣接PLCとしてPLC43が未だ処理されずに残っている(S108がNo)。
したがって、この場合は、レジスタJを「1」インクリメントして(ステップS110)、続いて、ステップS105及びS106を繰り返す。
この繰り返しの処理では、経路テーブル51−1に追加される2階層列55の2番目の行に記述するデータとして、この2番目の行に対応する1階層列54の2番目の行に記述されている隣接PLCの隣接情報を隣接局情報ファイル26から取得することになる。
図6(a) に示すように、経路テーブル51−1の1階層列54の2番目の隣接PLCはPLC43である。そして、このPLC43の隣接情報は、図4に示す隣接局情報ファイル26の3番目のレコード行28−3に示すようにネットワーク46とPLC41及びPLC42、更にネットワーク47とPLC44及びPLC45である。
そして、既に登録されているか否かの判別では、ネットワーク46とPLC41及びPLC42は既に登録されているので無視され、ネットワーク47とPLC44及びPLC45はまだ登録されていないので(S106がNo)、これら取得した隣接情報をN階層の経路として経路テーブル51に追加する(ステップS107)。
この処理により、図6(b) に示すように、経路テーブル51(51−2)の2階層列55には、1階層列54のPLC43に続く2階層列の経路としてネットワーク47とPLC44及びPLC45が登録される。
上記に続いてステップS108の判別処理では、2階層列55の全ての隣接PLCはPLC41と43しかなく、したがって、全ての隣接PLCの隣接情報を経路テーブル51に追加したことになるので(S108がYes)、この場合は、次に、終点のPLCが経路テーブル51に登録されたか否かを判別する(S109)。
そして、図6(b) の経路テーブル51(51−2)に終点局のPLC45が登録さていることを判別すると(S109がYes)、処理を終了する。
このように2階層目以降は、その階層の登録終了ごとに、終点局が経路テーブル51に登録されているか否かを判別し、登録されているときは処理を終了して、終点局が登録されている行の階層データを、図6(c) に示すように、基点局を基点とする終点局までの経路情報56として、基点局のPLCのメモリに格納する。
なお、終点局が経路テーブル51に登録されていないときは(S109がNo)、ステップS103に戻って、処理を続行する。この場合は、図2(a) には図示していないが、PLC44又はPLC45に3つ目のネットワークが接続されている場合である。
また、ネットワーク構成を目視して終点局が指定されるので、終点局の経路テーブル51への登録が確認されるまで、N=N+1の処理で、Nの値がオーバーフローを示すことはない。
<ネットワーク構成情報ファイルの全PLCへの格納>
以上で、ネットワーク上で、或るPLCから所望のPLCに接続するための経路情報の自動生成が出来ることが明確になったので、次に、この自動生成される経路情報に基づいて図2(b) に示すネットワーク構成情報ファイル48を、図2(a) に示す全てのPLCのメモリに転送して格納する処理について説明する。
図7は、ネットワーク構成情報ファイルを全てのPLCのメモリに転送して格納する処理を説明するフローチャートである。なお、この処理もプログラミング装置10のCPU14によって行われる処理である。
また、この処理は、先ず、オペレータがプログラミング装置10を任意のPLC12に接続し(図1参照)、図2(a),(b) に示した手順でネットワーク構成情報ファイル48が自動生成された後に行われる処理である。
また、図7の処理に先立って、CPU14は、上記の自動生成されたネットワーク構成情報ファイル48の基点局情報25に、プログラミング装置10と接続しているPLC12(図2(a) のPLC42と同じ)のID「PLC42」を記述した後、そのネットワーク構成情報ファイル48をPLC42の内部メモリ22の所定の記憶領域に格納する。
次に、図7において、CPU14は、ネットワーク構成情報ファイル48の全体ネットワーク構成情報24を用いて、プログラミング装置10と接続しているPLC42を除く全てのPLCに臨時の書き込み順位を付ける。
そして、この書き込み順位にしたがって、プログラミング装置10と接続しているPLC42を基点とする最初の書き込み順位のPLCまでの経路情報を作成する(ステップS201)。
この処理では、図3ないし図6(b) までに説明した手順により、書き込み順位1位のPLC(例えばPLC41)が終点局に設定されて経路情報が作成される。
