JP5292439B2 - 電子イメージを共有するための方法、システム及び媒体 - Google Patents

Description

本発明は、一般的にイメージ処理及び操作技術に関し、特定すると電子ポストカードを作成するためのシステムに関する

写真イメージ又は画イメージは、一連のディジタル情報として表され、記録されることができる。例えば、写真はコンピュータシステムに接続されたスキャナ中に載置することができる。スキャナはイメージをディジタル情報に変換するように設計される。代表的スキャナは、写真を横切って逐次的にステップ動作される別個の光センサ列を含む。各別個のステップにて、写真の強度及び／又はカラーが列内の各別個のセンサにより測定される。その値は、列を次の別個のステップに動かす前にセンサから読み出される。このように、光センサの列は、全イメージが走査されるまで、写真を横切ってステップバイステップで動かされる。最終結果は、写真イメージを表すデータ値配列となり、そして各値は、特定の列に対して別個のセンサ要素により取り込まれた測定値である。収集された情報は、さらに処理のためコンピュータに転送してよい。イメージの情報を個々の画素又はピクセルを表す離散値に変換する。この処理は、走査としても知られている。

過去において、電子イメージを作成する代表的方法は、コンピュータに接続されたスキャナを介してであった。かくして、個人がディジタル電子写真を有することを望んだ場合、その個人は普通フィルムイメージを作成するために従来の写真カメラを使用し、それを印画紙上に処理せしめ、ついでイメージをスキャナでコンピュータ中に走査により取り込む。最近、このプロセスは、ディジタルカメラの出現で変化した。このカメラは、ディジタル写真を直接作成し、これを直接コンピュータ中に転送し得る。

ディジタルカメラの創造は、ディジタル写真の独特の側面を利用する機会を作り出した。例えば、ディジタル写真は、コンピュータネットワークを横切って送ることができ、他のものにより電子的に共有できる。さらに、ディジタル写真は追加のイメージ操作可能にする。

技術の最近の進歩は、ディジタル写真の利用を拡張した。第１の進歩は、強力なパーソナルコンピュータの家庭環境への浸透である。これらの新規なパーソナルコンピュータは、複雑な処理アプリケーションをランできる。今日、代表的なシステムは、３２ビットプロセッサ、大形メモリアレイ、大容量マス記憶デバイス、高解イメージ度カラーモニタ及び高速モデムを備える。このようなシステムの値段は、今では多くの家庭の予算内にある。

第２の進歩は、電子情報を交換するモードとしての世界規模のウェブ（ＷＷＷ、ｗｅｂ又はインターネット）の発展と受容れである。ウェブは、情報の自由な交換を可能にするコンピュータシステムネットワークである。ホームコンピュータでのユーザ又はクライアントは、モデムを介し、ユーザにウェブへのローカルアクセスを提供するインターネットサービスプロバイダ（ＩＳＰ）を経てウェブに接続する。ウェブへのアクセスを探求するユーザは、普通、ダイアルアップし、ＩＳＰに接続する。ＩＳＰは、仲介者として作用し、ウェブとユーザ間でデータを通す。サーバはウェブにも接続されており、そのコンピュータは情報又はサービスをユーザに供給し得る。ウェブに接続された各個人のコンピュータは、一意の識別子を有しており、それにより情報は適正な場所に向けられることができる。情報は、ブラウザ上に表示されるページによりウェブ上のユーザ間でパスされる。

ＩＳＰはまた、ホームユーザに、電子メール（Ｅメール）を送受する能力を与える。ウェブにアクセスする個人は、Ｅメールアドレス、すなわちユーザがメールを受信することを可能にする特定のユーザに対する一意の識別子を有することが多い。ＩＳＰは、ユーザに対するＥメールを受信し、ユーザがメッセージを実際に検索するためにＩＳＰにダイヤルするまでそれを記憶する。

これらの事象は、家にいる個人が、彼らのディジタルカメラ又はスキャナにより捕捉されるイメージを彼らのホームコンピュータにダウンロードし、コンピュータのモデムによりウェブに接続し、彼らの画イメージをウェブに伝送する状況を作り出した。かくして、個人は、遠隔の場所にいる第２の人物にイメージを送ることができる。

ディジタルカメラが広く受け入れられるにつれ、イメージの電子的分配の変幻性の必要性がより求められるであろう。分配の現在の方法は、Ｅメールを含むが、Ｅメールでは、ディジタル写真はテキスチャル表示に変換され、遠隔のユーザに送付され、そして遠隔のユーザがテキスチャル表示をディジタル変換し戻す。ユーザはまた、ディジタル写真をあらかじめ指示されたウェブページにより分配し、これにより任意数の遠隔のユーザが、ディジタル写真を試験することが可能となる。現在の機構によるとどれも、ユーザが、ディジタル写真をサーバに転送し、イメージデータをディスプレイに処理し、ディスプレイを観察するように１又は複数の個人に通報を送ることができない。

従って、本発明の目的は、画イメージをサーバにロードし、特定の個人に通報を提供することができるシステムを提供することである。
本発明の他の目的は、ユーザのディジタル写真より成る電子的ポストカードの作成を可能にすることである。

本発明の他の目的は、従来のはがきの様相に似せた電子的ポストカードの作成を可能にすることである。
本発明の他の目的は、消印又はロゴ情報を有する電子的ポストカードの作成を可能にすることである。

本発明の他の目的は、テキスト情報をディジタル写真と融合することができる電子的ポストカードの作成を可能にすることである。
本発明の他の目的は、自ずから明らかであり、また後の説明から明らかであろう。本発明は、以下の概要及び詳細な説明に例示されるような製造物品より成る。

本発明は、電子的イメージデータを処理するためのシステム及び方法に係る。システムは、ネットワークに接続された少なくとも１つのサーバコンピュータを備える。サーバは、ネットワークに接続された第２のコンピュータから電子イメージデータを受信するように構成される。サーバは、電子イメージデータを処理し、処理された電子イメージデータの少なくとも一部を含むディスプレイを作り出す。１又は複数のディスプレイには、一意の識別子を割り当てることができる。ディスプレイを表すデータは、クライアントコンピュータへの伝送及びそのコンピュータ上での観察を可能にするフォーマットの形式にある。クライアントコンピュータ上での観察は、好ましくはウェブブラウザを介して遂行されるのがよい。サーバはまた、一意の識別子を含む通報をネットワークを介して少なくとも１人の人間に送るように構成される。一意の識別子を受信する人間は、観察のため、サーバからの識別子により表示される１又は複数のディスプレイを検索できる。

