JP5783108B2 - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアハンドル装置、特に、グリップ型アウターハンドルを備えた車両用ドアハンドル装置に関する。
従来、車両用ドアハンドル装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。図9は、こうした従来の車両用ドアハンドル装置が適用されるリンクとフレームの取付構造を概略的に示す図であり、図10は、リンクを一方から見た斜視図である。
図9に示すように、車両用ドアハンドル装置は、アウターパネル111の車両内側(紙面左側)に固定されるフレーム112と、このフレーム112に回動可能に組みつけられてバネによって一方に回転付勢されるリンク114と、アウターパネル111の車両外側(紙面右側)からフレーム112に対して取付けられるアウターハンドル115とを備える。図10に示すように、リンク114は、回転軸方向両端にガイド部114bを有する軸部114aが設けられている。図9に示すように、フレーム112には、リンク114の軸部114aを車両内側(紙面左側)から挿入可能なスロット112aと、スロット112aに連続して形成され軸部114aを回動可能に支持する支持孔112bが設けられる。そして、ガイド部114bを有する軸部114aは、スロット112aを通って支持孔112bに挿入され所定量回動しており、これにより軸部114aの外周面114cが支持孔112bに支持され軸部114aの車両内側方向への移動が規制されている。
アウターハンドル115の操作においてアウターハンドル115が車両外側へ移動すると、リンク114に設けられアウターハンドル115と係合する入力部114dが押圧され、ガイド部114bを有する軸部114aが支持孔112b内において回動して、リンク114は軸部114aを回転中心としてフレーム112に対して回動する。
特開2001−323689号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用ドアハンドル装置では、支持孔112bの内周面112cと軸部114aのガイド部114bとの間に隙間が生じておりガイド部114bは支持孔112bと摺接していないため、リンク114がフレーム112に対して軸部114aを回転中心として回動すると、ガイド部114bを有する軸部114aが支持孔112b内において隙間が存在する方向に動いてしまうおそれがある。これにより、フレーム112に組付けられるリンク114とフレーム112との間にガタが生じやすくなり、アウターハンドル115の操作においてドアハンドルの操作性が悪くなるおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、フレームに組付けられるリンクのフレームに対するガタの発生を抑制し、ドアハンドルの操作性を向上させることを目的とする。
上記の課題を解決するために、車両用ドアにおけるドアパネルの車両内側に固定され、支持孔が形成されたフレームと、前記フレームの前記支持孔に回動可能に支持される軸部を介して前記フレームに回動可能に組付けられ、付勢部材によって一方に回転付勢されるリンクと、前記車両用ドアを開閉するために操作され、前記リンクと係合する係合部を有して前記リンクを前記付勢部材の回転付勢力に抗して回動操作可能なアウターハンドルと、を有する車両用ドアハンドル装置であって、前記軸部は、前記軸部の回転軸方向の一方端部において他方端部側へ凹設される溝部と、前記軸部の外周面に形成され前記溝部の延在方向に延びるガイド部とを有し、前記フレームは、前記回転軸方向と異なる方向から前記溝部に挿通可能な溝係合部と、前記支持孔に連続して形成され前記回転軸方向と異なる方向から前記ガイド部を挿通可能な開口とを有し、前記支持孔と前記軸部との支持状態において、前記溝部と前記開口が互いに異なる方向に延在している、ことを要旨とする。
上記構成によると、リンクの軸部がフレームの支持孔に回動可能に支持された状態において、ガイド部が開口を通過する方向と該通過する方向と異なる方向の2方向への移動がガイド部および溝部によって規制されるため、軸部が支持孔内において移動することなく回動することが可能となる。これにより、リンクとフレームとの間のガタの発生を抑制することができ、ドアハンドルの操作性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1記載の車両用ドアハンドル装置において、前記軸部は、前記軸部の回転軸方向に互いに隣接され前記溝部が形成された第1軸部及び前記ガイド部が形成された第2軸部を有し、前記支持孔は、前記第1軸部を支持する第1支持孔及び前記第2軸部を支持する第2支持孔を有する、ことを要旨とする。
