JP2008105317A - 製本装置及び製本装置を備える画像形成装置 - Google Patents

製本装置及び製本装置を備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シート材の剛度に応じた適切な束折り条件でシート束の束折りが行われ、開きのない見栄えの良い冊子を生産することが可能な製本装置及び製本装置を備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート材の剛度を検知するシート材剛度検知センサ51と、剛度が検知されたシート材を束にして加圧しながら折り曲げるシート束折りローラ45,46と、を備え、シート材剛度検知センサ51の検知結果に基づいて、シート材の剛度が大きいほど、シート束折りローラ45,46の加圧力を大きくするように制御する加圧力変更装置を備える。
【選択図】図3

Description

本発明はシート束を束折りして冊子を製本する製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置に関する。
従来、中綴じされたシート束を折り曲げて束折りし、冊子を製本する製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置が提案されている。図1(a),(b)は、従来技術に係る製本装置を備える画像形成装置の概略構成図である。
図1(a)に示す画像形成装置においては、まず画像形成装置本体1で画像が形成されたシート材を製本装置2へ給送し、製本装置2内部でシート材を重ね合わせてシート束を形成し、ステイプラ42によって中綴じを行う。そして中綴じされたシート束の中央を突き板43によって突き、そのまま折りローラ45,46のニップにくわえこませて束折りし、冊子を製本する構成である。
しかし、図1(a)に示す従来技術に係る製本装置においては、束折り時に一度折り目を付けるだけであるので、シート束が厚い場合、確実に束折りを行うことができず、結果として図2(b)に示すような、開きが生じて見栄えの悪い冊子になってしまっていた。
この解決策として、束折りされた冊子の折り線に沿って折り目付けニップを往復移動させて折り増しする装置が提案されている(特許文献1参照)。
図1(b)に示す画像形成装置は、上記の折り増し装置を組み込んだものである。製本装置2内部に設けられた折りローラ45,46によって束折りされたシート束の束折り線に沿った部分を、折り増しローラ55,56によってさらに加圧して折り増しを行い、冊子を製本する構成である。
しかし、例えば、シート厚が厚いシート材を使用する場合、水分が少なく乾燥したシート材を使用する場合、シート材のスキ目(繊維の流れる方向)と垂直な方向にシート束を束折りする場合は、剛度が大きいシート材を束折り、あるいは折り増しすることになる。
このように剛度が大きいシート材を束折り、あるいは折り増しする場合は、折り目を確実につける為に、シート束を束折り、折り増しする際の加圧力を大きくする必要がある。しかしながら、図1(b)に示す従来技術に係る製本装置においては、製本されるシート材の剛度の大小に関わらず一定の加圧力で束折り、あるいは折り増しをするように構成されている。
そのため、剛度の大きなシート束を用いる際は、折り増しをする場合であっても、確実に束折りを行うことができず、結果として図2(b)に示すような、開きが生じて見栄えの悪い冊子になってしまうといった問題点があった。
この解決策として、例えば、製本されるシート材の剛度に関する情報(シート材の種類、枚数など)を操作部から予め入力して、その情報に基づいて、束折り、あるいは折り増しの際の加圧力を制御する制御手段を設けた製本装置が考えられる。
特開平11−321152号公報
しかしながら、シート材の情報が予め入力された場合であっても、一時的に入力情報とは異なるシート材を束折りする、あるいは装置環境(例えば温度、湿度)、画像形成条件(例えばトナー載り量)等によってシート材の剛度が変化する、等の場合が考えられる。このような場合は以下のような問題を生じるおそれがある。
例えば、束折り時の加圧力を厚いシート束に対応したものに設定した状態で、剛度の小さい薄いシート束の束折りを行う場合は、薄いシート束にとって必要以上の加圧力で束折りを行うことになるので、無駄な電力を消費することになり経済的ではない。
逆に、束折り時の加圧力を剛度の小さい薄いシート束に対応したものに設定した状態で、剛度の大きい厚いシート束の束折りを行う場合は、確実に束折りが行われず、開きが生じて見栄えの悪い冊子が生産されるおそれがある。
また、シート材の情報が装置に入力された後であって、該シート材が束折りされるまでの間に、画像をシート材に定着させる為の定着熱の影響によりシート材に含まれる水分量が減少し、シート材の剛度が大きくなる場合がある。そのような場合は、予め入力されたシート材の情報よりも剛度が大きくなるので、確実に束折りが行われず、開きが生じて見栄えの悪い冊子が生産されるおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、シート材の剛度に応じた適切な束折り条件でシート材の束折りが行われ、開きのない見栄えの良い冊子を製本することが可能な製本装置及び、製本装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、本発明の製本装置にあっては、シート材の剛度を検知するシート材剛度検知手段と、剛度が検知されたシート材を束にして加圧しながら折り曲げるシート束折り手段と、を備え、前記シート材剛度検知手段の検知結果に基づいて、シート材の剛度が大きいほど、前記シート束折り手段の加圧力を大きくするように制御する制御手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の製本装置にあっては、シート束の剛度を検知するシート束剛度検知手段と、シート束を加圧しながら折り曲げるシート束折り手段と、を備え、前記シート束剛度検知手段の検知結果に基づいて、シート束の剛度が大きいほど、前記シート束折り手段の加圧力を大きくするように制御する制御手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の製本装置にあっては、シート材の剛度を検知するシート材剛度検知手段と、剛度