JP5268901B2 - ラジアルピストンを有する小型液圧式機械装置 - Google Patents

ラジアルピストンを有する小型液圧式機械装置 Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、モータやポンプのような液圧式機械装置に関するものであり、固定されたケース内で回転軸の周りを回転するのに適しており、内部に、ケースに固定されたカムとの共働に適したピストンが配置された複数のシリンダ部を有するシリンダブロックを備え、それら複数のシリンダ部は、その回転軸に対して半径方向に伸びており、シリンダダクトにより、回転軸とは垂直となるシリンダブロックの連絡面に配置された連絡孔に接続しており、そのモータは、さらに、ケースの一部を形成する供給カバー、及び、前記供給カバーに対して回転しない、流れ内部供給部を備え、その供給カバーは、シリンダ部の突出部に対応した領域を貫通して、外側面とそのカバーの内側面との間に伸びる供給・排出ダクトを有し、選択的に供給ダクトを供給・排出ダクトに連絡させるために前記内側面と共働する連結面と、シリンダブロックの回転に伴い前記供給ダクトの供給孔が連絡孔に連絡するように、回転軸と垂直で、連絡面と対向して配置される供給面と、の間に伸びる供給ダクトを有する内部供給部を備える。
このタイプの機械装置では、モータの場合、その出力は、シリンダブロックとともに回転するように連結する部材で固定される。
例えば、シリンダブロックの一部がケースの上を超えた部分にフランジを形成し、連動する部材が固定可能とされるか、又は、前記部材はシリンダブロックとともに回転する駆動シャフトにより構成する。特に、シャフトは、シリンダブロック内の中央の内径にかみ合わされ、溝付けの方法により連動させる。
このタイプのモータは、全てのタイプの駆動装置を駆動させるために広く利用されており、特に、車両を駆動可能とする動力機構に利用される。
類似の機械装置は液流回路に一定の圧力で流動体を供給するポンプとして利用可能である。
通常は、このような機械装置は車両に用いられ、車両の他の部品や装置に囲まれた環境下に配置される。そのため、小型であることが望ましい。また液圧式接続は、容易にアクセス可能であることが望ましく、供給・排出ダクトの出力が供給カバーの外面に位置しているのはこのためである。
本発明の目的は、上述の液圧式機械装置に関する周知技術を向上させることにあり、それはより小型化することによる。
かかる目的は以下の手段をとることにより達成される。すなわち、シリンダブロックの側面が、シリンダ部の底部により半径方向外側に区画される領域内に、内部に少なくとも流れ内部供給部の一部が配置され、その一部には供給面が配置される軸方向の凹み部と、その凹み部の表面上に配置される連絡面とを備える。
全体としては、液圧式機械装置の外形の寸法は、軸方向の凹み部の深さに対応した長さ分だけ減少しており、前記凹み部は、供給部の一部の収納に利用できる利点がある。この特徴は、供給・供給ダクトの液圧式接続に対するアクセスに何ら障害となるものでない。それは、前記供給・供給ダクトが供給カバーの外面に位置していることによる。また、その機械装置の重さは、その凹み部に相当する部材の重さの分だけ減少することにも留意すべきである。また、本発明によりもたらされる改良は、下記に説明するとおり、従来の供給部の利用、及び、モータの出力部材、シリンダブロックの中央の内径にかみ合わされるシャフト、前記シャフトが直通のものか否かに関係なく完全に互換性があることにも留意すべきである。
有利なことに、その凹み部が、ピストンの少なくとも一部の外包部により区画される2つの側面の間に位置する半径面まで広がる。その場合、より望ましくは、少なくともシリンダ部について、その中をピストンの前記一部がスライドし、シリンダ部のダクト(18;118)が、ピストンがスライドする軸に対して、シリンダブロックの凹み部とは逆の側面方向にずらしたダクトの区分を備える。
これらの特徴は、その軸方向の凹み部に相対的に大きな深さを与えることを可能とし、それゆえ、その機械装置の小型化を向上させる。
有利なことに、供給カバーがその内側面に、凹み部に入り込んだ拡張部を備える。
このことにより、内部供給部と適切な共動が必要な供給カバーの一部を、その凹み部内で得ることができ、それゆえ、より一層その機械装置の小型化を増大させる。
有利なことに、供給カバーの拡張部及び凹み部が、対向したシリンダ状面を有し、それらの間に回転式軸受が備えられる。
その回転式軸受は、特に、ジャーナル軸受又は針ころ軸受を含む。それは、前記シリンダブロックを凹み部の中で保持することにより、シリンダブロックの剛性を向上させることを可能とし、そのような方法により、運転中において、シリンダブロックが、その凹み部に向かって傾転したり、変形したりするあらゆる傾向を回避する。
