JP5292426B2 - 内視鏡装着具 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡の挿入部に装着されて使用される内視鏡装着具に関する。
体内管路に挿入して治療や観察を行う内視鏡が広く知られている。一般に、内視鏡は、体内管路の湾曲した部分を通過できるように、体外からの操作(手技)で挿入部の先端が湾曲するように構成されている。しかし、例えば、S状結腸や横行結腸のように体腔に固定されていない部位に内視鏡を挿入する手技は困難であり、挿入手技が未熟である場合には、患者に大きな苦痛を与えてしまう。
このため、下記特許文献1に記載されているように、腸管内で内視鏡を挿入方向に推進させる自己推進型の装着具が提案されている。この装着具は、内視鏡の先端に中空でトロイダル状の回転体を取り付け、この回転体を循環転動させることによって内視鏡を腸管深部へと牽引している。
特表2009−513250号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の装着具では、回転体を保持または回転させるための機構の一部を回転体の内部に設ける必要があり、構成が複雑でコストが高くなってしまうといった問題がある。
また、上記特許文献1記載の装着具は、回転体と体内管路との摩擦力によって内視鏡を牽引するので、外径が小さいと十分な推進力を得ることができない。しかし、外径を大きくすると患者への負担が増えてしまうといった問題もあった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、製造コストを抑えることのできる内視鏡装着具を提供することを目的としている。また、本発明は、十分な推進力を得ながら患者への負担を軽減できる内視鏡装着具を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の内視鏡装着具は、内視鏡の挿入部に取り付けられ、外部の駆動源から動力が与えられて前記内視鏡を検査孔内で推進させる自己推進型の内視鏡装着具において、前記挿入部の挿入方向前側に設けられ、有端のベルトが巻き付けられた巻き付けローラと、前記巻き付けローラよりも前記挿入部の挿入方向後側に設けられ、前記巻き付けローラから前記ベルトを引き出すことによって前記内視鏡に推進力を供給するベルト引き出し機構とを備えたことを特徴としている。
前記ベルトを前記検査孔の内壁に押し当てるためのバルーンを設けてもよい。
また、前記巻き付けローラを前記挿入部の中心軸回りに複数設けるとともに、これら複数の巻き付けローラのそれぞれに対応するように、前記ベルト引き出し機構を複数設けてもよい。
さらに、前記巻き付けローラを前記挿入部の中心軸回りに複数設けるとともに、これら複数の巻き付けローラのそれぞれに対応するように、前記ベルト引き出し機構及び前記バルーンを複数設けてもよい。
また、前記挿入部を取り巻く円筒形状に形成され、前記動力源から動力の供給を受けて前記挿入部の中心軸回りに回転するウォームホイールと、前記ウォームホイールに歯合され、前記ウォームホイールの回転に連動して前記挿入部の挿入方向とは垂直な軸回りに回転するウォームホイールとを備え、前記ベルト引き出し機構は、前記ウォームホイールの回転により前記巻き付けローラから前記ベルトを引き出すものでもよい。
さらに、前記巻き付けローラよりも前記挿入方向後側に、前記巻き付けローラから引き出したベルトを収納するための収納部が形成されており、前記ベルトは、前記収納部の外側を回り込み、前記挿入方向後側から前記収納部に案内されるものでもよい。
また、前記収納部に、案内されたベルトの移動方向を規制するためのガイド部材を設けてもよい。
さらに、前記ガイド部材は、前記収納部に案内されたベルトを巻き取るための巻き取りローラであってもよい。
また、前記ベルトが引き出される方向とは反対方向に前記巻き付けローラを回転させることによって、前記巻き付けローラから引き出されたベルトを前記巻き付けローラに巻き戻すベルト巻き戻し機構を設けてもよい。
