JP2011175416A - 警報器 - Google Patents

警報器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011175416A
JP2011175416A JP2010038534A JP2010038534A JP2011175416A JP 2011175416 A JP2011175416 A JP 2011175416A JP 2010038534 A JP2010038534 A JP 2010038534A JP 2010038534 A JP2010038534 A JP 2010038534A JP 2011175416 A JP2011175416 A JP 2011175416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
alarm sound
fire
indicator lamp
stopped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010038534A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Tanaka
達哉 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP2010038534A priority Critical patent/JP2011175416A/ja
Publication of JP2011175416A publication Critical patent/JP2011175416A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)

Abstract

【課題】簡単な操作で警報音鳴動停止中の状態に移行することのできる警報器を得る。また、警報音鳴動停止中であることをユーザに知らせることのできる警報器を得る。
【解決手段】火災検出時に警報音鳴動及び表示灯72の異常表示による異常報知を行い、このときに警報音を停止させる警報音停止スイッチ4が操作されると、警報音鳴動を所定期間停止する警報器であって、表示灯72は、警報音鳴動中には、所定周期で点滅表示し、警報音鳴動停止中には、周期毎の点灯時間aが警報音鳴動中の周期毎の点灯時間よりも短くなるようにして点滅表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、異常や火災が発生したときに警報音及び表示灯により異常報知を行う警報器に関し、特に警報音鳴動停止中において表示灯の表示形態を変化させる警報器に関する。
従来、火災などの異常を検知したときに警報音を鳴動して異常報知を行う警報器が存在する。そして、異常報知を行っているときに例えば警報器の筐体表面に設けられたスイッチを操作して警報停止指示がなされると、警報音の鳴動を所定期間停止する警報器がある。なお、以降の説明において、この警報音の鳴動が停止された状態を警報音鳴動停止中と称する。
このような警報器として、「警報中に停止信号が1回発信されることで警報が短時間停止する短時間モードと、同警報中で所定の時間内に停止信号が複数回発信されることで警報が長時間停止する長時間モードとを設けた」火災警報器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−308577号公報(第2頁、第3頁、図3)
上記特許文献1では、必要以上に警報を発しないようにすることを目的として、停止信号が複数回発信された場合には警報音の鳴動を長時間停止するようにしている。
しかし、停止信号を複数回発信するためには、ユーザは警報停止スイッチを複数回操作する必要があり、手間がかかっていた。また、警報停止スイッチを操作したユーザがその場を離れると、他のユーザは警報音鳴動停止中であることを認識できないため、他のユーザは警報音が鳴動しないことを機器の不具合であると誤解するおそれがあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な操作で警報音鳴動停止中の状態に移行することのできる警報器を提供するものである。また、警報音鳴動停止中であることをユーザに知らせることのできる警報器を提供するものである。
本発明に係る警報器は、異常発生時に警報音鳴動及び表示灯の異常表示による異常報知を行い、このときに警報音を停止させる警報音停止スイッチが操作されると、警報音鳴動を所定期間停止する警報器であって、前記表示灯は、警報音鳴動中には、所定周期で点滅表示し、警報音鳴動停止中には、周期毎の点灯時間が前記警報音鳴動中の周期毎の点灯時間よりも短くなるようにして点滅表示するものである。
本発明に係る警報器は、異常発生時に警報音鳴動及び表示灯の異常表示による異常報知を行い、このときに警報音を停止させる警報音停止スイッチが操作されると、警報音鳴動を所定期間停止する警報器であって、前記表示灯は、警報音鳴動停止中には、周期毎の点灯時間が消灯時間よりも短くなるようにして点滅表示するものである。
本発明に係る警報器は、異常発生時に警報音鳴動及び表示灯の異常表示による異常報知を行い、このときに警報音を停止させる警報音停止スイッチが操作されると、警報音鳴動を所定期間停止する警報器であって、前記表示灯は、警報音鳴動中には、所定周期で点滅表示し、警報音鳴動停止中には、警報音鳴動中の前記所定周期よりも長い周期で点滅表示するものである。
本発明によれば、警報音鳴動中に警報音停止指示がなされると、警報音の鳴動を所定期間停止するので、ユーザは何度も警報音停止の指示操作を行う必要がない。
また、表示灯は、警報音鳴動停止中には、周期毎の点灯時間が前記警報音鳴動中の周期毎の点灯時間よりも短くなるようにして点滅表示するようにした。警報音鳴動中と警報音鳴動停止中とで異なる点滅表示を行うので、警報音鳴動停止中であることをユーザに知らせることができる。また、警報音鳴動停止中は、警報音鳴動中よりも表示灯の点滅表示の電力消費量を低減できる。
また、表示灯は、警報音鳴動停止中には、周期毎の点灯時間が消灯時間よりも短くなるようにして点滅表示するようにした。このため、警報音鳴動停止中における表示灯の点滅表示の電力消費量を低減できる。
また、表示灯は、警報音鳴動停止中には、警報音鳴動中の点滅周期よりも長い周期で点滅表示するようにした。警報音鳴動中と警報音鳴動停止中とで異なる点滅表示を行うので、警報音鳴動停止中であることをユーザに知らせることができる。
実施の形態に係る火災警報器の機能ブロック図である。 実施の形態に係る制御部の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る火災警報器の火災監視処理を説明するフローチャートである。
実施の形態.