サーバ上での処理は、表題付けし、フォーマット化し、記憶し、伝送し、センタリングし、トリミングし、フリッピングし、アンチエイリアシングし、倍率変更し、圧縮し、フィルタリングし、色補正し、特別の縁部及び／又はコーナーモチーフを加え、ぼかしを加え、そして可視的効果を加えることの１又は複数のステップより成る。加えて、クライアントは、サーバとの対話中処理の一部を逐行するように拡張されてよい。

電子イメージ用データは、写真プロセッサを介して提供されてもよく、この場合にはフィルムは現イメージされ、それから電子増に変換される。電子イメージを表すデータは、ついで写真プロセッサからクライアントコンピュータに、又は直接サーバコンピュータに転送できる。

本発明の上述の目的は、図面を参照して行った本発明についての以下の説明の参照により一層明らかとなり、発明自体もいっそうよく理解されるであろう。

ウェブへの接続を示す簡略化ブロック図である。 図１に存するサーバ及びパーソナルコンピュータの簡略化ブロック図で、本発明に利用される機能の一部を例示する図である。 電子ポストカードの正面及び背面の作成において本発明のパーソナルコンピュータにより実施されるステップのフローチャートである。 電子ポストカードの正面及び背面の作成において本発明のパーソナルコンピュータにより実施されるステップのフローチャートである。 本発明の例示のスクリーンで、スタティックイメージ領域及び生成イメージ領域を示す図である。 生成イメージ領域を作成するプロセス、特にイメージ上のテキストの編集を例示する線図である。 ブラウザウィンドウ内に表示されるような本発明の電子ポストカード作成ページのイメージを示す線図で、電子ポストカードはユーザ情報を欠いている。 本発明の電子ポストカードのイメージを示す線図で、メッセージプ用ロンプトを例示する図である。 本発明の電子ポストカードのイメージを示す線図で、メッセージの入力を例示する図である。 本発明の電子ポストカードのイメージを示す線図で、入力イメージの入力用のプロンプトを例示する図である。 本発明の電子ポストカードのイメージを示す線図で、入力イメージの選択を例示する図である。 本発明の電子ポストカードのイメージを示す線図で、ポストカードの一側に配置される入力イメージを例示する図である。 本発明の電子ポストカードのイメージを示す線図で、イメージ表題用プロンプトを例示する図である。 本発明の電子ポストカードのイメージを示す線図で、入力イメージ及びイメージ表題から作成された複合体を例示する図である。 本発明の電子ポストカードのイメージを示す線図で、送信者氏名及びアドレス用のプロンプトを例示する図である。 本発明の電子ポストカードのイメージを示す線図で、受取人氏名及びアドレス用プロンプトを例示する図である。 本発明の電子ポストカードのイメージを示す線図で、受取人への送付前における完成されたポストカードを例示する図である。 本発明の電子ポストカードのイメージを示す線図で、送付されたポストカードのディスプレイを例示する図である。

システムアーキテクチャ
本発明は、電子ネットワークを介しての電子ポストカードの生成のためのシステムに関する。図１はコンピュータのネットワークの簡略図を図示する。２つの基本的な装置、ユーザ（またはクライアント）コンピュータ１０及び２０と、サーバシステム３１が３５を通して接続されている。サーバシステムは、典型的なユーザがネットワークに接続し、他のユーザコンピュータ及びサーバシステムと情報を交換するために必要な機能を与えるので、ユーザコンピュータ（例えば、コンピュータ１０）は概念上、サーバシステムから分離されている。本発明において、ユーザコンピュータ１０は、スキャナ１２、プリンタ１３、ビデオカメラ１４とデジタルカメラ１５を含む、多様な周辺機器と接続してもよい。さらに、ユーザコンピュータ１０は、ネットワーク上の通信のために、ここでモデムとして図示されている通信装置１１を介して通信する。

本発明のユーザコンピュータ１０は、図１に図示されるように、広範のネットワークコンピュータのシステムと接続される。この環境にて、ユーザコンピュータ１０は、モデム１１を介してＩＳＰ３１へ接続する。ＩＳＰはユーザコンピュータ１０とウェブ３０の間のインターフェースを与える。ＩＳＰ３１はまた、ユーザのＥメールの受信及び格納、ユーザファイルの格納や他の多様なサービス等の、他のサービスを与えてもよい。ウェブ３０へのインターフェースで、ＩＳＰ３１は、ユーザコンピュータ１０からデータのパケットを受信し、情報を受信するか、ウェブ３０上をアドレス指定されたディスティネーションへ情報を送信する。アドレス指定されたディスティネーションは、サーバ３１−３５の１つであってもよいし、分離されたユーザコンピュータ２０であってもよい。この分野での通常の技術の１つは、そのようなネットワークで可能な、多様な構成を認識できるであろう。ウェブはここで単体のネットワークとして図示されているが、それが多数のローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）及びワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）の１つを構成することができることが理解される。

好ましい実施例では、電子ポストカードの機能はウェブサイトの構成要素として実施されている。ウェブサイトは本質的に、ハイパーテキスト文書を含む１つまたは複数のファイルへの公共のアクセスを供給するサーバコンピュータである。ユーザは、ネットワーク３０上にある１つまたは複数のサーバコンピュータ３１−３５に格納されているハイパーテキストへアクセスするために、文書クライアントコンピュータ１０上で動いているウェブブラウザを利用する。ハイパーテキスト変換プロトコル（ＨＴＴＰ）ウェブサーバソフトウエアを動かしているサーバは、ハイパーテキスト文書をブラウザ上への表示のためにユーザコンピュータへ転送する。本発明は、サーバが、電子ポストカードを生成し、送信するために必要な機能を実行することに適合するソフトウエアに向けられている。

サーバ
図２への参照で、本発明おいて、サーバ３１は、Ｌｉｎｕｘオペレーティングシステム（Ｒｅｄ Ｈａｔ Ｓｏｆｔｗａｒｅ，Ｉｎｃ．，Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｔｒｉａｎｇｌｅ Ｐａｒｋ，ＮＣ）とＭｅｔａＨＴＭＬウェブサーバソフトウエア６１（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ａｃｃｅｓｓ Ｉｎｃ．，Ｓａｎｔａ Ｂａｒｂａｒａ，ＣＡ）を動かしている、インターネットへ接続された、Ｐｅｎｉｕｍ Ｐｒｏ（Ｉｎｔｅｌ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ，Ｓａｎ Ｊｏｓｅ，ＣＡ）ベースのコンピュータである。ウェブサーバソフトウエアは、ワールドワイドウェブインターラクションで標準的に利用されているＨＴＴＰプロトコルをサポートする。ウェブページを見るためにインターネット上で要求がされたとき、サーバは、ページをハイパーテキスト記述言語（ＨＴＭＬ）形式で記述しているテキストの形式で応答を戻し、この要求に応答する。ユーザは、見たいページをユニフォームリソースロケーター（ＵＲＬ）またはウェブアドレスで指定する。

