JP5279500B2 - ジッタ測定装置、ジッタ測定方法、記録媒体、及びプログラム - Google Patents

ジッタ測定装置、ジッタ測定方法、記録媒体、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ジッタ測定装置、ジッタ測定方法、及び記録媒体に関する。特に本発明は、略一定のデータレートを有するデータ信号のジッタを測定するジッタ測定装置に関する。本出願は、下記の米国特許出願に関連する。文献の参照による組み込みが認められる指定国については、下記の出願に記載された内容を参照により本出願に組み込み、本出願の一部とする。
1. 出願番号 11/535,279 出願日 2006年9月26日
データ遷移間隔が一定でないデータ信号のジッタをデジタル信号処理で求める方法として、ゼロクロス法が考えられる。ゼロクロス法とは、データ信号と、50%レベル(例えばゼロレベル)とが交差するタイミングを検出し、そのタイミング変動からデータ信号のジッタを求める方法である。
なお、現時点で先行技術文献の存在を認識していないので、先行技術文献に関する記載を省略する。
ゼロクロス法では、データ信号を所定のサンプリングタイミングで離散化し、それぞれの離散値から、データ信号のゼロクロスタイミングを検出する。このため、ゼロクロス法の測定精度は、離散値がデータ信号のゼロクロスタイミング(エッジタイミング)をどの程度の精度で再現しているかにより定まる。
従って、ゼロクロス法を用いて高精度にデータ信号のジッタを測定するには、データ信号のデータレートに対し十分高いサンプリングレートで、データ信号を離散化する必要がある。このため、ゼロクロス法を用いてデータ信号のジッタを高精度に求める場合、測定コストが高くなってしまう。
そこで本明細書に含まれる技術革新(イノベーション)の1つの側面においては、上記の課題を解決することのできるジッタ測定装置、ジッタ測定方法、及び記録媒体を提供することを目的とする。この目的は請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
即ち、本明細書に含まれるイノベーションに関連する第1の側面によるジッタ測定装置の一つの例によると、略一定のデータレートを有するデータ信号のジッタを測定するジッタ測定装置であって、データ信号を、データ信号のデータ値が遷移するデータ遷移エッジのタイミングを維持して、データレートと略等しい周期でエッジを有するクロック信号に変換する信号変換部と、クロック信号を複素数の解析信号に変換する解析信号生成部と、解析信号に基づいて、データ信号のジッタを測定するジッタ測定部とを備え、信号変換部は、データ信号のそれぞれのデータ遷移エッジの間隔が、データレートに応じた所定の値より大きい場合に、当該データ遷移の各エッジのタイミングに基づいて、当該データ遷移のエッジの間を補間する仮想エッジを設けたクロック信号を生成し、信号変換部は、仮想エッジのタイミングを算出する仮想エッジ算出部と、仮想エッジのタイミングに応じて、データ信号のデータ値を、データ信号の略50%のレベルを中心として反転させることにより、仮想エッジを生成する仮想エッジ生成部とを有するジッタ測定装置を提供する。
本明細書に含まれるイノベーションに関連する第2の側面によるジッタ測定装置の一つの例によると、略一定のデータレートを有するデータ信号のジッタを測定するジッタ測定装置であって、データ信号を、データ信号のデータ値が遷移するデータ遷移エッジのタイミングを維持して、データレートと略等しい周期でエッジを有するクロック信号に変換する信号変換部と、クロック信号を周波数領域のスペクトルに変換するフーリエ変換部と、スペクトルにおける、測定すべきジッタ成分の周波数の成分を検出するジッタ測定部とを備え、信号変換部は、データ信号のそれぞれのデータ遷移エッジの間隔が、データレートに応じた所定の値より大きい場合に、当該データ遷移の各エッジのタイミングに基づいて、当該データ遷移のエッジの間を補間する仮想エッジを設けたクロック信号を生成し、信号変換部は、仮想エッジのタイミングを算出する仮想エッジ算出部と、仮想エッジのタイミングに応じて、データ信号のデータ値を、データ信号の略50%のレベルを中心として反転させることにより、仮想エッジを生成する仮想エッジ生成部とを有するジッタ測定装置を提供する。
本明細書に含まれるイノベーションに関連する第3の側面によるジッタ測定方法の一つの例によると、略一定のデータレートを有するデータ信号のジッタを測定するジッタ測定方法であって、データ信号を、データ信号のデータ値が遷移するデータ遷移エッジのタイミングを維持して、データレートと略等しい周期でエッジを有するクロック信号に変換し、クロック信号を複素数の解析信号に変換し、解析信号に基づいて、データ信号のジッタを測定し、データ信号をクロック信号に変換するときにおいて、データ信号のそれぞれのデータ遷移エッジの間隔が、データレートに応じた所定の値より大きい場合に、当該データ遷移の各エッジのタイミングに基づいて、当該データ遷移のエッジの間を補間する仮想エッジを設けたクロック信号を生成し、且つ、データ信号をクロック信号に変換するときにおいて、仮想エッジのタイミングを算出し、仮想エッジのタイミングに応じて、データ信号のデータ値を、データ信号の略50%のレベルを中心として反転させることにより、仮想エッジを生成するジッタ測定方法を提供する。
