JP2009001417A - 用紙後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 用紙束の折り処理を正確に行う。
【解決手段】 用紙折装置72は、固定ローラ80と、固定ローラ80とともに用紙束を挟圧するニップ部を形成する可動ローラ82と、用紙束をニップ部に押し込む押込み部材90と、押込み部材90によって突かれた用紙束をニップ部に正確に案内するための第1および第2の案内部材128、130を備えており、第1および第2の案内部材のうち、可動ローラ側に配置されている第2の案内部材130は、可動ローラ82の固定ローラ80に対する接離動作に追動する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、シートに折り処理を施す用紙後処理装置に関する。
綴じ、穿孔、折りなどの処理を行う用紙後処理装置が特許文献1に開示されている。
特許文献1記載の装置は、画像形成装置から順次排出されてくる画像形成済みの用紙を一時的に収納する後処理トレイと、上ローラを下ローラに押圧してニップ部を形成する中折りローラと、このニップ部へ用紙束を押し込んで中折りせしめる中折り板を備える。また、この後処理トレイは、中折り板に疲れた用紙束をニップ部に導きやすいように、ニップ部に向かって折れ曲がった構造を有する。
特開2001−19269号公報
しかしながら、上記従来の装置では、中折りローラの上ローラは、中折り処理の際、狭圧される用紙束の厚さに応じて上方へ移動し、中折りローラのニップ部の距離が変化するが、用紙束を中折りローラのニップ部に案内する後処理トレイは、装置本体に固定配置されており上ローラとともに用紙束の厚さに応じて上方へ移動することが無かった。
そのため、1枚折りの場合と複数枚折りとの場合では、中折りローラのニップ部でのローラ同士の間隔が変化した場合ときには、後処理トレイによる用紙束のニップ部への案内位置が中折りローラのニップ部からずれることになり、用紙束を正確にニップ部に案内することができず、結果、用紙表面と中折りローラとの接触状態が変化し、折り位置のずれや、シワ発生の要因になるといった問題があった。
また、厚い用紙束を折る複数枚折りの場合において、上ローラが移動して中折りローラのニップ部でのローラ同士の間隔が変化すると、狭圧される用紙束も上ローラが移動した方向に追従してずれることになるが、その際に上ローラ側の後処理トレイの位置には変化が無いため、この後処理トレイの折れ曲がった構造が用紙束の移動を規制してしまい、同じくシワ発生等の要因となっていた。
本発明は、上記の点を鑑みなされたもので、正確に用紙束に折り処理を行うことが可能な用紙後処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の用紙後処理装置は、第1ローラと、前記第1ローラに対して接離可能に付勢され、前記第1ローラとともにニップ部を形成する第2ローラと、用紙束を蓄積する蓄積部と、この蓄積部に蓄積された前記用紙束を先端で突き、続いて前記ニップ部へ向かって移動して、前記用紙束を前記ニップ部へ押し込む折プレートと、前記第1ローラと前記第2ローラの前記ニップ部における共通接線よりも前記第1ローラ側、且つ、前記ニップ部と前記折プレートが前記用紙束を突く位置との間において前記第1ローラに対して相対的に固定配置され、前記折プレートによって突き押される前記用紙束を前記ニップ部へ案内する第1の案内部材と、前記共通接線よりも前記第2ローラ側、且つ、前記ニップ部と前記折プレートが前記用紙束を突く位置との間に配置され、前記第2ローラの移動に追動し、前記折プレートによって突き押される前記用紙束を前記第1の案内部材とともに前記ニップ部へ案内する第2の案内部材とを備えることを特徴としている。
本発明の装置によれば、正確に用紙束に折り処理を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明に係る実施の形態の画像形成装置の概略構成図、図2は、本発明に係る実施の形態の用紙後処理装置の概略構成図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、読み取り対象の画像を読み取る画像読取部2と画像を形成する画像形成部3を備えている。また、画像形成装置1には、画像形成後の用紙の各種処理を行う用紙後処理装置4が設けられる。
