JPH11131853A - 立体駐輪設備 - Google Patents

立体駐輪設備

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JPH11131853A
JPH11131853A JP29970097A JP29970097A JPH11131853A JP H11131853 A JPH11131853 A JP H11131853A JP 29970097 A JP29970097 A JP 29970097A JP 29970097 A JP29970097 A JP 29970097A JP H11131853 A JPH11131853 A JP H11131853A
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JP
Japan
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front wheel
motorcycle
pallet
storage
guide
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JP29970097A
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Tadao Yoshikawa
忠男 吉川
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Kanadevia Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二輪車の入出庫を容易化する。 【解決手段】オートバイを複数台載置し得るパレット2
を具備するとともに、このパレット2を建物内に格納し
得る格納棚を複数階に亘って設け、この建物のオートバ
イの出入部6と各階における格納棚5との間でパレット
2を昇降させる昇降台11およびその昇降装置を設け、
このパレット2に、二輪車の前輪3aを支持案内するた
めの案内台24を格納方向に沿って移動自在に設けると
ともに、案内台24を出入口と格納位置との間で格納方
向に往復移動させる案内台移動装置8を設け、前記案内
台24に前輪3aを両側から挟持してオートバイ3を正
立姿勢で保持する前輪保持装置26を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体駐輪設備に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オートバイなどの二輪車を立体的
に格納する立体駐輪設備としては、例えばゴンドラ式の
ものがある。
【0003】このゴンドラ式の立体駐輪設備の場合、二
輪車を格納するゴンドラには、前輪および後輪を支持す
るための支持具が設けられており、ゴンドラ上に格納す
る場合、二輪車そのものを、ゴンドラの奥まで押し込む
ことにより行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したゴンドラ式の
立体駐輪設備によると、二輪車の格納時に、二輪車をゴ
ンドラの奥まで押し込む必要があるため、利用者に大き
い労力を必要とする問題があった。
【0005】そこで、本発明は、二輪車を容易に格納し
得る立体駐輪設備を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の立体駐輪設備は、二輪車を
複数台載置し得るパレットを具備するとともに、このパ
レットを建物内に格納し得る格納棚を複数階に亘って設
け、この建物の二輪車の出入部と各階における格納棚と
の間でパレットを昇降させる昇降装置を設け、このパレ
ットに、二輪車の前輪を支持案内するための案内台を格
納方向に沿って移動自在に設けるとともに、案内台を出
入口と格納位置との間で格納方向に往復移動させる案内
台移動装置を設け、前記案内台に二輪車の前輪を両側か
ら挟持して二輪車を正立姿勢で保持する前輪保持装置を
設けたものであります。
【0007】上記構成によれば、利用者は、二輪車の前
輪を案内台上に置き、前輪保持装置により前輪を挟持さ
せて正立姿勢に保持させ、案内台移動装置により案内台
