JP5283898B2 - 排気ガス再循環装置および車両 - Google Patents

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Description

この発明は排気ガス再循環装置および車両に関し、特にエンジンからの排気を取出し、それをエンジン吸気に送る排気ガス再循環装置および車両に関する。
自動車などのエンジンにおいて、排気側から排気ガスの一部を取出し、それをエンジン吸気側に送るEGR(Exhaust Gas Recirculation:排気ガス再循環)装置が知られている。これは、排気ガスによりエンジン内での燃料の燃焼を抑制させて燃焼温度を下げることにより、NOx(窒素酸化物)の発生を低減させるものである。
図14は、従来のEGR装置の構成を示す図である。
図において矢印は、パイプ内のガスなどの流路を示している。エンジン101には吸気側にインテークマニホールド111が接続されており、排気側にエキゾーストマニホールド109が接続されている。エキゾーストマニホールド109に入る前の排気の一部は、排気取出し経路EGR1により、流量調整用バルブV1、EGRクーラー301、および圧力調整用バルブV3を介してインテークマニホールド111に送られる。
EGRクーラー301には冷却水が流されることで、排気取出し経路EGR1内の高温の排気ガスの温度が下げられる。
流量調整用バルブV1は、排気側から取出す排気ガスの量を制御するためのバルブである。圧力調整用バルブV3は、吸気スロットルの役割を果たし、排気取出し経路EGR1内の排気ガスが逆流することを防止するためのバルブである。
このようなEGR装置では、排気取出し経路EGR1の一部がヘッドシリンダ内に形成されている。
下記特許文献1においては、排気側から排気ガスの一部を抜き出して吸気側へ再循環するEGR装置が開示されている。EGRパイプの途中に水冷式EGRクーラが装備される。水冷式EGRクーラの下流側に、空冷式EGRクーラが装備される。
特許文献1の技術は、吸気側へ再循環される排気ガスを水冷式EGRクーラにて冷却水との熱交換により約百数十℃まで冷却した後に、空冷式EGRクーラにて外気との熱交換により数十℃まで冷却するものである。これにより、エンジン冷却用の冷却水の温度(約80℃)より低い温度まで排気ガスの温度を低減させることができる。
下記特許文献2においては、ディーゼルエンジンの始動制御装置が開示されている。
ディーゼルエンジンがアイドリングストップ状態に移行した際には、エンジンルーム内、又はインタークーラバイパスを含む吸気系統の配管内に存在する空気の温度は、外気に比べて高くなっている。特許文献2の技術はこれを利用し、温度の高い空気を吸気としてエンジン本体の燃焼室に供給するものである。
下記特許文献3においては、低温始動時、低負荷運転時には、EGRクーラで冷却されない排気ガス(ホットEGRガス)をエンジン吸気側に導入して燃焼を活発化させて、HC、白煙などの発生を抑制する排気ガス還流装置が開示されている。
下記特許文献4においては、エンジンの排気ガス再循環装置において、排気ガスを吸入空気に戻すための通路の一部に、排気ガス冷却用の熱交換器を配置するものが開示されている。
特開2002−188526号公報 特開2006−46199号公報 特開平11−200955号公報 特開平7−166973号公報
EGRの目的は、主に排ガス中のNOx低減と、燃費の低減である。そのためにはEGRでは、排気ガスを冷却して使うほど効果が高い。
しかしながら、上記特許文献1の技術では、エンジン排出直後の高温状態の排気ガスを冷却するクーラーを2段に設置しているため、配管も含めて部品点数が増え、コストアップにつながるという問題がある。また、EGR経路が複雑であり、組立て性、メンテナンス性が悪いという問題がある。
さらに、EGRクーラーのバイパスが無いため、排気ガスを温かいまま使用できないという問題がある。エンジンの冷間始動時などには、排気煙対策として、シリンダ内に流入する吸気の温度を上昇させることが有効である。従来はグロープラグの発熱によって筒内温度を上げていたが、特許文献1の技術では常に排気ガスが冷却されてしまう。
また、特許文献2の技術に関しては、以下の問題がある。エンジンルームおよび吸気系内部に残留する空気は温かいが、高い筒内圧を必要としない着火を実現するには不十分で、効果が乏しい。
より高温状態が得られる筒内圧縮後の空気をシリンダ内に流入させる方が、始動性向上の効果は大きい。しかしながら、特許文献2の技術では、そのような動作を行なうことが不可能である。
