JP5266427B1 - コンデンサの陽極体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明はタングステン粉の成形体を焼結してコンデンサの陽極体を作製する製造方法において、前記成形体をケイ素の蒸気に曝して焼結し、得られる焼結体の表面の少なくとも一部をケイ化タングステンにすることを特徴とするコンデンサの陽極体の製造方法に関する。
本発明によれば、タングステンコンデンサの漏れ電流(LC)の問題を解消できる焼結体粒子の表面にケイ化タングステンを含むタングステン焼結体からなる陽極体を効率的に製造することができる。

Description

本発明は、コンデンサの陽極体の製造方法に関する。さらに詳しく言えば、タングステンの焼結体を陽極とするコンデンサの陽極体の製造方法、及び前記焼結体からなる陽極体を用いた電解コンデンサに関する。
携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子機器の形状の小型化、高速化、軽量化に伴い、これらの電子機器に使用されるコンデンサは、より小型で軽く、より大きな容量、より低いESRが求められている。
電解コンデンサは、導電体(陽極体)を一方の電極とし、その電極の表層に形成した誘電体層とその上に設けられた他方の電極(半導体層)とで構成される。
このようなコンデンサとしては、陽極酸化が可能なタンタルなどの弁作用金属粉末の焼結体からなるコンデンサの陽極体を陽極酸化して、その表面にこれらの金属酸化物からなる誘電体層を形成した電解コンデンサが提案されている。
弁作用金属としてタングステンを用い、タングステン粉の焼結体を陽極体とする電解コンデンサは、同一粒径のタンタル粉を用いた同体積の陽極体、同化成電圧で得られる電解コンデンサに比較して、大きな容量を得ることができるが、漏れ電流(LC)が大きく電解コンデンサとして実用に供されなかった。このことを改良するために、タングステンと他の金属との合金を用いたコンデンサが検討されているが、漏れ電流は幾分改良されるものの十分ではなかった(特開2004−349658号公報(US6876083;特許文献1)。
特許文献2(特開2003−272959号公報)には、WO3、W2N、WN2から選択される誘電体層が形成されたタングステン箔の電極を用いたコンデンサが開示されているが、前記漏れ電流について解決したものではない。
また、特許文献3(国際公開第2004/055843号パンフレット(US7154743))には、タンタル、ニオブ、チタン、タングステンから選択される陽極を用いた電解コンデンサを開示しているが、タングステンを用いた具体例の記載はない。
特開2004−349658号公報 特開2003−272959号公報 国際公開第2004/055843号パンフレット
本発明者らは先に、タングステン粉の焼結体を陽極体とする電解コンデンサにおける漏れ電流(LC)の問題を解消し得るタングステン粉として、タングステン粉にケイ素粉を混合し減圧下で加熱し反応させてケイ素含有量が特定の範囲となるように表面の一部をケイ化タングステンとしたタングステン粉、その粉を焼結してなるコンデンサの陽極体、及びその陽極体を電極として用いた電解コンデンサについて特許出願している(WO2012/086272)。
本発明の課題は、焼結体粒子の表面にケイ化タングステンを含むタングステン焼結体を、ケイ素粉の混合加熱によらずにより効率的に製造することができる方法を提供することにある。
本発明者等は今回、タングステン粉末の成形体を焼結する際、ケイ素の蒸気に曝し、ケイ素化する方法により、ケイ素含有量が特定の範囲となるように表面の一部をケイ化タングステンとしたタングステン粉を効率的に製造できることを確認し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下に示すコンデンサ用焼結体の製造方法、コンデンサ用焼結体、及び電解コンデンサに関する。
[1]タングステン粉の成形体を焼結してコンデンサの陽極体を得る製造方法において、前記成形体をケイ素の蒸気に曝して焼結し、得られる焼結体の表面の少なくとも一部をケイ化タングステンにすることを特徴とするコンデンサの陽極体の製造方法。