上記構成によると、ガイド部と溝部とが軸部の回転軸方向に並んで形成されるので、軸部の軸径及び周面を確保することができる。これにより、軸部の耐久性を容易に確保することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の車両用ドアハンドル装置において、前記溝部は、互いに対向する第1壁部と第2壁部とを有し、前記第2軸部が前記開口を通過する方向と異なる方向上において前記第1壁部と前記第2壁部との間で前記溝係合部を挟む態様で前記溝係合部と係合し、前記第2軸部が前記第2開口を通過する方向と異なる方向への移動を規制する、ことを要旨とする。
上記構成によると、第1軸部は、溝部の第1壁部と第2壁部との間で溝係合部を挟持して第2軸部が開口を通過する方向と異なる方向への移動を規制する。これにより、第1軸部の溝部は、溝係合部とより強固に係合することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の車両用ドアハンドル装置において、前記溝部は、前記第2軸部が前記開口を通過する方向と同一の方向を前記溝係合部が通過する態様で前記第1壁部と前記第2壁部とが設けられる、ことを要旨とする。
上記構成によると、第1軸部の溝部を溝係合部が通過する方向と第2軸部が開口を通過する方向とが同一である。これにより、第1軸部及び第2軸部を有する軸部をフレームの開口に対して一方向から通過させることが可能となり、軸部を有するリンクのフレームに対する組付性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項3又は4に記載の車両用ドアハンドル装置において、前記溝部は、前記第1壁部と前記第2壁部とを繋げる態様で前記第1壁部と前記第2壁部との間に連続して形成される連繋部を有する、ことを要旨とする。
上記構成によると、溝部は、第1壁部と第2壁部が連繋部により連繋されている。これにより、溝部の第1壁部及び第2壁部をより強固にすることが可能となり、溝係合部をより安定的に支持することができる。
以上詳述したように、フレームに組付けられるリンクのフレームに対するガタの発生を抑制し、ドアハンドルの操作性を向上させることができる。
本発明による車両用ドアハンドル装置の一実施形態を示す車両内側からみた側面図である。 図1に示した車両用ドアハンドル装置の平面図である。 図1のA−A線に沿った断面である。 フレームの開口と支持孔を示す斜視図である。 リンクの一方からみた斜視図である。 リンクの溝部を有する軸部の拡大図である。 溝部を有する軸部の支持孔に対する組付構造を概略的に示す説明図である。 溝部を有する軸部の溝係合部に対する組付構造を概略的に示す説明図である。 従来のリンクとフレームの組付構造を概略的に示す図である。 従来のリンクを一方からみた斜視図である。
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1,2に示す本発明による車両用ドアハンドル装置1は、車両用ドアにおけるアウターパネル11(ドアパネル)の車両内側に固定されるフレーム12と、このフレーム12に回動可能に組付けられてバネ13(付勢部材)によって一方に回転付勢されるリンク14と、車両用ドアを開閉するために操作され、アウターパネル11の車両外側より取付けられるアウターハンドル15を備えている。
フレーム12は、アウターハンドル15の一端に設けた係合部151が挿入可能な挿入口121を有するとともに、アウターハンドル15の他端に設けた挿入突起152が挿入可能な挿入口122を有していて、挿入口121に近接して設けた支持部123にてアウターハンドル15の係合部151を傾動可能に支持するようになっている。なお、挿入口121,122に対応してアウターパネル11にも挿入口(図示省略)が設けられている。
フレーム12には、リンク14がリンク14に設けられた軸部140を介して回動可能に支持されている。このリンク14の軸部140は、図5に示すように、回転軸方向の断面が略円形の外周面141cを有する端部140a(一方端部)に設けられる第1軸部142と、他方端部に設けられる軸部143と、回転軸方向において第1軸部142に隣設され、第1軸部142よりも軸部143側に設けられ回転軸方向断面が略円形の外周面141cを有する第2軸部141と、を有する。第2軸部141,第1軸部142,軸部143は、軸部140の回転軸上に設けられる。
