JP5282673B2 - 面発光型半導体レーザ、面発光型半導体レーザ装置、光伝送装置および情報処理装置 - Google Patents

面発光型半導体レーザ、面発光型半導体レーザ装置、光伝送装置および情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、面発光型半導体レーザ、面発光型半導体レーザ装置、光伝送装置および情報処理装置に関する。
面発光型半導体レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)は、通信装置や画像形成装置の光源に利用されている。典型的な選択酸化型の面発光型半導体レーザは、選択酸化により酸化アパーチャが形成された電流狭窄層を垂直共振器構造内に配置している。酸化アパーチャは、電極から注入された電流を狭窄し、密度の高い電流を活性領域内に注入する働きがある。また、活性領域で発生した光を酸化アパーチャ内外の屈折率差により発光中心に閉じ込める働きを有している。さらに、光軸と垂直な基板面内において、酸化アパーチャの平面形状を楕円形状とすることで、レーザ光の偏光面を酸化アパーチャの長軸方向に制御している。
シングル横モードならびに偏光安定性をさらに高める策として、面発光型半導体レーザに、酸化アパーチャが形成された酸化制御層を2層設け、第1の酸化制御層を電流狭窄(横モード制御)層として下部の円形メサ内に形成し、第2の酸化制御層を偏光制御層として上部の矩形メサ内に形成している(特許文献1を参照)。また、特許文献2は、基板上に第1柱状部を形成し、第1柱状部の上方に第2柱状部を形成し、第2柱状部の平面形状に異方性を持たせ、偏光制御を行う面発光型半導体レーザを開示している。
特開2005−86170号 特開2007−243213号
本発明は、基本横モードを維持しつつ偏光制御を安定化させることができる面発光型半導体レーザを提供することを目的とする。
請求項1に係る面発光型半導体レーザは、基板と、基板上に形成されレーザ光の発光部として機能する柱状構造とを含み、前記柱状構造は、前記基板の主面と平行な面に長軸および短軸を有する形状の下部柱状構造と、前記下部柱状構造上に形成される上部柱状構造と、下部柱状構造または上部柱状構造のいずれかに形成される活性層とを含み、前記下部柱状構造は、第1導電型の半導体多層膜反射鏡と、下部柱状構造の側壁から選択的に酸化された下部酸化領域によって囲まれた第1導電型の下部導電領域を有する下部酸化制御層を少なくとも含み、前記上部柱状構造は、第2導電型の半導体多層膜反射鏡と、上部柱状構造の側壁から選択的に酸化された上部酸化領域によって囲まれた第2導電型の上部導電領域を有する上部酸化制御層を少なくとも含み、前記基板の主面と平行な面内における前記下部酸化領域の面積は、前記上部酸化領域の基板の主面と平行な面内における酸化領域の面積よりも大きく、前記活性層は、前記下部酸化制御層と前記上部酸化制御層との間に位置する。
請求項2において、前記下部酸化領域の前記活性層からの距離は、前記上部酸化領域の前記活性層からの距離よりも小さい。
請求項3において、前記下部酸化領域の先端部は、前記活性層の直下にある。
請求項4において、前記上部柱状構造の前記基板の主面と平行な面の任意の位置の径は、前記下部柱状構造の前記長軸および短軸よりも小さく、前記下部導電領域の前記短軸方向の径は、前記上部柱状構造の前記任意の位置の径よりも小さい。
請求項5において、前記下部酸化領域の前記下部柱状構造の側壁からの酸化距離は、前記上部酸化領域の前記上部柱状構造の側壁からの酸化距離よりも大きい。
請求項6において、前記下部酸化領域の前記活性層からの距離は、前記上部酸化領域の前記活性層からの距離よりも小さく、前記下部酸化領域の酸化領域の終端は、前記活性層よりも内側にあり、前記上部柱状構造の前記基板の主面と平行な面の任意の位置の径は、前記下部柱状構想の前記長軸および短軸よりも小さく、前記下部導電領域の前記短軸方向の径は、前記上部柱状構造の前記任意の位置の径よりも小さく、前記下部酸化領域の前記下部柱状構造の側壁からの酸化距離は、前記上部酸化領域の前記上部柱状構造の側壁からの酸化距離よりも大きい。
