JP5276752B1 - 飲料抽出装置 - Google Patents

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Abstract

熱湯の供給と水蒸気の供給を効率よく行うことができ、ユーザーの煩雑な作業を不要とした飲料抽出装置を提供する。
水を収容する貯湯タンク1と、貯湯タンク1の水を加熱する電気ヒーター10と、貯湯タンク1内の水を第1温度に加熱して熱湯をコーヒー粉末Cへと導く熱湯誘導管4と、貯湯タンク1内の水を第1温度よりも高い第2温度に加熱して蒸気をコーヒー粉末Cへと導く蒸気誘導管3と、コーヒー粉末Cへの熱湯の供給と蒸気の供給とを制御する制御部20と、を備えた。熱湯誘導管4と蒸気誘導管3は、先端側に共通のノズル5を備え、熱湯誘導管4から熱湯をノズル5に導く通路を開閉する通路開閉機構と、この通路開閉機構を制御する制御部20と、を備える。

Description

本発明は、コーヒー等の嗜好品の飲料抽出装置に関するものである。
嗜好品の一例として粉末のコーヒーに熱湯を滴下して抽出する飲料抽出装置として、ドリップ式コーヒー抽出器が知られている。この装置を使用すれば、フィルターペーパーに適量のコーヒー粉末を入れて、上から熱湯を注ぐことで、コーヒーを注出することができる。
熱湯を注ぐときに、「蒸らし」を行うことが重要であり、最初にコーヒー粉末が少し湿る程度に最初の注ぎを終了させる。コーヒー粉末は熱湯に触れると膨張して、熱湯と接触可能な表面積が増加する。これにより、特定の通り道だけ熱湯が通過することがなく、全体的に熱湯が通過することができ、安定した風味のコーヒーを注出することができる。
上記蒸らしを水蒸気を利用して行うコーヒー抽出器として、下記特許文献に開示されるものがある。このコーヒー抽出器は、注ぎ口と水蒸気口を有する容器、容器の中へコーヒーを滴下する滴下部と、水蒸気供給機構を備える。水蒸気供給機構は、容器の水蒸気口を介して容器内部に水蒸気を供給し、さらに注ぎ口を通って、滴下部内のコーヒー粉末にも流れ込む。これにより、コーヒー粉末を蒸らす際の温度を高温に保持する。
特許第3773249号
しかしながら、上記コーヒー抽出器では、熱湯の供給と水蒸気の供給を全く別系統で行っており、独立した水蒸気供給機構が必要とされていた。また、水蒸気供給機構を容器に取り付ける作業も必要であり、煩雑な作業をユーザーに強いていた。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、熱湯の供給と水蒸気の供給を効率よく行うことができ、ユーザーの煩雑な作業を不要とした飲料抽出装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る飲料抽出装置は、
水を収容する水収容部と、
水収容部内の水を加熱する加熱手段と、
前記水収容部内の水を第1温度に加熱して熱湯を嗜好品へと導く熱湯誘導路と、
前記水収容部内の水を第1温度よりも高い第2温度に加熱して蒸気を嗜好品へと導く蒸気誘導路と、
嗜好品への熱湯の供給と蒸気の供給とを制御する制御部と、を備えたことを特徴とするものである。
この構成による飲料抽出装置の作用・効果を説明する。水を収容する水収容部を備え、水収容部内の水(蒸気あるいは熱湯)を嗜好品へ導く、熱湯誘導路と蒸気誘導路を備えている。蒸気も熱湯も共通の水収容部から供給されるので、構成を簡素化することができる。また、制御部により、熱湯の供給と蒸気の供給を制御することができる。第1温度に加熱する場合は、熱湯を供給することができ、第2温度に加熱する場合は、蒸気を供給することができる。蒸気の供給から熱湯の供給への切り換えも制御することができる。従って、熱湯の供給と水蒸気の供給を効率よく行うことができ、ユーザーの煩雑な作業を不要とすることができる。
本発明において、前記熱湯誘導路と蒸気誘導路は、先端側に共通のノズルを備え、
前記熱湯誘導路から熱湯をノズルに導く通路を開閉する通路開閉機構と、
この通路開閉機構を制御する前記制御部と、を備えることが好ましい。
ノズルを共通化することで、部品点数を削減し、部品配置空間の有効利用を図ることができる。また、通路開閉機構を設けることで、熱湯の供給と蒸気の供給を制御することができ、ユーザーの操作の煩雑性を解消することができる。