また、図6に示すように、第2軸部141は、第2軸部141の外周面141cに一対のガイド部141a,141bが形成される。このガイド部141a、141bは、平らなガイド面42,44を形成するように外周面141cの一部が切欠かれることにより成り、第1軸部142の後端部41とガイド面42と軸部140の端部43とで構成される凹部が画成される。なお、ガイド部141a、141bのガイド面42,44は、一つの面で構成されているが、これに限定されず、例えばガイド面42の端部42a、42bの少なくとも一方又は両方に曲面、平面等の面取りが施されて、ガイド面42,44が複数の面で構成されているものでもよい。
また、第1軸部142は、端部140aから軸部140側に凹設される溝部142aが設けられる。溝部142aは、第1軸部142の径方向において対向する第1壁部30と第2壁部31と第1壁部30と第2壁部31とを繋げる態様で第1壁部30と第2壁部31に連続して形成される連繋部32とで構成される。この溝部142aは、ガイド部141a,141bが延在する方向に延びて形成されている。ここで、ガイド部141a、141bの延在する方向とはガイド面42,44がガイド面42の端部42a、42b側(ガイド面44の端部は図示略)に延びる方向である。すなわち、溝部142aを構成する第1壁部30と第2壁部31は、ガイド面42,44が延在する方向に延在する。そして、溝部142aは、第1壁部30の内側面301がガイド部141aのガイド面42と略並行となる態様であり、第2壁部31の内側面311がガイド部141bのガイド面44と略並行となる態様で設けられている。
また、リンク14は、バネ13の円筒部133(図1,2参照)を保持する軸部140を有するとともに、図3に示すようにアウターハンドル15の挿入突起152に形成した係合凹部153(係合部)と係合する入力部148と、軸部140の中心に対して径外方に突出する係合爪149と、クリップ16(図1参照)を取付けるための取付孔147を有していて、ベルクランクと呼ばれることもある。
リンク14を組付けるフレーム12は、図4に示すように、幅狭の第2スロット21(開口)と幅広の第1スロット23が連続して設けられるとともに、各スロットの車両外側方向(紙面裏側方向)に連続して形成される第2支持孔22(支持孔),第1支持孔24が同軸的に設けられる。第2支持孔22は、第2軸部141(図5参照)を回動可能に支持し、第1支持孔24は、第1軸部142(図5参照)を回動可能に支持する。また、係止爪29とバネ収容部27とバネ13の右端131(図1参照)を係止するための係止溝28が設けられている。
幅狭の第2スロット21は、図4に示すように、第1壁部211と第2壁部212とで構成される。第1壁部211及び第2壁部212は、第1壁部211と第2壁部212の内側面213,214が対向するとともに互いに近づく方向に突出する。また、図7に示すように、リンク14のガイド部141aから141bまでの幅W1が第2スロット21の幅W2と一致した状態にて第2軸部141が車両内側から挿通可能なスロットである。第2スロット21の幅W2は内側面213,214の間の距離である。なお、ここで「一致」とは、完全一致はもちろん若干のズレを含むものであり、ガイド部141a,141bの幅W1よりも第2スロット21の幅W2が若干大きいことを許容するものである。
また、図4に示すように、軸部143が車両内側から挿通可能なスロット(図示略)と、スロットに連続して形成され軸部143を回動可能に支持する支持孔(図示略)とで構成される支持部26が設けられる。この支持部26のスロットと支持孔は、第2スロット21及び第2支持孔22と同形状である。
幅広の第1スロット23は、図8に示すように、リンク14の第1軸部142の外径W3が第1スロット23の幅W4と一致した状態にて第1軸部142が車両内側から挿通可能なスロットである。なお、ここで「一致」とは、完全一致はもちろん若干のズレを含むものであり、第1軸部142の外形W3よりも第1スロット23の幅W4が若干大きいことを許容するものである。また、図4,8に示すように、第1軸部142が第1スロット23内に挿入された状態において第1軸部142の端部140aと対向する第1スロット23の壁部231には、回動する軸部140の回転軸上であるとともに端部140a側に突出する溝係合部25が設けられる。この溝係合部25は、略円柱状である。
