JP5279669B2 - 警報器 - Google Patents

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本発明は、警報器に関し、特に音声警報及び電子音の音圧レベルの制御に関するものである。
従来の技術として、例えば「電池電圧低下の検出状態で点検スイッチ18を操作すると、ラッチ回路48からのHレベル出力に基づき音声制御回路53は、音声メッセージ選択制御回路60に対し電池電圧低下警報用のメッセージ選択を行わせると共に、音声レベル調整回路59の音声レベルを低いレベルに設定させ、火災時の警報音よりも低いレベルで例えば「ピピ、有効期限を確認してください。」のメッセージを出力」させる警報器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3817542号公報(第10頁)
上記の特許文献1の警報器は、警報器が発する「ピピ」という電子音と、「有効期限を確認してください。」という音声警報とでは、略同一の音圧レベルで鳴動しているものの、後者が前者に比べて聴き取りにくいという問題点があった。また、音声警報を聴き取りやすくするためには、電子音も大きくする必要があるため、電池寿命が短くなるという問題点もあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電池切れ警報音等の聴き取りやすさは確保するとともに、電池寿命を長く維持できる警報器を提供することを目的とする。
本発明に係る警報器は、電源部と、状態検出部と、前記電源部からの供給電圧を監視する電圧監視部と、前記状態検出部の出力信号に基づいて状態を判断する状態判別部と、前記状態判別部の判断結果に基づいて警報を出力させる制御部と、前記制御部の制御信号により駆動される発音部品とを備える警報器において、前記状態判別部が異常又は前記電圧監視部が電圧低下と判断したときに、前記制御部は、前記発音部品による電子音を出力した後に続けて、前記発音部品による音声警報を出力させ、前記発音部品による音声警報の音圧レベルを前記発音部品による電子音の音圧レベルよりも大きくするものである。
本発明においては、警報器の電池切れ等の異常警報における音声警報の音圧レベルを電子音の音圧レベルより大きくするようにしたので聴き取りやすさが確保され、また、電子音の音圧レベルを低く設定することで省電力が可能となり、電池寿命を長く維持できるので、ユーザの使い勝手がよい警報器を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る火災警報器100の回路構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る制御部10の内部構成を示すブロック図である。 (a) 従来の火災警報器の異常警報の音圧レベルを示す図である。(b) 本発明の実施の形態1に係る火災警報器100の異常警報の音圧レベルを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る火災警報器100の音量制御信号の選択に関するフローチャートである。
実施の形態1.
以下、本実施の形態1では、電池で駆動される火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る火災警報器100の回路構成を示す機能ブロック図である。
図1において、火災警報器100は、状態判別部が含まれる制御部10と、電池1と、定電圧回路2と、点検スイッチ3と、EEP−ROM4と、状態検出部として機能する煙検知部20及び熱検知部30と、警報音制御回路40と、表示灯回路50と、電圧監視部として機能する電池電圧監視回路60とを備える。
制御部10は、例えばワンチップマイコン等で構成されており、火災警報器100の全体的な制御を行う。
制御部10は、各内部回路からの信号を定期的に取り込み、その信号に応じた処理を行っている。例えば、制御部10が煙検知部20の受光アンプ23からの信号(火災検出信号)を取り込んだ場合、この火災検出信号に基づいて警報鳴動が必要か否かを判断する。制御部10が火災検出信号を取り込み、警報鳴動が必要であると判断した場合には、制御部10は警報鳴動の音声データを警報音制御回路40に出力する。