が検知されたシート材を束にして加圧しながら折り曲げるシート束折り手段と、束折りされたシート束の束折り部を加圧して折り増しする折り増し手段と、を備え、前記シート材剛度検知手段の検知結果に基づいて、シート材の剛度が大きいほど、前記折り増し手段の加圧力を大きくするように制御する制御手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の製本装置にあっては、シート束の剛度を検知するシート束剛度検知手段と、シート束を加圧しながら折り曲げるシート束折り手段と、束折りされたシート束の束折り部を加圧して折り増しする折り増し手段と、を備え、前記シート束剛度検知手段の検知結果に基づいて、シート束の剛度が大きいほど、前記折り増し手段の加圧力を大きくするように制御する制御手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、搬送されるシート材に画像を形成する画像形成部と、上記の製本装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、シート材の剛度の変化に応じた適切な束折り条件でシート束の束折りが行われ、開きのない見栄えの良い冊子を製本することが可能な製本装置を提供することができる。
また、シート束の剛度の変化に応じた適切な束折り条件でシート束の束折りが行われ、開きのない見栄えの良い冊子を製本することが可能な製本装置を提供することができる。
また、シート材の剛度の変化に応じた適切な折り増し条件でシート束の折り増しが行われ、開きのない見栄えの良い冊子を製本することが可能な製本装置を提供することができる。
また、シート束の剛度の変化に応じた適切な折り増し条件でシート束の折り増しが行われ、開きのない見栄えの良い冊子を製本することが可能な製本装置を提供することができる。
また、画像が形成されたシート材を確実に折り曲げて、開きのない見栄えの良い冊子を製本することが可能な画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに趣旨するものではない。
(第1の実施の形態)
図3〜図11、及び図29を参照して本発明の第1の実施の形態に係る製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置について説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図3に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置は、シート材に画像を形成する画像形成部12と、画像が形成されたシート材を中綴じし、さらに束折りを行って冊子を生産する製本装置2と、を備える。また、画像形成部12は、画像形成装置本体1の内部に収納される。
画像形成装置本体1は、原稿載置台としてのプラテンガラス21と、プラテンガラス21に原稿を給送する原稿給送装置23と、光源・レンズ系22と、給送部11と、画像形成部12と、定着装置13と、排出ローラ対17と、を備える。画像形成部12には、円筒状の感光ドラム24と、現像器25と、が備えられている。そして、画像形成装置全体の制御を司る制御装置として、CPU回路部905が設けられている。
また、画像形成装置本体1には、操作部15が備えられている。操作部15は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示する表示部を有し、各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部905に出力するとともに、CPU回路部905からの信号に基づき、対応する情報を表示部に表示する。
CPU回路部905はそれらの設定に基づいて画像形成装置全体を制御する。また、外部コンピュータ(外部PC)からも同様に、各種設定情報がCPU回路部905に入力され、それらの情報に基づいて画像形成装置全体が制御されるようになっている。
さらに、給送部11にはシート材を収納するための給送カセット11a〜11dが画像形成装置本体1に対して着脱自在に設けられている。
一方、製本装置2は、搬送ローラ31〜39と、シート材後端検知センサ50と、シート材剛度検知手段としてのシート材剛度検知センサ51と、ステイプラ42と、シート束折り手段としての突き板43、及び折りローラ45,46と、を備えている。そして、製
本装置2の制御を司る制御装置として、製本装置制御部501が設けられている。
また、第1の実施の形態においては、画像形成装置本体1側のCPU回路部905と、製本装置2を制御する製本装置制御部501は、互いに情報を授受して、製本装置2を制御する構成になっている。しかしながら、製本装置制御部501を画像形成装置本体1側のCPU回路部905に組み込んで一体化してもよい。
(画像形成装置本体1の説明)
次に図3を参照して、上記のように構成される本発明の第1の実施の形態における画像形成装置本体1の動作について説明する。
画像形成装置本体1に給送信号が入力されると、給送部11のカセット11a〜11dからシート材が給送される。一方、プラテンガラス1上に載置されている原稿に対して、光源から当てられて反射した光が、光源・レンズ系22を介して読み取りセンサ(例えばCCD)で読み取られる。その後、読み取られた光は、画像信号としてデジタル処理され、不図示の照射手段から感光ドラム24に照射される。
感光ドラム24は、あらかじめ一次帯電器により帯電されていて、光が照射されることによって感光ドラム24の表面上に静電潜像が形成される。次いで感光ドラム24とともに画像形成部12を構成する現像器25から、静電潜像に対してトナー剤が供給され、感光ドラム24上に形成された静電潜像はトナー像として可視化される。
一方、給送部11から給送されたシート材Sは、レジストローラ26で斜行が補正され、タイミングを計って画像形成部12へ給送される。そして画像形成部12において、感光ドラム24の表面上に形成されたトナー像がシート材Sに転写される。
画像形成部12において画像が形成されたシート材Sは、定着装置13において転写画像が永久定着される。そして画像が定着したシート材Sは、排出ローラ対17により画像形成装置本体1から製本装置2へ排出される。
また、場合によってはフラッパー18によって反転搬送ローラ対20に送られ、反転された後に排出ローラ対17により画像形成装置本体1から排出される。
