JP5274027B2 - 加熱調理器具 - Google Patents

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本発明は、肉や野菜等を加熱調理する際に用いられる加熱調理器具に関するものである。
調理しながら食する焼肉料理等においては、コンロのバーナー等の熱源によって加熱される鉄板等の加熱調理用天板の上で肉や野菜等の被調理物を加熱調理することが行われており、例えば、特許文献1(特開2001−327406号公報)や特許文献2(実用新案登録第3065226号公報)等に記載の加熱調理器具が使用されている。
ところで、肉や野菜等の被調理物を加熱調理すると、被調理物から油脂分や水分等が滴下される。そして、この油脂分や水分等が加熱されることにより、煙が発生したり、油が周囲に飛び散る等の不具合が生じる。
このような不具合を解消するために、特許文献1や特許文献2に記載の如き加熱調理器具においては、加熱調理された被調理物から発生する油脂分や水分等を加熱調理用天板の外周縁部に形成された孔から落下させて、加熱調理用天板の下方に配置された水受皿に貯留されている水で受けるようになっている。
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載の加熱調理器具においては、水受皿が熱源の近くにあることから、油脂分等が孔から落下する段階で加熱されてしまい、煙や炎の発生を十分に防止することができなかった。また、熱源に近い水受皿に貯留されている水が加熱されて蒸発してしまうおそれもあり、その結果、被調理物から発生する油脂分や水分等が熱源からの熱で高温になっている水受皿で加熱されることにより、煙が発生する等の不具合が生じてしまう。
また、特許文献1や特許文献2に記載の加熱調理器具においては、水受皿が加熱調理器具の周壁の内周側に設けられているが、これにより、熱源の上方に位置せしめられる加熱調理用天板の調理領域が制限されることとなる。すなわち、加熱調理用天板において、水受皿の上方に位置する外周縁部においては、被調理物から発生する油等を落下させるための孔を形成しなければならず、実際に調理に使用できる範囲は、加熱調理用天板の中央部分に制限されてしまうという問題もあった。
特開2001−327406号公報 実用新案登録第3065226号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、加熱調理した被調理物から発生する油脂分等が加熱されることに起因する煙の発生等を有利に抑えることが出来ると共に、加熱調理用天板の広範囲を調理面として利用できる、新規な構造の加熱調理器具を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
本発明に係る加熱調理器具は、(a)加熱調理される被調理物が置かれる調理面を有する加熱調理用天板と、(b)熱源の周囲に配置されて加熱調理用天板を熱源の上方に支持せしめる周壁を有すると共に、周壁の外周側に設けられて、周壁の上側開口を覆うように載置された加熱調理用天板の外周縁の下方で上側に開口しており、水が貯留されるようになっている周溝を有する天板保持部とを、備えており、前記周溝の底面が前記周壁の高さの1/2よりも上方に位置している一方、前記加熱調理用天板の外周縁から前記周溝に貯留される水に前記被調理物から滴下された油脂分等が落下するように誘導する誘導溝が、該加熱調理用天板に形成されており、前記加熱調理用天板が前記天板保持部の前記周壁の上側開口を覆うように載置された状態で、該加熱調理用天板の外周縁が前記周溝の溝幅方向の中心よりも外側に位置していることを、特徴とする。
このような本発明に従う構造とされた加熱調理器具においては、加熱調理用天板の調理面で加熱調理される被調理物から滴下される油脂分等を加熱調理用天板の外周縁から落下させて、加熱調理用天板の外周縁の下方で上側に開口する周溝に貯留される水で受けるようになっている。