請求項7に係る面発光型半導体レーザ装置は、請求項1ないし6いずれか1つに記載の面発光型半導体レーザと、前記面発光型半導体レーザからの光を入射する光学部材とを実装する。
請求項8に係る光伝送装置は、請求項7に記載された面発光型半導体レーザ装置と、前記面発光型半導体レーザ装置から発せられたレーザ光を光媒体を介して伝送する伝送手段とを備える。
請求項9に係る情報処理装置は、請求項1ないし6いずれか1つに記載の面発光型半導体レーザと、前記面発光型半導体レーザから出射されるレーザ光を記録媒体に集光する集光手段と、前記集光手段により集光されたレーザ光を前記記録媒体上で走査する機構とを有する情報処理装置。
請求項1によれば、長軸および短軸を有する下部柱状構造内に形成された下部酸化制御層と上部柱状構造内に形成された上部酸化制御層との間に活性層を持たない面発光型半導体レーザと比較して、レーザ光の基本横モードを制御しつつ偏光制御を安定化させることができる。
請求項2によれば、下部酸化制御層の下部酸化領域の異方性歪を効果的に活性層に与えることができる。
請求項3によれば、下部酸化領域の先端部の歪を効果的に活性層に与えることができる。
請求項4によれば、下部導電領域を取り囲む下部酸化領域の異方性歪を効果的に活性層に与えることができる。
請求項5によれば、本構成を持たない場合と比較して、下部酸化領域の先端部の歪を効果的に活性層に与えることができる。
請求項6によれば、本構成を持たない場合と比較して、安定した偏光制御を提供することができる。
請求項7ないし9によれば、安定した偏光制御の面発光型半導体レーザを利用した面発光型半導体レーザ装置、光伝送装置および情報処理装置を提供することができる。
本発明の実施例に係る面発光型半導体レーザの平面図とそのA−A線断面図である。 図1のA−A線断面図から層間絶縁膜を除去した状態を示す図である。 本実施例の面発光型半導体レーザの偏光消光比の実験結果を示すグラフである。 本実施例の面発光型半導体レーザの他の変形例を示す図である。 本実施例の面発光型半導体レーザの製造工程を示す断面図である。 本実施例の面発光型半導体レーザの製造工程を示す断面図である。 本実施例の面発光型半導体レーザに光学部品を実装した面発光型半導体レーザ装置の構成を示す概略断面図である。 本実施例の面発光型半導体レーザを使用した光源装置の構成例を示す図である。 図7に示す面発光型半導体レーザ装置を用いた光伝送装置の構成を示す概略断面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では、選択酸化型の面発光型半導体レーザを例示し、面発光型半導体レーザをVCSELと称する。なお、図面のスケールは、発明の特徴を分かり易くするために強調しており、必ずしも実際のデバイスのスケールと同一ではないことに留意すべきである。
図1は、本発明の実施例に係るVCSELの概略平面図とそのA−A線断面図、図2は、図1のVCSELの詳細を説明するA−A線断面図であり、層間絶縁膜が取り除かれた状態を示している。
本実施例のVCSEL10では、n型のGaAs基板100上に、Al組成の異なるAlGaAs層を交互に重ねたn型の分布ブラック型反射鏡(Distributed Bragg Reflector:以下、DBRという)102、上部および下部スペーサ層104Aに挟まれた活性層104、活性層104上に形成されたAl組成の異なるAlGaAs層を交互に重ねたp型の上部DBR106が積層されている。
基板100上には、楕円形状の上部メサ(柱状構造)M1と矩形状の下部メサ(柱状構造)M2が形成されている。下部メサM2は、基板100の主面と平行な面内において長手方向(長軸)と短手方向(短軸)の長さが異なる矩形状を有している。上部メサM1は、基板100の主面と平行な面内において長軸と短軸を有する楕円形状を有し、下部メサM2上に形成されている。下部メサM2の長軸方向と上部メサM1の長軸方向は一致し、さらに、下部メサM2の中心(基板の主面と平行な面における対角線の交点)と、上部メサM1の中心(基板の主面と平行な面における長軸と短軸との交点)とは一致し、これらの中心は、VCSEL10の光軸となる。