画像読取部2は、透過性の原稿載置台5、キャリッジ6、キャリッジ6に設けられた露光ランプ8、反射ミラー10、反射光を収束する結像レンズ11、反射光を取り込み光による画像情報をアナログ信号に変換するCCD12(Charge Coupled Device)を備える。
画像形成部3は、感光体16、感光体16上に静電潜像を形成するレーザーユニット14、感光体16の周囲に順次に配役される帯電装置18、現像装置20、転写装置22、クリーナー24、除電ランプ26を備える。
原稿載置台5におかれた原稿、もしくは自動原稿送り装置28によって送られる原稿にキャリッジ6と露光ランプ8を有する露光手段によって原稿載置台5の下方から光が当てられると、原稿からの反射光は反射ミラー10によって誘導され、結像レンズ11で収束され、反射光像がCCD12へ投影される。CCD12に取り込こまれた画像情報はアナログ信号で出力されたのち、デジタル信号に変換され、画像処理が施された後レーザーユニット14へ送信される。
画像形成部3において、画像形成が始まると、帯電装置18は回転する感光体16の外周面に所定の電荷を供給する。帯電装置18によって軸方向に均一の電位に帯電された感光体16の外周面へ、CCD12から送信されてきた画像情報に従ってレーザーユニット14からレーザービームを照射する。レーザービームの照射によって感光体16の外周面に原稿の画像情報に対応した静電潜像が形成・保持されると、現像装置20によって感光体16の外周面に現像剤(例えばトナー)が提供され、静電潜像はトナー像に変換される。
この現像装置20には、現像ローラが回転自在に設けられており、この現像ローラが感光体16に対向配置されて回転することにより、感光体16へトナーが供給される。感光体16の外周面にトナー画像が形成されると、搬送路31を通って給紙装置30より搬送されてきた用紙上に、転写装置22によってトナー画像が静電的に転写される。その後、用紙は搬送ベルト32を経由して定着装置34へ搬送され、用紙上に転写されたトナー画像は定着装置34によって用紙上に定着する。トナー画像が定着することで画像形成が完了した用紙は、排出ローラ35により画像形成装置1から排出されて用紙後処理装置4へ送られる。なお、ここでいう用紙とは、例えば、普通紙、厚紙、薄紙、光沢紙またはOHPシートなどをいう。
一方、転写されずに残った感光体16上のトナーが、転写装置22よりも感光体16の回転方向の下流に位置するクリーナー24によって除去されたのち、感光体16の外周面の残留電荷が、除電ランプ26によって除去される。
次に、本発明に係る実施の形態の用紙後処理装置4について説明する。
図2に示すように、用紙後処理装置4は、画像形成装置1から搬出されてくる用紙を画像形成装置1の操作パネルからの入力指示やPCからの印刷指示に従って後処理を行うものであり、中折り処理や中綴じ処理以外の後処理、例えば、通常のソート処理や用紙束端部の綴じ処理を行う端部綴じ処理部40と、中折り処理や中綴じ処理を行う用紙折処理部42を備える。なお、端部綴じ処理部40については、特開2007−76862号公報に記載された後処理装置をはじめ周知の技術を利用することができる。
用紙折処理部42は、用紙の後処理に応じて搬送路を切り替える分岐部材46と、分岐部材46で搬送方向を偏向された用紙を搬送する第1搬送路48と、第1搬送路48の下流に配置される第2搬送路54と、第2搬送路54を搬送される用紙の搬送方向の先端を受け止めるスタッカ58と、第2搬送路54に沿って上方から下方へ順に配設される中綴じステイプラ64、アンビル65を有する中綴じ手段66、折ローラ対70および折プレート71を有する用紙折手段72と、用紙折手段72で折られた用紙束を積載する用紙束積載トレイ78とを備える。
この用紙後処理装置4では、入口ローラ44が画像形成装置1から排出された用紙を用紙後処理装置4内へ搬入する。
中折り処理や中綴じ処理が行われる場合、入口ローラ44によって用紙後処理装置4内へ搬送されると、分岐部材46が搬送路を偏向して第1搬送路48に搬入する。続いて、搬送ローラ50が第1搬送路48に沿って用紙を搬送し、搬出ローラ52が第2搬送路54へ用紙を搬出する。
ここで、本実施の形態では、第1搬送路48は、一旦下方へ向かって延びた後、湾曲して上方へ向かって延びた構造を採る。また、第2搬送路54は、垂直平面に対して傾斜した支持板55と、支持板55に対して平行且つ上側に配置される天板56とが挟む空間である。
