JP5285378B2 - シート後処理装置 - Google Patents

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本発明は、シートを中折りやZ折りする前に予め折り目を付けるシート後処理装置に関し、詳しくはシートの所定の位置に直線状の筋目を付けるための筋付け機構に関する。
従来のシート後処理装置では、シートの所定の箇所に綴じ処理を行なうステープル機構やシートを2つ折り、Z折りなどの折り処理を行なう折り機構が備えられたものが知られている。
上述した折り機構が備えられたシート後処理装置においては、シートに折り処理が行われる前にシートに筋状の折り目を付けて、折り処理を行なう際に所定の位置で確実にシートが折れるように折り処理を補助する筋付け機構が備えられたものがある。このような筋付け機構は、折れ曲がり難い厚紙やフィルム紙に特に有効であり、製本などを行なう製本機能を有するシート後処理装置の表紙のみに筋付けを行なうものも知られている。
従来における筋付け機構は、その先端を刃状に形成された筋付けプレートとV字状の溝が形成された筋付けブロックとを備え、筋付けプレートの刃状の先端部と筋付けブロックのV字状の溝が係合するように筋付けプレートと筋付けブロックのいずれか一方を移動させることによって筋付けプレートと筋付けブロックの間でシートを挟み、シートに筋付けを行なうものが知られている(例えば、特許文献1)。また、その外周を刃状に形成された回転体とシートを支持した筋付け台とを備え、回転体が筋付け台に支持されたシートを押圧しつつ、回転移動することによってシートに筋付けを行なうものも知られている(例えば、特許文献2)。
特開2000−301851号公報 特開2008−105316号公報
しかしながら、前者の筋付けプレートと筋付けブロックによる筋付け機構においては、長く延設された筋付けプレートの先端部を同時にシート面に圧接するので、その押圧力は分散される。したがって、十分な筋付けを行うことができずに折り機構でシートを折った際に所望の位置で折ることができない。また十分にシートが折り曲がらずに折りシートが開き易くなる。
また、回転体と筋付け台から構成された筋付け機構では、回転体がシートの端部の外側からシート上に移動させる際において、シートの端部が浮き上がった状態やシートの端部がカール形状に変形した状態である場合に回転体がシート上に移動できない。したがって、回転体がシートの端部を押しつつシート上に移動するためシートにずれが生じ、所定の位置に筋付けがなされないとの問題が生じる。また回転体は軸方向のガタや取り付け公差などによって蛇行して移動し易く、確実に直線状の筋付けができないとの問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、シートの所望の位置に確実に筋付けを施すことができ、また確実に直線状の筋付けが可能となる直進性に優れた筋付け機構を備えたシート後処理装置を提供することを目的にする。
上記の目的を達成するために本発明は、シートの一端側から他端側に延設された凸部が形成された第1の筋付け部材と、シートの一端側から他端側に向けて円弧状に延設された凹部を有する第2の筋付け部材と、第2の筋付け部材を前記第1の筋付け部材側に押圧する押圧手段とで筋付け手段を構成し、押圧手段による第2の筋付け部材の押圧位置をシートの一端側から他端側に向けて移動させて第2の筋付け部材の円弧状の凹部を第1の筋付け部材の凸部に対して順次嵌合させるようにして筋付けを施すようにした。
円弧状の第2の筋付け部材の凹部が第1の筋付け部材の凸部に対する嵌合位置を移動させつつ揺動して筋付けを行なうように構成したので、少ない押圧力で確実に筋を施すことができ、また筋付けを行なう部材と加圧する部材とを個別に設けたので、筋付けを行なう部材の直進性が向上し、筋が蛇行することなく直線状の筋目が施される。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は画像形成装置A、シート後処理装置Bから構成された画像形成システムの全体図である。