本発明に係る前記ノズルは、水収容部の底部に配置されていることが好ましい。底部に配置することで、水収容部内の加熱された水の温度が伝達され、ノズルから供給される熱湯や水蒸気の温度を適正に保持することができる。
本発明において、水収容部内の液面を検出する液面センサーと、
液面の高さが所定レベルになるように制御する前記制御部と、を備え、
前記熱湯誘導路の導入口は、前記所定レベルよりも低くなるように設定され、
前記蒸気誘導路の導入口は、前記所定レベルよりも高くなるように設定されていることが好ましい。
液面センサーを配置することで、水収容部内の液面を所定レベルに保持することができる。液面が低下した場合、これを検知して、水を水収容部内に供給することができる。熱湯誘導路の導入口は所定レベルよりも低くなっているので、常時熱湯をノズルに向けて供給できる状態にある。また、蒸気誘導路は所定レベルよりも高くなっているので、液体の水が蒸気誘導路には入らないようにすることができる。液面から蒸発した蒸気のみが蒸気誘導路の導入口を介して入ることが可能になっている。
本発明において、前記熱湯誘導路と前記蒸気誘導路は、同芯状に配置されていることが好ましい。同芯状に配置することで、限られた空間を有効活用することができる。
本発明において、前記蒸気誘導路が中心側に位置すると共に、前記熱湯誘導路が周囲側に位置し、前記通路開閉機構は、
前記蒸気誘導路の下端部と、これに当接するパッキン部材と、
前記蒸気誘導路を上下駆動させる駆動手段と、により構成されることが好ましい。
係る構成により、蒸気誘導路の下端部がパッキン部材に当接しているときは、熱湯はノズルへ供給されない状態にあり、蒸気のみが嗜好品へと供給される状態になる。蒸気誘導路を上方向に動かすことで、通路開閉機構が開いた状態になり、熱湯をノズルへと導くことができる。
本発明に係る前記蒸気誘導路は、熱湯を供給すべき嗜好品の中央部に配置され、嗜好品の周辺部に蒸気を導く第2蒸気誘導路をさらに備えたことが好ましい。
第2蒸気誘導路を設けることで、嗜好品の全域にわたって蒸気を供給することができ、蒸らしを適切に行うことができる。また、嗜好品を注出するときの温度を嗜好品全域にわたって所定の高温に維持することができる。
本発明において、水収容部内へ水を供給し、吸水出口が前記所定レベルよりも高い位置に設定された吸水管と、
吸水管から供給される水を水収容部内へ案内する吸水誘導路と、を備え、
この吸水誘導路の出口が水収容部の底部側に配置されていることが好ましい。
この構成によると、液面が所定レベルよりも低下すると、吸水管から水が供給される。水は、吸水誘導路を介して水収容部の底部側から導入される。これにより、温度の低い湯がノズルから供給されることを防止することができる。
ドリップ抽出機の外観を示す正面図 ドリップ抽出機の外観を示す側面図 ドリップ抽出機の注出機構の詳細を示す図(待機時) ドリップ抽出機の制御機構を示すブロック図 ドリップ抽出機の注出機構の動作を示す図(蒸気供給時) ドリップ抽出機の注出機構の動作を示す図(熱湯供給時) 作動フローチャート 抽出プログラムの一例を示す図
本発明に係る飲料抽出装置の好適な実施形態として、コーヒーのドリップ抽出機を説明する。嗜好品の一例として、ドリップ用のコーヒー粉末を挙げて説明する。
<ドリップ抽出機の全体構成>
図1は、ドリップ抽出機の外観を示す正面図であり、図2は、ドリップ抽出機の外観を示す側面図である。載置部100にはポットP(容器)を2つ載置可能である。ポットP内に抽出されたコーヒーが収容される。ポットPの載置可能個数は2個に限定されず、1個でもよいし3個以上でもよい。載置部100には、ウォーマープレート101が設けられ、抽出されたコーヒーの温度を適正に保持する。載置部100に対向する側に、ドリッパ102(フィルターセット部)が設けられ、フィルターペーパーをセットすることができる。
