JP5276067B2 - バイクの駐輪装置 - Google Patents
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また、請求項1又は請求項2の好ましい態様として、請求項4は、バイク中心線上の前輪台板上の前輪巾と後輪台板上の後輪巾とを、前輪及び後輪の両側よりのタイヤ接圧からそれぞれ検知するタイヤ巾検知機構をパレット台の下方に設け、タイヤ巾検知機構により前輪台板の左右の各前輪下部クランプ板及び後輪台板の左右の各後輪下部クランプ板の左右巾間隔を調整可能にした。
また、請求項1又は請求項2の好ましい態様として、請求項5は、前輪台板の前部側の下部に横設したシャフトの中央部に前輸ストッパーの起伏回動中心部を固着し、前輸ストッパーを挟んでその両側のシャフトに前輪の前部側の上部側面を両側から挟持する左右の前輪上部クランプアームの起伏回動中心部を軸心方向及び周回りに摺動自在に取り付け、シャフトの正逆回転により前輸ストッパーを起伏し、左右の各前輪上部クランプアームを両側から挟んで係合する係合板を左右の前輪下部クランプ板の端部に連結した。
また、請求項2の好ましい態様として、請求項6は、上部ローラ又は下部ローラの少なくとも一方を弾性ローラで構成した。
図16,図17に図示するように、バイクを正立搭載するパレット台Pは、その下部側に駆動機構を備えたパレット台駆動装置Fが配置されている。パレット台駆動装置Fには格納・取出し装置TMが設けられていて、パレット台Pはその下部側のパレット台駆動装置Fにより駐輪場の各格納室に格納及び取り出される構造になっている。パレット台Pは平面からみて長方形状になっており、このパレット台Pの中央には、正立搭載するバイクの前輪及び後輪の下部側面を左右からクランプするクランプ機構が収容される前輪側及び後輪側のクランプ機構収容溝P1がその長手方向に向けてそれぞれ形成されている。
図1は待機時(クランプ前)を示す。図2〜図4はタイヤクランプ動作の説明図である。
移動量は図16に示す例えばレーザーセンサからなるタイヤ巾計測センサ44によりタイヤ前輪FW及び後輪RWの巾を測定し、パソコンにて予め数値演算されたプログラム又は作図及び実験にて求められ、前記移動量は決定される。
移動前の寸法をL、移動後の寸法をL1とすると移動量は(L−L1)/2である。
前記動作課程の中で、ローラ20を旋回中心として、ピン19a、19b、19cは旋回し、リンク18aはトグル機構によりリンク18bを輪重(バイク自重)により、後輪下部クランプ板11、前輪下部クランプ板12及びゴム17にてタイヤ面をクランプする。
該動作にてクランプ力はリンク18aの角度により、輪重の数倍のクランプ力を得る。
尚、タイヤ内圧はメーカ指定の範囲内であるものとしている。
移動後の寸法をL2とすると、移動量は(L−L2)/2である。
次にクランプ動作は図5に示すように、機器としての例えばパワーシリンダからなるシリンダ41を下降すると後輪台板22又は前輪台板23はクランプ機構収容溝P1内のフレーム10上面に着地・停止する。
前記動作により、前項で述べたようにリンク18aを介して、リンク18bを輪重(バイク自重)によりクランプするものである。
該後輪台板22は下面をパレット台駆動装置F(外部)に配した機器としての例えばパワーシリンダからなるシリンダ41にて支持している。
該回転により、移動体(右ネジ)16b、移動体(左ネジ)16cはネジ軸(右ネジ)16aによりバイク中心線側へ、所定量移動し停止する。
又、前記移動体16b、16cの両側には、ローラ20を配し、フレーム10に固着されたローラガイド21溝部によりガイドされる。
停止後上部ローラ15aと下部ローラ15bを切離す。
前記ネジ軸16aは軸受24にて回転自在に支承されている。
前記、下降により後輪台板22に回転自在に支承するピン19aにより、リンク18aはリンク18bの中間付近に回転自在に支承するローラ20を支点として旋回し、トグル機構によりリンク18bをタイヤ後輪RW左右よりピン19cにて連結された後輪下部クランプ板11に固着されたゴム17を後輪RWに左右から押付けることにより、クランプするものである。
