JPH08248269A - 光導波路部品 - Google Patents

光導波路部品

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Publication number
JPH08248269A
JPH08248269A JP7048543A JP4854395A JPH08248269A JP H08248269 A JPH08248269 A JP H08248269A JP 7048543 A JP7048543 A JP 7048543A JP 4854395 A JP4854395 A JP 4854395A JP H08248269 A JPH08248269 A JP H08248269A
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JP
Japan
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optical waveguide
waveguide component
positioning
parts
optical
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Application number
JP7048543A
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English (en)
Inventor
Takashi Shigematsu
孝 繁松
Takeo Shimizu
健男 清水
Shiro Nakamura
史朗 中村
Tomohiro Watanabe
智浩 渡辺
Shinji Nagasawa
真二 長沢
Mitsuru Kihara
満 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバコネクタとの無調心接続が可能で
高い歩留りで製造することができる光導波路部品を提供
する。 【構成】 基板1の上に光導波路コア部2とそれを埋設
するクラッド部3とが形成され、光導波路コア部2以外
の個所には、光導波路コア部2を位置基準にして第1の
位置決め部4が形成されている光導波路部品本体Aと、
光導波路部品本体Aの両端部a1 ,a2 の挿通が可能な
透孔6が形成され、透孔6の壁部6aには、第1の位置
決め部4と整合する第2の位置決め部8が形成され、か
つ端面5aにはガイドピン挿入孔7a,7bが形成され
ている別体の2個の接続端部材B1,B1 とから成り、
光導波路部品本体Aの各端部a1 ,a2 は、接続端部材
1,B1 の透孔6の中に第1の位置決め部4と第2の
位置決め部8とが整合した状態で固定されている光導波
路部品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は端面に多心光ファイバコ
ネクタを接続して使用する光導波路部品に関し、更に詳
しくは、無調心で多心光ファイバコネクタを接続して使
用する光導波路部品に関する。
【0002】
【従来の技術】所定パターンの光導波路コア部がクラッ
ド部内に埋設された状態で基板上に形成されている光導
波路部品は、その両端面に、単心または多心の光ファイ
バを整列具に配列・固定して成る光ファイバコネクタを
光学的に接続して使用に供される。
【0003】その場合の光ファイバコネクタの接続方法
としては、光導波路部品の端面に光ファイバコネクタの
端面を当接し、光導波路コアの各光軸と光ファイバの各
光軸とを調心したのち両者を接着または溶接して固定す
る方法が一般に採用されている。しかしながら、この方
法の場合、各光軸の調心作業とそれらの固定作業はいず
れも煩雑でありかつ多大の時間を要し、また、一旦、接
続が終了すると、それを容易に解除できないという問題
がある。
【0004】そのため、最近では、光導波路部品と光フ
ァイバコネクタを接続する際に、調心作業を行わなくて
も低損失の接続を可能にする無調心接続方法の検討が進
められている。このような動向のなかで、本発明者ら
は、光ファイバコネクタとの無調心接続が可能な光導波
路部品を開発し、既にそれを特願平5−253419号
(特開平6−194543号)として出願した。
【0005】ここで提案した光導波路部品は、基板の上
に光導波路コア部を埋設するクラッド部を形成して光導
波路部品本体とし、この光導波路部品本体の端面以外の
個所、すなわち上面、下面、両側面を弾力性に富む樹脂
で被包して樹脂モールド部とし、この樹脂モールド部の
端面に、前記した光導波路コア部を位置基準にしてガイ
ドピン挿入孔を形成したものである。
【0006】この光導波路部品を光ファイバコネクタと
接続する場合には、上記したガイドピン挿入孔にガイド
ピンの一端を挿入し、ついでガイドピンの他端を、光フ
ァイバコネクタの端面に位置決めして形成されているピ
ン孔に挿入し、その状態で光導波路部品の端面と光ファ
イバコネクタの端面を当接したのち、両者を例えばバネ
クランプを用いて圧接固定すればよい。
【0007】この無調心接続に用いる光導波路部品は、
前記した光導波路部品本体を樹脂モールドして製造され
る。すなわち、光導波路部品本体を製造したのち、その
部品本体の上に石英ガラス板を接着して固定し、その石