制御部10の内部構成については図2を用いて後述するが、制御部10は、異常監視動作や火災監視動作の待機時はメインクロック発振部16からのクロック信号の供給を停止して、サブクロック発振部17からのクロック信号の供給のみで動作するスリープモードで動作している。しかし、定期的なタイマ割込や点検スイッチ割込等があったときは、制御部10はスリープモードを停止してメインクロック発振部16のクロック信号を供給させて、必要な動作を行う。
定電圧回路2は、電池1の電源電圧を所定の定電圧電源(例えば、約2.3Vの電圧)として制御部10等に供給する。点検スイッチ3は、居住者等のユーザによる押下操作を受け付けるものである。点検スイッチ3が押下されると、制御部10は点検スイッチ3の押下信号を取り込み、そして点検スイッチ3の入力が確定したか否かを判断する。制御部10が、点検スイッチ3の入力が確定したと判断した場合、制御部10から警報音や表示灯などの動作に関する点検を開始させる信号が送信される。EEP−ROM4は、制御部10の演算部11が実行するプログラムや各種データを格納している。
煙検知部20は、発光素子である赤外LED24と、制御部10からの発光制御パルスを受けたときに、赤外LED24に電流パルスを供給する赤外LEDドライブ回路21とを備えている。さらに煙検知部20は、赤外LED24から検煙部(図示せず)に照射された光が煙粒子によって生じさせる散乱光を受光するフォトダイオード(PD)等の受光素子を備えており、赤外LED24の発光による散乱光を受光する。そして、フォトダイオード電流電圧変換回路22において、フォトダイオードで受光した散乱光の量に基づいて得られた電流を電圧に変換する。その電圧の出力レベルを、受光アンプ23において所定のゲインで増幅し、制御部10に送信する。
熱検知部30は、固定抵抗31と、サーミスタ32による温度センサで構成されている。固定抵抗31とサーミスタ32との間の中間電位が熱検知部30の出力端子であり、その出力端子を介して温度検出信号を制御部10に送信している。サーミスタ32は、環境温度に応じてその抵抗値が変動する温度特性を有する。補償用の固定抵抗31によりサーミスタ32の温度特性がリニア化されるため、出力端子には環境温度に応じた検出電圧(温度情報)が入力される。なお、煙検知部20または熱検知部30のいずれか一方のみを設けてもよい。
警報音制御回路40は、ローパスフィルタを備えた音声用D/A変換器41と、発音部品としての音声アンプ42及びスピーカ43とで構成される。ローパスフィルタは、制御部10から送信された音声データを、予めユーザが聴き取りやすい周波数帯域に調整する役割を果たす。
警報音制御回路40において、制御部10から入力された音声データ(ディジタル信号)は、音声用D/A変換器41で音声信号(アナログ信号)に変換され、ローパスフィルタを介して出力される。そして、制御部10から音量制御信号が音声アンプ42に送信され、音声アンプ42で音声信号(アナログ信号)の増幅度が調整される。スピーカ43では、音声アンプ42で増幅された音声信号が出力される。
表示灯回路50は、火災警報器100の状態を、確認灯ドライブ回路51に接続されている赤色LED52に表示させるものである。なお、火災警報器100の状態として、正常に火災検出動作している場合(火災を検出しておらず、電池残量やセンサ機器等にも異常が無い状態)の他、電池残量の低下による異常や、センサの故障等の機器による異常が発生している場合、火災を検出して警報出力している場合等がある。赤色LED52は、火災警報器100の筐体に設けられている。なお、表示灯として赤色LED52を用いているが、その種類や個数を特に限定するものではない。
電池電圧監視回路60は、制御部10に印加される電圧を検出し、検出した電圧に応じた電池電圧検出信号を制御部10に出力する。電池電圧監視回路60は、電池残量が低下したこと又は電池切れの閾値よりも低下したことを検出すると、制御部10に電池電圧検出信号を出力し、制御部10は警報音制御回路40と表示灯回路50に制御信号を送信する。
図2は、制御部10の内部構成を示すブロック図である。図2に基づいて、制御部10の主要な内部構成について説明する。制御部10は、火災警報器100の動作を統括制御する演算部11と、ROM12と、RAM13などを主要な回路として備えている。
