JP5265689B2 - 磁気結合型アイソレータ - Google Patents

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Description

本発明は、磁界発生部と磁気抵抗効果素子(TMR素子やCPP−GMR素子)とを備える磁気結合型アイソレータに関する。
下記特許文献には磁気結合型アイソレータに関する発明が開示されている。磁気結合型アイソレータは、入力信号を、磁気に変換するための磁界発生部と、前記磁界発生部から生じた外部磁界を検出して電気信号に変換するための磁気抵抗効果素子とを有して構成される。そして、その電気信号を信号処理回路を介して出力側に伝送して出力を取り出す。
磁気抵抗効果素子としては、ホール素子、AMR素子(異方性磁気抵抗効果素子)、あるいは、GMR素子(巨大磁気抵抗効果素子)が使用される。
特開昭64−32712号公報 特開昭60−69906号公報 特表2003−526083号公報
例えば、上記した特許文献3に記載された発明に示すように、GMR素子などでは、素子抵抗を高めるためにミアンダ形状で形成することが好ましい。なおGMR素子は、反強磁性層/固定磁性層/非磁性導電層/フリー磁性層を備える多層膜と、その両側に接続される電極層とを備える。このような磁気抵抗効果素子は、電流が多層膜の各層の膜面に対して平行な方向に流れる。このような磁気抵抗効果素子は、CIP(current in the plane)−GMR素子(あるいは単なるGMR素子)と呼ばれる。
しかしながら前記GMR素子をミアンダ形状で形成した場合、GMR素子の素子面積(コイルとの対向面積)が大きくなり、主として、1次側回路/2次側回路(コイル/GMR素子)間の静電容量が大きくなる問題があった。
また、GMR素子の素子面積が大きい分、それに対向するコイルも小さくできないため、インダクタンスLが大きくなる問題があった。
したがって、従来では信号伝送速度を高めることが困難であった。
また、GMR素子をミアンダ形状で形成した場合、コイルの幅方向への広がりも大きくなる。コイルから発生する外部磁界の磁界強度は一律ではない。コイルの側方に向うほど外部磁界の磁界強度は弱まる。したがって、ミアンダ形状で形成した場合は、高くほぼ均一な磁界強度の外部磁界をGMR素子全体に供給できず、出力が低下したり出力がばらつく問題があった。
以上により、従来では、出力と信号伝送速度の双方を高めることが困難といった問題があった。
そこで本発明は上記従来課題を解決するためのものであり、特に、出力及び高速応答性を向上させた磁気結合型アイソレータを提供することを目的としている。
本発明における磁気結合型アイソレータは、
入力信号により外部磁界を発生させるための磁界発生部と、前記磁界発生部と電気的に絶縁されるとともに磁気的結合が可能な位置であって、前記磁界発生部に対して高さ方向に対向配置された前記外部磁界を検出して電気信号に変換するための磁気抵抗効果素子と、を有し、
前記磁気抵抗効果素子は、反強磁性層、磁化方向が固定された固定磁性層、非磁性材料層、及び磁化変動可能なフリー磁性層が順に積層された多層膜と、前記多層膜の上下に配置された電極層とを有して構成され、
前記多層膜は、幅寸法がT1、前記幅寸法T1に直交する長さ寸法がL1であり、前記長さ寸法L1が前記幅寸法T1よりも長く形成されており、
前記多層膜は、平面視にて、前記磁界発生部の幅寸法T2の中心から両側方向へ前記幅寸法T2に対して30%ずつの幅とした計60%の幅領域内に位置しており、
前記磁気抵抗効果素子に接続される非磁性の配線パターンが、前記電極層に連続して形成されており、
前記固定磁性層の磁化方向は、前記多層膜の幅方向を向き、前記外部磁界の方向と平行あるいは反平行であることを特徴とするものである。