以下、本実施の形態では、電池で駆動される火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る火災警報器100の回路構成を示す機能ブロック図である。この火災警報器100は、機器異常や火災等の異常が発生したときに、警報音及び表示によって異常報知を行い、異常報知中に警報音の鳴動を停止させる警報音停止スイッチが操作されると、所定期間警報音の鳴動停止を行うものである。そして、警報音鳴動停止中においては、警報音鳴動中とは異なる表示を行うものである。
図1において、火災警報器100は、電池1と、点検スイッチ3と、警報音停止スイッチ4と、集積回路10と、熱検知部40と、煙検知部50と、警報音制御回路60と、表示灯回路70とを備える。
集積回路10は、制御部11と、定電圧回路12と、リセット部13と、発振部14と、電圧検出回路15とを含んでいる。
電池1は、火災警報器100に電源を供給する電源部である。なお、電池の個数や種類を特に限定するものではない。また、火災警報器100への電源供給手段は電池に限定するものではなく、例えば、商用電源から電源を供給してもよい。この場合は、商用電源から供給される交流電源を整流して直流電源に変換する整流回路を設けるとよい。
定電圧回路12は、電池1の電源電圧を所定の定電圧電源(例えば、約2.3Vの電圧)として制御部11等に供給する。
リセット部13は、電源投入時に制御部11をリセット状態にし、所定時間後にリセット状態を解除して動作可能な初期状態にさせる。また、制御部11に印加される電圧が制御部11の動作保証電圧より小さくなった場合に、制御部11をリセット状態にする。
発振部14は、制御部11に対してクロック信号を供給する。
電圧検出回路15は、印加される電圧を検出し、検出した電圧に応じた電圧検出信号を制御部11に出力する。電圧検出回路15の入力側は電池1に接続されており、電池1により印加される電圧を検出することができるものである。なお、火災警報器100が商用電源からの電源供給で動作する場合には、電圧検出回路15を設けなくともよい。
点検スイッチ3は、居住者等のユーザによる押下操作を受け付け、点検機構を動作させるためのスイッチである。点検スイッチ3が押下されると、制御部11は点検スイッチ3の押下信号を取り込み、そして点検スイッチ3の入力が確定したか否かを判断する。制御部11が、点検スイッチ3の入力が確定したと判断した場合、制御部11から警報音や表示灯などの動作に関する点検を開始させる信号が送信される。
警報音停止スイッチ4は、警報音の鳴動を停止させるためのスイッチである。この警報音停止スイッチ4は、火災警報器100の筐体表面に設けられており、居住者等のユーザからの操作を受け付けてオンする。
なお、点検スイッチ3と警報音停止スイッチ4とを1つのスイッチとして設けてもよく、別体のスイッチとして設けてもよい。1つのスイッチとして設ける場合には、異常や火災が発生していないときには点検スイッチとして機能させ、異常や火災が発生しているときには警報音停止スイッチとして機能させるとよい。別体のスイッチとして設ける場合には、いずれのスイッチであるかが容易に識別できるようにしておくとよい。また、点検スイッチと警報音停止スイッチとを1つのスイッチとして設けるかどうかは、火災警報器100の形状や大きさ等の仕様によって決定するとよい。
熱検知部40は、固定抵抗41と、サーミスタ42による温度センサで構成されている。固定抵抗41とサーミスタ42との間の中間電位が熱検知部40の出力端子であり、その出力端子を介して温度検出信号を制御部11に送信している。サーミスタ42は、環境温度に応じてその抵抗値が変動する温度特性を有する。補償用の固定抵抗41によりサーミスタ42の温度特性がリニア化されるため、出力端子には環境温度に応じた検出電圧(温度情報)が入力される。
煙検知部50は、発光素子である赤外LED54と、制御部11からの発光制御パルスを受けたときに、赤外LED54に電流パルスを供給する赤外LEDドライブ回路51とを備えている。さらに煙検知部50は、赤外LED54から光学台内部に照射された光が煙粒子によって生じさせる散乱光を受光するフォトダイオード(PD)等の受光素子(図示せず)を備えており、赤外LED54の発光による散乱光を受光する。そして、フォトダイオード電流電圧変換回路52(図1ではPD[I−V]変換回路と記載)において、フォトダイオードで受光した散乱光の量に基づいて得られた電流を電圧に変換する。その電圧の出力レベルを、受光アンプ53において所定のゲインで増幅し、制御部11に送信する。