また、図3に示すように、係止爪29は、リンク14が挿入完了状態(リンク14の各第2軸部141,第1軸部142がフレーム12の第2支持孔22,第1支持孔24にて回動可能な状態)からバネ13の回転付勢力に抗して所定量回動されるときにリンク14に設けた係合爪149によって径外方に向けて弾性変形されるものであり、リンク14の係合爪149がフレーム12の係止爪29に係合してリンク14が仮保持位置に保持されるようになっている。
バネ13は、リンク14を図3の時計方向へ回転付勢するトーションスプリングであり、
フレーム12とリンク14間の設定位置に組付けられた状態(図1及び図2に示した状態
)では、左端132(図1参照)にてリンク14の係止部(図示略)に係合し、右端131(図1参照)にてフレーム12の係止溝28(図4参照)に係合し、円筒部133にてリンク14の軸部140に所要の隙間をもって組付けられている。
アウターハンドル15は、図1〜図3に示すように、一端にフレーム12の支持部123に傾動可能に係合する係合部151(係合部)を備え、他端に係合凹部153を有する挿入突起152を備えていて、挿入突起152が有する係合凹部153にてリンク14の入力部148と係合している。このアウターハンドル15は、図2に示すように、フレーム12に組付けられた状態にて、リンク14をバネ13に抗して回動操作可能であり、リンク14を回動操作したときには、リンク14にクリップ16を介して連結されるリンクロッド(図示略)が動かされてドアロック装置(図示略)のロックが解除されるようになっている。
次にフレーム12に対するリンク14の組付け方法について説明する。
本実施形態の車両用ドアハンドル装置1においては、リンク14にバネ13を仮組した状態(バネ13の円筒部133をリンク14の軸部140に嵌めてバネ13の左端132(図1参照)をリンク14の係止部(図示略)に係合させた状態)にて、図7に示すようにリンク14に一体的に設けた第2軸部141のガイド部141a,141bをフレーム12に設けた幅狭の第2スロット21に一致させるとともに、図8に示すようにリンク14の第1軸部142をフレーム12の幅広の第1スロット23に合わせ、第1軸部142の溝部142aを第1スロット23に設けた溝係合部25に一致させる。そして、軸部140の回転軸方向と異なる方向である車両内外方向において、リンク14をフレーム12の車両内側から各スロットの車両外側に向けて挿入する。第2軸部141は、ガイド部141a,141bが第2スロット21の第1壁部211と第2壁部212との間を通過し、第2支持孔22内に挿入される。すなわち、ガイド部141aを構成する後端部41とガイド面42と端部43とで構成される凹部の中を第1壁部211が通過し、ガイド部141bの凹部(図示略)を第2壁部212が通過する。第1軸部142は、溝部142aの第1壁部30と第2壁部31との間に溝係合部25を通過させて連繋部32側まで挿入し、第1支持孔24内に挿入される。このとき、第1壁部30の内側面301は、ガイド部141aのガイド面42と略並行な関係であり、第2壁部31の内側面311は、ガイド部141bのガイド面44と略並行な関係であるため、リンク14を一方向からフレーム12に対して挿入し組付けることができる。なお、第2スロット21及び支持部22に対して挿入される第2軸部141と同様にして、軸部143も支持部26に挿入される。
図7に示すように、リンク14のフレーム12に対する挿入が完了している状態では、第2軸部141のガイド部141a,141b有する第2軸部141の外周面141cがフレーム12の第2支持孔22の内周面22aと一致する。また、図8に示すように、溝部142aを有する第1軸部142の外周面142cがフレーム12の第1支持孔24の内周面24aと一致する。そして、バネ12の右端131をフレーム12の係止溝28に係合させると、リンク14はフレーム12に対して半時計方向に付勢された状態となる。
そして、図3に示すように、リンク14をバネ13の回転付勢力に抗して所定量以上に回動する(図3における半時計方向への回動)と、リンク14の係合爪149がフレーム12の係止爪29を弾性変形させて乗り越える状態となる。この乗り越えた状態から、リンク14をバネ13の回転付勢力により回動させると(図3における時計方向への回動)、リンク14の係合爪149がフレーム12の係止爪29に係合して、リンク14が仮保持位置に保持される。