本発明では、磁気抵抗効果素子として、多層膜の膜面に対して垂直方向に電流を流すTMR素子(トンネル型磁気抵抗効果素子)、あるいはCPP−GMR素子を用いる。前記磁気抵抗効果素子によれば、従来のようにミアンダ形状にして素子長さを延ばし素子面積を大きくしなくても、電気抵抗値を高くできる。よって従来に比べて磁気抵抗効果素子を構成する多層膜の素子面積を小さくすることができる。なお多層膜の幅寸法T1については、磁界発生部の全幅の60%以内に収めるという要件を付けた。
したがって、従来に比べて1次側回路/2次側回路(磁界発生部/磁気抵抗効果素子)間の静電容量を小さくできる。また、磁気抵抗効果素子の小型化に起因して、磁界発生部も小さく形成できるため、インダクタンスLを小さくすることが可能である。そして、磁気結合型アイソレータの小型化を実現できるから、ウェハ1枚辺りの取り個数を増やすことができ、製造コストの低減を図ることも出来る。
ところで、本発明では、上記のように、磁気抵抗効果素子を構成する多層膜の素子面積を小さくしても形状磁気異方性を効果的に発生させるために、長さ寸法L1を幅寸法T1よりも長い形状で形成した。これにより、フリー磁性層に対して長さ方向に磁化容易軸を付与でき、磁界発生部からの外部磁界に対して、リニア応答性を向上できる。(R−Hカーブのヒステリシスを小さく、あるいは無くすことができる)。その結果、高周波の入力信号による磁界発生部からの外部磁界変化に対して、磁気抵抗効果素子の磁化変化を効果的に追従させることができる。
さらに本発明では、上記したように、多層膜を、平面視にて、磁界発生部の全幅の60%(中心から両側方へ30%ずつの幅)で規定した幅領域内に位置させている。後述する実験に示すように、これにより、磁界発生部から多層膜に印加される外部磁界の磁界強度を最大値から10%減内に抑えることが出来る。すなわち外部磁界の最大値を100%としたとき、90%以上の強い磁界強度を多層膜の全域に印加できる。
以上により本発明の磁気結合型アイソレータによれば、高速磁化スイッチングが可能になり、出力及び高速応答性を向上させることが出来る。
本発明では、前記多層膜のアスペクト比(長さ寸法L1/幅寸法T1)は2〜30であることが好ましい。これにより、より効果的に形状磁気異方性を発生させることができ、磁界発生部からの外部磁界に対するリニア応答性を向上させることができる。
また本発明では、前記多層膜の幅寸法T1は10μm以下であることが好ましい。これにより、より効果的に形状磁気異方性を発生させることができ、磁界発生部からの外部磁界に対するリニア応答性を向上させることができる。
また本発明では、前記磁界発生部は、平面内に複数ターン巻回して形成されたコイルであることが好ましい。
また本発明では、前記固定磁性層の磁化方向は、前記多層膜の幅方向を向き、前記外部磁界の方向と平行あるいは反平行であることが好ましい。
さらに本発明では、前記磁界発生部は、外部磁界が互いに反対方向に発生する第1磁界発生部と第2磁界発生部とを有して構成され、
前記第1磁界発生部と対向配置される前記磁気抵抗効果素子と、前記第2磁界発生部と対向配置される前記磁気抵抗効果素子とを備え、各磁気抵抗効果素子は、全て同じ層構成であり、
前記第1磁界発生部と対向配置される前記磁気抵抗効果素子と、前記第2磁界発生部と対向配置される前記磁気抵抗効果素子とがブリッジ回路を構成していることが好ましい。
このとき、全ての前記磁気抵抗効果素子の前記固定磁性層の磁化方向が同じ方向を向いていることが好ましい。また、各磁気抵抗効果素子に接続される前記配線パターンがすべて、平面視にして重ならないように引き回されていることが好ましい。
本発明の磁気結合型アイソレータによれば、従来に比べて、出力及び高速応答性を向上させることが出来る。
図1は、本実施形態の磁気結合型アイソレータ(磁気カプラ)の全体の回路構成図、図2は、磁気抵抗効果素子R1〜R4にて構成されるブリッジ回路図、図3は本実施形態における磁気結合型アイソレータの部分平面図、図4は、図3に示すA−A線に沿って厚さ方向に切断し矢印方向から見た部分断面図、図5は、本実施形態の磁気結合型アイソレータを構成するTMR素子の部分断面図、図6は、TMR素子を構成する多層膜と、前記多層膜に対向するコイルを拡大して示した部分拡大平面図である。なお図3、図6では、絶縁層を図示せず、またコイル2の内縁及び外縁のみを示し、コイル2下に位置する磁気抵抗効果素子R1〜R4を透視して示した。
