JPH0776077B2 - ワイヤロープの巻取り巻出し駆動用油圧モータ及び駆動方法 - Google Patents
ワイヤロープの巻取り巻出し駆動用油圧モータ及び駆動方法Info
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- JPH0776077B2 JPH0776077B2 JP4308317A JP30831792A JPH0776077B2 JP H0776077 B2 JPH0776077 B2 JP H0776077B2 JP 4308317 A JP4308317 A JP 4308317A JP 30831792 A JP30831792 A JP 30831792A JP H0776077 B2 JPH0776077 B2 JP H0776077B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は索道に沿って重量物を運
搬する搬器を駆動するために用いるワイヤロープの巻取
り巻出し駆動用油圧モータ及び駆動方法に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】索道を利用した搬器によって重量物を運
搬するために、一般に図4に示した手段が知られてい
る。即ち、両端が強固に固定された主索1によって索道
を構成し、この主索1にローラ2,2を介して搬器3を
移動自在に吊支し、該搬器3の左右に連結されたワイヤ
ロープ4a,4bを、支持ローラ5a,5bを介在して
それぞれ第1の油圧モータM1のドラム6aと、第2の
油圧モータM2のドラム6bに巻着してある。そして搬
器3に装備されたウインチ7から吊下されたワイヤ8の
下端部にフック9を取付け、このフック9によって重量
物を支持して左右方向の一方側に運搬する。 【0003】そして主索1に沿って搬器3を走行させる
ためには、該搬器3の進行方向の油圧モータを駆動して
ドラムにワイヤロープを巻取る一方、進行方向でない油
圧モータは従動状態にしておき、ドラムからワイヤロー
プを自然に巻出す方法が用いられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油圧モータを利用したワイヤロープ4a,4
bの駆動方法では、ワイヤロープが巻出される従動側の
油圧モータが空転することに起因する真空現象により、
異音が発生して騒音源となることがあり、更にドラム6
a,6bの張力の相違により巻出し側のワイヤロープが
自重により垂れ下がる現象が生じ易いという課題があっ
た。 【0005】例えば搬器3を図4のA方向に移動させた
際に、従動側の油圧モータM1が空転することにより、
この油圧モータM1の内部で真空現象が生じてしまい、
モータM1内で高速回転するロータに取付けられたピス
トンがカムに衝突してカタカタという異音が発生すると
いう難点が生じる。更に搬器3の進行方向にある油圧モ
ータM2がワイヤロープを巻取り、他方の油圧モータM1
はワイヤロープを巻出しているため、搬器3の移動に伴
って各ドラムに巻着されるワイヤロープの分量に基づく
実質径長の変化から、進行方向にある駆動側ドラム6b
の回転速度は次第に遅くなる反面で、従動側ドラム6a
の回転速度は次第に早くなる傾向がある。そのため、移
動の末期に従動側のドラム6a側のワイヤロープ4aが
余分に巻出されてしまい、このワイヤロープ4aが破線
4cに示したように垂れ下がり、この垂れ下がったワイ
ヤロープ4aをドラム6a内に巻取る作業を必要とし
て、次段の作業に支障をきたしてしまうという問題点が
生じる。 【0006】更に一般に油圧モータに作動油を供給する
切換駆動弁と、リリーフバルブを設けて油圧の制御を行
った場合には、該リリーフバルブの構造上から作動油が
発熱し易いという問題点がある。 【0007】そこで本発明はこのような従来のワイヤロ
ープの巻取り巻出し駆動用油圧モータが有している課題
を解消して、油圧モータ内での真空現象に基づく異音の
発生がなく、更に巻出し側のワイヤロープの垂れ下がり
現象をなくすとともにリリーフバルブに起因する作動油
の発熱にも対処することができる油圧モータ及びその駆
動方法を提供することを目的とするものである。 【0008】 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、所定長離反して配設した第1の油圧モータ
と第2の油圧モータに作動油を供給して、各油圧モータ
によって回転駆動されるドラムにワイヤロープを巻着
し、このワイヤロープの進行方向の油圧モータを駆動し