リンク14の仮保持位置におけるガイド部141a,141bを有する第2軸部141は、図7に示すように第2支持孔22内において所定量回動しており、第2スロット21の幅W1内にガイド部141a、141bが位置していない状態となる。そして、第2軸部141は、第2軸部141の外周面141cが第2支持孔22の内周面22aに挟持される態様で支持されており、第2軸部141の第2スロット21内を通過する方向である車両内外方向への移動が規制されている。
リンク14の仮保持位置における溝部142aを有する第1軸部142は、図8に示すように、第1支持孔24内において所定量回動している。すなわち、溝部142aの延在する方向と第2スロット21の延在する方向が異なっている。つまり、第1壁部30の内側面301及び第2壁部31の内側面311は、第1壁部211と第2壁部212の内側面213,214に対して所定角傾いている態様で設けられている。そして、溝部142aの幅W5内に挿入された第1スロット23の溝係合部25は、溝部142aの第1壁部30の内側面301と、第2壁部31の内側面311に挟持される態様で支持されている。つまり、溝部142aは、第2軸部141の第2スロット21内を通過する方向である車両内外方向と異なる方向への第1軸部142の移動を規制する。すなわち、溝部142aは、図7に示す第2軸部141と第2支持孔22との間に形成される空間Sへの第2軸部141の移動を規制する態様で溝係合部25を挟持している。
第1軸部142の車両内外方向への移動が規制されている。
次に、リンク14のフレーム12に対する動作について図3を用いて説明する。
アウターハンドル15は、車両用ドアの開操作の際の引張操作により車両外側に移動する。アウターハンドル15の車両外側への移動に伴い、アウターハンドル15の挿入突起152も車両外側へ移動する。挿入突起152が車両外側へ移動すると、リンク14に設けられ挿入突起152に形成された係合凹部153と係合する入力部148には、車両外側へ移動させる外力が加わる。挿入突起152の移動に伴い入力部148は、リンク14に設けられたバネ13の回転付勢力に抗して、軸部140を仮保持位置から半時計方向に回動させるとともに軸部140を回動中心としてリンク14を半時計方向に回動させる。そして、アウターハンドル15の引張操作による開操作をやめると、バネ13の回転付勢力により、軸部140は仮保持位置まで回動する。この軸部140の回動に伴い、入力部148は時計方向に回動して挿入突起152を車両内側へ移動させる。そして、アウターハンドル15は挿入突起152の移動に伴い元の位置に戻る。
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)リンク14の軸部140がフレーム12の第2支持孔21に回動可能に支持された状態において、ガイド部141a,141bが第2支持孔21を通過する方向と該通過する方向と異なる方向の2方向への移動がガイド部141a,141bおよび溝部142aによって規制されるため、軸部140が第2支持孔21内において移動することなく回動することが可能となる。これにより、リンク14とフレーム12との間のガタの発生を抑制することができ、ドアハンドルの操作性を向上させることができる。
(2)ガイド部141a、141bと溝部142aとが軸部140の回転軸方向に並んで形成されるので、軸部140の軸径及び周面を確保することができる。これにより、軸部140の耐久性を容易に確保することができる。
(3)第1軸部142は、溝部142aの第1壁部30と第2壁部31との間で溝係合部25を挟持して第2軸部141が第2スロット21を通過する方向と異なる方向への移動を規制する。これにより、第1軸部142の溝部142aは、溝係合部25とより強固に係合することができる。
(4)溝部142aを溝係合部25が通る方向と第2軸部141が第2スロット21を通る方向とが同一である。これにより、第2軸部141及び第1軸部142を有する軸部140をフレーム12の第2スロット21及び第1スロット23に対して一方向から通過させることが可能となり、軸部140を有するリンク14のフレーム12に対する組付性を向上させることができる。
(5)溝部142aは、第1壁部30と第2壁部31が連繋部32により連繋されている。これにより、溝部142aの第1壁部30及び第2壁部31をより強固にすることが可能となり、溝係合部25をより安定的に支持することができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい
・上記実施形態では、溝部142aが第1軸部142に設けられ、ガイド部141a、142bが第2軸部141に設けられているが、これに限定されず、例えば一つの軸にガイド部141a、142bと溝部142aが設けられていてもよい。すなわち、軸部140の端部140aに溝部142aが凹設され、軸部140の径方向において重なるように外周面にガイド部141a、142bが設けられていてもよい。