演算部11は、上述した各回路から送信される各種データに基づいて、異常の発生や火災の発生を判断する異常監視動作や火災監視動作を実行する。すなわち、演算部11は状態判別部としての役割を果たす。演算部11は、CPU(中央演算装置)やMPU(超小型演算処理装置)等で構成されている。ROM12は、演算部11が実行するプログラムや各種データを記憶している。RAM13は、演算部11がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリやページメモリ等のメモリとして機能する。
演算部11には、例えば、バス(数個の電源又は供給回路が接続される導線)を介してタイマ部14と、A/D変換器15と、メインクロック発振部16と、サブクロック発振部17と、インターフェース部18とが接続されている。
タイマ部14は、時間を計測するものである。例えば、タイマ部14は、制御部10が定期的に行なう異常監視動作や火災監視動作の開始タイミングを計時するようになっている。つまり、タイマ部14の計時するタイミングで定期的に割り込みが発生し、その割り込みによって演算部11が動作するようになっている。また、タイマ部14は、警報音の鳴動を停止したときからの時間を計時したり、赤色LED52の点滅状態の周期を計時したりする。
A/D変換器15は、煙検知部20や熱検知部30から送信されるアナログ信号を入力し、その情報を検出レベルに変換して演算部11に供給する。演算部11は、この検出レベルに基づいて、火災警報器100に異常や火災が発生しているかどうか判断する。
メインクロック発振部16は、定期的なタイマ割り込みや点検スイッチの操作があった場合に、異常監視動作や火災監視動作を実行する際のクロック信号を演算部11に供給する役目を果たす。
メインクロック発振部16からのクロック信号が供給されている演算部11は、各回路からのデータ、例えば火災検出データや、電池電圧データ等を収集し、それらのデータに基づいて、異常の発生の有無や火災の発生の有無を判断する異常監視動作や火災監視動作を実行する。そして、演算部11は、異常監視動作や火災監視動作を終了すると、メインクロック発振部16からのクロック信号の供給をサブクロック発振部17からのクロック信号の供給に切り替えてスリープモードで動作する。
サブクロック発振部17は、メインクロック発振部16が供給するクロック信号よりも周波数の低いクロック信号を演算部11に供給するものである。つまり、サブクロック発振部17は、演算部11を低速動作(スリープモード)にするクロック信号を供給する。
インターフェース部18は、火災警報器100を構成している各回路と制御部10とを接続する機能を有している。つまり、火災警報器100を構成している各回路は、インターフェース部18を介して制御部10と接続され、各種データの入出力を行う。
次に、火災警報器100の動作について説明する。ここでは、煙を検出して火災発生の有無を判断する場合を例に説明する。
火災警報器100は、電池1から供給される電源電圧を定電圧回路2によって安定した所定の定電圧(例えば、約2.3Vの電圧)にし、制御部10等に定電圧電源が供給される。火災警報器100は、制御部10が有するタイマ部14が計時している所定の周期で火災監視動作及び異常監視動作を実行する。次に、制御部10は、赤外LEDドライブ回路21に発光制御パルスを供給し、所定のパルス幅及び所定の周期で赤外LED24を発光させる。
煙検知部20におけるフォトダイオードは、赤外LED24の光路上には配置されておらず、赤外LED24の光が直接フォトダイオードに到達することはない。しかし、火災等により発生した煙が、フォトダイオードと赤外LED24との間に介在すると、煙の粒子により赤外LED24の光が散乱され、その散乱された光をフォトダイオードが受光することになる。
上記の理由により、煙が発生していない場合は、フォトダイオードには赤外LED24が発光した光がほとんど到達しない。つまり、受光アンプ23で増幅された信号は、所定の基準値(火災発生レベル)以下になっているため、制御部10からは、警報音制御回路40及び表示灯回路50を動作させる信号が出力されない。したがって、警報音制御回路40では警報音が鳴動せず、表示灯回路50では赤色LED52に火災が発生していることを表示させることはない。