さらに、前記ベルトは、生体適合プラスチックで形成されているものでもよい。
また、前記ベルト引き出し機構は、遠隔操作されるものでもよい。
本発明の内視鏡装着具は、有端ベルトを用いた簡単な構成としたので、製造コストを抑えることができる。また、バルーンを用いて検査孔の内壁にベルトを押し当てるようにすれば、推進力を得たいときはバルーンを膨らませることで十分な推進力を得られ、挿入手技が比較的容易で推進力が必要のない部位を通過させる場合はバルーンを萎ませることで患者への負担を軽減できる。
内視鏡システムの概略図である。 内視鏡の先端部分と自己推進装置の本体部分の斜視図である。 自己推進装置の本体部分の分解図である。 自己推進装置の本体部分の断面図である。 自己推進装置の本体部分の断面図である。 自己推進装置の本体部分の断面図である。 自己推進装置の本体部分の断面図である。
図1、図2において、内視鏡システム2は、電子内視鏡10と自己推進装置(内視鏡装着具)11とから構成される。電子内視鏡10は、手元操作部12と、この手元操作部12に連設され、体内管路(例えば大腸)に挿入される挿入部13とを備える。手元操作部12にはユニバーサルコード14が接続され、ユニバーサルコード14の先端には、光源装置やプロセッサ装置(いずれも図示せず)が接続されている。
手元操作部12には、アングルノブ15や、挿入部13の先端からエアー、水を噴出させるための送気・送水ボタン16、吸引ボタン17等が設けられている。また、手元操作部12の挿入部13側には、電気メス等の処置具が挿通される鉗子口18が設けられている。
挿入部13は、手元操作部12側から順に、可撓性を有する軟性部19と、湾曲自在な湾曲部20と、先端硬性部21とからなる。軟性部19は、先端硬性部21を体内管路の目的の位置に到達させるために数mの長さをもつ。湾曲部20は、手元操作部12のアングルノブ15の操作に連動して上下、左右方向に湾曲動作する。これにより、先端硬性部21を体内の所望の方向に向けることができる。
先端硬性部21には、体内の被観察部位の像を取り込むための観察窓30、対物光学系、および被観察部位の像を撮像するCCDやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子が設けられている。固体撮像素子は、挿入部13、手元操作部12、ユニバーサルコード14に挿通された信号ケーブルにてプロセッサ装置に接続される。被観察部位の像は、固体撮像素子の受光面に結像されて撮像信号に変換される。プロセッサ装置は、信号ケーブルを介して受けた固体撮像素子からの撮像信号に各種画像処理を行って映像信号に変換し、これをケーブル接続されたモニタ(図示せず)に観察画像として表示させる。
また、先端硬性部21には、光源装置の照射光源からの照明光を被観察部位に照射するための照明窓31や、送気・送水ボタン16の操作に応じて、光源装置に内蔵の送気・送水装置から供給されるエアーや水を観察窓に向けて噴射するための送気・送水ノズル32、鉗子口18に挿通された処置具の先端が露呈される鉗子出口33が設けられている。
自己推進装置11は、電子内視鏡10に装着され、体内管路内における電子内視鏡10の挿入部13の進退を補助する装置である。自己推進装置11は、挿入部13に取り付けられる本体40と、本体40を駆動制御するコントロールユニット41とを備えている。本体40は、ベルト42とバルーン43を備えており、自己推進装置11は、バルーン43を膨らませてベルト42を検査孔の内壁に押し当て、この状態でベルト42を挿入方向とは逆方向へ向けて移動させることによって挿入部13を検査孔の奥へと牽引する。
本体40には、ベルト42に駆動力を供給するためのトルクワイヤ44と、バルーン43に送気するための送気パイプ45が接続されている。また、本体40の後端には、挿入部13の中心軸Aの方向(挿入方向)に伸縮自在なオーバーチューブ46が接続されている。オーバーチューブ46は、挿入部13とトルクワイヤ44と送気パイプ45とに一体性を持たせる為に設けられ、挿入部13、トルクワイヤ44、送気パイプ45は、ともにオーバーチューブ46に挿通される。