て該ワイヤロープを巻取り、他方の油圧モータを従動状
態としてワイヤロープを自然に巻出すようにした構成に
おいて、先ず請求項1により、上記第1の油圧モータと
第2の油圧モータを正転,逆転,停止状態に駆動する切
換駆動弁を設けるとともに、該第1の油圧モータと第2
の油圧モータのリリーフバルブの開度を制御するリリー
フバルブ制御回路を設けた構成を提供する。また、請求
項2により、リリーフバルブ制御回路は、各リリーフバ
ルブのソレノイドへの入力電流を制御して、リリーフ時
における油圧を無段階的に制御する電磁比例型制御回路
を用いた構成を提供する。 【0010】また請求項3により、油圧ポンプと各油圧
モータとの間に、作動油の一部を従動側の油圧モータに
所定のブースト圧をかけて供給することによってモータ
内部の潤滑性を高め、該油圧モータ内が真空状態になる
ことが防止するブースト圧入回路を設けた構成を提供
し、請求項4により上記リリーフバルブと油圧タンクと
の間に、リリーフバルブを通過した直後の高温の作動油
を油圧タンクに戻して作動油全体の温度を適正に維持す
るブースト抜き回路を提供する。 【0011】更に請求項5により、上記第1の油圧モー
タと第2の油圧モータを正転,逆転,停止状態に駆動す
る切換駆動弁を設け、かつ、該第1の油圧モータと第2
の油圧モータのリリーフバルブの開度を制御するリリー
フバルブ制御回路を設けて、このリリーフバルブ制御回
路の制御信号によって従動側の油圧モータに付設された
リリーフバルブのリリーフ圧を所定の大きさに設定した
ことにより、従動側の油圧モータにかかる油圧が設定さ
れたリリーフ圧に達するまで回転を停止させて、ワイヤ
ロープに張力を付与することを特徴とするワイヤロープ
の巻取り巻出し駆動用油圧モータ及び駆動方法を提供す
る。 【0012】 【0013】 【作用】かかる請求項1記載のワイヤロープの巻取り巻
出し駆動用油圧モータによれば、油圧ポンプと各油圧モ
ータとの間にブースト圧入回路を設けたことにより、作
動油の一部を従動側の油圧モータに所定のブースト圧を
かけて供給すると、作動油が該巻出し側の油圧モータ内
に流入して潤滑性が高められ、該油圧モータ内が真空状
態になることが防止される。更に前記リリーフバルブと
油圧タンクとの間にブースト抜き回路を設けたことによ
り、作動中に従動側のブースト抜き回路を作動すること
によってリリーフバルブを通過した直後の高温の作動油
がブースト抜き回路からタンクに抜けるので、作動油全
体の温度を適正に維持することができる。 【0014】更に請求項5記載の油圧モータの駆動方法
によれば、作動油を油圧ポンプから切換駆動弁を介して
巻取り側の油圧モータに供給することにより、ドラムの
回転によってワイヤロープを順次巻取ると同時にリリー
フバルブ制御回路の制御信号が従動側のリリーフバルブ
に伝達されて、このリリーフ圧が所定の大きさに設定さ
れ、該従動側の油圧モータにかかる油圧がリリーフバル
ブに設定されたリリーフ圧に達するまでは該油圧モータ
の回転が防止されて、ドラムはワイヤロープの巻取りを
停止する方向、即ち該ワイヤロープに張力を与える力と
して作用する。 【0015】 【実施例】以下図面に基づいて本発明にかかるワイヤロ
ープの巻取り巻出し駆動用油圧モータ及び駆動方法の一
実施例を説明する。図1は本発明を適用した油圧モータ
を示す要部断面図、図2は図1のB−B線に沿う部分の
半断面図である。この油圧モータの構成を簡単に説明す
ると、11はモータハウジング、12は出力軸であり、
この出力軸12は軸受13,14によってモータハウジ
ング11に対して回動自在となっている。 【0016】そしてモータハウジング11内に形成され
た中空部15内にロータ16が配置されている。該ロー
タ16はセレーション17によって出力軸12に連結さ
れていて、このロータ16の回転力が出力軸12に伝達
されるようになっている。18は上記中空部15内に作
動油を供給及び排出する給排口である。また上記ロータ
16に対応する部位のモータハウジング11の壁面にカ
ム19が嵌合固定されている。 【0017】上記ロータ16には周面に沿って複数箇所
の凹部20が設けられており、各凹部20内に本発明の
特徴の一つであるスプリング21を介在してピストン2
2が配置され、更に該ピストン22の外端面にローラ2
3が回転自在に支持されている。このローラ23はスプ
リング21の付勢力によって前記カム19の内壁面に押
し付けられている。 【0018】かかる油圧モータの構成によれば、駆動時
に給排口18から中空部15内に作動油を給排すること
によりロータ16が回転を開始し、この回転力がセレー