サーバ上のデータベース
サーバ３１はインターネット上を伝達されるデータを格納し、処理するために適合する。本発明は２つのタイプの記憶装置：一時記憶装置と恒久記憶装置、を利用する。一時記憶装置はサイトへの対話の「セッション」中にユーザにより入力されるデータを保持する。一時記憶装置はセッションデータベース６２と呼ばれる。ユーザがポストカードに変更を行ったとき、セッションデータベース６２のデータはアップデートされる。

個々のユーザのためにデータを管理するために、各ユーザにはユーザのセッションを全ての他のユーザから区別する固有の識別番号が割り当てられる。固有の識別番号は、「クッキーメカニズム」として知られる標準的な仕組みを使用して、ウェブブラウザを介してクライアントにより格納される。識別番号はセッションデータベース６２へのカギとしてクライアントによって使用される。クッキーはクライアント側に格納されるが、クッキーの書き込み及び、セッションデータベース６２への記録及び検索は、ＭｅｔａＨＴＭＬソフトウエアを介してサーバにより扱われる。

電子ポストカードは２つのデータ：本文（テキスト）とグラフィック、から成る。カードが生成されている間に、テキストデータはセッションデータベースに格納される。（画像と写真から生成される）グラフィックデータは、サーバのファイルシステムの一時的な画像ファイル（ここでは、一時画像データベース６５として示される）用に作られたディレクトリーに格納される。多様な他の名前の構成も可能であるが、好ましい実施例では、ディレクトリーネームは同じクッキー識別番号を利用する。ディレクトリーネームにクッキーを使用することにより、システムは、各ユーザが自分自身の一時ディレクトリーを有することを確実にする。このディレクトリーはセッションデータベース６２の拡張として考えることができる。グラフィックデータファイルは名前が割り当てられ、それ（名前）もまたセッションデータベースに格納される。

電子ポストカードが送信された後、ポストカードデータは「恒久的に」２つの他のデータベースに格納される。１つのデータベースはカードデータベース６３と呼ばれ、送信者と受取人の名前とＥメールアドレスを格納する。他のデータベースは画像データベースと呼ばれ、カードの前面と後面のために構成された画像を格納する。好ましい実施例では、電子ポストカードが送信され、画像データベース６６にデータが格納された後、一時グラフィックデータファイルとセッションデータは消去される。代替的な実施例では、一時グラフィックデータファイルは画像のアルバムの作成等の、付加的な使用のために残されてもよい。

カードデータベース６３及び画像データベース６６の両方のデータは、カードが送信されたときに作成されるカードキーと呼ばれる固有の識別子によってカギがかけられる。カードデータベース６３及び画像データベース６４から電子ポストカードデータを検索するために要求される情報であるこのカギは、メッセージでカードの受取人に送信される。結果として、受取人は、カードキーによって識別される特定の電子ポストカードを見ることができるように、サーバと対話（インターラクション）するために十分な情報を有する。

カードデータベース６３はまた、カードが送信されたこととカードが見られた回数のデータを格納する。カードのためのデータは通常１４日間（日数はシステムが構成されたときにセットされた数であり、サーバの記憶装置の限界ではない）格納される。その時点の後、恒久的なカード及び画像データは自動的に消去されてもよい。データはまた、カードが１５回見られた後に消去されてもよい（この回数もシステム構成時にセットされる）。この分野で通常の技術の１つは、データがいつ消去されるかについての決定に多様な可能性があることを認識することができる。代替的な実施例では、恒久的なカード及び画像データが、画像のアルバムの作成等の付加的な使用のために残されてもよい。

一時画像データベース６５と同様に、画像データベース６６は、画像ファイルを格納するためにファイルシステムを使用する。ファイルは、カードキーから派生する名前のディレクトリーに格納される。この場合、送信された各カードのために生成される別個のディレクトリーが存在する。

動的に生成されるウェブページ
本発明は、ＨＴＭＬページ内に生成された画像を含む、カスタム（注文製作）のＨＴＭＬページから成る電子ポストカードを生成するためにテキスト及びグラフィックデータを処理するために適合する。システムは、事前にユーザ入力から格納されたデータを調べ、ユーザに望まれたカスタム（注文製作）の外観を達成するためにＨＴＭＬページを生成する。ユーザは、アップロードするためのグラフィックデータ、カードの外観のためのスタイルパラメーター、本文のためのテキストと、アドレスを供給することにより外観の明細を決める。特定のスタイルの特徴がユーザデータから自動的に決定されてもよい。例えば、写真が水平に置かれた場合、垂直に置かれた場合と異なったＨＴＭＬテキストが生成される。そしてまた、ユーザによりアップロードされたグラフィックデータの縦横比により向きが決定される。

図４に図示されている電子ポストカード４００は、静的（ｓｔａｔｉｃ）画像を含むいくつかのセルと、生成された（ｇｅｎｅｒａｔｅｄ）画像を含むいくつかのセルを持った表から成るＨＴＭＬページから成る。静的画像４０１から４０６は一度作成されると、ポストカードへの以後の変更の間には変化しない。生成された画像４０７から４０９は、ポストカードのカスタム化の間に変化し、よって、要求に応じて再生成される。静的と生成された画像の使用は、システムの動作中に本質的に「固定」している画像の再作成及び再送信を防ぐことで、システムの効率を改善する。

ユーザがテキストを入力する、または、スタイル選択を行うとき、この入力はサーバへ送られ、サーバ上にあるコードを使用して処理される。この処理は、ＨＴＭＭｅｔａＬやＤｙｎａｍｏ（Ａｒｔ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ Ｇｒｏｕｐ，Ｂｏｓｔｏｎ，ＭＡ）等のスクリプト言語を使用する（この処理の詳細なアルゴリズムは以下に記述する「使用」の項目で簡単に説明される）。このサーバは次に、アップデートされた情報及び再生成された画像を含む新しいＨＴＭＬページをクライアントへ送信する。システムの動作を改善するために、情報のアップデート中には表示されたページのこれらの区分だけがアップデートされる。したがって、変更されたデータに依存する表示の一部の画像だけが再生成され再送信される。例えば、図４を参照した場合、生成された画像４０８は表題を含んでいるので、もし表題のテキストデータが変更されれば、部分４０８は再生成及び再送信されるだろう。