コントロールユニット41は、モータ47とエアポンプ48と操作部49とを備えており、体外に配置される。モータ47は、トルクワイヤ44と接続されており、トルクワイヤ44を回転させることでベルト42を駆動する。エアポンプ48は、送気パイプ45と接続されておりバルーン43への送気及びバルーン43からの排気を行う。
操作部49は、本体40の前進及び停止を指示するための操作部材や、バルーン43への送気、送気の停止、排気を指示するための操作部材を備えている。コントロールユニット41は、操作部49からの操作指示に基づいてモータ47及びエアポンプ48を駆動制御する。このように、本体49は、体外に配置されたコントロールユニット41により遠隔操作される。
次に、図3、図4を用いて、本体40の具体的な構成について説明する。なお、図3では、オーバーチューブ46及びベルト42の図示を省略している。また、図4では、オーバーチューブ46の図示を省略している。
図3、図4に示すように、本体40は、固定筒50、ウォームギア51、ベルト保持筒52を備えている。固定筒50は、内径が挿入部13の外径とほぼ等しい円筒形状に形成されており、挿入部13の外周に固定される。ウォームギア51は、内径が固定筒50の外径よりも一回り大きな円筒形状に形成され、固定筒50の外周に取り付けられて回転自在に保持される。ウォームギア51には、挿入方向後端部外周に沿って複数のギア歯が形成されている。このギア歯は、トルクワイヤ44の先端に取り付けられたギア53と歯合されており、ウォームギア51は、ギア53の回転に伴って固定筒50の外周回りに回転する。
ベルト保持筒52は、略角筒形状に形成され、固定筒50及びウォームギア51を覆うようにこれらの外側に配置される。ベルト保持筒52は、ベルト保持筒52の内周と固定筒50の外周とを繋ぐように設けられた前端押さえ板54及び後端押さえ板55より、固定筒50に固定される。
ベルト保持筒52には、それぞれにベルト42が巻き付けられた4つの巻き付けローラ56が設けられている。ベルト42は、柔軟性を有する生体適合プラスチック(ポリ塩化ビニル、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、ポリウレタン樹脂等)から形成されている。また、ベルト42は、有端であり、一端が巻き付けローラ56に取り付けられ、他端が後述する巻き取りローラ59に取り付けられている。なお、本実施形態では、ベルト42として、挿入部13が大腸のS字結腸を通過するのに十分な長さ(例えば、数十cm)のものを用いている。
巻き付けローラ56は、挿入方向先端部に配置され、挿入方向と垂直な軸回りに回転自在に設けられている。巻き付けローラ56は、図示しないバネ(ゼンマイ式のバネなど)により、ベルト42を巻き付ける方向(図4において反時計方向)に付勢されている。これにより、後述するウォームホイール57が回転していないにも関わらず、ベルト42が巻き付けローラ56から引き出されてしまうといったことを防止している。
また、ベルト保持筒52には、各巻き付けローラ56に巻き付けられたベルト42を引き出すためのベルト引き出し機構が設けられている。ベルト引き出し機構は、ウォームホイール57、従動ローラ58、巻き取りローラ59とからなる。これら、ウォームホイール57、従動ローラ58、巻き取りローラ59は、各巻き付けローラ56に対応して4つずつ設けられ、それぞれ対応する巻き付けローラ56と平行な軸回りに回転自在に設けられている。
ウォームホイール57は、ウォームギア51と歯合されており、ウォームギア51の回転に伴って回転する。従動ローラ58は、ウォームホイール57よりも挿入方向後側に配置されている。従動ローラ58とウォームホイール57との間の隙間は、ベルト42の厚みよりも僅かに狭くされている。巻き取りローラ59は、ウォームホイール57よりも挿入方向前側に配置されている。巻き取りローラ59は、挿入方向に沿ってスライド自在に保持されており、バネ60によって挿入方向後側へ向けて付勢されている。
