JP5273820B2 - ガイドワイヤ - Google Patents

ガイドワイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP5273820B2
JP5273820B2 JP2010179811A JP2010179811A JP5273820B2 JP 5273820 B2 JP5273820 B2 JP 5273820B2 JP 2010179811 A JP2010179811 A JP 2010179811A JP 2010179811 A JP2010179811 A JP 2010179811A JP 5273820 B2 JP5273820 B2 JP 5273820B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bent portion
guide wire
coil
coil body
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010179811A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012034967A (ja
Inventor
聡 長野
由美子 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Intecc Co Ltd
Original Assignee
Asahi Intecc Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Intecc Co Ltd filed Critical Asahi Intecc Co Ltd
Priority to JP2010179811A priority Critical patent/JP5273820B2/ja
Priority to US13/169,525 priority patent/US8585613B2/en
Priority to EP11173673.2A priority patent/EP2417999B1/en
Priority to CN201110220661.1A priority patent/CN102371024B/zh
Publication of JP2012034967A publication Critical patent/JP2012034967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5273820B2 publication Critical patent/JP5273820B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/09058Basic structures of guide wires
    • A61M2025/09083Basic structures of guide wires having a coil around a core
    • A61M2025/09091Basic structures of guide wires having a coil around a core where a sheath surrounds the coil at the distal part
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/09175Guide wires having specific characteristics at the distal tip

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

本発明は、ガイドワイヤに関する。
従来、血管、消化管、尿管等の管状器官や体内組織に挿入して、目的部位へ医療デバイス等を案内するために使用される種々のガイドワイヤが提案されてきた。
例えば、特許文献1に記載されたガイドワイヤは、小表面と大表面とを有する長方形断面のコアシャフトの先端を中心大平面(中心大平面とは、大表面間に存在し、小表面を二分する面)上で湾曲させて、分岐した脈管内への案内を良好にしている。
特表2007−501648号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたガイドワイヤは、小表面と大表面とを有するコアシャフト先端を、中心大平面上で湾曲させたため、中心大平面に平行な方向における曲げ剛性は高くなるものの、中心大表面に直交する方向における曲げ剛性は低くなることから、屈曲部の形状が安定しないという問題があった。そして、屈曲部の形状が安定しないことにより、ガイドワイヤによる分岐した脈管内への良好な案内が困難になるという問題があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、ガイドワイヤの屈曲部の形状を安定化させて、3次元空間における血管選択性を高めたガイドワイヤを提供することを目的とする。
<1>本願請求項1に係る発明は、コアシャフトと、
前記コアシャフトの少なくとも先端部を捲回するコイル素線から形成されたコイル体と、を有するガイドワイヤにおいて、
前記コイル体は基端から先端方向に形成された直線部と、前記直線の先端側に形成された屈曲部と、を有し、前記屈曲部の少なくとも一部は、前記屈曲部の屈曲形状を維持するように、固着部材によって前記コアシャフトに固着されていることを特徴とする。
