JP3773249B2 - コーヒー抽出器 - Google Patents
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Description
本発明に係る第一の実施の形態において、コーヒー抽出器10は、コーヒー容器20、水蒸気供給機構30、及びコーヒー滴下部40を備える。図2は、それらの部材が全て組み合わされた状態、すなわち本実施の形態に係るコーヒー抽出器10の全体的な構成を示す図である。コーヒー容器20、水蒸気供給機構30、コーヒー滴下部40の構成は、それぞれ図3、図4、図5に示される。以下、図3〜図5のそれぞれと図2を参照して、コーヒー容器20、水蒸気供給機構30、コーヒー滴下部40の詳細な構成を説明する。なお、図3〜図5において、図2に示される部材と同一の部材には同一の符号が付される。
図6は、本発明に係るコーヒー抽出器10の第一変形例を示す概略図である。第一変形例において、ドリッパー50と注ぎ口部23の構成が、図2に示された構成と異なる。図6において、ドリッパー50と注ぎ口部23以外の部材の図示は概ね省略されている。また、図2で示された部材と同一の部材には同一の番号が付され、その説明は適宜省略される。
図7は、本発明に係るコーヒー抽出器10の第二変形例を示す概略図である。第二変形例において、ドリッパー50と注ぎ口部23の構成が、図2に示された構成と異なる。図7において、ドリッパー50と注ぎ口部23以外の部材の図示は概ね省略されている。また、図2で示された部材と同一の部材には同一の番号が付され、その説明は適宜省略される。
図8は、本発明に係るコーヒー抽出器10の第三変形例を示す概略図である。第三変形例において、コーヒー滴下部40と注ぎ口23の構成が、図2に示された構成と異なる。図8において、コーヒー滴下部40と注ぎ口23以外の部材の図示は概ね省略されている。また、図2で示された部材と同一の部材には同一の番号が付され、その説明は適宜省略される。
図9は、本発明に係るコーヒー抽出器10の第四変形例を示す概略図である。第四変形例において、フィルターが図2に示された構成と異なる。また、図9において、図2で示された部材と同一の部材には同一の番号が付され、その説明は適宜省略される。本変形例において、フィルターとして紙フィルター46が用いられる。この紙フィルター46は、市販のものでもよい。紙フィルター46は、ドリッパー本体51の内面側周部(内壁)に沿ってセットされる。コーヒー粉は、この紙フィルター46を介してドリッパー本体51に入れられる。このような構成によれば、コーヒー滴下部40の構成が簡易なものになる。また、コーヒー粉を蒸らす際、コーヒー容器20からの水蒸気の一部はコーヒー粉の中へ流れ込み、その他は紙フィルター46とドリッパー本体51の間から外部へ流出する。この場合においても、コーヒー粉の蒸らし温度は高温に保たれる。
まず、水蒸気供給機構30に水81が注入される。具体的には、蒸気発生部32と蒸気導入部34が分離され、蒸気発生部32に水81が注入される。ここで、水81の量は、コーヒー粉84を蒸らす間に蒸発しきらない程度の量でよい。
水蒸気供給機構30がコーヒー容器20に取り付けられる。具体的には、蒸気発生部32と蒸気導入部34が再度接合され、蒸気導入部34がコーヒー容器20へ挿入される。蒸気導入部34が、コーヒー容器20に固定されている場合は、蒸気発生部32が単に蒸気導入部34に接合される。
水蒸気供給機構30が加熱される。具体的には、図10に示されるように、コーヒー抽出器10が、加熱機構70の上にのせられる。この加熱機構70が、蒸気発生部32の底面32bを熱し、水81を温める。従って、蒸気発生部32(水蒸気供給機構30)は、金属で形成されることが好ましい。
コーヒー容器20内に水蒸気が充満する。具体的には、加熱された水81から水蒸気が発生する(水蒸気82a)。発生した水蒸気は、蒸気導入部34中の蒸気通路36を通り(水蒸気82b)、蒸気噴出孔35からコーヒー容器20内部へ噴射される(水蒸気82c)。ここで、蒸気ガイド部38により、水蒸気82cは、コーヒー容器20の底面21aの方向へ噴射される。噴射された水蒸気82cは、自然に上昇し、コーヒー容器20内部にひろがる。これにより、水蒸気82cが、コーヒー容器20内にくまなく充満する。