ベルト42の他端は、巻き付けローラ56から従動ローラ58の外側(挿入部13から遠い側)を回り込むように従動ローラ58とウォームホイール57との間を通った後、ウォームホイール57に沿って巻き取りローラ59へ向かい、ウォームホイール57と巻き取りローラ59との間を通って巻き取りローラ59に取り付けられている。これにより、ウォームホイール57が図4の反時計方向に回転すると、これに伴って従動ローラ58と巻き取りローラ59とが図4の時計方向に回転し、ベルト42が巻き付けローラ56から引き出されて巻き取りローラ59に巻き付けられる(図6参照)。
また、ベルト保持筒52の外周には、バルーン43が設けられている。バルーン43は、ドーナツ型のチューブからなり、巻き付けローラ56から引き出されたベルト42の内側(挿入部13側)に位置するようにベルト保持筒52の外周に固定されている。送気パイプ45は、後端押さえ板55を貫通する開口からベルト保持筒52の内側を通され、ベルト保持筒52を貫通する開口を通ってバルーン43に接続されている。
上記のように構成された内視鏡システム2の作用について説明する。先ず、固定筒50に挿入部13と挿通して、本体40を挿入部13に固定する。次に、プロセッサ装置、光源装置、制御装置等の電源をオンして、次いで患者情報等を入力する。その後、電子内視鏡10の挿入部13を検査孔内に挿入する。
挿入手技の難しい部位、例えばS状結腸の手前まで挿入部13が進められた後、操作部49を操作してコントロールユニット41の電源をオンする。そして、操作部49から前進指示を入力する。前進指示が入力されると、モータ47が駆動される。モータ47は、図4においてウォームギア51を反時計方向に回転させる方向に回転される。これにより、ベルト42が巻き付けローラ56から引き出されて巻き取りローラ59に巻き付けられる。そして、このベルト42の動きによって挿入部13に推進力が供給されて、挿入部13が検査孔の内壁に沿って前進する。
また、ベルト42と検査孔の内壁との摩擦力が不十分で、モータ47によりベルト49を駆動するだけでは挿入部13に十分な推進力が供給できない場合は、操作部49からバルーン43への送気指示を入力する。送気指示が入力されると、エアポンプ48が駆動され、バルーン43に対して送気が行われ、図5に示すようにバルーン43が膨らむ。
挿入部13に十分な推進力を供給できる程度にバルーン43が膨らんだら、操作部49から送気停止指示を入力することで、バルーン43が膨らんだ状態で維持される。そして、この状態で前進指示を入力すれば、図6に示すように、膨らんだバルーン43の外側を通ってベルト42が巻き取りローラ59に巻き取られるので、挿入部13を検査孔の奥へと牽引できる。
先端硬性部21が目的の部位に到達した場合、または、挿入手技の難しい部位を通過した場合、操作部49から停止指示を入力することで、モータ47が停止し、挿入部13への推進力の供給が停止される。また、操作部49から排気指示を入力すると、バルーン43から排気されてバルーン43が萎む。
このように、本発明の自己推進装置によれば、有端のベルトを用いた簡単な構成としたのでコストを抑えることができる。また、バルーンを膨らませることで挿入部に十分な推進力を供給できる。さらに、挿入手技が容易な場所で挿入部を進退させる場合などはバルーンを萎ませることでスムーズな進退が可能であり、患者への負担も少ない。
なお、本発明は、有端のベルトによって挿入部に推進力を供給できればよいので、細部の構成は上記実施形態に限定されず適宜変更できる。例えば、バルーンへの送気量やバルーンの内圧を検出するセンサを設け、センサからの情報に基づいてバルーンの大きさを調節できるようにしてもよい。
また、バルーンを使用する旨の指示を入力するだけで、自動的に最適な大きさにバルーンが膨らむようにしてもよい。この場合、バルーンを使用する指示が入力された際に、バルーンへの送気を行いながら送気量や内圧を監視する処理と、送気量や内圧の変化に基づいてバルーンの大きさが最適か否かを判定する処理と、最適な大きさと判定された際に送気を停止する処理とを、コントロールユニットが行うようにすればよい。