ドリップ抽出機の上部には、電源操作部103が配置され、電源スイッチ等が配置される。操作部103に隣接して、モード設定操作部104が配置される。モード設定操作部104には、4つの操作スイッチが設けられ、3つの注出量設定部104aと、蒸気設定部104bが配置される。注出量設定部104aは、S,M,Lの3段階のレベルでいずれか1つを選択することができる。蒸気設定部104bを選択した場合は、蒸気による「蒸らし」を自動的に行うことができる。蒸気設定部104bを選択しない場合は、「蒸らし」は行われない。注出量設定部104aと蒸気設定部104bの組み合わせにより、ユーザー好みのコーヒー注出を行うことができる。
ドリップ抽出機の上部の内部には、貯湯タンク1(水収容部に相当)が設けられている。コーヒーの注出を2箇所で行うことができるので、貯湯タンク1も2つ設けられているが、容量の大きな貯湯タンク1を1つ設けて共用してもよい。貯湯タンク1の内部を視認できるように窓2が設けられている。
ドリップ抽出機の底部側の奥側に、給水接続継手110と、電源コード111が設けられる。給水接続継手110は、水道の蛇口等とホース等を介して接続され、貯湯タンク1内への水の供給を可能にする。
<注出機構の詳細>
次に、図1,2に示すドリップ抽出機の注出機構の詳細を図3の概念図により説明する。図4は、制御機構を示すブロック図である。図5は、蒸気を供給するときの状態図(注出動作に入る前の状態)を示すが、図6は、熱湯を供給するときの状態を示す概念図である。
ポットPの上部には、ドリッパ102が設けられ、その内部にコーヒー粉末を収容される。そのドリッパ102の上部に、貯湯タンク1が配置される。ドリッパ102は着脱自在に取り付けられ、その内部にフィルターペーパーが載置される。
ドリッパ102の中心軸上に蒸気誘導管3(蒸気誘導路に相当)が設けられ、同じく中心軸上に熱湯誘導管4(熱湯誘導路に相当)が設けられる。従って、蒸気誘導管3と熱湯誘導管4は同芯状に配置され、蒸気誘導管3が中心外層側に位置し、熱湯誘導管4が周囲側に位置する。蒸気誘導管3と熱湯誘導管4の出口側には、共通のノズル5が設けられている。このような配置構成にすることで、構成を簡素化し、限られた配置空間を有効活用している。ノズル5は、貯湯タンク1の底面に配置しているので、貯湯タンク1内の水が加熱されたときには、その温度がノズル5にも直ちに伝達され、ノズル5の温度を高温に保持することができる。
蒸気誘導管3の上端部にある導入口3aは、常時、液面Lよりも上になるように設定されている。これにより、蒸気誘導管3には蒸気のみが導入可能であり、水が入らないようにしている。蒸気誘導管3の下端部3bは、パッキン部材6に当接している。パッキン部材6は、ノズル5の上部に取り付けられる。
ノズル5は、大径部5aと小径部5bからなり、貯湯タンク1の底部に設けられた嵌合穴1aに小径部5bが嵌入されて固定される。ノズル5の中心軸に沿って流路5cが形成されるが、流路5cの先端は分岐流路5dとなっている。この分岐流路5dにより、コーヒー粉末Cのできるだけ広い範囲に熱湯や蒸気が供給されるようにしている。分岐流路5dの分岐数については、適宜設定することができる。
熱湯誘導管4の上端部にある導入口4aは、常時、液面Lよりも下になるように設定されている。これにより、貯湯タンク1内の加熱された熱湯は、ダイレクトに熱湯誘導管4へと導かれる。熱湯誘導管4の下端部4bは、ノズル5の小径部5bに嵌合されて固定される。このように構成することで、熱損失がなく、所望の温度の熱湯をコーヒー粉末Cに注ぐことができる。
蒸気誘導管3は、ソレノイド7と連結ワイヤー8を介して、上下に駆動されるように構成される。これらソレノイド7と連結ワイヤー8は、駆動手段として機能する。蒸気誘導管3を駆動する駆動手段としては、上記の構成に限定されず、例えば、モーターやシリンダーを駆動源とする駆動手段を用いてもよい。
図3は、蒸気誘導管3の下端部3bがパッキン部材6と当接した状態であり、蒸気のみがノズルへ導かれる状態となる。ソレノイド7を駆動すると、連結ワイヤー8により、蒸気誘導管3を上方に引き上げる(図6参照)。これにより、下端部3bとパッキン部材6の間に隙間(流路)が形成され、熱湯誘導管4を介して熱湯がノズル5に導かれる状態になる。すなわち、パッキン部材6、蒸気誘導管3の下端部3b、上記駆動手段は通路開閉機構として機能する。