特許文献3の技術によると、エンジン始動時はEGRクーラーを介さずに温かい排気ガスをそのまま吸気に導入することができる。高負荷時には、EGRクーラーを経由して冷却された排気ガスを吸気に導入することができる。しかし、排気ガスの取り出し位置は、シリンダからの排出直後の1ヶ所のみである。この位置の排気ガスは高温であり、十分冷却するには大型のクーラーが必要である。
特許文献4の技術においても、排気ガス取り出し位置は、シリンダからの排出直後の1ヶ所(エキゾーストマニホールド)のみであり、排気ガスを十分冷却するには大型のクーラーが必要である。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、効率よく冷却された排気を用いることができる排気ガス再循環装置および車両を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、排気ガス再循環装置は、エンジンからの排気を取出し、それをエンジン吸気に送る排気取出し経路を備え、排気取出し経路は、エンジンからの排気を、車両のフレームの中空通路の中、またはフレームに接触して固定され、フレーム一体とすることで放熱面積を確保したパイプの中を通すことで、フレームにより放熱を行なって冷却する経路を含む。
この発明によると、取出した排気を、車両のフレームの中、またはフレームに取付けられたパイプの中を通すことができる。車両のフレーム、またはフレームに取付けられたパイプのいずれかでエンジンからの排気を冷却することができるため、効率よく冷却された排気をエンジン吸気に送ることができる排気ガス再循環装置を提供することが可能となる。
好ましくは排気取出し経路は、少なくともターボチャージャーを出た後の排気を取出し、それをエンジン吸気に送る低温排気取出し経路であり、排気ガス再循環装置は、エンジンからの排気を、少なくともそれがターボチャージャーに入る前で取出し、それをエンジン吸気に送る高温排気取出し経路と、エンジンの運転状況に応じて、高温排気取出し経路と低温排気取出し経路とでエンジン吸気に送られる排気の流れを制御する制御手段とをさらに備える。
この発明によると、高温排気取出し経路および低温排気取出し経路では、エンジンからの排気の取出し位置が異なる。これにより、比較的高温の排気と、比較的低温の排気とをエンジン吸気に送ることが可能となる。また、低温排気取出し経路によって少なくともターボチャージャーを出た後の排気を取出すことで、効率よく冷却された排気をエンジン吸気に用いることが可能となる。
好ましくは低温排気取出し経路は、エンジンからの排気をターボチャージャーのコンプレッサーの上流側に送り、高温排気取出し経路は、エンジンからの排気をターボチャージャーのコンプレッサーの下流側に送る。
このような構成を採用することで、少なくともターボチャージャーを出た後の比較的低圧の排気を、低圧であるターボチャージャーのコンプレッサーの上流側に送ることができる。また、ターボチャージャーに入る前で取出した高圧の排気を、高圧であるコンプレッサーの下流側に送ることができる。
好ましくは排気ガス再循環装置は、エンジンからの排気を、少なくともそれがマフラーに入る前で取出し、それをエンジン吸気に送る高温排気取出し経路をさらに備え、排気取出し経路は、エンジンからの排気を高温排気取出し経路の取出し位置よりも下流で取出し、それをエンジン吸気に送る低温排気取出し経路であり、エンジンの運転状況に応じて、高温排気取出し経路と低温排気取出し経路とでエンジン吸気に送られる排気の流れを制御する制御手段を備える。
この発明によると、高温排気取出し経路および低温排気取出し経路では、エンジンからの排気の取出し位置が異なる。これにより、比較的高温の排気と、比較的低温の排気とをエンジン吸気に送ることが可能となる。さらに、低温排気取出し経路によって、車両のフレームの中、またはフレームに取付けられたパイプの中を通すことで冷却した後の排気をエンジン吸気に送ることで、効率よく冷却された排気をエンジン吸気に用いることが可能となる。
好ましくは低温排気取出し経路は、少なくともマフラーを経由した排気を取出し、それをエンジン吸気に送る排気取出し経路である。
このように、低温排気取出し経路によって少なくともマフラーを経由した排気を取出すことで、効率よく冷却された排気をエンジン吸気に用いることが可能となる。
好ましくは排気ガス再循環装置は、高温排気取出し経路を通る排気と、低温排気取出し経路を通る排気とを混合するための混合用排気取出し経路をさらに備え、制御手段は、エンジンの運転状況に応じて、混合用排気取出し経路の排気の流れを制御する。