また、上記実施形態では、ベルト(モータ)とバルーン(エアポンプ)とを個別に制御する例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、前進指示を入力すると、バルーンが所定の大きさまで膨らんだ後にベルトが駆動されるといった処理が自動でなされるようにしてもよい。さらに、観察対象等に応じたプログラムを予め組んでおき、プログラムに従ってモータ及びエアポンプを駆動制御、すなわち、自動操縦してもよい。
また、上記実施形態では、巻き付けローラとベルト引き出し機構とを4組設け、4本のベルトで内視鏡を牽引する例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、巻き付けローラとベルト引き出し機構とを3組以下とし、3本以下のベルトで内視鏡を牽引してもよい。もちろん、巻き付けローラとベルト引き出し機構とを5組以上とし、5本以上のベルトで内視鏡を牽引してもよい。
さらに、上記実施形態では、1つのバルーンで全てのベルトを検査孔の内壁に押し当てる例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。ベルト毎にバルーンを設け、各バルーンが対応するベルトを検査孔の内壁に押し当てるようにしてもよい。もちろん、バルーンに対応して複数の送気ポンプを設けたり、切り替え弁などにより送気するバルーンを切り替えることによって、各バルーンの大きさを個別に調節できるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、巻き付けローラから引き出されたベルトを巻き取りローラに巻き付ける例で説明をしたが、図7に示すように、巻き付けローラ56から引き出したベルト42を、本体70内のスペースに案内するだけでもよい。なお、本例では、巻き取りローラ59の後方のスペースにベルト42を案内するとともに、案内されたベルト42の移動を規制するためのガイド板71を設けている。また、図7では上述した実施形態と同様の部材については同様の符号を付して説明を省略している。
また、上記実施形態では、バネによりベルトを巻き付ける向きに巻き取りローラを付勢することによって、ウォームホイールが回転していない状態でベルトが巻き付けローラから引き出されてしまうといったことを防止する例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ストッパにより巻き付けローラの回転を規制してもよい。この場合、ストッパを、巻き付けローラの回転を規制する規制位置と、巻き付けローラの回転を許容する規制解除位置との間で移動自在に設けるとともに、このストッパを検査孔外から操作するためのワイヤを設け、挿入手技が難しい部位に挿入部が到達したときにワイヤを操作してストッパを規制解除位置へ移動させればよい。
さらに、上記実施形態では、挿入手技が困難な部位を通過するときだけベルトを駆動する例で説明をしたが、検査孔の入口からベルトを駆動して挿入部を牽引するようにしてもよい。なお、このように検査孔の入口からベルトを駆動する場合、または、挿入手技が難しい部位の距離が長い場合や挿入手技が難しい部位を複数箇所通過する必要がある場合などは、目的の部位へ到達する前に巻き付けローラから全てのベルトが引き出されてしまい、これ以上推進力を提供できなくなってしまう恐れがある。このような問題を防止するために、巻き付けローラから引き出したベルトを再度巻き付けローラに巻き戻すベルト巻き戻し機構を設け、ベルトを巻き戻すことにより再度推進力を供給できるように構成してもよい。
この場合、上記実施形態のようにバネによりベルトを巻き戻す向きに巻き付けローラを付勢するといったことが考えられる。こうすれば、バルーンを萎ませて、ベルトを引き出すためのモータをベルトを引き出すときとは反対方向に回転させれば、巻き付けローラにベルトが巻き戻され、再度推進力を供給できるようになる。また、上記実施形態で説明したベルト引き出し機構と同様の機構、すなわち、ウォームギア、ウォームホイール、モータ、トルクワイヤなどからなるベルト巻き取り機構を、ベルト引き出し機構とは別に新たに設け、このベルト巻き取り機構によってベルトを巻き戻すようにしてもよい。