すなわち、本発明では、天板保持部の周壁と該周壁の上側開口を覆う加熱調理用天板によって規定される加熱空間から、水が貯留される周溝が、該周壁によって仕切られている。これにより、被調理物から発生する油脂分等を受ける水の貯留領域が熱源の近くにある従来構造の加熱調理器具に比して、被調理物から発生する油脂分等が熱源や、熱源により加熱された空気によって、加熱され煙や炎を発する等の不具合が有利に防止され得る。また、周溝に貯留された水が熱源によって加熱されて蒸発してしまうことも有利に回避されて、周溝に落下した油脂分等が加熱されて、煙を発することも有利に回避され得る。
また、本発明においては、水が貯留される周溝を、天板保持部の周壁の外周側に設けたことにより、熱源の周囲に配置される天板保持部の周壁で囲まれて高温が保持される加熱空間を、その上方に支持された加熱調理用天板の加熱に有効に利用することができる。すなわち、水受皿が周壁の内周側に配設された従来構造の加熱調理器具においては、加熱空間の上方に位置する加熱調理用天板の周辺部分に、被調理物から滴下される油脂分等を水受皿に落下させる孔を設けなければならず、そこから、高温の加熱された空気が逃げてしまい、加熱効率のロスが生じると共に、孔から落下する油脂分等が加熱されて、煙や炎が発生し易いという問題があった。この点、本発明においては、水を貯留する周壁が天板保持部の外周側に設けられていることから、加熱空間の上方に位置する加熱調理用天板に孔等を設ける必要がなく、加熱空間の熱を,有効に加熱調理用天板の加熱に利用することができると共に、加熱調理用天板の略全領域を調理面とすることが可能となる。また、油脂分等が落下する加熱調理用天板の外周縁が加熱空間から周壁によって仕切られていることから、油脂分等が加熱されて煙や炎を生じる問題が解消され得る。
しかも、水を貯留する周壁が天板保持部の外周側に設けられることにより、熱源の周囲に配置される天板保持部の周壁で囲まれて高温が保持される加熱空間を大きく確保することができる。これにより、加熱空間の上方に位置する加熱調理用天板の調理面を大きく確保しつつ、大きく確保された加熱空間で温められた空気の対流により、加熱調理用天板を均一に加熱して熱斑を少なくすることが可能となる。
また、本発明においては、周溝の底面が周壁の高さの1/2よりも上方に位置していることから、周溝を熱源から一層離れた位置に設けることが可能となる。その結果、周溝に貯留される水が熱源で加熱されて蒸発してしまう不具合を有利に回避することが可能となる。なお、本発明では、周溝の底面が傾斜等している場合、周溝の底面において最も低い位置にある部分(最深部)が周壁の高さの1/2よりも上方に位置していれば良い。
さらに、本発明においては、天板保持部の周壁による加熱調理用天板の支持位置が、加熱調理用天板の中心から外周縁までの距離の2/3に相当する位置よりも外側にあることが望ましい。これにより、加熱調理用天板において天板保持部の周壁の上側開口を覆う領域を大きく確保することが可能となる。その結果、加熱調理用天板における調理面を大きく確保することが可能となる。
更にまた、本発明においては、周壁が上側開口に向かって次第に外側へ広がる形状とされていることが望ましい。これにより、周壁の上側開口を大きくすることが可能となる。換言すれば、加熱調理用天板において天板保持部の上側開口を覆う領域を大きくすることが可能となる。その結果、加熱調理用天板における調理面を大きく確保することが可能となる。
また、本発明においては、加熱調理用天板が天板保持部の周壁の上側開口を覆うように載置された状態で、加熱調理用天板の外周縁が周溝の溝幅方向の中心よりも外側に位置している。これにより、被調理物が加熱調理用天板の調理面上を外周縁に向かって転がった際にも、かかる被調理物が周溝内に落下し難くなる。
さらに、本発明においては、周溝における外側の側壁の上端面が内側の側壁の上端面よりも高い位置にあることが望ましい。これにより、加熱調理された被調理物から滴下された油脂分等が加熱調理用天板の外周縁から周溝内へ落下した際に、周溝に貯留されている水が飛散しても、飛散した水が加熱調理器具の使用者にかかることを有利に回避することが可能となる。
更にまた、本発明においては、周溝における外側の側壁が周溝の開口側へ行くに従って外側に広がっていることが望ましい。これにより、周溝の容積を大きくすることが可能となる。加えて、天板保持部に載置することが出来る加熱調理用天板のサイズを大きくすることが可能となる。