図1に示す画像形成システムは原稿画像を読み取り、読み取った画像をシート上に印刷する画像形成装置Aと、この装置Aから搬出されたシートにステープル処理、折り処理などの後処理を施すシート後処理装置Bとから構成されている。
画像形成装置Aは、シートが収納する複数のカセット4と静電ドラム6と定着器9が設けられている。静電ドラム6はそのドラム上に静電潜像を形成し、この潜像に現像器7でトナーインクを付着し、転写チャージャ8でシートに印刷する。すなわち、選択されたカセットから繰り出されたシートは静電ドラム6によって、その表面に画像が印刷され、定着器9で定着される。
なお、図中の符号2は、透明プラテン11上に載置された原稿画像をCCDディバイスなどによって読み取る原稿読取装置であり、また符合3は原稿シートを自動的にプラテン11上に給送する原稿送り装置である。この装置においては、原稿読取装置2で読み取られた原稿画像データに基づいて静電ドラム6上に静電潜像を形成し、シートに原稿画像を複写する。
次にシート後処理装置Bについて説明すると、シート後処理装置Bは図1に示すようにシートの端部に端綴じ処理を施すステープル処理部20とシートの略中央に中綴じを施し、シートを中折りして冊子を作成する折り処理部30とが設けられている。そして、画像形成装置Aからシート後処理装置Bの搬入経路PA1に送られたシートは、操作者によってステープルモードが選択されると第1搬送経路PA2からステープル処理部20に搬送され、折りモードが選択されると第2搬送経路PA3から折り処理部30に搬送される。
ステープル処理部20には、シートを処理するための処理トレイ21と、この処理トレイ21上のシートの端部に綴じ処理を施す端綴じ用のステープルユニット22と、処理トレイ21にシートを排出する排出ローラ対23と、処理トレイ21上に排出されたシートをステープル装置側のステープル位置に移動させるとともに端綴じ処理されたシートを排紙トレイに排紙する正逆転自在、かつ昇降自在なスイッチバックローラ24と、が設けられている。
そして、経路切替フラッパー12によって搬入経路PA1から第1の搬送経路PA2に案内されたシートは、排出ローラ対23によって処理トレイ21上に排出される。処理トレイ21上にシートが排出されるとスイッチバックローラ24が下降してシートに接触し、シートをステープルユニット21側に移動させる。スイッチバックローラ24はシートの端部がステープル位置に到達すると停止して上昇する。このようにして所定枚数のシートが処理トレイ21上に排出されてステープル位置に位置決めされるとステープルユニット22が作動してそのシート束の端部に綴じ処理を施す。綴じ処理が完了すると再びスイッチバックローラ24を下降して綴じ処理が施されたシート束をスイッチバックローラ24と従動ローラ25で挟持して搬送し、排紙トレイ26上に排紙する。
続いて、折り処理部30について説明すると、折り処理部30には折り処理を施すための折りトレイ31と、シートの搬送方向の略中央に綴じ処理を施す中綴じ用のステープルユニット32と、シートを中折りするための折りブレード33及び折りローラ対34が配置されている。また、この折り処理部30にはシートを折れ易くするためにシートに筋状の折れ目を施す筋付けユニット40が設けられている。
そして、経路切替フラッパー12によって搬入経路PA1から第2の搬送経路PA3に案内されたシートは、その搬送方向の中央位置が筋付けユニット40の筋付け処理位置に到達すると停止する。そして、筋付けユニット40によって筋付け処理が施された後に再び搬送され、搬送ローラ対35にて折りトレイ31に排出される。排出されたシートはその自重によって落下し、ストッパー37に当接して整合される。その後、筋付けされた後続シートが順次折りトレイ31に排出され、トレイ31上に所定枚数のシートが排出されるとストッパー37が図中上方に移動される。これに伴い、折りトレイ31上のシート束が上方に移動し、シート束のシートの搬送方向の中央の綴じ位置、すなわち筋付け位置と同一な位置が中綴じ用ステープルユニット32に到達した時点でストッパー37は停止する。このとき、搬送ローラ対35による排出口の近傍に設けられたフラッパー36は、搬送ローラ対35による排出口を塞ぐ位置に移動しており、折りトレイ上のシート束の上流側端部(図中におけるシート束の上方端部)は折りトレイの折れ曲がった載置面に沿ってフラッパー36を超えて移動する。