図1に示すように磁気結合型アイソレータ1は、磁界発生部としてのコイル2と、磁気抵抗効果素子R1〜R4とを有して構成される。コイル2と各磁気抵抗効果素子R1〜R4は図示しない絶縁層を介して電気的に絶縁されているが、磁気的結合が可能な間隔を空けて配置される。
ここで図1では、差動増幅器15や外部出力端子16等の信号処理回路(IC)までも含めて、磁気結合型アイソレータ1を定義しているが、磁気結合型アイソレータ1に前記信号処理回路(IC)を含めず、コイル2、磁気抵抗効果素子R1〜R4及び、図3に示す各端子10〜14を備える形態を、磁気結合型アイソレータ1と定義することもできる。かかる場合は、磁気結合型アイソレータ1を、電子機器側の信号処理回路(IC)と電気的に繋ぐことが必要になる。
コイル2は図3のように、X1−X2方向に帯状に延びる第1磁界発生部3と第2磁界発生部4を有する。第1磁界発生部3と第2磁界発生部4は図示Y1−Y2方向に間隔を空けて対向している。第1磁界発生部3と第2磁界発生部4は連結部17,18を介して連結されている。連結部17,18は、湾曲状となっているが形態を限定するものではない。第1磁界発生部3、第2磁界発生部4、及び連結部17,18に囲まれて空間部19が形成されている。
図4に示すようにコイル2は、幅寸法T4で形成されたコイル片6が所定の間隔T5を空けて、複数回、巻回形成された形状である。よって、図4に示すように、第1磁界発生部3及び第2磁界発生部4は、複数本のコイル片6がY1−Y2方向に並設された構成となっている。
コイル2に接続される2つの電極パッド5,6が設けられている。電極パッド5,6は円形状であるが特に形状を限定するものではない。さらにコイル2は電極パッド5,6を介して図1に示すように送信回路7に接続されている。送信回路7から入力信号に基づく電流が流れると、コイル2から外部磁界が発生する。図4に示すように第1磁界発生部3を構成するコイル片6、及び第2磁界発生部4を構成するコイル片6では電流の流れる向きが反平行である。よって、第1磁界発生部3を構成するコイル片6により発生する外部磁界H1と、第2磁界発生部4を構成するコイル片6により発生する外部磁界H2は逆向きである。図3、図4に示すように第1磁界発生部3の真下(真上でもよい)、及び第2磁界発生部の真下(真上でもよい)には、夫々磁気抵抗効果素子R1〜R4が絶縁層(図示せず)を介して対向配置されている。そして、第1磁界発生部3と対向配置された第1磁気抵抗効果素子R1及び第4磁気抵抗効果素子R4に、前記第1磁界発生部3より作用する外部磁界H3と、第2磁界発生部4と対向配置された第2磁気抵抗効果素子R2及び第3磁気抵抗効果素子R3に、前記第2磁界発生部4より作用する外部磁界H4は反平行である。
図2に示すように第1磁気抵抗効果素子R1と第2磁気抵抗効果素子R2は直列接続され、第3磁気抵抗効果素子R3と第4磁気抵抗効果素子R4は直列接続されている。
図2に示すように第1磁気抵抗効果素子R1と第3磁気抵抗効果素子R3は入力端子(入力パッド)10に接続されている。この実施形態では入力端子10は1つである。
また第2磁気抵抗効果素子R2と第4磁気抵抗効果素子R4は夫々、別々のグランド端子(グランドパッド)11,12に接続されている。よって、この実施形態ではグランド端子11,12は2つある。
図2に示すように、第1磁気抵抗効果素子R1と第2磁気抵抗効果素子R2の間には第1出力端子(第1出力パッド,OUT1)13が接続されており、第3磁気抵抗効果素子R3と第4磁気抵抗効果素子R4の間には第2出力端子(第2出力パッド,OUT2)14が接続されている。