上部メサM1および下部メサM2は、後述するように、公知にフォトリソ工程を用い半導体層をエッチングすることによって形成される。上部メサM1は、上部DBR106から下部DBR102の一部を含んでいる。但し、上部メサM1は、必ずしも下部DBR102まで至らず、活性層104までを含むものであってもよい。下部メサM2は、上部メサM1によって露出された半導体層から下部DBR102の底部または基板100に至るまで加工される。
上部DBR106の最上層には、p型のGaAsからなるコンタクト層106Aが形成される。コンタクト層106A上には、AuまたはAu/Ti等の環状のp側電極108が形成され、p側電極108は、コンタクト層106Aにオーミック接続される。p側電極108の開口部108Aは、レーザ光を出射する出射窓として機能する。また、上部DBR106内には、p型のAlAsまたはAlGaAsからなる酸化制御層120が形成されている。酸化制御層120は、上部メサM1の側壁から酸化距離dで選択的に酸化された酸化領域120Aと、当該酸化領域120Aによって囲まれた(酸化アパーチャ(導電領域)120Bとを有する。酸化は、上部メサM1の側壁からほぼ一様に内部に進行するため、酸化アパーチャ120Bの平面形状は、上部メサM1の外形を反映した楕円形状となる。
下部DBR102には、n型のAlAsまたはAlGaAsからなる酸化制御層130が形成されている。酸化制御層130は、下部メサM2の側壁から酸化距離dで選択的に酸化された酸化領域130Aと、当該酸化領域130Aによって囲まれた酸化アパーチャ(導電領域)130Bとを有する。酸化アパーチャ130Bの平面形状は、下部メサM2の外形を反映した矩形状となる。
下部メサM2および上部メサM1を含む基板全体にSiNx等の層間絶縁膜110が形成される。上部メサM1の頂部において、層間絶縁膜110には、コンタクトホール112が形成され、p側電極108の一部が露出される。露出されたp側電極108は、図示しない配線金属に接続される。また、基板100の裏面には、n側電極114が形成されている。
上部メサM1および下部メサM2は、上部DBR106および下部DBR102により基板上に垂直共振器を構成する。p側電極108およびn側電極114に順方向の駆動電流が印加されると、活性層104で発生した光が垂直共振器で増幅され、上部メサM1の開口部108Aから偏光制御されたシングル横モードのレーザ光が出射される。このとき、酸化制御層120は、主として横モードを制御する層として機能し、酸化制御層130は、主として偏光を制御する層として機能する。
酸化制御層の歪応力は、TEM像の解析から酸化領域が大きいほど、大きくなること、また、歪が最も集中する部位は、酸化領域の先端部であることを見い出した。これにより、酸化型VCSELにおいて、偏光制御の効果を著しく増大させるための構造は、2つの酸化制御層120、130を活性層104を挟み込むように配置し、一方の酸化制御層120は、活性層104よりも上層に形成された円形、楕円形、あるいは長円形の上部メサM1内に配置され、これにより上部メサ形状とほぼ同様の酸化アパーチャ形状を有して横モードを規定する層として機能させ、他方の酸化制御層130は、活性層104よりも下部に形成された長軸および短軸を有する下部矩形のメサM2内に配置され、これにより下部メサ形状とほぼ同様の酸化アパーチャ形状を有して偏光を安定化する層として機能させた上で、酸化制御層130の酸化領域130Aを酸化制御層120の酸化領域120Aよりも大きく取ることで、大きな異方性歪応力を酸化制御層130の酸化領域130Aの先端部(図1の矩形領域を示す破線部分)に発生させ、その酸化領域130Aの先端部を活性層104により近いところに設置して、異方性応力を発光領域に効率よく作用させれば良いことを導き出した。そして、多くの実験の結果、上部メサおよび下部メサの径、2つの酸化領域120A、130Aの大きさ、酸化アパーチャ120B、130Bの径、および活性層104と2つの酸化制御層120、130との距値の大小関係において、偏光制御の効果が著しく高くなる範囲を特定した。
図1に示すように、上部メサM1に形成される酸化制御層120に関し、酸化領域120Aの酸化距離(側壁から光軸に向かう距離)をd、酸化アパーチャ120Bの径をDとする。図1に示す例では、上部メサM1は、楕円形状であるため、酸化アパーチャ120Bは楕円形状となる。酸化アパーチャ120Bの径は、その短軸方向の長さである。また、酸化制御層120の活性層104からの距離をLとする。