[2]タングステン粉の成形体とケイ素粉とを焼結炉に入れ、1100〜2600℃の温度にてケイ素の一部または全部を気化させてタングステンと反応させる前項1に記載の陽極体の製造方法。
[3]陽極体中のケイ素含有量が、0.05〜7質量%である前項1または2に記載の陽極体の製造方法。
[4]ケイ化タングステンがW5Si3である前項1〜3のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
[5]陽極体の表面の一部に、窒化タングステン、炭化タングステン、及びホウ化タングステンから選択される少なくとも1種の化合物を含有させる工程を含む前項1〜4のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
[6]表面の一部に、窒化タングステン、炭化タングステン、及びホウ化タングステンから選択される少なくとも1種の化合物を含有するタングステン粉の成形体を使用し、前記化合物を含む陽極体を得る前項5に記載の陽極体の製造方法。
[7]陽極体中の窒素含有量が0.01〜0.5質量%である前項5または6に記載の陽極体の製造方法。
[8]陽極体中の炭素含有量が0.001〜0.1質量%である前項5〜7のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
[9]陽極体中のホウ素含有量が0.001〜0.1質量%である前項5〜8のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
[10]リン元素を含有するタングステン粉の成形体を使用し、リン元素を1〜500質量ppm含む陽極体を得る前項1〜9のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
[11]酸素を含有するタングステン粉の成形体を使用し、酸素を0.05〜3質量%含む陽極体を得る前項1〜10のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
[12]陽極体中の、タングステン、ケイ素、窒素、炭素、ホウ素、リン及び酸素の各元素を除く元素の含有量が、各1000質量ppm以下である前項1〜11のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
[13]前項1〜12のいずれかに記載の方法により陽極体の表面がケイ素化されたコンデンサの陽極体。
[14]前項11〜13のいずれかに記載のコンデンサの陽極体を一方の電極とし、対電極との間に介在する誘電体とから構成された電解コンデンサ。
本発明の方法で得られる一部がケイ素化されたタングステン焼結体をコンデンサ用陽極体として用いることにより、従来のタングステン焼結体に比較して、容量が同等以上で、容量あたりのLC特性が良好な電解コンデンサを作製することができる。
本発明で使用するタングステン粉の成形体の原料となるタングステン粉(未加工のタングステン粉)は、粒径の下限が約0.5μmまでのものが市販されている。同一体積であれば、タングステン粉の粒径が小さいほど容量の大きな焼結体(陽極体)を作製できるので好ましいが、市販品よりもさらに粒径の小さいタングステン粉は、例えば、三酸化タングステン粉を水素雰囲気下で粉砕して、あるいはタングステン酸やハロゲン化タングステンを水素やナトリウム等の還元剤を使用し、還元条件を適宜選択することによって得ることができる。
また、タングステン含有鉱物から直接または複数の工程を経て、還元条件を選択することによって得ることもできる。
成形体原料のタングステン粉は、前記粉体を造粒したものでもよい(以下、造粒されたタングステン粉を単に「造粒粉」ということがある。)。電解コンデンサ用の粉体としては、陽極体の細孔を形成しやすいので、造粒粉がより好ましい。
前述の未造粒の各タングステン粉体(以下、「一次粉」ということがある。)を用いて、例えばニオブ粉について特開2003-213302号公報(WO02/092864)に開示されている方法により細孔分布を調整してもよい。