図1,図2に示すように、第1出力端子13及び第2出力端子14の出力側が差動増幅器15に接続されている。
そして図1に示すように差動増幅器15の出力側は、外部出力端子16に接続されている。
図3に示すように、コイル2の第1磁界発生部3と対向配置される第1磁気抵抗効果素子R1はX1側に、第4磁気抵抗効果素子R4はX2側に配置される。
また図3に示すように、コイル2の第2磁界発生部4と対向配置される第2磁気抵抗効果素子R2はX1側に、第3磁気抵抗効果素子R3はX2側に配置される。
図3に示すように、第1磁気抵抗効果素子R1と第3磁気抵抗効果素子R3間が第1配線パターン20にて接続される。図3に示すように、第1配線パターン20は、平面視にて、各素子R1〜R4間を直線的に囲んだ囲み領域Sの内部に位置している。第1配線パターン20はX1−X2方向及びY1−Y2方向から見て斜めに傾いて形成されている。
図3に示すように、第1配線パターン20から第2配線パターン21が分岐している。第2配線パターン21は囲み領域Sの内部位置から、前記囲み領域Sの外方へ延出し、入力端子10に接続されている。
また図3に示すように第1磁気抵抗効果素子R1と第2磁気抵抗効果素子R2間が第3配線パターン22により接続される。第3配線パターン22はY1−Y2方向に延出して形成されている。さらに、第3配線パターン22から囲み領域Sの外方に向けて第4配線パターン23が分岐している。図3に示すように第4配線パターン23は第1出力端子13に接続される。
また図3に示すように、第3磁気抵抗効果素子R3と第4磁気抵抗効果素子R4間が第5配線パターン24により接続される。第5配線パターン24はY1−Y2方向に延出して形成されている。さらに、第5配線パターン24から囲み領域Sの外方に向けて第6配線パターン25が分岐している。図3に示すように第6配線パターン25は第2出力端子14に接続される。
さらに図3に示すように、第2磁気抵抗効果素子R2と第1グランド端子11間が第7配線パターン26で接続される。また図3に示すように、第4磁気抵抗効果素子R4と第2グランド端子12間が第8配線パターン27により接続される。
図3に示すように各端子10〜14はX1−X2方向に所定の間隔を空けて一列に配列されている。よって信号処理回路(IC)側との配線(電気的接続)を簡単に行える。そして、これら端子10〜14の真ん中の位置に、1つだけ設けられた入力端子10が配置されている。
図3に示すように、平面視にて配線パターン同士が重ならないように引き回すことができる。
ただし配線パターンの形態は図3に限定されるものではない。平面視にて配線パターン同士に重なる部分があってもよい。
また、図3の実施形態に代えて、入力端子10の位置にグランド端子を、グランド端子11,12の位置に入力端子を設ける形態でもよい。かかる場合、グランド端子が1つ、入力端子が2つとなる。
各磁気抵抗効果素子R1〜R4は全て同じ層構成で形成されている。各磁気検出素子R1〜R4は図5に示す構造で形成される。
図5に示す符号30は下部電極層である。下部電極層30上に多層膜31が形成される。多層膜31は下から反強磁性層32、固定磁性層33、絶縁障壁層34、フリー磁性層35、保護層36の順に積層される。なお下からフリー磁性層35、絶縁障壁層34、固定磁性層33及び反強磁性層32の順に積層されてもよい。
反強磁性層32は、例えば、元素α(ただしαは、Pt,Pd,Ir,Rh,Ru,Osのうち1種または2種以上の元素である)とMnとを含有する反強磁性材料で形成される。
反強磁性層32と、下部電極層30の間に、結晶配向を整えるためのシード層が設けられていてもよい。
固定磁性層33は、反強磁性層32との界面で生じる交換結合磁界(Hex)により図示Y方向に磁化固定されている。ここで磁化固定とは、少なくとも、コイル2から磁気抵抗効果素子R1〜R4に作用する外部磁界に対して磁化変動しない状態を指す。
