JP5279743B2 - ステアリング位置調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固定ブラケットと、ステアリングコラムを支持すると共に前記固定ブラケットに装着されてチルト動作を行う可動ブラケットに対して、チルト調整作業を補助するためのスプリングを簡易且つ迅速に組付けができるステアリング位置調整装置に関する。
従来、ステアリング位置調整装置の構成において、ステアリングコラムをチルト上方側に常時付勢するための捩りコイルばねが、ステアリングコラムとアッパー側車体取付けブラケットとの間に掛け渡されている。そして、捩りコイルばねの付勢力によってステアリングコラムをチルト上方側に常時付勢している。すなわち、チルト調整時にステアリングコラムの拘束を解除したときに、ステアリングコラム及びステアリングホィール等はその自重により、ステアリングホィール側が下方に傾動してしまうものであるが、捩りコイルばねが装着されることにより、ステアリングホィール側の傾動を防止すると共に、ステアリングコラムやステアリングホィールの自重が大きくても運転者はステアリングホィールを容易に手で支えることができるようにして、チルト位置の調整を楽に行えるようにしている。
この種のステアリング位置調整装置には、捩りコイルばねが多く使用されている。そして、この種のステアリング位置調整装置として、特許文献1が存在する。以下、特許文献1について使用されている符号を括弧付けにて概略して説明すると、ステアリングコラムの軸心を挟んで左右両側に配置されたコイル部(61,61)、該コイル部(61,61)の内側〔ステアリングコラム(1)の軸心側〕の両端から車体後方に延びる後方延長部(62,62)、該後方延長部(62,62)の車体後方端を連結する当接部(63)、前記コイル部(61,61)の外側〔ステアリングコラム(1)の軸心から離れた側〕の両端に形成されたU字状のフック(64,64)で構成されている。アッパー側車体取付けブラケット(3)の側板(32A,32B)には、捩りコイルばね(6)のフック(64,64)が係合する引っ掛け部(39,39)がステアリングコラム(1)の軸芯から離れる方向に突出して形成されている。
引っ掛け部(39,39)は、アッパー側車体取付けブラケット(3)を下面から見て四角形状であり、U字状の切欠き溝(391,391)が形成されている。このような構成である特許文献1における捩りコイルばね(6)の組み付けは、まずアッパー側車体取付けブラケット(3)の引っ掛け部(39,39)の切欠き溝(391,391)に捩りコイルばね(6)のフック(64,64)を引っ掛け、仮組み部材とする。その後、上記仮組み部材である捩りコイルばね(6)のフック(64,64)が引っ掛けられたアッパー側車体取付けブラケット(3)をステアリングコラム(1)に組み付け、チルト用長溝(33A,33B)周辺の組み付けを行う。この時、捩りコイルばね(6)の付勢力に抗して、ステアリングコラム(1)の中心軸線が水平になる位置に保持したまま、チルト用長溝(33A,33B)周辺の部品の組み付けを行うこととなる。
特開2009−6740
一般に、スプリング〔捩りコイルばね(6)〕の組み付けは、動作が複雑なため手作業で行うことが多い。そして、捩りコイルばねは、ステアリングコラム及びステアリングホィール等の自重に対抗して上方に付勢する役目をなすもので、弾性力が強く、捩りコイルばね(6)の組み付けには、捩りコイルばね(6)の付勢力に抗した大きな力が必要となり、作業者の負担となっている。また、作業者の負担を減らすため、捩りコイルばね(6)の弾性力を小さくすると、捩りコイルばね(6)がU字状の切欠き溝(391)から外れ易くなってしまう不都合が生じる。
また、捩りコイルばね(6)の付勢力に抗してステアリングコラム(1)を略水平状態のまま保持して、チルト用長溝(33A,33B)周辺の組み付けを行わなくてはならず、作業者は大きな力を必要とする。作業者は組み付け作業を通して、捩りコイルばね(6)の付勢力に抗した力を加え続けなければならないため、作業者の負担は極めて大きいものである。そこで、本発明が解決しようとする目的(技術的課題)は、捩りコイルばねの弾性力を強くしつつも、固定ブラケット及び可動ブラケットに簡易且つ迅速に装着することができるようにすることにある。