ション17によって出力軸12に伝達されて油圧モータ
としての所望の回転出力が得られる。他方で該油圧モー
タの従動時には、給排口18から中空部15内に作動油
を給排されず、逆に外力によって出力軸12を介してロ
ータ16が強制的に回転させられることになるが、この
ロータ16の周面に沿って設けられた複数箇所の凹部2
0内に配置されたスプリング21の付勢力がピストン2
2を介してローラ23に伝えられ、このローラ23が常
時カム19の内壁面に押し付けられる。これに伴って仮
りに中空部15に真空現象が発生してもロータ16とカ
ム19の接触に起因する異音の発生が防止され、騒音源
をなくすことができる。 【0019】次に図3に示した概略油圧回路図に基づい
て、上記油圧モータを用いてワイヤロープの巻取り巻出
し操作を実施する際の駆動方法を、図4に示した構成要
素と同一の構成要素に同一の符号を付して説明する。図
3において、M1は第1の油圧モータ,M2は第1の油圧
モータM1から所定長離反して配設した第2の油圧モー
タであり、第1の油圧モータM1はドラム6aを回転駆
動するとともに第2の油圧モータM2はドラム6bを回
転駆動する。上記両ドラム6a,6bにはワイヤロープ
4が巻着されている。 【0020】25は第1の油圧モータM1と第2の油圧
モータM2を作動するためのマルチタイプ切換駆動弁で
あり、この切換駆動弁により各油圧モータM1とM2に対
する正転,逆転,停止状態を切換駆動する。F1,F2は
上記第1の油圧モータM1と第2の油圧モータM2に夫々
付設されたリリーフバルブ、27は該リリーフバルブF
1,F2の開度を制御する電磁比例型リリーフバルブ制御
回路である。この電磁比例型リリーフバルブ制御回路
は、各リリーフバルブF1,F2のソレノイドへの入力電
流を制御してリリーフ時における油圧を無段階的に制御
する機能を有している。 【0021】更に本実施例では、その特徴的構成とし
て、上記リリーフバルブF1,F2とタンクTとの間にブ
ースト抜き回路28を設け、また油圧ポンプPと上記第
1の油圧モータM1及び第2の油圧モータM2との間にブ
ースト圧入回路を設けてある。 【0022】かかるワイヤロープの巻取り巻出し用駆動
回路による動作を説明する。今、第2の油圧モータM2
がワイヤロープ4を巻取り、第1の油圧モータM1はワ
イヤロープ4を巻出している場合を想定する。この場合
は作動油を油圧ポンプPから切換駆動弁25を介して矢
印aに示したように第2の油圧モータM2に供給するこ
とにより、ドラム6bの回転によってワイヤロープ4を
順次巻取る。作動油は矢印bに示したように切換駆動弁
25を経由してタンクTに戻る。 【0023】これと同時にリリーフバルブ制御回路27
の制御信号が第1の油圧モータF1に付設されたリリー
フバルブF1に伝達されて、該第1の油圧モータF1のリ
リーフ圧が所定の大きさに設定される。逆に言えば第1
の油圧モータF1にかかる油圧がリリーフバルブF1に設
定されたリリーフ圧に達するまでは該第1の油圧モータ
F1は回転することが出来ない。従ってドラム6aはワ
イヤロープ4の巻取りを停止する方向、即ち該ワイヤロ
ープ4に張力を与える力として作用する。 【0024】次に従動側の油圧モータの内部が真空状態
になることを防止する方法を以下に説明する。即ち、上
記の動作時にタンクTからブースト圧入回路29を介し
て、矢印cに示したように作動油の一部を第1の油圧モ
ータM1に所定のブースト圧をかけて供給する。この作
動油は通常の潤滑油以外に第1の油圧モータM1内に流
入するので、モータ内部の潤滑性が高められて該油圧モ
ータM1内が真空状態になることが防止される。 【0025】更にリリーフバルブによる作動油の発熱に
対する対策を以下に説明する。即ち、リリーフバルブF
1,F2は構造上から作動油が発熱する性質を有している
が、本実施例では上記の作動中にブースト抜き回路28
を作動して、矢印dに示したようにリリーフバルブF1
を通過した直後の高温の作動油を該ブースト抜き回路2
8からタンクTに戻すことにより、作動油全体の温度を
適正に維持することができる。 【0026】尚、上記の実施例では第2の油圧モータM
2がワイヤロープ4を巻取り、第1の油圧モータM1がワ
イヤロープ4を巻出している場合を想定して説明した
が、逆に第1の油圧モータM1がワイヤロープ4を巻取
り、第2の油圧モータM2がワイヤロープ4を巻出す場
合の作用も上記の説明と基本的に同一である。 【0027】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるワイヤロープの巻取り巻出し駆動用油圧モータ及び