図5では、固定磁性層33は、CoFe等の単層構造であるが、積層構造、特に磁性層/非磁性中間層/磁性層で形成された積層フェリ構造であることが、固定磁性層33の磁化固定力を大きくでき好適である。
固定磁性層33上には絶縁障壁層34が形成されている。絶縁障壁層34は、例えば、酸化チタン(Ti−O)や、酸化マグネシウム(Mg−O)で形成される。
絶縁障壁層34上には、フリー磁性層35が形成されている。図5ではフリー磁性層35は単層構造であるが、磁性層の積層構造で形成することも出来る。フリー磁性層35は、NiFeの単層構造か、NiFeを含む積層構造で形成されることが好適である。
前記フリー磁性層35上にはTa等の非磁性金属材料で形成された保護層36が形成されている。
上記した多層膜31のX1−X2方向(X方向)の両側端面31a,31aは、下側から上側に向けて徐々にX方向への幅寸法が狭くなるように傾斜面で形成される。ただし傾斜面でなく垂直面であってもよい。
図5に示すように、下部電極層30上から各側端面31a,31a上にかけて絶縁層37が形成される。絶縁層37はAl23やSiO2等の既存の絶縁材料で形成される。さらに絶縁層37上から多層膜31上にかけて上部電極層40が形成される。
この実施形態における磁気抵抗効果素子R1〜R4は、TMR素子(トンネル型磁気抵抗効果素子)である。よって多層膜31の上下に電極層30,40が設けられる。そして、電流が多層膜31の各層の膜面に対し垂直方向に流れる。このような磁気抵抗効果素子は、CPP(current perpendicular to the plane)型と呼ばれる。CPP型には、TMR素子のほかにCPP−GMR素子もある。CPP−GMR素子では、図5に示す絶縁障壁層34に代えてCu等の非磁性導電層が用いられる。
図4に示すように、配線パターン24は下部電極層30と一体的に形成されている。配線パターン24は下部電極層30と別に形成されてもよいが、かかる場合でも配線パターン24と下部電極層30とは電気的に接続される。
また図4に示すように、配線パターン27が上部電極層40と一体的に形成されている。配線パターン27は上部電極層40と別に形成されてもよいが、かかる場合でも配線パターン27と上部電極層40とは電気的に接続される。
このようにTMR素子では、多層膜31の上下に電極層30,40が形成されるため、電極層30,40に接続される配線パターンは、複数の階層に分けて形成されることになる。
図3の実施形態では、配線パターン20,21,26,27が上段に形成され、配線パターン22,23,24,25が下段に形成される。なお、その逆であってもよい。
続いて外部磁界に対するブリッジ回路の出力について説明する。
例えば各磁気抵抗効果素子R1−R4の固定磁性層33の磁化がY1方向に固定されているとして、図4に示す夫々の外部磁界H3,H4が各磁気抵抗効果素子R1〜R4に侵入すると、第1磁気抵抗効果素子R1及び第4磁気抵抗効果素子R4のフリー磁性層35の磁化はY1方向に向けて傾く。よって第1磁気抵抗効果素子R1及び第4磁気抵抗効果素子R4の電気抵抗値は小さくなる。一方、第2磁気抵抗効果素子R2及び第3磁気抵抗効果素子R3の磁化はY2方向に向けて傾く。よって第2磁気抵抗効果素子R2及び第3磁気抵抗効果素子R3の電気抵抗値は大きくなる。これにより、第1磁気抵抗効果素子R1と第2磁気抵抗効果素子R2間の中点電位、及び第3磁気抵抗効果素子R3と第4磁気抵抗効果素子R4間の中点電位が変動し、差動出力を得ることが出来る。
このように磁気結合型アイソレータ1では、コイル2から磁気抵抗効果素子R1〜R4を経て、電気信号の伝達を行うことが出来る。
図3に示す各磁気抵抗効果素子R1〜R4は、多層膜31の平面形状を示している。図3に示すように、多層膜31はX1−X2方向に長く、Y1−Y2方向に短い矩形状で形成される。さらに詳しく図6等を用いて説明する。