図6に示すように、ガイド25により後輪台板22のガタを防止する。
該前輪台板23下面をパレット台駆動装置F(外部)に配した機器としての例えばパワーシリンダからなるシリンダ41にて支持している。
該回転により、移動体(右ネジ)16b、移動体(左ネジ)16cはバイク中心線側へ所定量移動し停止する。
停止後、上部ローラ15aと下部ローラ15bを切離す。
前記ネジ軸16aは軸受24にて回転自在に支承されている。
前記下降により、前輪台板23に回転自在に支承するピン19aにより、リンク18aはリンク18bの中間付近に回転自在に支承するローラ20を支点として旋回し、トグル機構によりリンク18bをタイヤ前輪FW左右よりピン19cにて連結された前輪下部クランプ板12に固着されたゴム17を前輪FWに左右から押付けることによりクランプするものである。
又、前記移動体16b、16cの両側にはローラ20を配し、フレーム10に固着されたローラガイド21溝部により摺動自在となる。
又、シャフト27は端部を軸受29ともう一端をウォーム減速機30の内部軸受にて回転自在に支承されており、該シャフト27にはスライドガイド28を配することにより、前輪上部クランプアーム13は摺動し、且つ倒れないものである。
又、前輪上部クランプァーム13にもゴム17を固着しており、タイヤ前輪FWを左右よりクランプする。
図11に示すように、ガイド25により前輪台板23のガタを防止する。
次に上部ローラ15aと下部ローラ15bを接続し、パレット台駆動装置Fに配されたギアモータ42によりネジ軸16aを右回転することにより、移動体(右ネジ)16b及び移動体(左ネジ)16cは左右に離れ、図1に示す如く待機状態となる。
前記の実施の形態−1ではタイヤ巾計測センサを有する構造を含んでいたが、この実施の形態−2ではタイヤ巾計測センサに代えてこれよりも安価な機器の組合せのタイヤ巾検知機構を有する構造になっている。また、一部の構造が変更になっているが、実施の形態−1と同じ構造の部分についてはその説明を省略する。
図18は巾広タイヤの接圧時を示す。後輪側及び前輪側の各台板22、23の上面にタイヤ前輪FW、後輪RWを搭載した後、支点ピンブロック34をバイク中心側へ移動する。移動方法は後で述べる。
その時のタイヤの圧縮量Ltは(Lw1−Lw2)である。
又、タイヤの圧縮量Ltは(Lw1−Lw2)である。
前記動作課程の中で、支点ピンブロック34を旋回中心として、ピン19a、19b、19cは旋回し、リンク18aはトグル機構によりリンク18bをバイクの輪重W1により、下部クランプ板11、12及びゴム17をタイヤ前輪FW、後輪RWの両側より押付けクランプする。
該動作にてクランプ力は下部リンク18aの角度により実施例では輪重W1の数倍程度のクランプ力を得る。
図22に示すように、ガイド25により各台板22、23のガタを防止する。
該各台板22、23は下面をパレット台駆動装置Fに配したモータ58付きのジャッキ51にて支持している。
又、移動体(右ネジ)16b、移動体(左ネジ)16cの両側に支点ピンブロック34を実施例ではリーマピン35にて固着している。
前記支点ピンブロック34はフレーム10の両側に配されたスライドガイド36に固定され摺動自在に配されている。
該回転はネジ軸(右ネジ、左ネジ)16aにより、移動体(右ネジ)16b、移動体(左ネジ)16c及び支点ピンブロック34はバイク中心側へ移動し、ゴム17をタイヤ前輪FW、後輪RWの両側より接圧し、例えば設定電流値によりモータ42を停止する。実施例では摩擦係数を上げるため下部ローラ15bをゴム焼付ローラとした。停止後シリンダ52を下降し、鋼製ローラからなる上部ローラ15aとゴム焼付ローラからなる下部ローラ15bを切り離す。
前記ネジ軸16aは、軸受24にて回転自在に支承されている。
そこで支点移動量S、S1を計測するためモータ42軸部にプーリ56を配設し、歯付ベルト57、プーリ56にてエンコーダ55を回転させ、パルス数をカウントする。