・上記実施形態では、溝部142aが第1壁部30と第2壁部31と連繋部32とで構成されているが、これに限定されず、例えば、連繋部32を設けないものであってもよい。すなわち、第1壁部30の内側面301と第2壁部31の内側面311とが第1軸部142の径方向全体に亘って平行な状態であり、この第1壁部30と第2壁部31により溝部142が形成されていてもよい。
・上記実施形態では,第2スロット21,23は、第2軸部141、第1軸部142を車両内外方向において挿通可能に設けられているが、これに限定されず、例えばフレーム12がアウターパネル11に固定されている状態においてアウターパネルに沿う方向において挿通可能に設けられていてもよい。
・上記実施形態では、軸部143を支持する支持孔がフレームの端部120側であり第2軸部141及び第1軸部142軸部を支持する第2支持孔22,第1支持孔24がフレームの端部120から離れた側に設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、第2軸部141及び第1軸部142軸部を支持する第2支持孔22,第1支持孔24がフレームの端部120側であり軸部143を支持する支持孔がフレームの端部120から離れる側に設けられていてもよい。
11 アウターパネル(ドアパネル)
12 フレーム
13 バネ(付勢部材)
14 リンク
15 アウターハンドル
21 第2スロット(開口)
23 第1スロット
22 第2支持孔(支持孔)
24 第1支持孔
25 溝係合部
140 軸部
141 第2軸部
141a,141b ガイド部
141c 外周面
142 第1軸部
142a 溝部
151 係合部

Claims (5)

  1. 車両用ドアにおけるドアパネルの車両内側に固定され、支持孔が形成されたフレームと、
    前記フレームの前記支持孔に回動可能に支持される軸部を介して前記フレームに回動可能に組付けられ、付勢部材によって一方に回転付勢されるリンクと、
    前記車両用ドアを開閉するために操作され、前記リンクと係合する係合部を有して前記リンクを前記付勢部材の回転付勢力に抗して回動操作可能なアウターハンドルと、
    を有する車両用ドアハンドル装置であって、
    前記軸部は、前記軸部の回転軸方向の一方端部において他方端部側へ凹設される溝部と、前記軸部の外周面に形成され前記溝部の延在方向に延びるガイド部とを有し、
    前記フレームは、前記回転軸方向と異なる方向から前記溝部に挿通可能な溝係合部と、前記支持孔に連続して形成され前記回転軸方向と異なる方向から前記ガイド部を挿通可能な開口とを有し、
    前記支持孔と前記軸部との支持状態において、前記溝部と前記開口が互いに異なる方向に延在している、車両用ドアハンドル装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記軸部は、前記軸部の回転軸方向に互いに隣接され前記溝部が形成された第1軸部及び前記ガイド部が形成された第2軸部を有し、前記支持孔は、前記第1軸部を支持する第1支持孔及び前記第2軸部を支持する第2支持孔を有する、車両用ドアハンドル装置。
  3. 請求項2に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記溝部は、互いに対向する第1壁部と第2壁部とを有し、前記第2軸部が前記開口を通過する方向と異なる方向上において前記第1壁部と前記第2壁部との間で前記溝係合部を挟む態様で前記溝係合部と係合し、前記第2軸部が前記開口を通過する方向と異なる方向への移動を規制する、車両用ドアハンドル装置。
  4. 請求項3に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記溝部は、前記第2軸部が前記開口を通過する方向と同一の方向を前記溝係合部が通過する態様で前記第1壁部と前記第2壁部が設けられる、車両用ドアハンドル装置。
  5. 請求項3又は4に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記溝部は、前記第1壁部と前記第2壁部とを繋げる態様で前記第1壁部と前記第2壁部との間に連続して形成される連繋部を有する、車両用ドアハンドル装置。
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