図6に示すようにTMR素子を構成する多層膜31は、Y1−Y2方向への幅寸法がT1、幅寸法T1に直交するX1−X2方向への長さ寸法がL1で形成される。図6に示すように幅寸法T1は長さ寸法L1よりも長く形成される。図6での多層膜31は矩形状(長方形)であるが、形状を限定しない。例えば楕円のような形状でもよい。かかる場合の幅寸法T1や長さ寸法L1は最大幅寸法、最大長さ寸法で規定される。
一方、コイル2の第1磁界発生部3や第2磁界発生部4でのY1−Y2方向の幅寸法はT2で形成される。幅寸法T2は図4に示すように、各コイル6の幅寸法T4及び各コイル片4間の間隔T5を足し合わせて計算される。
図3、図4及び図6に示すように各磁気抵抗効果素子R1〜R4はコイル2の第1磁界発生部3や第2磁界発生部4と平面視にて重なるように対向配置されている。
図6に示すようにコイル2の幅寸法T2の中心O1から両側部2a,2bの方向へ幅寸法T2に対して30%ずつの幅とした計60%の幅寸法がT3である。例えば幅寸法T2が50μmであれば、中心O1は両側部2a,2bから幅の内側方向へ25μmの位置であり、その中心O1から両側部2a,2bの方向へ幅寸法T2に対して30%ずつ、すなわち15μmずつとしたラインが図6の点線B,Cである。点線B,C間の幅領域は、コイル2の各磁界発生部3,4の中央に位置し、しかも、点線B,C間の幅領域の幅寸法T3は、幅寸法T2に対して60%に相当する30μmである。
本実施形態では、多層膜31が前記幅寸法T3の範囲内に収まるように、多層膜31の幅寸法T1は幅寸法T3以下で規定される。
図6に示す実施形態では、平面視にて多層膜31の幅方向の中心O2が、コイル2の幅寸法T2の中心O1と一致しているが、平面視にて、多層膜31が、幅寸法T3の範囲内に収まれば、多層膜31の幅方向の中心O2と、コイル2の幅寸法T2の中心O1とが一致していなくてもよい。ただし平面視にて多層膜31の幅方向の中心O2と、コイル2の幅寸法T2の中心O1とが一致していたほうが、多層膜31全体に均一な磁界強度の外部磁界を作用させやすく好適である。
本実施形態では、磁気抵抗効果素子R1〜R4として、多層膜31の膜面に対して垂直方向に電流を流すTMR素子、あるいはCPP−GMR素子を用いる。前記磁気抵抗効果素子R1〜R4によれば、従来のようにミアンダ形状のように素子長さを延ばして素子面積を大きく形成しなくても、電気抵抗値を高くできる。よって従来に比べて磁気抵抗効果素子R1〜R4を構成する多層膜31の素子面積を小さくすることができる。なお多層膜31の幅寸法T1については、磁界発生部3,4の全幅の60%以内の幅領域内に収めるという要件を付けた。
したがって、従来に比べて1次側回路/2次側回路(コイル2/磁気抵抗効果素子R1〜R4)間の静電容量を小さくできる。また、磁気抵抗効果素子R1〜R4の小型化に起因して、コイル2も小さく形成できるため、インダクタンスLを小さくすることが可能である。そして、磁気結合型アイソレータ1の小型化を実現できるから、ウェハ1枚辺りの取り個数を増やすことができ、製造コストの低減を図ることも出来る。
ところで、本実施形態では、上記のように、磁気抵抗効果素子R1〜R4を構成する多層膜31の素子面積を小さくしても形状磁気異方性を効果的に発生させるために、長さ寸法L1を幅寸法T1よりも長い横長形状に形成した。これにより、フリー磁性層35に対して長さ方向(X1−X2方向)に磁化容易軸を付与でき、磁界発生部3,4からの外部磁界に対して、リニア応答性を向上できる。(図7に示すように、R−Hカーブのヒステリシスを小さく、あるいは無くすことができる)。その結果、高周波の入力信号による磁界発生部3,4からの外部磁界変化に対して、磁気抵抗効果素子R1〜R4の磁化変化を効果的に追従させることができる。
さらに本実施形態では、上記したように、多層膜31の幅寸法T1を、磁界発生部3、4の全幅の60%(中心O1から両側方へ30%ずつの幅)で規定した幅寸法T3内に収めている。後述する実験に示すように、これにより、磁界発生部3,4から多層膜31に印加される磁界強度を最大値から10%減内に抑えることが出来る。すなわち外部磁界の磁界強度の最大値を100%としたとき、90%以上の強い磁界強度の外部磁界を多層膜31の全域に印加できる。