を移動させることで、自動的にパレット上を奥へ移動さ
せて入庫を完了することができ、二輪車を容易に入出庫
することができる。
【0008】また請求項2記載の発明は、上記構成にお
ける前輪保持装置に、前輪の格納により作動される前輪
検出部材と、この前輪検出部材の作動により係止が解除
されて把持アームを閉動するばねとを設けたものであり
ます。
【0009】上記構成によれば、利用者は、二輪車の前
輪を案内台上に進入させるだけで、前輪検出部材により
ばねを作用させて把持アームを閉動し、二輪車を保持さ
せることができる。また把持アームをばねにより駆動す
ることで、前輪の幅の許容量を大きくして一定の挟持力
で前輪を保持することができ、製造コストを低減でき
る。
【0010】さらに請求項3記載の発明は、上記構成の
前輪保持装置に、前輪格納検出部材の作動により係止が
解除されて回転自在となるねじ軸と、このねじ軸を所定
方向に回転付勢するばねと、基端部に前記ねじ軸の左右
ねじ部にそれぞれ噛み合う雌ねじ部を有する開閉自在な
一対の把持アームとを具備し、ばねの力により車輪の幅
に対応して挟持するように構成したものであります。
【0011】上記構成によれば、簡単な構成でばね力を
有効に利用して把持アームにより前輪を挟持することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る二輪車格納用の立体駐輪設備を、図1〜図9に基づき
説明する。なお、本実施の形態においては、二輪車とし
て、オートバイの場合について説明するが、勿論、自転
車などを格納することもできる。
【0013】まず、図9に基づき、本立体駐輪設備の全
体構造について説明する。この立体駐輪設備は、建物1
内にパレット2を介して多くのオートバイ3を格納する
ものであり、建物1内には、パレット2の昇降用空間部
4が設けられるとともに、各昇降用空間部4の両側に、
オートバイ3を複数台載置可能なパレット2を格納し得
る格納棚5が複数階にわたってそれぞれ形成され、さら
に上記各昇降用空間部4内で昇降自在に配置されて上記
パレット2を一階のオートバイの出入部6と各格納棚5
との間で昇降させる昇降装置7が具備されている。上記
昇降装置7は、パレット2を載置する昇降台11と、こ
の昇降台11を例えばチェーン12を介して昇降させる
昇降駆動装置13とから構成されている。
【0014】上記パレット2には、図5,図6に示すよ
うに、オートバイ3の前輪3aを載置してパレット2の
奥側(格納位置)に自動的に案内する案内装置21が複
数基すなわち格納台数分だけ併設されている。
【0015】この案内装置21は、パレット2にかつそ
の奥行方向(格納方向)でかつ円弧状径路(円弧に近似
した曲線でもよく、または短い直線を繋ぎ合わせた多角
形状も含まれる)または傾斜する直線状経路に沿って配
置された断面溝型状のガイドレール22と、このガイド
レール22に四隅位置のガイドローラ23を介して案内
されるとともにオートバイ3の前輪3aを載置可能な案
内台24と、この案内台24の奥側に開閉自在に配置さ
れた一対の把持アーム25,25により前輪3aを両側
から挟持して保持しオートバイ3全体を正立姿勢に保持
するため前輪保持装置26と、昇降台11に配設されて
案内台24を往復移動させる案内台移動装置8とで構成
されている。
【0016】図1〜図3に示すように、上記案内台24
の前輪3aの押し込み側には、前輪3aの後方ヘの移動
を規制する山形断面の前輪ガイド材27が取り付けら
れ、前輪ガイド材27の前部に、前縁部が幅方向の支軸
28を介して揺動自在に支持された前輪検出部材である
フラップ29が配設されている。このフラップ29は、
図示しないばねおよびストッパにより、下方に傾斜する
姿勢から水平姿勢になるように回動付勢され、水平姿勢
で上方に周り止めされている。
【0017】前記前輪保持装置26は、案内台24の格
納側に幅方向のねじ軸41が軸受を介して回転自在に支
持され、ねじ軸41の両側に形成された正逆方向の左右
ねじ部41a,41bにそれぞれ雌ねじ部材42,42
が嵌合されている。そして、これら雌ねじ部材42,4
2にピンと長孔を介して把持アーム25,25の基端部