そして、中綴じ用ステープルユニット32を作動させ、中綴じ用ステープルユニット32によって筋付け位置と同一位置に綴じ処理が施されると、ストッパー37が図中下方に移動する。これによって、綴じ処理が施されたシート束が移動し、シート束の綴じ位置が折りブレード33の位置に到達するとストッパー37は停止する。ストッパー37が停止すると折りブレード33が折りローラ対34側に移動し、この移動によって折りブレード33の先端がシートの筋付け位置に当接し、シート束を山状に変形させつつ折りローラ対34のニップ部にシート束の中央部が押し込まれる。そしてシート束は折りローラ34によって加圧されながら搬送され、冊子状に束折りされる。束折りされたシート束はシート束排紙ローラ対38によって収納部39に排紙、積載される。
なお、本実施の形態のシート後処理装置においては、シートを中折りして冊子を作成する際に冊子の表紙となるシートを供給する供給ユニット47が設けられている。
ここで、本発明が係る筋付けユニットについて説明する。図2は筋付けユニットの断面図であり、図3(a)、(b)は筋付け動作を説明するための概略断面図である。
筋付けユニット40は、固定ユニット41と移動ユニット42で構成されている。固定ユニット41には、基台50に取り付けられた台座(第1の筋付け部材)51と台座51の載置面から突出した筋付けプレート52が設けられている。移動ユニット42には、前記筋付けプレート52が嵌合する筋付け溝61aが形成され、筋付けプレート52と協働してシートに筋付けを施す揺動部材(第2の筋付け部材)61と、この揺動部材61を台座51に押圧する押圧ローラ62と、押圧ローラ62が取り付けられるブラケット63とが箱状のフレーム60の内部に設けられている。
図2に示すように押圧ローラ62が取り付けられた前記ブラッケト63は、移動ユニット42のベースをなす箱状のフレーム60の対向する両側面にそれぞれ開けられた開口60b(60a)に嵌め込まれた樹脂性の回転部材66a、66b(65a、65b)によって支持され、フレーム60の両側面の開口60b(60a)に沿って平行移動するように構成されている。
揺動部材61は台座51に接触するその接触面がシートの搬送方向と直交するシート幅方向に円弧状に形成されており、筋付け溝61aも円弧状の接触面に沿ってシート幅方向に形成されている。
そして、図3(a)、(b)に示すようにブラケット63を移動させると押圧ローラ62も移動する。これに伴って押圧ローラ62の揺動部材61背面を押圧する位置が移動する。これによって、揺動部材61が揺動して押圧ローラ62の押圧位置に対応した筋付け溝61aが筋付けプレート52に嵌合し、シートを筋付け溝61aと筋付けプレート52との間で挟み込み、シートに直線状の筋を形成する。
図4は筋付け溝61aと筋付けプレート52との間でシートを挟み込み、シートに筋付けする状態を示す拡大断面図である。
前述したように押圧ローラ62の移動によってシートは揺動部材61の接触面及び筋付け溝61aと台座51の載置面及び筋付けプレート52との間に順次挟み込まれていき、挟み込まれたシートは図4のように凹凸状に変形されて、筋付けがなされる。
このように、本実施の形態においては、筋付け機構を、固定された台座51及び筋付けプレート52と、筋付け溝61aを有する揺動部材61と、揺動部材61を加圧して台座51及び筋付けプレート52と揺動部材61との間にシートを挟んで筋付けを行なわせる押圧ローラ62とで構成したので、蛇行のない直線状の筋がシートに施すことができる。