警報音制御回路60は、ローパスフィルタを備えた音声用D/A変換器61(図1では音声用DAC&LPFと記載)と、発音部品としての音声アンプ62及びスピーカ63とで構成される。ローパスフィルタは、制御部11から送信された音声データを、予めユーザが聴き取りやすい周波数帯域に調整する役割を果たす。
警報音制御回路60において、制御部11から入力された音声データ(デジタル信号)は、音声用D/A変換器61で音声信号(アナログ信号)に変換され、ローパスフィルタを介して出力される。そして、制御部11から音量制御信号が音声アンプ62に送信され、音声アンプ62で音声信号(アナログ信号)の増幅度が調整される。スピーカ63では、音声アンプ62で増幅された音声信号が出力される。
表示灯回路70は、火災警報器100の状態を、確認灯ドライブ回路71に接続されている表示灯72に表示させるものである。表示灯72としては、例えば、赤色LEDなどを用いることができる。なお、火災警報器100の状態として、正常に火災検出動作している場合(火災を検出しておらず、電池残量やセンサ機器等にも異常が無い状態)の他、電池残量の低下による異常や、センサの故障等の機器による異常が発生している場合、火災を検出して警報出力している場合等がある。表示灯72は、火災警報器100の筐体に設けられている。なお、表示灯72の種類や個数を特に限定するものではない。
この表示灯72は、火災警報器100が正常に動作している状態(通電状態)を表示する通電表示灯としての機能や、火災警報器100に異常が発生している状態を表示する異常表示灯としての機能、火災警報器100が火災を検出した状態を表示する火災表示灯としての機能を有している。そして、本実施の形態では、異常表示灯や火災表示灯として機能している場合において、警報音鳴動中と、警報音鳴動停止中とで、表示灯72の点滅間隔を異なるものとすることを特徴としている。
表示灯72が通電表示灯として機能する場合には、警報音鳴動停止中であれば、表示灯72を消灯状態にする。
表示灯72が異常表示灯若しくは火災表示灯として機能する場合であって警報音鳴動中であれば、所定の点滅周期で表示灯72を点滅表示させる。
表示灯72が異常表示灯若しくは火災表示灯として機能する場合であって警報音鳴動停止中であれば、警報音鳴動中よりも点滅周期毎に点灯時間a、消灯時間bとなるようにして表示灯72を点滅表示させる。なお、表示灯72の点滅表示動作の詳細については後述する。
制御部11は、火災警報器100の全体的な制御を行うものであり、各内部回路からの信号を定期的に取り込み、その信号に応じた処理を行う。例えば、制御部11が煙検知部50の受光アンプ53からの信号(火災検出信号)を取り込んだ場合、この火災検出信号に基づいて警報鳴動が必要か否かを判断する。制御部11が火災検出信号を取り込み、警報鳴動が必要であると判断した場合には、制御部11は警報鳴動の音声データを警報音制御回路60に出力する。
また、制御部11は、電圧検出回路15からの電圧検出信号に基づいて、電池1の残量が低下しているかどうかを判断する。
図2は、制御部11の内部構成を示すブロック図である。制御部11は、火災警報器100の動作を統括制御する演算部111と、ROM112と、RAM113とを主要な回路として備えている。演算部111は、上述した各回路から送信される各種信号に基づいて、異常の発生や火災の発生を判断する異常監視動作や火災監視動作を実行するようになっている。
ROM112は、演算部111が実行するプログラムや各種固定データを記憶している。RAM113は、演算部111がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリやページメモリ等のメモリとして機能する。このRAM113には、図3にて説明する火災確定フラグや警報音停止フラグが格納される。
なお、演算部111は、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)やMPU(Micro Processing Unit:超小型演算処理装置)等で構成するとよい。
演算部111には、バスを介して、タイマ部114と、A/D変換器115と、メインクロック発振部116と、サブクロック発振部117と、インターフェース部118とが接続されている。
タイマ部114は、時間を計測するものである。例えば、タイマ部114は、制御回路11が定期的に行う異常監視動作や火災監視動作の開始タイミングを計時するようになっている。つまり、タイマ部114の計時するタイミングで定期的に割り込みが発生し、その割り込みによって演算部111が動作するようになっている。また、タイマ部114は、警報音の鳴動を停止したときからの時間を計測したり、表示灯72の点滅時の点灯時間及び消灯時間を計測したりするようになっている。