また、本発明においては、周壁の上側開口端に複数の支持突起が設けられており、これら複数の支持突起の突出端面に加熱調理用天板が載置されていることが望ましい。これにより、天板保持部における周壁の上側開口端と加熱調理用天板の間に隙間を形成することが可能となる。その結果、天板保持部における周壁の上側開口が加熱調理用天板で覆われることによって形成される加熱空間を、天板保持部における周壁の上側開口端と加熱調理用天板の間に形成された隙間を通じて外部空間と連通させることが可能となる。
すなわち、このような構成を採用すれば、加熱空間で温められた空気が、周壁の上側開口端と加熱調理用天板の間に形成された隙間から外部空間へ排出されることになる。これにより、加熱調理用天板の外周縁部を効率的に温めることができ、加熱調理用天板の略全体を熱斑なく加熱することが可能となる。なお、加熱空間の排気孔として、周壁の上側開口端と加熱調理用天板の間に形成された隙間を利用することが望ましいが、別途、周壁に排出孔を設けてもよい。
さらに、本発明においては、加熱調理用天板の裏面に対して、複数の支持突起のそれぞれが入り込む位置決め凹所が形成されていることが望ましい。これにより、加熱調理用天板が天板保持部に対して所定の位置に載置されることとなる。その結果、加熱調理用天板の重心を天板保持部の周壁の中心軸線上に位置せしめることが可能となり、加熱調理器具の重心バランスの安定化を実現し、被調理物の加熱調理時における加熱調理用天板のガタツキを有利に回避することが可能となる。
更にまた、本発明においては、加熱調理用天板が陶器によって形成されていることが望ましい。これにより、加熱調理用天板に蓄熱性を付与することが可能となる。その結果、加熱調理用天板を、煙の発生し難く、且つ、被調理物の加熱調理に適した温度に保持することが可能となる。加えて、被調理物の加熱調理に際して、陶器の遠赤外線効果を利用することも可能となる。
そこにおいて、加熱調理用天板を陶器で形成する場合には、加熱調理用天板における調理面が粗面とされていることが望ましい。これにより、加熱調理された被調理物から滴下される油脂分等が加熱されて焦げることに起因する煙の発生を有利に防止することが可能となる。なお、このような効果を奏する科学的根拠は解明されていないが、加熱調理された被調理物から出てきた油脂分等を調理面に形成されている微小な凹所に入り込ませて、加熱調理された被調理物から出てきた油脂分等の体積を微小なものにすることにより、加熱調理された被調理物から出てきた油脂分等を加熱調理用天板の熱で蒸発し易くしたことが、上述の如き効果を奏する一つの要因であると考えられる。
また、本発明においては、天板保持部が陶器によって形成されていることが望ましい。これにより、天板保持部に蓄熱性をもたせることが可能となる。その結果、天板保持部の周壁の上側開口を加熱調理用天板で覆うことで形成される加熱空間の空気を効率良く温めることが可能となり、加熱調理用天板を効率良く熱することが可能となる。
なお、本発明において採り得る別の態様を以下に参考例として記載する。
すなわち、本参考例としての加熱調理器具は、(a)加熱調理される被調理物が置かれる調理面を有する加熱料理用天板と、(b)熱源の周囲に配置されて加熱調理用天板を熱源の上方に支持せしめる周壁を有すると共に、周壁の外周側に設けられて、周壁の上側開口を覆うように載置された加熱調理用天板の外周縁の下方で上側に開口しており、水が貯留されるようになっている周溝を有する天板保持部とを、備えていることを、特徴とする。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1及び図2には、本発明の一実施形態としての加熱調理器具10が示されている。この加熱調理器具10は、加熱調理用天板12が熱源の周囲に設置される天板保持部14の上端に載置されることにより、加熱調理用天板12を熱源の上方に支持せしめた構造とされており、後述する熱源によって熱せられた加熱調理用天板12で肉や野菜等の被調理物(図示せず)を加熱調理するものである。なお、以下の説明において、上下方向とは、原則として、後述するカセットコンロ42の五徳44への載置状態で上下方向となる図1中の上下方向をいうものとする。