第1搬送路48から第2搬送路54へ搬送されてきた用紙は、支持板55に沿って自重で落下し、この用紙の搬送方向(落下方向)の先端をスタッカ58が受けとめる。
また、第2搬送路54には、自重で落下する用紙の支持板55への積載およびスタッカ58への到達を促す積載補助ローラ60が配置される。この積載補助ローラ60は、図2で示すように、用紙Aが処理トレイ58へ排出される際には、点線で示す搬送の妨げとならない位置に退避しており、第2搬送路54へ搬出された用紙Aが落下する際に、支持板55側へ移動し、ローラの回転により用紙Aのスタッカ58への積載を促すとともに用紙Aの先端の整合を行う。スタッカ58が用紙Aの先端を受け止めると、用紙Aの後に続いて別の用紙が第2搬送路54へ搬出され、支持板55、スタッカ58へ用紙が順次積載されていく。
スタッカ58は、ラック61と、ラック61に噛み合うピニオン歯車62を有し、このピニオン歯車62が回転することで、スタッカ58は、第2搬送路54に沿って上下動する。このスタッカ58は、中綴じ手段66で針綴じする時の位置決めと、用紙折手段72で用紙束Bを折るときの折り位置決めとを行う位置決め手段であり、支持板55によって下面を支持されて落下してきた用紙Aの搬送方向の先端を受け止め立位で蓄積する。この時、スタッカ58は、用紙束Bの綴じたい部分が中綴じステイプラ64とアンビル65とによって綴じられる位置にくるよう待機する。なお、本実施の形態では、用紙束Bを綴じる部分を中央部分として説明する。
スタッカ58が用紙を複数枚蓄積すると、例えば、アンビル65が中綴じステイプラ64側に移動して用紙束Bに綴じ処理を施す。用紙束Bに綴じ処理が施されると、スタッカ58は、用紙束Bの綴じられた部分(以下、綴じ位置B’)が用紙折手段72の折プレート71の位置に来るまで下降する。折プレート71は、通常、用紙の搬送の妨げとならないように天板56よりも第2搬送路54の外側に退避しており、用紙束Bに折り処理を行う時に移動し、用紙束Bを突き、続いて折ローラ対70のニップ部へ向けて押し出す。
折プレート71が、用紙束Bの綴じ位置Bを突いて、用紙束Bを折ローラ対70のニップ部へ突き入れると、折ローラ対70は、ニップ部において用紙束Bを挟圧搬送し、綴じ位置B’で2つ折りにする。
用紙折手段72が用紙束Bに折り処理を施すと、搬送路74が用紙束Bを排出ローラ76へ搬送し、続いて排出ローラ76が用紙束積載トレイ78へ排出する。
次に、本発明に係る実施の形態の用紙後処理装置の用紙折手段72について図3および図4を用いて説明する。図3は、本発明に係る実施の形態の用紙折手段の概略斜視図、図4は、図3の矢印C方向から見た用紙折手段を説明するための概略構成図である。
本実施の形態の用紙折手段72は、図3に示すように、折ローラ対70と、折プレート71を有する押込み部材90と、押込み部材90を折ローラ対70に向かって移動可能に支持するガイド部材100と、折プレート71によって突き押される用紙束を折ローラ対70のニップ部へ案内する案内部材とを有する。
折ローラ対70は、装置フレームに対して相対的に固定配置される固定ローラ(第1ローラ)80と、固定ローラ80に対して接離可能な可動ローラ(第2ローラ)82とを有する。
固定ローラ80は、第1シャフト80aを有し、この第1シャフト80aに取り付けられたギアや歯車などの駆動部材84を介して駆動モータM1から動力を与えられて回転する。なお、駆動部材84は、第1シャフト80aを介さず、直接固定ローラ80の端部に取り付けても良い。
可動ローラ82は、第2シャフト82aを有し、この第2シャフト82aを介してアーム88の一端部88bに回転可能に支持される。また、可動ローラ82は、支点88aを中心に回動したアーム88によって付勢され、固定ローラ80に圧接してニップ部を形成する。なお、可動ローラ82は、固定ローラ80の回転に従動する。
また、アーム88は、支点88aを中心に回動可能であり、他端部88cには、一端が装置フレームに取り付けられるバネ87が取り付けられる。また、アーム88の一端部88bには、第2シャフト82aが挿入され、アーム88が回動した時に可動ローラ82が弧を描かずに直線的に移動することを可能とする支持穴88dが設けられる。
