JP5262547B2 - ハウジング用部材、コネクタ製造用組立部品およびコネクタの製造方法 - Google Patents
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(2)光導波路が収納された下側本体部材と上側蓋部材及び保護筒を、接着剤を介して接着、固定する。
(3)ハウジング端面を研磨することにより、導波路端面に光学基準面となる平滑面を設ける。
(2)前側部材の前側端面を研磨することにより、光学基準面となる平滑面を設ける。
(3)研磨済みの前側部材と、後側部材とを接着剤を介して接着、固定する。この固定を行なう際には、前側部材と後側部材との間に前記フィルムを介挿した状態で、その固定作業を行なう。
(4)前側部材と後側部材との固定状態を補強する補強部材を装着する。
(5)後側部材に光導波路の端部を挿入し、接続する。
(1) 少なくとも1列に配置された複数のコア部を有する光導波路と該光導波路の端部を覆うように設置されたハウジングとを備えるコネクタの前記ハウジングとなるハウジング用部材であって、
前記光導波路を挿入可能な中空部を有する長尺な管体で構成され、
前記中空部に前記光導波路を挿入した状態で、該光導波路を前記管体ごとその長手方向の途中の切断部で円盤状をなすダイシングブレードにより切断して2分割し、その2つの分割半体がそれぞれ前記コネクタとして使用されるものであり、
前記切断部には、前記管体の外周部の周方向に沿った溝で構成され、前記切断が開始される部分を示す切断開始部が設けられており、
前記管体は、横断面形状が長方形をなし、その外周部の角部に前記切断開始部が配置され、該切断開始部に前記ダイシングブレードを挿入して、この状態から前記コア部の配列方向に沿って切断されることを特徴とするハウジング用部材。
(7) 前記管体の両端部には、それぞれ、その壁部を貫通し、接着剤が供給される接着剤供給口が形成されている上記(6)に記載のハウジング用部材。
(8) 前記各接着剤供給口は、前記切断開始部を介して対称的に配置されている上記(7)に記載のハウジング用部材。
(9) 前記切断開始部は、前記管体の外周部の前記角部からその短辺側の部分にわたって設けられている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のハウジング用部材。
複数のコア部を有し、前記ハウジング用部材に挿入される光導波路とを備え、
前記ハウジング用部材と前記光導波路とは、予め、前記ハウジング用部材に前記光導波路を挿入して組み立てられた組立状態となっていることを特徴とするコネクタ製造用組立部品。
前記ハウジング用部材に前記光導波路を挿入した状態で、前記光導波路を前記ハウジング用部材ごとその長手方向の途中の切断部で円盤状をなすダイシングブレードにより切断して2分割する切断工程を有することを特徴とするコネクタの製造方法。
図1は、コネクタを示す斜視図、図2は、本発明のハウジング用部材を示す斜視図、図3は、本発明のコネクタ製造用組立部品の縦断面図、図4〜図8は、それぞれ、本発明のコネクタの製造方法における各工程を順に説明するための図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図8中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1〜図4および図8中の左側を「左」または「前端」、右側を「右」または「後端」と言う。また、図1、図3〜図8では、層の厚さ方向(各図の上下方向)が誇張して描かれている。
屈折率差(%)=|A/B−1|×100
図2に示すように、ハウジング用部材30は、横断面形状が長方形をなす管体(長尺な中空体)で構成されている。このハウジング用部材30は、挿入空間32の横断面の大きさが光導波路10の横断面の大きさよりも若干大きいものである。これにより、図3に示すように、ハウジング用部材30の内側に光導波路10挿入することができる。以下、ハウジング用部材30に光導波路10を挿入した状態(挿入状態)のものをコネクタ製造用組立部品4と言う。後述するように、このコネクタ製造用組立部品4を切断して2分割し、その2つの分割半体40がそれぞれコネクタ1となる(として使用される)(図4〜図8参照)。
コネクタ1を製造するには、挿入工程(組立工程)と、接着剤供給工程と、接着剤硬化工程と、切断工程とをこの順に経る。
まず、図4に示すように、ハウジング用部材30と光導波路10とを用意する。そして、ハウジング用部材30の一方側(図4に示す構成では後端側)から当該ハウジング用部材30に、光導波路10を挿入し組立状態とする。また、ハウジング用部材30の光導波路10の長手方向に対する位置決めをする。このとき、ハウジング用部材30を光導波路10に対して仮固定してもよい。
これにより、コネクタ製造用組立部品4が製造される(組み立てられる)。