(製本装置の説明)
次に図3及び図4〜図9を参照して、上記のように構成される本発明の第1の実施の形態における製本装置2の動作について説明する。
画像形成装置本体1から排出されたシート材Sは搬送ローラ31〜39により製本装置2内部に搬送される。そして、シート材後端検知センサ50がシート材Sの搬送方向後端を検知すると、シート材剛度検知センサ51の検知部にシート材の後端がくるように搬送ローラ39が停止する(図4)。
そして、シート材剛度検知センサ51が不図示の駆動源によりシート材S側に移動し、シート材Sの後端を曲げる(図5)。シート材剛度検知センサ51はシート材Sを曲げる
際の反力を検出して電流値に変換し、電流値の大小によりシート材Sの剛度を算出する。
シート材剛度検知センサ51によってシート材Sの剛度が検知されると、搬送ローラ39が再び回転し始め、所定量回転してシート材Sを搬送パス41内部へ搬送する。そしてストッパ44aによって、シート材Sの中央部がステイプラ42の綴じ位置にくるようにシート材Sが位置決めされる。さらに、この際シート材Sは不図示の横整合板によって幅方向が整合される。
以上の動作を繰り返してシート材Sが順次搬送され、搬送パス41内部においてシート束101が形成される(図6)。この際、搬送パス41内部に搬送されるシート材Sは、冊子の最も内側に位置するシート材から搬送され、例えば表紙など、冊子の最も外側に位置するシート材が最後に搬送される構成である。
そして、シート材一枚ごとに検知された剛度と、冊子を形成するシート材の枚数によって、シート束全体の剛度が算出される。シート材の枚数は予め操作部15、あるいは外部PCから入力してもよいし、製本装置2内部にカウンタを設けて搬送されるシート材の枚数をカウントしてもよい。
そして搬送パス41内部でシート束101が形成されると、ステイプラ42によってシート束101の中央部が中綴じされる。
シート束101がステイプラ42によって中綴じされると、ストッパ44aがストッパ44bの位置まで移動し、それに伴いシート束101も移動する。シート束101は、ストッパ44bによってシート束101の中央部が突き板43によって突かれる位置にくるように位置決めされる(図7)。
そして、シート束101は中央部を突き板43によって突かれ、そのまま折りローラ45,46のニップへ押し込まれ、加圧されながら折り曲げられる(図8)。
この際、折りローラ45,46による加圧力は、シート材剛度検知センサ51の検知結果に基づいて制御される。すなわち、シート材剛度検知センサ51で検知されるシート材Sの剛度等から算出された、シート束全体の剛度が大きければ大きいほど、加圧力を増加させる制御を行う。加圧力を制御する制御手段の構成については後述する。
そして、折りローラ45,46によって束折りされたシート束101は、束搬送ローラ47,48によって搬送され、排出トレイ49上に排出される(図8)。
(制御装置の説明)
次に図29を参照して、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置本体1と製本装置2の制御構成について説明する。図29はCPU回路部905及び製本装置制御部501(図3参照)の制御構成を示すブロック図である。
CPU回路部905は、CPU(図示せず)、ROM906、RAM907を内蔵し、ROM906に格納される制御プログラムにより各ブロック901,902,903,904,15,501を総括的に制御する。
RAM907は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。 原稿給送装置制御部901は、自動原稿給送装置23をCPU回路部
905からの指示に基づき駆動制御する。イメージリーダ制御部902は、上述の光源・レンズ系22などに対する駆動制御を行い、光源・レンズ系22から出力されたRGBの
アナログ画像信号を画像信号制御部903に転送する。
画像信号制御部903は、光源・レンズ系22からのRGBのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御904に出力する。この画像信号制御部903による処理動作は、CPU回路部905により制御される。
操作部15は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有する。そして、各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部905に出力するとともに、CPU回路部905からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。外部PCからも同様の各種設定情報がCPU回路部905に入力される。
製本装置制御部501は製本装置2に搭載され、図示しない通信用IC(IPC)を介して画像形成装置本体1側のCPU回路部905と情報のやり取りを行うことによって製本装置2の駆動制御を行う。
また、製本装置制御部501はCPU601、ROM602、RAM603を有し、ROM602に格納されている制御プログラムにより折りローラ加圧力変更装置駆動モータ68等の各種アクチュエータや、シート材剛度検知センサ51等の各種センサを制御する。RAM603は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられ、シート材の剛度やシート束枚数等の値を一時的に保持する。
(折りローラの加圧力を制御する制御手段の説明)
次に図10を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る製本装置2において、シート束全体の剛度の大小に応じて、折りローラ45,46を適切な加圧力になるように加圧力を制御する制御手段について説明する。図10は折りローラ45,46の加圧力を制御する加圧力変更装置の構成を示すものである。
図10に示す加圧力変更装置は、モータ68と、ギア66a,bと、ラック64a,bと、バネ63a,bと、アーム60a,bと、を備える。さらにラック64a,bは支持軸65a,bによって回動可能に軸支され、アーム60a,bは支持軸62a,bによって回動可能に軸支される。また、折りローラ45,46はアーム60a,bの先端において軸61a,bによって軸支される。