また、造粒粉は、一次粉に水等の液体や液状樹脂の少なくとも1種を加えて適当な大きさの顆粒状とした後に、減圧下に加熱し、焼結して得ることもできる。減圧条件や高温放置条件は、前述の範囲内で予備実験により求めることができる。焼結後の顆粒同士の凝集がなければ、解砕の必要はない。
このような造粒粉は、ふるいで分級して粒径を揃えることができる。平均粒径が好ましくは50〜200μm、より好ましくは100〜200μmの範囲であれば、電解コンデンサの陽極体として成形する場合、粉が、成形機のホッパーから金型にスムーズに流れるために好都合である。
タングステン粉は、平均一次粒子径0.1〜1μm、好ましくは0.1〜0.3μmの範囲にしておくと、特にその造粒粉から作製し電解コンデンサの容量を大きくすることができる。
このような造粒粉を得る場合、例えば、前記一次粒子径を調整して、造粒粉の比表面積(BET法による)が、好ましくは0.2〜20m2/g、より好ましくは1.5〜20m2/gになるようにすると、電解コンデンサの容量をより大きくすることができ好ましい。
このようなタングステン粉を成形し、焼結して得られた焼結体をそのまま陽極体として用いてもよいが、焼結体をさらに加工して陽極体として用いてもよい。前記加工には、例えば、酸素等の不純物元素を焼結体表面に含ませる等の化学的な加工や、焼結体に陽極リード線を接続する等の物理的な加工が挙げられる。なお、これら加工は、後述するように、焼結体作製前に行う場合もある。
本発明で使用するタングステン粉としては、さらに、表面の一部に、窒化タングステン、炭化タングステン、及びホウ化タングステンから選択される少なくとも1つを有するものも好ましく用いられる。
各種タングステン粉の表面の一部を窒化する方法の一例として、該粉を窒素ガス雰囲気の減圧下(通常103Pa以下)に350〜1500℃で1分から10時間程度置く方法がある。
窒化は、タングステン粉の場合と同様の条件で、タングステン成形体またはタングステン焼結体に対して行ってもよい。また、窒化は一次粉のとき、造粒粉作製後、あるいは焼結体作製後のいずれかの時期に行ってもよい。このように、窒化の時期に限定は無いが、好ましくは、工程の早い段階で窒化しておくとよい。窒化により、粉体を空気中で取り扱う際、必要以上の酸化を防ぐことができる。
窒化量としては、陽極体中に、好ましくは0.01〜0.5質量%、より好ましくは0.05〜0.3質量%の窒素が残るようにしておくとよい。一次粉を窒化するのであれば、目標とする陽極体中の含有量に対し、同程度〜倍量を目安に窒化量を調整すればよい。すなわち、一次粉の窒化量として0.01〜1質量%の範囲で予備試験をし、陽極体として前記好ましい含有量とすることができる。
なお、前記窒素含有量には、タングステンと結合している窒素以外に、タングステンと化学結合していない窒素(例えば、固溶している窒素)も含まれる。
タングステン粉の表面の一部を炭化する方法の一例としては、該粉を炭素電極を使用した減圧高温炉中で、減圧下(通常103Pa以下)、300〜1500℃に1分〜10時間置く方法がある。温度と時間を選択することにより、炭素含有量を調整できる。炭素含有量は、得られる陽極体中に、好ましくは0.001〜0.1質量%、より好ましくは0.01〜0.1質量%になるように炭化することが好ましい。炭化の時期は、前述した窒化の時期と同様である。ただし、炭素は収率よく陽極体中に残るので、どの時期に炭化する場合でも、前記含有量の範囲に調整することができる。炭素電極炉で窒素を所定条件で通じると、炭化と窒化が同時に起こり、表面の一部を窒化及び炭化したタングステン粉を作製することも可能である。
タングステン粉の表面の一部をホウ化する方法の一例として、該粉を造粒するときにホウ素元素やホウ素元素を有する化合物をホウ素源として置き、造粒する方法がある。得られる陽極体中の含有量が、好ましくは0.001〜0.1質量%、より好ましくは0.01〜0.1質量%になるようにホウ素源を添加するのが好ましい。この範囲であれば良好なLC特性が得られる。窒化した粉を炭素電極炉に入れ、ホウ素源を置き造粒を行うと、表面の一部をケイ素化、窒化、炭化、ホウ化したタングステン粉を作製することも可能である。所定量のホウ化を行うと、さらにLCが良くなる場合がある。