クライアント
図１を参照すると、好ましい実施例において、ユーザまたはクライアントコンピュータ１０はインターネットへ接続されているパソコンである。コンピュータはアップルマッキントッシュ（Ａｐｐｌｅ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ，Ｉｎｃ．，Ｃｕｐｅｒｔｉｏ，ＣＡ）、ＩＢＭコンパチブル装置（ＩＢＭ Ｃｏｒｐ．，Ａｒｍｏｎｋ，ＮＹ）または、標準的なウェブブラウザを起動可能な他のコンピュータである。クライアントは、ＴＣＰ／ＩＰプロトコルを使用してウェブに接続し通信する。実際の物理的な接続は本発明のために重要ではなく、専用線またはダイアルアップ接続を介するモデムでもよいであろう。図２に移ると、好ましい実施例においては、ユーザコンピュータ１０は、マイクロソフトウインドウズ９５（Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ，Ｒｅｄｍｏｎｄ，ＷＡ）オペレーテイングシステムとネットスケープナビゲータ（Ｎｅｔｓｃａｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ，Ｍｏｕｎｔａｉｎ Ｖｉｅｗ，ＣＡ）やマイクロソフトインターネットエクスプローラ（Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ，Ｒｅｄｍｏｎｄ，ＷＡ）等のブラウザ５１を走らせる。ブラウザは、ブラウザがクライアントへのローカル処理をサポートすることを可能にするために、Ｊａｖａ言語（Ｓｕｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｔｅｍｓ，Ｉｎｃ．，Ｍｏｕｎｔａｉｎ Ｖｉｅｗ，ＣＡ）をサポートするために、さらに増強されてもよい。

ブラウザ５１は、クライアントコンピュータ上でオペレーティングシステムで走るアプリケーションであり、それは、ユーザがスタイル選択を行い、テキストを入力し、写真をアップロードすることを可能にする。ブラウザ５１はサーバ３１から受信したページを表示し、サーバ３１への送信のためにユーザの入力を収集する。好ましい実施例のページは、付加的なプラグインやアプリケーションを使用せずにウェブブラウザに表示可能な標準ＨＴＭＬで書かれている。

ユーザコンピュータ１０にユーザによりアップロードされたグラフィックデータは多様な情報源から供給されることができるだろう。例えば、ＣｏｒｅｌＤｒａｗ（Ｃｏｒｅｌ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ，Ｏｔｔａｗａ，Ｏｎｔａｒｉｏ，Ｃａｎａｄａ）、ＡｄｏｂｅＩｌｌｕｓｔｒａｔｏｒやＡｄｏｂｅＰｈｏｔｏｓｈｏｐ（両者とも、Ａｄｏｂｅ Ｓｙｓｔｅｍｓ Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄ，Ｓｅａｔｔｌｅ，ＷＡ）等のプログラムによって作成された図画がアップロードのための画像データとして使用できる。デジタル写真を表すグラフィックデータのために、データの多様な情報源が可能である。図１に図示されているように、ユーザコンピュータは、デジタルカメラ１５、ビデオカメラ１４、スキャナ１２や、電子画像を供給するフィルム処理機からデータを受信する。異なった（画像の）情報源に加え、多様なグラフィックデータ形式が、画像情報をエンコードするために使用できる。好ましい実施例では、グラフィックデータはＪＰＥＧまたはＧＩＦ形式で供給される。

本発明の好ましい実施例では、図１のコンピュータ２１等の別のクライアントコンピュータは、電子ポストカードの受取人であってもよい。電子ポストカードの受取人として、受信コンピュータは、Ｅｕｄｏｒａ（ＱＵＡＬＣＯＭＭ，Ｉｎｃ．，Ｓａｎ Ｄｉｅｇｏ，ＣＡ）やネットスケープナビゲータ等の標準的なＥメールリーダを使用して、Ｅメールアカウントへアクセスし、Ｅメールを送受信することができるべきである。

システムの操作
図１７に図示されているように、電子ポストカードは、一方の面に写真、もう一方の面に個人的なメッセージと受取人の名前を持ち、見慣れた「外観と雰囲気」を有する。ユーザは、個人的な情報：受取人の名前、メッセージ、サインで電子ポストカードを埋め；カードに表されるだろうユーザによって選択された写真をアップロードする。ユーザが電子ポストカードに表される情報を明細に決めた後、カードを受取人に通知するＥメールが受取人に送られる。

インターネットへのコンピュータの接続
電子ポストカードのユーザは、最初に、モデム及び電話線を使用して自分のコンピュータをインターネットへ接続しなければならない。標準的なＳＬＩＰまたはＰＰＰソフトウエアを使用して、ユーザはモデムにインターネットサービスプロバイダーへ接続するように指示する。接続がなされ、全てのプロトコルハンドシェイクが完了したとき、ユーザは、自分の電子ポストカードを作成することができるサーバへ接続する。

電子ポストカードを提供するサイトへ移動する
インターネットへの接続と共に、ユーザは、サイトへの専用ＵＲＬを使用して電子ポストカードサービスを提供するサイトへアクセスするために、（ネットスケープナビゲータやマイクロソフトインターネットエクスプローラ等の）標準的なウェブブラウザソフトウエアを使用することができる。

初期のウェブページは両面が空白のポストカードを示す
ユーザが初期のウェブページに、最初に移動したとき、図６に図示されているように、それは空白の電子ポストカード６００である。レイアウトは、１つの画面にポストカード６００の前面６０１及び後面６０２の両方を示す。前面６０１は、写真と写真について簡単に述べている表題を有するだろう。後面６０２は、受取人の名前、メッセージテキストと、送信者のサイン、また選択的に、送信の日時を示す消印を有するであろう。両面とも最初は、個人的な内容を含まないが、典型的な空白のポストカードに似た背景のグラフィックを有する。

電子ポストカードの一部を埋めるためにタブを選ぶ
ユーザは、カード６００の前面６０１及び後面６０２を囲んでいる６０３から６０７のタブをクリックすることにより、電子ポストカードに自分の個人的な情報を追加する。タブ６０３から６０７は、ユーザが埋めることができるポストカードの異なった部分：送信者の名前及びＥメールアドレス６０６、受取人の名前及びＥメールアドレス６０７、受取人へのメッセージ６０５、ユーザの選択による写真６０３と、写真の表題６０４、に対応する。ユーザがタブをクリックしたとき、カードの選択部分のための入力フィールドの形式を含む新しいウェブページが現れる。各タブには異なったページが存在する。代替的な実施例として、電子ポストカードを完成させるために、例えば、手順の連続リストや、固定した手順の連続等が実施される、他の指示標識を使用することができる。

電子ポストカードの部分の明細を決める
ユーザは、電子ポストカードの部分に対応するページを繰り出すために、タブ６０３から６０７の１つをクリックする。ページは、ユーザがカードに現れるだろう情報を入力することを促す形式を含むだろう。ユーザは、ＨＴＭＬ形式でフィールドを埋め、サーバコンピュータにデータを送信するために「ＯＫ」ボタンをクリックする。送信は、標準的なＨＴＴＰ形式のＰＯＳＴ要求を介して扱われる。サーバは、ＰＯＳＴ処理されたデータからフィールドを処理し、情報の確認を行う。情報が確かなものである場合、それはセッションデータベースのフィールドに格納される。情報が確かなものでない場合、ユーザは問題点を記述してあるエラーページに転送される。