加圧力を制御する際は、まず、シート材剛度検知センサ51によってシート材Sの剛度が検知され、検知されたシート材の剛度とシート束枚数からRAM603において演算が行われる。その結果、折りローラ45,46の加圧力を強くする必要が生じた場合は、モータ68が作動し、ギア66a,bを所定量回転させる。
そしてギア66a,bの回転に応じて、ラック64a,bが支持軸65a,bを回動中心として図中矢印A方向に回動する。ラック64a,bが矢印A方向へ回動すると、バネ63a,bがラック64a,bに引っ張られるので、アーム60a,bが支持軸62a,bを回動中心として図中矢印C方向へ回動する。
アーム60a,bが図中矢印C方向へ回動すると、アーム60a,bの先端において軸61a,bによって軸支される折りローラ45,46も図中矢印C方向へ回動し、その結果、折りローラ45,46の加圧力が増大する。
一方、シート材剛度検知センサ51によってシート材Sの剛度が検知され、その結果折
りローラ45,46の加圧力を弱くする必要が生じた場合は、これまでの操作の逆の操作を行えばよい。
すなわち、モータ68が作動しギア66a,bを所定量回転させる。そしてギア66a,bの回転に応じてラック64a,bが図中矢印B方向へ回動し、バネ63a,bを押し縮め、アーム60a,bを図中D方向へ回動させる。
アーム60a,bが図中D方向へ回動すると、アーム60a,bの先端において軸61a,bによって軸支される折りローラ45,46も図中矢印D方向へ回動するので、折りローラ45,46の加圧力が減少する。
以上の構成により、シート材剛度検知センサ51によって検知されたシート材の剛度に基づいて、折りローラ45,46の加圧力を適正な加圧力に制御することが可能になる。そして、適正な加圧力によって束折りされた冊子は、図11に示すように開きのない見栄えのよい冊子となる。
(第2の実施の形態)
次に図12〜図17、図30を参照して本発明の第2の実施の形態に係る製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置について説明する。
上記第1の実施の形態では、シート材剛度検知手段として、シート材一枚ごとの剛度を検知するシート材剛度検知センサ51を備える構成とした。これに対し第2の実施の形態では、シート束剛度検知手段として、搬送パス41内部で形成されるシート束の剛度を検知するシート束剛度検知センサ52を設ける構成とする。また、その他の構成及び作用については、第1の実施の形態と異なるものではないので、同一の構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
(画像形成装置の全体構成)
図12に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る製本装置2は、上記第1の実施の形態におけるシート材剛度検知センサ51の代わりにシート束剛度検知センサ52をストッパ44付近に備えることを特徴とする。その他の構成については、第1の実施の形態と異なるものではないので、その説明は省略する。
(画像形成装置本体の説明)
本発明の第2の実施の形態における画像形成装置本体1の構成、動作は、上記第1の実施の形態における画像形成装置本体1の構成、動作と何ら異なるものではないので、その説明は省略する。
(製本装置の説明)
次に図12及び図13〜図17を参照して、本発明の第2の実施の形態における製本装置2の動作について説明する。
上述のように第2の実施の形態における製本装置2は、シート束剛度検知手段としてシート束剛度検知センサ52を設けることを特徴とする。その他の構成については、第1の実施の形態と異なるものではないのでその説明は省略し、ここでは第2の実施の形態の特徴である、シート束剛度検知センサ52の動作についてのみ説明を行う。
図12に示すように、シート束剛度検知センサ52はストッパ44aの近傍に設けられる。そして第1の実施の形態と同一のプロセスでシート束101が搬送パス41内部に形成され、中綴じされた後(図13)、シート束剛度検知センサ52が不図示の駆動源によ
りシート束101側へ移動し、シート束101の端部に接触する(図14)。
シート束剛度検知センサ52はシート束101を押す際の反力を検出して電流値に変換し、電流値の大小によりシート束101の剛度を検知する構成である。
このようにして、シート束剛度検知センサ52によってシート束101の剛度が検知されると、シート束剛度検知センサ52が元の位置に戻る。そして、ストッパ44aがストッパ44bの位置まで移動し、それに伴いシート束101も移動する。
そして、シート束101は、ストッパ44bによってシート束101の中央部が突き板43によって突かれる位置にくるように位置決めされる(図15)。
そしてシート束101は中央部を突き板43によって突かれ、そのまま折りローラ45,46のニップへ押し込まれ、加圧されながら折り曲げられる(図16)。
この際、折りローラ45,46の加圧力は、シート束剛度検知センサ52の検知結果を基に制御される。すなわち、シート束101の剛度が大きければ大きいほど、折りローラ45,46の加圧力が増加するように制御される。
そして、折りローラ45,46によって束折りされたシート束101は、束搬送ローラ47,48によって搬送され、排出トレイ49上に排出される(図17)。
(制御装置の説明)
次に図30を参照して、本発明の第2の実施の形態における画像形成装置本体1と製本装置2の制御構成を説明する。
図30に示すように、第2の実施の形態の制御構成は、第1の実施の形態の制御構成(図29)におけるシート材剛度検知センサ51を、シート束剛度検知センサ52に置き換えたものである。その他の構成については、第1の実施の形態と異なるものではないので、ここでは説明を省略する。
(折りローラの加圧力を制御する制御手段の説明)
本発明の第2の実施の形態における折りローラ44,45の加圧力の制御手段は、シート束剛度検知センサ52の検知結果に基づいて加圧力を制御する構成である。そして、加圧力を変更するための加圧力変更装置の構成、動作は第1の実施の形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
以上の構成により、シート束剛度検知センサ52によって検知されたシート束の剛度に基づいて、折りローラ45,46の加圧力を適正な加圧力に制御することが可能になる。そして、適切な加圧力によって束折りされた冊子は、図11に示すように開きのない見栄えのよい冊子となる。
