JP5284065B2 - シザースギヤ - Google Patents

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本発明は原動機の回転変動に起因した打音低減を図るためのシザースギヤに関するものである。
噛合した一対のギヤが滑らかに無理なく回転するためには、その歯面間にバックラッシと呼ばれる遊びを持たせる必要があるが、車両用エンジン等の原動機から駆動対象へ動力を伝達するギヤトレーンでは、互いに噛合しているギヤの歯面が原動機の回転変動により突き合って打音を発することがあるため、一段ギヤ機構の一方のギヤにシザースを用い、打音低減を図ることが一般的に実施されている(例えば、特許文献1参照)。
図4は従来におけるシザースギヤの一例を示すもので、この種のシザースギヤ1は、噛合相手側ギヤに噛合するメインギヤ2と、該メインギヤ2と同歯数で且つ噛合相手側ギヤに噛合する一方のサブギヤ3とを備え、これらメインギヤ2及びサブギヤ3を同軸に重ね合わせて配置し且つその相互間に周方向への付勢力(捩じり力)を付与するためのトーションスプリング4を介装した構成を採っている。
即ち、図5に示す通り、メインギヤ2とサブギヤ3との間にC字状のトーションスプリング4を同心状に介装すると共に、該トーションスプリング4の一端をノックピン5(第一のノックピン)を介しメインギヤ2側に固定し且つ他端をノックピン6(第二のノックピン)を介しサブギヤ3側に固定するようにしてある。
そして、サブギヤ3をメインギヤ2に対しトーションスプリング4のC字を開く方向に相対的に回転させて付勢力を生じさせた状態で噛合相手側ギヤのギヤ歯をメインギヤ2及びサブギヤ3のギヤ歯2x,3x間に挿し入れて噛み合わせると、メインギヤ2の歯面とサブギヤ3の歯面とが噛合相手側ギヤの歯面を挟む状態となり、見掛け上、バックラッシがなくなって、原動機の回転変動に起因した打音低減が図られることになる。
ただし、このようなシザースギヤ1においては、その組み付け前のフリー状態において、図5中に二点鎖線で示すフリー位置aまでサブギヤ3が相対的に回転し、図6に示す如く、メインギヤ2とサブギヤ3の歯筋が大きくずれた状態となって、噛合相手側ギヤへの組み付けができないため、図7に示す如く、メインギヤ2に対するサブギヤ3の相対的な回転位置を、トーションスプリング4による所定の付勢力が得られ且つ相互の歯筋が揃うセット位置bに合わせて固定ボルト7によりサブギヤ3をメインギヤ2側に仮固定し、噛合相手側ギヤへの組み付けが完了した後に固定ボルト7を取り外すという面倒な作業が必要となった。
即ち、実際の現場作業では、手前に構造物が邪魔をしているような複雑に入り組んだ場所にシザースギヤ1を取り付けなければならなかったり、ギヤカバーの装着後に取り付けを行わなければならなかったりするため、シザースギヤ1の取り付け後に手前の構造物を避けながら固定ボルト7を取り外したり、ギヤカバーに開けた窓を通して固定ボルト7を取り外したりする作業に多大な手間を要していた。
そこで、本発明者は、図8及び図9に示す如く、メインギヤ2に対するサブギヤ3の相対的な回転位置を前記セット位置b(図2参照)に固定し得るようメインギヤ2側にノックピン6が嵌まり込む固定穴8を設けると共に、該固定穴8に噛合相手側ギヤとのバックラッシより僅かに大きなずれ量分だけサブギヤ3のセット位置bから付勢方向に向けた回転を許容し得るようガタ9を付した構造を創案するに到った。
尚、サブギヤ3側に備えられたノックピン6は、前記メインギヤ2側に新たに設けられた固定穴8に嵌まり込ませる必要があるため、トーションスプリング4の配置位置を超えてメインギヤ2側へ張り出し得るよう従来より長さ寸法を長く設定したものに変更してある。
而して、このような構造を採用すれば、メインギヤ2に対するサブギヤ3の相対的な回転位置が、トーションスプリング4による所定の付勢力が得られ且つ相互の歯筋が揃うセット位置bから前記固定穴8のガタ9分だけ前記トーションスプリング4の付勢方向にずれた図10に示す如き位置に決まるので、シザースギヤ1を組み付ける際に、メインギヤ2とサブギヤ3の何れか一方を先に噛合相手側ギヤに噛み合わせた後に他方を僅かに回転させるだけで相互の歯筋が揃い、シザースギヤ1の噛合相手側ギヤへの組み付けが可能となる。