煙が発生している場合には、赤外LED24により発光された光が、煙の粒子により散乱され、その散乱した光がフォトダイオードに到達する。つまり、受光アンプ23で増幅された信号は、所定の基準値以上になっているため、制御部10は火災が発生していると判断し、警報音制御回路40及び表示灯回路50を動作させる信号を出力する。すると、警報音制御回路40は警報音を鳴動させ、表示灯回路50は赤色LED52に火災表示させる。
制御部10内では、受光アンプ23で増幅されたアナログ信号がA/D変換器15で検出レベルに変換されて演算部11に入力される。この検出レベルが入力された演算部11は、この検出レベルを火災検出データとしてRAM13に格納する。そして演算部11は、RAM13に格納した火災検出データが、あらかじめ設定されている所定の基準値以上であるか否かによって火災発生の有無を判断する。したがって、演算部11とRAM13が状態判別部としての機能を有している。
演算部11が、火災の発生ではないと判断したときは、スリープモードの動作状態に復帰する。一方、演算部11が、火災の発生であると判断したときは、演算部11は警報音制御回路40に警報音を鳴動させ、表示灯回路50には赤色LED52に火災表示させる。
ここで、制御部10から制御信号が送信された場合の、警報音制御回路40の動作について説明する。
制御部10は、出力させたい音声データを音声用D/A変換器41に送信する。制御部10から送信された音声データは、音声用D/A変換器41において音声信号に変換され、音声信号が音声アンプ42に入力される。次に、制御部10は、音声信号の出力音量を調整するための音量制御信号を音声アンプ42に送信し、音声アンプ42で音声信号の増幅度を調整させる。そして、増幅度が調整された音声信号が、スピーカ43において警報音として出力される仕組みとなっている。
次に、図3を用いて本実施の形態1に係る警報器の電池切れ警報動作について説明する。
図3(a)は従来の警報器の異常警報の音圧レベルを、図3(b)は本実施の形態1に係る警報器の異常警報の音圧レベルを示している。縦軸は音圧レベル、横軸は時間の経過を示している。
図3(a)に示すように、従来の「ピピピ、異常です。」の異常警報では、例えば、警報器が発しうる最大音量の音圧レベル5で「ピピピ」という電子音を鳴動させ、同じ音圧レベル5で「異常です。」という音声警報を鳴動させていた。また、従来の「ピ、電池切れです。」の電池切れ警報では、音圧レベル4で「ピ、」という電子音を鳴動させ、同じ音圧レベル4で「電池切れです。」という音声警報を鳴動させていた。
本実施の形態1に係る警報器100の「ピピピ、異常です。」の異常警報では、図3(b)に示すように、例えば、中間音量の音圧レベル3で「ピピピ、」という電子音を鳴動させ、次に音圧レベル3より大きな最大音量の音圧レベル5に上げて「異常です。」という音声警報を鳴動させる。また、「ピ、電気切れです。」の電池切れ警報の場合は、最小音量の音圧レベル2で「ピ、」という電子音を鳴動させ、次に音圧レベル2より大きな最大音量の音圧レベル5に上げて「電池切れです。」という音声警報を鳴動させる。
このように、電子音の音圧レベルは音声警報の音圧レベルより小さくなるが、電子音は小さくしても認識しやすい傾向があるので、ユーザが聞き取りにくくならない。
なお、図示しないが、警報器100の「ピー、火事です。」の火災警報では、最大音量の音圧レベル5で「ピー、」という電子音を鳴動させ、同じ音圧レベル5で「火事です。」という音声警報を鳴動させる。
電子音および音声警報の音圧レベルは、制御部10が音声アンプ42に送信した音量制御信号によって音声信号の増幅度が調整されることで、それぞれ適宜に設定される。
上記で示した、音声警報の音圧レベルを電子音の音圧レベルよりも大きくするという、制御部10の動作に関して、以下で説明する。
図4は、本実施の形態1に係る警報器100の、音量制御信号の選択に関するフローチャートである。
制御部10は音声データを音声用D/A変換器41に送信し、音声用D/A変換器41において音声データを音声信号に変換する。音声信号が音声アンプ42に入力されたとき、制御部10は適切な音量で異常警報を鳴動させるため、音量制御信号により音量を選択するフローを開始する(ステップS1)。