次に、下部メサM2に形成される酸化制御層130に関し、酸化領域130Aの酸化距離をd、酸化アパーチャ130Bの径をDとする。図1に示す例では、下部メサM2は、長辺(長軸)と短辺(短軸)が異なる矩形状であるため、酸化アパーチャ130Bもまた矩形状となる。酸化アパーチャ130Bの径は、その短辺の長さである。また、酸化制御層130の活性層104からの距離をLとする。本実施例の好ましいVCSEL10は、次の条件1ないし4を満足する。
Figure 0005282673
条件1において、下部メサM2の径は、上部メサM1の径よりも大きいことを規定する。上部メサM1の径は、楕円形状の短軸方向の長さであり、下部メサM2の径は、矩形状の短軸方向の長さである。条件2において、下部メサM2の酸化アパーチャ130Bの径は
、上部メサM1の酸化アパーチャ120Bの径よりも大きいことを規定する。条件3において、下部メサM2の酸化アパーチャ130Bの径は、上部メサM1の径よりも小さいことを規定する。言い換えれば、酸化制御層130の酸化領域130Aの先端部は、活性領域104の直下に位置することになる。条件4において、酸化制御層130は、酸化制御層120よりも活性層104に近いことを規定する。
上記のような構造を採用することにより、酸化領域120Aよりも大きくかつ活性層104に近い酸化領域130Aは、偏光制御のための大きな異方的な歪応力を発生し、この歪応力は、横モード制御のための酸化制御層120で発生される歪応力に勝って活性層104に作用させることが可能となる。これにより、レーザ出力の高い領域においても、ビーム強度プロファイルが単峰形状となる基本シングルモードであって、長軸方向に偏光面が一致するように、偏光が卓越して安定なシングルモードVCSELが実現される。
図3は、本実施例のVCSELの偏光消光比の実験結果を示すグラフである。縦軸は、上部メサM1の酸化制御層120の活性層104からの距離L、横軸は、下部メサM2の酸化制御層130の活性層104からの距離Lである。VCSELは、上記の条件1ないし3を満足するものであり、D=18μm、d=7.5μm、D=32μm、d=11.0μmである。
偏光依存性または偏波依存性のある偏光ビームスプリッタなどの光学素子は、おおよそ14ないし15dB以上の偏光消光比を必要とする。図3に示すように、本実施例のVCSELにおいて、下部メサM2の酸化制御層130の距離Lを上部メサM1の酸化制御層120の距離Lよりも小さくすると、偏光消光比を13.2dB以上、すなわちおおよそ14dB以上とすることができる。他方、距離Lを距離Lよりも大きくすると、偏光消光比は、4.3dB、5.1dB、2.0dBとなり、この範囲のVCSELは、偏光依存性のある光学素子の光源に使用することはできない。
次に、本実施例のVCSELの変形例について説明する。図4Aは、下部メサM2が矩形状であり、その上に形成される上部メサM1が円筒状の組合せを示している。図4Bは、下部メサM2が矩形状であり、その上に形成される上部メサM1が矩形状の組合せを示している。このとき、下部メサM2と上部メサM1は、矩形状の長軸方向(長軸方向)がそれぞれ一致または平行となるように形成される。図4Cは、下部メサM2が長軸および短軸を有する楕円形状であり、その上に形成される上部メサM1が円筒状の組み合わせを示している。図4Dは、下部メサM2が楕円形状であり、その上に形成される上部メサM1が楕円形状の組合せを示している。このとき、下部メサM2と上部メサM1の長軸方向がそれぞれ一致するように形成される。
上記の形状の他にも、長軸および短軸を有する形状として、ひし形形状、長円形状を用いることができる。下部メサおよび上部メサがそれぞれ長軸および短軸を有するとき、上部メサと下部メサの長軸方向がそれぞれ一致するようにすることが望ましい。さらに、メサが長軸および短軸を有する形状であるとき、メサの径および酸化アパーチャの径は、短軸側である。さらに、矩形状、楕円形状、円筒状、ひし形形状、長円形状等のメサは、必ずしも基板の主面に対して垂直な側壁をもたず、多少のテーパを有するものであってもよい。