が連結されている。これら把持アーム25,25は中間
部が支持ピン40を介して開閉自在に支持され、また先
端側に前輪3aを上下位置でそれぞれ挟み付ける把持部
材43,43が設けられている。また、このねじ軸41
の一端側には、ねじ軸41を回転させるねじ軸駆動機構
44が設けられている。
【0018】このねじ軸駆動機構44は、ねじ軸41の
端部に取付けられた円筒ボックス45内で一端がねじ軸
41に固定されたねじりコイルばね(ばね)46と、こ
のねじりコイルばね46の他端部を固定する反力受け材
47と、円筒ボックス45の外周部に取付けられた受動
ギヤ48と周り止め用のラチェットギヤ49とで構成さ
れている。
【0019】そして、昇降台11の出入部6側には、受
動ギヤ48に噛合可能でラックガイド52を介して長さ
方向に移動自在に支持された蓄力用ラック51と、蓄力
用ラック51を移動させるラック駆動シリンダ53と、
蓄力用ラック51をラックガイド52を介して昇降させ
るラック昇降シリンダ54とを備えた蓄力付与装置55
が設けられている。また図4に示すように、案内台24
には、前輪3aがフラップ29を押し下げると、支軸2
8を介してラチェットギヤ49から離脱する方向に回動
される係止爪アーム50が設けられている。
【0020】したがって、昇降台11の出入側で受動ギ
ヤ48と蓄力用ラック51が噛み合った状態からラック
駆動シリンダ53が収縮されて蓄力用ラック51が移動
されると、受動ギヤ48を介してねじ軸41が把持アー
ム25,25を開放する矢印B方向に回転されて、ねじ
りコイルばね46が絞り込まれ、蓄力用ラック51の移
動限で係止爪アーム50によりラチェットギヤ48が係
止される。これによりねじりコイルばね45に矢印B方
向の回転力が蓄積される。そして、前輪3aが案内台2
4に乗り込んでフラップ29を押し下げると、係止爪ア
ーム50が回動されてラチェットギヤ49から離脱し、
これによりねじりコイルばね46のばね力が作用されて
ねじ軸21が把持アーム25,25が閉動する矢印A方
向に回動させ、ばね力により把持部材43,43で前輪
3aが挟み付けられてオートバイ3が正立姿勢で保持さ
れる。
【0021】なお、案内台24が出入端に後退してきた
時に、蓄力用ラック51に受動ギヤ48を噛み合わせて
少しのストロークたとえばδだけ移動させることによ
り、ねじ軸41を矢印B方向に回転させて把持アーム2
5,25を僅かに開動させ、オートバイ3が倒れない程
度にオートバイ3を引き出し可能に保持することができ
る。
【0022】前記昇降台11には、パレット2側に設け
られた案内台24をガイドレール22に沿って移動させ
る案内台移動装置8が設けられている。この案内台移動
装置8は、図3,図5〜図7に示すように、ガイドレー
ル22の格納方向の前後端部であるオートバイ3の出入
側端部および格納側端部にそれぞれ配置された駆動用ス
プロケット31および従動用スプロケット32と、これ
ら両スプロケット31,32間に無端状に巻回されたチ
ェーン33と、上記駆動用スプロケット31を回転させ
る電動機34と、上記チェーン33に取り付けられて、
上記案内台24からガイドレール22のガイド用スリッ
ト22aから下方に突設された被係合部材、例えば棒状
体35の前部および後部から係合して水平方向での移動
を伝達するための係合部材、例えば係合用爪体36とか
ら構成されている。したがって、電動機34を駆動して
チェーン33を動かし、前部側または後部側の係合用爪
体36A,36Bにより、案内台24を格納方向に沿っ
て往復移動させることができる。
【0023】また、上記パレット2の各ガイドレール2
2に対応する出入部6の床側には、オートバイ3の後輪
3b(勿論、オートバイ3の押し込み時には、前輪3a
も通過する)を案内するための案内補助装置61がそれ
ぞれ設けられている。この案内補助装置61としては、
図8に示すように、後輪3bを案内し得るように中央部
が凹状にされた支持ローラ(その形状は問わない)62
が多数連続して設けられたローラコンベヤ63が使用さ
れる。
【0024】次に、昇降台11と格納棚5との間で、パ
レット2を受け渡しするための受渡し装置について説明
する。この受渡し装置は、図示しないが、昇降台11側