そして、CPU14は、作成した経路情報をプログラミング装置10と接続しているPLC42に、経路接続プログラムのパラメータとして設定する(ステップS202)。
これにより、プログラミング装置10とPLC41との間に、PLC42とネットワークとを介した通信接続経路が形成される。
続いて、CPU14は、ネットワーク構成情報ファイル48の基点局情報25に記述されているID「PLC42」を他のIDに変更する(ステップS203)。
この処理では、上記のように最初の処理周期であり且つ書き込み順位1位のPLCがPLC41であるときは、ID「PLC41」に変更される。
続いて、CPU14は、上記基点局情報25の記述をID「PLC41」に変更したネットワーク構成情報ファイル48を、ステップS202で形成されている通信接続経路に従って転送する(ステップS204)。
これにより、基点局情報25にID「PLC41」を記述されたネットワーク構成情報ファイル48がPLC41に転送されて、PLC41の内部メモリ22の所定の記憶領域に格納される。
続いて、CPU14は、全PLCに書き込みを完了したか否かを判別する(ステップS205)。この判別では、いま書き込みを完了したPLCはPLC41であり、書き込み順位が2、3、及び4のPLC43、44、及び45が未だ残っている。
したがって、判別はNoであり、ステップS201の処理に戻って、ステップS201〜S205の処理を繰り返す。
これにより、次には、PLC42を基点としPLC43を終点とする経路情報が作成され、この経路情報がPLC42に設定されてプログラミング装置10とPLC43との間に通信接続経路が形成され、基点局情報25の記述をID「PLC43」に変更されたネットワーク構成情報ファイル48がPLC43に転送されて、PLC43の内部メモリ22の所定の記憶領域に格納される。
同様にして、基点局情報25の記述をID「PLC44」に変更されたネットワーク構成情報ファイル48がPLC44に転送されて、PLC44の内部メモリ22の所定の記憶領域に格納される。
更に、同様にして、基点局情報25の記述をID「PLC45」に変更されたネットワーク構成情報ファイル48がPLC45に転送されて、PLC45の内部メモリ22の所定の記憶領域に格納される。
このようにして、基点局情報25に自機を基点局として記述されたネットワーク構成情報ファイル48がネットワークを構成する全てのPLCのメモリに格納される。
<任意のPLCに接続したプログラミング装置から所望のPLCと通信する>
次に、上記のようにネットワークを構成する全てのPLCに格納されたネットワーク構成情報ファイル48に基づいて、任意のPLCに接続したプログラミング装置から所望のPLCと通信する方法について説明する。
図8(a) は、ネットワーク上の任意のPLCに接続したプログラミング装置を示す図であり、図8(b) はその任意のPLCからプログラミング装置が読み出したネットワーク構成情報ファイルを示す図であり、図8(c) はそのネットワーク構成情報ファイルに基づいてプログラミング装置の表示器に表示されたネットワーク構成を示す図である。
図8(a) には2つのネットワーク86及び87と、これらのネットワークと接続している5つのPLC81〜85が示されている。そして、その中から任意のPLCとして選択されたPLC83にプログラミング装置88が接続されている。なお、プログラミング装置88及びPLC81〜85は、図1に示したプログラミング装置10及び図2(a) に示したPLC41〜45と同様の構成である。
図8(b) に示すネットワーク構成情報ファイル89は、個別ネットワーク接続情報57(57−1、57−2、57−3、57−4、57−5)を、縦に順に並べて全体ネットワーク構成情報58とし、この全体ネットワーク構成情報58に基点局のIDを記述する基点局情報59を付加してネットワーク構成情報ファイル89としている構成は、図2(b) の場合と同様である。
このネットワーク構成情報ファイル89は、先ず、図2(b) で説明したと同様の手順で自動生成され、その後、図3ないし図7で説明した手順により基点局情報59に自機を基点局として記述されて、上記5つのPLC81〜85にそれぞれ格納されている。
図8(b) は、PLC83に格納されているネットワーク構成情報ファイル89をプログラミング装置88が読み出したものである。
プログラミング装置88は、読み出したネットワーク構成情報ファイル89の全体ネットワーク構成情報58を順次読み取りながら、表示器18(図1参照)の表示画面60に、自機が接続しているPLC83が所属するネットワーク構成を表示する。