A/D変換部115は、煙検知部50の受光アンプ53や熱検知部40、電圧検出回路15等から送信されるアナログ信号を、デジタル信号に変換して演算部111に供給する。そして、演算部111は、このデジタル信号に基づいて、火災警報器100に異常が発生しているか、火災が発生しているか、電池切れ状態か、等を判断するようになっている。
メインクロック発振部116は、発振部14から入力されるクロックを逓倍して演算部111に供給する。メインクロック発振部116からのクロック信号が供給されている演算部111は、各回路からのデータ、例えば火災検出データや、電池電圧データ、電源電圧監視データ等を収集し、これらのデータに基づいて、異常の発生の有無や火災の発生の有無を判断する異常監視動作や火災監視動作を実行する。
サブクロック発振部117は、メインクロック発振部116が供給するクロック信号よりも周波数の低いクロック信号を演算部111に供給する。サブクロック発振部117からのクロック信号の供給を受けると、演算部111は低速で動作(スリープモード)する。
演算部111は、異常監視動作や火災監視動作を終了すると、メインクロック発振部116からのクロック信号の供給を、サブクロック発振部117からのクロック信号の供給に切り替えて、スリープモードで動作するようになっている。
インターフェース部118は、火災警報器100を構成している各回路と制御部11とを接続する機能を有している。つまり、火災警報器100を構成している各回路は、インターフェース部118を介して制御部11と接続され、各種データの入出力を行うようになっている。なお、アナログ信号の入出力は、A/D変換器115を経由して行う。
次に、火災警報器100の火災検出動作について説明する。ここでは、煙を検出して火災発生の有無を判断する火災監視動作を例に説明する。
火災警報器100は、電池1から供給される電源電圧を定電圧回路12によって安定した所定の定電圧(例えば、約2.3Vの電圧)にし、制御部11等には定電圧電源が供給される。火災警報器100は、制御部11が有するタイマ部114が計時している所定の周期で火災監視動作を実行する。
火災監視動作は、具体的にはまず、制御部11は、サブクロック発振部117からのクロック信号の供給をメインクロック発振部116からのクロック信号の供給に切り替える。次に、制御部11は、赤外LEDドライブ回路51に発光制御パルスを供給し、所定のパルス幅及び所定の周期で赤外LED54を発光させる。
煙検知部50におけるフォトダイオードは、赤外LED54の光路上には配置されておらず、赤外LED54の光が直接フォトダイオードに到達することはない。しかし、火災等により発生した煙が、フォトダイオードと赤外LED54との間に介在すると、煙の粒子により赤外LED54の光が散乱され、その散乱された光をフォトダイオードが受光することになる。そして、フォトダイオードが受光した光に基づく信号が受光アンプ53にて増幅され、制御部11に入力される。
制御部11内では、まず、受光アンプ53で増幅されたアナログ信号がA/D変換部115でデジタル信号に変換されて演算部111に入力される。演算部111は、入力されたデジタル信号を火災検出データとしてRAM113に格納する。そして、演算部111は、RAM113に格納した火災検出データが、予め設定されている所定の基準値以上であるかどうかによって火災発生の有無を判断する。
煙が発生していない場合は、フォトダイオードには赤外LED54が発光した光がほとんど到達しないため、受光アンプ53で増幅された信号は、所定の基準値(火災発生レベル)未満となり、制御部11は火災が発生していないと判断する。この場合、制御部11は、警報音制御回路60及び表示灯回路70を動作させる信号を出力しない。したがって、警報音制御回路60では音声警報が鳴動せず、表示灯回路70では表示灯72に火災が発生していることを表示させることはない。そして、制御部11が火災の発生ではないと判断したときは、スリープモードの動作状態に復帰する。
煙が発生している場合には、赤外LED54により発光された光が、煙の粒子により散乱され、その散乱した光がフォトダイオードに到達する。つまり、受光アンプ53で増幅された信号は、所定の基準値以上となり、制御部11は火災が発生していると判断する。この場合、制御部11は警報音制御回路60及び表示灯回路70を動作させる信号を出力する。すると、警報音制御回路60は警報音を鳴動し、表示灯回路70は表示灯72に火災表示させる。
次に、本実施の形態の特徴部分である表示灯72の表示動作について説明する。
図3は、火災警報器100の火災監視処理を説明するフローチャートである。