尚、固定穴8のガタ9には、噛合相手側ギヤとのバックラッシより僅かに大きなずれ量分が確保されているため、メインギヤ2の歯面とサブギヤ3の歯面とが噛合相手側ギヤの歯面を確実に挟む状態となってバックラッシが打ち消され、原動機の回転変動に起因した打音低減が従前通りに図られる。
特開2007−71366号公報
しかしながら、上記提案の構造においては、噛合相手側ギヤへの組み付け時に、メインギヤ2とサブギヤ3の相互の歯筋が揃うセット位置bから前記固定穴8のガタ9分だけ前記トーションスプリング4の付勢方向にずれた状態となるため、僅かながら手動でトーションスプリング4の付勢力に抗しサブギヤ3を回転させて歯筋を揃える操作が必要となるが、このような僅かな手動操作さえも不要として更なる組み付け性の向上を図ることが望まれている。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、メインギヤとサブギヤとの歯筋を揃えるための手動操作を行わなくても、噛合相手側ギヤのギヤ歯をメインギヤ及びサブギヤのギヤ歯間に挿し入れるだけで簡便に組み付けを行い得る新規なシザースギヤを提供することを目的としている。
本発明は、メインギヤに対しサブギヤが所定の回転方向に付勢され且つ相互の歯筋が揃うセット位置から噛合相手側ギヤとのバックラッシより僅かに大きなずれ量分だけ付勢方向に回転した位置でサブギヤの可動範囲が制限されるようにしたシザースギヤであって、噛合相手側ギヤのギヤ歯をメインギヤ及びサブギヤのギヤ歯間に挿し入れて噛み合わせる際の挿入方向から見て、メインギヤ及びサブギヤのうちの先行する一方に対し後に続く他方が張り出して段差を形成してしまう部位を面取りし、その面取り箇所に前記噛合相手側ギヤのギヤ歯を前記メインギヤ及びサブギヤのうちの先行する一方のギヤ歯間から後に続く他方のギヤ歯間へ案内するガイド面を形成し、該ガイド面が噛合相手側ギヤの挿入方向に向かうに従い反付勢方向へ斜めに張り出して前記メインギヤ及びサブギヤのうちの先行する一方のギヤ歯の一側面と該ギヤ歯の一側面から反付勢方向に張り出した他方のギヤ歯の一側面との間を段差なく連続させるようにしてあることを特徴とするものである。
而して、このようにすれば、噛合相手側ギヤのギヤ歯をメインギヤ及びサブギヤのギヤ歯間に挿し入れるだけで、噛合相手側ギヤのギヤ歯がガイド面によりメインギヤ及びサブギヤのうちの先行する一方のギヤ歯間から後に続く他方のギヤ歯間へと円滑に案内され、先行する一方のギヤ歯を反付勢方向に押し戻しつつ、後に続く他方のギヤ歯間へと噛合相手側ギヤのギヤ歯が進入していくことになり、該噛合相手側ギヤのギヤ歯がメインギヤ及びサブギヤの両方に入り込んだ時点では、両者のずれ量がバックラッシ相当分に戻された状態となり、メインギヤの歯面とサブギヤの歯面とが噛合相手側ギヤの歯面を挟む状態となってバックラッシが打ち消される。
また、メインギヤに対するサブギヤの可動範囲を制限する具体的な機構としては、例えば、メインギヤとサブギヤとの間にC字状のトーションスプリングを同心状に介装し、該トーションスプリングの一端を第一のノックピンを介しメインギヤ側に固定し且つ他端を第二のノックピンを介しサブギヤ側に固定すると共に、メインギヤに対するサブギヤの相対的な回転位置をトーションスプリングによる所定の付勢力が得られ且つ相互の歯筋が揃うセット位置に固定し得るようメインギヤ側に第二のノックピンが嵌まり込む固定穴を設け、該固定穴に噛合相手側ギヤとのバックラッシより僅かに大きなずれ量分だけサブギヤのセット位置から付勢方向に向けた回転を許容し得るようガタを付しておくことが好ましい。
而して、このように構成した場合に、メインギヤに対しサブギヤをトーションスプリングの付勢力が発生する方向に相対的に回転させ、サブギヤ側に備えられている第二のノックピンをメインギヤ側の固定穴に嵌め込むと、メインギヤに対するサブギヤの相対的な回転位置が、トーションスプリングによる所定の付勢力が得られ且つ相互の歯筋が揃うセット位置から前記固定穴のガタ分だけ前記トーションスプリングの付勢方向にずれた位置に決まり、メインギヤに対するサブギヤの可動範囲が前記ガタ付きの固定穴により制限されることになる。
本発明のシザースギヤによれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(I)本発明の請求項1に記載の発明によれば、メインギヤとサブギヤとの歯筋を揃えるための手動操作を行わなくても、噛合相手側ギヤのギヤ歯をメインギヤ及びサブギヤのギヤ歯間に挿し入れるだけで簡便に組み付けを行うことができ、シザースギヤの組み付け性を従来よりも大幅に向上することができる。