<2>請求項2に係る発明は、請求項1に記載のガイドワイヤにおいて、前記コアシャフトの先端と前記コイル体の先端とが固着された最先端部を備え、前記屈曲部の前記固着部材は、前記最先端部の基端側に前記最先端部と一体的に形成されていることを特徴とする。
<3>請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のガイドワイヤにおいて、
前記屈曲部を形成する前記コイル素線の内、前記屈曲部の内側で前記固着部材にて固着されたコイル素線の本数は、前記屈曲部の外側で前記固着部材にて固着されたコイル素線の本数よりも少ないことを特徴とする。
<4>請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のガイドワイヤにおいて、前記固着部材内における前記屈曲部の内側に位置するコイル素線の少なくとも一部は隣接するコイル素線と接触しており、前記固着部材の基端側における前記コイル体には、前記コイル素線間に間隙を有する疎巻き部が設けられていることを特徴とする
<1>本願請求項1に記載のガイドワイヤは、コイル体が基端から先端方向に形成された直線部と、直線の先端側に形成された屈曲部と、を有し、屈曲部の少なくとも一部が、屈曲部の屈曲形状を維持するように、固着部材によってコアシャフトに固着されていることにより、コイル体の屈曲形状を安定化して、3次元空間における血管選択性を高める効果を奏する。
<2>請求項2に記載のガイドワイヤは、コアシャフトの先端とコイル体の先端とが固着された最先端部を備え、屈曲部の固着部材が、最先端部の基端側において、最先端部と一体的に形成されているので、請求項1に記載のガイドワイヤの効果に加えて、末梢血管の分岐に対する血管選択性を高める効果を奏する。
<3>請求項3に記載のガイドワイヤは、屈曲部の内側で固着された素線の本数が、屈曲部の外側で固着されたコイル素線の本数よりも少ないので、請求項1または2に記載の効果に加えて、屈曲部の内側で固着された素線の本数が、屈曲部の外側で固着されたコイル素線の本数よりも少ないので、請求項1又は請求項2に記載の効果に加えて、屈曲形態を安定化しつつ、ガイドワイヤの柔軟性を確保する効果を奏する
<4>請求項4に記載のガイドワイヤは、固着部材内における屈曲部の内側に位置するコイル素線の少なくとも一部は隣接するコイル素線と接触しており、固着部材の基端側におけるコイル体には、コイル素線間に間隙を有する疎巻き部が設けられているので、請求項1〜3に記載の効果に加えて、ガイドワイヤの屈曲部付近の柔軟性を向上させる効果を奏する。
本発明の第1実施形態を示すガイドワイヤの全体図である。 本発明の第2実施形態を示すガイドワイヤの先端拡大図である。 本発明の第3実施形態を示すガイドワイヤの先端拡大図である。 本発明の第4実施形態を示すガイドワイヤの先端拡大図である。 本発明の第5実施形態を示すガイドワイヤの先端拡大図である。
以下、本発明のガイドワイヤを図面に示す好適実施形態に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態のガイドワイヤを示す全体図である。
なお、図1では、説明の都合上、左側を「基端」、右側を「先端」として説明する。
また、図1では、理解を容易にするため、ガイドワイヤ1の長さ方向を短縮し、全体的に模式的に図示しているため、全体の寸法は実際とは異なる。
図1において、ガイドワイヤ1は、コアシャフト2と、そのコアシャフト2の先端部を覆うコイル体3とから構成され、コアシャフト2の先端部とコイル体3の先端部とは互いに固着されて最先端部4を形成し、コイル体3の基端部は、最先端部4より基端方向に、ロウ付け9によってコアシャフト2に固着されている。
また、コイル体3は、基端から先端方向に向って直線状態を有しており、この直線状態の先端側、且つ、最先端部4から基端側方向に離間した位置に屈曲部5が設けられている。屈曲部5内のコアシャフト2は、屈曲部5と同じ屈曲角度を有しており、屈曲部5内のコイル体3とコアシャフト2とは、固着部材6にて互いに固着されている。
また、屈曲部5の内側7におけるコイル体3の素線同士は、互いに接しており、屈曲部5の外側8におけるコイル体3の素線同士は互いに離間している。
このように、ガイドワイヤ1の先端側に設けた屈曲部5が、固着部材6にてコアシャフト2とコイル体3と共に固着されることで、ガイドワイヤ1の先端に安定した屈曲部5を設けることが可能となり、ガイドワイヤ1の3次元空間における血管選択性が向上する。
屈曲部5の形成方法については、ガイドワイヤ1のコイル体3の先端部を形状付け用のピンに巻きつけて屈曲部5を形成する方法や、屈曲形態を有する金型にコイル体3やコアシャフト2を挿入して、その後、熱処理することにより屈曲形態を付与する方法がある。また、屈曲部5の形成方法は、これに限定されることなく、公知の方法を適宜採用することができる。
本実施例におけるコアシャフト2の材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス鋼(SUS304)、Ni−Ti合金等の超弾性合金、ピアノ線等の材料を使用することができる。
また、コアシャフト2とコイル体3とを固着する最先端部4の材料およびロウ付け9の材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、アルミニウム合金ロウ、銀ロウ、金ロウ、亜鉛、Sn−Pb合金、Pb−Ag合金、Sn−Ag合金等を使用することができる。