このように高温排気取出し経路を通る排気と、低温排気取出し経路を通る排気とを混合するための混合用排気取出し経路を設けることで、エンジン吸気に送る排気の状態をより細かく制御することが可能となる。
この発明の他の局面に従うと車両は、エンジンと、エンジンに接続される、上述のいずれかに記載の排気ガス再循環装置とを備える。
この発明によると、効率よく冷却された排気をエンジン吸気に用いることが可能な車両を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[概要]
本発明の実施の形態における排気ガス再循環装置を備えたエンジンは、排気取出し経路を少なくとも2つ有する。排気取出し経路EGR1の排気取出し位置は、排気バルブ直後などの排気ガスが高温である部分(高温部)とされる。排気取出し経路EGR2の排気取出し位置は、排気管途中の排気ガスが冷えた部分(低温部)とされる。エンジンの運転状況に応じて用いる排気取出し経路が切り替えられる。
排気取出し経路EGR1で取出された高温の排気は、エンジン始動時などに使用される。排気取出し経路EGR2で取出された低温の排気は、高負荷時などに使用される。
例えば、高温部の排気取出し位置は、排気ポートからターボチャージャーまでの間のいずれかの位置とし、低温部の排気取出し位置は、ターボチャージャーの下流のいずれかの位置とすることができる。
または、高温部の排気取出し位置は、少なくとも排気がマフラーに入る前までの位置とし、低温部の排気取出し位置は、排気ガスが少なくともマフラーを経由した後の位置(マフラー出口付近)とすることができる。
また、排気取出し経路EGR2は、取出した排気を、車両のフレームの中、またはフレームに取付けられたパイプの中を通すことで冷却した後、それをエンジン吸気に送る経路とすることができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における自動二輪車(鞍乗型車両の一例)の排気ガス再循環装置の構成を示す図である。
図を参照して、排気ガス再循環装置は、エンジン101(ここでは4気筒ディーゼルエンジンを想定している。)と、吸気をクリーニングするエアクリーナ107と、ターボチャージャー103に含まれる、吸気を圧縮するコンプレッサー103bと、圧縮された空気を冷却するインタクーラ105と、冷却された空気をエンジンの各気筒に送るインテークマニホールド111と、エンジン101の各気筒からの排気を纏めるエキゾーストマニホールド109と、ターボチャージャー103に含まれる、排気によりコンプレッサー103bを回転させるためのタービン103aと、タービン103aを出た排気を送るエキゾーストパイプ113と、排気の消音を行なうマフラー115と、マフラー115からの排気の一部を冷却する自動二輪車の車体フレーム121と、フレーム121により放熱が行なわれた後の排気ガスを冷却するEGRクーラー123とを備えている。
排気取出し経路EGR1は、エキゾーストマニホールド109から出た直後(あるいはエンジン101から出た直後)の排気ガスを、インタクーラ105を出た後のインテークマニホールド111に入る空気に混合させるための経路である。
排気取出し経路EGR2は、エキゾーストマニホールド109からの排気ガスを、タービン103a、エキゾーストパイプ113、マフラー115、フレーム121、およびEGRクーラー123で冷却し、それをエアクリーナ107を出た後の空気に混合させるための経路である。
また、排気取出し経路EGR1の途中には、排気取出し経路EGR1における排気ガスの流量を調節するためのバルブV1が、排気取出し経路EGR2の途中には、排気取出し経路EGR2における排気ガスの流量を調節するためのバルブV2が、それぞれ設けられている。
なお、インタクーラ105出口から伸びるパイプが排気取出し経路EGR1と交わる位置の手前に、エンジンに送る空気の量を調整し、排気取出し経路EGR1からインタクーラ105側への排気ガスの逆流を防ぐためのスロットルSが設けられる。
図2は、図1の排気ガス再循環装置を搭載した自動二輪車の側面図である。
図に示されるように、前輪151の上にあるカウルにEGRクーラー123が取付けられている。EGRクーラ123は、車体前方、例えばフロントフォークよりも前に搭載することが望ましい。また、後輪153の上にマフラー115が取付けられている。
排気取出し経路EGR1は、エンジン101から出た直後の排気ガスを、エンジン101の吸気に混合させる経路として設けられている。排気取出し経路EGR2の一部を構成するフレーム121は、自動二輪車の車体フレームを兼ねている。