すなわちプログラミング装置88は、先ず、全体ネットワーク構成情報58の最初の個別ネットワーク接続情報57−1を読み出して、その接続情報がPLC81とネットワーク86であることを認識し、内部メモリ15又は外部記憶装置16のイメージ展開領域にネットワーク86のイメージを直線で展開し、そのネットワーク86に接続するPLC81のイメージを長方形の枠で接続線のイメージと共に展開する。
次に、全体ネットワーク構成情報58の二番目の個別ネットワーク接続情報57−2を読み出して、その接続情報がPLC82とネットワーク86であることを認識し、ネットワーク86は既に展開されているので、そのネットワーク86に接続するPLC82のイメージを長方形の枠で接続線のイメージと共に展開する。
続いて、全体ネットワーク構成情報58の三番目の個別ネットワーク接続情報57−3を読み出して、その接続情報がPLC83とネットワーク86及び87であることを認識する。
ネットワーク86は既に展開されているので、そのネットワーク86に接続するPLC83のイメージを長方形の枠で接続線のイメージと共に展開し、更にそのPLC83に接続するネットワーク87を直線で接続線のイメージと共に展開する。
上記と同様のことを、四番目の個別ネットワーク接続情報57−4、及び五番目の個別ネットワーク接続情報57−5についても展開処理を繰り返して完成した一画面分のイメージデータを図8(c) に示すように表示器18の表示画面60に表示する。
また、プログラミング装置88は、ネットワーク構成情報ファイル89の基点局情報59に記述されているPLC83を認識し、表示画面60に表示されているネットワーク構成のPLC83に、PLC83が基点局であることを示すマーク、例えば「基点」という文字表示を付加する。
このように、プログラミング装置88を接続されたPLC83が所属するネットワーク構成と基地局がプログラミング装置88の表示画面に自動的に表示されるので、プログラミング装置88を操作するオペレータは、自分のプログラミング装置88を接続したネットワーク構成を表示画面に描画する必要がなく、また、基地局を入力する必要もないのでネットワーク構成を何ら意識することなく、単に自分のプログラミング装置88で通信をしたいPLCを表示画面上で指定するだけでよい。
オペレータが通信したいPLCを表示画面上で指定すると、その指定されたPLCが終点局として指定される(図2(a) の終点局PLC45参照)。終点局が指定されると、プログラミング装置88のCPU14は、直ちに図3ないし図6(b) までに示して説明した処理を行って、図6(c) に示した経路情報56と同様の経路情報を作成して、接続されているPLC83のプログラム領域に格納し、PLC83に通信経路の接続を指示する。
PLC83は、プログラム領域に格納された経路情報に基づいて、基点局である自機と指定された終点局との間の通信経路を構築して、プログラミング装置88と終点局のPLCとを接続する。これによりオペレータはプログラミング装置88を用いて所望のPLCである終点局のPLCと、新しいプログラムの転送や動作確認の保守等の作業を行うことができる。
このように本発明によれば、ネットワーク構成されたプログラマブルコントローラに容易にアクセスが可能なネットワーク経路情報設定装置(プログラミング装置10又は88)、ネットワーク経路情報設定方法、及びそのプログラムを提供することが可能となる。
本発明の一実施例としてのプログラミング装置のシステム構成図である。 (a) は一実施例のプログラミング装置の表示器に表示されるネットワークシステムの1例を示す図、(b) は(a) のネットワークシステムから自動的に作成されるネットワーク構成情報ファイルのデータ構成を示す図である。 一実施例のプログラミング装置においてネットワーク構成情報ファイルから隣接局情報ファイルを作成する処理を説明するフローチャートである。 隣接局情報ファイル作成処理で作成された隣接局情報ファイルのデータ構成を示す図である。 隣接局情報ファイルを用いてネットワーク上で或るPLCから他のPLCに接続する経路情報の自動生成処理を説明するフローチャートである。 (a),(b) は経路情報自動生成処理の過程において生成される経路テーブルの階層データの例を示す図、(c) は最終的に得られる経路情報の例を示す図である。 ネットワーク構成情報ファイルを全てのPLCのメモリに転送して格納する処理を説明するフローチャートである。 (a) はネットワーク上の任意のPLCに接続したプログラミング装置を示す図、(b) は任意のPLCからプログラミング装置が読み出したネットワーク構成情報ファイルを示す図、(c) はネットワーク構成情報ファイルに基づいてプログラミング装置の表示器に表示されたネットワーク構成を示す図である。 (a) は一般的なネットワークシステムを模式的に示す図、(b) は基点のプログラマブルコントローラから終点のプログラマブルコントローラまでの経路を示す図である。