本実施の形態における筋付けユニット40は、シートに折りを施した際のシートの外側(表側)に凹状の筋が形成されるようにシートの外側面(表面)に対向した側に筋付けプレート52が設けられた台座51を配置し、シートの内側面に対向した側に筋付け溝61aを有する円弧状の揺動部材61を配置している。
これによって、シートを折り曲げた際にそのシートの外側面の折り曲げ部分のシート繊維が裂けて罅割れたような状態となることを防止することができる。特に、冊子の表紙となるシートの表面には着色コーティングされたシートがあり、この着色コーティングが折りによってひび割れることを防止することができ、冊子の外観を良好に仕上げることができる。
また、図2に示すように移動ユニット42には固定ユニット41に設けられたラック53a、53bに歯合して移動ユニット42を固定ユニット41の台座51に対して離接する方向に移動させるピニオン64a、64bが設けられている。この構成によって、シートが筋付けユニット40に搬入する際とシートを筋付けユニット40から搬出する際は移動ユニット42を台座51から離れる方向に移動させて揺動部材61をシート搬送路から退避させ、筋付け動作の際に揺動部材61が台座51のシート載置面に接触する位置に移動ユニット42を移動する。
なお、図4の符号70は、筋付けプレート52のシート搬送方向手前に設けられた搬送ガイド71を搬送路内側に付勢する付勢バネである。搬送ガイド71は、その一端側の支軸71aを支点として回動自在に構成されており、揺動部材61がシート搬送路から退避した位置にあるときには付勢バネ70の作用によって筋付けプレート52よりも搬送路内に突出し、揺動部材61が台座51のシート載置面に接触する位置にあるときには揺動部材61の押圧力によって台座51の載置面と平行な面を形成する位置に移動するようになっている。これによって、筋付けユニット40に搬入するシートは搬送路内に突出した搬送ガイド70に沿って案内され、シートの先端は筋付けプレート52に当接することなく、筋付けプレート52を越えて下流側に導かれる。
次に、移動ユニット42を移動させるための第1移動機構及び押圧ローラ62を移動させるための第2移動機構について説明する。図5は移動ユニット42の一側面を示す側面図であり、図6は移動ユニット42の他側面を示す側面図である。
先ず、第1移動機構は、図2に示す前述したピニオン64a、64bを駆動するための第1駆動モータM1備えている。そして、第1駆動モータM1は第1プーリP1と第2プーリP2間に掛け渡されたタイミングベルトT1から第1ギヤZ1、第2ギヤZ2に伝達される。第2ギヤZ2の回転軸S1はフレーム60の一側面から他側面に掛け渡されており、その第2ギヤZ2の回転軸S1の略中央部に第1ピニオン64aが取り付けられている。これによって、第1駆動モータM1の駆動は第1ピニオン64aに伝達される。さらに第2ギヤZ2の回転軸S1の他端側には第3プーリP3が取り付けられており、この第3プーリP3と第4プーリP4間にタイミングベルトT2が掛け渡されている。そして、第4プーリP4は第3ギヤZ3を介して第4ギヤZ4に連結される。第4ギヤZ4の回転軸S2はフレーム60の一側面に掛け渡されており、その略中央に第2ピニオン64bが取り付けられている。つまり、第1ピニオン64aが取り付けられた回転軸S1の駆動はタイミングベルトT2を介して第2ピニオン64bに伝達され、第1ピニオン64aと第2ピニオン64bと同期して回転する。これによって、移動ユニット42がシート幅方向に傾くことなく移動することができる。