また、フレーム121の途中には、水抜きおよびスス抜きのための経路125が設けられている。これは、EGRの経路途中であるフレーム途中の最下点において、水やススを自然落下させるものである。
すなわち、フレーム121が下方向(走行面方向)に屈曲している場所において、排気ガスを一時滞留させる容積体(小室)が設けられる。小室に入った空気の流速は低下する。これにより、凝縮水とススとが小室内に堆積する。水とススは、小室と外部を貫通する小径の孔から経路125を介して外部に排出される。この凝縮水とススとを排出する機構は、構造的にはエンジンのサイレンサに取り付けられるドレンと同じである。
図3は、フレーム121の側面図である。
ここでは、フレーム121として中空構造を有するものが用いられている。図中の点線は、フレーム中の仕切りを示す。矢印で排気ガスの経路が示されている。
フレーム121には、マフラー115からの排気ガスを導入するための排気ガス導入口121aと、EGRクーラー123へ排気ガスを送るための排気ガス出口121bと、EGRクーラー123からの排気ガスを導入するための排気ガス導入口121cと、エンジンへ排気ガスを送るための排気ガス出口121dとが設けられている。
フレームは、腐食対策のため、SUSパイプで構成されることが望ましい。鉄フレームでもアルミフレームでも中空構造であり、排気通路内壁に腐食防止の処理が施されていれば、材質や製造方法によらず排気ガスの経路として適用することができる。
また、フレームには一部分に中空通路があれば、それを排気ガスの経路として利用でき、フレームから放熱を行なうことができる。
中空部の無い鋳造フレームであれば、SUSパイプでできた排ガス通路を、フレームに接触させて固定することで、フレーム一体となった排気ガスの経路とすることができる。すなわち、この場合も放熱面積を確保することができ、パイプ単体で排気ガスの経路を構成する場合と比較して、より高い排ガス冷却効果を得ることができる。また、パイプをフレームに一体的に固定することで、フレーム自体の強度アップにも効果がある。
図4は、図1の排気ガス再循環装置の制御回路のブロック図である。
排気ガス再循環装置には、車両の電気系統を制御するためのエンジン制御ユニット201と、エンジンの回転数を計測するエンジン回転数センサ203と、アクセルの開度を検出するアクセル開度センサ205と、冷却水の温度を検出するための冷却水温度センサ207と、オイルの温度を検出するためのオイル温度センサ209と、吸気の温度を検出するための吸気温度センサ211とが接続される。
なお、排気ガス再循環装置の制御のために、冷却水温度センサ207と、オイル温度センサ209とのいずれかの出力のみを用いるようにしてもよい。
エンジン制御ユニット201により、上述の排気取出し経路EGR1における排気ガスの流量を調節するためのバルブV1、排気取出し経路EGR2における排気ガスの流量を調節するためのバルブV2、および排気ガスの逆流を防ぐためのスロットルSが制御される。
図5は、エンジン始動時の排気ガス再循環装置が実行する制御を示すフローチャートである。
ステップS101で、エンジンキーがONとなると、ステップS103で、冷却水温度、または油温度が30℃以下であるかが判定される。
ステップS103でYESであれば、ステップS105で排気取出し経路EGR1のバルブV1を全開にし、排気取出し経路EGR2のバルブV2を前閉にする。
一方、ステップS103でNOであれば、ステップS117で排気取出し経路EGR1のバルブV1を全閉にし、排気取出し経路EGR2のバルブV2を前開にする。
ステップS107でスタータスイッチがONとなれば、ステップS109でエンジンのセルモータを回転させ、これによりクランク回転が開始する。
ステップS111において、クランク回転数が目標値以上になるまで待機し、ステップS113で燃料噴射を開始し、気筒内での燃焼を開始させる。
ステップS115において、センサ検出値などに基づいて、燃料噴射量、燃料噴射時期、燃料噴射回数、および燃料噴射圧を変更する。また、エンジン回転数、アクセル開度、冷却水温度または油温度、および吸気温度を検出し、各検出値の組合せ条件によって排気取出し経路EGR1のバルブV1、および排気取出し経路EGR2のバルブV2の開度を変更し、排気ガスのエンジンへの導入状態を切り替える。
図6は、図5のステップS115での制御を示す図である。