駆動方法によれば、従動側の油圧モータのロータが強制
的に回転させられても、このロータに設けられた複数箇
所の凹部内に配置されたスプリングの付勢力によってピ
ストンを介してローラが常時カムの内壁面に押し付けら
れるので、ロータとカムの接触に起因する異音の発生を
防止することができる。更に作動油を油圧ポンプから切
換駆動弁を介して巻取り側の油圧モータに供給すること
により、ドラムの回転によってワイヤロープを順次巻取
ると同時にリリーフバルブ制御回路の制御信号が従動側
のリリーフバルブに伝達されて、このリリーフ圧が所定
の大きさに設定され、該従動側の油圧モータにかかる油
圧がリリーフバルブの設定圧以上にならない間はワイヤ
ロープの巻取りが開始されず、従ってワイヤロープに所
望の張力を付与することができて、両ドラムの回転数の
相違に起因する巻出し側のワイヤロープの垂れ下がり現
象をなくして円滑な作業を遂行することが出来る。 【0028】またブースト圧入回路を作動することによ
り、作動油が従動側の油圧モータ内に流入して潤滑性が
高められ、該油圧モータ内が真空状態になることが防止
され、更に上記作動中にブースト抜き回路を作動するこ
とにより、リリーフバルブを通過した直後の高温の作動
油がブースト抜き回路からタンクに抜けて、作動油全体
の温度を適正に維持することが出来る。
搬する搬器を駆動するために用いるワイヤロープの巻取
り巻出し駆動用油圧モータ及び駆動方法に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】索道を利用した搬器によって重量物を運
搬するために、一般に図4に示した手段が知られてい
る。即ち、両端が強固に固定された主索1によって索道
を構成し、この主索1にローラ2,2を介して搬器3を
移動自在に吊支し、該搬器3の左右に連結されたワイヤ
ロープ4a,4bを、支持ローラ5a,5bを介在して
それぞれ第1の油圧モータM1のドラム6aと、第2の
油圧モータM2のドラム6bに巻着してある。そして搬
器3に装備されたウインチ7から吊下されたワイヤ8の
下端部にフック9を取付け、このフック9によって重量
物を支持して左右方向の一方側に運搬する。 【0003】そして主索1に沿って搬器3を走行させる
ためには、該搬器3の進行方向の油圧モータを駆動して
ドラムにワイヤロープを巻取る一方、進行方向でない油
圧モータは従動状態にしておき、ドラムからワイヤロー
プを自然に巻出す方法が用いられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油圧モータを利用したワイヤロープ4a,4
bの駆動方法では、ワイヤロープが巻出される従動側の
油圧モータが空転することに起因する真空現象により、
異音が発生して騒音源となることがあり、更にドラム6
a,6bの張力の相違により巻出し側のワイヤロープが
自重により垂れ下がる現象が生じ易いという課題があっ
た。 【0005】例えば搬器3を図4のA方向に移動させた
際に、従動側の油圧モータM1が空転することにより、
この油圧モータM1の内部で真空現象が生じてしまい、
モータM1内で高速回転するロータに取付けられたピス
トンがカムに衝突してカタカタという異音が発生すると
いう難点が生じる。更に搬器3の進行方向にある油圧モ
ータM2がワイヤロープを巻取り、他方の油圧モータM1
はワイヤロープを巻出しているため、搬器3の移動に伴
って各ドラムに巻着されるワイヤロープの分量に基づく
実質径長の変化から、進行方向にある駆動側ドラム6b
の回転速度は次第に遅くなる反面で、従動側ドラム6a
の回転速度は次第に早くなる傾向がある。そのため、移
動の末期に従動側のドラム6a側のワイヤロープ4aが
余分に巻出されてしまい、このワイヤロープ4aが破線
4cに示したように垂れ下がり、この垂れ下がったワイ
ヤロープ4aをドラム6a内に巻取る作業を必要とし
て、次段の作業に支障をきたしてしまうという問題点が
生じる。 【0006】更に一般に油圧モータに作動油を供給する
切換駆動弁と、リリーフバルブを設けて油圧の制御を行
った場合には、該リリーフバルブの構造上から作動油が
発熱し易いという問題点がある。 【0007】そこで本発明はこのような従来のワイヤロ
ープの巻取り巻出し駆動用油圧モータが有している課題
を解消して、油圧モータ内での真空現象に基づく異音の
発生がなく、更に巻出し側のワイヤロープの垂れ下がり
現象をなくすとともにリリーフバルブに起因する作動油
の発熱にも対処することができる油圧モータ及びその駆