セッションデータベースの情報が変更されたとき、サーバはポストカードを再生成し、新しい情報がポストカード上に現れる。この処理はまた、すでに入力されているフィールドを変更するためにも使用されることができる。カードは常に、適当な場所に最新の情報を持って表示される。

図７はメッセージタブ６０５を選択した後の表示を図示している。電子ポストカードは、ユーザがポストカード６００の後面への表示のためのメッセージを入力するためのプロンプト７０１を生成する。図８はプロンプト７０１への例としての入力を図示している。

図９は、ポストカードの後面に表示されるメッセージを有するカードの後面を図示している。表示されたポストカード後面の画像の作成の手順の詳細は下記で説明される。図９はまた、写真タブ（図６の６０３）を選択した後の写真のためのプロンプト９０１を図示している。写真を含むファイルの名前がわかっている場合、それが入力されてもよいし、図１０に図示されているように、ファイル１００１のためにユーザが検索してもよい。

図１１は、写真がサーバへアップロードされ、サーバにより処理された後の電子ポストカードを図示する。写真を処理するための手段は、下記で説明される。ポストカード６００の前面は、これにより、前面６０１に配置された写真を有する。

電子ポストカードの前面はまた、図６の表題タブ６０４を選択することにより表題を含んでもよい。システムは次に、図１２で見られるように、表題１２０１のためのプロンプトを表示する。表題１２０１は、ボタン１２０２ａ、ｂ、ｃ、またはｄを介して色を選択することにより多様な色で表示することができるだろう。例えば、ボタン「白（ｗｈｉｔｅ）」が選択される。図１３はポストカード６００の前面６０１に表示された表題を図示する。

ポストカードに必要な最後の情報は、送信者と受取人の名前及びＥメールアドレスである。図１４は、タブ（図６の６０６）から選択された後の、送信者の名前のためにプロンプトを表示している電子ポストカードシステムを図示する。ユーザは、名前１４０１ａ及びＥメールアドレス１４０１ｂをフィールドに明記する。名前はポストカードのサインのために使用される。Ｅメールアドレスは、送信者と受取人の間のさらなる通信を容易にするために使用される。図１５は、後面６０２に送信者の名前を表示した電子ポストカード６００を図示している。

図１５はまた、タブ（図６の６０７）の選択の後の受取人の名前及びＥメールアドレスのプロンプトを図示している。ユーザは名前１５０１ａ及びＥメールアドレス１５０１ｂをフィールドに明記する。名前はポストカードのアドレス指定のために使用される。Ｅメールアドレスはカードキーを受取人に送信するために使用される。図１６は、後面６０２に受取人の名前を表示した電子ポストカード６００を図示している。この時点で、電子ポストカードは送信される準備ができており、または、ユーザがポストカードの修正または変更するために任意のタブの１つを選択してもよい。

図１７は受取人へ送られたときのカードを図示している。ポストカード６００の前面６０１は写真と表題を含んでいる。後面６０２はメッセージ、送信者と受取人の名前を含んでいる。さらに、「スタンプ」１７０１と「消印」１７０２が後面６０２に追加されている。消印１７０２は日付と、選択てきに場所やカードに提供された広告を含む。スタンプ１７０１は、ユーザに選択されるかシステムにより生成されるロゴを含む。システムにより生成された場合、それは、電子ポストカードサーバのオペレーターにより決められる広告材料を含んでもよい。システムがカードを送信したとき、通知１７０４がポストカードを送られたユーザに与えられる。ユーザは次に、ボタン１７０３ａか１７０３ｂを選択することによりもう１つのカードを作成してもよい。

ポストカードの裏面生成
メッセージ、並びに受取人及び差出人の名前を含むポストカードの裏面が、図３ｂに示される手順により生成される。
消印データストリング生成（３０４）：カードが送られた後、カードの裏面が消印スタンプを表示する。消印はカードが送られた日付を示し、任意の文字を含んでもよい。ユーザがカードを送ったとき、この情報はセッションデータベースに記憶される。それは消印に適したスタイルに整形される。
ポストカードの方向決定（３０７）：ユーザがアップロードしたイメージの縦横比により、ポストカードの前面が２つの異なる向きに表示される。もし、写真の高さが幅よりも高ければ、ポストカードはカード正面を垂直に表示して示される。もし、ポストカードの幅が高さよりも広ければ、カード正面は水平に表示される。正面の向きは、好ましい実施例のポストカードの裏面に影響を及ぼす。
バックグラウンドイメージの選択（３０８）：空白カードの裏面に使用される２つの異なるイメージが存在する。どちらのイメージでも、ポストカードの正面はポストカードの裏面と僅かに重なって表示される。影の使用により、ポストカードの正面は、ポストカードの裏面の前にあるポストカードの正面と同様にされる。ポストカードの裏面に投影される影は、ポストカードの裏面の異なる２つの向きに対して異なる。図４に示される垂直なポートレートでは、正面と裏面の部分的な重なりは、裏面の左下端部にある。図８に示されるように横向きの方向では、正面と裏面の部分的な重なりは、裏面の右上端部にある。
ページ記述ファイルの生成（３０５）：カードの裏面のテキストのレイアウトは、ポストスクリプトのようなページ記述言語を使用して記述される。ページ記述は、テキストフィールドの大きさを決めて配置するためにコーディングされる（ユーザにより記載されるテキストは、メッセージ操作３０１、受取人名及びアドレス操作３０２、差出人名及びＥメールアドレス操作３０３、及び消印操作３０４に対する）。ページ記述言語はまた、メッセージテキストをラインに分割する（ｌｉｎｅ−ｗｒａｐｐｉｎｇ）ためのコードを含むので、カードの適当な領域と適合する。カードの裏面の全テキストは手書き風の書体で書かれているが、予め定められた異なる書体又はシステムの操作中にユーザが選択した書体で書くこともできる。
ページ記述レンダリング（３０６）：ページ記述は、Ｇｈｏｓｔｓｃｒｉｐｔ Ｐｏｓｔｃｒｉｐｔインタープリタ（Ｒｅｄ Ｈａｔ Ｓｏｆｔｗａｒｅ，Ｉｎｃ．Ｒｅｓｅｒｃｈ Ｔｒｉａｎｇｌｅ Ｐａｒｋ，ＮＣ）のようなラスター化エンジンを使用してグレイスケールイメージに変換される。その結果はテキストイメージと呼ばれる。
テキストイメージとカード裏面のバックグラウンドの合成（３０９）：テキストイメージは、合成ルーチンを使用してバックグラウンドと合成される。図５は、メッセージ及び差出人名をポストカード裏面と合成するプロセスを示す。全て空白のイメージがオーバーレイ５０１として使用され、テキストイメージがアルファマスク５０２として使用され、カードバックグラウンドがオリジナル５０３として使用される。その結果、テキストイメージ５０２が黒いピクセルではオーバーレイが通過し、結果として生じるイメージ５０４が、この黒い例ではオーバーレイであり、テキストイメージ５０２が白いピクセルでは、結果として生じるイメージ５０４は対応するピクセル位置のバックグラウンドイメージ５０３と同じでり、テキストイメージ５０２がグレイであるピクセルでは、結果として生じるイメージ５０４はオーバーレイ５０１（黒）及び対応するピクセルのバックグラウンドイメージ５０３の内容との混合である。正確な混合はテキストイメージピクセルのグレイレベルによる。
イメージの圧縮及び変換（３１０）：結果として生じるイメージは最終的に圧縮され、ウェブブラウザで見ることができるイメージフォーマット（例えば、ＧＩＦ又はＪＰＥＧ形式）に変換される。このプロセスの結果は、手書き風の書体で表示されるユーザのテキストを用いて、ポストカードの裏面の生成された部分を表示するイメージである。図１７は、完成したポストカードの裏面を示す。