に設けられた油圧シリンダと、これら各油圧シリンダの
先端に取り付けられて係合片を上下方向で出退させるア
クチュエータと、パレット2側に設けられてこのアクチ
ュエータの係合片に係脱自在な凹部とから構成されてい
る。なお、この受渡し装置は、左右における各格納棚5
に対してそれぞれすなわち2組設けられている。また、
パレット2の受け渡しをスムースに行わせるために、昇
降台11上および格納棚5側には、パレット2を支持案
内するローラ(図示せず)が多数設けられており、また
パレット2の移動時に、昇降台11側に突出している部
材、例えば棒状体35が昇降台11の枠部に衝突しない
ように切欠部が形成されている。勿論、格納棚5側に
も、切欠部が形成されている。
【0025】したがって、昇降台11上のパレット2
を、例えば図1に示す一方の組における昇降用空間部4
の右側の格納棚5に移す場合、一方の油圧シリンダの先
端の係合片をパレット2側の凹部に係合させた状態で、
油圧シリンダのロッド部を突出させれば、パレット2を
昇降台11から格納棚5側に移送することができる。ま
た、左側の格納棚5に移す場合には、他方の油圧シリン
ダを使用すればよい。勿論、パレット2の移動が終了す
ると、係合片を退入させて、油圧シリンダのロッド部を
昇降台11側に引き込んでおけばよい。なお、格納棚5
側のパレット2を昇降台11側に引き込む際には、上記
とは逆の手順にて行われる。
【0026】上記立体駐輪設備におけるオートバイ3の
格納動作について説明する。まず、空のパレット2が昇
降台11により出入部6に位置し、かつ移動装置8によ
り案内台24がオートバイ3の出入可能な出入側位置に
移動されている。また、蓄力付与装置55によりねじり
コイルばね46がねじられて係止爪アーム50により係
止された後、蓄力用ラック51がラック昇降シリンダ5
4により下降されて受動ギヤ48から離脱されている。
【0027】利用者が出入用通路である出入部6よりそ
の格納方向とは直角方向にオートバイ3を押して進入
し、左折してその前輪3aを格納すべき案内台24に移
動させる。前輪3aが前輪ガイド材27からフラップ2
9に乗り移ってフラップ29が押し下げられると、支軸
28を介して係止爪アーム50が回動されてラチェット
ギヤ49から離脱される。これによりねじりコイルばね
46のばね力がねじ軸41に作用して矢印A方向に回転
させ、ねじ部41a,41bにより雌ねじ部材42を介
して把持アーム25,25が支持ピン40を中心に閉動
され、把持部材43により前輪3aが両側から挟み込ま
れて、オートバイ3が正立姿勢で保持される。この時、
後輪3bは、案内補助装置41であるローラコンベヤ4
3上に位置されている。
【0028】なお、空いている案内台24は、例えば出
入部6の上部に配置された表示器により知ることができ
る。また図5に示すように、出入部6の床面に表示ラン
プ70を点灯させてもよい。この表示器は、オートバイ
の利用状況を利用者が容易に分かるようにするためのも
のである。
【0029】次に、利用者が出入部6に設けられている
操作パネルを操作して、入庫の指示を出す。すると、移
動装置8側の電動機34により、チェーン33が駆動さ
れて、案内台24が格納方向に移動し、ガイドレール2
2に沿ってオートバイ3がパレット2上に引き込まれ
る。
【0030】このように、オートバイ3がガイドレール
22を介してパレット2上に引き込まれ、そしてパレッ
ト2上に所定台数のオートバイ3が載置されると、昇降
装置7により、そのパレット2が空の格納棚5の階まで
上昇される。
【0031】パレット2が所定の格納階5に上昇される
と、受渡し装置の作動により、パレット2が格納棚5に
移されて、オートバイ3の格納すなわち入庫が完了す
る。逆に、オートバイ3を出庫させる場合には、出入部
6に設けられた操作パネル10により、利用者が出庫す
べきオートバイを指定する。
【0032】すると、昇降台11がそのオートバイ3を
載置したパレット2の格納階5まで上昇した後、受渡し
装置によりパレット2が昇降台11上に引き込まれる。
そして、出庫の操作により、チェーン35が駆動され
て、案内台24が出入側位置に移動され、オートバイ3
の後輪3bが出入部6の案内補助装置61であるローラ