次に、本実施例のVCSELの製造方法について図5および図6を参照して説明する。先ず、図5Aに示すように、有機金属気相成長(MOCVD)法により、n型のGaAs基板100上に、キャリア濃度2×1018cm-3のAl0.9Ga0.1AsとAl0.12Ga0.88Asとをそれぞれの膜厚が媒質内波長の1/4となるように交互に40.5周期積層したn型の下部DBR102、アンドープ下部Al0.6Ga0.4Asスぺーサー層104A、アンドープ量子井戸活性層(膜厚70nmGaAs量子井戸層3層と膜厚50nmAl0.3Ga0.7As障壁層4層とで構成されている)た活性層104、アンドープ上部Al0.6Ga0.4Asスぺーサー層104A、キャリア濃度が2×1018cm-3のp型のAl0.9Ga0.1AsとAl0.12Ga0.88Asとをそれぞれの膜厚が媒質内波長の1/4となるように交互に30周期積層したp型の上部DBR106が積層して形成される。さらに、下部DBR102には、n型のAlAsからなる酸化制御層130が活性層104から距離Lの位置に挿入され、上部DBR106には、p型のAl0.01Ga0.99Asからなる酸化制御層120が活性層104から距離L(L>L)の位置に挿入され、上部DBR106の最上層にキャリア濃度1×1019cm-3のp型のGaAsコンタクト層106Aが形成される。
次に、基板上にフォトリソ工程を用いてマスクパターンを形成し、マスクパターンによって露出された領域を、例えば三塩化ホウ素等のエッチングガスで反応性イオンエッチングし、図5Bに示すように、上部DBR106から下部DBR102の下部または基板100に至る矩形状のメサMを形成する。メサMは、上部メサM1および下部メサM2の前駆体である。マスクパターンを除去した後、再び、エッチング用のマスクパターンを形成し、当該マスクパターンによって露出された領域をエッチングし、図6Aに示すように、矩形状の下部メサM2上に楕円形状の上部メサM1を形成する。
次に、基板を、例えば340℃の水蒸気雰囲気に一定時間晒し、酸化処理を行い、図6Bに示すように、上部メサM1および下部メサM2の酸化制御層120、130に酸化領域120A、130Aを同時に形成する。酸化制御層120は、酸化制御層130よりもAl組成が高いため、酸化制御層130の酸化距離は、酸化制御層120の酸化距離よりも大きくなる。この結果、酸化制御層130の酸化領域130Aの先端部は、上部メサM1の径よりも小さく、活性層104の直下にまで進行する。なお、酸化制御層120の酸化アパーチャ120Bの径は、シングルモードとなる大きさ、例えば4μm以下に設定される。
次に、リフトオフ工程により、上部メサM1上に環状のp側電極108を形成する。但し、p側電極108は、メサMを形成する前にコンタクト層106A上に形成しておいてもよい。次に、下部メサM2および上部メサM1を含む基板全面にSiNx等の層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜をパターニングし、上部メサM1の頂部にコンタクトホール112を形成し、p側電極108を露出させる。そして、基板の裏面にn側電極114を形成することで、図1に示すようなVCSELを得ることができる。
上記製造方法では、1回の酸化処理によって酸化制御層120、130の酸化領域120A、130Aを同時に形成するため、酸化制御層120、130の酸化距離、すなわち酸化速度を異ならせる必要がある。このため、酸化制御層120、130のAl組成を変えたが、これ以外にも、酸化速度を異ならせる方法として、両者の膜厚を変えるようにしてもよい。すなわち、酸化制御層120の酸化速度を遅くするために、当該層の組成はAlAsとしつつも、酸化制御層120の膜厚を薄くする方法がある。ただし、そのままでは、光学膜厚が薄くなって位相がずれるために反射率が下がる。これを防ぐために、前記酸化制御層120の前後にAl0.9Ga0.1As等の緩衝層を挿入して光学膜厚を保つ。
さらに、酸化制御層120、130の酸化領域120A、130Aは、それぞれ異なる酸化工程によって別々に形成するようにしてもよい。例えば、酸化制御層130の酸化処理を行うときには、上部メサM1をマスクして酸化制御層120が酸化されないようにし、その反対に、酸化制御層120の酸化処理を行うときには、下部メサM2をマスクして酸化制御層130が酸化されないようにする。この場合、酸化制御層120は、AlAsとすることができる。