(第3の実施の形態)
次に図18〜図21、図31を参照して本発明の第3の実施の形態に係る製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置について説明する。
上記第1の実施の形態では、シート材一枚ごとの剛度を検知するシート材剛度検知センサ51の検知結果に基づいて、折りローラ45,46の加圧力を制御する構成とした。これに対し第3の実施の形態では、束折されたシート束に折り増しを行う、折り増し手段としての折り増しローラ55,56を配置し、シート材剛度検知センサ51の検知結果に基
づいて、折り増しローラ55,56の加圧力を制御する構成とする。また、その他の構成及び作用については、第1の実施の形態と異なるものではないので、同一の構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
(画像形成装置の全体構成)
図18に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る製本装置は、上記第1の実施の形態の構成に加え、束搬送ローラ47,48の搬送方向下流側に、束折りされたシート束に折り増しを行う折り増しローラ55,56を備えることを特徴とする。その他の構成については、第1の実施の形態と異なるものではないので、その説明は省略する。
(画像形成装置本体の説明)
本発明の第3の実施の形態における画像形成装置本体1は、上記第1の実施の形態における画像形成装置と何ら異なるものではないので、その説明は省略する。
(製本装置の説明)
図18及び図19を参照して本発明の第3の実施の形態における製本装置2の動作について説明する。
上述のように第3の実施の形態における製本装置2は、第1の実施の形態に加え、束折りしたシート束に折り増しを行う、折り増しローラ55,56を備えることを特徴とする。
なお、シート材Sが製本装置2の内部へ搬送され、シート材Sの剛度が検知され、搬送パス41内部でシート束101を形成し、中綴じされ、折りローラ45,46によって束折りされるプロセスは第1の実施の形態と異なるものではないのでその説明は省略する。ここでは第3の実施の形態の特徴である、折り増しローラ55,56の構成、動作についてのみ説明を行う。
折りローラ45,46によって束折りされるシート束101は、束搬送ローラ47,48によって搬送され、背の部分が折り増しローラ55,56に到達する。そして折り増しローラ55,56に背の部分が到達すると、束搬送ローラ47,48は停止し、折り増しローラ55,56がシート束101の背の部分を加圧しながら走査する(図19)。
この際、折り増しローラ55,56の加圧力は、シート材剛度検知センサ51の検知結果を基に制御される。すなわち、シート材Sの剛度が大きければ大きいほど、加圧力が増加するように折り増しローラ55,56の加圧力を制御する。
そして、折り増しローラ55,56によって確実に折り増しされたシート束101は、排出トレイ49上に排出される。
(制御装置の説明)
図31に本発明の第3の実施の形態における画像形成装置本体1と製本装置2の制御構成を示す。
図31に示すように、第3の実施の形態の制御構成は、第1の実施の形態の制御構成(図29)における折りローラ加圧力変更装置駆動モータ68を、折り増しローラ加圧力変更駆動モータ78に置き換え、さらに折り増しローラ移動モータ85を加えたものである。その他の構成については、第1の実施の形態と異なるものではないので、ここでは説明を省略する。
(折り増しローラの加圧力を制御する制御手段の説明)
次に図20及び図21を参照して、折り増しローラ55,56の加圧力の制御手段について説明する。
図20は、折り増しローラ55,56の加圧力を変更する加圧力変更装置を、図18における矢印A方向から見た概略構成を示したものである。また、図21は加圧力変更手段の要部を拡大したものである。
図20に示す加圧力変更装置において、折り増しローラ55、56はそれぞれ支持軸72a、72bに回転可能に軸支され、支持軸72a、72bはアーム71a、71bにそれぞれ固定されている。そしてアーム71a、71bは、ベース79に固定された支持軸73a、73bを支点として回動可能に支持されている。
折り増しローラ55,56の加圧力を増大させる場合は、引っ張りバネ74a、74bでアーム71a,71bを引っ張りあげることで折り増しローラ55、56が互いに加圧接触し、加圧力が増大するようになっている。また、引っ張りバネ74a、74bのアーム71a、71bと反対側の端部は、引っ張りバネ支持部材76の端部に接続されている。
そして引っ張りバネ支持部材76は、ベース79に固定されている支持台75上を図中矢印B方向にスライド可能に支持されており、ベース79に固定支持されているモータ78が駆動することで、ギア77と引っ張りバネ支持部材76のラックがかみ合い移動する。
これにより、引っ張りバネ支持部材76のスライド位置により引っ張りバネ74a、74bの引っ張り力が変わり、折り増しローラ55、56の加圧力が変わるようになっている。この際の加圧力は、シート材剛度検知センサ51で検知されたシート材剛度によってモータ78が所定量駆動し、折り増し時の加圧力が適正値となるように制御される。
折り増しローラ55、56を載せたベース79は、製本装置2のフレーム86a、86bに支持されたスライド軸80a、80bに沿って図中C方向に移動可能になっている。
また、ベース79は接続部材81で駆動ベルト82に接続され、フレーム86a、86bに固定支持されるモータ85、駆動プーリ84、アイドラプーリ83により図中C方向に移動するための駆動力を与えられ、図21のように冊子の背に沿って走査する。
以上の構成により、シート材剛度検知センサ51によって検知されたシート材の剛度に基づいて、折り増しローラ55,56の加圧力を適切な加圧力に制御することが可能になる。そして、適切な加圧力によって束折りされた冊子は、図11に示すように開きのない見栄えのよい冊子となる。
(第4の実施の形態)
次に図22、図23、及び図32を参照して本発明の第4の実施の形態に係る製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置について説明する。