本明細書に含まれるイノベーションに関連する第4の側面によるジッタ測定方法の一つの例によると、略一定のデータレートを有するデータ信号のジッタを測定するジッタ測定方法であって、データ信号を、データ信号のデータ値が遷移するデータ遷移エッジのタイミングを維持して、データレートと略等しい周期でエッジを有するクロック信号に変換し、クロック信号を周波数領域のスペクトルに変換し、スペクトルにおける、測定すべきジッタ成分の周波数の成分を検出し、データ信号をクロック信号に変換するときにおいて、データ信号のそれぞれのデータ遷移エッジの間隔が、データレートに応じた所定の値より大きい場合に、当該データ遷移の各エッジのタイミングに基づいて、当該データ遷移のエッジの間を補間する仮想エッジを設けたクロック信号を生成し、且つ、データ信号をクロック信号に変換するときにおいて、仮想エッジのタイミングを算出し、仮想エッジのタイミングに応じて、データ信号のデータ値を、データ信号の略50%のレベルを中心として反転させることにより、仮想エッジを生成するジッタ測定方法を提供する。
本明細書に含まれるイノベーションに関連する第5の側面による記録媒体の一つの例によると、コンピュータを、上記第1の側面によるジッタ測定装置として機能させるプログラムを格納した記録媒体を提供する
本明細書に含まれるイノベーションに関連する第6の側面による記録媒体の一つの例によると、コンピュータを、上記第2の側面によるジッタ測定装置として機能させるプログラムを格納した記録媒体を提供する
本明細書に含まれるイノベーションに関連する第7の側面によるプログラムの一つの例によると、コンピュータを、上記第1の側面によるジッタ測定装置として機能させるプログラムを提供する
本明細書に含まれるイノベーションに関連する第8の側面によるプログラムの一つの例によると、コンピュータを、上記第2の側面によるジッタ測定装置として機能させるプログラムを提供する

なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
図1は、本発明の実施形態に係るジッタ測定装置100の構成の一例を示す図である。 図2Aは、AD変換器10の動作例を示す図である。図2Bは、信号変換部20の動作例を示す図である。図2Cは、ジッタ測定部40の動作例を示す図である。 図3は、信号変換部20の構成の一例を示す図である。 図4は、信号変換部20の動作の一例を示す図である。 図5は、解析信号生成部30の構成の一例を示す図である。 図6は、解析信号生成部30の動作の一例を示す図である。 図7は、ジッタ測定部40の構成の一例を示す図である。 図8Aは、瞬時位相算出部42及び位相雑音算出部44の動作の一例を示す図である。図8Bは、ジッタ算出部46の動作の一例を示す図である。 図9は、ジッタ測定装置100の構成の他の例を示す図である。 図10は、相補データ生成部52の構成の一例を示す図である。 図11Aは、相補データ生成部52のクロック再生器56から一致検出器62までの動作の一例を示す図である。図11Bは、相補データ生成部52の一致検出器62から分周器66までの動作の一例を示す図である。 図12Aは、ジッタ測定装置100の構成の他の例を示す図である。図12Bは、ジッタ測定装置100の構成の他の例を示す図である。 図13は、AD変換器10の構成の一例を示す図である。 図14は、AD変換器10のビット数と、ジッタ測定装置100のジッタ測定誤差との関係の一例を示す図である。 図15は、コンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。
符号の説明
100・・・ジッタ測定装置、10・・・AD変換器、12・・・コンパレータ、20・・・信号変換部、22・・・レベル算出部、24・・・データ遷移エッジ算出部、26・・・仮想エッジ算出部、28・・・仮想エッジ生成部、30・・・解析信号生成部、32・・・ヒルベルト変換部、34・・・フィルタ、40・・・ジッタ測定部、42・・・瞬時位相算出部、44・・・位相雑音算出部、46・・・ジッタ算出部、50・・・信号変換部、52・・・相補データ生成部、54・・・排他的論理和回路、56・・・クロック再生器、58・・・第1のDフリップフロップ、60・・・第2のDフリップフロップ、62・・・一致検出器、64・・・第3のDフリップフロップ、66・・・分周器、70・・・フーリエ変換部、80・・・ジッタ測定部、1900・・・コンピュータ、2000・・・CPU、2010・・・ROM、2020・・・RAM、2030・・・通信インターフェース、2040・・・ハードディスクドライブ、2050・・・フレキシブルディスク・ドライブ、2060・・・CD−ROMドライブ、2070・・・入出力チップ、2075・・・グラフィック・コントローラ、2080・・・表示装置、2082・・・ホスト・コントローラ、2084・・・入出力コントローラ、2090・・・フレキシブルディスク、2095・・・CD−ROM