より詳細には、加熱調理用天板12は、図3乃至5に示されているように、全体として厚肉の円板形状を呈している。そこにおいて、本実施形態の加熱調理用天板12は、陶器で形成されており、特に本実施形態では、伊賀焼で形成されている。そして、本実施形態の加熱調理用天板12は、従来から公知の伊賀焼の製造方法で製造される。すなわち、土練り行程を経た粘土を、図示される加熱調理用天板12の形状に成形し、乾燥工程を経て、約700度にて素焼きする。その後、下絵つけ、釉薬がけを行い、約1200度から1300度で本焼成を行い、完成品としての加熱調理用天板12を得る。
また、加熱調理用天板12において肉や野菜等の被調理物(図示せず)が置かれる厚さ方向一方の面(以下、調理面としての表面16と称する)は、その中央部分から外周縁へ行くに従って緩やかに下る湾曲面とされている。換言すれば、本実施形態の加熱調理用天板12の表面16は、その中央部分が最も高くされている。これにより、加熱調理用天板12の表面16で加熱調理される肉や野菜等からでる油脂分等を加熱調理用天板12の外周縁のほうへ誘導することが可能となる。また、本実施形態では、加熱調理用天板12の中央部分の厚さ寸法が周辺部に比べて大きくされており、これにより、加熱されやすい中央部と加熱されにくい周辺部の熱斑を小さくするようになっている。また、表面16は、気孔を多く含む伊賀焼の特性を利用して粗面とされている。
そこにおいて、本実施形態では、加熱調理用天板12の表面16における中央部分を除いた領域に対して、多数の誘導溝18が放射状に形成されている。これにより、加熱調理用天板12の表面16で加熱調理される肉や野菜等から発生する油脂分等を加熱調理用天板12の外周縁へ誘導することが有利に実現され得ることとなる。
更にまた、加熱調理用天板12の外周縁部には、複数(本実施形態では、四つ)の切欠20が形成されており、特に本実施形態では、これら四つの切欠20は、周方向に等間隔に形成されている。これにより、天板保持部14の上端に加熱調理用天板12を載置する際に、或いは、天板保持部14の上端に載置された加熱調理用天板12を移動させる際に、加熱調理用天板12の外周縁部に形成された切欠20内に指(例えば、人差し指)を入れると共に、かかる切欠20内に入れた指と親指で加熱調理用天板12を挟み持つことにより、加熱調理用天板12を天板保持部14の上端に載置する作業や天板保持部14の上端に載置された加熱調理用天板12を下ろす作業等を効率良く行うことが可能となる。
また、加熱調理用天板12の厚さ方向他方の面(以下、裏面22と称する)には、裏面22に開口する位置決め凹所としての位置決め凹溝24が、加熱調理用天板12の中心軸線回りで全周に亘って延びるように形成されている。特に本実施形態では、加熱調理用天板12の中心軸線から位置決め凹溝24における内周壁面までの距離が、加熱調理用天板12の半径の2/3よりも大きくされている。
一方、天板保持部14は、図6に示されているように、円形断面を有する筒状の周壁26を備えており、特に本実施形態では、周壁26の内径寸法と外径寸法は、外径寸法と内径寸法の差(周壁26の厚さ寸法)を略一定の大きさに維持したまま、軸方向下端から軸方向上端へ行くに従って大きくなっている。換言すれば、本実施形態の周壁26は、軸方向上側の開口へ行くに従って外側へ広がっているのである。
なお、本実施形態の天板保持部14は、陶器で形成されており、特に本実施形態では、伊賀焼で形成されている。そして、本実施形態の天板保持部14は、上述の如き従来から公知の伊賀焼の製造方法で製造される。
また、本実施形態の周壁26の軸方向上端面には、軸方向上方へ向かって突出する支持突起28が複数(本実施形態では、四つ)形成されており、特に本実施形態では、これら四つの支持突起28は、周方向に等間隔に形成されている。
さらに、周壁26の軸方向上端部の外周側には、周壁26の外周面に沿って全周に亘って延びる周溝30が設けられており、かかる周溝30は周壁26の軸方向上方へ向かって開口している。なお、本実施形態では、周溝30の内側の側壁32は、周壁26の軸方向上端部分によって構成されている。また、本実施形態では、周溝30の外側の側壁34の上端面は、内側の側壁32の上端面よりも上方に位置せしめられている。更に、本実施形態では、周溝30の外側の側壁34は、周溝30の開口側(上方)へ行くに従って厚さ寸法を略一定に保ちながら外側へ広がるようになっている。更にまた、本実施形態では、周溝30の底面36が周壁26の高さ方向の中心よりも上方に位置せしめられている。