符号の説明
1、2 ネットワーク
3、4、5 プログラマブルコントローラ
6 プログラミング装置
7 最終経路情報
10 プログラミング装置
11 信号線
12 プログラマブルコントローラ
13 信号線
14 中央演算処理装置(CPU)
15 内部メモリ
16 外部記憶装置
17 入力装置
18 表示器
19 入出力インターフェイス(I/O)
21 共通バス
22 内部メモリ
23(23−1、23−2、23−3、23−4、23−5) 個別ネットワーク接続情報
24 全体ネットワーク構成情報
25 基点局情報
26 隣接局情報ファイル
27 PLC列
28−1〜28−5 レコード行
29 ネットワーク列
31 隣接PLC列
40 表示画面
41〜45 プログラマブルコントローラ(PLC)
46、47 ネットワーク
48 ネットワーク構成情報ファイル
51(51−1、51−2) 経路テーブル
52 番号列
53 基点局列
54 1階層列
55 2階層列
56 経路情報
57(57−1、57−2、57−3、57−4、57−5) 個別ネットワーク接続情報
58 全体ネットワーク構成情報
59 基点局情報
60 表示画面
81〜85 プログラマブルコントローラ(PLC)
86、87 ネットワーク
88 プログラミング装置
89 ネットワーク構成情報ファイル

Claims (15)

  1. 複数のプログラマブルコントローラが1つ以上のネットワークで接続されているネットワークシステムにおける或るプログラマブルコントローラから他のプログラマブルコントローラにアクセスする場合のネットワーク経路情報設定装置において、
    前記プログラマブルコントローラの1台ごとの個別ネットワーク接続情報が集合して成る全体ネットワーク構成情報と基点局指定情報とからなるネットワーク構成情報ファイルを検索し、
    前記1つ以上のネットワークの一方の最端部のプログラマブルコントローラを基点とし、他方の最端部のプログラマブルコントローラを終点として、全てのプログラマブルコントローラを順次抽出する第1のコントローラ抽出手段と、
    該第1のコントローラ抽出手段により抽出された前記プログラマブルコントローラごとに対応付けて、これらのプログラマブルコントローラに接続する全てのネットワークを順次抽出するネット抽出手段と、
    該ネット抽出手段により抽出された前記ネットワークごとに、該ネットワークに対応付けられている以外の前記プログラマブルコントローラであり且つ当該ネットワークに接続されている全ての前記プログラマブルコントローラを抽出する第2のコントローラ抽出手段と、
    を有して隣接局情報を生成する隣接局情報生成手段であって、
    前記第1のコントローラ抽出手段により順次抽出された全ての前記プログラマブルコントローラを第1列目の情報とし、前記ネット抽出手段により抽出され前記第1列目の情報を形成する前記プログラマブルコントローラに接続する全ての前記ネットワークを第2列目の情報とし、前記第2のコントローラ抽出手段により抽出され前記第2列目の情報を形成する前記ネットワークに接続されている前記プログラマブルコントローラを第3列目の情報として、全ての前記プログラマブルコントローラの隣接局情報を生成する隣接局情報生成手段と、
    全ての前記プログラマブルコントローラの中から所望の基点局と終点局を指定する基点終点指定手段と、
    該基点終点指定手段により指定された基点局と終点局を接続する接続経路を前記隣接局情報から生成した経路テーブルに基づいて決定する接続経路決定手段と、
    を備え、
    該接続経路決定手段は、経路テーブル作成手段を備え、
    該経路テーブル作成手段は、
    前記隣接局情報ファイルの第1列目から前記基点局に指定された前記プログラマブルコントローラを検索し、
    該当するプログラマブルコントローラに対応する前記隣接局情報ファイルの第2列目と第3列目の情報を、前記経路テーブルのN(N=1、2、・・・、n)階層目のデータとして登録し、
    該N階層目のデータの前記第3列目の情報である前記プログラマブルコントローラに対応する前記隣接局情報ファイルの第2列目と第3列目の情報のうち、前記経路テーブルに未だ登録されていない情報を、前記経路テーブルの「N+1」階層目のデータとして登録し、
    ということをn個の前記ネットワークについて順次繰り返し、