以下、発明の実施の形態を通じて本発明の(一)側面を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係るジッタ測定装置100の構成の一例を示す図である。ジッタ測定装置100は、略一定のデータレートを有するデータ信号のジッタを測定する装置であって、AD変換器10、信号変換部20、解析信号生成部30、及びジッタ測定部40を備える。また、ジッタ測定装置100は、デジタル信号処理でデータ信号のジッタを測定する。
AD変換器10は、データ信号のレベルを所定のサンプリングレートで離散化した離散信号を、信号変換部に入力する。AD変換器10は、例えばデータ信号のデータレートの2倍以上のサンプリングレートで、データ信号を離散化してよい。また、ジッタ測定装置100は、AD変換器10を備えず、予めデータ信号を離散化した離散信号を受け取ってもよい。
信号変換部20は、データ信号を受け取り、データ信号をクロック信号に変換する。ここで信号変換部20は、データ信号の離散信号に基づいて、当該クロック信号を生成する。尚、信号変換部20が生成するクロック信号は、データ信号のデータ値が遷移するデータ遷移エッジのタイミングを維持して、データ信号のデータレートと略等しい周期でエッジを有する信号である。
本例において信号変換部20は、データ信号の各データレートの境界のうち、データ値が遷移していない境界に対して、仮想エッジを設けることにより、クロック信号を生成する。信号変換部20の構成例は、図3及び図4において後述する。
データ信号のデータレートは、信号変換部20に予め与えられてよく、また離散信号に基づいて信号変換部20が求めてもよい。例えば信号変換部20は、離散信号のスペクトルを算出し、当該スペクトルのピーク周波数に基づいて、データ信号のデータレートを求めてよい。
解析信号生成部30は、信号変換部20が出力するクロック信号を、複素数の解析信号に変換する。例えば解析信号生成部30は、当該クロック信号を実数部とし、当該クロック信号のヒルベルト変換を虚数部とする解析信号を生成してよい。解析信号生成部30の構成例は、図5において後述する。
ジッタ測定部40は、解析信号に基づいて、データ信号のジッタを測定する。ジッタ測定部40の構成例は、図7において後述する。ジッタ測定部40は、解析信号に基づいてデータ信号の瞬時位相を算出して、当該瞬時位相に基づいてデータ信号のタイミングジッタを測定する。
本例におけるジッタ測定装置100は、データ信号をクロック信号に変換することにより、データ信号から解析信号を生成することができる。そして、当該解析信号に基づいて、データ信号のジッタを測定する。このため、データ信号のデータ遷移エッジのタイミングを、それぞれ高精度に検出せずに、データ信号のジッタを測定することができる。つまり、データ信号を低いサンプリングレートで離散化しても、データ信号のジッタを精度よく求めることができる。
図2Aは、AD変換器10の動作例を示す図である。上述したように、AD変換器10は、図2において実線で示されるデータ信号を、図2において丸印で示される離散信号に変換する。
図2Bは、信号変換部20の動作例を示す図である。上述したように、信号変換部20は、図2Aに示されるデータ信号のデータ遷移エッジのタイミング(T0、T1、T2、T3)を維持して、データ信号のデータレートの境界と略等しいタイミング(T0、T1、Ta、T2、Tb、Tc、T3)でエッジを有するクロック信号を生成する。例えば信号変換部20は、データ遷移エッジのタイミング(T0、T1、T2、T3)の間隔(例えば、図2AにおけるT、2T、3T)を求め、データ遷移エッジのそれぞれの間隔と、データ信号のデータレートとを比較する。例えば、データ遷移エッジの間隔が、データレートより所定の値以上大きい場合、当該データ遷移エッジの間に、仮想エッジを挿入する。
図2Cは、ジッタ測定部40の動作例を示す図である。上述したように、ジッタ測定部40は、解析信号生成部30から与えられる解析信号に基づいて、クロック信号の瞬時位相を算出する。そして、当該瞬時位相から直線成分を除去し、クロック信号の瞬時位相雑音を算出する。図2Cは、ジッタ測定部40が算出する瞬時位相雑音の一例を示す。例えば、当該瞬時位相雑音を、データ信号のデータ遷移エッジのタイミング(T0、T1、T2、T3)でサンプリングすることにより、データ信号のデータ遷移エッジのタイミングジッタを測定することができる。
図3は、信号変換部20の構成の一例を示す図である。信号変換部20は、レベル算出部22、データ遷移エッジ算出部24、仮想エッジ算出部26、及び仮想エッジ生成部28を有する。
図4は、信号変換部20の動作の一例を示す図である。まず、レベル算出部22が、データ信号の基準レベルを算出する。ここで、データ信号の基準レベルとは、データ信号のHレベル(データ信号の100%レベルを与える)とLレベル(データ信号の0%レベルを与える)との平均レベルであってよい。即ち、データ信号の基準レベルとは、データ信号のHレベルの略50%のレベルである。レベル算出部22は、データ信号の離散値の平均値を、当該基準レベルとして算出してよい。この場合、レベル算出部22は、十分多数の離散値に基づいて、当該平均値を算出することが好ましい。また、レベル算出部22は、Hレベルを示すデータとLレベルを示すデータとが略同数の基準データ信号の離散値の平均値を、当該基準レベルとして算出してよい。また、当該基準レベルは、使用者等により予め指定されてもよい。また、レベル算出部22は、ゼロレベルを、当該基準レベルとしてもよい。本例では、レベル算出部22は、ゼロレベルを基準レベルとして算出する。