このように、陽極体の製造工程中のいずれかの時期に、陽極体の表面の一部に、窒化タングステン、炭化タングステン、及びホウ化タングステンから選択される少なくとも1種の化合物を含有させるための工程を設けることが好ましい。
陽極体中の酸素含有量は、好ましくは0.05〜3質量%、より好ましくは0.1〜2質量%である。酸素含有量が前記範囲内であれば、作製した電解コンデンサのLC特性をより良好に保つことができる。
陽極体中に酸素を含有させる方法としては、使用する少なくともいずれかのタングステン材料(一次粉、造粒粉、成形体または焼結体)の表面を酸化する方法がある。例えば、一次粉、造粒粉または焼結体のいずれかのタングステン材料の作製時、前記タングステン材料を減圧高温炉からの取り出す際に、酸素を含有するガスを投入する。酸素を含有するガスとしては、アルゴンやヘリウムガス等の不活性ガスに酸素を含ませたガスを使用してもよい。徐々にガスを投入することにより所定の酸素含有量にすることができる。この工程で、酸素を含有するガスとして酸素を含有する窒素ガスを用いると、窒化も同時に行える。この時、酸素と窒素との反応量の比は、それぞれのガスの濃度比や、減圧高温炉からの取り出し温度でも制御できる。前記温度が280℃未満であると窒化よりも酸化が優先して起こる。
このような方法により、陽極体中の酸素含有量は、焼結体作製前のいずれかの工程で陽極体となったとき前記酸素含有量の範囲となるように酸素を含有量させてもよく、焼結体を焼結炉(減圧高温炉)から取り出す際に前記酸素含有量の範囲となるようにしてもよい。あるいは、工程の早い段階、すなわちタングステン粉(好ましくは一次粉または造粒粉、より好ましくは一次粉)の時期にある程度の酸素を含有させ、最終的に焼結体を焼結炉から取り出す際に酸素含有量を調整してもよい。工程の早い段階である程度の酸素を含有させることにより、陽極体を作製する後工程中で不規則に生じる過度の酸化劣化も緩和することができる。本発明で使用するタングステン粉の酸素含有量は、0.05〜8質量%が好ましく、0.08〜1質量%がより好ましい。
陽極体は、リン元素の含有量が1〜500質量ppmであることが好ましく、10〜200質量ppmであることがより好ましい。
陽極体に、前記範囲のリン元素を含有させる方法として、リン元素を含む原料(タングステンの一次粉や造粒粉)を使用する方法が挙げられる。例えば、タングステンの一次粉作製時や造粒粉作製時に、減圧高温炉中にリンやリン化合物をリン化源として置いてリンを含有するタングステン粉を作製する方法がある。なお、リン元素を含む原料中のリン元素の含有量は、前述の陽極体中の含有量と同様の範囲でよい。
リン化源の量を調整するなどして、前述の含有量となるようにリンを含有させると、作製される陽極体の物理的破壊強度が増加する場合があるので好ましい。この範囲であれば、作製した電解コンデンサのLC性能がさらに良好になる。
より良好なLC特性を得るために、陽極体中の不純物元素の含有量は、タングステン、ケイ素、窒素、炭素、ホウ素、酸素およびリンの各元素以外の元素量が各1000質量ppm以下となるように抑えることが好ましい。これらの元素を前記含有量以下に抑えるためには、原料や、使用粉砕材、容器等に含まれる不純物元素量を詳細に吟味する。
本発明ではタングステン粉の成形体を焼結してコンデンサの陽極体を作製する製造方法において、前記成形体をケイ素の蒸気に曝して焼結し、焼結体を構成するタングステン粒子表面の少なくとも一部がケイ素化された焼結体を製造する。なお、本発明において、成形体、焼結体または陽極体の表面とは、それらの外表面だけでなく、それらの細孔内表面も含む。
前記表面の少なくとも一部がケイ素化された本発明の陽極体は、例えば以下のようにして製造することができる。
ケイ素粉を入れた容器をタングステン成形体と共に焼結炉に入れ、焼結時の加熱温度である1100〜2600℃の温度にてケイ素の一部または全部を気化させて、あるいはケイ素蒸気の下でタングステンと反応させて得られるタングステン焼結体の表面の少なくとも一部をケイ素化する。
