JP5263390B2 - アンテナ共用器とこれを搭載した電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、送信フィルタと受信フィルタとを有するアンテナ共用器に関する。
近年、CDMAやW−CDMAと言った送受同時送受信を行う通信方式の携帯電話が急速に普及し、それに伴いデュプレクサ等のアンテナ共用器の需要が増えている。また、アンテナ共用器を構成する技術としては小型化、低背化、量産性の面で優れたSAW(Surface Acoustic Wave)素子、境界波(Boundary Elastic Wave)素子、BAW(Bulk Acoustic Wave)素子等を用いたものが主流となっている。
一般的に、アンテナ共用器は、送信帯域の信号とその高域側に隣接した受信帯域の信号とを分波するために、2つのフィルタ(送信フィルタと受信フィルタ)を有する。特に、送信フィルタとしては、直列共振器と並列共振器とが梯子状に接続されたラダー型フィルタが採用されている。
例えば、3GPP(3rdGeneration Partnership Project)において定められたBand8は、送信帯域と受信帯域の間隔(クロスバンド)が10MHz(比帯域で表現すると1.09%)である。これは、従来アンテナ共用器でよく用いていたBand5の送信帯域と受信帯域の間隔である20MHz(比帯域:2.33%)と比較すると非常に狭い。そこで、送信フィルタとして、この狭いクロスバンドに対応して急峻性を確保する為に、送信フィルタにおける共振器のIDT(Inter DigitalTransducer)に重み付けを施す技術が知られている。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。しかしながら、この特許文献1は狭帯域化を目的としたものであり、Band8のような帯域幅が35MHz(比帯域幅:3.9%)にもなる広帯域なアンテナ共用器を実現する方法は何ら開示されていない。
今後Band8の他、Band3なども広帯域で低ロスかつ急峻な減衰特性の両立が必要なアンテナ共用器が必要になってくる。
しかしながら従来から知られている技術では広帯域で低ロス化すると十分な急峻性が得られなかった。また、上記特許文献1に記載の従来のアンテナ共用器の送信フィルタでは、受信帯域における減衰を十分確保するために急峻性を上げると、逆に送信帯域幅が狭くなり、広い送信通過帯域における損失が大きくなるという問題があった。特に、上記Band8の送受信通過帯域は比帯域幅3.9%と広く、広い送信通過帯域で損失を小さく保つことが非常に困難であった。
特表2001−500697号公報
本発明は、アンテナ共用器の送信フィルタにおいて、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることを目的とする。
本発明のアンテナ共用器は、第1周波数帯域の信号を通過させる第1フィルタと第1周波数帯域より高い第2周波数帯域の信号を通過させる第2フィルタとを有するアンテナ共用器であって、第1フィルタは、第1直列共振器及び第1直列共振器の反共振周波数より高い反共振周波数点を有する第2直列共振器を含むラダー型フィルタを備え、第1直列共振器の電気機械結合係数は、第2直列共振器の電気機械結合係数より小さい構成とする。
上記構成により、アンテナ共用器の第1フィルタにおいて、急峻性に大きく影響する反共振周波数の比較的低い第1直列共振器の電気機械結合係数を小さくすることにより、クロスバンドにおける急峻性を向上させることができる。また、急峻性への影響の小さい反共振周波数の比較的高い第2直列共振器の電気機械結合係数を大きく確保することにより、通過帯域幅が広くなり、広い送信通過帯域における損失を抑制することができる。即ち、本発明のアンテナ共用器は、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができる。