このような構造とされた天板保持部14の上端に対して、加熱調理用天板12が載置されるようになっている。具体的には、加熱調理用天板12の裏面22に形成された位置決め凹溝24内に天板保持部14の上端に突設された複数の支持突起28を入り込ませて、各支持突起28の突出端面を位置決め凹溝24の上底面に当接させた状態で、加熱調理用天板12が天板保持部14の上端に載置されるようになっている。即ち、本実施形態では、天板保持部14の周壁26による加熱調理用天板12の支持位置は、加熱調理用天板12の中心からの距離が、加熱調理用天板12の半径の2/3よりも大きくなる位置にある。
そして、このように天板保持部14の上端に加熱調理用天板12が載置されることにより、天板保持部14における周壁26の上側開口が加熱調理用天板12によって覆われることとなる。その結果、加熱調理用天板12と天板保持部14における周壁26で囲まれた加熱空間38が天板保持部14の周壁26の内側に形成される。
そこにおいて、本実施形態では、支持突起28の高さ寸法が位置決め凹溝24の深さ寸法よりも大きくされていることから、上述の如く、加熱調理用天板12が天板保持部14の上端に載置されて、加熱調理用天板12が天板保持部14における周壁26の上側開口を覆っている状態で、加熱調理用天板12の裏面22が天板保持部14の周壁26の上端面よりも上方に位置せしめられている。これにより、加熱調理用天板12と天板保持部14の周壁26で囲まれた加熱空間38が、天板保持部14の周壁26の上端面と加熱調理用天板12の裏面22に形成された位置決め凹溝24の上底面との間に形成された隙間40を通じて外部空間に連通されている。
また、本実施形態では、上述の如く、加熱調理用天板12の裏面22に形成された位置決め凹溝24内に、天板保持部14の周壁26に設けられた支持突起28が入り込んでいることから、加熱調理用天板12を所定位置で支持することが可能となり、加熱調理用天板12の天板保持部14に対する重心バランスの安定化を図って、加熱調理時における加熱調理用天板12のガタツキ等を有利に抑えることが可能となる。
更にまた、本実施形態では、上述の如く、加熱調理用天板12が天板保持部14の上端に載置された状態で、加熱調理用天板12の外周縁が周溝30の溝幅方向の中心よりも外側に位置せしめられている。
なお、本実施形態では、上述の如く加熱調理用天板12が天板保持部14の周壁26の上端に載置された状態で、加熱調理用天板12の表面16の外周縁が周溝30における外側の側壁34の上端面と略同じ高さ位置、或いは、周溝30における外側の側壁34の上端面よりも少しだけ方の位置にある。
続いて、上述の如き構造とされた加熱調理器具10の使用方法について、説明する。先ず、上述の如く加熱調理用天板12が天板保持部14の周壁26の上端に載置されることで構成された加熱調理器具10を、図7に示されているように、カセットコンロ42の五徳44に天板保持部14の周壁26を載置することで、カセットコンロ42にセットする。これにより、天板保持部14の周壁26が後述するカセットコンロ42の火48の周囲に配置されることとなる。
次に、天板保持部14に設けられた周溝30に水46を入れて、周溝30に水46が貯留されている状態にする。なお、天板保持部14の周溝30に水46を入れる作業は、加熱調理器具10をカセットコンロ42にセットする前に行っても良い。
この状態で、カセットコンロ42の火48を着けて、天板保持部14の周壁26の上側開口を覆うように配置された加熱調理用天板12が加熱されるようになっている。ここで、天板保持部14の周壁26の上側開口が加熱調理用天板12によって覆われることで天板保持部14の周壁26の内側に加熱空間38が形成されるが、かかる加熱空間38内に周溝30等が形成されておらず、加熱空間38の熱エネルギーを加熱調理用天板12の加熱に効率よく利用することができる。