コンベヤ63上に送り出される。この時、案内台24の
移動限手前位置で、蓄力用ラック51に受動ギヤ48を
噛み合わせ、所定ストロークδだけ移動させることによ
り、ねじ軸41を矢印A方向に回転させて把持アーム2
5,25をオートバイ3が倒れない程度でかつ取り出す
時にタイヤやリムが傷つかない程度とに開く。
【0033】最後に、利用者がハンドルを持ってオート
バイ3を後方に引き出し、前輪3aを案内台24から下
ろせば出庫が完了する。出庫完了後、ラック駆動シリン
ダ53が伸展収縮されて蓄力用ラック51が矢印C方向
に移動されることにより、受動ギヤ48を介してねじ軸
41が把持アーム25,25を開放する矢印B方向に回
転され、ねじりコイルばね46が絞り込まれて、係止爪
アーム50によりラチェットギヤ48が係止される。こ
れにより次の入庫に備える。
【0034】なお、上記オートバイ3の出庫および格納
の指示は、例えば料金支払用の駐輪カードを使用して行
われる。上記実施の形態によれば、オートバイ3をパレ
ット2に格納する際に、前輪3aを載置して挟持しオー
トバイ3を正立姿勢に保持する前輪保持装置26を有す
るとともに、案内台移動装置8により移動される案内台
24を、パレット2に設けたので、利用者は、オートバ
イ3の前輪3aを案内台24上に載置するだけで、オー
トバイ3を正立姿勢に保持させて容易にパレット2上に
格納することができる。しかもオートバイ3を格納する
案内径路が円弧状にされているので、オートバイ3の進
入用通路がパレット2への格納方向と直角方向であって
も、利用者が無理なくオートバイ3をパレット2上に導
くことができる。
【0035】また、前輪保持装置26の把持アーム25
の駆動源として、ねじりコイルばね46を利用したの
で、各パレット2の案内台24ごとに必要なねじ軸駆動
機構44を安価に提供することができ、またねじりコイ
ルばね46の作用する範囲で把持アーム25を閉動側に
付勢することがではるので、前輪の幅の許容量を大きく
して一定の挟持力で前輪を保持することができる。また
ねじ部41a,41bによりオートバイ3に外力が加わ
っても、把持アーム25が緩むことがない。
【0036】なお、上記実施の形態では、オートバイ3
の前輪3aをガイドレール22の長さ方向に沿うように
把持アーム25で保持したが、図10に示すように、ハ
ンドルロックをした状態でガイドレール22に対してθ
度傾斜する傾斜状態で前輪3aを把持する案内台24′
を設けてもよい。
【0037】また、蓄力付与装置55の駆動源を流体圧
シリンダとしたが、案内台移動装置8による案内台24
の移動力を駆動源として、ねじりコイルばね46を絞り
込む機構を採用してもよい。また、ねじりコイルばね4
6は蓄力可能な渦巻きばねであってもよい。
【0038】さらに、案内台24の格納する案内径路を
円弧状としたが、傾斜角を有する直線状またはパレット
2の出入側の辺に直角な直線状に形成することもでき
る。さらにまた、出庫時に把持アーム25を自動的に取
り出し可能にすこし開くように構成したが、運転者がハ
ンドルを保持した状態で、出入部6の床に設置したボタ
ンを操作してラック駆動シリンダ53を伸展させ、蓄力
用ラック51および受動ギヤ48を介してねじ軸41を
回転させ、把持アーム25,25を開放するように構成
してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1記載の構
成によると、利用者は、二輪車の前輪を案内台上に置
き、前輪保持装置により前輪を挟持させて正立姿勢に保
持させ、案内台移動装置により案内台を移動させること
で、自動的にパレット上を奥へ移動させて入庫を完了す
ることができ、二輪車を容易に入出庫することができ
る。
【0040】また請求項2記載の構成によれば、利用者
は、二輪車の前輪を案内台上に進入させるだけで、前輪
検出部材によりばねを作用させて把持アームをへ移動
し、二輪車を保持させることができる。また把持アーム
をばねにより駆動することで、前輪の幅の許容量を大き
くして一定の挟持力で前輪を保持することができ、製造
コストを低減できる。
【0041】さらに請求項3記載の構成によれば、簡単