上記第3の実施の形態では、シート材一枚ごとの剛度を検知するシート材剛度検知センサ51の検知結果に基づいて折り増しローラ55,56の加圧力を制御する構成とした。
これに対し第4の実施の形態では、搬送パス41内部で形成されるシート束の剛度を検知するシート束剛度検知センサ52の検知結果に基づいて、折り増しローラ55,56の
加圧力を制御する構成とする。また、その他の構成及び作用については、第3の実施の形態と異なるものではないので、同一の構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
(画像形成装置の全体構成)
図22に示すように、本発明の第4の実施の形態に係る製本装置2は、上記第3の実施の形態におけるシート材剛度検知センサ51の代わりにシート束剛度検知センサ52をストッパ44a付近に備えることを特徴とする。その他の構成については、第3の実施の形態と異なるものではないので、その説明は省略する。
(画像形成装置本体の説明)
本発明の第4の実施の形態における画像形成装置本体1は、上記第3の実施の形態における画像形成装置と異なるものではないので、その説明は省略する。
(製本装置の説明)
上述のように第4の実施の形態における製本装置2は、シート束剛度検知手段としてシート束剛度検知センサ52を設けることを特徴とする。その他の構成については、第3の実施の形態と異なるものではないので、その説明は省略し、ここでは第4の実施の形態の特徴である、シート束剛度検知センサ52の動作についてのみ説明を行う。
図22に示すように、シート束剛度検知センサ52はストッパ44aの近傍に設けられる。そして第3の実施の形態と同一のプロセスでシート束101が搬送パス41内部に形成され、中綴じされた後、シート束剛度検知センサ52が不図示の駆動源によりシート束101側へ移動し、シート束101の端部に接触する。
シート束剛度検知センサ52はシート束101を押す際の反力を検出して電流値に変換し、電流値の大小によりシート束101の剛度を算出する。
このようにして、シート束剛度検知センサ52によってシート束101の剛度が検知されると、シート束剛度検知センサ52が元の位置に戻る。
そして、ストッパ44aがストッパ44bの位置まで移動し、それに伴いシート束101も移動する。シート束101は、ストッパ44bによってシート束101の中央部が突き板43によって突かれる位置にくるように位置決めされる。
そして、シート束101は中央部を突き板43によって突かれ、そのまま折りローラ45,46のニップへ押し込まれ、加圧されながら折り曲げられる。
折りローラ45,46によって束折りされるシート束101は、束搬送ローラ47,48によって搬送され、束折りされた背の部分が折り増しローラ55,56に到達する。そして折り増しローラ55,56に背の部分が到達すると、束搬送ローラ47,48は停止し、折り増しローラ55,56がシート束101の背の部分を加圧しながら走査する(図23)。
この際、折り増しローラ55による加圧力は、シート束剛度検知センサ52の検知結果を基に制御される。すなわち、シート束101の剛度が大きければ大きいほど、折り増しローラ55,56の加圧力が増加するように制御される。
そして、折り増しローラ55,56によって確実に束折りされたシート束101は、排出トレイ49上に排出される。
(制御装置の説明)
図32に、第4の実施の形態における画像形成装置本体1と製本装置2の制御構成を示す。
図32に示すように、第4の実施の形態の制御構成は、第3の実施の形態の制御構成(図31)におけるシート材剛度検知センサ51を、シート束剛度検知センサ52に置き換える制御構成である。その他の構成については、第3の実施の形態と異なるものではないので、ここでは説明を省略する。
(折り増しローラの加圧力を制御する制御手段の説明)
本発明の第4の実施の形態では、シート束剛度検知センサ52の検知結果に基づいて折り増しローラ55,56の加圧力を制御する構成である。なお、加圧力を変更するための加圧力変更装置の構成、動作は第3の実施の形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
以上の構成により、シート束剛度検知センサ52によって検知されたシート束の剛度に基づいて、折り増しローラ55,56の加圧力を適切な加圧力に制御することが可能になる。そして、適切な加圧力によって束折りされた冊子は、図11に示すように開きのない見栄えのよい冊子となる。
(第5の実施の形態)
次に図24、図25及び図33を参照して本発明の第5の実施の形態に係る製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置について説明する。
上記第4の実施の形態では、シート束剛度検知センサ52の検知結果に基づいて、折り増しローラ55,56の加圧力を制御する構成とした。これに対し第5の実施の形態では、シート束剛度検知手段として、折りローラ45,46の一方に、折りローラ45,46の変位量を計測する変位センサ53を設け、変位センサ53の検知結果に基づいて、折り増しローラ55,56の加圧力を制御する構成とした。その他の構成及び作用については、第4の実施の形態と異なるものではないので、同一の構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
(画像形成装置の全体構成)
図24に示すように、本発明の第5の実施の形態に係る製本装置2は、シート束剛度検知手段として、上記第4の実施の形態におけるシート束剛度検知センサ52の代わりに変位センサ53を、折りローラ45,46の少なくとも一方に設けることを特徴とする。その他の構成については、第4の実施の形態と異なるものではないので、その説明は諸略する。
(画像形成装置本体の説明)
本発明の第5の実施の形態における画像形成装置本体1は、上記第4の実施の形態における画像形成装置と何ら異なるものではないので、その説明は省略する。
(製本装置の説明)
次に図24及び図25を参照して本発明の第5の実施の形態における製本装置2の動作について説明する。
上述のように第5の実施の形態における製本装置2は、シート束剛度検知手段として、折りローラ45,46に、折りローラ45,46の変位を計測する変位センサ53を設け