押込み部材90は、用紙束を突く折プレート71と、折プレート71を挟み込んで保持する第1および第2の保持部材92、93と、第2の保持部材93の両端に取り付けられた側板94を有する。
側板94の前部、すなわち、折ローラ対70側にはスタッド(第1の突起部)96が、後部には押込みシャフト(第2の突起部)98が取り付けられており、押込み部材90は、このスタッド96および押込みシャフト98を介してガイド部材100に摺動可能に支持される。なお、摺動部材としてのスタッド96および押込みシャフト98は回転自在なコロであっても良い。また、押込みシャフト98の両端には、押込み部材90をスライドさせる駆動手段110が設けられる。
駆動手段110は、カム軸112と、カム軸112を中心に回転可能、且つ、溝部114aを有する溝カム114と、一端部に上記押込みシャフト98を支持する従動部材116とを有する。溝カム114の溝部114aは、例えば、回転自在なローラフォロア等のコロ118を案内する。また、コロ118は従動部材116に取り付けられる。また、従動部材116は、他端部の支点116aを中心に回動可能であり、この支点116aは装置フレームに取り付けられる。また、溝カム114は、カム軸112を介して駆動モータM2から動力を与えられて回転する。溝カム114が回転することで溝部114aに沿ってコロ118が案内されると、従動部材116は、溝部114aの偏心に応じて支点116aを中心に振り子のような往復動作を繰り返す。
ガイド部材100は、スタッド96および押込みシャフト98を摺動可能に支持し、押込み部材90を折ローラ対70のニップ部へ案内するための案内溝102を有する。
また、案内溝102は、スタッド96の軸径と同一幅(好ましくは、すきまばめ)の第1の案内溝102aと、第1の案内溝102aよりも折ローラ対70側に設けられ、第1の案内溝102aよりも、可動ローラ82側に幅の広くなっている第2の案内溝102bを有する。
位置検知手段136は、上記駆動手段110によって案内溝102に沿って往復動作をとる押込み部材90の移動方向における位置を検知する。位置検知手段136は例えばマイクロセンサのような光電センサを用いればよい。この位置検知手段136が、押込み部材90の位置を検知し、駆動モータM2の回転が制御されることによって、押込み部材90は待機位置に待機する。本実施の形態では、押込み部材90の待機位置を、折りローラ対70と逆側の第2搬送路54の外とする。
続いて、図4を用いて案内部材について説明する。案内部材は、固定ローラ80と可動ローラ82のニップ部における共通接線Dよりも固定ローラ80側に配置される第1の案内部材128と、共通接線Dよりも可動ローラ82側に配置される第2の案内部材130とを有する。また、図4の点線で囲った位置を、折プレート71がニップ部へ向かって移動した際に、折プレート71の先端が用紙束Bの綴じ位置B’を突く位置Eと定義すると、第1の案内部材128および第2の案内部材130は、それぞれ折ローラ対70のニップ部と折プレート71の先端が用紙束Bの突く位置Eとの間に配置される。なお、本実施の形態では、位置Eは、共通接線D上に位置する。
第1の案内部材128は、位置Eで突かれる綴じ位置B’よりも固定ローラ80側の用紙束Bと摺接して、折プレート71に突かれる用紙束Bをニップ部へ案内する。なお、図4では、支持板55が第1の案内部材128を兼ねており、折ローラ対70のニップ部側の第1の案内部材128の一端部は、ニップ部側に折れ曲がった構造となっている。
第2の案内部材130は、支持板55およびスタッカ58へ積載された用紙束Bと当接する案内板132と、案内板132を可動ローラ82の回転に連れ回りしないよう可動ローラ82へ固定する支持部材134とを有し、用紙束Bの位置Eで突かれる綴じ位置B’よりも可動ローラ82側の用紙束Bと摺接して、折プレート71に突かれる用紙束Bをニップ部へ案内する。
ここで、支持部材134は、例えば、第2シャフト82aが回転する構成である場合には、第2シャフト82aの回転に追従して回転しない取付部材86に固定される。一方、可動ローラ82がベアリング等を介して第2シャフト82aに取り付けられており、第2シャフト82a自体は回転しない構成である場合には、直接第2シャフト82aに取り付けられる。すなわち、支持部材134は、可動ローラ82の回転中心に対して位置固定される。