本発明は、以下の何ら限定しない実施形態の詳細な説明を読むことにより、よく理解でき、その有利な点がより明確になる。
本発明の機械装置の第1実施形態を示す片面断面図である。 図1の機械装置の変形例を示す片側断面図である。 本発明の機械装置の第2実施形態を示す片側断面図である。
単純化のため、以下、液圧式モータについて説明するが、記載される機械装置は同様の構成を有するポンプであってもよい。
図1のモータは、締付ねじ2(破線で示す)によって一体に組み立てられた2つの部分1A及び1Bを有するケースを備える。ケースの部分1Aは、供給カバーを形成し、カバー(ケースの部分)1Aの外側面1’Aとそのカバーの内側面1’’Aとの間にそれぞれ伸びるダクト3A及び3Bを有する。例えば、ダクト3Aは、供給ダクトであり、ダクト3Bは、排出ダクトである。当然ながら、この状況は、モータのシリンダブロックの回転方向が変われば逆転する。
それらダクトは相互に独立して存在しており、しかしながら、例示するように、ダクト3Bは、ダクト3Aの端部と同じ軸方向占有面積内に存在している半径方向の部分を有している。この特徴により、外部のダクトとの接続を可能にするために外側面1’Aにある前記ダクトの連結孔(例えば、ダクト3Aの孔3’A)をシリンダブロックの回転軸Aと垂直に整列されることができるという利点がある。
図1のモータは、また、軸Aを中心に回転するように取り付けられたシリンダブロック10を有し、そのシリンダブロック10は複数のシリンダ部12を有し、その内部でピストン14(部分を示す)が、この例ではケースの部分1Bの内周面部分上に形成されるカム16と共働するのに適切となるよう配置されている。
図1のモータは、ラジアルピストンモータであり、そのシリンダ部は、軸Aに対して半径方向に伸びている。それらはシリンダ部のダクト18により、そのシリンダブロックの連絡面10Aに位置する連絡孔20に連絡されている。前記連絡面は、平面であり、軸Aと垂直である。
供給・排出ダクトは、軸Aと平行をなすシリンダ部12の突出部に対応した領域E(斜線部分)を貫通していることもわかる。
そのモータは、また、非回転式、すなわち、ケースに対して固定され、軸Aを中心とした回転をしない、流れ内部供給部22も備える。その内部供給部は、その内部供給部の連結面22A及び供給面22Bの間に伸びる供給ダクト24A,24Bを有する。その連結面22Aは、選択的に供給ダクトを供給・排出ダクトに連絡させるために、カバー1Aの内側面1’’Aと共働する。そのことにより、ダクト24Aはダクト3Aに連絡され、ダクト24Bはダクト3Bに連絡される。供給面22Bはシリンダブロックの連絡面10Aと平行であり、前記連絡面に対向して配置され、供給ダクトの供給孔26は、シリンダブロックが回転する間、連続して連絡孔20と連絡することができるようにその供給面22Bに位置するようにされる。
例示では、流れ内部供給部22は、段付きのタイプである。その連結面22Aは、段状の外周部を有しており、軸外周部上に軸方向に間隔をあけて、それぞれ23A及び23Bの2つの溝部が設けられている。見てわかるように、流れ内部供給部22が供給カバー1A内に組み立てられると、前記供給カバーの内部側面に位置する供給・排出ダクト3A,3Bの孔は、溝部23A及び23Bのうち対応する一方に一致した位置になる。第1のグループの全ての供給ダクト24Aが溝部23Aと連絡しており、第2のグループの全ての供給ダクト24Bが溝部23Bと連結している。
また、単純化のため、内部供給部として、2つの供給ダクトのグループと2つの溝部を有するものを図示した。当然ながら、その供給部材は、供給ダクトの3又は4のグループを有する可能性があり、特に、仮にモータが、それ自体は周知の、機能する複数個のシリンダ部やシリンダ部の選択機能を有する場合、望ましいシリンダ部を取得するために、それら溝部のいくつかを供給カバー1Aの内側面1’’Aと共働する密閉ガスケット23’を介して連絡させる。
流れ内部供給部22が位置する側と同じ側であるシリンダブロック10の側面11には、軸方向が凹み部30が設けられており、その内部を前記内部供給部の一部が入り込んでいる。前記凹み部は、シリンダ部12の底部12Aにより半径方向外側に区画される領域Z内に位置している。すなわち、その凹み部は、シリンダ部の下部に半径方向に位置するそのシリンダブロックの一部内でのみ広がる。シリンダブロックの連絡面10Aは、前記凹み部30の底部に形成された平面に位置している。