(II)本発明の請求項2に記載の発明によれば、メインギヤに固定穴を新たに穿設するだけで第二のノックピンにサブギヤをセット位置付近に固定する機能を持たせることができ、構造の複雑化(部品点数の増加)を招くことなくメインギヤに対するサブギヤの可動範囲を制限することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図4〜図7と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図1に示す如く、ここに図示している本形態例のシザースギヤ10においては、先に図8〜図10で説明したシザースギヤ1の場合と略同様に、メインギヤ2に対しサブギヤ3が所定の回転方向に付勢され且つ相互の歯筋が揃うセット位置から噛合相手側ギヤとのバックラッシより僅かに大きなずれ量分だけ付勢方向に回転した位置でサブギヤ3の可動範囲が制限されるようになっている。
より具体的には、先の図8及び図9に示されていた通り(図1に記載のない構成要件について図8及び図9を参照)、メインギヤ2とサブギヤ3との間にC字状のトーションスプリング4を同心状に介装し、該トーションスプリング4の一端をノックピン5を介しメインギヤ2側に固定し且つ他端をノックピン6を介しサブギヤ3側に固定すると共に、メインギヤ2に対するサブギヤ3の相対的な回転位置をトーションスプリング4による所定の付勢力が得られ且つ相互の歯筋が揃うセット位置に固定し得るようメインギヤ2側にノックピン6が嵌まり込む固定穴8を設け、該固定穴8に噛合相手側ギヤとのバックラッシより僅かに大きなずれ量分だけサブギヤ3のセット位置から付勢方向に向けた回転を許容し得るようガタ9を付してあり、このガタ9付きの固定穴8によりメインギヤ2に対するサブギヤ3の可動範囲が制限される構造としてある。
そして、斯かる構造を備えた図1のシザースギヤ10にあっては、噛合相手側ギヤのギヤ歯y(図2参照)をメインギヤ2及びサブギヤ3のギヤ歯2x間及びギヤ歯3x間に挿し入れて噛み合わせる際における挿入方向(矢印Aで示す方向)から見て、先行するサブギヤ3に対し後に続くメインギヤ2が張り出して段差を形成してしまう部位を面取りし、その面取り箇所に前記噛合相手側ギヤのギヤ歯y(図2参照)を前記サブギヤ3のギヤ歯3x間からメインギヤ2のギヤ歯2x間へ案内するガイド面11を形成している。
即ち、このガイド面11は、噛合相手側ギヤの挿入方向(矢印Aで示す方向)に向かうに従い反付勢方向(図2中の右方向)へ斜めに張り出すようになっており、先行するサブギヤ3のギヤ歯3xの一側面(図1中の右側面)と、該ギヤ歯3xの一側面から反付勢方向(図2中の右方向)に張り出したメインギヤ2のギヤ歯2xの一側面(図1中の右側面)との間を段差なく連続させるようにしてある。
而して、メインギヤ2に対しサブギヤ3をトーションスプリング4の付勢力が発生する方向に相対的に回転させ、サブギヤ3側に備えられているノックピン6をメインギヤ2側の固定穴8に嵌め込むと、メインギヤ2に対するサブギヤ3の相対的な回転位置が、トーションスプリング4による所定の付勢力が得られ且つ相互の歯筋が揃うセット位置(図5参照)から前記固定穴8のガタ9分だけ前記トーションスプリング4の付勢方向にずれた図1に示す如き位置に決まる。
そして、図2に模式的に示す如く、メインギヤ2及びサブギヤ3のギヤ歯2x間及びギヤ歯3x間に噛合相手側ギヤのギヤ歯yを矢印Aの方向から挿し入れると、噛合相手側ギヤのギヤ歯yがガイド面11によりサブギヤ3のギヤ歯3x間からメインギヤ2のギヤ歯2x間へと円滑に案内され、サブギヤ3のギヤ歯3xを反付勢方向(図2中の右方向)に押し戻しつつ、メインギヤ2のギヤ歯2x間へと噛合相手側ギヤのギヤ歯yが進入していくことになり、該噛合相手側ギヤのギヤ歯yがメインギヤ2及びサブギヤ3の両方に入り込んだ時点では、両者のずれ量がバックラッシ相当分に戻された状態となり、メインギヤ2の歯面とサブギヤ3の歯面とが噛合相手側ギヤの歯面を挟む状態となってバックラッシが打ち消される。
従って、上記形態例によれば、メインギヤ2とサブギヤ3との歯筋を揃えるための手動操作を行わなくても、噛合相手側ギヤのギヤ歯yをメインギヤ2及びサブギヤ3のギヤ歯2x,3x間に挿し入れるだけで簡便に組み付けを行うことができ、シザースギヤ10の組み付け性を従来よりも大幅に向上することができる。