従って、案内板132は、可動ローラ82が移動した場合には、可動ローラ82の動きに追従して移動、すなわち、追動し、可動ローラ82の回転に対しては連れ回りしない。また、第2の案内部材130の案内板132のニップ側の一端部は、可動ローラ82を覆うようにニップ側に折れ曲がっており、固定ローラ80側の支持板55とともに、用紙束をニップ部へ案内する。
また、第1の案内部材128および第2の案内部材130のうち少なくともいずれかは、搬出ローラ52によって図の矢印Fのように第2搬送路54へ搬出されてきた用紙の搬送方向の先端を受けて搬送方向を変え、用紙が折ローラ対70のニップ部に直接入り込むことで発生してしまう紙詰りジャムを回避するための紙詰り防止手段を兼ねており、排出されてきた用紙は、折ローラ対70のニップ部に入り込むことなく第2搬送路54へ搬出され、支持板55およびスタッカ58へ蓄積される。
また、図に示すように、案内板132の上方に位置する中綴じステイプラ64の針打ち出し部64aにおいて、支持板55は、第2搬送路54の外側に凹んだ形状の凹部55aを有する。アンビル65が中綴じステイプラ64側へ移動して綴じ処理を行なうと、針打ち出し部64aは、アンビル65に押されて後退する。従って、凹部55aを設けることによって、針打ち出し部60aの後退による用紙束におけるシワ等の発生を防ぐことができる。また、案内板132のニップ部側の一端部とは逆側の凹部55aとの距離が近い他端部は、凹部55a側に折れ曲がった形状を有する。
次に、本発明に係る実施の形態の用紙折手段72の折り込み動作について説明する。図5および図6は本発明に係る実施の形態の用紙折手段の折り込み動作を説明するための概略図である。また、説明に先立って、固定ローラ80と可動ローラ82の外周面間の最短間隔をローラ間のギャップと定義する。すなわち、固定ローラ80と可動ローラ82とがニップ部を形成する時は、ギャップは最小となる。
図5(a)に示すように、押込み部材90は、スタッド96および押込みシャフト98がガイド部材100の案内溝102に挿入された状態で待機する。ここで、本実施の形態では、折ローラ対70のニップ部へ向かって用紙束Bを正確に押し出すために、押込み部材90の折プレート71は、ニップ部における固定ローラ80および可動ローラ82の共通線D上で待機し、共通線Dに対して平行な案内溝102に沿って、この共通線D上をスライドする。
また、図5(a)は、中綴じステイプラ64とアンビル65によって用紙束Bが綴じられた後、スタッカ58が、綴じ位置B’が用紙折手段72の配置される位置へ来るよう移動した状態を示す。また、押込み部材90は、第2搬送路54の外側の待機位置で待機する。
折り処理が開始すると、図5(b)に示すように、押込み部材90が折ローラ対70へ向かって移動し、押込み部材90の折プレート71の先端が用紙束Bの綴じ位置B’を突く。ここで、折プレート71の先端が綴じ位置B’を突いた位置Eよりも固定ローラ80側の用紙束の部分を第1部分B1、部分Eよりも可動ローラ82側の用紙束の部分を第2部分B2とする。
用紙束Bを突いた押込み部材90は、図6(a)に示すように、さらに折ローラ対70の方へ移動し、用紙束Bを折ローラ対70のニップ部へ導く。この時、可動ローラ82は固定ローラ80へ圧接しており、折ローラ対70のギャップは最小のまま変化は無い。従って、用紙束Bは、第1部分B1を第1の案内部材128によって、第2部分B2を第2の案内部材130によってニップ部の手前まで正確に案内される。
さらに押込み部材90がニップ部側に移動し、図6(b)に示すように、折プレート71が用紙束Bを折ローラ対70のニップ部へ突き入れると、可動ローラ82は、用紙束Bを挟圧するとともに、用紙束Bの2つ折りの厚み分上方(固定ローラ80と逆側の共通接線Dに直行する方向)へ移動する。すなわち、固定ローラ80と可動ローラ82のギャップが変化するために、固定ローラ80および可動ローラ82から等距離の共通線D’は、共通接線Dよりも上方へ位置する。
ここで、可動ローラ82が用紙束Bの2つ折りの厚み分移動すると、支持部材134を介して可動ローラ82に固定されている案内板132は、可動ローラ82とともに用紙束の2つ折りの厚み分移動する。従って、第1の案内部材128および第2の案内部材130は、共通線D’に対して常に一定比率の距離を保って用紙束Bのニップ部への案内を正確に行うことができる。