また、これらの材料を用いてコアシャフト2とコイル体3とを固着する際には、最先端部4とロウ付け9とが設けられるコアシャフト2とコイル体3のそれぞれの位置に予めフラックスを塗布しておくことが好ましい。これにより、最先端部4とロウ付け9で使用されるロウ材のコアシャフト2及びコイル体3に対する濡れ性が良好となり、固着強度が増加する。
また、コイル体3を形成する材料としては、放射線不透過性の素線、又は放射線透過性の素線を用いることができる。
放射線不透過性の素線の材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、金、白金、タングステン、又はこれらの元素を含む合金(例えば、白金−ニッケル合金)等を使用することができる。
また、放射線透過性の素線の材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス鋼(SUS304やSUS316等)、Ni−Ti合金等の超弾性合金、ピアノ線等を使用することができる。
また、コイル体3の基端部は、放射線透過性の素線で形成された基端部とし、コイル体3の先端部は放射線不透過性の素線で形成された先端部としても良い。屈曲部5より先端側のコイル体3が、放射線不透過性の素線から形成されることで、術者は放射線透視下の画像において、ガイドワイヤ1に設けられた安定化された屈曲部5を視認しながら操作することができ、血管の選択性が向上する。
また、このようにコイル体3に設けた屈曲部5の先端部が、放射線不透過性の素線で形成された先端部、及び屈曲部5の基端部が放射線透過性の素線で形成された基端部とした際には、互いの素線が離脱しないように、コイル体3の先端部の基端とコイル体3の基端部の先端との固着が必要な場合もある。
このような固着は、コイル体3の先端部の基端とコイル体3の基端部の先端とを仮固着し、その後、ピンに捲きつける等して仮固着した部分に屈曲部5を形成して、この屈曲部5を固着部材6にて固着することで形成される。
また、固着部材6の材料としては、特に限定されるものではないが、合成樹脂や最先端部4及びロウ付け9と同じロウ材等を用いることができる。
なお、最先端部4とロウ付け9と同じロウ材を用いる場合には、前述したように、固着部材6が設けられる場所に位置するコアシャフト2とコイル体3にフラックスを予め塗布しておくのが良い。
固定部材6に用いる合成樹脂は、特に限定されるものではないが、フッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、各種エラストマー材料、各種親水性ゲル材料を採用することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態のガイドワイヤ11について、図2を用いて、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。第1実施形態と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
なお、図2は、理解を容易にするため、先端部分のみを拡大している。また、ガイドワイヤ11の長さ方向を短縮し、模式的に図示しているため、実際の寸法比とは異なる。
ガイドワイヤ11の屈曲部15は、最先端部4の基端に配置されている。このため、屈曲部15は、この屈曲部15から最先端部4までのごく短い範囲に、安定した屈曲形状を有するので、このような屈曲部11を有するガイドワイヤ11は、冠動脈等の末梢部分等の3次元空間における血管選択性を大幅に向上させることができる。
また、本実施例における屈曲部15は、屈曲部15の内側7に位置するコイル体3の素線同士に間隙を設けるように形成されているが、これに限定されることなく、コイル素線同士は、密着された状態であっても良い。
なお、本実施例では、最先端部4と固着部材6とは別部材として表記しているが、これに限定されることなく、最先端部4と固着部材6とは、一体的に同一部材で形成することができる。このように、最先端部4と固着部材6とが、同一部材で一体的に形成されることで、ガイドワイヤ11の製造がより簡素化される。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態のガイドワイヤ21について、図3を用いて、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。第1実施形態と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
なお、図3は、理解を容易にするため、先端部分のみを拡大している。また、ガイドワイヤ21の長さ方向を短縮し、模式的に図示しているため、実際の寸法比とは異なる。
ガイドワイヤ21の最先端部4の基端方向に位置するコイル体3は、疎巻き部(図3は先端拡大図であるため、図に記載のコイル体3は全て疎巻き部となっている。)を有している。この疎巻き部には、屈曲部25が形成されている。また、屈曲部25の内側7に位置するコイル素線は、互いに接触しており、屈曲部25の外側8に位置するコイル素線間には間隙が形成されている。この間隙は、屈曲形態を形成する前の疎巻き部の間隙よりも大となっている。このように、屈曲部25は、疎巻き部に形成されているので、より屈曲角度の大きい屈曲形状を安定して形成させることができる。
このようなガイドワイヤ21は、冠動脈等の血管本管の挿入方向に対して鈍角方向に位置する側枝へ挿入させることができるので、3次元空間における血管選択性が大幅に向上する。