火災警報器100は、火災監視動作の検出タイミングが到来するまでは、待機状態(スリープモード)である(ステップS101;No)。この火災監視動作は、タイマ部114が計時している所定のタイミングで開始される(ステップS101;Yes)。つまり、タイマ部114が計時する所定の周期タイミングで割り込みが実行されて、火災監視動作を開始するようになっている。火災監視動作を開始すると、制御部11の演算部111は、サブクロック発振部117からのクロック信号の供給をメインクロック発振部116からのクロック信号の供給に切り替える。
演算部111は、火災警報器100を構成する受光アンプ53から火災検出データを取得し(S102)、この火災検出データを予め設定されている所定の基準値と比較することで、火災の検出を行う(S103)。火災が発生していないと判断したときは(S103;No)、演算部111は、火災確定フラグをクリアする(S104)。なお、ステップS104において「火災確定フラグをクリアする」とは、火災確定フラグをクリアの状態のままとすることを含む。火災が発生していると判断したときは(S103;Yes)、演算部111は、火災確定フラグをセットする(S105)。なお、ステップS105において「火災確定フラグをセットする」とは、火災確定フラグをセットの状態のままとすることを含む。
次に、演算部111は、警報音鳴動停止中であるか否か判断する(S106)。警報音鳴動停止中であるか否かの判断は、後述する警報音停止フラグ(S111、S116参照)がセットされているか否かにより行う。警報音鳴動停止中でない場合、すなわち警報音停止スイッチ4がオフ状態である場合には(S106;No)、火災確定中であるか否か判断する(S107)。火災確定中であるか否かの判断は、火災確定フラグがセットされているか否かにより行う。火災確定中でなければ(S107;No)、次回の検出タイミングが到来するまで待機する。
火災確定中であれば(S107;Yes)、火災警報処理を行う(S108)。具体的には、制御部11は警報音制御回路60を駆動してスピーカ63から火災を示す警報音を出力させるとともに、表示灯回路70を駆動して表示灯72を点灯時間0.5秒、消灯時間0.5秒の点滅周期で点滅表示させる。なお、本実施の形態では表示灯72の点滅表示において点灯時間と消灯時間とが等しいが、両者を異なる時間としてもよく、また、点灯時間と消灯時間を0.5秒に限定するものではない。
続けて、警報音停止スイッチ4が操作されてオンしているかどうか判断する(S109)。警報音停止スイッチ4がオンしていない場合、すなわち警報音が鳴動中である場合には(S109;No)、次回の検出タイミングが到来するまで待機する。つまり、警報音停止スイッチ4がオン操作されていない場合には、警報音の鳴動を継続するのである。
警報音停止スイッチ4が操作されてオンした場合には(S109;Yes)、制御部11は警報音制御回路60に警報音の鳴動を停止させる(S110)。続けて、演算部111は警報音停止フラグをセットし(S111)、タイマ部114により5分のカウントを開始して(S112)、次回の検出タイミングが到来するまで待機する。なお、ステップS112でカウントを開始する5分間という時間は、警報音鳴動停止中の状態を維持する時間であり、任意に定めることができる。
また、警報音鳴動停止中であると判断された場合、すなわち火災が検出された後に警報音停止スイッチ4がオン操作されて警報音の鳴動を停止している場合には(S106;Yes)、警報音鳴動停止中の警報処理を行う(S113)。具体的には、制御部11は表示灯回路70を駆動して、表示灯72を点灯時間a秒、消灯時間b秒の点滅周期により点滅表示させる。ここで、警報音鳴動停止中の点滅周期毎の点灯時間aは、警報音鳴動中の点滅周期毎の点灯時間(本実施の形態では0.5秒)よりも短いものとする。また、警報音鳴動停止中の点滅周期毎の点灯時間aは、消灯時間bより短いものとする。また、本実施の形態において警報音鳴動停止中の表示灯72の点滅周期(点灯時間aと消灯時間bとを足し合わせた時間)は、警報音鳴動中の表示灯72の点滅周期(本実施の形態では点灯時間0.5秒+消灯時間0.5秒=1秒)より長いものとする。警報音鳴動停止中の点滅状態は任意に設定できる。
続けて、5分カウンタをインクリメントし(S114)、5分カウンタがカウントアップしたか否かによって警報音停止スイッチ4がオンされてから5分が経過したか否か判断する(S115)。そして、5分が経過していなければ(S115;No)、次回の検出タイミングが到来するまで待機する。すなわち、警報音停止スイッチ4がオンされてから5分を経過するまでは、警報音鳴動停止中の警報処理を継続する。