該カウントにて支点移動量S、S1を計測する。
又、下降量H、H1を計測するためジャッキ51の一端にカップリング54を介してエンコーダ53を配設し、パルス数をカウントする。
該カウントにて下降量H、H1を計測制御する。
モータ42の停止に伴い、ジャッキ51側のモータ58は定格回転数まで上昇し、ジャッキ51を下限まで下降するとリンク18a、18bのトグル機構によりタイヤ前輪FW、後輪RWは自動的にクランプされる。
センサ62aは原点確認、センサ62bは設定最大タイヤ巾時、センサ62cは限界移動時の確認をするものである。
11 後輪下部クランプ板
11a 突出片
11b 係合溝
12 前輪下部クランプ板
13 前輪上部クランプアーム
14 前輪ストッパー
14a 円筒体
15a 上部ローラ
15b 下部ローラ
16a ネジ軸(右ネジ、左ネジ)
16b 移動体(右ネジ)
16c 移動体(左ネジ)
17 ゴム
18a 下部リンク
18b 上部リンク
19a・19b・19c ピン
19d 貫通孔
20 ローラ
21 ローラガイド
22 後輪台板
22a 後輪台板支柱
22b 後輪台下部板
23 前輪台板
23a 前輪台板支柱
23b 前輪台下部板
24 軸受
25 ガイド
27 シャフト
28 スライドガイド
29 軸受
30 ウォームギア減速機
31 係合板
32 車輪
33 ブロック金物
34 支点ピンブロック
35 リーマピン
36 スライドガイド
37 ガイド盤
38 保護板
39 ガイド棒
40 ガイドブッシュ
41 シリンダ
42 モータ
43 モータ
44 タイヤ巾計測センサ
45 取付枠
46 昇降シリンダ
51 ジャッキ
52 シリンダ
53 エンコーダ
54 カップリング
55 エンコーダ
56 プーリ
57 歯付ベルト
58 モータ
61 ロッド
62 センサ
F パレット台駆動装置
H、H1 下降量
L 移動体の移動前の寸法
L1 移動体の移動後の寸法
Lw1 接圧時のタイヤ巾
Lw2 クランプ後のタイヤ巾
Lt タイヤ圧縮量
P パレット台
P1 クランプ機構収容溝
P1a 切り欠き溝
S、S1 支点移動量
Sa 移動量
ST 限界移動量
FW タイヤ前輪
RW タイヤ後輪
SG 踏み板
SP 手摺
T ターンテーブル
TM 格納・取出し装置
W1 輪重
Claims (6)
- バイクを正立搭載するパレット台の下部側に配置され且つ駆動機構を備えたパレット台駆動装置によって駐輪場の各格納室に格納及び取り出されるパレット台を設け、正立搭載したバイクの輪重で下降し上記パレット台駆動装置に設けた機器により上昇支持される前輪台板及び後輪台板を上記パレット台の中央の正立搭載時のバイク中心線上のバイク前輪位置及び後輪位置にそれぞれ昇降自在に配置し、バイク前輪の下部側面を両側から挟持する前輪下部クランプ板を前輪台板の左右両側にそれぞれ配置し、後輪の下部側面を両側から挟持する後輪下部クランプ板を後輪台板の左右両側にそれぞれ配置し、左右の各前輪下部クランプ板及び各後輪下部クランプ板の左右巾間隔を調整可能にし、前輪位置及び後輪位置に正立搭載時にバイクの輪重で前輪台板及び後輪台板が下降することで上部リンク及び下部リンクのトグル機構により前輪及び後輪の下部側面を両側からタイヤ巾に応じて左右巾間隔が調整された上記各前輪下部クランプ板及び後輪下部クランプ板でそれぞれクランプし、上記パレット台駆動装置によりパレット台にバイクを正立搭載保持した状態で格納及び取り出し可能にしたことを特徴とするバイクの駐輪装置。