なお、上記実施例では、AlGaAs系のVCSELを例示したが、他のIII−V族の化合物半導体を用いたVCSELであってもよい。さらに、上記実施例では、シングルスポットのVCSELを例示したが、基板上に多数のメサ(発光部)が形成されたマルチスポットのVCSELあるいはVCSELアレイであってもよい。
次に、本実施例のVCSELを利用した面発光型半導体レーザ装置、光情報処理装置および光伝送装置について図面を参照して説明する。図7Aは、VCSELと光学部品を実装(パッケージ)した面発光型半導体レーザ装置の構成を示す断面図である。面発光型半導体レーザ装置300は、VCSELが形成されたチップ310を、導電性接着剤320を介して円盤状の金属ステム330上に固定する。導電性のリード340、342は、ステム330に形成された貫通孔(図示省略)内に挿入され、一方のリード340は、VCSELのn側電極に電気的に接続され、他方のリード342は、p側電極に電気的に接続される。
チップ310を含むステム330上に矩形状の中空のキャップ350が固定され、キャップ350の中央の開口352内にボールレンズ360が固定されている。ボールレンズ360の光軸は、チップ310のほぼ中心と一致するように位置決めされる。リード340、342間に順方向の電圧が印加されると、チップ310から垂直方向にレーザ光が出射される。チップ310とボールレンズ360との距離は、チップ310からのレーザ光の広がり角θ内にボールレンズ360が含まれるように調整される。また、キャップ内に、VCSELの発光状態をモニターするための受光素子や温度センサを含ませるようにしてもよい。
図7Bは、他の面発光型半導体レーザ装置の構成を示す図であり、同図に示す面発光型半導体レーザ装置302は、ボールレンズ360を用いる代わりに、キャップ350の中央の開口352内に平板ガラス362を固定している。平板ガラス362の中心は、チップ310のほぼ中心と一致するように位置決めされる。チップ310と平板ガラス362との距離は、平板ガラス362の開口径がチップ310からのレーザ光の広がり角度θ以上になるように調整される。
図8は、VCSELを光情報処理装置の光源に適用した例を示す図である。光情報処理装置370は、図7Aまたは図7BのようにVCSELを実装した面発光型半導体レーザ装置300または302からのレーザ光を入射するコリメータレンズ372、一定の速度で回転し、コリメータレンズ372からの光線束を一定の広がり角で反射するポリゴンミラー374、ポリゴンミラー374からのレーザ光を入射し反射ミラー378を照射するfθレンズ376、ライン状の反射ミラー378、反射ミラー378からの反射光に基づき潜像を形成する感光体ドラム(記録媒体)380を備えている。このように、VCSELからのレーザ光を感光体ドラム上に集光する光学系と、集光されたレーザ光を光体ドラム上で走査する機構とを備えた複写機やプリンタなど、光情報処理装置の光源として利用することができる。
図9は、図7Aに示す面発光型半導体レーザ装置を光伝送装置に適用したときの構成を示す断面図である。光伝送装置400は、ステム330に固定された円筒状の筐体410、筐体410の端面に一体に形成されたスリーブ420、スリーブ420の開口422内に保持されるフェルール430、およびフェルール430によって保持される光ファイバ440を含んで構成される。ステム330の円周方向に形成されたフランジ332には、筐体410の端部が固定される。フェルール430は、スリーブ420の開口422に正確に位置決めされ、光ファイバ440の光軸がボールレンズ360の光軸に整合される。フェルール430の貫通孔432内に光ファイバ440の芯線が保持されている。
チップ310の表面から出射されたレーザ光は、ボールレンズ360によって集光され、集光された光は、光ファイバ440の芯線に入射され、送信される。上記例ではボールレンズ360を用いているが、これ以外にも両凸レンズや平凸レンズ等の他のレンズを用いることができる。さらに、光伝送装置400は、リード340、342に電気信号を印加するための駆動回路を含むものであってもよい。さらに、光伝送装置400は、光ファイバ440を介して光信号を受信するための受信機能を含むものであってもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10:VCSEL