この方法の場合、タングステン成形体を構成するタングステン粒子は表面からケイ素と反応し、粒子表層から通常50nm以内に局在して、W5Si3等のケイ化タングステンが形成される。そのため、タングステン粒子の中心部は導電率の高い金属のまま残りやすく、コンデンサを作製したとき、コンデンサの等価直列抵抗を低く抑えられるので好ましい。ケイ化タングステンの含有量はケイ素の粒径、投入量や、成形体の個数、焼結時間、焼結温度により調整することができる。タングステン焼結体のケイ素含有量は、0.05〜7質量%が好ましく、0.2〜4質量%が特に好ましい。この範囲のケイ素含有量のタングステン焼結体は、特にLC特性の良好なコンデンサを与え、コンデンサの陽極体として好ましいものとなる。
焼結は、減圧下、高温で行う。前記減圧条件は、好ましくは10-1Pa以下、より好ましくは10-3Pa以下で行うと、酸素含有量を前述の好ましい範囲に調整しやすい。
タングステンとケイ素の反応温度は、1100℃以上2600℃以下が好ましい。使用するケイ素の粒径が小さいほど低温でケイ素化が行えるが、1100℃未満であるとケイ素化に時間がかかる。2600℃を超えるとケイ素が高速に気化しやすくなり、それに対応した減圧高温炉のメンテナンスが必要となる。
高温に放置する時間は、3分以上2時間未満がよい。使用する減圧高温炉等に合わせた温度と時間の最適な条件は、予備実験で作製した焼結体を分析して決定すればよい。
なお、タングステンとケイ素の反応を終えた後に一度焼結炉から反応した成形体を取り出し、再度、同じ焼結炉または別種焼結炉で最終的な焼結を行ってもよい。このようにすると、炉の電極が傷みにくくなるので望ましい。
本発明の方法で得られる焼結体は、0.04〜10μmの細孔分布を有し、0.1〜4μmの平均細孔径(D50)を有する。
本発明の方法で製造されたコンデンサの陽極体を一方の電極とし、対電極(陰極)との間に介在する誘電体とから電解コンデンサが形成される。誘電体は、例えば、陽極体を電解酸化することにより、陽極体表面(細孔内表面を含む)上に形成される。対電極は、例えば、導電性高分子等の半導体層を誘電体上に積層することにより形成される。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を説明するが、下記の記載により本発明は何ら限定されるものではない。
本発明において、粒子径、比表面積、細孔分布、平均細孔径及び元素分析は以下の方法で測定した。
粒子径は、マイクロトラック社製HRA9320−X100を用い、粒度分布をレーザー回折散乱法で測定し、その累積体積%が、50体積%に相当する粒径値(D50;μm)を平均粒径とした。
BET比表面積と細孔径は、NOVA2200E(SYSMEX社)を用いて測定した。細孔分布は、細孔の累積体積%が5%に相当する細孔径〜同95%に相当する細孔径の範囲(D5〜D95)とした。また、平均細孔径は、細孔の累積体積%が50%に相当する細孔径(D50)とした。
元素分析は、ICPS−8000E((株)島津製作所製)を用い、ICP発光分析を行った。
実施例1:
タングステン酸アンモニウムを水素還元して得た平均粒径0.4μmのタングステン粉を、10-2Paに減圧下1400℃で30分間放置した後、室温で取り出し、ハンマーミルで解砕後、分級して粒径範囲20〜180μm、平均粒径115μmの造粒粉を得た。この粉をOPPC社製の成形型器TAP−2Rのホッパーに入れ、0.29mmφのタングステン線を6mm外部に植立するように成形し、大きさ1.02×1.64×4.62mmの成形体(55mg)を複数個作製した。この成形体120個を、タングステン製の容器に入れた市販の平均粒径1μmのケイ素粉0.4gの上に均一に置いて焼結炉に入れ、10-2Paに減圧し、1500℃で20分間放置した。室温に戻した後、徐々に空気を入れて取り出し、大きさ1.01×1.50×4.45mmの焼結体を得た。得られた焼結体は、比表面積0.5m2/g、細孔分布径0.04〜10μm、平均細孔径0.25μmであった。
得られた焼結体を元素分析したところ、ケイ素が4.4質量%、酸素0.76質量%、その他の各不純物元素はいずれも300質量ppm以下であった。