流れ内部供給部22は、前記凹み部に入り込み、同様に、その内側面1’’Aと同じ側に流れ内部供給部22の連絡面と共働し、供給カバー1Aは、その拡張部32を有する。前記拡張部は、特に、その流れ内部供給部の連結面22Aの外周部分に配置される、環状の拡張部である。この例では、拡張部32は、溝部23Bを覆う役割を果たす。
この特徴により、そのモータの軸方向の長さは、流れ内部供給部22がその凹み部に入り込む長さ、それゆえ、その凹み部自体の深さ、に対応した距離D分だけ削減される。
供給カバーの拡張部32及び凹み部30は、それぞれ対向したシリンダ状面32A及び30Aを有しており、その間に回転式軸受が備えられている。例えば、その回転式軸受は、ジャーナル軸受又は針ころ軸受である。軸受は、凹み部30の存在を考慮して、シリンダブロックの剛性を高めるために必要となる。
前記凹み部はシリンダブロックの面11の内部に広がり(つまり、面13の反対方向に向かっていき)、ピストンの外包で区画される、2つの側面P1,P2の間に位置する半径面Pまで達する。
この例では、ピストンがスライドする方向の軸Apは、凹み部30の底部を区画する平面Pにほぼ位置する。
例示では、シリンダブロックは、単一のみのピストンの列を有するが、複数の列を有することも可能であり、その場合、面P1及びP2は、その間を平面Pが広がり、ピストンの第1の列の外包により区画されうる。
シリンダ部のダクト18は、ピストンのスライド方向の軸Apに対して、シリンダブロックの側面11とは反対側に、ずらされている。より具体的には、図示するシリンダ部のダクト18は、シリンダの底部12Aから軸Aの方向に半径方向に伸びる区分18Aと、連絡孔20を区分18Aに連結する、ほぼ軸方向に伸びる区分18Bとを有している。軸Apに対して凹み部30とは反対側にあるシリンダブロックの側面13方向へずらすのは区分18Aである。区分18Aは、軸Aに対する鉛直方向よりも若干傾きを有している。
図1では、ケース1A,1Bに対して、シリンダブロック10の回転が、ボール軸受5により支えられていることがわかる。この例では、モータの出力は、シリンダブロックにより直接作られ、この目的で外部フランジ10Bを有し、外部フランジ10Bには、適切な手段、例えば、ねじ孔10’Bにねじ止めによって、駆動されるべき部材が取り付けられる。ボール軸受5は、カム16の近辺のケースの部分1Bの内周部と外部フランジ10Bの外周部と共働するため、シリンダブロックの半径方向外側に位置している。動的ガスケット7は、留めリング7’によりケースの部分1Bに対して固定されて、密閉状態を提供する。そのボール軸受は、軸方向の力と半径方向の力との両方を担い、軸方向を非常に小型化する利点を提供する。当然ながら、本発明について他のタイプの軸受、例えば、円錐ころ軸受を用いることは可能である。
図2の説明については、図1と同じ要素については同じ符号を付した。この例ではケースは3つの部分1A、1B及び1Cを有し、ねじ2により組み立てられる。流れ内部供給部22は、図1の流れ内部供給部と同じものであり、ケースの部分1Aにより形成される供給カバーと共働する。シリンダブロック10は、全体として、モータの出力部材を構成しないフランジ10Bが単に軸受5により支持されることを除いて図1のシリンダブロックと、同じである。前記出力部材は、溝9を介してシリンダブロックと共働する出力軸8により形成される。密閉状態は、出力軸8と、それぞれケースの部分1A及び部分1Cの間に配置される動的ガスケット7により確保される。この例では、シャフトは横断シャフトであり、シリンダブロック10及び流れ内部供給部22は、それらの中央に凹みがある。また、シリンダブロックの凹み部30は、回転Aの軸と同じ側に開いている。
ボール軸受5は、どのような適切な軸受にも置換可能であり、例えば、円錐ころ軸受がケースの出力軸8と部分1Cとの間に配置されてもよい。
以下の説明は図3の実施形態を示しており、図1及び図2について前述した実施形態とは、異なるタイプの供給部を用いている点が異なる。図3に示すように、前述の実施形態に対応した要素は、番号に100をプラスして示している。単純化のため、モータの基礎部分のみを示しており、特に、ケースを完全には示さず、回転を支持する軸受も示していない。このように、ケースの2つの部分が示され、それぞれ101A及び101Bである。カム116は、部分101Bの内側周辺部に形成され、部分101Aは、供給カバーを形成する。供給ダクト又は排出ダクトの一つ103Aが、その部分101Aに備えられ、そのダクトは、その供給カバーの外側面101’Aに位置する孔103’Aを通じてダクトが外側に終端する。その供給・排出ダクトは、シリンダ部の軸方向の突出部に対応した領域Eを貫通している。シリンダブロック110は全体的に、図1及び図2のシリンダブロックと、シリンダ112、シリンダダクト118、ピストン114及び側面111上の凹み部130について同じである。同様に、連絡孔120を備える連絡面110Aは、前記凹み部130の底部に形成される。凹み部130は、半径方向外側にシリンダ部の底部112Aにより区画される領域Zに広がる。