次に、図5に示すように、液状の接着剤5を吐出するノズル300を用いて、ハウジング用部材30の各接着剤供給口371から接着剤5を供給する。前述したように、この接着剤5は、毛管現象によって、ハウジング用部材30と光導波路10との間に形成された間隙321の全体に行き渡る。
次に、図6に示すように、間隙321内の接着剤5を硬化する。この硬化方法としては、特に限定されず、例えば、接着剤5が紫外線硬化型の接着剤である場合、紫外線をコネクタ製造用組立部品4に向けて照射する方法等が挙げられる。また、熱硬化型の接着剤5の場合には、必要十分な量の熱量を与えて硬化させる方法や、速硬化型の接着剤5の場合には、接着剤供給後に室温環境下で所定時間放置することにより実質的に使用可能な程度に硬化せしめる方法等が挙げられる。
次に、図7に示すように、ダイシングブレード200でコネクタ製造用組立部品4を切断する。すなわち、ダイシングブレード200で光導波路10をハウジング用部材30ごと切断する。このときの切断箇所は、前述したように、切断開始部33から開始されたものである。
1a 接続面
3 ハウジング(フェルール)
30 ハウジング用部材
31 拡径部(フランジ部)
32 挿入空間
321 間隙
33 切断開始部(切断部)
34 中央部
35 角部
36 側部(短辺側の部分)
37 天板(上板(上部))
371 接着剤供給口
4 コネクタ製造用組立部品
40 分割半体
41 切断面
5 接着剤
10 光導波路
10a 前端面(入射側端面)
11、12 クラッド層
13 コア層
14 コア部
141 角部
15 側面クラッド部
200 ダイシングブレード
300 ノズル
Claims (13)
- 少なくとも1列に配置された複数のコア部を有する光導波路と該光導波路の端部を覆うように設置されたハウジングとを備えるコネクタの前記ハウジングとなるハウジング用部材であって、
前記光導波路を挿入可能な中空部を有する長尺な管体で構成され、
前記中空部に前記光導波路を挿入した状態で、該光導波路を前記管体ごとその長手方向の途中の切断部で円盤状をなすダイシングブレードにより切断して2分割し、その2つの分割半体がそれぞれ前記コネクタとして使用されるものであり、
前記切断部には、前記管体の外周部の周方向に沿った溝で構成され、前記切断が開始される部分を示す切断開始部が設けられており、
前記管体は、横断面形状が長方形をなし、その外周部の角部に前記切断開始部が配置され、該切断開始部に前記ダイシングブレードを挿入して、この状態から前記コア部の配列方向に沿って切断されることを特徴とするハウジング用部材。 - 前記切断部は、前記管体の長手方向の中央部に位置する請求項1に記載のハウジング用部材。
- 前記管体の前記切断部での壁部の厚さは、その両端部での壁部の厚さよりも薄くなっている請求項2に記載のハウジング用部材。
- 前記各分割半体は、互いに対称的な形状のものである請求項2または3に記載のハウジング用部材。
- 前記各分割半体の切断面は、それぞれ、前記切断と同時に研磨される請求項1ないし4のいずれかに記載のハウジング用部材。
- 前記切断前に、前記管体は、前記光導波路と接着剤を介して接着されている請求項1ないし5のいずれかに記載のハウジング用部材。
- 前記管体の両端部には、それぞれ、その壁部を貫通し、接着剤が供給される接着剤供給口が形成されている請求項6に記載のハウジング用部材。
- 前記各接着剤供給口は、前記切断開始部を介して対称的に配置されている請求項7に記載のハウジング用部材。
- 前記切断開始部は、前記管体の外周部の前記角部からその短辺側の部分にわたって設けられている請求項1ないし8のいずれかに記載のハウジング用部材。
- 前記各コア部は、それぞれ、横断面形状が四角形状をなすものであり、その角部から切断される請求項1ないし9のいずれかに記載のハウジング用部材。
- 請求項1ないし10のいずれかに記載のハウジング用部材と、
複数のコア部を有し、前記ハウジング用部材に挿入される光導波路とを備え、
前記ハウジング用部材と前記光導波路とは、予め、前記ハウジング用部材に前記光導波路を挿入して組み立てられた組立状態となっていることを特徴とするコネクタ製造用組立部品。 - 前記組立状態では、前記ハウジング用部材と前記光導波路とが互いに接着されている請求項11に記載のコネクタ製造用組立部品。
- 少なくとも1列に配置された複数のコア部を有する光導波路と該光導波路の端部を覆うように設置されたハウジングとを備えるコネクタを、請求項1ないし10のいずれかに記載のハウジング用部材を用いて製造する方法であって、
前記ハウジング用部材に前記光導波路を挿入した状態で、前記光導波路を前記ハウジング用部材ごとその長手方向の途中の切断部で円盤状をなすダイシングブレードにより切断して2分割する切断工程を有することを特徴とするコネクタの製造方法。
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