また、焼結体を破砕し、該焼結体の中心部付近の破片をX線回析装置(X'pert PRO, PANalytical製)で分析したところ、焼結体の細孔内の表面より反応物としてケイ化タングステンが検出された。検出されたケイ化タングステンのほとんどがW5Si3であった。また焼結体の表面をスパッタリングして同様に分析したところ、反応物のケイ化タングステンは表面から深さ30nmまでの範囲に存在することがわかった。すなわち、ケイ素が焼結体の粒子表層の少なくとも一部で、ケイ化タングステンとして存在することが確認された。
実施例2〜5及び比較例1〜2:
実施例1で容器中のケイ素の量と成形体の個数を表1に記載のように変更した以外は実施例1と同様にして焼結体を得た。各例の比表面積および細孔分布の各数値は実施例1と同様であった。各例で得られた焼結体は、ケイ素および酸素の含有量について表1の結果となり、その他の不純物元素はいずれも300質量ppm以下であった。
実施例6:
塩化タングステンを400℃で気相水素還元することにより、平均粒径0.1μm、比表面積9.6m2/gのタングステンの一次粉を得た。この粉を、10-2Paに減圧下1300℃で30分間放置した。その後、1100℃に降温し、この状態で炉に窒素ガスを投入し5時間放置した。室温に戻した後に徐々に空気を投入して大気中に取り出した。その後ハンマーミルで解砕後、分級して粒度分布40〜160μm、平均粒径100μmの造粒粉を得た。造粒粉は、表面の一部が窒化されており窒素量が0.25質量%であった。実施例1の成形器で内蔵された金型のみ変更して実施例1と同様にして、大きさ1.02×2.34×1.86mmの成形体(31mg)を作製した。この成形体200個を、タングステン製の容器に入れた市販の平均粒径1μmのケイ素粉0.2gの上に均一に置いて焼結炉に入れ、10-2Paに減圧し、1450℃で20分間放置した。室温に戻した後、徐々に空気を入れて取り出し、大きさ1.00×2.27×1.72mmの焼結体を得た。得られた焼結体は、比表面積4.5m2/g、細孔分布径0.05〜10μm、平均細孔径0.1μmであった。
得られた焼結体を元素分析したところ、ケイ素が0.7質量%、酸素1.22質量%、窒素が0.25質量%、その他の不純物元素はいずれも200質量ppm以下であった。
実施例7:
市販の平均粒径1μmのタングステン粉(一次粉)を分級して0.3〜20μmの部分を得た。この分級粉に対し、ホウ素が0.03質量%の添加量になるようにホウ素溶液(20質量%硝酸水溶液にホウ素を0.1質量%となるように溶解した溶液)を加えて混合し、次に、260℃の温度、7×102Paの減圧下2時間放置して乾燥し室温に戻した。このように処理をしたタングステン粉を用いて実施例1で使用した成形器で成形し、実施例1と同様な成形体を複数個作製した。次いで、実施例1のケイ素粉を平均粒径3μmの市販粉0.6gを使用した以外は実施例1と同様にして焼結体を作製した。得られた焼結体は、比表面積0.26m2/g、細孔分布径0.04〜6μm、平均細孔径0.4μmであった。
得られた焼結体を元素分析したところ、ケイ素が3.9質量%、酸素0.33質量%、ホウ素が300質量ppm、その他の不純物元素はいずれも200質量ppm以下であった。また、焼結体を破砕し、該焼結体の中心部付近の破片をX線回析装置(X'pert PRO, PANalytical製)で分析したところ、焼結体の細孔内表面より反応物としてケイ化タングステンが検出された。検出されたケイ素化タングステンのほとんどがW5Si3であった。また焼結体の表面をスパッタリングして同様に分析したところ、反応物のケイ化タングステンは表面から深さ40nmまでの範囲に存在することがわかった。すなわち、ケイ素が焼結体の粒子表層の少なくとも一部で、ケイ化タングステンとして存在することが確認された。
実施例8:
別途用意したステアリン酸0.3gをトルエン3gに溶かした液に実施例6と同様なタングステン一次粉20gをよく混合して平均粒径160μmの顆粒状の混合物を得た。得られた顆粒状の混合物に、リン酸を0.05質量%になるように加えてよく混合し、減圧高温炉に入れ、1×10-2Paで1340℃に20分放置し、その後放冷して室温にしてから常圧に戻した。このようにして得たタングステン造粒粉は、平均粒径180μm、比表面積8.2m2/gであった。続いて、実施例6と同様にして成形体を複数作製後、実施例6と同様にして焼結体を作製した。得られた焼結体は、比表面積5.2m2/g、細孔分布径0.05〜8μm、平均細孔径0.1μmであった。