    前記終点局に指定された前記プログラマブルコントローラが前記隣接局情報ファイルの第3列目に出現したとき、当該第2列目と第3列目の情報を前記経路テーブルの最終階層目のデータとして登録して、前記経路テーブルの作成を終了し、
    前記接続経路決定手段は、作成の終了した前記経路テーブルの前記N階層目から前記最終階層目まで並ぶ情報を前記接続経路であると決定する、
    ことを特徴とするネットワーク経路情報設定装置。
  2. 前記ネットワーク構成情報ファイルは、表示装置に手入力で表示された前記ネットワークと該ネットワークに接続された前記プログラマブルコントローラからなるネットワークシステム画像の各システム構成部に手入力で付与された符号又は番号に基づいて自動的に作成される、ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク経路情報設定装置。
  3. 前記基点終点指定手段は、表示装置に表示された前記ネットワークシステム画像に対する外部からの指定入力に基づいて、全ての前記プログラマブルコントローラの中から所望の基点局と終点局を指定する、
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク経路情報設定装置。
  4. 前記基点終点指定手段により全ての前記プログラマブルコントローラを順次前記終点局に指定し、前記基点局指定情報として前記終点局に指定した前記プログラマブルコントローラのIDを付与した前記ネットワーク構成情報ファイルを前記終点局に指定した前記プログラマブルコントローラに、前記接続経路決定手段により決定された接続経路を用いて転送するネットワーク構成情報転送手段、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1載のネットワーク経路情報設定装置。
  5. 全ての前記プログラマブルコントローラのうち所望の前記プログラマブルコントローラに接続したとき、
    このプログラマブルコントローラから前記ネットワーク構成情報を読み出すネットワーク構成情報読出手段と、
    該ネットワーク構成情報読出手段により読み出されたネットワーク構成情報を画像情報に変換し、該画像情報を前記ネットワークシステム画像として前記表示装置に表示するネットワークシステム表示手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1記載のネットワーク経路情報設定装置。
  6. 複数のプログラマブルコントローラが1つ以上のネットワークで接続されているネットワークシステムにおける或るプログラマブルコントローラから他のプログラマブルコントローラにアクセスする場合のネットワーク経路情報設定方法において、
    前記プログラマブルコントローラの1台ごとの個別ネットワーク接続情報が集合して成る全体ネットワーク構成情報と基点局指定情報とからなるネットワーク構成情報ファイルを検索し、
    前記1つ以上のネットワークの一方の最端部のプログラマブルコントローラを基点とし、他方の最端部のプログラマブルコントローラを終点として、全てのプログラマブルコントローラを順次抽出する第1のコントローラ抽出工程と、
    該第1のコントローラ抽出工程により抽出された前記プログラマブルコントローラごとに対応付けて、これらのプログラマブルコントローラに接続する全てのネットワークを順次抽出するネット抽出工程と、
    該ネット抽出工程により抽出された前記ネットワークごとに、該ネットワークに対応付けられている以外の前記プログラマブルコントローラであり且つ当該ネットワークに接続されている全ての前記プログラマブルコントローラを抽出する第2のコントローラ抽出工程と、
    を有して隣接局情報を生成する隣接局情報生成工程であって、
    前記第1のコントローラ抽出工程により順次抽出された全ての前記プログラマブルコントローラを第1列目の情報とし、前記ネット抽出工程により抽出され前記第1列目の情報を形成する前記プログラマブルコントローラに接続する全ての前記ネットワークを第2列目の情報とし、前記第2のコントローラ抽出工程により抽出され前記第2列目の情報を形成する前記ネットワークに接続されている前記プログラマブルコントローラを第3列目の情報として、全ての前記プログラマブルコントローラの隣接局情報を生成する隣接局情報生成工程と、
    全ての前記プログラマブルコントローラの中から所望の基点局と終点局を指定する基点終点指定工程と、
    該基点終点指定工程により指定された基点局と終点局を接続する接続経路を前記隣接局情報から生成した経路テーブルに基づいて決定する接続経路決定工程と、