図1は本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器の回路模式図である。 図2は本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器の周波数特性の説明図である。 図3は本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器における電気機械結合係数減少化手段を施した共振器構造を示す図である。 図4は本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器における電気機械結合係数減少化手段を施していない共振器構造を示す図である。 図5は本発明の実施の形態2におけるアンテナ共用器の電気機械結合係数減少手段を施した共振器構造を示す図である。 図6は本発明の実施の形態3におけるアンテナ共用器の電気機械結合係数減少手段を施した共振器構造を示す図である。 図7は本発明の実施の形態4におけるアンテナ共用器の電気機械結合係数減少手段を施した共振器構造を示す図である。 図8は本発明の実施の形態5におけるアンテナ共用器の電気機械結合係数減少手段を施した共振器構造を示す図である。 図9は本発明の実施の形態6におけるアンテナ共用器の電気機械結合係数減少手段を施した共振器構造を示す図である。 図10は本発明の実施の形態7におけるアンテナ共用器の電気機械結合係数減少手段を施した共振器構造を示す図である。 図11は本発明の実施の形態8におけるアンテナ共用器の電気機械結合係数減少手段を施した共振器構造を示す図である。 図12は本発明の実施の形態9におけるアンテナ共用器の電気機械結合係数減少手段を施した共振器構造を示す図である。 図13は本発明の実施の形態10におけるアンテナ共用器の電気結合係数減少手段を施した共振器構造を示す図である。 図14は本発明と従来例の特性を比較した図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて説明する。図1は、実施の形態1におけるBand8用のアンテナ共用器の回路模式図である。
図1において、アンテナ共用器1は、例えばタンタル酸リチウム系の圧電基板(図示せず)の上に形成されて、アンテナ端子2に夫々接続された送信フィルタである第1フィルタ3と受信フィルタである第2フィルタ4とを備えたデュプレクサである。
例えば、上記Band8用のアンテナ共用器1において、第1フィルタ3は、880MHz〜915MHzの送信帯域である第1周波数帯域の信号を通過させ、第2フィルタ4は、第1周波数帯域より高い925MHz〜960MHzの受信帯域である第2周波数帯域の信号を通過させる。
以下、第1フィルタ3と第2フィルタ4について詳述する。第1フィルタ3は、ラダー型フィルタからなり、入力端子5と、入力端子5からアンテナ端子2にかけて順に直列接続された第1直列共振器6、第2直列共振器7、第3直列共振器8、第4直列共振器9、第5直列共振器10を備える。また、第1フィルタ3は、第1直列共振器6と第2直列共振器7との間に並列に接地接続された第1並列共振器11と、第3直列共振器8と第4直列共振器9との間に並列に接地接続された第2並列共振器12と、第4直列共振器9と第5直列共振器10との間に並列に接地接続された第3並列共振器13とを備える。本発明の実施形態1における第1フィルタ3を構成する共振器の共振周波数、反共振周波数、静電容量、電気機械結合係数を(表1)に示す。
Figure 0005263390
(表1)における電気機械結合係数は、共振器の共振周波数、反共振周波数から以下の数式(数1)で算出される。
Figure 0005263390
第2フィルタ4は、例えば、アンテナ端子2に接続された第6直列共振器14と、第1多重モード弾性波フィルタ15と第2多重モード弾性波フィルタ16と、第3多重モード弾性波フィルタ17とを備える。第1多重モード弾性波フィルタ15と第2多重モード弾性波フィルタ16とは、第6直列共振器14から分岐して接続される。第3多重モード弾性波フィルタ17は、第1多重モード弾性波フィルタ15と第2多重モード弾性波フィルタ16とにそれぞれ接続される。さらに、第2フィルタ4は、第3多重モード弾性波フィルタ17に接続された出力端子18、19を備え、これら出力端子18、19から受信信号をバランス出力する。尚、第2フィルタ4は、第1フィルタ3の様に、ラダー型フィルタから構成されていても良い。
第1フィルタ3の各直列共振器6、7、8、9、10及び並列共振器11、12、13の周波数特性を図2に示す。なお、図2の数字は各共振器の参照符号を示す。
図2に示す様に、第2直列共振器7の反共振周波数は、第1直列共振器6の反共振周波数より高い。さらに、他の直列共振器8、9、10の反共振周波数も第1直列共振器6の反共振周波数より高い。