用紙束Bが折ローラ対70に取り込まれて挟圧されると、押込み部材90は、駆動手段110により折ローラ対70のニップ部から引き抜かれ、待機位置まで移動し、この動作を繰り返すことで、連続して折り処理を行う。また、折ローラ対70で挟圧搬送された用紙束Bは、2つ折りにされて用紙束積載トレイ78へ排出される。
上記実施の形態の用紙後処理装置の用紙折手段72によれば、第2の案内部材130は、可動ローラ82の移動とともに移動する構成となっており、折り処理の際、折ローラ対70が用紙束を狭圧し可動ローラ82が用紙束Bの2つ折りの厚み分移動して折りローラ対のギャップが変化した場合にも、ニップ部まで常に最適な一定比率の距離を保つことができ、正確に用紙束をニップ部へ案内することができる。従って、用紙案内状態の均一化が可能となり、1枚折りの場合と複数枚折りとの場合においても、用紙表面と折ローラ対70との接触状態を一定に保ち、折り位置のずれや、用紙表面のシワ、破れの発生を回避することができる。
また、用紙束が厚い複数枚折りの場合において、可動ローラ82が移動して折ローラ対70のギャップが変化すると、狭圧される用紙束も可動ローラ82が移動した方向に厚み分移動することになるが、その際に第2の案内部材130の案内板132が可動ローラ82に追従して移動するため、案内板132のニップ部側の一端部が用紙束Bの第2部分B2を必要以上に規制することがないので、正確な用紙案内が可能となり、用紙の折状態の品質を確保することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々、変形して実施することが可能である。
本発明に係る実施の形態の画像形成装置の概略構成図。 本発明に係る実施の形態の用紙後処理装置の概略構成図。 本発明に係る実施の形態の用紙折手段の概略斜視図。 図3の矢印C方向から見た用紙折手段を説明するための概略構成図。 本発明に係る実施の形態の用紙折手段の折り動作を説明するための概略図。 本発明に係る実施の形態の用紙折手段の折り動作を説明するための概略図。
符号の説明
1 画像形成装置
3 画像形成部
4 用紙後処理装置
48 第1搬送路
54 第2搬送路
55 支持板
56 天板
58 スタッカ
64 中綴じステイプラ
65 アンビル
70 折ローラ対
71 折プレート
80 固定ローラ
82 可動ローラ
90 押込み部材
100 ガイド部材
128 第1の案内部材
130 第2の案内部材
132 案内板
134 支持部材

Claims (4)

  1. 第1ローラと;
    前記第1ローラに対して接離可能に付勢され、前記第1ローラとともにニップ部を形成する第2ローラと;
    用紙束を蓄積する蓄積部と;
    この蓄積部に蓄積された前記用紙束を先端で突き、続いて前記ニップ部へ向かって移動して、前記用紙束を前記ニップ部へ押し込む折プレートと;
    前記第1ローラと前記第2ローラの前記ニップ部における共通接線よりも前記第1ローラ側、且つ、前記ニップ部と前記折プレートが前記用紙束を突く位置との間において前記第1ローラに対して相対的に固定配置され、前記折プレートによって突き押される前記用紙束を前記ニップ部へ案内する第1の案内部材と;
    前記共通接線よりも前記第2ローラ側、且つ、前記ニップ部と前記折プレートが前記用紙束を突く位置との間に配置され、前記第2ローラの移動に追動し、前記折プレートによって突き押される前記用紙束を前記第1の案内部材とともに前記ニップ部へ案内する第2の案内部材と;
    を備える用紙後処理装置。
  2. 前記第2の案内部材を、前記第2ローラの回転に連れ回りしないよう前記第2ローラの回転中心に対して位置固定する支持部材を備える請求項1に記載の用紙後処理装置。
  3. 前記第2の案内部材は、前記用紙束に摺接してこの用紙束を前記ニップ部に案内する案内板と、前記案内板を、前記第2ローラの回転に連れ回りしないよう前記第2ローラの回転中心に対して位置固定する支持部材とを有する請求項1に記載の用紙後処理装置。
  4. 前記第1の案内部材および前記第2の案内部材のうち少なくともいずれかは、前記蓄積部に搬送されてきた用紙の搬送方向の先端を受けて搬送方向を偏向し、この用紙が前記先端から前記ニップ部に入り込むのを防ぎ、この用紙を前記蓄積部へ搬出させる請求項1に記載の用紙後処理装置。
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