    を含み、
    該接続経路決定工程は、経路テーブル作成工程を備え、
    該経路テーブル作成工程は、
    前記隣接局情報の第1列目から前記基点局に指定された前記プログラマブルコントローラを検索し、
    該当するプログラマブルコントローラに対応する前記隣接局情報の第2列目と第3列目の情報を、前記経路テーブルのN(N=1、2、・・・、n)階層目のデータとして登録し、
    該N階層目のデータの前記第3列目の情報である前記プログラマブルコントローラに対応する前記隣接局情報の第2列目と第3列目の情報のうち、前記経路テーブルに未だ登録されていない情報を、前記経路テーブルの「N+1」階層目のデータとして登録し、
    ということをn個の前記ネットワークについて順次繰り返し、
    前記終点局に指定された前記プログラマブルコントローラが前記隣接局情報の第3列目に出現したとき、当該第2列目と第3列目の情報を前記経路テーブルの最終階層目のデータとして登録して、前記経路テーブルの作成を終了し、
    前記接続経路決定工程は、作成の終了した前記経路テーブルの前記N階層目から前記最終階層目まで並ぶ情報を前記接続経路であると決定する、
    ことを特徴とするネットワーク経路情報設定方法。
  7. 前記ネットワーク構成情報ファイルは、表示装置に手入力で表示された前記ネットワークと該ネットワークに接続された前記プログラマブルコントローラからなるネットワークシステム画像の各システム構成部に手入力で付与された符号又は番号に基づいて自動的に作成される、ことを特徴とする請求項6記載のネットワーク経路情報設定方法。
  8. 前記基点終点指定工程は、表示装置に表示された前記ネットワークシステム画像に対する外部からの指定入力に基づいて、全ての前記プログラマブルコントローラの中から所望の基点局と終点局を指定する、
    ことを特徴とする請求項6記載のネットワーク経路情報設定方法。
  9. 前記基点終点指定工程により全ての前記プログラマブルコントローラを順次前記終点局に指定し、前記基点局指定情報として前記終点局に指定した前記プログラマブルコントローラのIDを付与した前記ネットワーク構成情報ファイルを前記終点局に指定した前記プログラマブルコントローラに、前記接続経路決定工程により決定された接続経路を用いて転送するネットワーク構成情報ファイル転送工程、
    を更に備えたことを特徴とする請求項7載のネットワーク経路情報設定方法。
  10. 請求項1ないしに記載のネットワーク経路情報設定装置におけるネットワーク経路情報設定方法であり、前記ネットワーク経路情報設定装置が全ての前記プログラマブルコントローラのうち所望の前記プログラマブルコントローラに接続したとき、
    このプログラマブルコントローラから前記ネットワーク構成情報ファイルを読み出すネットワーク構成情報ファイル読出工程と、
    該ネットワーク構成情報ファイル読出工程により読み出されたネットワーク構成情報ファイルを画像情報に変換し、該画像情報を前記ネットワークシステム画像として前記表示装置に表示するネットワークシステム表示工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項6記載のネットワーク経路情報設定方法。
  11. コンピュータにより読み取り可能であり、複数のプログラマブルコントローラが1つ以上のネットワークで接続されているネットワークシステムにおける或るプログラマブルコントローラから他のプログラマブルコントローラにアクセスする場合のネットワーク経路情報設定プログラムにおいて、
    前記プログラマブルコントローラの1台ごとの個別ネットワーク接続情報が集合して成る全体ネットワーク構成情報と基点局指定情報とからなるネットワーク構成情報ファイルを検索し、
    前記1つ以上のネットワークの一方の最端部のプログラマブルコントローラを基点とし、他方の最端部のプログラマブルコントローラを終点として、全てのプログラマブルコントローラを順次抽出する第1のコントローラ抽出処理と、
    該第1のコントローラ抽出処理により抽出された前記プログラマブルコントローラごとに対応付けて、これらのプログラマブルコントローラに接続する全てのネットワークを順次抽出するネット抽出処理と、
    該ネット抽出処理により抽出された前記ネットワークごとに、該ネットワークに対応付けられている以外の前記プログラマブルコントローラであり且つ当該ネットワークに接続されている全ての前記プログラマブルコントローラを抽出する第2のコントローラ抽出処理と、
    を有して隣接局情報を生成する隣接局情報生成処理であって、