第1直列共振器6に対し、電気機械結合係数減少化手段を施すことで、第1直列共振器6の電気機械結合係数を小さくする。電気機械結合係数減少化手段については後で詳述する。一方、第2直列共振器7を含む他の直列共振器は、電気機械結合係数減少化手段が施されていない。
このように、アンテナ共用器1の第1フィルタ3において、急峻性に大きく影響する反共振周波数が比較的低い第1直列共振器6の電気機械結合係数を小さくすることにより、クロスバンドにおける急峻性を向上させることができる。また、急峻性への影響の小さい反共振周波数が比較的高い第2直列共振器7を含む他の直列共振器の電気機械結合係数を大きく確保することにより、通過帯域幅が広くなり、広い送信通過帯域における損失を抑制することができる。即ち、本発明のアンテナ共用器1は、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができる。
尚、電気機械結合係数の相対的に小さい第1直列共振器6の容量比は相対的に大きくなる。そこで、図1に示す様に、第1直列共振器6を、第1フィルタ3における入力端子5側の最外腕に接続することにより、パワーアンプ等で増幅された送信信号に対する第1フィルタ3の耐電力性を向上させることができる。
以下、電気機械結合係数減少化手段について図面を用いて詳述する。本発明における電気機械結合係数減少化手段の一実施例を図3に示す。図3に示すように、電気機械結合係数減少化手段が施された共振器20は、反射器22に挟まれると共に中央から端方向に向かうに従って交差幅が段階的に小さくなるようにアポタイズ重み付けが施されたIDT21を有する。IDT21は櫛歯型電極21a、櫛歯型電極21bとで構成されており、交差幅とは、隣接する櫛歯型電極21aの電極指と櫛歯型電極21bの電極指とが重なる幅であり、図3に示すWが交差幅である。また、電極指121aと電極指121bとの交差幅はW1、電極指121bと電極指121cとの交差幅はW2、電極指121cと電極指121dとの交差幅はW3でそれぞれ表され、中央から端部(図面では左端)に向かって交差幅が小さくなっている。このような構造にすることで共振周波数をほとんど変えることなく、反共振周波数のみ小さくすることができ、結果として電気機械結合係数が小さい共振器が得られる。
尚、図4は、電気機械結合係数減少化手段が施されていない共振器23を示し、反射器22に挟まれたIDT25は、交差幅が略均一な正規型の櫛歯型電極である。
図4は本発明の実施の形態1におけるアンテナ共用器における電気機械結合係数減少化手段を施していない共振器構造を示す図である。図4に示す共振器23は、IDT25を構成する電極指本数が180本、交差幅が160μm、メタライゼーションレシオ(電極指幅/電極ピッチ)が0.58、反射器22の電極指本数が25本である。以上のように構成された共振器23の電気機械結合係数は8.35%である。一方、図3に示す電気機械結合係数減少化手段が施された共振器20は、IDT21を構成する電極指本数が180本、メタライゼーションレシオ(電極指幅/電極ピッチ)が0.58、反射器22の電極指本数が25本であり、共振器23と同様であるが、IDT21の交差幅を190μmとし、IDT21の一端から20%の領域をアークコサイン型に交差幅重み付けする点が共振器23と異なる。このように電気機械結合係数減少化手段を施すことで、図4に示す共振器23と同等の静電容量が得られ、電気機械結合係数が8.11%と小さくでき、Q値も8%程度の向上が見られた。
アンテナ共用器1の第1フィルタ3において、反共振周波数が相対的に低い直列共振器に上記説明の電気機械結合係数減少化手段を施し、反共振周波数が相対的に高い直列共振器に上記説明の電気機械結合係数減少化手段を施さない構成とすることによって、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができる。
さらに、アンテナ共用器1の第1フィルタ3において、上記電気機械結合係数減少化手段を最も反共振周波数の低い第1直列共振器6に施し、他の直列共振器および並列共振器には施さないことで、クロスバンドにおける急峻性を更に向上させることができると共に送信通過帯域における損失を更に低減することができる。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2におけるアンテナ共用器について、図面を用いて説明する。図5は、実施の形態2のアンテナ共用器における電気機械結合係数減少化手段が施された共振器26を示す。尚、特に説明しない限り、実施の形態2のアンテナ共用器の構成は実施の形態1のアンテナ共用器の構成と同様であり、同一の符号を付ける。