さらに、屈曲部25を設けた疎巻き部は、柔軟であるため、ガイドワイヤ21に設けた屈曲部25付近の柔軟性を向上させることができ、延いては、血管等への体内への脈管内の損傷を防止することができる。
なお、疎巻き部に設けた屈曲部25は、疎巻き部の全体に亘って形成した屈曲部としても良いが、疎巻き部の一部分に形成した屈曲部とすることが好ましい。このようにして設けた屈曲部25は、屈曲部25近傍のコイル体の柔軟性を向上させることができる。
また、疎巻き部の素線間の間隙は、コイル体3の先端方向に向うに従って、大きくなるような間隙としても良い。このような間隙は、屈曲部25の屈曲角度を大きくすることができる他、ガイドワイヤ21の屈曲部25付近の柔軟性をさらに向上させることができる。
また、疎巻き部上の屈曲部25を2箇所以上設ける場合は、それぞれの屈曲部25に応じて、疎巻き部を形成することが好ましい。このようにすることで、それぞれの屈曲形態に応じた、屈曲形態と柔軟性を付与することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態のガイドワイヤ31について、図4を用いて、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。第1実施形態と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
なお、図4は理解を容易にするため、先端部分のみを拡大している。また、ガイドワイヤ31の長さ方向を短縮し、模式的に図示しているため、実際の寸法比とは異なる。
ガイドワイヤ31の屈曲部35に設けられた固着部材6は、屈曲部35の内側7では、コイル体3の素線を2本固着し、屈曲部35の外側8では、コイル体3の素線を4本固着している。屈曲部35の内側の固着部材6の量は、屈曲部35の外側8の固着部材の量よりも少ないので、ガイドワイヤ31に設けられた屈曲部35の柔軟性を確保することができる。
このような屈曲部35に設けられた固着部材6は、以下のような方法を用いて形成させることができる。
屈曲部35に固着部材6を設ける方法としては、例えば、ガイドワイヤ31のコイル体3に屈曲部35を形成して、屈曲部35の内側7及び外側8に位置するコイル体3の素線にフラックスを塗布する際に、内側7のコイル素線へのフラックスの塗布量を、外側8のコイル素線へのフラックスの塗布量よりも少なくして、ロウ材を屈曲部35の外側8から流し込む方法がある。
コイル素線とロウ材との濡れ性は、フラックスの塗布量に差異に応じて、変化するので、屈曲部35の内側7にて固着部材6に固定されているコイル素線の本数は、屈曲部36の内側8にて固着部材6に固定されているコイル素線の本数よりも少なくすることができる。
なお、この方法に限定されることなく、公知の方法を採用できる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態のガイドワイヤ41について、図5を用いて、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。第1実施形態と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
なお、図5は理解を容易にするため、先端部分のみを拡大している。また、ガイドワイヤ41の長さ方向を短縮し、模式的に図示しているため、実際の寸法比とは異なる。
屈曲部45に設けた固着部材16は、コイル体3の全周ではなく、屈曲部45の外側8方向に偏った状態で、コアシャフト2とコイル体3との間に設けられている。これにより、固着部材16は、屈曲部45の内側7方向に侵入していないので、屈曲形態を維持したまま、柔軟性をさらに確保することが出来る。
このような固着部材16を設ける方法としては、屈曲部45を形成した後に、外側8方向から固着部材16を流し込む量を調節する方法がある。
また、ロウ材等を用いる場合には、屈曲部45の外側8方向にのみフラックスを塗布した状態で、ロウ材を流し込むことで、屈曲部45の外側8方向に偏った状態で固着部材(ロウ材)16を形成することができる。
この他の変形例として、例えば、図1に記載の屈曲部5は、1箇所にのみ設けているが、これに限定されることなく、屈曲部5を2箇所以上設けることができる。2箇所以上設ける場合は、軸方向に対して連続的に設けても良く、互いの屈曲形態を軸方向に対して離間させて設けても良い。
また、屈曲部を2箇所設ける場合には、ガイドワイヤの先端に3次元の屈曲形態が得られる様に、一方の屈曲部が有する屈曲方向を、他方の屈曲部が有する屈曲方向とは異なる方向に設けても良い。このような3次元の屈曲形態を先端に設けたガイドワイヤは、肝動脈のような血管走行が複雑な血管への挿入性が良好となり、3次元空間における血管選択性を向上させることができる。
また、一方の屈曲部が有する屈曲方向を、他方の屈曲部が有する屈曲方向とは180°異なった方向に屈曲形態を設けて、S字状の屈曲形態を設けることもできる。このようなS字形状を設けたガイドワイヤは、複雑な血管走行に対しての挿入性が良好となり、3次元空間における血管選択性を向上させることができる。
また、2箇所設ける場合には、基端側の屈曲部が有する角度を、先端側の屈曲部が有する角度よりも小さくして形成しても良い。このようにすることで、基端側の屈曲部には、緩やかな屈曲形態を形成し、先端側の屈曲部には、基端側屈曲部よりも急峻な角度を有した屈曲形態を形成することができる。