写真のアップロード
写真タブは他のタブと異なって扱われる。図３ａを参照すると、写真ファイル操作３５１では、ユーザがカード上で使用したいイメージを保持するローカルクライアントコンピュータのファイルをユーザ自身が指定する。写真はＪＰＥＧ又はＧＩＦフォーマットでなければならない。ファイル名は、ＦＩＬＥタイプのＩＮＰＵＴフィールドを有するＨＴＭＬフォームを使用して指定される。このフィールドタイプはＮｅｔｓｃａｐｅ Ｎａｖｉｇａｔｏｒブラウザによりサポートされる。ユーザがＯＫボタンをクリックするとき、ＦＯＲＭデータがサーバにＰＯＳＴされる。このファイルの内容はフォームデータに添付され、サーバ上で受信される。

ＦＩＬＥタイプのＩＮＰＵＴフィールドをサポートしないブラウザ上では、写真はＥメール添付ファイルとして転送される。Ｅメールは、写真転送のために使用されるサーバ上の特定のアドレス（例えば、ｐｉｃｔｕｒｅｄｒｏｐ．ｙｏｂａｂｙ．ｃｏｍ）に送信される。アドレスの名前部分は、写真が関連する特定のセッションをエンコードする。電子ポストカードサーバ上で作動しているＥメールサーバは、このアドレスへのメールを特別に処理する。例えば、Ｓｅｎｄｍａｉｌのようなメールサーバでは、これは特定のホストに対する規則により処理される。規則は、メッセージを、受取人名からセッションＩＤをデコードしメッセージ本体をデコードするプログラムに渡す。プログラムはＰｅｒｌのようなスクリプト言語で記述でき、ＭＵＮＰＡＣＫのようなＵｎｉｘプログラムを使用してデコードできる。プログラムはデコードされたイメージファイルをＴｅｍｐ Ｉｍａｇｅ Ｄａｔａｂａｓｅに書き込む。

写真の処理及びポストカード表面の生成
写真がサーバ上で受信されるとき、電子ポストカードサーバソフトウエアは、図３に示される諸ステップを使用して写真を処理する。
サイズ及びタイプのチェック（３５４）：サーバにＰＯＳＴされたイメージデータは、電子ポストカードソフトウエアが処理できるサイズ及びフォーマットでなければならない。第１のステップは、サーバに送信されたデータのバイト数チェックである。もしバイト数があるリミットを越えていたら、イメージは無視され、ユーザはエラーページに誘導される。次に、イメージデータはテンポラリファイルとして保存され、ファイルのタイプがチェックされる。ファイルタイプは、ファイルをエンコードするファイルのヘッダバイトを調べることによりチェックされる。これは、Ｕｎｉｘコマンドファイルのようなプログラムを使用して為される。もし、ファイルタイプが電子ポストカードによりサポートされるタイプの１つでない場合、ファイルは消去され、ユーザはエラーページに誘導される。
解凍及び写真のフォーマットの変換（３５５）：ユーザから受信したイメージデータは、一般に圧縮されたフォーマットである。それは幾つかのフォーマットの中の１つである。イメージを更に容易に操作するために、サーバは最初にイメージをＰｏｒｔａｂｌｅ ＰｉｘＭａｐファイルフォーマット（ＰＰＭ）のような統一された圧縮されていないフォーマットに変換する。変換は、Ｕｎｉｘ ＮｅｔＰＢＭライブラリ（ワシントン大学、セントルイス、ミズーリ州から配布され、ｈｔｔｐ：／／ｗｕａｒｃｈｉｖｅ．ｗｕｓｔｌ．ｅｄｕ／ｇｒａｐｈｉｃｓ／ｇｒａｐｈｉｃｓ／ｐａｃｋａｇｅｓ／ＮｅｔＰＢＭのＵＲＬにより指定されるディレクトリで見つかるソフトウエア）に含まれるような標準的変換ツールを使用して為される。
写真の倍率変更（３５６）：ポストカードの表面は固定したサイズであり、イメージはこのサイズに適合するように倍率変更されなければならない。カードの表面の２つの異なるバージョンが、各方向に対して存在する。もし、写真の幅が高さよりも広ければ、水平（横向き）バージョンが選択される。もし、写真の高さが幅よりも高ければ、垂直（縦向き）バージョンが選択される。他の問題は、写真の縦横比が選択されたカードの縦横比と正確に一致しないかもしれないことである。写真は倍率変更され、１つの寸法が所望するサイズと正確に一致し、他のサイズは常にカードより大きいか又は正確に同じサイズである。
倍率変更された写真のトリミング（３５７）：もし倍率変更の後に写真の１つの寸法がカードに対して所望するサイズより大きければ、写真はカードに適合するようにトリミングされなければならない。大部分の写真の縦横比は類似（およそ５Ｘ７）しており、カードはおよそ同じ縦横比でデザインされているので、トリミングは通常は影響しない。トリミングが為され、よけいな部分が両端部（上下又は左右）から等しく除去され、写真はポストカード上で中心に配置される。トリミングは、Ｕｎｉｘコマンドｐｎｍｃｕｔのような標準的グラフィックルーチンを使用して為される。
ページ記述ファイルの生成（３５８）：キャプション操作（３５２）が写真上にされる間のテキスト入力のレイアウトは、ポストスクリプトのようなページ機銃言語を使用して記述される。ページ記述は、テキストフィールドの大きさを決めて配置するためにコーディングされる。ページ記述言語はまた、メッセージテキストをラインに分割する（ｌｉｎｅ−ｗｒａｐｐｉｎｇ）ためのコードを含むので、カードの適当な領域と適合する。
ページ記述レンダリング（３５９）：ページ記述は、Ｇｈｏｓｔｓｃｒｉｐｔ Ｐｏｓｔｃｒｉｐｔインタープリタのようなラスター化エンジンを使用してグレイスケールイメージに変換される。その結果はキャプションイメージと呼ばれる。
テキストカラーイメージの選択（３６０）：ユーザは、キャプションテキストに使用したいテキストカラー操作（３５３）で色を選択する。各色がイメージファイルであることに関連して、イメージフィルには色が入り、ポストカード正面の大きさである。
キャプションイメージ、テキストカラー、及びトリミングされた写真の合成（３６１）：キャプションイメージは、倍率変更されトリミングされた写真と合成ルーチンを使用して合成される。この操作は、上記の図３ｂ及び図５で示されるテキストイメージ及びカードバックグラウンド合成操作（３５９）と類似している。この場合、グレイスケール操作イメージがアルファマスクとして使用され、テキストカラーイメージがオーバーレイとして使用され、写真がオリジナルとして使用される。その結果、キャプションイメージが黒いピクセルでは、結果として生じるイメージが所望するテキストカラーであり、キャプションイメージが白いピクセルでは、結果として生じるイメージがピクセル位置の写真と同じであり、キャプションイメージがグレイであるピクセルでは、結果として生じるイメージはテキストカラー及び対応するピクセルの写真の内容との混合である。正確な混合はキャプションイメージピクセルのグレイレベルによる。
キャプションテキストを写真から目立たせるために、キャプションテキストは対比「影」で描かれる。
各ステップは上記のように機能する。第１の混合ステップは影の色（一般に黒）をオーバーレイとして使用し、キャプションイメージをアルファマスクとして使用し、写真をオリジナルとして使用する。第２の混合ステップはユーザにより選択されたテキストカラーをオーバーレイとして使用し、キャプションイメージをアルファマスクとして使用し、第１のステップの結果をオリジナルとして使用する。影は僅かなオフセットで混合され、キャプションの下及び右に現れる。
イメージの圧縮及び変換（３６２）：結果として生じるイメージは最終的に圧縮され、ウェブブラウザで見ることができるイメージフォーマット（例えば、ＧＩＦ又はＪＰＥＧ形式）に変換される。このプロセスの結果は、手書き風の書体で表示されるユーザのテキストを用いて、ポストカードの裏面の生成された部分を表示するイメージである。