蒸気誘導管3に隣接してオーバーフロー管9(第2蒸気誘導路に相当)が配置される。オーバーフロー管9の上端部9aは、蒸気を導入する導入口として機能する。オーバーフロー管9の下端部9bは、コーヒー粉末Cが収容されるドリッパ102内へと通じている。このオーバーフロー管9を介しても蒸気をコーヒー粉末Cに供給することができる。蒸気誘導管3からの蒸気(熱湯)は、ドリッパ102の中心部に供給されるのに対して、オーバーフロー管9からの蒸気は、周辺部に供給される。これにより、コーヒー粉末Cの全体にわたって蒸気を供給できるようになる。なお、オーバーフロー管9は1つだけでなく複数設けてもよい。
オーバーフロー管9の上端部9aの高さは、常時、液面Lよりも高い位置に設定される。ただし、蒸気誘導管3の導入口3aよりも低い位置に設定される。また、オーバーフロー管9を設けることで、貯湯タンク1の内部と大気が連通することになり、内部の減圧を防止して、熱湯の供給量を適切に制御することができる。
貯湯タンク1の底部側に電気ヒーター10(加熱手段に相当)が設けられている。ヒーターの形態は特定の形態に限定されるものではない。温度センサー11は、貯湯タンク1内の水の温度を検出する。液面センサー12は、貯湯タンク1内の液面高さを検出する。貯湯タンク1内の液面Lが所定レベルにするために設けられる。液面センサー12は、マグネット方式のものが採用されるが、他の形式のもので構成してもよい。
給水管13は、貯湯タンク1内に水を供給する。吸水管13の給水出口13aは液面Lよりも上になるように設定される。給水出口13aの直下に給水誘導管14(吸水誘導路に相当)が設けられている。給水誘導管14の上端部14aは、液面Lよりも高い位置に設定される。上端部14aは、オーバーフロー管9の上端部9aと同じ高さに設定されている。給水誘導管14の下端部14b(出口)は、貯湯タンク1の底部側に位置している。吸水管13からの常温の水は、液面Lに供給されるのではなく、貯湯タンク1に収容されている水の底部側から供給される。従って、加熱されていない水が直接ノズル5に導かれることを防止することができる。
貯湯タンク1の内部にはLED15が配置される。LED15により内部を照明し、窓2から内部を視認しやすくしている。なお、光源としてはLED15ではなく、ハロゲンランプ等のほかの光源を用いてもよい。
<制御機構の構成>
図4は、ドリップ抽出機の制御機構を示すブロック図である。制御部20は、制御プログラム20aを格納し、注出量設定部104aと蒸気設定部104bの設定内容に基づいて適切な抽出動作が行えるように各部を制御する。
水の温度を95℃〜98℃(第1温度)のコーヒー抽出に適切な熱湯になるように、電気ヒーター10を駆動して水を加熱する。蒸気設定部104bで蒸気を出すように設定する場合は、水を沸騰させる温度(例えば、100℃以上:第2温度に相当)になるように水を加熱する。ヒーター制御機能20bは、温度センサー12をモニターしながら、水が第1温度あるいは第2温度になるように、電気ヒーター10に対する駆動制御を行う。
また、熱湯を供給するためには、蒸気誘導管3を上に移動する必要があるので、ソレノイド7に対する駆動を行う。ソレノイド制御機能20cにより、ソレノイド7に対する駆動制御を行う。熱湯を供給する時間は、蒸気誘導管3を持ち上げている時間により決定される。かかる時間は、制御プログラム20aの内容に従って行われる。注出量設定部104aにおいて、S,M,Lのどのモードが選択されたかにより、ソレノイド7に対する駆動時間を決めることができる。
液面制御機能20dは、貯湯タンク1の液面Lが所定レベルに維持されるように吸水管13に対する制御を行う。液面センサー12により、液面Lが所定レベル以下に下がってきたことが検出されると、吸水管13を制御して水を貯湯タンク1内に導入させる。なお、水を導入するタイミングについては、適宜設定することができる。
<ドリップ抽出機の動作>
次に、本実施形態に係るドリップ抽出機を用いて、コーヒーを抽出するときの動作を図7のフローチャートを用いて説明する。ドリップ抽出機の載置部100にポットPをセットすると共にドリッパー102にフィルター及びコーヒー粉末Cをセットする。