動方法を提供することを目的とするものである。 【0008】 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、所定長離反して配設した第1の油圧モータ
と第2の油圧モータに作動油を供給して、各油圧モータ
によって回転駆動されるドラムにワイヤロープを巻着
し、このワイヤロープの進行方向の油圧モータを駆動し
て該ワイヤロープを巻取り、他方の油圧モータを従動状
態としてワイヤロープを自然に巻出すようにした構成に
おいて、先ず請求項1により、上記第1の油圧モータと
第2の油圧モータを正転,逆転,停止状態に駆動する切
換駆動弁を設けるとともに、該第1の油圧モータと第2
の油圧モータのリリーフバルブの開度を制御するリリー
フバルブ制御回路を設けた構成を提供する。また、請求
項2により、リリーフバルブ制御回路は、各リリーフバ
ルブのソレノイドへの入力電流を制御して、リリーフ時
における油圧を無段階的に制御する電磁比例型制御回路
を用いた構成を提供する。 【0010】また請求項3により、油圧ポンプと各油圧
モータとの間に、作動油の一部を従動側の油圧モータに
所定のブースト圧をかけて供給することによってモータ
内部の潤滑性を高め、該油圧モータ内が真空状態になる
ことが防止するブースト圧入回路を設けた構成を提供
し、請求項4により上記リリーフバルブと油圧タンクと
の間に、リリーフバルブを通過した直後の高温の作動油
を油圧タンクに戻して作動油全体の温度を適正に維持す
るブースト抜き回路を提供する。 【0011】更に請求項5により、上記第1の油圧モー
タと第2の油圧モータを正転,逆転,停止状態に駆動す
る切換駆動弁を設け、かつ、該第1の油圧モータと第2
の油圧モータのリリーフバルブの開度を制御するリリー
フバルブ制御回路を設けて、このリリーフバルブ制御回
路の制御信号によって従動側の油圧モータに付設された
リリーフバルブのリリーフ圧を所定の大きさに設定した
ことにより、従動側の油圧モータにかかる油圧が設定さ
れたリリーフ圧に達するまで回転を停止させて、ワイヤ
ロープに張力を付与することを特徴とするワイヤロープ
の巻取り巻出し駆動用油圧モータ及び駆動方法を提供す
る。 【0012】 【0013】 【作用】かかる請求項1記載のワイヤロープの巻取り巻
出し駆動用油圧モータによれば、油圧ポンプと各油圧モ
ータとの間にブースト圧入回路を設けたことにより、作
動油の一部を従動側の油圧モータに所定のブースト圧を
かけて供給すると、作動油が該巻出し側の油圧モータ内
に流入して潤滑性が高められ、該油圧モータ内が真空状
態になることが防止される。更に前記リリーフバルブと
油圧タンクとの間にブースト抜き回路を設けたことによ
り、作動中に従動側のブースト抜き回路を作動すること
によってリリーフバルブを通過した直後の高温の作動油
がブースト抜き回路からタンクに抜けるので、作動油全
体の温度を適正に維持することができる。 【0014】更に請求項5記載の油圧モータの駆動方法
によれば、作動油を油圧ポンプから切換駆動弁を介して
巻取り側の油圧モータに供給することにより、ドラムの
回転によってワイヤロープを順次巻取ると同時にリリー
フバルブ制御回路の制御信号が従動側のリリーフバルブ
に伝達されて、このリリーフ圧が所定の大きさに設定さ
れ、該従動側の油圧モータにかかる油圧がリリーフバル
ブに設定されたリリーフ圧に達するまでは該油圧モータ
の回転が防止されて、ドラムはワイヤロープの巻取りを
停止する方向、即ち該ワイヤロープに張力を与える力と
して作用する。 【0015】 【実施例】以下図面に基づいて本発明にかかるワイヤロ
ープの巻取り巻出し駆動用油圧モータ及び駆動方法の一
実施例を説明する。図1は本発明を適用した油圧モータ
を示す要部断面図、図2は図1のB−B線に沿う部分の
半断面図である。この油圧モータの構成を簡単に説明す
ると、11はモータハウジング、12は出力軸であり、
この出力軸12は軸受13,14によってモータハウジ
ング11に対して回動自在となっている。 【0016】そしてモータハウジング11内に形成され
た中空部15内にロータ16が配置されている。該ロー
タ16はセレーション17によって出力軸12に連結さ
れていて、このロータ16の回転力が出力軸12に伝達
されるようになっている。18は上記中空部15内に作
動油を供給及び排出する給排口である。また上記ロータ
16に対応する部位のモータハウジング11の壁面にカ
ム19が嵌合固定されている。 【0017】上記ロータ16には周面に沿って複数箇所
の凹部20が設けられており、各凹部20内に本発明の
特徴の一つであるスプリング21を介在してピストン2
2が配置され、更に該ピストン22の外端面にローラ2