データ遷移エッジ算出部24は、図4において丸印で示される離散信号に基づいて、データ信号のデータ値が遷移するデータ番号(Nc0、Nc1、Nc2、Nc3)を算出する。つまり、データ遷移エッジ算出部24は、離散信号のそれぞれのデータ値が、データ信号の基準レベルを境界として変化するデータ番号を検出する。本例におけるデータ遷移エッジ算出部24は、離散信号のデータ値の符号が、直前のデータ値の符号から変化するデータ番号を検出する。
また、データ遷移エッジ算出部24は、整数のデータ番号を検出してよく、実数のデータ番号を算出してもよい。実数のデータ番号を算出する場合、AD変換器10は、データ信号を、3種類以上の離散値を有する離散信号に変換する。また、データ遷移エッジ算出部24は、離散信号においてデータ値が遷移する2つのデータを直線補間し、当該直線が基準レベルと交差するタイミングを算出する。
仮想エッジ算出部26及び仮想エッジ生成部28は、エッジの間隔が所定の値より大きい、データ信号のデータ遷移エッジの間に、データレートに応じた略一定の間隔で仮想エッジを設けたクロック信号を生成する。本例では、エッジの間隔が、データレートの1.5倍以上であるデータ遷移エッジの間に、仮想エッジを挿入する。また、エッジの間隔が、データ信号の何ビット分に相当するかを算出し、挿入すべき仮想エッジの個数を算出する。本例では、仮想エッジ算出部26は、仮想エッジを設けるべきタイミング(Ncc1、Ncc2、Ncc3)を算出し、仮想エッジ生成部28は、当該タイミングで仮想エッジを生成する。
仮想エッジ算出部26は、データ遷移エッジ算出部24が算出した、データ値が遷移するタイミング(データ番号)に基づいて、それぞれのデータ遷移エッジの間隔(Nc0〜Nc1、Nc1〜Nc2、Nc2〜Nc3)を算出する。そして、それぞれのデータ遷移エッジの間隔に挿入すべき仮想エッジの個数を算出する。
例えば、仮想エッジ算出部26は、算出したそれぞれのエッジ間隔を、データレートで除算し、小数点以下を四捨五入する。そして、当該算出結果から1を減算した値を、当該エッジ間隔に挿入すべき仮想エッジ数として算出する。本例において、データ信号のデータレートをTとすると、第1のデータ遷移エッジ間隔(Nc0〜Nc1)に挿入すべき仮想エッジ数は0であり、第2のデータ遷移エッジ間隔(Nc1〜Nc2)に挿入すべき仮想エッジ数は1であり、第3のデータ遷移エッジ間隔(Nc2〜Nc3)に挿入すべき仮想エッジ数は2である。
また、仮想エッジ算出部26は、それぞれのデータ遷移エッジの間に、仮想エッジが略等間隔に配置されるように、それぞれの仮想エッジのタイミングを算出する。例えば、第2のデータ遷移エッジ間隔(Nc1〜Nc2)には一つの仮想エッジを挿入するので、仮想エッジ算出部26は、2つのデータ遷移エッジ(Nc1及びNc2)の略中央のタイミング(Ncc1)を、仮想エッジのタイミングとして算出する。また、第3のデータ遷移エッジ間隔(Nc2〜Nc3)には二つの仮想エッジを挿入するので、仮想エッジ算出部26は、2つのデータ遷移エッジ(Nc2及びNc3)の間隔を三等分する2つの仮想エッジのタイミング(Ncc2、Ncc3)を算出する。
仮想エッジ生成部28は、仮想エッジ算出部26が算出した仮想エッジのタイミングに応じて、離散信号のデータ値を、データ信号の基準レベルを中心として反転させることにより、仮想エッジを生成する。例えば、図4において、奇数番目の仮想エッジのタイミングから、偶数番目の仮想エッジのタイミングまでの丸印で示される離散データを、三角印で示される反転データに置き換えることにより、点線で示されるそれぞれの仮想エッジを生成してよい。また、離散信号の基準レベルが略ゼロとなるようにレベルシフトした後、奇数番目の仮想エッジのタイミングから、偶数番目の仮想エッジのタイミングまでの離散データに−1を乗算してもよい。
また、上述したこれらの処理においては、奇数番目の仮想エッジのタイミングから、偶数番目の仮想エッジのタイミングまでのデータを反転したが、偶数番目の仮想エッジのタイミングから、奇数番目の仮想エッジのタイミングまでのデータを反転してもよい。
このような処理により、データ信号をクロック信号に変換することができる。このとき、挿入した仮想エッジは、データ遷移エッジの間を線形補間したものであるので、仮想エッジのジッタが、データ遷移エッジのジッタに与える影響は極めて小さい。
図5は、解析信号生成部30の構成の一例を示す図である。本例における解析信号生成部30は、ヒルベルト変換部32を有する。
図6は、解析信号生成部30の動作の一例を示す図である。ヒルベルト変換部32は、信号変換部20が出力するクロック信号をヒルベルト変換する。解析信号生成部30は、信号変換部20が出力するクロック信号を実数部とし、ヒルベルト変換部32が出力する信号を虚数部とする解析信号を出力する。信号変換部20が、データ信号のデータ遷移エッジのタイミングを維持したクロック信号を生成するので、解析信号生成部30は、データ信号のデータ遷移エッジの位相情報を維持した解析信号を生成することができる。