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、幅方向両側にフランジ部が形成された固定ブラケットと、該固定ブラケットに組み合わされると共にコラムパイプが装着された可動ブラケットと、スプリング材とからなり、前記両フランジ部は、前方下向きの傾斜フランジ板を有し、該傾斜フランジ板の前端から前方に突出する係止片が形成され、該係止片の幅方向外端縁且つ前方側は案内縁として形成され、該案内縁よりも後方側且つ幅方向内方には係止凹部が形成され、前記案内縁は、前記係止凹部に向かって幅方向内側に傾斜するように形成され、前記傾斜フランジ板には前記案内縁の幅方向位置と略一致する位置を幅方向内方位置とし、且つ前端から後方に向かって遊挿凹部が形成されると共に該遊挿凹部の終端部より内方側に隣接して固定孔が形成され、前記係止凹部と前記固定孔の幅方向の位置は略一致するように形成され、前記スプリング材は、前記コラムパイプの軸心を挟んで幅方向両側にコイル部が形成され、両コイル部より後方側に第1係止軸部が形成され、該第1係止軸部の先端より後方に向かって第2係止軸部が形成され、前記第1係止軸部が前記係止凹部に係合され、前記第2係止軸部が前記固定孔に係合され、前記スプリング材の両第1係止軸部の間隔は、前記固定ブラケットの両案内縁の間隔よりも狭く形成されてなるステアリング位置調整装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項2の発明を、請求項1において、前記遊挿凹部の後端と前記固定孔とは、連通されてなるステアリング位置調整装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、前記スプリング材の両第1係止軸部の間隔は、前記固定ブラケットの両案内縁の間隔よりも狭く形成されているのでスプリング材の弾性復元力を利用してスプリング材の組み付けを行うことができ、組み付け時に必要とする力が小さくて済み、もって作業者の負担を軽減することが可能となる。係止凹部の車両前方側には該係止凹部に向かって幅方向内側に傾斜する案内縁が設けられているので、スプリング材の弾性復元力によってスプリング材の第1係止軸部を前記係止凹部に円滑に案内することができる。
前記遊挿凹部の終端部より内方側に隣接して固定孔が形成されているので、第1係止軸部が前記係止凹部に係止されると、第2係止軸部はスプリング材の弾性復元力によって自ずと前記固定孔に係止され、組み付け作業性が向上する。スプリング材の第2係止軸部を固定孔に容易に且つ安定的に取り付けられるため、スプリング材を安定して保持させることができ、チルト操作時の上方付勢を安定且つ良好にすることができる。
請求項2の発明では、遊挿凹部と固定孔とが連通されているので、スプリング材の弾性復元力によって両第1係止軸部が両係止凹部に係止されると同時に、第2係止軸部が極めて円滑に固定孔に案内され係止されるので、組み付け作業性が向上する。
(A)は本発明におけるステアリング装置の平面図、(B)は本発明における固定ブラケットと可動ブラケットとを組み付けた正面図、(C)は本発明におけるステアリング装置の側面図、(D)は本発明のカラー材箇所の縦断正面図である。 (A)は本発明における固定ブラケットの前方側正面図、(B)は固定ブラケットの平面図、(C)は(B)の(ア)部拡大図、(D)は(A)のY1−Y1矢視断面図、(E)は(A)のY2−Y2矢視断面図である。 (A)はスプリング材の平面図、(B)はスプリング材の側面図、(C)はスプリング材の斜視図である。 (A)は別の実施形態の固定ブラケットの平面図、(B)は(A)の(イ)部拡大図である。 固定ブラケットとスプリング材の平面図である。 (A)乃至(C)はスプリング材がフランジ部に固定される工程の要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の主な構成は、図1に示すように、固定ブラケットA,可動ブラケット4,スプリング材7,カラー材8等から構成される。また、本発明において、方向を示す「前方」及び「後方」が説明の便宜上存在するものであるが、これは、本発明の装置において、前方とは自動車の車体に装着された状態で進行方向側に位置するものを前方とし、ステアリングホィール側に位置するものは後方とするものである。また、「幅方向」とは、車体の左右方向を表すものである。本発明における「前方」,「後方」及び「幅方向」の方向を示す文言は、主要な図面に記載されている。
固定ブラケットAは、図2(A),(B)に示すように、幅方向において適宜の間隔をおいて固定側板部1,1が形成され、該固定側板部1,1の上端からフランジ部2,2が形成されている。両固定側板部1,1及び両フランジ部2,2は、固定ブラケットAの幅方向において左右対称に構成される。固定側板部1とフランジ部2とは、プレス加工等による一体形成又は溶接手段等による別部材からの形成のいずれであってもよい。前記両固定側板部1,1には、可動ブラケット4が固定ブラケットAに対してチルト動作自在となるためのチルト孔11,11が形成されている。両固定側板部1,1同士は、固定連結部3によって連結されている。或は、前記固定連結部3は両フランジ部2,2同士を連結する構成とすることもある。