ることを特徴とする(図24)。その他の構成については、第4の実施の形態と異なるものではないのでその説明は省略し、ここでは第5の実施の形態の特徴である、変位センサ53の構成・動作について説明する。
折りローラ45,46の一方に備えられる変位センサ53は、折りローラ45,46がシート束101をニップにくわえこみ、その際にシート束101の厚みにより折りローラ45,46が変位した時の変位量を計測するためのセンサである(図25)。
すなわち、シート束101の厚さが厚い場合(剛度が大きい場合)は、変位センサ53で検知される変位量は大きくなり、一方でシート束101の厚さが薄い場合(剛度が小さい場合)は、変位センサ53で検知される変位量は小さくなる。よって変位センサ53の検知結果に基づき、シート束101の剛度を検知することが可能になる。
そして変位センサ53によってシート束101の剛度が検知されると、折り増しローラ55,56の加圧力が制御される。すなわち、変位センサ53によって検知される変位量が大きければ大きいほど(剛度が大きいほど)、折り増しローラ55,56の加圧力を大きくする制御を行う。
このようにして、折り増しローラ55,56によって確実に折り増しされたシート束101は、排出トレイ49上に排出される。
(制御装置の説明)
次に図33に、本発明の第5の実施の形態における画像形成装置本体1と製本装置2の制御構成を示す。
図33に示すように、第5の実施の形態は、第4の実施の形態の制御構成(図32)におけるシート束剛度検知センサ52が、折りローラ変位センサ53に置き換わる制御構成である。その他の構成については、第4の実施の形態と異なるものではないので、ここでは説明を省略する。
(折り増しローラの加圧力を制御する制御手段の説明)
本発明の第5の実施の形態における折り増しローラ55,56の加圧力の制御手段は、折りローラ45,46に設けられた変位センサ53の検知結果に基づいて加圧力を制御する構成である。なお、加圧力を変更するための加圧力変更装置の構成、動作は第4の実施の形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
以上の構成により、折りローラ45,46に設けられた変位センサ53の検知結果に基づいて、折り増しローラ55,56の加圧力を適切な加圧力に制御することが可能になる。そして、適切な加圧力によって束折りされた冊子は、図11に示すように開きのない見栄えのよい冊子となる。
(第6の実施の形態)
次に図26〜図28、及び図34を参照して本発明の第6の実施の形態に係る製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置について説明する。
上記第5実施の形態では、折りローラ45,46に設けられた変位センサ53の検知結果に基づいて、折り増しローラ55,56の加圧力を制御する構成とした。これに対し第6の実施の形態では、シート束101を突いて折りローラ45,46のニップにくわえこませる突き板43の駆動力によって、シート束101の剛度を検知し、その検知結果を基に折り増しローラ55,56の加圧力を制御する構成とする。また、その他の構成及び作
用については、第5の実施の形態と異なるものではないので、同一の構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
(画像形成装置の全体構成)
図26に示すように、本発明の第6の実施の形態に係る製本装置は、シート束剛度検知手段として、上記第5の実施の形態における変位センサ53の代わりに、突き板43を駆動するDCモータ54を設けることを特徴とする。その他の構成については、第5の実施の形態と異なるものではないので、その説明は省略する。
(画像形成装置本体の説明)
本発明の第6の実施の形態における画像形成装置本体1は、上記第5の実施の形態における画像形成装置本体と何ら異なるものではないので、その説明は省略する。
(製本装置の説明)
次に図26〜図28を参照して本発明の第6の実施の形態における製本装置2の動作について説明する。
上述のように第6の実施の形態における製本装置2は、シート束剛度検知手段として、突き板43を駆動するDCモータ54を設けることを特徴とする(図26)。その他の構成については、第5の実施の形態と異なるものではないのでその説明は省略し、ここでは第6の実施の形態の特徴である、突き板43と、それを駆動するDCモータ54の構成・動作について説明する。
シート束を束折りする際に、シート束を折りローラ45,46のニップにくわえこませる突き板43は図27のように構成されている。
突き板43には軸94、95が固定されており、製本装置2のフレームに配置されたレール96に沿って移動可能になっている。製本装置2のフレームに配置されたモータ54はカム91を回転させるようになっており、カム91には支点92から突き板43の軸94にリンクアーム93が接続されている。
これによりモータ54の駆動に合わせて、突き板43が図27(a)のように待機位置に引っ込んだり、図27(b)のように束折り時の突き位置に進入したりするようになっている。
モータ54はDCモータであり、図28のようにシート束101を突く際に、シート束が厚くてシート束剛度が大きいときは大きな電流が必要となり、逆に束が薄くてシート束剛度が小さいときは小さな電流で突くことができる。
この電流値の大小に基づいて、折り増しローラ55、56の加圧力を変更して適切な加圧力で折り増しすることができる。第6の実施の形態においては、シート束剛度が大きければ大きいほど、折り増しローラ55,56の加圧力を増加させるように制御を行う。
このようにして、折り増しローラ55,56によって確実に折り増しされたシート束101は、排出トレイ49上に排出される。
(制御装置の説明)
次に図34に、本発明の第6の実施の形態における画像形成装置本体1と製本装置2の制御構成を示す。
図34に示すように、第6の実施の形態は、第5の実施の形態の制御構成(図33)における折りローラ変位センサ53を、突き板駆動モータ54に置き換える制御構成である。その他の構成については、第3の実施の形態と異なるものではないので、ここでは説明を省略する。
(折り増しローラの加圧力を制御する制御手段の説明)