ここでは、(a)冷却水温度または油温度が20℃未満(冷機状態)、(b)冷却水温度または油温度が20℃以上60℃未満、(c)冷却水温度または油温度が60℃以上(暖機状態)のそれぞれの状態を想定し、それぞれの状態におけるアクセル開度とエンジン回転数とから、エンジン制御ユニット201がどのようにバルブV1およびV2の開度を調節するかが示されている。各状態では、以下の制御が行なわれる。
(a) 冷却水温度または油温度が20℃未満(冷機状態)であるとき
アクセル開度、およびエンジン回転数に拘わらず、バルブV1を開き、バルブV2を全閉とすることで、排気取出し経路EGR1の排気ガスのみをエンジンに送る。冷機状態のエンジンを暖機するためである。
(b) 冷却水温度または油温度が20℃以上60℃未満であるとき
アクセル開度、およびエンジン回転数に応じて、バルブV1、V2の流量を制御する。
すなわちアクセル開度が全開であれば、エンジン回転数に拘わらず、バルブV1を全閉とし、バルブV2を開くことで、排気取出し経路EGR2の排気ガスのみをエンジンに送る。
アクセル開度が中開であり、エンジン回転数が最低回転数または中回転数であれば、バルブV1およびバルブV2を開くことで、排気取出し経路EGR1の排気ガス、および排気取出し経路EGR2の排気ガスの双方をエンジンに送る。
アクセル開度が中開であり、エンジン回転数が最高回転数であれば、バルブV1を全閉とし、バルブV2を開くことで、排気取出し経路EGR2の排気ガスのみをエンジンに送る。
アクセル開度が全閉であり、エンジン回転数が最低回転数であれば、バルブV1を開き、バルブV2を全閉とすることで、排気取出し経路EGR1の排気ガスのみをエンジンに送る。
アクセル開度が全閉であり、エンジン回転数が中回転数であれば、バルブV1およびバルブV2を開くことで、排気取出し経路EGR1の排気ガス、および排気取出し経路EGR2の排気ガスの双方をエンジンに送る。
アクセル開度が全閉であり、エンジン回転数が最高回転数であれば、バルブV1を全閉とし、バルブV2を開くことで、排気取出し経路EGR2の排気ガスのみをエンジンに送る。
(c) 冷却水温度または油温度が60℃以上(暖機状態)であるとき
アクセル開度、およびエンジン回転数に拘わらず、バルブV1を全閉とし、バルブV2を開くことで、排気取出し経路EGR2の排気ガスのみをエンジンに送る。
なお、排気取出し経路EGR1の排気ガス、および排気取出し経路EGR2の排気ガスの双方をエンジンに送る場合には、エンジン回転数が上がるごとに排気取出し経路EGR2の排気ガスの量が多くなるように、またはアクセル開度が上がるごとに排気取出し経路EGR2の排気ガスの量が多くなるように、排気取出し経路EGR1の排気ガスおよび排気取出し経路EGR2の排気ガスの混合比率を調整することが望ましい。
これは、混合後におけるエンジンの吸気温度が目標吸気温度となるように、各排気取出し経路の混合気量を調整するものである。調整により、燃料燃焼時の温度が1500〜1800(K)となるように制御することで、有害な排気ガス(CO、NOx)やスモークの発生を低減させることができる。
エンジンの始動時には、EGRとしての排気は冷却せずに使用される。エンジン始動前においては、エンジン内は燃焼していないため排気は十分な酸素を含んでいる。このため始動に関して悪影響はない。初期の数サイクル中は燃料の噴射を停止すると、なお始動性が向上する。
[第2の実施の形態]
図7は、本発明の第2の実施の形態における自動二輪車の排気ガス再循環装置の構成を示す図である。
本実施の形態における排気ガス再循環装置が、第1の実施の形態におけるそれと異なる点は、エキゾーストマニホールド109から出た直後(エンジン101から出た直後)の排気ガスを、排気取出し経路EGR2内の排気ガスに混合させるための排気取出し経路EGR3が設けられている点である。
排気取出し経路EGR3の途中には、排気取出し経路EGR3における排気ガスの流量を調節するためのバルブV3が設けられている。排気取出し経路EGR3の高温のEGRガスを、排気取出し経路EGR2のガスと混合して温度調整した後に吸気へ導入するものである。
図8は、図7の排気ガス再循環装置の制御回路のブロック図である。
排気ガス再循環装置では、図4に示される制御回路の構成に加えて、エンジン制御ユニット201は、上述の排気取出し経路EGR3における排気ガスの流量を調節するためのバルブV3を制御する。
図9は、第2の実施の形態における排気ガス再循環装置のバルブの制御方法を示す図である。
ここでも図6と同様に、(a)冷却水温度または油温度が20℃未満(冷機状態)、(b)冷却水温度または油温度が20℃以上60℃未満、(c)冷却水温度または油温度が60℃以上(暖機状態)のそれぞれの状態を想定し、それぞれの状態におけるアクセル開度とエンジン回転数とから、エンジン制御ユニット201がどのようにバルブV1、V2、V3の開度を調節するかが示されている。各状態では、以下の制御が行なわれる。