コーヒー滴下部40に、コーヒー粉84が入れられる。このコーヒー粉84は、コーヒー滴下部40がコーヒー容器20に設置されてから、コーヒー滴下部40に入れられてもよい。あるいは、このコーヒー粉84がコーヒー滴下部40に入れられてから、コーヒー滴下部40がコーヒー容器20に設置されてもよい。ここで、コーヒー滴下部40は、注ぎ口部23に密着するように設置される。
コーヒー粉84の「蒸らし」が行われる。具体的には、ドリッパー50(コーヒー粉84)に適量の湯83が注がれる。この時、水蒸気供給機構30からの水蒸気の供給は継続している。従って、コーヒー容器20内に充満した水蒸気82cは、その圧力により、フィルター45を通ってドリッパー50へ流入する。つまり、蒸らし中のコーヒー粉84に、水蒸気82dが継続的に供給される。この水蒸気82dは、コーヒー粉84の「蒸らし」を補助するとともに、蒸らし温度を下げることなく高温に保つ役割を果たす。また、水蒸気82dの圧力により、局所的に過剰に供給された湯83は重力により滴下することが抑制される。その余分な湯83は、まだ濡れていないコーヒー粉84を濡らし、それを蒸らす役割を果たすことになる。これらのことにより、「蒸らし」を安定して行うことが可能となり、「蒸らし」の効果が向上する。尚、コーヒー粉84の「蒸らし」は、抽出者の好みの時間にわたって行われる。
加熱機構70のスイッチが切られ、水蒸気供給機構30に対する加熱が停止する。
コーヒー容器20内が真空状態になる。水蒸気供給機構30の加熱が停止すると、コーヒー容器20は外気に接触しているので、コーヒー容器20内部に充満した水蒸気82cは急激に凝結する。また、水蒸気供給機構30内の水蒸気82a、82bも急激に凝結する。この時、コーヒー容器20の注ぎ口部23は、コーヒー滴下部40と蒸らされたコーヒー粉84により塞がれている。従って、コーヒー容器20内部の圧力が急激に減少し、その内部は、(準)真空状態になる。コーヒー容器20内部に、水蒸気82cがよく充満しているほど、その真空度は高くなる。尚、水蒸気供給機構30が冷めやすいように、水蒸気供給機構30は金属により形成されることが好ましい。
ステップS8の直後に、コーヒー抽出用の湯83がコーヒー滴下部40に注がれる。蒸らされたコーヒー粉84と湯83は、ドリッパー50内部で交わりコーヒー85が抽出される。
抽出されたコーヒー85が、フィルター45及び滴下穴53を通して、コーヒー容器20に吸引濾過される。この時、コーヒー容器20が真空状態になっているので、コーヒー85はコーヒー容器20に急速に吸引される。従って、コーヒー抽出時間が短縮される。このように、本発明に係るコーヒー抽出方法によれば、コーヒー粉84の「蒸らし」ステップとコーヒー85の「抽出」ステップが明確に区別される。
図12は、本発明の第二の実施の形態に係るコーヒー抽出器の構成及びコーヒー抽出方法を示す図である。図12において、コーヒー抽出器10’は、コーヒー容器90及びコーヒー滴下部40を備える。本実施の形態に係るコーヒー滴下部40は、第一の実施の形態に係るコーヒー滴下部40と同様の構成を有する(図5〜図9参照)。従って、図12おいて、図2に示される部材と同一の部材には同一の符号が付され、その説明は適宜省略される。
本発明の第三の実施の形態において、第一及び第二の実施の形態において示されたコーヒー抽出器に対し、更に排気弁機構が形成される。以下に説明されるように、この排気弁機構は、コーヒー容器内の水蒸気圧力を適正な値に保つ役割を果たす。
20 コーヒー容器
21 容器本体
21a 底面
22 容器取っ手
23 注ぎ口部
24 ネジ受け部
26 水蒸気口
27 接触部材
30 水蒸気供給機構
32 蒸気発生部
32a 接合部
34 蒸気導入部
34a 接合部