解析信号生成部30は、クロック信号の所定の周波数成分を通過させるフィルタ34を更に有してよい。例えばフィルタ34は、クロック信号の基本波周波数成分を通過させてよい。
また、解析信号生成部30の構成は、図5に示した構成に限られない。クロック信号を実数部とし、当該クロック信号のヒルベルト変換を虚数部とする解析信号を生成できる様々な構成を採用してよい。
図7は、ジッタ測定部40の構成の一例を示す図である。本例におけるジッタ測定部40は、瞬時位相算出部42、位相雑音算出部44、及びジッタ算出部46を有する。
図8Aは、瞬時位相算出部42及び位相雑音算出部44の動作の一例を示す図である。瞬時位相算出部42は、解析信号の実数部と虚数部との逆正接を算出し、クロック信号の瞬時位相を算出する。当該瞬時位相は、例えば図8Aの点線で示されるように、πからπまでの主値で与えられる。瞬時位相算出部42は、当該瞬時位相の不連続をアンラップし、図8Aの実線で示される連続な瞬時位相を算出する。即ち、瞬時位相算出部42は、不連続な瞬時位相に対し、データ信号の周期に応じて2πを順次加算することにより、連続な瞬時位相を算出する。
位相雑音算出部44は、瞬時位相算出部42が算出した連続な瞬時位相から、直線成分を除去する。位相雑音算出部44は、連続な瞬時位相を、例えば最小二乗法により近似した直線成分を算出し、当該直線成分を除去してよい。当該直線成分は、ジッタが無い場合の瞬時位相に対応するので、当該直線成分と、算出した瞬時位相との差分が、クロック信号の位相雑音成分に対応する。
図8Bは、ジッタ算出部46の動作の一例を示す図である。ジッタ算出部46は、位相雑音算出部44が算出した雑音成分を、データ信号のデータ遷移エッジのタイミング(T1、T2、T3)でサンプリングし、当該サンプリング結果に基づいて、データ信号のデータ遷移エッジにおけるジッタを算出してよい。このような処理により、より精度よくジッタを算出することができる。
例えばジッタ算出部46は、当該サンプリング結果に基づいて、データ信号のデータ遷移エッジにおけるタイミングジッタの実効値を算出してよく、またピークツゥピーク値を算出してもよい。
図9は、ジッタ測定装置100の構成の他の例を示す図である。本例におけるジッタ測定装置100は、信号変換部50、AD変換器10、解析信号生成部30、及びジッタ測定部40を備える。
図1に関連して説明したジッタ測定装置100は、AD変換器10によりデータ信号を離散信号に変換した後、データ信号をクロック信号に変換する。これに対し、本例におけるジッタ測定装置100は、データ信号をクロック信号に変換した後、AD変換器10によりクロック信号を離散信号に変換する。解析信号生成部30及びジッタ測定部40の構成及び動作は、図1に関連して説明したジッタ測定装置100と同一である。
信号変換部50は、相補データ生成部52及び排他的論理和回路54を有する。相補データ生成部52は、データ信号を受け取り、データ信号の相補データ信号(complementary data signal)を生成する。相補データ信号とは、データ信号のデータ区間の境界毎に、当該データ区間の境界においてデータ信号のデータ遷移エッジが無いことを条件としてエッジが設けられる信号である。例えば、相補データ信号は、データ信号のエッジと、相補データ信号のエッジとを同一の時間軸に並べた場合に、これらのエッジが略同一の時間間隔で配列される信号であってよい。また、データ信号のデータ区間とは、例えばシリアル伝送されるデータ信号において連続しない一つのデータが保持される時間を指す。また、多値化して伝送されるデータ信号においては、シンボルのデータが保持される時間を指してもよい。つまり、データ区間とは、データ信号のビット間隔であってよく、またシンボル間隔であってもよい。
排他的論理和回路54は、データ信号と、相補データ信号との排他的論理和を出力する。また、信号変換部50は、データ信号を受け取ってから排他的論理和回路にデータ信号が入力されるまでの時間と、データ信号を受け取ってから排他的論理和回路に相補データ信号が入力されるまでの時間とのスキューを調整する遅延素子を更に有してもよい。このような構成によっても、データ信号をクロック信号に変換することができる。
図10は、相補データ生成部52の構成の一例を示す図である。本例における相補データ生成部52は、クロック再生器56、第1のDフリップフロップ58、第2のDフリップフロップ60、一致検出器62、第3のDフリップフロップ64、及び分周器66を有する。
図11Aは、相補データ生成部52のクロック再生器56から一致検出器62までの動作の一例を示す図である。図11Bは、相補データ生成部52の一致検出器62から分周器66までの動作の一例を示す図である。図11Aに示すように、クロック再生器56は、データ信号に基づいて、データ信号のデータ区間と略同一の周期を有する周期信号を生成する。クロック再生器56は、PLL回路等により、当該周期信号を生成してよい。