次に、第2移動機構について説明すると、第2移動機構は図5に示す第2駆動モータM2を駆動源として駆動する。駆動モータM2は第3タイミングベルトT10から第5ギヤZ10を介して大径の第6ギヤZ11に伝達される。第6ギヤZ11の回転軸S3には第5プーリP10が取り付けられており、この第5プーリP10と第6プーリP11の間に第4タイミングベルトT11が張架されている。そして第4タイミングベルトT11にはブラケット63が第1連結部材68によって連結されている。これによって、押圧ローラ62が取り付けられたブラケット63が第4タイミングベルトT11の回転に伴ってシート幅方向に往復移動する。また、第6ギヤZ11の回転軸S3はフレーム60の他側面に掛け渡されており、この他側面側の回転軸S3の端部には図6に示すように第7プーリP12が取り付けられている。そして、この第7プーリP12と第8プーリP13との間には第5タイミングベルトT12が張架され、この第5タイミングベルトT12にもブラケット63が第2連結部材69によって連結されている。つまり、第2駆動モータM2の駆動はフレーム60の両側面に沿ってそれぞれ張架された第4、第5タイミングベルトT11、T12に伝達され、この第4、第5タイミングベルトT11、T12が同期して回転することによって、ブラケット63及び押圧ローラ62が移動する。
なおブラケット63は、第1の回転部材65aと第3の回転部材66aが取り付けられた軸67aと、第2回転部材65bと第4回転部材66bが取り付けられた軸67bとの2つの軸によって支持されている。また、図5に示すように2つの軸67a、67bの一端側には前記第1連結部材68が取り付けられており、第1の連結部材68は第4タイミングベルトT11を挟むことによって第4タイミングベルトT11に固定連結され、図6に示すように2つの軸67a、67bの他端側には前記第2連結部材69が取り付けられており、第2連結部材69も第1の連結部材68と同様には第5タイミングベルトT12を挟んで、第5タイミングベルトT12に固定連結されている。
つまり、上述の構成では、駆動モータM2の駆動によって第4、第5タイミングベルトT11、T12が同期して回転し、この第4、第5タイミングベルトT11、T12の回転によって、第1、第2回転部材65a、65bと第3、第4回転部材66a、66bがフレーム60の一側面の開口66a及び他側面の開口66bの開口端縁をレールとして移動するようになっている。これによって、ブラケット63及び押圧ローラ62がシート幅方向に往復移動し、揺動部材61を揺動させて筋付けを行なう。
図7は筋付けユニットによる筋付け動作を示す動作フローチャートである。また、図8は筋付け動作における移動ユニット42の移動処理、図9は筋付け動作において押圧ローラ62を移動させる筋付け処理、図10は筋付け動作における移動ユニット42の退避処理、図11は筋付け動作において押圧ローラをホームポジションに戻すホーム位置筋付け処理をそれぞれ示す制御フローチャート図である。
図7〜図11に基づき筋付け動作を説明すると、経路切替フラッパー12により第2の搬送経路PA3に案内されたシートの先端が図1に示されるシート検出センサ48で検出された後に設定された搬送量だけシートを搬送すると筋付けユニット40の上流側の搬送ローラ対45と下流側の搬送ローラ対35がそれぞれ停止し、シートが筋付け処理位置に位置決めされる。なお、前述の設定される搬送量はシートのサイズに応じた値がシートサイズ情報に基づき逐次更新、設定される。また、シートの搬送量は搬送ローラ対35、45を駆動する駆動モータ(図示せず)の駆動パルスを計測して、設定された搬送量に相当するパルス数に達したことで容易に検出できる。
シートが筋付け処理位置に位置決めされると、先ず待機位置にある揺動部材61を、筋付けを施す作動位置まで移動させる移動処理が実行される(ST2)。この揺動部材移動処理は図8に示すように第1駆動モータM1を正回転させて、移動ユニット42を台座51側に移動させ、固定ユニット41に設けられた作動位置センサ80が移動ユニット42の検出フラグ81を検出すると第1駆動モータM1を停止する(ST20〜ST22)(図2参照)。これによって、揺動部材61が台座51の載置面に押圧される。なお、このとき押圧ローラ52は揺動部材61の一端部側のホームポジションに位置しており、揺動部材61は一端から他端に向かって競り上がった状態となる。