カード送信
写真、差出人、受取人、及びメッセージが特定されるとき、カードは完全になり送信できる。ユーザが「Ｓｅｎｄ」ボタンをクリックするとき、サーバはカードキーを生成し、カードをＰｅｒｍａｎｅｎｔ Ｄａｔａｂａｓｅ内部に記憶し、受取人にＥメールメッセージを送信する。

コンタクト情報及びイメージは、Ｐｅｒｍａｎｅｎｔ Ｄａｔａｂａｓｅ内に記憶される。カードの表面及び裏面に対するイメージは、Ｉｍａｇｅ Ｄａｔａｂａｓｅ内部に記憶される。カードの裏面は今、消印されたスタンプを含む。いつも記載するように、消印はカードが送信される日付のためのものであり、スタンプはサイトのスポンサー／ホストを宣伝できる。差出人名、差出人のＥメールアドレス、受取人名、及び受取人のＥメールアドレスは、Ｃａｒｄ Ｄａｔａｂａｓｅ内に記憶される。カードが送信された日付も記憶される。

受取人に自動的に送信されるＥメールメッセージは、受取人がウェブサイト上で利用可能なカードが存在し、特定のＵＲＬを開くことにより見ることができることを述べている。ＵＲＬは、特定の電子ポストカードを一意に指定するカードキーを含む。

カードを見る
ＵＲＬを有するＥメールメッセージを受信するとすぐ、受取人はカードを見ることができる。受取人はＵＲＬに入るためにウェブブラウザを使用し、名前の入ったページを見る。

バリエーション
上記の好ましい実施例は電子ポストカードに向けられているが、システムはそれに限定されない。本発明は、サーバに処理されるイメージ情報をユーザが表示用ディスプレイにアップロードし、生成されたディスプレイの可用性について受け手に知らせるように任意に通知機構を提供する種々のシステムに適用される。本発明は、種々のイメージ処理システムを作り出すことに適用でき、システムに組み付けられる構造の程度、記憶の期間、及び通知する人数により変化する。例えば、本発明は以下のものを作り出すために変更できる。
写真コンテスト：システムのこの実施例では、ユーザは電子イメージを最小限の構造が組み付けられる（ことによると倍率変更及びフォーマット変換を含む）サーバ上にアップロードできる。イメージデータは、コンテストが開かれている短い時間だけ記憶される。いったんアップロードされたら、システムは（イメージ識別子を含む）通知を審査員に送信するか、又は新しい電子イメージのエントリーの審査員への通知を判断する。
赤ちゃんジャーナル：システムのこの実施例では、ユーザは電子イメージを赤ちゃん又は幼児のサーバにアップロードできる。サーバは固定された構造（例えば、イメージを保持するページに対する特定のフレーム又はフォーマット）を組み付けるか、又はユーザが選択できる種々の構造を許容する。永久的でなければ、イメージデータは長期間保持される。いったんアップロードされたら、ユーザは１又は複数の受取人が新しいイメージの通知を受信するように指定することができ、受取人ディスプレイを訪問して見るように招待できる。そして子供のためのアルバムが作り出され、表題の種々のイメージを長期間にわたって保持する。
家族アルバム：システムのこの実施例では、１又は複数の関連するユーザが電子イメージをアップロードする。サーバは固定された構造（例えば、イメージを保持するページに対する特定のフレーム又はフォーマット）を組み付けるか、又はユーザが選択できる種々の構造を許容する。サーバもまた、各ユーザ（例えば、家族）によって電子イメージディスプレイを分離し、一方、（家族アルバム全体の）全ディスプレイ間の関係を維持する。永久的でなければ、イメージデータは長期間保持される。いったんアップロードされたら、ユーザは１又は複数の受取人が新しいイメージの通知を受信するように指定することができ、受取人ディスプレイを訪問して見るように招待できる。従って、アルバムが全体の家族に対して作り出され、家族の種々のイメージが構成されたアルバムで保持される。システムは訪問者が写真にコメントを付けることができるように拡張してもよく、システムはコメントをイメージを有するディスプレイに対するデータベース内に記憶する。