5分が経過すると(S115;Yes)、警報音停止フラグをクリアして(S116)、次回の検出タイミングが到来するまで待機する。なお、警報音鳴動停止中の状態が終了したいずれかのタイミングで、警報音停止スイッチ4をオフ状態としておく。
以上のような火災監視処理により、火災を検出すると警報音鳴動と表示灯72の点滅により火災を報知し、警報音停止スイッチ4がオンされると、警報音鳴動を停止して点灯時間a、消灯時間bの点滅周期で表示灯72を点滅表示する、という動作が実現される。
また、警報音鳴動停止中の状態が所定時間(図3の例では5分)経過した後は、次回の検出タイミングで再び火災を検出すると、警報音鳴動と表示灯72の点滅により火災を報知する。
このように、本実施の形態に係る火災警報器100によれば、警報音鳴動中に警報音の鳴動を停止させるには、ユーザは警報音停止スイッチ4を一度操作すればよい。簡単な操作で警報音鳴動停止中の状態に移行できるので、ユーザの操作負担を軽減できる。
また、警報音鳴動停止中においては、表示灯72の点滅の点灯時間と消灯時間を、警報音鳴動中とは異なるものとしているので、ユーザに警報音鳴動停止中であることを知らせることができる。
また、警報音鳴動停止中の点滅周期毎の点灯時間aは、警報音鳴動中の点滅周期毎の点灯時間(本実施の形態では0.5秒)よりも短いものとした。このため、警報音鳴動停止中における表示灯72の電力消費量を、警報音鳴動中の表示灯72の電力消費量よりも少なくすることができる。
また、警報音鳴動停止中には、表示灯72の点滅周期毎の点灯時間aが消灯時間bより短くなるようにして点滅させるので、警報音鳴動停止中における電力消費量を低減することができる。
また、警報音鳴動停止中の表示灯72の点滅周期(点灯時間aと消灯時間bとを足し合わせた時間)は、警報音鳴動中の表示灯72の点滅周期よりも長いものとした。このため、警報音鳴動停止中における表示灯72の電力消費量を、警報音鳴動中の表示灯72の電力消費量よりも更に低減できる。また、警報音鳴動停止中と警報音鳴動中とで異なる点滅周期で表示灯72を点滅させるので、警報音鳴動停止中であることをユーザに知らせることができる。
なお、本実施の形態では、警報音鳴動停止中の表示灯72の点滅表示は、点滅周期毎の点灯時間aが警報音鳴動中の周期毎の点灯時間よりも短く、かつ、点滅周期毎の点灯時間aは消灯時間bより短く、かつ、警報音鳴動中の点滅周期よりも警報音鳴動停止中の点滅周期の方が長いものとして説明した。しかし、必ずしもこれらの条件をすべて組み合わせる必要はなく、いずれかの条件のみ用いてもよい。
なお、上記説明では、電池で駆動される火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明したが、電源の供給方法はこれに限定されるものではない。また、上記説明では、煙検知部と熱検知部とを有する火災警報器を例に説明したが、熱検知部と煙検知部のいずれか一方を有する火災警報器や、ガス漏れなどその他の監視領域の異常を検出する警報器に本発明を適用することもできる。
1 電池、3 点検スイッチ、4 警報音停止スイッチ、10 集積回路、11 制御部、12 定電圧回路、13 リセット部、14 発振部、15 電圧検出回路、40 熱検知部、41 固定抵抗、42 サーミスタ、50 煙検知部、51 赤外LEDドライブ回路、52 フォトダイオード電流電圧変換回路、53 受光アンプ、54 赤外LED、60 警報音制御回路、61 音声用D/A変換器、62 音声アンプ、63 スピーカ、70 表示灯回路、71 確認灯ドライブ回路、72 表示灯、100 火災警報器、111 演算部、112 ROM、113 RAM、114 タイマ部、115 A/D変換器、116 メインクロック発振部、117 サブクロック発振部、118 インターフェース部。

Claims (3)

  1. 異常発生時に警報音鳴動及び表示灯の異常表示による異常報知を行い、
    このときに警報音を停止させる警報音停止スイッチが操作されると、警報音鳴動を所定期間停止する警報器であって、
    前記表示灯は、
    警報音鳴動中には、所定周期で点滅表示し、
    警報音鳴動停止中には、周期毎の点灯時間が前記警報音鳴動中の周期毎の点灯時間よりも短くなるようにして点滅表示する
    ことを特徴とする警報器。
  2. 異常発生時に警報音鳴動及び表示灯の異常表示による異常報知を行い、
    このときに警報音を停止させる警報音停止スイッチが操作されると、警報音鳴動を所定期間停止する警報器であって、
    前記表示灯は、
    警報音鳴動停止中には、周期毎の点灯時間が消灯時間よりも短くなるようにして点滅表示する
    ことを特徴とする警報器。
  3. 異常発生時に警報音鳴動及び表示灯の異常表示による異常報知を行い、