第1のDフリップフロップ58は、データ信号を、周期信号に応じて取り込み、出力する。第2のDフリップフロップ60は、第1のDフリップフロップ58が出力する信号を、周期信号に応じて取り込み、出力する。つまり、第2のDフリップフロップ60は、第1のDフリップフロップ58が出力する信号を、データ信号のデータ区間の1周期分遅延させて出力する。
一致検出器62は、第1のDフリップフロップ58が出力する信号の値と、第2のDフリップフロップ60が出力する信号の値とが一致した場合にH論理を示す一致信号を出力する。
図11Bに示すように、第3のDフリップフロップ64は、一致検出器62が出力する信号を、周期信号に応じて取り込んで出力し、当該出力信号により内部データがリセットされる。つまり、第3のDフリップフロップ64は、周期信号の立ち上がりエッジを受け取ったときに、一致検出器62から受け取る信号が論理値Hを示す場合に、データ信号のデータ区間より短い微少パルス幅のパルスを出力する。
分周器66は、第3のDフリップフロップ64が出力する信号を2分周し、相補データ信号を生成する。ここで2分周とは、図11Bに示すように、第3のDフリップフロップ64が出力する信号の立ち上がりエッジ、又は立ち下がりエッジのいずれか一方に応じて論理値が遷移する信号を生成することをいう。
このような構成により、データ信号の相補データ信号を容易に生成することができる。
図12Aは、ジッタ測定装置100の構成の他の例を示す図である。本例におけるデータ測定装置100は、AD変換器10、信号変換部20、フーリエ変換部70、及びジッタ測定部80を備える。AD変換器10及び信号変換部20は、図1に関連して説明したAD変換器10及び信号変換部20と同一である。
フーリエ変換部70は、信号変換部20が出力するクロック信号を周波数領域のスペクトルに変換する。信号変換部20が、データ信号のデータ遷移エッジのタイミングを維持したクロック信号を生成するので、フーリエ変換部70は、データ信号のデータ遷移エッジのジッタ情報を維持したスペクトルを生成することができる。
ジッタ測定部80は、フーリエ変換部70が出力するスペクトルにおける、クロック信号の信号成分と、雑音成分との比に基づいて、データ信号のジッタを測定する。例えばジッタ測定部80は、当該スペクトルにおいて、データ信号のデータレートに対応する周波数成分を信号成分として検出し、所定の周波数成分を雑音成分として検出してよい。当該所定の周波数は、測定すべきジッタ成分の周波数に基づいて、ジッタ測定部80に予め設定されてよい。
このような構成によっても、低いサンプリングレートでデータ信号を離散化してジッタを精度よく測定することができる。
図12Bは、ジッタ測定装置100の構成の他の例を示す図である。本例におけるデータ測定装置100は、信号変換部50、AD変換器10、フーリエ変換部70、及びジッタ測定部80を備える。信号変換部50及びAD変換器10は、図9に関連して説明した信号変換部50及びAD変換器10と同一である。また、フーリエ変換部70及びジッタ測定部80は、図12Aにおいて説明したフーリエ変換部70及びジッタ測定部80と同一である。このような構成によっても、低いサンプリングレートでデータ信号を離散化してジッタを精度よく測定することができる。
図13は、AD変換器10の構成の一例を示す図である。本例におけるAD変換器10は、一つ又は複数のコンパレータ12を有する。それぞれのコンパレータ12は、データ信号を並列に受け取り、それぞれ異なる参照レベルとデータ信号のレベルとを比較する。つまり、AD変換器10が一つのコンパレータ12を有する場合、AD変換器10は1ビットの変換器として機能し、複数のコンパレータ12を有する場合、AD変換器10は多ビットの変換器として機能する。
図14は、AD変換器10のビット数と、ジッタ測定装置100のジッタ測定誤差との関係の一例を示す図である。図14において横軸はAD変換器10のビット数を示し、縦軸は測定誤差を示す。また、本例では、図1に関連して説明したジッタ測定装置100の測定誤差を示す。また、測定誤差は、8ビットのAD変換器10を用いた場合の測定結果を真値とした測定誤差を示す。
本例では、AD変換器10のビット数を、1、1.6、2、3、4、5、6、7としたそれぞれの場合について、測定誤差を求めた。図14に示すように、ビット数が1の場合であっても、測定誤差は1%以下である。即ち、十分な精度でデータ信号のジッタを測定することができる。
図15は、コンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。コンピュータ1900は、与えられるプログラムに基づいて、図1から図14において説明したジッタ測定装置100を制御する。また、コンピュータ1900は、図1から図14において説明した信号変換部20、解析信号生成部30、及びジッタ測定部40の少なくとも一つとして機能してもよい。
コンピュータ1900が、ジッタ測定装置100を制御する場合、プログラムは、ジッタ測定装置100を、図1に関連して説明したジッタ測定装置100、図9に関連して説明したジッタ測定装置100、図12Aに関連して説明したジッタ測定装置100、又は図12Bに関連して説明したジッタ測定装置100のいずれかとして機能させる。