まず電源スイッチをオンにする(S1)。次に、抽出量設定部104aの設定を行う。抽出量をS,M,Lの中から選択する(S2)。次に、蒸気による蒸らしを行うか否かを蒸気設定部104bにより設定する(S3)。蒸気による蒸らしを行わない場合は、抽出開始ボタンを押した後(S4)、通常の抽出プログラムに従って抽出を行う(S6)。
蒸気による蒸らしを行う場合は、抽出開始ボタンを押した後(S4)、所定の抽出プログラムに従って抽出を行う(S5)。なお、S5やS6における抽出プログラムは1種類だけでなく、ユーザーの好みに応じて複数のプログラムを選択できるようにすることが好ましい。
図8は、抽出プログラムの一例を示す動作図である。まず、蒸気を供給する場合のプログラムが左側に示される。ステップA1で蒸気を20秒供給する。このときの内部の状態は図5に示す。蒸気供給時は、蒸気誘導管3は待機時と同じ状態である。蒸気誘導管3の下端部3bはパッキン部材6に当接しているので、通路開閉機構は閉鎖した状態である。従って、熱湯はノズル5に供給されない。
水は沸騰状態まで加熱され、液面Lから発生した蒸気が蒸気誘導管3の導入口3aから入り込みノズル5の分岐流路5dからコーヒー粉末Cに供給される。また、オーバーフロー管9を介しても蒸気が供給される。蒸気の供給方向は、矢印X1,X2に示す。これにより、コーヒー粉末Cの全体にまんべんなく蒸気が供給される。
次に、抽出1回目の動作として、熱湯を9秒間ノズル5から供給する。熱湯を供給するときは、水の加熱温度を第1温度になるように制御する。また、ソレノイド7を駆動して蒸気誘導管3を上方に移動させる。これにより、通路開閉機構が開いた状態になり、熱湯がノズル5を介してコーヒー粉末Cに供給される。以下、蒸気の供給と熱湯の供給を交互に繰り返す。最後に、水が減るので、液面センサー12でモニターしながら、吸水管13を介して水の補給を行う。
図8に示す蒸気供給モード(間欠式)では、蒸気供給と熱湯供給の組み合わせを4回繰り返している。繰り返し回数については、図8は一例を示すものであり、適宜回数を設定することができる。抽出途中に蒸気を供給することで、コーヒー粉末Cの温度を所定の高温に維持することができ、風味のあるコーヒーを抽出することができる。また、蒸気の供給時間と熱湯の供給時間については、適宜変更することができる。さらに、複数の蒸気供給モードを備えておき、ユーザーに選択させるようにしてもよい。
蒸気を供給しないモードとして、図7には間欠式と一投式の2種類が示されている。これらのモードについては、抽出時の間に待機時間が設定されている。もちろん、蒸気を供給するモードにおいて待機時間を設定してもよい。
<その他の実施形態>
本実施形態では、オーバーフロー管9を設けているが、これを設けなくてもよい。また、オーバーフロー管9を設ける場合、1つだけではなく2つ以上設けてもよい。
本実施形態では、コーヒーを抽出する場合の装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、紅茶や緑茶などを抽出する場合にも応用できるものである。
本実施形態では、蒸気誘導管3と熱湯誘導管4が同芯状に配置されているが、別々に配置してもよい。この場合は、熱湯誘導管4の途中経路に開閉制御弁を設けて、これの開閉を制御するように構成する。
水収容部である貯留タンク1の形状は直方体でなくてもよく、円筒形等の他の形状のタンクでもよい。
第1温度と第2温度の具体的な数値は、上記で説明した数値に限定されるものではない。
C コーヒー粉末
L 液面
P ポット
1 貯湯タンク
3 蒸気誘導管
3a 導入口
4 熱湯誘導管
4a 導入口
5 ノズル
6 パッキン部材
7 ソレノイド
8 連結ワイヤー
9 オーバーフロー管
10 電気ヒーター
11 温度センサー
12 液面センサー
13 吸水管
14 給水誘導管
15 LED
20 制御部

Claims (8)

  1. 水を収容する水収容部と、
    水収容部内の水を加熱する加熱手段と、
    前記水収容部内の水を第1温度に加熱して熱湯を嗜好品へと導く熱湯誘導路と、
    前記水収容部内の水を第1温度よりも高い第2温度に加熱して蒸気を嗜好品へと導く蒸気誘導路と、