得られた焼結体を元素分析したところ、ケイ素0.8質量%、酸素1.5質量%、リン0.01質量%、炭素0.03質量%、その他の不純物元素はいずれも300質量ppm以下であった。
Figure 0005266427
実施例1〜8及び比較例1〜2で作製した焼結体を電解コンデンサの陽極体として用いた。陽極体を0.1質量%の硫酸水溶液中で10Vで2時間化成し、陽極体表面に誘電体層を形成した。誘電体層を形成した陽極体を、白金黒を陰極とした30%硫酸水溶液中に漬け、電解コンデンサを形成し、容量及びLC値を測定した。容量は、アジレント製LCRメーターを用い、室温、120Hz、バイアス2.5V値での値で測定した。LC値は、室温で2.5Vを印加して30秒後に測定した。容量及びLC値の測定値、容量当たりのLC値を表2に示す。
Figure 0005266427
表2から実施例1〜8の電解コンデンサの容量あたりのLC値は、0.1未満であり、比較例1及び2の電解コンデンサの容量あたりのLC値は0.1を超えていることがわかる。

Claims (13)

  1. タングステン粉の成形体を焼結してコンデンサの陽極体を得る製造方法において、前記成形体をケイ素の蒸気に曝して焼結し、得られる焼結体の表面の少なくとも一部をケイ化タングステンとする、陽極体中のケイ素含有量が0.05〜7質量%であることを特徴とするコンデンサの陽極体の製造方法。
  2. タングステン粉の成形体とケイ素粉とを焼結炉に入れ、1100〜2600℃の温度にてケイ素の一部または全部を気化させてタングステンと反応させる請求項1に記載の陽極体の製造方法。
  3. ケイ化タングステンがW5Si3である請求項1〜のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
  4. 陽極体の表面の一部に、窒化タングステン、炭化タングステン、及びホウ化タングステンから選択される少なくとも1種の化合物を含有させる工程を含む請求項1〜のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
  5. 表面の一部に、窒化タングステン、炭化タングステン、及びホウ化タングステンから選択される少なくとも1種の化合物を含有するタングステン粉の成形体を使用し、前記化合物を含む陽極体を得る請求項に記載の陽極体の製造方法。
  6. 陽極体中の窒素含有量が0.01〜0.5質量%である請求項またはに記載の陽極体の製造方法。
  7. 陽極体中の炭素含有量が0.001〜0.1質量%である請求項のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
  8. 陽極体中のホウ素含有量が0.001〜0.1質量%である請求項のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
  9. リン元素を含有するタングステン粉の成形体を使用し、リン元素を1〜500質量ppm含む陽極体を得る請求項1〜のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
  10. 酸素を含有するタングステン粉の成形体を使用し、酸素を0.05〜3質量%含む陽極体を得る請求項1〜のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
  11. 陽極体中の、タングステン、ケイ素、窒素、炭素、ホウ素、リン及び酸素の各元素を除く元素の含有量が、各1000質量ppm以下である請求項1〜10のいずれかに記載の陽極体の製造方法。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の方法により陽極体の表面がケイ素化されたコンデンサの陽極体。
  13. 請求項12に記載のコンデンサの陽極体を一方の電極とし、対電極との間に介在する誘電体とから構成された電解コンデンサ。
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