このような構造を有したガイドワイヤは、基端側の屈曲部が緩やかな屈曲形態を有しているので、内径の太い血管を選択し易くなり、さらに、先端側の屈曲部の角度が基端側の屈曲部の角度よりも急峻なので、内径の細い血管を選択し易くなるため、3次元空間における血管選択性を向上させることができる。
また、屈曲部の設置数は2箇所に限定されることなく、3箇所以上設けても良い。
1、11、21、31、41
ガイドワイヤ
2 コアシャフト
3 コイル体
4 最先端部
5、15、25、35、45
屈曲部
6、16 固着部材
7 屈曲部の内側
8 屈曲部の外側
9 ロウ付け

Claims (4)

  1. コアシャフトと、
    前記コアシャフトの少なくとも先端部を捲回するコイル素線から形成されたコイル体と、を有するガイドワイヤにおいて、
    前記コイル体は基端から先端方向に形成された直線部と、前記直線の先端側に形成された屈曲部と、を有し、前記屈曲部の少なくとも一部は、前記屈曲部の屈曲形状を維持するように、固着部材によって前記コアシャフトに固着されていることを特徴とするガイドワイヤ。
  2. 請求項1に記載のガイドワイヤにおいて、
    前記コアシャフトの先端と前記コイル体の先端とが固着された最先端部を備え、
    前記屈曲部の前記固着部材は、前記最先端部の基端側に前記最先端部と一体的に形成されていることを特徴とするガイドワイヤ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のガイドワイヤにおいて、
    前記屈曲部を形成する前記コイル素線の内、前記屈曲部の内側で前記固着部材にて固着されたコイル素線の本数は、前記屈曲部の外側で前記固着部材にて固着されたコイル素線の本数よりも少ないことを特徴とするガイドワイヤ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のガイドワイヤにおいて、
    前記固着部材内における前記屈曲部の内側に位置するコイル素線の少なくとも一部は隣接するコイル素線と接触しており、
    前記固着部材の基端側における前記コイル体には、前記コイル素線間に間隙を有する疎巻き部が設けられていることを特徴とするガイドワイヤ。
JP2010179811A 2010-08-10 2010-08-10 ガイドワイヤ Active JP5273820B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010179811A JP5273820B2 (ja) 2010-08-10 2010-08-10 ガイドワイヤ
US13/169,525 US8585613B2 (en) 2010-08-10 2011-06-27 Guidewire
EP11173673.2A EP2417999B1 (en) 2010-08-10 2011-07-12 Guidewire with bent portion fixed with a fixing member
CN201110220661.1A CN102371024B (zh) 2010-08-10 2011-08-02 导线

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010179811A JP5273820B2 (ja) 2010-08-10 2010-08-10 ガイドワイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012034967A JP2012034967A (ja) 2012-02-23
JP5273820B2 true JP5273820B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=44801906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010179811A Active JP5273820B2 (ja) 2010-08-10 2010-08-10 ガイドワイヤ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8585613B2 (ja)
EP (1) EP2417999B1 (ja)
JP (1) JP5273820B2 (ja)
CN (1) CN102371024B (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5783635B2 (ja) * 2012-04-26 2015-09-24 朝日インテック株式会社 ガイドワイヤ
CN104619247B (zh) * 2012-09-17 2017-10-27 波士顿科学西美德公司 压力感测导丝
WO2014081942A1 (en) * 2012-11-21 2014-05-30 Concert Medical, Llc Preformed guidewire
US20140194779A1 (en) * 2013-01-10 2014-07-10 Yokowo Co., Ltd. Coronary guidewire
JP6294211B2 (ja) 2014-02-24 2018-03-14 朝日インテック株式会社 ガイドワイヤ
JP1524137S (ja) 2014-04-03 2015-05-25
JP1524544S (ja) 2014-04-24 2015-05-25