3が回転自在に支持されている。このローラ23はスプ
リング21の付勢力によって前記カム19の内壁面に押
し付けられている。 【0018】かかる油圧モータの構成によれば、駆動時
に給排口18から中空部15内に作動油を給排すること
によりロータ16が回転を開始し、この回転力がセレー
ション17によって出力軸12に伝達されて油圧モータ
としての所望の回転出力が得られる。他方で該油圧モー
タの従動時には、給排口18から中空部15内に作動油
を給排されず、逆に外力によって出力軸12を介してロ
ータ16が強制的に回転させられることになるが、この
ロータ16の周面に沿って設けられた複数箇所の凹部2
0内に配置されたスプリング21の付勢力がピストン2
2を介してローラ23に伝えられ、このローラ23が常
時カム19の内壁面に押し付けられる。これに伴って仮
りに中空部15に真空現象が発生してもロータ16とカ
ム19の接触に起因する異音の発生が防止され、騒音源
をなくすことができる。 【0019】次に図3に示した概略油圧回路図に基づい
て、上記油圧モータを用いてワイヤロープの巻取り巻出
し操作を実施する際の駆動方法を、図4に示した構成要
素と同一の構成要素に同一の符号を付して説明する。図
3において、M1は第1の油圧モータ,M2は第1の油圧
モータM1から所定長離反して配設した第2の油圧モー
タであり、第1の油圧モータM1はドラム6aを回転駆
動するとともに第2の油圧モータM2はドラム6bを回
転駆動する。上記両ドラム6a,6bにはワイヤロープ
4が巻着されている。 【0020】25は第1の油圧モータM1と第2の油圧
モータM2を作動するためのマルチタイプ切換駆動弁で
あり、この切換駆動弁により各油圧モータM1とM2に対
する正転,逆転,停止状態を切換駆動する。F1,F2は
上記第1の油圧モータM1と第2の油圧モータM2に夫々
付設されたリリーフバルブ、27は該リリーフバルブF
1,F2の開度を制御する電磁比例型リリーフバルブ制御
回路である。この電磁比例型リリーフバルブ制御回路
は、各リリーフバルブF1,F2のソレノイドへの入力電
流を制御してリリーフ時における油圧を無段階的に制御
する機能を有している。 【0021】更に本実施例では、その特徴的構成とし
て、上記リリーフバルブF1,F2とタンクTとの間にブ
ースト抜き回路28を設け、また油圧ポンプPと上記第
1の油圧モータM1及び第2の油圧モータM2との間にブ
ースト圧入回路を設けてある。 【0022】かかるワイヤロープの巻取り巻出し用駆動
回路による動作を説明する。今、第2の油圧モータM2
がワイヤロープ4を巻取り、第1の油圧モータM1はワ
イヤロープ4を巻出している場合を想定する。この場合
は作動油を油圧ポンプPから切換駆動弁25を介して矢
印aに示したように第2の油圧モータM2に供給するこ
とにより、ドラム6bの回転によってワイヤロープ4を
順次巻取る。作動油は矢印bに示したように切換駆動弁
25を経由してタンクTに戻る。 【0023】これと同時にリリーフバルブ制御回路27
の制御信号が第1の油圧モータF1に付設されたリリー
フバルブF1に伝達されて、該第1の油圧モータF1のリ
リーフ圧が所定の大きさに設定される。逆に言えば第1
の油圧モータF1にかかる油圧がリリーフバルブF1に設
定されたリリーフ圧に達するまでは該第1の油圧モータ
F1は回転することが出来ない。従ってドラム6aはワ
イヤロープ4の巻取りを停止する方向、即ち該ワイヤロ
ープ4に張力を与える力として作用する。 【0024】次に従動側の油圧モータの内部が真空状態
になることを防止する方法を以下に説明する。即ち、上
記の動作時にタンクTからブースト圧入回路29を介し
て、矢印cに示したように作動油の一部を第1の油圧モ
ータM1に所定のブースト圧をかけて供給する。この作
動油は通常の潤滑油以外に第1の油圧モータM1内に流
入するので、モータ内部の潤滑性が高められて該油圧モ
ータM1内が真空状態になることが防止される。 【0025】更にリリーフバルブによる作動油の発熱に
対する対策を以下に説明する。即ち、リリーフバルブF
1,F2は構造上から作動油が発熱する性質を有している
が、本実施例では上記の作動中にブースト抜き回路28
を作動して、矢印dに示したようにリリーフバルブF1
を通過した直後の高温の作動油を該ブースト抜き回路2
8からタンクTに戻すことにより、作動油全体の温度を
適正に維持することができる。 【0026】尚、上記の実施例では第2の油圧モータM
2がワイヤロープ4を巻取り、第1の油圧モータM1がワ
イヤロープ4を巻出している場合を想定して説明した