そして、加熱調理用天板12が適当な温度になったら、肉や野菜等を加熱調理用天板12の表面16に載せて焼く。なお、本実施形態では、加熱調理用天板12と天板保持部14のそれぞれが陶器で形成されていることから、陶器の蓄熱効果により、カセットコンロ42の火48を着け始めてから適当な時間が経過した後に弱くしても、加熱調理用天板12の温度を、長時間、加熱調理に適した温度に維持することが可能となる。また、加熱調理用天板12が陶器で形成されていることにより、加熱調理用天板12の温度が煙の発生し易い温度まで上昇しないようにすることが可能となり、肉や野菜等の加熱調理を始めるまでの段階においても、煙の発生を有利に抑えることが可能となる。
ところで、肉や野菜等を焼くと、肉や野菜等から油脂分等が滴下される。この油脂分等は、加熱調理用天板12の表面16に形成された誘導溝18を通って、加熱調理用天板12の外周縁まで誘導されてきた後、加熱調理用天板12の外周縁から周溝30に貯留されている水46の中に落ちるようになっている。
そこにおいて、上述の如き構造とされた加熱調理器具10においては、肉や野菜等を焼いた際に出る油脂分等を受ける水46が貯留されている周溝30が周壁26の上端の外周側に設けられていることから、水46が貯留されている周溝30をカセットコンロ42の火48から遠ざけることが可能となる。これにより、周溝30に油脂分等が落下する際に、カセットコンロ42の火48の熱により加熱されて煙や炎を発生したり、更には、貯留されている水46がカセットコンロ42の火48で熱せられて蒸発してしまい、水46がなくなった周溝30内に油脂分等が落ちて焦げることに起因する煙の発生を回避することが可能となる。
特に本実施形態では、周溝30の底面36が周壁26の高さ方向の中心よりも上方に位置せしめられていることから、周溝30をカセットコンロ42の火48から更に遠ざけることが可能となる。
また、本実施形態では、加熱調理用天板12の表面16が粗面とされていることから、肉や野菜等を焼いた際に出る油脂分等が加熱調理用天板12で加熱されて焦げることに起因する煙の発生を有利に抑えることが可能となる。
さらに、加熱空間38内に周溝30が設けられていないことから、加熱空間38の熱をその上方で支持された加熱調理用天板12の加熱に有効に利用することができる。また、加熱空間38内で熱せられた空気は、加熱調理用天板12の位置決め凹溝24の上底面と天板保持部14の周壁26の上端面との間に隙間40が形成されており、かかる隙間40を通じて、外部へ排出されるようになっている。このような空気の対流により、加熱調理用天板12の中央部分のみならず、外周部分も効率的に加熱されて、加熱調理用天板12の表面16を満遍なく熱することが可能となる。
そこにおいて、本実施形態では、天板保持部14の周壁26の上端に設けられた支持突起28が加熱調理用天板12に当接している位置から加熱調理用天板12の中心までの距離が、加熱調理用天板12の半径の2/3よりも大きくされていることから、加熱調理用天板12において天板保持部14の周壁26の上側開口を覆っている部分を大きくすることが可能となる。
また、本実施形態における天板保持部14の周壁26は、上側開口のほうが下側開口よりも大きくされていることから、加熱調理用天板12において天板保持部14の周壁26の上側開口を覆っている部分を大きくすることが可能となる。また、加熱空間38内に周溝30が設けられていないことから、加熱空間38の上方に載置される加熱調理用天板12に被調理物から滴下される油脂分等を落下させる孔を設ける必要がない。それにより、加熱調理用天板12の表面16の略全体を加熱調理領域とすることができ、かかる加熱調理領域を、カセットコンロ42の火48が配設された加熱空間38内の熱エネルギーで効率よく加熱することが可能となる。
また、本実施形態では、周溝30の外側の側壁34が周溝30の開口側へ行くに従って外側へ広がるようになっていることから、天板保持部14の上端に載置される加熱調理用天板12のサイズを大きくすることが可能となる。その結果、加熱調理用天板12において肉や野菜等の加熱調理に適した温度となる加熱調理領域を一層大きくすることが可能となる。