本発明の第6の実施の形態における折り増しローラ55,56の加圧力の制御手段は、突き板43を駆動するDCモータ54を設け、突き板43の駆動力の大小に応じて、折り増しローラ55,56の加圧力を制御する構成である。しかしながら加圧力を変更するための加圧力変更装置の構成、動作は第5の実施の形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
以上の構成により、突き板43の駆動力に基づいて、折り増しローラ55,56の加圧力を適切な加圧力に制御することが可能になる。そして、適切な加圧力によって束折りされた冊子は、図11に示すように開きのない見栄えのよい冊子となる。
従来例における製本装置の概略構成図。 従来例における冊子の模式図。 本発明の第1の実施の形態を示す概略構成図。 本発明の第1の実施の形態を示す動作図。 本発明の第1の実施の形態を示す動作図。 本発明の第1の実施の形態を示す動作図。 本発明の第1の実施の形態を示す動作図。 本発明の第1の実施の形態を示す動作図。 本発明の第1の実施の形態を示す動作図。 本発明の第1の実施の形態における折りローラの要部を示す図。 開きのない冊子の模式図。 本発明の第2の実施の形態を示す概略構成図。 本発明の第2の実施の形態を示す動作図。 本発明の第2の実施の形態を示す動作図。 本発明の第2の実施の形態を示す動作図。 本発明の第2の実施の形態を示す動作図。 本発明の第2の実施の形態を示す動作図。 本発明の第3の実施の形態を示す概略構成図。 本発明の第3の実施の形態を示す動作図。 本発明の第3の実施の形態における折り増しローラの詳細図。 本発明の第3の実施の形態における折り増しローラの動作図。 本発明の第4の実施の形態を示す概略構成図。 本発明の第4の実施の形態を示す動作図。 本発明の第5の実施の形態を示す概略構成図。 本発明の第5の実施の形態を示す動作図。 本発明の第6の実施の形態を示す概略構成図。 本発明の第6の実施の形態における突き板の詳細図。 本発明の第6の実施の形態を示す動作図。 本発明の第1の実施の形態における制御構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施の形態における制御構成を示すブロック図 本発明の第3の実施の形態における制御構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施の形態における制御構成を示すブロック図。 本発明の第5の実施の形態における制御構成を示すブロック図。 本発明の第6の実施の形態における制御構成を示すブロック図。
符号の説明
1 画像形成装置本体
2 製本装置
11 給送部
12 画像形成部
13 定着ローラ
14 排出ローラ
15 操作部
23 原稿給送装置
31〜39 搬送ローラ
41 搬送パス
42 ステイプラ
43 突き板
44 ストッパ
45,46 折りローラ
47,48 シート束搬送ローラ
49 排出トレイ
50 シート材後端検知センサ
51 シート材剛度検知センサ
52 シート束剛度検知センサ
53 変位センサ
55,56 折り増しローラ
101 シート束
501 製本装置制御部
905 CPU回路部
S シート

Claims (9)

  1. シート材の剛度を検知するシート材剛度検知手段と、
    剛度が検知されたシート材を束にして加圧しながら折り曲げるシート束折り手段と、
    を備え、
    前記シート材剛度検知手段の検知結果に基づいて、
    シート材の剛度が大きいほど、前記シート束折り手段の加圧力を大きくするように制御する制御手段を備えることを特徴とする製本装置。
  2. シート束の剛度を検知するシート束剛度検知手段と、
    シート束を加圧しながら折り曲げるシート束折り手段と、
    を備え、
    前記シート束剛度検知手段の検知結果に基づいて、
    シート束の剛度が大きいほど、前記シート束折り手段の加圧力を大きくするように制御する制御手段を備えることを特徴とする製本装置。
  3. シート材の剛度を検知するシート材剛度検知手段と、
    剛度が検知されたシート材を束にして加圧しながら折り曲げるシート束折り手段と、
    束折りされたシート束の束折り部を加圧して折り増しする折り増し手段と、
    を備え、
    前記シート材剛度検知手段の検知結果に基づいて、
    シート材の剛度が大きいほど、前記折り増し手段の加圧力を大きくするように制御する制御手段を備えることを特徴とする製本装置。
  4. シート束の剛度を検知するシート束剛度検知手段と、
    シート束を加圧しながら折り曲げるシート束折り手段と、
    束折りされたシート束の束折り部を加圧して折り増しする折り増し手段と、
    を備え、
    前記シート束剛度検知手段の検知結果に基づいて、
    シート束の剛度が大きいほど、前記折り増し手段の加圧力を大きくするように制御する制御手段を備えることを特徴とする製本装置。
  5. 前記シート材剛度検知手段は、
    シート材を曲げる際の反力を検出することによってシート材の剛度を検知することを特徴とする請求項1又は3に記載の製本装置。
  6. 前記シート束剛度検知手段は、
    シート束を押す際の反力を検出することによってシート束の剛度を検知することを特徴とする請求項2又は4に記載の製本装置。
  7. 前記シート束折り手段は、
    シート束を挟み込んで束折りする一対の折りローラを備え、
    前記シート束剛度検知手段は、
    前記折りローラ対がシート束を挟み込んで束折りする際の、前記折りローラ対の変位量を測定することによってシート束の剛度を検知することを特徴とする請求項4に記載の製本装置。
  8. 前記シート束折り手段は、
    シート束を挟み込んで束折りする一対の折りローラと、
    シート束を前記折りローラ対の間に突き押しする突き押し手段と、
    を備え、
    前記シート束剛度検知手段は、
    前記突き押し手段がシート束を突き押しする際の駆動負荷を検知することによってシート束の剛度を検知することを特徴とする請求項4に記載の製本装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の製本装置と、
    前記製本装置に搬送するシート材に画像形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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