が、逆に第1の油圧モータM1がワイヤロープ4を巻取
り、第2の油圧モータM2がワイヤロープ4を巻出す場
合の作用も上記の説明と基本的に同一である。 【0027】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるワイヤロープの巻取り巻出し駆動用油圧モータ及び
駆動方法によれば、従動側の油圧モータのロータが強制
的に回転させられても、このロータに設けられた複数箇
所の凹部内に配置されたスプリングの付勢力によってピ
ストンを介してローラが常時カムの内壁面に押し付けら
れるので、ロータとカムの接触に起因する異音の発生を
防止することができる。更に作動油を油圧ポンプから切
換駆動弁を介して巻取り側の油圧モータに供給すること
により、ドラムの回転によってワイヤロープを順次巻取
ると同時にリリーフバルブ制御回路の制御信号が従動側
のリリーフバルブに伝達されて、このリリーフ圧が所定
の大きさに設定され、該従動側の油圧モータにかかる油
圧がリリーフバルブの設定圧以上にならない間はワイヤ
ロープの巻取りが開始されず、従ってワイヤロープに所
望の張力を付与することができて、両ドラムの回転数の
相違に起因する巻出し側のワイヤロープの垂れ下がり現
象をなくして円滑な作業を遂行することが出来る。 【0028】またブースト圧入回路を作動することによ
り、作動油が従動側の油圧モータ内に流入して潤滑性が
高められ、該油圧モータ内が真空状態になることが防止
され、更に上記作動中にブースト抜き回路を作動するこ
とにより、リリーフバルブを通過した直後の高温の作動
油がブースト抜き回路からタンクに抜けて、作動油全体
の温度を適正に維持することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した油圧モータを示す要部断面
図。 【図2】図1のB−B線に沿う部分の半断面図。 【図3】本発明にかかる油圧ポンプの駆動方法を説明す
るための概略油圧回路図。 【図4】通常の索道を利用した搬器による重量物の運搬
方法を示す概要図。 【符号の説明】 4…ワイヤロープ M1…第1の油圧モータ M2…第2の油圧モータ 11…モータハウジング 12…出力軸 15…中空部 16…ロータ 18…給排口 19…カム 20…凹部 21…スプリング 22…ピストン 23…ローラ 25…(マルチタイプ)切換駆動弁 27…リリーフバルブ制御回路 28…ブースト抜き回路 29…ブースト圧入回路
図。 【図2】図1のB−B線に沿う部分の半断面図。 【図3】本発明にかかる油圧ポンプの駆動方法を説明す
るための概略油圧回路図。 【図4】通常の索道を利用した搬器による重量物の運搬
方法を示す概要図。 【符号の説明】 4…ワイヤロープ M1…第1の油圧モータ M2…第2の油圧モータ 11…モータハウジング 12…出力軸 15…中空部 16…ロータ 18…給排口 19…カム 20…凹部 21…スプリング 22…ピストン 23…ローラ 25…(マルチタイプ)切換駆動弁 27…リリーフバルブ制御回路 28…ブースト抜き回路 29…ブースト圧入回路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定長離反して配設した第1の油圧モー
タと第2の油圧モータに作動油を供給して、各油圧モー
タによって回転駆動されるドラムにワイヤロープを巻着
し、このワイヤロープの進行方向の油圧モータを駆動し
て該ワイヤロープを巻取り、他方の油圧モータを従動状
態としてワイヤロープを自然に巻出すようにした構成に
おいて、 上記第1の油圧モータと第2の油圧モータを正転,逆
転,停止状態に駆動する切換駆動弁を設けるとともに、
該第1の油圧モータと第2の油圧モータのリリーフバル
ブの開度を制御するリリーフバルブ制御回路を設けたこ
とを特徴とするワイヤロープの巻取り巻出し駆動用油圧
モータ。 【請求項2】 上記リリーフバルブ制御回路は、各リリ
ーフバルブのソレノイドへの入力電流を制御して、リリ
ーフ時における油圧を無段階的に制御する電磁比例型制
御回路である請求項1記載のワイヤロープの巻取り巻出
し駆動用油圧モータ。 【請求項3】 油圧ポンプと各油圧モータとの間に、作
動油の一部を従動側の油圧モータに所定のブースト圧を
かけて供給することによってモータ内部の潤滑性を高
め、該油圧モータ内が真空状態になることが防止するブ
ースト圧入回路を設けたことを特徴とする請求項1記載
のワイヤロープの巻取り巻出し駆動用油圧モータ。 【請求項4】 上記リリーフバルブと油圧タンクとの間
に、リリーフバルブを通過した直後の高温の作動油を油