流れ内部供給部122は、ディスクにより形成され、そのディスクは連絡面122Aとその供給面122Bとの間においてディスクを貫通させることにより供給ダクトを形成する軸方向の穿孔124を有する。穿孔124の供給孔126は供給面122Aに位置し、シリンダブロックの回転に伴い、連続的に、シリンダ部のダクトにある連絡孔120と連絡する。
流れ内部供給部122の連結面122Aと同じ側には、穿孔124が、収納部140内に開口しており、その収納部140の内部には、供給カバー101Aの内側面101’’Aと対向する位置に連絡止め具142が配置されている。この例では、前記内側面は、半径方向に伸びている。内部に連絡とめ具142がある収納部40は、穿孔124の各々について準備されている。この例では、そのとめ具は、つる巻きばね144により供給カバー101Aの内側面101’’Aに対して押し当てられる。各とめ具142は、穿孔143の端から端までに及び、各とめ具は、供給カバー101Aの内側面101’’Aに位置する供給・排出ダクトの周りに配置される。この例では、とめ具が、ダクト103Aの孔103’’Aの周囲に配置されることがわかる。図3に示されるダクト103Aの実施形態に関し、供給・排出ダクトが、軸A方向に、供給カバー101Aの外側面101’Aを起点として、軸方向の複数の貫通されていない穿孔PBに接続された溝部を形成する底部まで伸びる軸方向の区分PBを有する。それら貫通されていない穿孔の開口部は、供給カバー101Aの内側面101’’Aに位置するダクトの孔103’’Aを形成する。
ディスク122は、完全にシリンダブロック110の凹み部130内に収納されることがわかる。同様に、供給カバー101Aは、その内側面101’’Aと同じ側に、凹み部に入り込む拡張部132を有する。その拡張部は、流れ内部供給部122の周りに広がっており、半径方向のくさびの役割を果たし、及び周知の方法(図示せず)により角度に関して位置を決定する役割を果たす。それは、凹み部130に入り込み、凹み部130のあるシリンダ状面130Aに対向する位置にあるシリンダ状面132Aを有し、それらの面の間には必要に応じて回転式軸受を配置してもよい。
この例では、図3に、モータの出力が、溝109によりシリンダブロック110と連結される、シャフト109により支持される。ケースの部分101Aとシャフト108との間に配置される動的ガスケット107が示される。反対側には類似した他のガスケット(例えば図2で示したもの)が配置される。
当然ながら、ディスク板により形成される流れ内部供給部122を用いた図3の実施形態は、図1に示したシリンダブロックのフランジによる直接駆動と完全に互換性がある。
変形態様としては、供給・排出ダクトの連結孔が、供給カバーの外側面の一部に位置しており、その外側面の一部は、ほぼ軸方向に伸びており、それが少なくともシリンダブロックの最大半径DRとほぼ同じ長さだけ軸Aから離れた距離に位置する。それゆえ、前記連絡孔には容易にアクセスできる。それらはさらに、前記外側面と同じ領域に位置していれば、例えば平面に位置していれば、さらに望ましい。

Claims (11)

  1. モータやポンプのような液圧式機械装置であって、
    固定されたケース(1A、1B;1A、1B、1C;101A、101B)内で回転軸(A)の周りを回転するのに適しており、内部に、ケースに固定されたカム(16;116)との共働に適したピストン(14;114)が配置された複数のシリンダ部(12;112)を有するシリンダブロック(10;110)を備え、
    それら複数のシリンダ部は、その回転軸に対して半径方向に伸びており、シリンダダクト(18;118)により、回転軸(A)とは垂直となるシリンダブロック(10;110)の連絡面(10A;110A)に配置された連絡孔(20;120)に接続しており、
    液圧式機械装置は、さらに、
    ケースの一部を形成する供給カバー(1A;101A)と、
    前記供給カバー(1A;101A)に対して回転しない、流れ内部供給部(22;12
    2)と、
    その供給カバーは、シリンダ部の突出部に対応した領域Eを貫通して、外側面(1’A;101’A)とそのカバーの内側面(1’’A;101’’A)との間に伸びる供給・排出ダクト(3A、3B;103A)を有し、