まず、制御部10は、例えば、電池切れ警報を示す「ピ、電池切れです。」に含まれる「ピ、」という短い電子音を鳴動させるか否かについて判断する(ステップS2)。「ピ、」という短い電子音を鳴動させる場合(ステップS2;Yes)、制御部10は、電子音をスピーカ43にて最小音量(例えば、図3における音圧レベル2)で鳴動させるように、電子音を最小音量に調整する旨の音量制御信号を音声アンプ42に送信するとともに、「電池切れです。」をスピーカ43にて最大音量(例えば、図3における音圧レベル5)で鳴動させるように、音声警報を最大音量に調整する旨の音声制御信号を音声アンプ42に送信する。そして、スピーカ43で最小音量の電子音の「ピ、」に続けて最大音量の音声警報の「電池切れです。」を出力させ、動作は終了する。
このように、電池電圧監視回路が電圧低下を判断したことによる「ピ、電池切れです。」という電池切れ警報は、「ピ、」の音圧レベルより「電池切れです。」の音圧レベルが大きくなる。
一方、「ピ、」という短い電子音を鳴動させない場合(ステップS2;No)、制御部10は、例えば、異常警報を示す「ピピピ、異常です。」に含まれる「ピピピ、」という火災警報以外の電子音を鳴動させるか否かを判断する(ステップS4)。「ピピピ、」という電子音を鳴動させる場合(ステップS4;Yes)、制御部10は、電子音をスピーカ43にて中間音量(例えば、図3における音圧レベル3)で鳴動させるように、電子音を中間音量に調整する旨の音量制御信号を音声アンプ42に送信するとともに、「異常です。」をスピーカ43にて最大音量(例えば、図3における音圧レベル5)で鳴動させるように、音声警報を最大音量に調整する旨の音声制御信号を音声アンプ42に送信する。そして、スピーカ43で中間音量の電子音の「ピピピ、」に続けて最大音量の音声警報の「異常です。」を出力させ、動作は終了する。
このように、制御部10における状態判別部が異常を判断したことによる「ピピピ、異常です。」という異常警報は、「ピピピ、」の音圧レベルより「異常です。」の音圧レベルが大きくなる。
一方、「ピピピ、」という火災警報以外の電子音を鳴動させない場合(ステップS4;No)、制御部10は、例えば、火災警報を示す「ピー、火事です。」に含まれる「ピー、」という電子音をスピーカ43にて最大音量(例えば、図3における音圧レベル5)で鳴動させるように、電子音を最大音量に調整する旨の音声制御信号を音声アンプ42に送信するとともに、「火事です。」をスピーカ43にて最大音量(例えば、図3における音圧レベル5)で鳴動させるように、音声警報を最大音量に調整する旨の音声制御信号を音声アンプ42に送信する。そして、スピーカ43で最大音量の電子音の「ピー、」に続けて最大音量の音声警報の「火事です。」を出力させ、動作は終了する。
上記説明では、電池で駆動される火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明したが、電源の供給方法はこれに限定されるものではない。さらに、上記説明では火災警報器を例に説明したが、ガス漏れなどその他の監視領域の異常を検出する警報器に本発明を適用することもできる。
1 電池、2 定電圧回路、3 点検スイッチ、4 EEP−ROM、10 制御部、11 演算部、12 ROM、13 RAM、14 タイマ部、15 A/D変換器、16 メインクロック発振部、17 サブクロック発振部、18 インターフェース部、20 煙検知部、21 赤外LEDドライブ回路、22 フォトダイオード電流電圧変換回路、23 受光アンプ、24 赤外LED、30 熱検知部、31 固定抵抗、32 サーミスタ、40 警報音制御回路、41 音声用D/A変換器、42 音声アンプ、43 スピーカ、50 表示灯回路、51 確認灯ドライブ回路、52 赤色LED、60 電池電圧監視回路、100 火災警報器。

Claims (1)

  1. 電源部と、
    状態検出部と、
    前記電源部からの供給電圧を監視する電圧監視部と、
    前記状態検出部の出力信号に基づいて状態を判断する状態判別部と、
    前記状態判別部の判断結果に基づいて警報を出力させる制御部と、
    前記制御部の制御信号により駆動される発音部品と
    を備える警報器において、
    前記状態判別部が異常又は前記電圧監視部が電圧低下と判断したときに、前記制御部は、前記発音部品による電子音を出力した後に続けて、前記発音部品による音声警報を出力させ、前記発音部品による音声警報の音圧レベルを前記発音部品による電子音の音圧レベルよりも大きくすること
    を特徴とする警報器。
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