更に、特に本形態例においては、メインギヤ2に固定穴8を新たに穿設するだけでノックピン6にサブギヤ3をセット位置付近に固定する機能を持たせることができるので、構造の複雑化(部品点数の増加)を招くことなくメインギヤ2に対するサブギヤ3の可動範囲を制限することができる。
また、以上はサブギヤ3側から噛合相手側ギヤのギヤ歯y(図2参照)を矢印Aの方向に挿し入れる場合で例示しているが、図3に示す如く、これとは逆に、メインギヤ2側から噛合相手側ギヤのギヤ歯y(図2参照)を矢印Bの方向に挿し入れる場合には、その挿入方向(矢印Bで示す方向)から見て、先行するメインギヤ2に対し後に続くサブギヤ3が張り出して段差を形成してしまう部位を面取りし、その面取り箇所に前記噛合相手側ギヤのギヤ歯y(図2参照)を前記メインギヤ2のギヤ歯2x間からサブギヤ3のギヤ歯3x間へ案内するガイド面12を図1と同じように形成すれば良い。
尚、本発明のシザースギヤは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、メインギヤに対するサブギヤの可動範囲を制限する機構については、必ずしも図示例に限定されるものではなく、フリー状態で噛合相手側ギヤとのバックラッシより僅かに大きなずれ量分だけサブギヤのセット位置から付勢方向に回転した位置で更なる回動が阻止されるようにした機構であれば、どのような方式を採用したものであっても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例を斜め上方から見た斜視図である。 ガイド面により案内される噛合相手側ギヤの動きを説明する模式図である。 本発明の別の形態例を斜め上方から見た斜視図である。 従来のシザースギヤの一例を示す断面図である。 図4をV−V方向から見た矢視図である。 図4のシザースギヤの要部を斜め上方から見た斜視図である。 固定ボルトによる仮固定の状態を示す斜視図である。 サブギヤの可動範囲を制限する機構の一例を示す断面図である。 図8のIX−IX方向から見た矢視図である。 図8のシザースギヤの要部を斜め上方から見た斜視図である。
符号の説明
2 メインギヤ
2x ギヤ歯
3 サブギヤ
3x ギヤ歯
4 トーションスプリング
5 ノックピン(第一のノックピン)
6 ノックピン(第二のノックピン)
8 固定穴
9 ガタ
10 シザースギヤ
11 ガイド面
12 ガイド面
y 噛合相手側ギヤのギヤ歯

Claims (2)

  1. メインギヤに対しサブギヤが所定の回転方向に付勢され且つ相互の歯筋が揃うセット位置から噛合相手側ギヤとのバックラッシより僅かに大きなずれ量分だけ付勢方向に回転した位置でサブギヤの可動範囲が制限されるようにしたシザースギヤであって、噛合相手側ギヤのギヤ歯をメインギヤ及びサブギヤのギヤ歯間に挿し入れて噛み合わせる際の挿入方向から見て、メインギヤ及びサブギヤのうちの先行する一方に対し後に続く他方が張り出して段差を形成してしまう部位を面取りし、その面取り箇所に前記噛合相手側ギヤのギヤ歯を前記メインギヤ及びサブギヤのうちの先行する一方のギヤ歯間から後に続く他方のギヤ歯間へ案内するガイド面を形成し、該ガイド面が噛合相手側ギヤの挿入方向に向かうに従い反付勢方向へ斜めに張り出して前記メインギヤ及びサブギヤのうちの先行する一方のギヤ歯の一側面と該ギヤ歯の一側面から反付勢方向に張り出した他方のギヤ歯の一側面との間を段差なく連続させるようにしてあることを特徴とするシザースギヤ。
  2. メインギヤとサブギヤとの間にC字状のトーションスプリングを同心状に介装し、該トーションスプリングの一端を第一のノックピンを介しメインギヤ側に固定し且つ他端を第二のノックピンを介しサブギヤ側に固定すると共に、メインギヤに対するサブギヤの相対的な回転位置をトーションスプリングによる所定の付勢力が得られ且つ相互の歯筋が揃うセット位置に固定し得るようメインギヤ側に第二のノックピンが嵌まり込む固定穴を設け、該固定穴に噛合相手側ギヤとのバックラッシより僅かに大きなずれ量分だけサブギヤのセット位置から付勢方向に向けた回転を許容し得るようガタを付したことを特徴とする請求項1に記載のシザースギヤ。
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