圧タンクに戻すことにより、作動油全体の温度を適正に
維持するブースト抜き回路を設けたことを特徴とする請
求項1記載のワイヤロープの巻取り巻出し駆動用油圧モ
ータ。 【請求項5】 所定長離反して配設した第1の油圧モー
タと第2の油圧モータに作動油を供給して、各油圧モー
タによって回転駆動されるドラムにワイヤロープを巻着
し、このワイヤロープの進行方向の油圧モータを駆動し
て該ワイヤロープを巻取り、他方の油圧モータを従動状
態としてワイヤロープを自然に巻出すようにした駆動方
法において、 上記第1の油圧モータと第2の油圧モータを正転,逆
転,停止状態に駆動する切換駆動弁を設け、かつ、該第
1の油圧モータと第2の油圧モータのリリーフバルブの
開度を制御するリリーフバルブ制御回路を設けて、この
リリーフバルブ制御回路の制御信号によって従動側の油
圧モータに付設されたリリーフバルブのリリーフ圧を所
定の大きさに設定したことにより、従動側の油圧モータ
にかかる油圧が設定されたリリーフ圧に達するまで回転
を停止させて、ワイヤロープに張力を付与することを特
徴とするワイヤロープの巻取り巻出し駆動用油圧モータ
及び駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4308317A JPH0776077B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | ワイヤロープの巻取り巻出し駆動用油圧モータ及び駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4308317A JPH0776077B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | ワイヤロープの巻取り巻出し駆動用油圧モータ及び駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06137256A JPH06137256A (ja) | 1994-05-17 |
JPH0776077B2 true JPH0776077B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=17979602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4308317A Expired - Fee Related JPH0776077B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | ワイヤロープの巻取り巻出し駆動用油圧モータ及び駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0776077B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2903153B1 (fr) * | 2006-06-28 | 2010-10-29 | Poclain Hydraulics Ind | Mecanisme hydraulique compact a pistons radiaux |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5823832Y2 (ja) * | 1974-08-15 | 1983-05-21 | 日立造船株式会社 | カイジヨウホキユウニオケル トロリ−イソウケ−ブルヨウ ノ ウインチセイギヨソウチ |
JPS51143034U (ja) * | 1975-05-12 | 1976-11-17 | ||
JPS5823830Y2 (ja) * | 1975-12-22 | 1983-05-21 | 日立造船株式会社 | ヨウジヨウホキユウソウチノニモツイソウトロリ− |
GB2086991A (en) * | 1980-08-26 | 1982-05-19 | Staffa Products Ltd | Improvements in and relating to hydraulic motors |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP4308317A patent/JPH0776077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06137256A (ja) | 1994-05-17 |
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