以上により本実施形態の磁気結合型アイソレータ1によれば、高速磁化スイッチングが可能になり、出力及び高速応答性を向上させることができる。
本実施形態では、多層膜31のアスペクト比(長さ寸法L1/幅寸法T1)は2〜30であることが好ましい。これにより、素子面積の狭小化を促進できるとともに、より効果的に形状磁気異方性を発生させることができ、磁界発生部3,4からの外部磁界に対するリニア応答性を向上させることができる。
また本実施形態では、多層膜31の幅寸法T1は10μm以下であることが好適である。これにより、より効果的に形状磁気異方性を発生させることができ、磁界発生部3,4からの外部磁界に対するリニア応答性を向上させることができる。
図5に示すように多層膜31の両側は絶縁層37で埋められているが、この部分に、多層膜31や電極層30,40と絶縁性を保った状態でハードバイアス層(図示しない)を設けてもよい。これにより、ハードバイアス層からのバイアス磁界により、フリー磁性層35の単磁区化をより効果的に促進でき、外部磁界に対するリニア応答性をより向上させることができる。
また、固定磁性層33の磁化方向は多層膜31の幅方向(Y1−Y2方向)を向き、外部磁界H3,H4の方向と平行あるいは反平行である。そして無磁場状態(フリー磁性層35に外部磁界が作用していない状態)では、フリー磁性層35は形状磁気異方性により長さ方向(X1−X2方向)を向いている。すなわち無磁場状態では、固定磁性層33とフリー磁性層35の磁化は直交している。これにより出力を大きくできる。
また、例えば、第1磁気抵抗効果素子R1と第4磁気抵抗効果素子R4を固定抵抗素子にすることも出来るが、ブリッジ回路を構成する抵抗素子を全て磁気抵抗効果素子R1〜R4とすることで出力を大きくできる。
本実施形態では、全ての磁気抵抗効果素子R1〜R4が、同じ層構成で形成される。ここで「層構成」とは積層順や材質のみならず、固定磁性層33の磁化方向も含まれる。そして、図3に示すように、コイル2の第1磁界発生部3と対向する位置に第1磁気抵抗効果素子R1及び第4磁気抵抗効果素子R4を配置し、第2磁界発生部4と対向する位置に第2磁気抵抗効果素子R2及び第3磁気抵抗効果素子R3を配置している。そして図3のように配線して、磁気抵抗効果素子R1〜R4によりブリッジ回路を構成している。本実施形態では、全ての磁気抵抗効果素子R1〜R4が、同じ層構成で形成されるから、全ての磁気抵抗効果素子R1〜R4の抵抗値や温度特性を一致させやすく、また各磁気抵抗効果素子R1〜R4の形成も容易且つ適切に行える。そして図3に示すように、磁気抵抗効果素子R1〜R4とコイル2とを配置することで、簡単かつ適切にブリッジ回路を構成できる。
以下の磁界強度実験を行った。
実験では、図4に示すコイル片6の幅寸法T4を4μm、間隔T5を2μm、ターン数を8としたコイル2を形成した。よってコイル2の磁界発生部3,4の幅寸法T2は、46μmであった。
コイル2の磁界発生部3,4から高さ方向(厚さ方向)に10μm離れた位置にて幅方向への磁界強度を測定した。その実験結果が図8に示されている。
図8に示す横軸の0μmは、コイル2の磁界発生部3,4の中心O1である。中心O1での磁界強度が最も強く、磁界強度の最大値を1として規格化した。
図8に示すように中心O1から両側部2a,2b(図6参照)の方向へ離れるほど、徐々に磁界強度は低下することがわかった。
図8に示すように、磁界強度の最大値から10%減となる規格化磁界強度=0.9の領域が、ちょうど中心O1から各側部2a,2b方向に夫々、全幅(幅寸法T2=46μm)に対して、30%ずつの幅領域(計60%の幅領域)であることがわかった。