(a) 冷却水温度または油温度が20℃未満(冷機状態)であるとき
アクセル開度、およびエンジン回転数に拘わらず、バルブV1を開き、バルブV2およびV3を全閉とすることで、排気取出し経路EGR1の排気ガスのみをエンジンに送る。冷機状態のエンジンを暖機するためである。
(b) 冷却水温度または油温度が20℃以上60℃未満であるとき
アクセル開度、およびエンジン回転数に応じて、バルブV1、V2、V3の流量を制御する。
アクセル開度が全開であれば、エンジン回転数に拘わらず、バルブV1、V3を全閉とし、バルブV2を開くことで、排気取出し経路EGR2の排気ガスのみをエンジンに送る。
アクセル開度が中開であり、エンジン回転数が最低回転数または中回転数であれば、バルブV1を全閉とし、バルブV2およびバルブV3を開くことで、排気取出し経路EGR2の排気ガス、および排気取出し経路EGR3の排気ガスの双方をエンジンに送る。
アクセル開度が中開であり、エンジン回転数が最高回転数であれば、バルブV1、V3を全閉とし、バルブV2を開くことで、排気取出し経路EGR2の排気ガスのみをエンジンに送る。
アクセル開度が全閉であり、エンジン回転数が最低回転数であれば、バルブV1を開とし、バルブV2、V3を全閉とすることで、排気取出し経路EGR1の排気ガスのみをエンジンに送る。
アクセル開度が全閉であり、エンジン回転数が中回転数であれば、バルブV1を全閉とし、バルブV2およびバルブV3を開くことで、排気取出し経路EGR2の排気ガス、および排気取出し経路EGR3の排気ガスの双方をエンジンに送る。
アクセル開度が全閉であり、エンジン回転数が最高回転数であれば、バルブV1、V3を全閉とし、バルブV2を開くことで、排気取出し経路EGR2の排気ガスのみをエンジンに送る。
(c) 冷却水温度または油温度が60℃以上(暖機状態)であるとき
アクセル開度、およびエンジン回転数に拘わらず、バルブV1、V3を全閉とし、バルブV2を開くことで、排気取出し経路EGR2の排気ガスのみをエンジンに送る。
なお、排気取出し経路EGR2の排気ガス、および排気取出し経路EGR3の排気ガスの双方をエンジンに送る場合には、エンジン回転数が上がるごとに排気取出し経路EGR2の排気ガスの量が多くなるように、またはアクセル開度が上がるごとに排気取出し経路EGR2の排気ガスの量が多くなるように、排気取出し経路EGR2の排気ガスおよび排気取出し経路EGR3の排気ガスの混合比率を調整することが望ましい。
本実施の形態においても、混合後におけるエンジンの吸気温度が目標吸気温度となるように、各排気取出し経路の混合気量を調整するものである。調整により、燃料燃焼時の温度が1500〜1800(K)となるように制御することで、有害な排気ガス(CO、NOx)やスモークの発生を低減させることができる。
[第3の実施の形態]
図10は、第3の実施の形態における図1の排気ガス再循環装置を搭載した自動二輪車の側面図である。
ここではオフロード型の自動二輪車に排気ガス再循環装置を搭載する形態を示している。
図に示されるように、車体フレームの前側にEGRクーラー123が取付けられている。また、後輪153の上にマフラー115が取付けられている。
排気取出し経路EGR1は、エンジン101から出た直後の排気ガスを、エンジン101の吸気に混合させる経路として設けられている。排気取出し経路EGR2の一部を構成するフレーム121は、自動二輪車のフレームを兼ねている。
また、フレーム121の途中には、水抜きおよびスス抜きのための経路125が設けられている。
図11は、フレーム121の側面図である。
ここでは、フレーム121として中空構造を有するものが用いられている。図中、矢印で排気ガスの経路が示されている。
フレーム121には、マフラー115からの排気ガスを導入するための排気ガス導入口121aと、EGRクーラー123へ排気ガスを送るための排気ガス出口121bとが設けられている。
中空部の無い鋳造フレームであれば、SUSパイプでできた排ガス通路をフレームに接触させて固定することで、フレーム一体となった排気ガスの経路とすることができる。
[第4の実施の形態]
図12は、第4の実施の形態における図1の排気ガス再循環装置を搭載した自動二輪車の側面図である。
ここではネイキッド型の自動二輪車に排気ガス再循環装置を搭載する形態を示している。
図に示されるように、車体フレームの前側にEGRクーラー123が取付けられている。また、後輪153の横にマフラー115が取付けられている。