100:基板
102:下部DBR
104:活性層
106:上部DBR
108:p側電極
110:層間絶縁膜
112:コンタクトホール
114:n側電極
120、130:酸化制御層
120A、130A:酸化領域
120B、130B:酸化アパーチャ(導電領域)
M1:上部メサ
M2:下部メサ
、d:酸化距離
、D:酸化アパーチャの径
:酸化制御層120の活性層104からの距離
:酸化制御層130の活性層104からの距離

Claims (9)

  1. 基板と、
    基板上に形成されレーザ光の発光部として機能する柱状構造とを含み、
    前記柱状構造は、前記基板の主面と平行な面に長軸および短軸を有する形状の下部柱状構造と、前記下部柱状構造上に形成される上部柱状構造と、下部柱状構造または上部柱状構造のいずれかに形成される活性層とを含み、
    前記下部柱状構造は、第1導電型の半導体多層膜反射鏡と、下部柱状構造の側壁から選択的に酸化された下部酸化領域によって囲まれた第1導電型の下部導電領域を有する下部酸化制御層を少なくとも含み、
    前記上部柱状構造は、第2導電型の半導体多層膜反射鏡と、上部柱状構造の側壁から選択的に酸化された上部酸化領域によって囲まれた第2導電型の上部導電領域を有する上部酸化制御層を少なくとも含み、
    前記基板の主面と平行な面内における前記下部酸化領域の面積は、前記上部酸化領域の基板の主面と平行な面内における酸化領域の面積よりも大きく、前記活性層は、前記下部酸化制御層と前記上部酸化制御層との間に位置する、
    面発光型半導体レーザ。
  2. 前記下部酸化領域の前記活性層からの距離は、前記上部酸化領域の前記活性層からの距離よりも小さい、請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  3. 前記下部酸化領域の先端部は、前記活性層の直下にある、請求項1または2に記載の面発光型半導体レーザ。
  4. 前記上部柱状構造の前記基板の主面と平行な面の任意の位置の径は、前記下部柱状構造の前記長軸および短軸よりも小さく、前記下部導電領域の前記短軸方向の径は、前記上部柱状構造の前記任意の位置の径よりも小さい、請求項1ないし3いずれか1つに記載の面発光型半導体レーザ。
  5. 前記下部酸化領域の前記下部柱状構造の側壁からの酸化距離は、前記上部酸化領域の前記上部柱状構造の側壁からの酸化距離よりも大きい、請求項4に記載の面発光型半導体レーザ。
  6. 前記下部酸化領域の前記活性層からの距離は、前記上部酸化領域の前記活性層からの距離よりも小さく、前記下部酸化領域の酸化領域の終端は、前記活性層よりも内側にあり、前記上部柱状構造の前記基板の主面と平行な面の任意の位置の径は、前記下部柱状構想の前記長軸および短軸よりも小さく、前記下部導電領域の前記短軸方向の径は、前記上部柱状構造の前記任意の位置の径よりも小さく、前記下部酸化領域の前記下部柱状構造の側壁からの酸化距離は、前記上部酸化領域の前記上部柱状構造の側壁からの酸化距離よりも大きい、請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  7. 請求項1ないし6いずれか1つに記載の面発光型半導体レーザと、
    前記面発光型半導体レーザからの光を入射する光学部材と、
    を実装した面発光型半導体レーザ装置。
  8. 請求項7に記載された面発光型半導体レーザ装置と、
    前記面発光型半導体レーザ装置から発せられたレーザ光を光媒体を介して伝送する伝送手段と、
    を備えた光伝送装置。
  9. 請求項1ないし6いずれか1つに記載の面発光型半導体レーザと、
    前記面発光型半導体レーザから出射されるレーザ光を記録媒体に集光する集光手段と、
    前記集光手段により集光されたレーザ光を前記記録媒体上で走査する機構と、
    を有する情報処理装置。
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