    嗜好品への熱湯の供給と蒸気の供給とを制御する制御部と
    前記熱湯誘導路と前記蒸気誘導路の先端側に備えられた共通のノズルと、
    前記熱湯誘導路から熱湯を前記ノズルに導く通路を開閉する通路開閉機構と、
    この通路開閉機構を制御する前記制御部と、を備え、
    前記熱湯誘導路と前記蒸気誘導路は、前記水収容部の中に配置されていることを特徴とする飲料抽出装置。
  2. 前記ノズルは、水収容部の底部に配置されていることを特徴とする請求項に記載の飲料抽出装置。
  3. 水を収容する水収容部と、
    水収容部内の水を加熱する加熱手段と、
    前記水収容部内の水を第1温度に加熱して熱湯を嗜好品へと導く熱湯誘導路と、
    前記水収容部内の水を第1温度よりも高い第2温度に加熱して蒸気を嗜好品へと導く蒸気誘導路と、
    嗜好品への熱湯の供給と蒸気の供給とを制御する制御部と
    前記熱湯誘導路と前記蒸気誘導路の先端側に備えられた共通のノズルと、
    前記熱湯誘導路から熱湯を前記ノズルに導く通路を開閉する通路開閉機構と、
    この通路開閉機構を制御する前記制御部と、を備え、
    前記ノズルは、水収容部の底面に配置されていることを特徴とする飲料抽出装置。
  4. 水を収容する水収容部と、
    水収容部内の水を加熱する加熱手段と、
    前記水収容部内の水を第1温度に加熱して熱湯を嗜好品へと導く熱湯誘導路と、
    前記水収容部内の水を第1温度よりも高い第2温度に加熱して蒸気を嗜好品へと導く蒸気誘導路と、
    嗜好品への熱湯の供給と蒸気の供給とを制御する制御部と
    水収容部内の液面を検出する液面センサーと、
    液面の高さが所定レベルになるように制御する前記制御部と、を備え、
    前記熱湯誘導路の導入口は、前記所定レベルよりも低くなるように液面下に設定され、
    前記蒸気誘導路の導入口は、前記所定レベルよりも高くなるように液面上に設定されていることを特徴とする飲料抽出装置。
  5. 前記熱湯誘導路と前記蒸気誘導路は、同芯状に配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の飲料抽出装置。
  6. 水を収容する水収容部と、
    水収容部内の水を加熱する加熱手段と、
    前記水収容部内の水を第1温度に加熱して熱湯を嗜好品へと導く熱湯誘導路と、
    前記水収容部内の水を第1温度よりも高い第2温度に加熱して蒸気を嗜好品へと導く蒸気誘導路と、
    嗜好品への熱湯の供給と蒸気の供給とを制御する制御部と、
    前記熱湯誘導路と前記蒸気誘導路の先端側に備えられた共通のノズルと、
    前記熱湯誘導路から熱湯を前記ノズルに導く通路を開閉する通路開閉機構と、
    この通路開閉機構を制御する前記制御部と、を備え、
    前記熱湯誘導路と前記蒸気誘導路は、前記蒸気誘導路が中心側に、前記熱湯誘導路が周囲側に位置するように、同芯状に配置され、
    前記通路開閉機構は、
    前記蒸気誘導路の下端部と、これに当接するパッキン部材と、
    前記蒸気誘導路を上下駆動させる駆動手段と、により構成されることを特徴とする飲料抽出装置。
  7. 前記蒸気誘導路は、熱湯を供給すべき嗜好品の中央部に配置され、嗜好品の周辺部に蒸気を導く第2蒸気誘導路をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の飲料抽出装置。
  8. 水収容部内へ水を供給し、吸水出口が前記所定レベルよりも高い位置に設定された吸水管と、
    吸水管から供給される水を水収容部内へ案内する吸水誘導路と、を備え、
    この吸水誘導路の出口が水収容部の底部側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の飲料抽出装置。
JP2012555225A 2012-10-17 2012-10-17 飲料抽出装置 Active JP5276752B1 (ja)

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