両フランジ部2,2は、取付用フランジ板21と傾斜フランジ板22とから構成される〔図2(B),(D)参照〕。取付用フランジ板21は、衝撃吸収部材及びカプセル部材等と共に車体内の所定位置に固定ブラケットAを取り付けるための部位であり略平坦面に形成されている。傾斜フランジ板22は、前記取付用フランジ板21に対して車体前方側に形成されたものであり、後方側から前方側に向かって下向きに傾斜する面板である〔図2(D),(E)参照〕。前記取付用フランジ板21と前記傾斜フランジ板22とは一体形成されている。
傾斜フランジ板22の下方には、図2に示すように、係止片23が形成されている。傾斜フランジ板22の下方とは、すなわち前方端部箇所である。さらに係止片23は、傾斜フランジ板22の幅方向内端側の位置に形成される〔図2(A),(B)参照〕。傾斜フランジ板22の幅方向内端側とは固定側板部1が形成されている側のことである。係止片23は、略方形状板に形成された部位である。係止片23は、後方側から前方側に向かって下向きに傾斜しており、前記傾斜フランジ板22よりも水平に近くなるように、勾配が小さく形成されているが〔図2(D),(E)参照〕、勾配は、スプリング材7の形状に合わせて適宜設定される。
そして、前記係止片23には、図2(A)乃至(C)に示すように、案内縁25と係止凹部26が形成されている。さらに、前記傾斜フランジ板22には、遊挿凹部27及び固定孔28が形成されている。係止片23に形成される案内縁25は、前記係止片23の幅方向外端側で且つ前方側寄りに形成されたものである〔図2(B),(C)参照〕。また、係止凹部26は、前記係止片23の傾斜上方側すなわち前後方向の後方側に形成されたものであり、係止片23の幅方向における外端から内方側に向かって略切欠き状に形成されたものである。具体的には、前記係止凹部26は、前記係止片23の幅方向外端側を開口として、略U字形状の凹み形状に形成されたものである〔図2(B),(C)参照〕。
前記案内縁25は、前方側から後方側に向かうに従い、前記係止片23の幅方向の内方側に向かって傾斜する端縁として形成されている。すなわち、両係止片23,23に形成された両案内縁25,25は、両フランジ部2,2の前方より後方に向かって略「ハ」字形状となるように形成されている〔図2(B)参照〕。また前記案内縁25前端部分は、略円弧状に膨出形成された弧状前端縁25aとして形成されている〔図2(C)参照〕。また、前記案内縁25の傾斜は略平面でも曲面でも良い。
前記傾斜フランジ板22に形成された遊挿凹部27は、傾斜フランジ板22の前方端に開口が位置するようにして、前方から後方に向かって延在形成されている〔図2(A)乃至(C)及び(E)参照〕。遊挿凹部27は、略U字形状に形成されており、該遊挿凹部27の幅方向における内方側縁と、前記係止片23の幅方向の外方端縁で且つ案内縁25の最も突出した部分とが、前後方向における直線上にて略一致するように形成される〔図2(C)参照〕。ここで、前記遊挿凹部27の幅方向における内方側縁とは、該遊挿凹部27が形成される傾斜フランジ板22の幅方向における内方寄りに位置する側縁のことである。
前記傾斜フランジ板22には、前記遊挿凹部27の終端部位置と略一致するように内方側に隣接して前記固定孔28が形成される〔図2(C)参照〕。ここで前記係止凹部26の閉鎖端部とは、該係止凹部26が形成される傾斜フランジ板22の幅方向における内方寄りに位置する端部のことである。
さらに、本発明の別の実施形態として、前記遊挿凹部27と前記固定孔28とが連通する構成としたものが存在する(図4参照)。この実施形態では、遊挿凹部27と固定孔28とが筋状貫通孔29を介して連通形成されたものである。具体的には、前記遊挿凹部27の後方側端部から幅方向に沿って、筋状貫通孔29が形成され、該筋状貫通孔29が固定孔28に到達した、全体的に略「L」字形状の溝孔として形成されたものである〔図4(B)参照〕。