また、コンピュータ1900が信号変換部20、解析信号生成部30、及びジッタ測定部40の少なくとも一つとして機能する場合、プログラムは、コンピュータ1900を、ジッタ測定装置100の信号変換部20、解析信号生成部30、及びジッタ測定部40の少なくとも一つとして機能させ、外部の装置を、ジッタ測定装置100の他の構成要素として機能させる。
本実施形態に係るコンピュータ1900は、CPU周辺部、入出力部、及びレガシー入出力部を備える。CPU周辺部は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000、RAM2020、グラフィック・コントローラ2075、及び表示装置2080を有する。入出力部は、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェース2030、ハードディスクドライブ2040、及びCD−ROMドライブ2060を有する。レガシー入出力部は、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070を有する。
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000及びグラフィック・コントローラ2075とを接続する。CPU2000は、ROM2010及びRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等がRAM2020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置2080上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェース2030、ハードディスクドライブ2040、CD−ROMドライブ2060を接続する。通信インターフェース2030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ2040は、コンピュータ1900内のCPU2000が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ2060は、CD−ROM2095からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010と、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM2010は、コンピュータ1900が起動時に実行するブート・プログラムや、コンピュータ1900のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ2050は、フレキシブルディスク2090からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。入出力チップ2070は、フレキシブルディスク・ドライブ2050や、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM2020を介してコンピュータ1900内のハードディスクドライブ2040にインストールされ、CPU2000において実行される。
当該プログラムは、コンピュータ1900にインストールされる。当該プログラムは、CPU2000等に働きかけて、コンピュータ1900にジッタ測定装置100を制御させてよい。また、コンピュータ1900を、信号変換部20、解析信号生成部30、及びジッタ測定部40の少なくとも一つとして機能させてよい。
以上に示したプログラムは、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体としては、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095の他に、DVDやCD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1900に提供してもよい。
以上、本発明の(一)側面を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
上記説明から明らかなように、本発明の(一)実施形態によれば、比較的低いサンプリングレートでデータ信号を離散化し、且つ精度良くデータ信号のジッタを測定することができるジッタ測定装置、ジッタ測定方法、及び記録媒体を実現できる。

Claims (10)

  1. 略一定のデータレートを有するデータ信号のジッタを測定するジッタ測定装置であって、
    前記データ信号を、前記データ信号のデータ値が遷移するデータ遷移エッジのタイミングを維持して、前記データレートと略等しい周期でエッジを有するクロック信号に変換する信号変換部と、
    前記クロック信号を複素数の解析信号に変換する解析信号生成部と、
    前記解析信号に基づいて、前記データ信号のジッタを測定するジッタ測定部と
    を備え
    前記信号変換部は、前記データ信号のそれぞれのデータ遷移エッジの間隔が、前記データレートに応じた所定の値より大きい場合に、当該データ遷移の各エッジのタイミングに基づいて、当該データ遷移のエッジの間を補間する仮想エッジを設けた前記クロック信号を生成し、
    前記信号変換部は、