排気取出し経路EGR1は、エンジン101から出た直後の排気ガスを、エンジン101の吸気に混合させる経路として設けられている。排気取出し経路EGR2の一部を構成するフレーム121は、自動二輪車のフレームを兼ねている。
また、フレーム121の途中には、水抜きおよびスス抜きのための経路125が設けられている。
図13は、フレーム121の側面図である。
ここでは、フレーム121として中空構造を有するものが用いられている。図中、矢印で排気ガスの経路が示されている。
フレーム121には、マフラー115上流のエキゾーストパイプ113からの排気ガスを導入するための排気ガス導入口121aと、EGRクーラー123へ排気ガスを送るための排気ガス出口121bとが設けられている。
中空部の無い鋳造フレームであれば、SUSパイプでできた排ガス通路を、フレームに接触させて固定することで、フレーム一体となった排気ガスの経路とすることができる。
[実施の形態における効果]
上記実施の形態によると、始動時や暖機運転などでエンジンの吸気温度を高温にしたい時は、排気バルブ直後の高温状態の排気ガスをEGRに使用することができる。これにより、シリンダ内の温度上昇が促進され、安定したエンジン始動性を確保することができる。
また、走行中の高負荷運転時においてはNOx低減、および燃費低減のため、EGRとして用いる排気の温度は低いほどよい。本実施の形態では、走行中は排気管などを介して十分冷えた排気ガスを、EGRに導入することができる。
また、低中負荷運転時においては、2系統のEGR経路を混合させて、排気ガス温度を目標温度としてから吸気に導入することができる。これにより、スモーク排出量を減らすことができる。
エンジンからの排気の冷却には、ターボチャージャー、マフラー、車両のフレーム、またはフレームに取付けられたパイプの少なくともいずれかが用いられる。これにより、効率よく排気を冷却することができる。
また、このようにして冷却された排気を利用することで、EGRクーラーの負荷が小さくなり、EGRクーラーを小型化(または廃止)することができる。
さらに、EGR経路の一部に車体のフレームを利用することで、EGR配管の部品点数を削減することができる。
また、マフラーを経由した排気を車体のフレームに通し、外気へ放熱させることによって、マフラーで十分冷えた排気ガスをさらに冷却することができる。
また、車体フレームと一体となる排気ガス通路の途中には、最下部に容積を設けて、ススや凝縮水を堆積させ、連通穴から堆積物が自然に外部へ排出されるようにしておくことで、通路のクリアランスを確保することができる。
さらに、エンジン始動直後のある程度の時間、温かいEGRガスをエンジン吸気に導入することによって、スモーク低減効果を得ることができる。
[その他]
エンジン始動時でクランク回転数が一定以下であるときは、燃料を噴射せず、空気のみを圧縮し、圧縮されて高温となった空気をEGR経路を経由して再度シリンダ内に導入するよう制御を行なってもよい。
エンジン始動時は、クランク回転数が一定以上となった時点で燃料噴射を開始してもよい。この場合は、噴射を開始する時点ではシリンダ内が温まっているため、より安定した始動性が確保できる。
EGRクーラーは、走行風を冷却に利用できる位置である、車体前方、またはエンジン周辺の走行風の当たる場所に配置することが望ましい。
また、EGR経路において排気を十分に冷却することができるのであれば、EGRクーラーはなくてもよい。
さらに、排気バルブ直後(ターボチャージャーの上流側、高圧部)から取り出した排気は、吸気バルブ直前(高圧部)へ導入することが望ましい。また、マフラーなどの位置(ターボ下流側、低圧部)から取り出されて冷却された排気は、コンプレッサー上流(低圧部)へ導入することが望ましい。EGR経路の端点と端点とで圧力を近くすることで、圧力の調節が容易になるためである。
また、車体フレームを含む排気ガス通路の途中に、容積部を設ける例を説明したが、容積部以外に、迷路状の形状でススや凝縮水を集めるフィルター構造を設置してもよい。また、通路途中をT字状とし、下方に水やススをトラップしてもよい。
本発明は、ターボチャージャーを備えるエンジン、および備えないエンジンのどちらにも採用することができる。またエンジンは、ディーゼル、ガソリンのどちらでもよい。
また本発明は、自動二輪車や、原動機付自転車などの鞍乗型車両に適用することができる。鞍乗型車両であれば、2輪、3輪、4輪の車両(あるいはそれ以上の車輪を備えた車両)、クローラ機構により移動を行なう車両のいずれであっても本発明を実施することができる。さらに本発明は、自動車などエンジンを有する車両に適用することができる。