また、本実施形態では、天板保持部14が陶器で形成されていることから、加熱空間38の温度が外部へ伝わり難くなる。これにより、カセットコンロ42に装着されたカセットや、かかるカセットを覆っているカバーが熱くなり難くなる。その結果、ガスがなくなった際のカセットの交換作業を速やかに行うことが可能となる。
さらに、本実施形態では、周溝30の外側の側壁34が内側の側壁32よりも高くされており、周溝30の外側の側壁34の上端面が加熱調理用天板12の表面16の外周縁と略同じ高さ位置にあることから、肉や野菜等を焼いた際に発生する油脂分等が周溝30に貯留されている水46に落ちた際に水46が飛び跳ねたとしても、かかる飛び跳ねた水46が加熱調理用天板12で肉や野菜等を焼いている人にかかることを防ぐことが可能となる。
更にまた、本実施形態では、加熱調理用天板12が天板保持部14の上端に載置された状態で、加熱調理用天板12の外周縁が周溝30の溝幅方向の中心よりも外側に位置せしめられていることから、加熱調理用天板12の外周縁と周溝30の外側の側壁34との間に形成される隙間を小さくすることが可能となる。その結果、加熱調理用天板12の表面16で焼かれている肉や野菜等が加熱調理用天板12の表面16を外周縁に向かって転がったとしても、周溝30内に落ちることを有利に防止することが可能となる。
因みに、本実施形態の加熱調理器具10について、カセットコンロの火を強火にして6分間加熱した後で中火にし、カセットコンロの火を着けてから3分毎の温度をサーモビューワで測定した。また、本実施形態の加熱調理器具10について、カセットコンロの火を強火にして3分間加熱した後で中火にし、カセットコンロの火を着けてから3分毎の温度をサーモビューワで測定した。なお、これらの試験において、カセットコンロは、Iwatani製の「達人3.3kw」を使用した。また、サーモビューワは、NEC三栄製の「TH5100」を使用した。温度測定は、(1)加熱調理用天板12の中心(測定位置A)、(2)加熱調理用天板12の中心から径方向外方へ5cmの位置(測定位置B)、(3)加熱調理用天板12の中心から径方向外方へ10cmの位置(測定位置C)の3箇所で行った。かかる試験の結果を表1に示すと共に、測定位置Aでの測定結果のグラフを図8に示す。なお、図8では、強火で6分間加熱した場合を実施例1として示しており、強火で3分間加熱した場合は実施例2として示している。
Figure 0005274027
これらの試験結果から明らかなように、本実施形態の加熱調理器具10においては、いずれの実施例の場合でも、比較的短時間で加熱調理用天板12の温度が調理が可能な温度に達し、強火で6分間加熱した場合でも、加熱調理用天板12の温度が煙の発生しやすくなる350℃を超えることはなかった。また、その後中火にしても、加熱調理用天板12の温度が肉や野菜等を焼くのに適した温度(320℃〜332℃)に速く到達し、しかも、その温度を有利に維持することが出来る。従って、本実施形態の加熱調理器具10においては、省エネを実現することが出来るのである。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、加熱調理用天板の形状は矩形平板形状であっても良いし、多角形状や楕円形状等であっても良い。また、加熱調理用天板の表面の全体が外周縁に向かって傾斜している必要はなく、例えば、加熱調理用天板の表面は平坦面であるが、加熱調理用天板の天板の表面に形成された誘導溝は外周縁に向かって下る形状であっても良い。この場合でも、加熱調理された被調理物から出る油脂分等を加熱調理用天板の外周縁へ誘導することが可能となる。
さらに、前記実施形態において、加熱調理用天板12の裏面22に位置決め凹溝24が形成されている必要は、必ずしもない。また、前記実施形態において、天板保持部14の周壁26の上端に複数の支持突起28が形成されている必要は、必ずしもない。更に、加熱調理用天板の裏面に複数の突起が設けられていても良い。また、加熱調理用天板の裏面に複数の突起が設けられている場合には、天板保持部の周壁の上端面に対して、加熱調理用天板の裏面に設けられた複数の突起のそれぞれが入り込む位置決め凹所が形成されていても良い。