35 蒸気噴出孔
36 蒸気通路
40 コーヒー滴下部
45 フィルター
50 ドリッパー
51 ドリッパー本体
52 ドリッパー取っ手
53 滴下穴
55 支持部
55a 第一支持部
55b 第二支持部
61 ネジ部
62 パッキン
70 加熱機構
81 水
82 水蒸気
83 湯
84 コーヒー粉
85 コーヒー
Claims (9)
- 注ぎ口と水蒸気口を有する容器と、
前記注ぎ口に密着し、前記容器の中へコーヒーを滴下するコーヒー滴下部と、
前記コーヒーの滴下開始より前に前記水蒸気口を介して前記容器内部に水蒸気を供給し、前記コーヒーの滴下時には前記水蒸気の供給を停止する水蒸気供給機構と
を具備する
コーヒー抽出器。 - 注ぎ口を有する容器と、
前記注ぎ口に密着し、前記容器の中へコーヒーを滴下するコーヒー滴下部と、
水が入れられた前記容器を前記コーヒーの滴下開始より前に加熱することによって水蒸気を発生させ、前記コーヒーの滴下時には前記容器の加熱を停止する加熱機構と
を具備する
コーヒー抽出器。 - 注ぎ口と水蒸気口を有する容器と、
前記注ぎ口に密着し、前記容器の中へコーヒーを滴下するコーヒー滴下部と、
前記水蒸気口を介して前記容器内部に水蒸気を供給する水蒸気供給機構と
を具備し、
前記容器は、前記容器の内部から外部に向けて気体を通す弁機構を備える
コーヒー抽出器。 - 注ぎ口と水蒸気口を有する容器と、
前記注ぎ口に密着し、前記容器の中へコーヒーを滴下するコーヒー滴下部と、
前記水蒸気口を介して前記容器内部に水蒸気を供給する水蒸気供給機構と
を具備し、
前記コーヒー滴下部は、前記容器の内部から外部に向けて気体を通す弁機構を備える
コーヒー抽出器。 - 注ぎ口を有する容器と、
前記注ぎ口に密着し、前記容器の中へコーヒーを滴下するコーヒー滴下部と
を具備し、
前記容器は、前記容器の内部から外部に向けて気体を通す弁機構を備える
コーヒー抽出器。 - 注ぎ口を有する容器と、
前記注ぎ口に密着し、前記容器の中へコーヒーを滴下するコーヒー滴下部と
を具備し、
前記コーヒー滴下部は、前記容器の内部から外部に向けて気体を通す弁機構を備える
コーヒー抽出器。 - 注ぎ口を有する容器と、前記注ぎ口に密着するように設置されたコーヒー滴下部と、前記容器と通気可能に接続された水蒸気供給機構とを備えるコーヒー抽出器を用いたコーヒー抽出方法であって、
(a)前記水蒸気供給機構に水を注入するステップと、
(b)前記水蒸気供給機構を加熱するステップと、
(c)前記コーヒー滴下部にコーヒー粉を入れるステップと、
(d)前記(a)〜(c)ステップの後に、前記水蒸気供給機構の加熱を停止するステップと、
(e)前記(d)ステップの後に、前記コーヒー滴下部に湯を注ぎ、前記コーヒー粉からコーヒーを抽出するステップと
を具備する
コーヒー抽出方法。 - 注ぎ口を有する容器と、前記注ぎ口に密着するように設置されたコーヒー滴下部とを備えるコーヒー抽出器を用いたコーヒー抽出方法であって、
(a)前記容器に水を注入するステップと、
(b)前記容器を加熱するステップと、
(c)前記コーヒー滴下部にコーヒー粉を入れるステップと、
(d)前記(a)〜(c)ステップの後に、前記容器の加熱を停止するステップと、
(e)前記(d)ステップの後に、前記コーヒー滴下部に湯を注ぎ、前記コーヒー粉からコーヒーを抽出するステップと
を具備する
コーヒー抽出方法。 - 請求項7又は8に記載のコーヒー抽出方法であって、
更に、前記(c)ステップと前記(d)ステップとの間に、(f)前記コーヒー滴下部に湯を注ぎ、前記コーヒー粉を蒸らすステップを具備する
コーヒー抽出方法。
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- 2004-01-28 JP JP2004020507A patent/JP3773249B2/ja not_active Expired - Fee Related
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