共振器26は、部分的に櫛歯型電極27aと櫛歯型電極27bとの入出力電極指が交差しない間引き重み付け24が施されたIDT27を有する。このような構造にすることで共振周波数をほとんど変えることなく、反共振周波数のみ小さくすることができ、結果として電気機械結合係数が小さい共振器が得られる。
図5に示す電気機械結合係数減少化手段が施された共振器26は、IDT27を構成する電極指本数が180本、メタライゼーションレシオ(電極指幅/電極ピッチ)が0.58、反射器22の電極指本数が25本と、図4に示す共振器23と同様であるが、IDT27の交差幅が170μmで、IDT27の電極指を4箇所反転し、交差しない部分を作るように間引き重み付けする点で共振器23と異なる。このように電気機械結合係数減少化手段を施すことで共振器26は、上記図4に示す共振器23と同等の静電容量が得られ、電気機械結合係数が8.15%と小さくでき、Q値も2%程度の向上が見られた。
第1フィルタ3において、反共振周波数が相対的に低い直列共振器に上記説明の電気機械結合係数減少化手段を施し、反共振周波数が相対的に高い直列共振器に上記説明の電気機械結合手段を施さない構成とすることによって、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができる。
さらに、第1フィルタ3において、上記電気機械結合係数減少化手段を最も反共振周波数の低い第1直列共振器6に施し、他の直列共振器および並列共振器には施さないことで、アンテナ共用器は、クロスバンドにおける急峻性を更に向上させることができると共に送信通過帯域における損失を更に低減することができる。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3におけるアンテナ共用器について、図面を用いて説明する。図6は、実施の形態3のアンテナ共用器における電気機械結合係数減少化手段が施された共振器28を示す。尚、特に説明しない限り、実施の形態3のアンテナ共用器の構成は他の実施の形態のアンテナ共用器の構成と同様であり、同一の符号を付ける。
共振器28は、部分的に交差幅が他の部分と比較して小さい重み付け30が施されたIDT29を有する。例えば、図6において電極指129aと電極指129bとの交差幅W4、電極指129bと電極指129cとの交差幅W5は、他の部分の交差幅Wと比較して小さくなっている。このような構造にすることで共振周波数をほとんど変えることなく、反共振周波数のみ小さくすることができ、結果として電気機械結合係数が小さい共振器が得られる。
図6に示す電気機械結合係数減少化手段が施された共振器28は、IDT29を構成する電極指本数が180本、メタライゼーションレシオ(電極指幅/電極ピッチ)が0.58、反射器22の電極指本数が25本である点で図4に示す共振器23と同様であるが、交差幅を170μmとし、IDT29の一部の交差幅を最大交差幅の70%の部分と30%の部分になるよう重み付けする点で異なる。このように電気機械結合係数減少化手段を施すことで共振器26は、上記図4に示す共振器23と同等の静電容量が得られ、電気機械結合係数が8.16%と小さくでき、Q値も2%程度の向上が見られた。
第1フィルタ3において、反共振周波数が相対的に低い直列共振器に上記説明の電気機械結合係数減少化手段を施し、反共振周波数が相対的に高い直列共振器に上記説明の電気機械結合手段を施さない構成とすることによって、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができる。
さらに、第1フィルタ3において、上記電気機械結合係数減少化手段を最も周波数の低い第1直列共振器6に施し、他の直列共振器および並列共振器には施さないことで、アンテナ共用器は、クロスバンドにおける急峻性を更に向上させることができると共に送信通過帯域における損失を更に低減することができる。
(実施の形態4)
以下、実施の形態4におけるアンテナ共用器について、図面を用いて説明する。図7は、実施の形態4のアンテナ共用器における電気機械結合係数減少化手段が施された共振器31を示す。尚、特に説明しない限り、実施の形態4のアンテナ共用器の構成は他の実施の形態のアンテナ共用器の構成と同様であり、同一の符号を付ける。