- バイクを正立搭載するパレット台の下部側に配置され且つ駆動機構を備えたパレット台駆動装置によって駐輪場の各格納室に格納及び取り出されるパレット台を設け、正立搭載したバイクの輪重で下降し上記パレット台駆動装置に設けた機器により上昇支持される前輪台板及び後輪台板を上記パレット台の中央の正立搭載時のバイク中心線上のバイク前輪位置及び後輪位置にそれぞれ昇降自在に配置し、前輪台板の下面中央に前輪台板支柱を下向きに取り付け、後輪台板の下面中央に後輪台板支柱を下向きに取り付け、バイク前輪の下部側面を両側から挟持する前輪下部クランプ板を前輪台板の左右両側にそれぞれ配置し、後輪の下部側面を両側から挟持する後輪下部クランプ板を後輪台板の左右両側にそれぞれ配置し、左右の各前輪下部クランプ板及び各後輪下部クランプ板にそれぞれ上部リンクの一端側をピンで回動自在に連結し、各上部リンクの他端側にそれぞれ下部リンクの一端側をピンで回動自在に連結し、左右の各前輪下部クランプ板にそれぞれ上部リンクを介して連結される左右の各下部リンクの他端側を前輪台板支柱に同一軸線方向のピンで回動自在に連結し、左右の各後輪下部クランプ板にそれぞれ上部リンクを介して連結される左右の各下部リンクの他端側を後輪台板支柱に同一軸線方向のピンで回動自在に連結し、各前輪下部クランプ板及び各後輪下部クランプ板にピン連結される各上部リンクの中間部位にローラをそれぞれ取り付け、前輪下部クランプ板の左右の上部リンクのローラ及び各後輪下部クランプ板の左右の上部リンクのローラをそれぞれガイドする各ローラガイドを上記前輪下部クランプ板及び後輪下部クランプ板の下方の正立搭載時のバイク中心線の巾方向に向けて配置し、左右の上部リンクの各ローラがそれぞれ軸支される左右の移動体に逆向きのネジ孔を同一軸線方向に形成し、左右の移動体の逆向きのネジ孔に両側が螺合する前輪側のネジ軸及び後輪側のネジ軸をそれぞれ配置し、下部側のパレット台駆動装置に設けた各モータからの動力をパレット台側に伝達するパレット台駆動装置側の下部ローラとパレット台側の上部ローラを接・断自在に設け、パレット台駆動装置の各モータからの動力で正逆回転する前輪側のネジ軸及び後輪側のネジ軸をそれぞれ介して前輪側及び後輪側の左右の移動体を中央に向けて接近及び離間させて左右の上部リンクの一端側にピン連結した左右の各前輪下部クランプ板及び各後輪下部クランプ板の左右巾間隔を調整可能にし、前輪位置及び後輪位置に正立搭載時にバイクの輪重で前輪台板及び後輪台板が下降することで上記上部リンク及び下部リンクのトグル機構により前輪及び後輪の下部側面を両側からタイヤ巾に応じて左右巾間隔が調整された上記各前輪下部クランプ板及び後輪下部クランプ板でそれぞれクランプし、上記パレット台駆動装置によりパレット台にバイクを正立搭載保持した状態で格納及び取り出し可能にしたことを特徴とするバイクの駐輪装置。
- 前輪台板上の前輪巾と後輪台板上の後輪巾とをそれぞれ計測するタイヤ巾計測センサを上方のパレット台の前輪台板及び後輪台板に向けてそれぞれ伸縮自在にパレット台駆動装置に設け、前輪巾及び後輪巾をそれぞれ計測するタイヤ巾計測センサからの情報によりパレット台駆動装置の各モータを制御して、前輪台板の左右の各前輪下部クランプ板及び後輪台板の左右の各後輪下部クランプ板の左右巾間隔を調整可能にした請求項1又は請求項2に記載のバイクの駐輪装置。
- バイク中心線上の前輪台板上の前輪巾と後輪台板上の後輪巾とを、前輪及び後輪の両側よりのタイヤ接圧からそれぞれ検知するタイヤ巾検知機構をパレット台の下方に設け、タイヤ巾検知機構により前輪台板の左右の各前輪下部クランプ板及び後輪台板の左右の各後輪下部クランプ板の左右巾間隔を調整可能にした請求項1又は請求項2に記載のバイクの駐輪装置。
- 前輪台板の前部側の下部に横設したシャフトの中央部に前輸ストッパーの起伏回動中心部を固着し、前輸ストッパーを挟んでその両側のシャフトに前輪の前部側の上部側面を両側から挟持する左右の前輪上部クランプアームの起伏回動中心部を軸心方向及び周回りに摺動自在に取り付け、シャフトの正逆回転により前輸ストッパーを起伏し、左右の各前輪上部クランプアームを両側から挟んで係合する係合板を左右の前輪下部クランプ板の端部に連結した請求項1又は請求項2に記載のバイクの駐輪装置。
- 上部ローラ又は下部ローラの少なくとも一方を弾性ローラで構成した請求項2に記載のバイクの駐輪装置。
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