WO2016028486A1 (en) 2014-08-21 2016-02-25 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical device with support member
JP6245760B2 (ja) * 2014-09-16 2017-12-13 朝日インテック株式会社 ガイドワイヤ
JP6153503B2 (ja) * 2014-09-26 2017-06-28 朝日インテック株式会社 ガイドワイヤ
JP6669898B2 (ja) 2016-02-23 2020-03-18 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. 光学コネクタケーブルを備える圧力検出ガイドワイヤシステム
CN107683161B (zh) * 2016-03-10 2021-04-27 朝日英达科株式会社 导丝
EP3476427B1 (en) * 2016-06-24 2020-12-23 Asahi Intecc Co., Ltd. Guide wire
JP6368012B2 (ja) * 2017-07-19 2018-08-01 朝日インテック株式会社 ガイドワイヤ
CN116327157A (zh) 2017-08-03 2023-06-27 波士顿科学国际有限公司 血流储备分数的评估方法
JP7024103B2 (ja) 2018-02-23 2022-02-22 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド 逐次生理学的測定による血管の評価方法
US11850073B2 (en) 2018-03-23 2023-12-26 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical device with pressure sensor
US11559213B2 (en) 2018-04-06 2023-01-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical device with pressure sensor
EP4311482A3 (en) 2018-04-18 2024-03-06 Boston Scientific Scimed, Inc. System for assessing a vessel with sequential physiological measurements
EP3815732B1 (en) * 2018-06-29 2023-01-25 Asahi Intecc Co., Ltd. Guide wire
US11285299B2 (en) 2019-10-31 2022-03-29 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Mold for forming solder distal tip for guidewire
US11911051B2 (en) 2019-10-31 2024-02-27 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Dimpled joint for guidewire
US11904117B2 (en) 2019-10-31 2024-02-20 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Guidewire having radiopaque inner coil
US11684759B2 (en) 2020-01-22 2023-06-27 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Guidewire having varying diameters and method of making

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3452740A (en) 1966-05-31 1969-07-01 Us Catheter & Instr Corp Spring guide manipulator
US4721117A (en) * 1986-04-25 1988-01-26 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Torsionally stabilized guide wire with outer jacket
US4811743A (en) * 1987-04-21 1989-03-14 Cordis Corporation Catheter guidewire
US4846186A (en) * 1988-01-12 1989-07-11 Cordis Corporation Flexible guidewire
US5308324A (en) * 1989-01-09 1994-05-03 Pilot Cardiovascular Systems, Inc. Steerable medical device
US5007434A (en) * 1989-02-07 1991-04-16 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Catheter tip attitude controlling guide wire
JPH0394248U (ja) * 1990-01-12 1991-09-26