可動ブラケット4は、図1に示すように、幅方向両側に適宜の間隔をおいて可動側板部41,41が設けられ、該可動側板部41,41の下端には可動底板部42が形成されている。両可動側板部41,41の間には、コラムパイプ5が装着されている。そして、可動ブラケット4の両可動側板部41,41は、前記固定ブラケットAの両固定側板部1,1間に配置され、締付具6を介して連結されている。前記可動側板部41,41には、前記固定ブラケットAに対してチルト・テレスコ動作自在となるように、テレスコ孔43,43が形成されている。テレスコ孔43,43は、車体前後方向に長孔として形成されている〔図1(C)参照〕。
前記締付具6は、主に、ボルト軸61,操作レバー62,調整カム材63等から構成されている〔図1(D)参照〕。また、カラー材8は、略段付きの円筒形状に形成された部材であって、その直径中心で且つ軸方向に沿って軸孔81が形成されている。カラー材8は、前記可動ブラケット4の両可動側板部41,41間に配置され、さらに前記可動ブラケット4は、固定ブラケットAの両固定側部1,1に挟持され、固定ブラケットAの両チルト孔11,11及び可動ブラケット4の両テレスコ孔43,43及び前記カラー材8の軸孔81に、前記締付具6のボルト軸61が貫通する。前記固定ブラケットAの一方の固定側板部1の外側には前記調整カム材63が配置され、他方側の固定側板部1のチルト孔11から突出したボルト軸61はナット64により固定される〔図1(D)参照〕。
次に、前記スプリング材7の構成については、前記固定ブラケットAと同様に前後方向が存在し、スプリング材7の前後方向は、前記固定ブラケットAの前後方向と同一とする。まず、図3(A)に示すように、連結軸部71の幅方向両側より前方側に第1弾性軸部72,72が形成され、両第1弾性軸部72,72の前方側軸端にコイル部73,73が左右対称に形成され、両コイル部73,73から後方側で且つ前記連結軸部71側に向かって第2弾性軸部74,74がそれぞれ形成され、両第2弾性軸部74,74の後方側軸端より上方に向かってそれぞれ第1係止軸部75,75が形成され、両第1係止軸部75,75の軸端より後方側に向かってそれぞれ第2係止軸部76,76が形成されたものである。前記両コイル部73,73のばね定数は、等しく設定されるものである。前記第1係止軸部75は、前記第2弾性軸部74に対して略直角に屈曲形成され、前記第2係止軸部76は、前記第1係止軸部75に対して略直角に屈曲形成されている。
スプリング材7は、前記固定ブラケットAと前記可動ブラケット4との両方の部材に亘って装着されるものであり、スプリング材7の装着状態では、前記コラムパイプ5の軸心を挟んで幅方向両側にコイル部73,73が形成される構成となる(図1参照)。前記可動ブラケット4の両可動側板部41,41には、前述したように、カラー材8が配置されると共に、該カラー材8には、前記締付具6のボルト軸61が貫通している〔図1(D)参照〕。前記スプリング材7の第1弾性軸部72,72は、前記締付具6のボルト軸61をカラー材8を介して押圧し〔図1(D)参照〕、前記第1係止軸部75,75及び第2係止軸部76,76が固定ブラケットAの係止凹部26,26及び固定孔28,28に係止され、前記第1弾性軸部72,72と第2弾性軸部74,74とが前記コイル部73,73を略揺動中心として弾性を有して揺動することにより、可動ブラケット4に装着されたコラムパイプ5を上方に弾性的に付勢する。
そして、前記スプリング材7の第1弾性軸部72,72は、締付具6のボルト軸61をカラーを介して押圧することで可動ブラケット4に装着されたコラムパイプ5を支持する部位であり、締付具6が緩められることにより、固定ブラケットに対して可動ブラケット4がチルト動作可能となった状態でも、可動ブラケット4のチルト調整における上下動作の荷重を低減することができるものである。
固定ブラケットAとスプリング材7との形状のサイズについて説明する。前記スプリング材7の両第1係止軸部75,75同士の間隔W1は、前記固定ブラケットAの両案内縁25,25同士の間隔L1よりも狭く形成される〔図2(B),図3(A)及び図5等参照〕。すなわち、W1<L1となる。さらに、両第1係止軸部75,75同士の間隔W1は、前記係止凹部26,26の閉鎖端部同士の間隔L2と同一又は僅かに狭く形成されている。すなわち、W1≦L2となる。従って、スプリング材7の第1係止軸部75,75が、前記係止凹部26,26に係合されると、スプリング材7の弾性復元力によって、スプリング材7が係止凹部26,26から外れることを防止している。前記両フランジ部2,2における係止凹部26及び遊挿凹部27の孔の幅は、前記スプリング材7の軸径よりも大きく形成され、スプリング材7の第1係止軸部75及び第2係止軸部76が余裕を有して遊挿することができるようにしたものである。