共振器31は、互いに並列に接続された複数の正規型の櫛歯型電極であるIDT32を有すると共にこれら複数のIDT32間には反射器33が形成された構成である。尚、これら複数のIDT32の両端にも反射器22が形成されている。このような構造にすることで共振周波数をほとんど変えることなく、反共振周波数のみ小さくすることができ、結果として電気機械結合係数が小さい共振器が得られる。
図7に示す電気機械結合係数減少化手段が施された共振器31は、並列接続されたそれぞれのIDT32を構成する電極指本数が90本、3つの反射器22、33の電極指本数が各25本で、IDT32の交差幅を160μmにすることで、上記図4に示す共振器23と同等の静電容量が得られ、電気機械結合係数が8.11%と小さくでき、Q値も共振器23と同程度の値が得られた。
第1フィルタ3において、反共振周波数が相対的に低い直列共振器に上記説明の電気機械結合係数減少化手段を施し、反共振周波数が相対的に高い直列共振器に上記説明の電気機械結合手段を施さない構成とすることによって、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができる。
さらに、第1フィルタ3において、上記電気機械結合係数減少化手段を最も反共振周波数の低い第1直列共振器6に施し、他の直列共振器および並列共振器には施さないことでアンテナ共用器は、クロスバンドにおける急峻性を更に向上させることができると共に送信通過帯域における損失を更に低減することができる。
(実施の形態5)
以下、実施の形態5におけるアンテナ共用器について、図面を用いて説明する。図8は、実施の形態5のアンテナ共用器における電気機械結合係数減少化手段が施された共振器34を示す。尚、特に説明しない限り、実施の形態5のアンテナ共用器の構成は他の実施の形態のアンテナ共用器の構成と同様であり、同一の符号を付ける。
共振器34は、中央から端方向に向かうに従って交差幅が段階的に小さくなるようにアポタイズ重み付けが施されたIDT21が互いに並列に接続されている。図8に示すように、一方のIDT21(図8における左側のIDT21)において電極指121aと電極指121bとの交差幅はW1、電極指121bと電極指121cとの交差幅はW2、電極指121cと電極指121dとの交差幅はW3でそれぞれ表され、中央から端部(図面では左端)に向かって交差幅が小さくなっている。詳述はしないがもう一方のIDT21についても同様の構成であり、中央から端部(図面では右端)に向かって交差幅が小さくなっている。これら複数のIDT21間には反射器33が形成されている。複数のIDT32の両端にも反射器22が形成されている。
図8に示す共振器34は、それぞれのIDT21を構成する電極指本数が90本、3つの反射器22、33の電極指本数が各25本で、IDT21の交差幅を190μmにし、IDT21の一端から20%の領域をアークコサイン型に交差幅重み付けすることで、上記図4に示す共振器23と同等の静電容量が得られ、電気機械結合係数が7.88%と小さくでき、Q値も同程度の値が得られた。このような構成にすることでより効率的に電気機械結合係数の小さい共振器が得られる。
第1フィルタ3において、反共振周波数が相対的に低い直列共振器に上記説明の電気機械結合係数減少化手段を施し、反共振周波数が相対的に高い直列共振器に上記説明の電気機械結合手段を施さない構成とすることによって、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができる。
さらに、第1フィルタ3において、上記電気機械結合係数減少化手段を最も反共振周波数の低い第1直列共振器6に施し、他の直列共振器および並列共振器には施さないことでアンテナ共用器は、クロスバンドにおける急峻性を更に向上させることができると共に送信通過帯域における損失を更に低減することができる。
(実施の形態6)
以下、実施の形態6におけるアンテナ共用器について、図面を用いて説明する。図9は、実施の形態6のアンテナ共用器における電気機械結合係数減少化手段が施された共振器35を示す。尚、特に説明しない限り、実施の形態6のアンテナ共用器の構成は他の実施の形態のアンテナ共用器の構成と同様であり、同一の符号を付ける。
共振器35は、部分的に入出力電極指が交差しない間引き重み付け27が施されたIDT24を互いに並列に接続すると共にこれら複数のIDT27間には反射器33が形成された構成の共振器である。