US5344399A (en) * 1992-05-26 1994-09-06 Dlp, Inc. Dual flexible introducer and cannula
JP3091328B2 (ja) * 1992-08-07 2000-09-25 朝日インテック株式会社 医療用ガイドワイヤ
US5409015A (en) * 1993-05-11 1995-04-25 Target Therapeutics, Inc. Deformable tip super elastic guidewire
US5769796A (en) * 1993-05-11 1998-06-23 Target Therapeutics, Inc. Super-elastic composite guidewire
US6139510A (en) * 1994-05-11 2000-10-31 Target Therapeutics Inc. Super elastic alloy guidewire
US5497786A (en) * 1994-08-18 1996-03-12 Scimed Life Systems, Inc. Apparatus and method for formable guide wire tip
EP0739641A1 (en) 1995-04-26 1996-10-30 Cordis Corporation Formable tip guidewire
US5876356A (en) * 1997-04-02 1999-03-02 Cordis Corporation Superelastic guidewire with a shapeable tip
ATE287747T1 (de) * 2000-10-03 2005-02-15 Cook William Europ Führungsdraht
US20030013986A1 (en) * 2001-07-12 2003-01-16 Vahid Saadat Device for sensing temperature profile of a hollow body organ
US7520863B2 (en) 2002-03-22 2009-04-21 Cordis Corporation Guidewire with deflectable tip having improved torque characteristics
DE602004027050D1 (de) 2003-08-07 2010-06-17 Brivant Res & Dev Ltd Führungsdraht für einen katheter
EP1957141A1 (en) 2005-11-17 2008-08-20 MicroMuscle AB Medical devices and methods for their fabrication and use
JP5521343B2 (ja) 2009-02-06 2014-06-11 日産自動車株式会社 車両の制御装置および車両の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2417999B1 (en) 2016-03-23
CN102371024B (zh) 2016-08-31
EP2417999A1 (en) 2012-02-15
JP2012034967A (ja) 2012-02-23
US8585613B2 (en) 2013-11-19
US20120041420A1 (en) 2012-02-16
CN102371024A (zh) 2012-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5273820B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5652884B2 (ja) ガイドワイヤ
US8608670B2 (en) Guidewire
EP2962718A1 (en) Guidewire
JP5665079B2 (ja) ガイドワイヤ
JP2013094343A (ja) ガイドワイヤ
JP2011147752A (ja) ガイドワイヤ
EP2392376A1 (en) Guidewire
EP2881136B1 (en) Guidewire
EP2921195A1 (en) Guide wire
JP2012070906A (ja) ガイドワイヤ
JP5946186B2 (ja) コイル体
JP2015036090A (ja) コイル体及びそのコイル体を用いたガイドワイヤ
JP6148587B2 (ja) ガイドワイヤ
JP7137396B2 (ja) ガイドワイヤ
JP2014023943A (ja) ガイドワイヤ
JP6008451B2 (ja) ガイドワイヤ
WO2018083905A1 (ja) カテーテル及びカテーテル組み立て体
JP7021350B2 (ja) ガイドワイヤ
WO2024116318A1 (ja) 医療デバイス
JP7353043B2 (ja) ガイドワイヤ
CN112334179B (zh) 导丝
JP2013154070A (ja) ガイドワイヤ
JP2020171382A (ja) ガイドワイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5273820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250