な構成でばね力を有効に利用して把持アームにより前輪
を挟持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体駐輪設備の実施の形態を示
し、案内台の平面図である。
【図2】同案内台の側面図である。
【図3】同案内台の正面図である。
【図4】同案内台の係止機構を示す概略側面断面図であ
る。
【図5】同立体駐輪設備のパレットを示す概略平面図で
ある。
【図6】同立体駐輪設備の案内装置の全体側面図であ
る。
【図7】同立体駐輪設備の案内台移動装置を示す要部平
面図である。
【図8】案内補助装置を示す平面図である。
【図9】同立体駐輪設備の全体横断面図である。
【図10】本発明に係る他の立体駐輪設備の実施の形態
を示し、前輪を傾斜して把持する案内台を設けたパレッ
トを示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 建物 2 パレット 3 オートバイ 3a 前輪 5 格納棚 6 出入部 7 昇降装置 8 案内台移動装置 11 昇降台 13 昇降駆動装置 21 案内装置 22 ガイドレール 23 ガイドローラ 24 案内台 25 把持アーム 26 前輪保持装置 29 フラップ 31 駆動用スプロケット 32 従動用スプロケット 33 チェーン 34 電動機 35 棒状体 36 係合用爪体 41 ねじ軸 42 雌ねじ部材 43 把持部材 44 ねじ軸駆動機構 46 ねじりコイルばね 48 受動ギヤ 49 ラチェットギヤ 50 係止爪アーム 51 蓄力用ラック 53 ラック駆動シリンダ 55 蓄力付与装置 61 案内補助装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二輪車を複数台載置し得るパレットを具備
    するとともに、このパレットを建物内に格納し得る格納
    棚を複数階に亘って設け、この建物の二輪車の出入部と
    各階における格納棚との間でパレットを昇降させる昇降
    装置を設け、このパレットに、二輪車の前輪を支持案内
    するための案内台を格納方向に沿って移動自在に設ける
    とともに、案内台を出入口と格納位置との間で格納方向
    に往復移動させる案内台移動装置を設け、前記案内台に
    二輪車の前輪を両側から挟持して二輪車を正立姿勢で保
    持する前輪保持装置を設けたことを特徴とする立体駐輪
    設備。
  2. 【請求項2】前輪保持装置に、前輪の格納により作動さ
    れる前輪検出部材と、この前輪検出部材の作動により係
    止が解除されて把持アームを閉動するばねとを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の立体駐輪設備。
  3. 【請求項3】前輪保持装置に、前輪格納検出部材の作動
    により係止が解除されて回転自在となるねじ軸と、この
    ねじ軸を所定方向に回転付勢するばねと、基端部に前記
    ねじ軸の左右ねじ部にそれぞれ噛み合う雌ねじ部を有す
    る開閉自在な一対の把持アームとを具備し、ばねの力に
    より車輪の幅に対応して挟持するように構成したことを
    特徴とする請求項2に記載の立体駐輪設備。
JP29970097A 1997-10-31 1997-10-31 立体駐輪設備 Pending JPH11131853A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011068341A (ja) * 2009-08-25 2011-04-07 Fukushima Sekkei:Kk バイクの駐輪装置
JP2017125395A (ja) * 2017-02-13 2017-07-20 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 機械式駐車装置及びその制御方法並びに制御プログラム
CN107269076A (zh) * 2017-05-22 2017-10-20 北京首钢城运机器人科技有限公司 一种车辆搬运器的车轮定位方法及系统

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