また、上記実施形態では、医療診断用の電子内視鏡の装着具に本発明を適用した例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。工業用等その他の内視鏡や超音波プローブといった管路観察用器具の装着具に本発明を適用してもよい。
2 内視鏡システム
10 電子内視鏡
11 自己推進装置
40、70 本体
41 コントロールユニット
42 ベルト
43 バルーン
44 トルクワイヤ
45 送気パイプ
47 モータ
48 エアポンプ
50 固定筒
51 ウォームギア
56 巻き付けローラ
57 ウォームホイール
58 従動ローラ
59 巻き取りローラ
71 ガイド板

Claims (11)

  1. 内視鏡の挿入部に取り付けられ、外部の駆動源から動力が与えられて前記内視鏡を検査孔内で推進させる自己推進型の内視鏡装着具において、
    前記挿入部の挿入方向前側に設けられ、有端のベルトが巻き付けられた巻き付けローラと、
    前記巻き付けローラよりも前記挿入部の挿入方向後側に設けられ、前記巻き付けローラから前記ベルトを引き出すことによって前記内視鏡に推進力を供給するベルト引き出し機構とを備えたことを特徴とする内視鏡装着具。
  2. 前記ベルトを前記検査孔の内壁に押し当てるためのバルーンを設けたことを特徴とする請求項1記載の内視鏡装着具。
  3. 前記巻き付けローラを前記挿入部の中心軸回りに複数設けるとともに、これら複数の巻き付けローラのそれぞれに対応するように、前記ベルト引き出し機構を複数設けたことを特徴とする請求項1または2記載の内視鏡装着具。
  4. 前記巻き付けローラを前記挿入部の中心軸回りに複数設けるとともに、これら複数の巻き付けローラのそれぞれに対応するように、前記ベルト引き出し機構及び前記バルーンを複数設けたことを特徴とする請求項2記載の内視鏡装着具。
  5. 前記挿入部を取り巻く円筒形状に形成され、前記動力源から動力の供給を受けて前記挿入部の中心軸回りに回転するウォームホイールと、
    前記ウォームホイールに歯合され、前記ウォームホイールの回転に連動して前記挿入部の挿入方向とは垂直な軸回りに回転するウォームホイールとを備え、
    前記ベルト引き出し機構は、前記ウォームホイールの回転により前記巻き付けローラから前記ベルトを引き出すことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の内視鏡装着具。
  6. 前記巻き付けローラよりも前記挿入方向後側に、前記巻き付けローラから引き出したベルトを収納するための収納部が形成されており、
    前記ベルトは、前記収納部の外側を回り込み、前記挿入方向後側から前記収納部に案内されることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の内視鏡装着具。
  7. 前記収納部には、案内されたベルトの移動方向を規制するためのガイド部材が設けられていることを特徴とする請求項6記載の内視鏡装着具。
  8. 前記ガイド部材は、前記収納部に案内されたベルトを巻き取るための巻き取りローラであることを特徴とする請求項記載の内視鏡装着具。
  9. 前記ベルトが引き出される方向とは反対方向に前記巻き付けローラを回転させることによって、前記巻き付けローラから引き出されたベルトを前記巻き付けローラに巻き戻すベルト巻き戻し機構を設けたことを特徴とする請求項1〜8いずれか記載の内視鏡装着具。
  10. 前記ベルトは、生体適合プラスチックで形成されていることを特徴とする請求項1〜9いずれか記載の内視鏡装着具。
  11. 前記ベルト引き出し機構は、遠隔操作されることを特徴とする請求項1〜10いずれか記載の内視鏡装着具。
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