本発明の図9に示す共振器35は、並列接続するそれぞれのIDT24を構成する電極指本数が90本、3つの反射器22、33の電極指本数が各25本で、IDT24の交差幅を170μmにすることで、上記図4に示す共振器23と同等の静電容量が得られ、電気機械結合係数が7.95%と小さくでき、Q値も同程度の値が得られた。このような構成にすることでより効率的に電気機械結合係数の小さい共振器が得られる。
第1フィルタ3において、反共振周波数が相対的に低い直列共振器に上記説明の電気機械結合係数減少化手段を施し、反共振周波数が相対的に高い直列共振器に上記説明の電気機械結合手段を施さない構成とすることによって、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができる。
さらに、第1フィルタ3において、上記電気機械結合係数減少化手段を最も反共振周波数の低い第1直列共振器6に施し、他の直列共振器および並列共振器には施さないことでアンテナ共用器は、クロスバンドにおける急峻性を更に向上させることができると共に送信通過帯域における損失を更に低減することができる。
図14に本実施の形態6のアンテナ共用器の送信フィルタ特性と、従来のアンテナ共用器の送信フィルタ特性を比較した図を示す。すなわち、本実施の形態6のアンテナ共用器は、電気機械結合係数減少化手段を施した共振器構造を第1直列共振器6に用いると共に電気機械結合係数減少化手段を施していない図4の共振器構造を他の共振器に用いたものである。従来のアンテナ共用器は、電気機械結合係数減少化手段を施していない図4の共振器構造を全ての共振器に用いたものである。915MHzにおける挿入損失が本実施の形態6のアンテナ共用器では2.2dB、従来のアンテナ共用器では2.25dBであり、923MHzにおける減衰量が本実施の形態のアンテナ共用器では41dB、従来のアンテナ共用器では32dBである。この結果より、前述のようにクロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができていることがわかる。
(実施の形態7)
以下、実施の形態7におけるアンテナ共用器について、図面を用いて説明する。図10は、実施の形態7のアンテナ共用器における電気機械結合係数減少化手段が施された共振器36を示す。尚、特に説明しない限り、実施の形態7のアンテナ共用器の構成は他の実施の形態のアンテナ共用器の構成と同様であり、同一の符号を付ける。
共振器36は、部分的に交差幅が他の部分と比較して小さい重み付け30が施されたIDT29を互いに並列に接続すると共にこれら複数のIDT29間には反射器33が形成された構成の共振器である。
本発明の図10に示す共振器36では、並列接続するそれぞれのIDT29を構成する電極指本数が90本、3つの反射器22、33が各25本で、IDT29の交差幅を160μmにすることで、上記図4に示す共振器23と同等の静電容量が得られ、電気機械結合係数が7.96%と小さくでき、Q値も同程度の値が得られた。このような構成にすることでより効率的に電気機械結合係数の小さい共振器が得られる。
第1フィルタ3において、反共振周波数が相対的に低い直列共振器に上記説明の電気機械結合係数減少化手段を施し、反共振周波数が相対的に高い直列共振器に上記説明の電気機械結合手段を施さない構成とすることによって、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができる。
さらに、第1フィルタ3において、上記電気機械結合係数減少化手段を最も反共振周波数の低い第1直列共振器6に施し、他の直列共振器および並列共振器には施さないことでアンテナ共用器は、クロスバンドにおける急峻性を更に向上させることができると共に送信通過帯域における損失を更に低減することができる。
(実施の形態8)
以下、実施の形態8におけるアンテナ共用器について、図面を用いて説明する。図11は、実施の形態8のアンテナ共用器における電気機械結合係数減少化手段が施された共振器37を示す。尚、特に説明しない限り、実施の形態8のアンテナ共用器の構成は他の実施の形態のアンテナ共用器の構成と同様であり、同一の符号を付ける。
共振器37は、交差幅が略均一な正規型の櫛歯型電極であるIDT25の両端に反射器22を配した複数の共振器を並列接続した構成である。このような構成にすることで電気機械結合係数の小さい共振器を得ることができる。
第1フィルタ3において、反共振周波数が相対的に低い直列共振器に上記説明の電気機械結合係数減少化手段を施し、反共振周波数が相対的に高い直列共振器に上記説明の電気機械結合手段を施さない構成とすることによって、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができる。