次に、スプリング材7を、固定ブラケットAの両フランジ部2,2に装着する工程について述べる。固定ブラケットAとスプリング材7の前後方向を一致させて(図5参照)、該スプリング材7を前記固定ブラケットAの前方側に位置させ、スプリング材7の幅方向を治具等で拡開しつつ、両第2係止軸部76,76を両遊挿凹部27,27の終端部まで遊挿する。すると両第1係止軸部75,75が両係止片23,23の案内縁25,25に当接する〔図6(A)参照〕。
その後、スプリング材7を治具等で拡開していた力を緩めると、スプリング材7の両第1係止軸部75,75は、弾性復元力によって両案内縁25,25の傾斜に沿って後方側に移動し、両係止凹部26,26に円滑に案内され、両第1係止部75,75が両係止凹部26,26に収まって係止される〔図6(C)参照〕。これに伴い、前記両第2係止軸部76,76は、自ずと両遊挿凹部27,27から両固定孔28,28に係止され固定されるものである。なお、スプリング材7の組み付けは、固定ブラケットAの取付用フランジ板21を下側にして行っても良い。
すなわち、スプリング材7の第1係止軸部75が係止凹部26に係止されるまでの過程において、前記遊挿凹部27は第2係止軸部76の逃し部としての役目をなす。前記遊挿凹部27の終端部を固定孔28に対して軸方向において同一位置に形成したことにより、スプリング材7の両第2係止軸部76,76は、スプリング材の弾性復元力によって自ずと両固定孔28,28に移動することができる〔図6(A)乃至(C)参照〕。
このように、スプリング材7の両第1係止軸部75,75が、固定ブラケットAの両係止凹部26,26に係止され、且つ両第2係止軸部76,76が、両固定孔28,28に係止されるので、スプリング材7が固定ブラケットA及び可動ブラケット4に対して極めて強固に固定される。しかも、組み付け時にスプリングの付勢力に抗した力をかけるのは、最初にスプリング材7の両第2係止軸部76,76を両遊挿凹部27,27の終端部まで遊挿する時までで良く、あとは力をかけなくてもスプリングの弾性復元力によって、スプリング材7の第1係止軸部75が係止凹部26に係止され、且つ両第2係止軸部76,76が、両固定孔28,28に係止されるので、組み付け作業者の負担が減り、作業効率が向上する。
また、スプリング材7を最後に組み付ける組み付け方法にすることができ、スプリング材7と仮組み部材を別々に保管する必要が無く、また組み付け途中に仮組み部材からスプリング材7が脱落したりせず、組み付け作業を容易にすることができる。また遊挿凹部27と固定孔28とが連通する実施形態では、スプリング材7の第2係止軸部76,76が固定ブラケットAに干渉することなく装着作業の妨げとならないようにすることができ、作業効率を良好なものにできる。
A…固定ブラケット、2…フランジ部、22…傾斜フランジ板、23…係止片、
25…案内縁、26…係止凹部、27…遊挿凹部、28…固定孔、4…可動ブラケット、
5…コラムパイプ、7…スプリング材、71…連結軸部、72…第1弾性軸部、
73…コイル部、74…第2弾性軸部、75…第1係止軸部、76…第2係止軸部。

Claims (2)

  1. 幅方向両側にフランジ部が形成された固定ブラケットと、該固定ブラケットに組み合わされると共にコラムパイプが装着された可動ブラケットと、スプリング材とからなり、前記両フランジ部は、前方下向きの傾斜フランジ板を有し、該傾斜フランジ板の前端から前方に突出する係止片が形成され、該係止片の幅方向外端縁且つ前方側は案内縁として形成され、該案内縁よりも後方側且つ幅方向内方には係止凹部が形成され、前記案内縁は、前記係止凹部に向かって幅方向内側に傾斜するように形成され、前記傾斜フランジ板には前記案内縁の幅方向位置と略一致する位置を幅方向内方位置とし、且つ前端から後方に向かって遊挿凹部が形成されると共に該遊挿凹部の終端部より内方側に隣接して固定孔が形成され、前記係止凹部と前記固定孔の幅方向の位置は略一致するように形成され、前記スプリング材は、前記コラムパイプの軸心を挟んで幅方向両側にコイル部が形成され、両コイル部より後方側に第1係止軸部が形成され、該第1係止軸部の先端より後方に向かって第2係上軸部が形成され、前記第1係止軸部が前記係止凹部に係合され、前記第2係止軸部が前記固定孔に係合され、前記スプリング材の両第1係止軸部の間隔は、前記固定ブラケットの両案内縁の間隔よりも狭く形成されてなることを特徴とするステアリング位置調整装置。
  2. 請求項1において、前記遊挿凹部の後端と前記固定孔とは、連通されてなることを特徴とするステアリング位置調整装置。

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