    前記仮想エッジのタイミングを算出する仮想エッジ算出部と、
    前記仮想エッジのタイミングに応じて、前記データ信号のデータ値を、前記データ信号の略50%のレベルを中心として反転させることにより、前記仮想エッジを生成する仮想エッジ生成部と
    を有するジッタ測定装置。
  2. 前記信号変換部は、エッジの間隔が前記所定の値より大きい、前記データ信号の前記データ遷移エッジの間に、前記データレートに応じた略一定の間隔で前記仮想エッジを設けた前記クロック信号を生成する
    請求項1に記載のジッタ測定装置。
  3. 前記データ信号のレベルを、所定のサンプリングレートで離散化した離散信号を、前記信号変換部に入力するAD変換器を更に備える
    請求項1に記載のジッタ測定装置。
  4. 前記ジッタ測定部は、
    前記解析信号に基づいて、前記クロック信号の瞬時位相を算出する瞬時位相算出部と、
    前記クロック信号の瞬時位相から直線成分を除去し、前記クロック信号の瞬時位相雑音を算出する位相雑音算出部と、
    前記クロック信号の瞬時位相雑音に基づいて、前記データ信号のジッタを算出するジッタ算出部と
    を有する請求項1に記載のジッタ測定装置。
  5. 前記ジッタ算出部は、前記データ信号の前記データ遷移エッジのタイミングに対応する、前記クロック信号の瞬時位相雑音に基づいて、前記データ信号のジッタを算出する
    請求項4に記載のジッタ測定装置。
  6. 略一定のデータレートを有するデータ信号のジッタを測定するジッタ測定装置であって、
    前記データ信号を、前記データ信号のデータ値が遷移するデータ遷移エッジのタイミングを維持して、前記データレートと略等しい周期でエッジを有するクロック信号に変換する信号変換部と、
    前記クロック信号を周波数領域のスペクトルに変換するフーリエ変換部と、
    前記スペクトルにおける、測定すべきジッタ成分の周波数の成分を検出するジッタ測定部と
    を備え、
    前記信号変換部は、前記データ信号のそれぞれのデータ遷移エッジの間隔が、前記データレートに応じた所定の値より大きい場合に、当該データ遷移の各エッジのタイミングに基づいて、当該データ遷移のエッジの間を補間する仮想エッジを設けた前記クロック信号を生成し、
    前記信号変換部は、
    前記仮想エッジのタイミングを算出する仮想エッジ算出部と、
    前記仮想エッジのタイミングに応じて、前記データ信号のデータ値を、前記データ信号の略50%のレベルを中心として反転させることにより、前記仮想エッジを生成する仮想エッジ生成部と
    を有するジッタ測定装置。
  7. 略一定のデータレートを有するデータ信号のジッタを測定するジッタ測定方法であって、
    前記データ信号を、前記データ信号のデータ値が遷移するデータ遷移エッジのタイミングを維持して、前記データレートと略等しい周期でエッジを有するクロック信号に変換し、
    前記クロック信号を複素数の解析信号に変換し、
    前記解析信号に基づいて、前記データ信号のジッタを測定し、
    前記データ信号を前記クロック信号に変換するときにおいて、前記データ信号のそれぞれのデータ遷移エッジの間隔が、前記データレートに応じた所定の値より大きい場合に、当該データ遷移の各エッジのタイミングに基づいて、当該データ遷移のエッジの間を補間する仮想エッジを設けた前記クロック信号を生成し、
    且つ、
    前記データ信号を前記クロック信号に変換するときにおいて、前記仮想エッジのタイミングを算出し、前記仮想エッジのタイミングに応じて、前記データ信号のデータ値を、前記データ信号の略50%のレベルを中心として反転させることにより、前記仮想エッジを生成するジッタ測定方法。
  8. 略一定のデータレートを有するデータ信号のジッタを測定するジッタ測定方法であって、
    前記データ信号を、前記データ信号のデータ値が遷移するデータ遷移エッジのタイミングを維持して、前記データレートと略等しい周期でエッジを有するクロック信号に変換し、
    前記クロック信号を周波数領域のスペクトルに変換し、
    前記スペクトルにおける、測定すべきジッタ成分の周波数の成分を検出し、
    前記データ信号を前記クロック信号に変換するときにおいて、前記データ信号のそれぞれのデータ遷移エッジの間隔が、前記データレートに応じた所定の値より大きい場合に、当該データ遷移の各エッジのタイミングに基づいて、当該データ遷移のエッジの間を補間する仮想エッジを設けた前記クロック信号を生成し、
    且つ、
    前記データ信号を前記クロック信号に変換するときにおいて、前記仮想エッジのタイミングを算出し、前記仮想エッジのタイミングに応じて、前記データ信号のデータ値を、前記データ信号の略50%のレベルを中心として反転させることにより、前記仮想エッジを生成するジッタ測定方法。
  9. コンピュータを、請求項1から6のいずれか一項に記載のジッタ測定装置として機能させるプログラムを格納した記録媒体
  10. コンピュータを、請求項1から6のいずれか一項に記載のジッタ測定装置として機能させるプログラム
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