固定ユニット41が作動位置に到達すると、次に揺動部材61を揺動させてシートに筋付けを施す筋付け処理が実行される(ST3)。この筋付け処理では第2駆動モータM2を正転駆動させ、押圧ローラ52が設定された移動量を移動したならば、第2駆動モータM2を停止する(ST30〜ST32)。これによって、押圧ローラがシートの幅方向に移動し、揺動部材61の溝61aと筋付けプレート52の先端が順次嵌合して、シートを挟み込み筋付けが施される。なお、押圧ローラ52の移動量はシートサイズ(シートの幅方向の長さ)に応じた移動距離に相当するパルス数が設定され、第2駆動モータM2は前記パルス数だけ駆動して停止する。
続いて、筋付け動作が終了した揺動部材61を退避位置に移動させるために移動ユニット42を退避移動させる退避処理が実行される(ST4)。この処理では第1駆動モータM1を逆転させ、移動ユニット42が一定量だけ台座51から離れる方向に移動した時点で第1駆動モータM1を停止する。これによって、揺動部材61は搬送路から退避し、シートの搬出、搬入が可能となる。
最後に押圧ローラ52を初期位置であるホームポジションに戻す初期位置復帰処理が実行される(ST5)。ここでは第2駆動モータM2逆転させ、フレーム60の一側面に設けられたホームポジションセンサ82が第4タイミングベルトT11に連結された第1連結部材68に設けられた検出フラグ83を検出したならば第2駆動モータM2を停止する(ST50〜ST52)(図5参照)。これによって、押圧ローラ52は揺動部材61の一端部側のホームポジションに移動し、次の筋付け動作に備えて待機する。
そして、筋付けユニット40にて筋付け動作にて筋付けが施されたシートは折りトレイ31に排出され、この排出シートに対してステープル処理、折り処理が実行される。
なお、本実施の形態では、シートを折り曲げた際のシートの外側面(表面)に対向した側に筋付けプレート52が設けられた台座51を配置し、シートの内側面に対向した側に筋付け溝61aを有する円弧状の揺動部材61を配置したが、台座と揺動部材の配置を逆に配置して、筋付けを施すようにしてもよい。つまり、シートの外側面(表面)に対向した側に筋付け溝を有する円弧状の揺動部材を配置し、シートの内側面に対向した側に筋付けプレートが設けられた台座を配置してもよい。
また、本実施の形態では、上述した筋付け動作を供給装置47から供給された冊子などの表紙に用いられる厚いシートのみに実行しているが、第2の搬送経路PA3に案内された厚いシートの全てに実行することも可能であり、勿論シートの厚さに関係なく第2の搬送経路PA3に案内された全てのシートに実行してもよい。
さらに、本実施例においては筋付けユニット40を第2の搬送経路PA3に配置したが、供給装置47のシートのみに筋付けを施すのであれば、図1に示す供給経路PA4に配置してもよい。また筋付けを表紙や厚紙などの特定のシートのみ施すのであれば、図12に示すように筋付けのみを実行する個別の経路PA5を設け、この経路に筋付けユニット40を配置するようにしてもよい。筋付けユニット40を図2に示す供給経路PA4または図12に示す個別経路PA5に配置する構成によって、筋付けシート以外のシートが折りトレイに排出中に筋付け動作が可能となるのでシートの後処理効率を向上することができる。
上記の実施の形態によれば、筋付けを行なう部材(揺動部材61)と加圧する部材(押圧ローラ62)とを個別に設けたので、筋付けを行なう部材の直進性が向上した。さらに、台座51の載置面と揺動部材61の接触面とを接触させて揺動部材61を揺動するように構成したので、揺動部材61が安定して揺動されるので、筋が蛇行することなく直線状の筋目が施される。
また、上記の実施の形態によればシートの折り曲げ時における外側を筋付けプレート62で加圧したので、シートにひび割れなどが生じることがなくなった。
上記の実施の形態によれば、円弧状の揺動部材61が台座51のシート載置面に対する接触位置を移動させつつ台座51上を揺動して筋付けを行なうように構成したので、少ない押圧力で確実に筋を施すことができる。