    このときに警報音を停止させる警報音停止スイッチが操作されると、警報音鳴動を所定期間停止する警報器であって、
    前記表示灯は、
    警報音鳴動中には、所定周期で点滅表示し、
    警報音鳴動停止中には、警報音鳴動中の前記所定周期よりも長い周期で点滅表示する
    ことを特徴とする警報器。
JP2010038534A 2010-02-24 2010-02-24 警報器 Pending JP2011175416A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010038534A JP2011175416A (ja) 2010-02-24 2010-02-24 警報器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010038534A JP2011175416A (ja) 2010-02-24 2010-02-24 警報器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011175416A true JP2011175416A (ja) 2011-09-08

Family

ID=44688222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010038534A Pending JP2011175416A (ja) 2010-02-24 2010-02-24 警報器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011175416A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111462461A (zh) * 2020-03-12 2020-07-28 深圳达温技术服务有限公司 多发一收物联网中接收端的同步报警及复位方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257120A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Nohmi Bosai Ltd 火災警報器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257120A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Nohmi Bosai Ltd 火災警報器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111462461A (zh) * 2020-03-12 2020-07-28 深圳达温技术服务有限公司 多发一收物联网中接收端的同步报警及复位方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5193363B2 (ja) ディスプレイ・デバイス
JPWO2012105423A1 (ja) 電池式ガス警報器、その制御装置
JP3895646B2 (ja) 電池式警報器
JP2009146232A (ja) 警報器
JP4611759B2 (ja) 警報器
JP5974537B2 (ja) 電池式警報器
JP5253339B2 (ja) 警報器
JP5034387B2 (ja) 電池式警報器
JP2007257120A (ja) 火災警報器
JP2011175416A (ja) 警報器
JP5198110B2 (ja) 火災警報器
JP6359851B2 (ja) 警報器及び通報システム
JP2013065332A (ja) 警報器
JP5279669B2 (ja) 警報器
JP5235840B2 (ja) 警報器
JP2011086217A (ja) 警報器
TW201023104A (en) Fire alarm device
JP2007257334A (ja) 火災警報器
JP3692285B2 (ja) ガス警報器及びガス警報方法
JP2003022486A (ja) 電池式co警報器
JP3802739B2 (ja) ガス警報装置
JP2010073045A (ja) 火災警報器
JP5860229B2 (ja) 警報器
JP2020004024A (ja) ガス警報器
JP5277134B2 (ja) 電池式のガス警報器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130712

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130924