    選択的に供給ダクトを供給・排出ダクトに連絡させるために前記内側面(1’’A;101’’A)と共働する連結面(22A;122A)と、シリンダブロック(10;110)の回転に伴い前記供給ダクトの供給孔(26;126)が連絡孔(20;120)に連絡するように、回転軸と垂直で、連絡面(10A;110A)と対向して配置される供給面(22B;122B)と、の間に伸びる供給ダクト(24A、24B;124)を有する内部供給部とを備え、
    シリンダブロック(10;110)の側面(11;111)が、シリンダブロックの回転軸(A)から半径方向外側にシリンダ部(12;112)の底部(12A、112A)まで延びる領域(Z)内に、軸方向の凹み部(30;130)を備え、前記凹み部には、少なくとも流れ内部供給部(22;122)の一部が配置され、前記流れ内部供給部(22;122)の一部には供給面(22B;122B)が配置され、前記凹み部(30;130)の表面上に連絡面(10A;110A)備えたことを特徴とする液圧式機械装置。
  2. 請求項1記載の液圧式機械装置であって、
    連絡面(10A;110A)が凹み部(30;130)の底部に形成されることを特徴とする液圧式機械装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の液圧式機械装置であって、
    凹み部(30;130)が、ピストン(14;114)の少なくとも一部の外包部により区画される2つの側面(P1、P2)の間に位置する半径面(P)まで広がることを特徴とする液圧式機械装置。
  4. 請求項3記載の液圧式機械装置であって、
    少なくともシリンダ部(12;112)について、その中をピストンの前記一部がスライドし、シリンダ部のダクト(18;118)が、ピストンがスライドする軸(Ap)に対して、シリンダブロック(10;110)の凹み部(30;130)とは逆の側面(13)方向にずらしたダクトの区分(18A)を備えたことを特徴とする液圧式機械装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか記載の液圧式機械装置であって、
    供給カバー(1A;101A)がその内側面(1’’A;101’’A)に、凹み部(30;130)に入り込んだ拡張部(32;132)を備えたことを特徴とする液圧式機械装置。
  6. 請求項5記載の液圧式機械装置であって、
    供給カバー(1A;101A)の拡張部(32;132)及び凹み部(30;130)が、対向したシリンダ状面(32A、30A;132A;130A)を有し、それらの間に回転式軸受(34;134)が備えられたことを特徴とする液圧式機械装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか記載の液圧式機械装置であって、
    内部供給部(22)の連結面(22A;122A)が軸上に段状の外周部を有し、その外周部上に軸方向に間隔をあけて少なくとも2つの溝部(23A、23B)が、供給カバー(1A)の内側面(1’’A)に位置する供給・排出ダクト(3A、3B)の孔にそれぞれ対応して備えられたことを特徴とする液圧式機械装置。
  8. 請求項1〜請求項6のいずれか記載の液圧式機械装置であって、
    内部供給部(122)は、供給ダクトを形成する軸方向の穿孔(124)を備えたディスクにより形成され、その穿孔は、連結面側に収納部(140)と連絡し、その収納部内に、供給カバー(101A)の内側面(101’’A)に対して支持するように、その内側面(101’’A)上に位置する供給・排出ダクト(103)の周囲に、止め具(142)が配置されることを特徴とする液圧式機械装置。
  9. 請求項8記載の液圧式機械装置であって、ディスク(122)が完全にシリンダブロック(110)の凹み部(130)に収納されることを特徴とする液圧式機械装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか記載の液圧式機械装置であって、
    シリンダブロック(10;110)の凹み部(30;130)が回転軸(A)と同じ側に空いていることを特徴とする液圧式機械装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれか記載の液圧式機械装置であって、
    供給・排出ダクト(3A、3B;103A)は、
    供給カバー(1A;101A)の外側面(1’A;101’A)部分のほぼ軸方向に伸びており、それが少なくともシリンダブロックの最大半径DRとほぼ同じ長さだけ軸Aから離れた距離に位置する連結孔(3’A;103’A)を備えたことを特徴とする液圧式機械装置。
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