更にまた、天板保持部の形状等は、前記実施形態の形状等に限定されるものではない。例えば、周溝における外側の側壁の上端面を内側の側壁の上端面と同じ高さ位置にしても良い。また、周壁に対して周溝が取り外し可能に設けられていても良い。
なお、本発明においては、周溝が、天板保持部の周壁と加熱調理用天板によって画定される加熱空間から、周壁によって仕切られていればよく、周壁の形状は、本実施形態における円筒形状に限定されるものではない。例えば、図9(a)および(b)に概念的に示すように、周壁の上部が先すぼみの形状とされて、周壁上部の外周側を利用して、周溝を形成するようにしてもよい。これにより、天板保持部の外径を小さくすることができ、加熱調理器具の小型化を図ることができる。
また、加熱調理器具の内部に形成される加熱空間を利用して、加熱されることにより遠赤外線を発生する熱源体を載置する棚等を設けることも、勿論可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
本発明の一実施形態としての加熱調理器具を示す平面図。 図1におけるII−II断面図。 図1の加熱調理器具を構成する加熱調理用天板を示す平面図。 図3におけるIV−IV断面図。 同加熱調理用天板の底面図。 図1の加熱調理器具を構成する天板保持部を示す平面図。 図1の加熱調理器具の使用状態を説明するため説明図。 測定結果を示すグラフ。 本発明の他の実施形態としての加熱調理器具を示す概念図。
符号の説明
10:加熱調理器具,12:加熱調理用天板,14:天板保持部,16:表面,26:周壁,30:周溝,48:火

Claims (11)

  1. 加熱調理される被調理物が置かれる調理面を有する加熱調理用天板と、
    熱源の周囲に配置されて前記加熱調理用天板を該熱源の上方に支持せしめる周壁を有すると共に、該周壁の外周側に設けられて、該周壁の上側開口を覆うように載置された該加熱調理用天板の外周縁の下方で上側に開口しており、水が貯留されるようになっている周溝を有する天板保持部と
    を、備えており、
    前記周溝の底面が前記周壁の高さの1/2よりも上方に位置している一方、
    前記加熱調理用天板の外周縁から前記周溝に貯留される水に前記被調理物から滴下された油脂分等が落下するように誘導する誘導溝が、該加熱調理用天板に形成されており、
    前記加熱調理用天板が前記天板保持部の前記周壁の上側開口を覆うように載置された状態で、該加熱調理用天板の外周縁が前記周溝の溝幅方向の中心よりも外側に位置している
    ことを特徴とする加熱調理器具。
  2. 前記天板保持部の前記周壁による前記加熱調理用天板の支持位置が、該加熱調理用天板の中心から外周縁までの距離の2/3に相当する位置よりも外側にある請求項1に記載の加熱調理器具。
  3. 前記周壁が前記上側開口に向かって次第に外側へ広がる形状とされている請求項1又は2に記載の加熱調理器具。
  4. 前記周溝における外側の側壁の上端面が内側の側壁の上端面よりも高い位置にある請求項1乃至の何れか1項に記載の加熱調理器具。
  5. 前記周溝における外側の側壁が該周溝の開口側へ行くに従って外側に広がっている請求項1乃至の何れか1項に記載の加熱調理器具。
  6. 前記周壁の上側開口端に複数の支持突起が設けられており、これら複数の支持突起の突出端面に前記加熱調理用天板が載置されている請求項1乃至の何れか1項に記載の加熱調理器具。
  7. 前記加熱調理用天板の裏面に対して、前記複数の支持突起のそれぞれが入り込む位置決め凹所が形成されている請求項に記載の加熱調理器具。
  8. 前記加熱調理用天板が陶器によって形成されている請求項1乃至の何れか1項に記載の加熱調理器具。
  9. 前記加熱調理用天板における前記調理面が粗面とされている請求項に記載の加熱調理器具。
  10. 前記天板保持部が陶器によって形成されている請求項1乃至の何れか1項に記載の加熱調理器具。
  11. 前記加熱調理用天板の表面から前記誘導溝の底面までの深さ寸法が、該加熱調理用天板の中心側から外周縁側に向かって次第に大きくなっている請求項1乃至10の何れか1項に記載の加熱調理器具。
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