さらに、第1フィルタ3において、上記電気機械結合係数減少化手段を最も反共振周波数の低い第1直列共振器6に施し、他の直列共振器および並列共振器には施さないことでアンテナ共用器は、クロスバンドにおける急峻性を更に向上させることができると共に送信通過帯域における損失を更に低減することができる。
なお、本実施の形態8の構成は、他の実施の形態に記載されている方法と組み合わせることによっても同様の効果が得られる。例えば、実施の形態1に示す端方向に向かうに従って交差幅が段階的に小さくなるようにアポタイズ重み付けが施されたIDT、実施の形態2に示す間引き重み付けを施したIDT、実施の形態3に示す他の部分よりも小さい重み付けを施したIDT等と組み合わせても同様の効果が得られる。
(実施の形態9)
以下、実施の形態9におけるアンテナ共用器について、図面を用いて説明する。図12は、実施の形態9のアンテナ共用器における電気機械結合係数減少化手段が施された共振器38を示す。尚、特に説明しない限り、実施の形態9のアンテナ共用器の構成は他の実施の形態のアンテナ共用器の構成と同様であり、同一の符号を付ける。
共振器38は、互いに並列に接続された複数の正規型櫛歯型電極であるIDT25を有すると共にこれら複数のIDT25間には反射器33が形成された構成の共振器にチップ上に形成した容量39を並列接続した構成である。このような構成にすることで電気機械結合係数の小さい共振器が得られる。
第1フィルタ3において、反共振周波数が相対的に低い直列共振器に上記説明の電気機械結合係数減少化手段を施し、反共振周波数が相対的に高い直列共振器に上記説明の電気機械結合手段を施さない構成とすることによって、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができる。
さらに、第1フィルタ3において、上記電気機械結合係数減少化手段を最も反共振周波数の低い第1直列共振器6に施し、他の直列共振器および並列共振器には施さないことでアンテナ共用器は、クロスバンドにおける急峻性を更に向上させることができると共に送信通過帯域における損失を更に低減することができる。
(実施の形態10)
以下、実施の形態10におけるアンテナ共用器について説明する。尚、特に説明しない限り、実施の形態10のアンテナ共用器の構成は他の実施の形態のアンテナ共用器の構成と同様である。
図13に示すように、本実施の形態10のアンテナ共用器において、上記(表1)に表す複数の並列共振器の内、最も反共振周波数が低い第1並列共振器11は、IDTとこのIDTの両端に形成された反射器を有し、この反射器の少なくとも一部の領域が前記IDTに近い側から遠い側に向かうに従ってピッチが広くなる構成である。また、この第1並列共振器11は第1直列共振器6と隣合わせに接続されている。
この構成とすることで、反共振周波数におけるQ値が高くなり、その効果によって送信通過帯域の高周波端における挿入損失が小さくなり、その結果、アンテナ共用器は、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができるのである。
本発明にかかるアンテナ共用器は、クロスバンドにおける急峻性と送信通過帯域における低損失化とを両立させることができるという効果を有し、携帯電話等の電子機器に適用可能である。
1 アンテナ共用器
2 アンテナ端子
3 第1フィルタ
4 第2フィルタ
5 入力端子
6 第1直列共振器
7 第2直列共振器
8 第3直列共振器
9 第4直列共振器
10 第5直列共振器
11 第1並列共振器
12 第2並列共振器
13 第3並列共振器
14 第6直列共振器
15 第1多重モード弾性波フィルタ
16 第2多重モード弾性波フィルタ
17 第3多重モード弾性波フィルタ
18,19 出力端子
20,23,26,28,31,34,35,36,37,38 共振器
21,25,27,29,32 IDT
21a,21b,27a,27b 櫛歯型電極
121a,121b,121c,121d,129a,129b,129c 電極指
22,33 反射器
39 容量

Claims (14)

  1. 第1周波数帯域の信号を通過させる第1フィルタと前記第1周波数帯域より高い第2周波数帯域の信号を通過させる第2フィルタとを有するアンテナ共用器であって、