    前記プログラマブルコントローラの1台ごとのネットワーク接続情報が集合して成るネットワーク全接続情報と基点局指定情報とからなるネットワーク構成情報ファイルから、
    前記第1のコントローラ抽出処理により順次抽出された全ての前記プログラマブルコントローラを第1列目の情報とし、前記ネット抽出処理により抽出され前記第1列目の情報を形成する前記プログラマブルコントローラに接続する全ての前記ネットワークを第2列目の情報とし、前記第2のコントローラ抽出処理により抽出された前記第2列目の情報を形成する前記ネットワークに接続されている前記プログラマブルコントローラを第3列目の情報として、全ての前記プログラマブルコントローラの隣接局情報を生成する隣接局情報生成処理と、
    全ての前記プログラマブルコントローラの中から所望の基点局と終点局を指定する基点終点指定処理と、
    該基点終点指定処理により指定された基点局と終点局を接続する接続経路を前記隣接局情報から生成した経路テーブルに基づいて決定する接続経路決定処理と、
    を含み、
    該接続経路決定処理は、経路テーブル作成処理を備え、
    該経路テーブル作成処理は、
    前記隣接局情報の第1列目から前記基点局に指定された前記プログラマブルコントローラを検索し、
    該当するプログラマブルコントローラに対応する前記隣接局情報の第2列目と第3列目の情報を、前記経路テーブルのN(N=1、2、・・・、n)階層目のデータとして登録し、
    該N階層目のデータの前記第3列目の情報である前記プログラマブルコントローラに対応する前記隣接局情報の第2列目と第3列目の情報のうち、前記経路テーブルに未だ登録されていない情報を、前記経路テーブルの「N+1」階層目のデータとして登録し、
    ということをn個の前記ネットワークについて順次繰り返し、
    前記終点局に指定された前記プログラマブルコントローラが前記隣接局情報の第3列目に出現したとき、当該第2列目と第3列目の情報を前記経路テーブルの最終階層目のデータとして登録して、前記経路テーブルの作成を終了し、
    前記接続経路決定処理は、作成の終了した前記経路テーブルの前記N階層目から前記最終階層目まで並ぶ情報を前記接続経路であると決定する、処理を、
    前記コンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク経路情報設定プログラム。
  12. 前記ネットワーク構成情報ファイルは、表示装置に手入力で表示された前記ネットワークと該ネットワークに接続された前記プログラマブルコントローラからなるネットワークシステム画像の各システム構成部に手入力で付与された符号又は番号に基づいて自動的に作成される、ことを特徴とする請求項11記載のネットワーク経路情報設定プログラム。
  13. 前記基点終点指定処理は、表示装置に表示された前記ネットワークシステム画像に対する外部からの指定入力に基づいて、全ての前記プログラマブルコントローラの中から所望の基点局と終点局を指定する、
    ことを特徴とする請求項11記載のネットワーク経路情報設定プログラム。
  14. 前記基点終点指定処理により全ての前記プログラマブルコントローラを順次前記終点局に指定し、前記基点局指定情報として前記終点局に指定した前記プログラマブルコントローラのIDを付与した前記ネットワーク構成情報ファイルを前記終点局に指定した前記プログラマブルコントローラに、前記接続経路決定処理により決定された接続経路を用いて転送するネットワーク構成情報ファイル転送処理、
    を更に備えたことを特徴とする請求項11載のネットワーク経路情報設定プログラム。
  15. 請求項1ないしに記載のネットワーク経路情報設定装置におけるネットワーク経路情報設定方法を実行するコンピュータにより読み取り可能なプログラムであり、前記ネットワーク経路情報設定装置が全ての前記プログラマブルコントローラのうち所望の前記プログラマブルコントローラに接続したとき、
    このプログラマブルコントローラから前記ネットワーク構成情報ファイルを読み出すネットワーク構成情報ファイル読出処理と、
    該ネットワーク構成情報ファイル読出処理により読み出されたネットワーク構成情報ファイルを画像情報に変換し、該画像情報を前記ネットワークシステム画像として前記表示装置に表示するネットワークシステム表示処理と、
    を更に含むことを特徴とする請求項11記載のネットワーク経路情報設定プログラム。
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