上記の全実施例では、システムは種々の処理（例えば、キャプチャ、フォーマット化、記憶、変換、センタリング、トリミング、フリッピング、アンチエイリアシング、倍率変更、圧縮、フィルタリング、色補正、特別な境界及び／又はコーナモチーフの付加、ぼかし、視覚的効果の付加等）を提供する。実施例は更に、電子イメージデータ及び／又はディスプレイのクライアントコンピュータによる追加的な処理を提供する。例えば、システムは、ポストカードの表面上の写真を再度センタリングするようにユーザがクライアントコンピュータのマウスをドラッグできるように変更できる。（クライアント上で動く）ソフトウエアはまた、再配置された写真を表示するためにディスプレイをアップデートできる。ディスプレイのアップデートは、マウスがドラッグされている間にサーバコンピュータとの通信無しで進行する。クライアント上で動くソフトウエアはまた、種々の他のタイプのイメージデータ処理（例えば、倍率変更、フィルタリング、色補正、テキスト合成等）の結果をプレビューできる。クライアントコンピュータ上のこの処理の結果として生成された結果は、サーバコンピュータにより生成されたものと同じ解像度であるか、又はプレビューの時間を最小化するために低品質であり、従って、サーバが最終的に処理された情報を実際に生成することを可能にする。クライアントコンピュータソフトウエアはＪａｖａ言語で実行されるので、Ｊａｖａを実行可能なブラウザで動く。

他の実施例が機能、レイアウト、及び外見の変更を用いて作り出せることが理解されるべきである。本発明は上記好ましい実施例だけを参照して詳細に記述されたが、本発明の範囲から逸脱することなく種々の変更が可能なことは当業者に認識されるところである。従って、本発明は特許請求の範囲によってのみ制限される。

Claims (9)

1. 一または複数のサーバによってユーザと受取人との間でイメージデータを共有する方法であって、
   イメージデータをアップロードするためのユーザインタフェースをクライアントコンピュータに提供すること、
   前記ユーザインタフェースを介して前記クライアントコンピュータからアップロードされたイメージデータを受信すること、
   アップロードされたイメージデータを記憶すること、
   前記記憶されたイメージデータと、当該記憶されたイメージデータを取得するためのサーバに対し当該記憶されたイメージデータを識別するために構成されたユニフォームリソースロケーター（ＵＲＬ）とを関連付けること、
   前記クライアントコンピュータからアップロードされた前記イメージデータを受信するのとは別に、受取人の識別情報を受信すること、
   関連付けられた前記ＵＲＬを含めた電子メッセージを生成すること、
   識別された前記受取人に前記電子メッセージを送信すること
   を備え、
   前記電子メッセージはスタンプまたは消印を含み、前記スタンプまたは前記消印は広告を含む、方法。
2. イメージデータをアップロードするためのユーザインタフェースをクライアントコンピュータに提供することは、第1サーバがユーザインタフェースを提供することを含み、
   アップロードされたイメージデータを記憶することは、第２サーバが前記アップロードされたイメージデータを記憶することを含み、
   前記電子メッセージを送信することは、第３サーバが前記電子メッセージを送信することを含む、請求項１に記載の方法。
3. イメージデータをアップロードするためのユーザインタフェースをクライアントコンピュータに提供することは、第1サーバがユーザインタフェースを提供することを含み、
   アップロードされたイメージデータを記憶することは、前記アップロードされたイメージデータを第１サーバがアクセス可能なデータ記憶装置に記憶することを含む、請求項１に記載の方法。
4. 前記クライアントコンピュータから受信したリクエストに応答して、前記記憶したイメージデータを操作することを備える、請求項３に記載の方法。
5. 前記記憶したイメージデータを操作することは、倍率変更、回転、センタリング、ミラーリング、フィルタリング、フォーマット化、圧縮、色補正、編集、トリミング、ぼかし加え、表題付け、モチーフの付加、可視的効果の付加からなる群から選択された少なくとも一つの処理を行うことを含む請求項４記載の方法。
6. 少なくとも２つのサーバを備え、ユーザと受取人との間でイメージデータを共有するシステムにおいて、
   前記少なくとも２つのサーバのうちの少なくとも１つが単独で下記動作の全部よりは少ない動作を実行するように構成され、それにより、前記少なくとも２つのサーバが協働して下記動作を実行するように構成されている前記システムであって、前記動作が、
   イメージデータをアップロードするためのユーザインタフェースをクライアントコンピュータに提供すること、
   前記ユーザインタフェースを介して前記クライアントコンピュータからアップロードされたイメージデータを受信すること、
   アップロードされたイメージデータを記憶すること、
   前記記憶されたイメージデータと、当該記憶されたイメージデータを取得するためのサーバに対し当該記憶されたイメージデータを識別するために構成されたユニフォームリソースロケーター（ＵＲＬ）とを関連付けること、
   前記クライアントコンピュータからアップロードされた前記イメージデータを受信するのとは別に、受取人の識別情報を受信すること、
   関連付けられた前記ＵＲＬを含めた電子メッセージを生成すること、
   識別された前記受取人に前記電子メッセージを送信すること
   を備え、
   前記電子メッセージはスタンプまたは消印を含み、前記スタンプまたは前記消印は広告を含む、前記システム。
7. 前記少なくとも２つのサーバのうちの少なくとも１つが、前記クライアントコンピュータから受信したリクエストに応答して、前記記憶したイメージデータを操作するように構成されている、請求項６に記載のシステム。
8. 前記記憶したイメージデータを操作することは、倍率変更、回転、センタリング、ミラーリング、フィルタリング、フォーマット化、圧縮、色補正、編集、トリミング、ぼかし加え、表題付け、モチーフの付加、可視的効果の付加からなる群から選択された少なくとも一つの処理を行うことを含む請求項７に記載のシステム。
9. ユーザと受取人との間でイメージデータを共有することを手助けするコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能媒体であって、前記コンピュータプログラムが、
   イメージデータをアップロードするためのユーザインタフェースをクライアントコンピュータに提供すること、
   前記ユーザインタフェースを介して前記クライアントコンピュータからアップロードされたイメージデータを受信すること、
   アップロードされたイメージデータを記憶すること、
   前記記憶されたイメージデータと、当該記憶されたイメージデータを取得するためのサーバに対し当該記憶されたイメージデータを識別するために構成されたユニフォームリソースロケーター（ＵＲＬ）とを関連付けること、
   前記クライアントコンピュータからアップロードされた前記イメージデータを受信するのとは別に、受取人の識別情報を受信すること、
   関連付けられた前記ＵＲＬを含めた電子メッセージを生成すること、
   識別された前記受取人に前記電子メッセージを送信すること
   を実行するための命令を備え、
   前記電子メッセージはスタンプまたは消印を含み、前記スタンプまたは前記消印は広告を含む、前記コンピュータ読み取り可能媒体。

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