画像形成システムの全体を示す断面図である。 本発明の筋付け機構を示す断面図である。 本発明の筋付け機構の筋付け動作を説明するための説明図である。 本発明の筋付け機構の筋付け状態を示す状態図である。 本発明の筋付け機構の移動ユニットの一側面を示す側面図である。 移動ユニットの他側面を示す側面図である。 本発明の筋付け機構による筋付け動作を示す動作フローチャート図である。 筋付け動作における移動ユニットの移動処理を示すフローチャート図である。 筋付け動作においる筋付け処理を示すフローチャート図である。 筋付け動作における移動ユニットの退避処理を示すフローチャート図である。 筋付け動作におけるホームポジションへの復帰処理を示すフローチャート図である。 本発明の他の実施例の構成を示すシート後処理装置の構成図である。
符号の説明
A 画像形成装置
B シート後処理装置
20 ステープル処理部
30 折り処理部
31 折りトレイ
32 ステープルユニット
33 折りブレード
34 折りローラ対
40 筋付けユニット
41 下ユニット
42 上ユニット
50 基台
51 台座(第1の筋付け部材)
52 筋付けプレート
60 フレーム
61 揺動部材(第2の筋付け部材)
61a 筋付け溝
62 押圧ローラ
63 ブラケット

Claims (5)

  1. シートを所定の位置に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されるシートの前記所定の位置に筋を施す筋付け手段と、を備えるシート後処理装置において、
    前記筋付け手段は、
    前記シートの一端側から他端側に延設された凸部が形成された第1の筋付け部材と、
    前記シートの一端側から他端側に向けて円弧状に延設された凹部を有する第2の筋付け部材と、
    前記第2の筋付け部材を前記第1の筋付け部材側に押圧する押圧手段と、
    を備え、
    前記押圧手段は前記第2の筋付け部材の押圧位置をシートの一端側から他端側に向けて移動させて前記第2の筋付け部材の円弧状の凹部を第1の筋付け部材の凸部に対して順次嵌合させるように前記第2の筋付け部材を揺動させることを特徴とするシート後処理装置。
  2. シートを所定の位置に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されるシートに前記所定の位置で筋状の折り目を施す筋付け手段と、
    を備えるシート後処理装置において、
    前記筋付け手段は、
    前記シートの一端側から他端側に延設された凹部が形成された第1の筋付け部材と、
    前記シートの一端側から他端側に向けて円弧状に延設された凸部を有する第2の筋付け部材と、
    前記第2の筋付け部材を前記第1の筋付け部材側に押圧する押圧手段と、
    を備え、
    前記押圧手段は前記第2の筋付け部材の押圧位置をシートの一端側から他端側に向けて移動させて前記第2の筋付け部材の円弧状の凸部が第1の筋付け部材の凹部に対して順次嵌合するように前記第2の筋付け部材を揺動させることを特徴とするシート後処理装置。
  3. 前記押圧手段は、
    前記第2の筋付け部材の前記第1の筋付け部材側と異なる背面側の一部に当接して前記第2の筋付け部材を前記第1の筋付け部材側に押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材をシートの一端側から他端側に略平行移動させる移動機構を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート後処理装置。
  4. 前記第2の筋付け部材と前記押圧部材と前記移動機構を一体化した筋付けユニットと、
    この筋付けユニットを前記第1の筋付け部材に対して離接方向に移動させる離接機構を設けたことを特徴とする請求項3に記載のシート後処理装置。
  5. 前記第1の筋付け部材はシートを支持する平らな載置面を有し、
    前記第2の筋付け部材は前記第1の筋付け部材の載置面に接触する接触面を有することを特徴とした請求項3に記載のシート後処理装置。
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