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態における自動二輪車(鞍乗型車両の一例)の排気ガス再循環装置の構成を示す図である。 図1の排気ガス再循環装置を搭載した自動二輪車の側面図である。 フレーム121の側面図である。 図1の排気ガス再循環装置の制御回路のブロック図である。 エンジン始動時の排気ガス再循環装置が実行する制御を示すフローチャートである。 図5のステップS115での制御を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における自動二輪車の排気ガス再循環装置の構成を示す図である。 図7の排気ガス再循環装置の制御回路のブロック図である。 第2の実施の形態における排気ガス再循環装置のバルブの制御方法を示す図である。 第3の実施の形態における図1の排気ガス再循環装置を搭載した自動二輪車の側面図である。 フレーム121の側面図である。 第4の実施の形態における図1の排気ガス再循環装置を搭載した自動二輪車の側面図である。 フレーム121の側面図である。 従来のEGR装置の構成を示す図である。
符号の説明
101 エンジン
103 ターボチャージャー
103a タービン
103b コンプレッサー
105 インタークーラ
107 エアクリーナ
109 エキゾーストマニホールド
111 インテークマニホールド
113 エキゾーストパイプ
115 マフラー
121 フレーム
121a 排気ガス導入口
121b 排気ガス出口
121c 排気ガス導入口
121d 排気ガス出口
123 EGRクーラー
201 エンジン制御ユニット
203 エンジン回転数センサ
205 アクセル開度センサ
207 冷却水温度センサ
209 オイル温度センサ
211 吸気温度センサ
EGR1〜EGR3 排気取出し経路
S スロットル
V1〜V3 バルブ

Claims (7)

  1. エンジンからの排気を取出し、それをエンジン吸気に送る排気取出し経路を備え、
    前記排気取出し経路は、エンジンからの排気を、車両のフレームの中空通路の中、またはフレームに接触して固定され、フレーム一体とすることで放熱面積を確保したパイプの中を通すことで、前記フレームにより放熱を行なって冷却する経路を含む、排気ガス再循環装置。
  2. 前記排気取出し経路は、少なくともターボチャージャーを出た後の排気を取出し、それをエンジン吸気に送る低温排気取出し経路であり、
    エンジンからの排気を、少なくともそれが前記ターボチャージャーに入る前で取出し、それをエンジン吸気に送る高温排気取出し経路と、
    エンジンの運転状況に応じて、前記高温排気取出し経路と前記低温排気取出し経路とでエンジン吸気に送られる排気の流れを制御する制御手段とをさらに備えた、請求項1に記載の排気ガス再循環装置。
  3. 前記低温排気取出し経路は、エンジンからの排気を前記ターボチャージャーのコンプレッサーの上流側に送り、
    前記高温排気取出し経路は、エンジンからの排気を前記ターボチャージャーのコンプレッサーの下流側に送る、請求項2に記載の排気ガス再循環装置。
  4. エンジンからの排気を、少なくともそれがマフラーに入る前で取出し、それをエンジン吸気に送る高温排気取出し経路をさらに備え、
    前記排気取出し経路は、エンジンからの排気を前記高温排気取出し経路の取出し位置よりも下流で取出し、それをエンジン吸気に送る低温排気取出し経路であり、
    エンジンの運転状況に応じて、前記高温排気取出し経路と前記低温排気取出し経路とでエンジン吸気に送られる排気の流れを制御する制御手段を備えた、請求項1に記載の排気ガス再循環装置。
  5. 前記低温排気取出し経路は、少なくとも前記マフラーを経由した排気を取出し、それをエンジン吸気に送る排気取出し経路である、請求項4に記載の排気ガス再循環装置。
  6. 前記高温排気取出し経路を通る排気と、前記低温排気取出し経路を通る排気とを混合するための混合用排気取出し経路をさらに備え、
    前記制御手段は、エンジンの運転状況に応じて、前記混合用排気取出し経路の排気の流れを制御する、請求項2から5のいずれかに記載の排気ガス再循環装置。
  7. エンジンと、
    前記エンジンに接続される、請求項1から6のいずれかに記載の排気ガス再循環装置とを備えた、車両。
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