そこで本実施形態では、磁気検出素子R1〜R4(TMR素子やCPP−GMR素子)を構成する多層膜31が、コイル2の磁界発生部3,4の全幅(幅寸法T2)に対して中心O1から側方方向に30%ずつの計60%の幅寸法T3内に収まるように、多層膜31の幅寸法T1を幅寸法T3以下で規定することとした。
本実施形態の磁気結合型アイソレータ(磁気カプラ)の全体の回路構成図、 磁気抵抗効果素子R1〜R4にて構成されるブリッジ回路図、 本実施形態における磁気結合型アイソレータの部分平面図、 図3に示すA−A線に沿って厚さ方向に切断し矢印方向から見た部分断面図、 本実施形態の磁気結合型アイソレータを構成するTMR素子の部分断面図、 TMR素子を構成する多層膜と、前記多層膜に対向するコイルを拡大して示した部分拡大平面図、 本実施形態における磁気抵抗効果素子のR−Hカーブ、 コイルの磁界発生部の中心からの距離と、外部磁界の磁界強度(最大磁界強度を1として規格化)との関係を示すグラフ、
1 磁気結合型アイソレータ
2 コイル
3 第1磁界発生部
4 第2磁界発生部
6 コイル片
7 送信回路
10 入力端子
11、12 グランド端子
13、14 出力端子
15 差動増幅器
16 外部出力端子
20〜27 配線パターン
30 下部電極層
31 多層膜
32 反強磁性層
33 固定磁性層
34 絶縁障壁層
35 フリー磁性層
37 絶縁層
38 ハードバイアス層
40 上部電極層
H1〜H4 外部磁界
R1〜R4 磁気抵抗効果素子

Claims (7)

  1. 入力信号により外部磁界を発生させるための磁界発生部と、前記磁界発生部と電気的に絶縁されるとともに磁気的結合が可能な位置であって、前記磁界発生部に対して高さ方向に対向配置された前記外部磁界を検出して電気信号に変換するための磁気抵抗効果素子と、を有し、
    前記磁気抵抗効果素子は、反強磁性層、磁化方向が固定された固定磁性層、非磁性材料層、及び磁化変動可能なフリー磁性層が順に積層された多層膜と、前記多層膜の上下に配置された電極層とを有して構成され、
    前記多層膜は、幅寸法がT1、前記幅寸法T1に直交する長さ寸法がL1であり、前記長さ寸法L1が前記幅寸法T1よりも長く形成されており、
    前記多層膜は、平面視にて、前記磁界発生部の幅寸法T2の中心から両側方向へ前記幅寸法T2に対して30%ずつの幅とした計60%の幅領域内に位置しており、
    前記磁気抵抗効果素子に接続される非磁性の配線パターンが、前記電極層に連続して形成されており、
    前記固定磁性層の磁化方向は、前記多層膜の幅方向を向き、前記外部磁界の方向と平行あるいは反平行であることを特徴とする磁気結合型アイソレータ。
  2. 前記多層膜のアスペクト比(長さ寸法L1/幅寸法T1)は2〜30である請求項1記載の磁気結合型アイソレータ。
  3. 前記多層膜の幅寸法T1は10μm以下である請求項1又は2に記載の磁気結合型アイソレータ。
  4. 前記磁界発生部は、平面内に複数ターン巻回して形成されたコイルである請求項1ないし3のいずれかに記載の磁気結合型アイソレータ。
  5. 前記磁界発生部は、外部磁界が互いに反対方向に発生する第1磁界発生部と第2磁界発生部とを有して構成され、
    前記第1磁界発生部と対向配置される前記磁気抵抗効果素子と、前記第2磁界発生部と対向配置される前記磁気抵抗効果素子とを備え、各磁気抵抗効果素子は、全て同じ層構成であり、
    前記第1磁界発生部と対向配置される前記磁気抵抗効果素子と、前記第2磁界発生部と対向配置される前記磁気抵抗効果素子とがブリッジ回路を構成している請求項1ないしのいずれかに記載の磁気結合型アイソレータ。
  6. 全ての前記磁気抵抗効果素子の前記固定磁性層の磁化方向が同じ方向を向いている請求項5記載の磁気結合型アイソレータ。
  7. 各磁気抵抗効果素子に接続される前記配線パターンがすべて、平面視にして重ならないように引き回されている請求項5又は6に記載の磁気結合型アイソレータ。
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