    前記第1フィルタは、第1直列共振器及び前記第1直列共振器の反共振周波数より高い反共振周波数を有する第2直列共振器を含むラダー型フィルタを備え、
    前記第1直列共振器の電気機械結合係数は、前記第2直列共振器の電気機械結合係数より小さいと共に、
    前記第1直列共振器は、前記第1フィルタの直列共振器のうち最も静電容量が大きいアンテナ共用器。
  2. 第1周波数帯域の信号を通過させる第1フィルタと前記第1周波数帯域より高い第2周波数帯域の信号を通過させる第2フィルタとを有するアンテナ共用器であって、
    前記第1フィルタは、第1直列共振器及び前記第1直列共振器の反共振周波数より高い反共振周波数を有する第2直列共振器を含むラダー型フィルタを備え、
    前記第1直列共振器の電気機械結合係数は、前記第2直列共振器の電気機械結合係数より小さいと共に、
    前記第1フィルタは送信フィルタであり、
    前記第1直列共振器は、前記第1フィルタの直列共振器のうち、前記第1フィルタの入力端子に最も近い共振器であるアンテナ共用器。
  3. 第1周波数帯域の信号を通過させる第1フィルタと前記第1周波数帯域より高い第2周波数帯域の信号を通過させる第2フィルタとを有するアンテナ共用器であって、
    前記第1フィルタは、第1直列共振器及び前記第1直列共振器の反共振周波数より高い反共振周波数を有する第2直列共振器を含むラダー型フィルタを備え、
    前記第1直列共振器の電気機械結合係数は、前記第2直列共振器の電気機械結合係数より小さいと共に、
    前記第1直列共振器の共振周波数は、前記第2直列共振器の共振周波数より低いアンテナ共用器。
  4. 前記第1直列共振器は、前記第1フィルタの直列共振器のうち最も反共振周波数が小さい請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のアンテナ共用器。
  5. 前記第1直列共振器には、電気機械結合係数減少化手段が施されると共に、
    前記第2直列共振器には、前記電気機械結合係数減少化手段が施されていない請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のアンテナ共用器。
  6. 前記第1直列共振器は、中央から端方向に向かうに従って交差幅が段階的に小さくなるようにアポタイズ重み付けが施されたIDTを有する請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のアンテナ共用器。
  7. 前記第1直列共振器は、部分的に入出力電極指が交差しない間引き重み付けが施されたIDTを有する請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のアンテナ共用器。
  8. 前記第1直列共振器は、部分的に交差幅が他の部分と比較して小さい重み付けが施されたIDTを有する請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のアンテナ共用器。
  9. 前記第1直列共振器は、互いに並列に接続された複数のIDTを有すると共に前記複数のIDT間には反射器が形成された構成である請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のアンテナ共用器。
  10. 前記複数のIDTの両端にも反射器が形成された請求項9に記載のアンテナ共用器。
  11. 前記第1直列共振器は、IDTの両端に反射器を配した複数の共振器を互いに並列接続した構成である請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のアンテナ共用器。
  12. 前記第1直列共振器は、IDTの両端に反射器を配した共振器にチップ上に形成した容量を並列接続した構成である請求項1から請求項3に記載のアンテナ共用器。
  13. 前記第1フィルタは、複数の並列共振器を含み、
    前記複数の並列共振器の内、少なくとも最も反共振周波数が低い並列共振器は、IDTとこのIDTの両端に形成された反射器を有し、
    この反射器の少なくとも一部の領域が前記IDTに近い側から遠い側に向かうに従ってピッチが広くなる構成である請求項1から請求項3に記載のアンテナ共用器。
  14. 請求項1から請求項3に記載のアンテナ共用器を搭載した電子機器。
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