英ガラス板の上に、光導波路コア部を位置基準にして長
手方向に延びる例えばV字溝を刻設してマーカー部を形
成する。ついで、この光導波路部品本体を、前記マーカ
ー部を位置基準にして配設されたガイドピン用の中子を
有する金型の中にセットし、その金型の中にモールド樹
脂を注型したのち、得られた注型品を金型から取り出
す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−194543号公報に開示されている光導波路部品
には、前記した製造過程で次のような問題が生じてく
る。まず、樹脂モールド部の端面にガイドピン挿入孔を
形成するためには、クラッド部の上に石英ガラス板を接
着固定したのち当該石英ガラス板にV字溝のようなマー
カー部を刻設することが必要であるため、樹脂モールド
部で被包されるべき光導波路部品本体の製造工程はかな
り煩雑な作業手順が必要になるということである。
【0009】また、光導波路部品本体を金型の中にセッ
トしてそこにモールド樹脂を注型した場合、その樹脂注
型時に、光導波路部品本体に樹脂の成形圧や熱が直接加
わり、薄い光導波路部品本体に割れなどの発生すること
がある。更には、モールド樹脂が硬化する過程で発生す
るモールド樹脂の収縮により同じく光導波路部品本体に
割れの発生することがある。
【0010】また、光導波路部品本体を構成するそれぞ
れの材料とモールド樹脂の熱収縮率とは互いに異なるた
め、樹脂硬化後にあっては、光導波路部品本体の表面と
樹脂モールド部との接触界面には微小ボイドのような欠
損の発生することがある。いずれにしても、前記光導波
路部品は、無調心接続にとって有用であるものの、製造
時における上記したような問題が発生するため、その歩
留りがあまり高くないという問題がある。
【0011】本発明は、特開平6−194543号公報
に開示されている光導波路部品における上記した問題を
解決し、製造が容易で、その歩留りは高く、多心光ファ
イバコネクタと低損失で無調心接続することができる光
導波路部品の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、光導波路コア部とそれを埋
設するクラット部とが基板上に形成され、前記光導波路
コア部以外の個所には、前記光導波路コア部を位置基準
にして第1の位置決め部が形成されている光導波路部品
本体と、前記光導波路部品本体の両端部の挿通が可能な
透孔または凹部が形成され、前記透孔または凹部の壁部
には、前記第1の位置決め部と整合する第2の位置決め
部が形成され、かつ端面にはガイドピン挿入孔が形成さ
れている接続端部材とから成り、前記光導波路部品本体
の各端部は、前記接続端部材の透孔または凹部の中に前
記第1の位置決め部と前記第2の位置決め部とが整合し
た状態で挿通固定されていることを特徴とする光導波路
部品が提供される。
【0013】
【作用】本発明の光導波路部品を組み立てる際には、ま
ず、光導波路部品本体の両端部を、別体として予め製作
されている接続端部材の透孔または凹部に挿通する。こ
のとき、光導波路部品本体に形成されている第1の位置
決め部と前記透孔または凹部の壁部に形成されている第
2の位置決め部とを噛み合わせて整合させる。
【0014】第1の位置決め部は光導波路部品本体の光
導波路コア部を位置基準にして形成され、第2の位置決
め部は前記第1の位置決め部に整合するように形成され
ているので、第2の位置決め部も光導波路コア部を位置
基準にして形成されていることと同等になり、結局、光
導波路部品本体の両端部に固定した接続端部材は光導波
路コア部に対して位置決めされていることになる。
【0015】したがって、接続端部材の端面に形成され
ているガイドピン挿入孔にガイドピンの一端を挿入し、
他端を接続すべき光ファイバコネクタのピン孔に挿入
し、両者を当接して固定することにより、光ファイバコ
ネクタを無調心で接続することができるようになる。こ
の光導波路部品の場合、特開平6−194543号公報
に記載の部品の場合のように、光導波路部品本体を被包
して光導波路コア部を位置基準とするガイドピン挿入孔
を有するモールド樹脂部を形成する必要がない。
【0016】したがって、モールド樹脂部の形成時に発
生しやすい問題、すなわち、樹脂の熱収縮や熱履歴に基
づく光導波路部品本体の割れ、微小ボイドなどの欠損は
発生しなくなり、製造時の歩留りは向上する。また、第
1の位置決め部は光導波路部品本体のクラッド部に直接
形成することができるので、特開平6−194543号
公報に記載の光導波路部品のように、クラッド部への石
英ガラス板の接着固定作業は不要になり、製造はより容
易になる。
【0017】
【発明の実施例】以下に、本発明の光導波路部品を図面
に示した実施例に基づいて詳細に説明する。 実施例1 図1は、本発明の光導波路部品例を示す分解斜視図であ
る。この光導波路部品は、光導波路部品本体Aの両端部
1 ,a2 に、別体の接続端部材B1 ,B1 がそれぞれ
挿通固定されることによって構成される。
【0018】光導波路部品本体Aは、例えばSiや石英
ガラスから成る基板1と、この基板の上に例えば火炎堆
積法によって形成されたクラッド部3と、クラッド部の
中に埋設され、クラッド部3の端面では所定のピッチで
配列して露出する複数本(図では8本)のコア2aから
成る光導波路コア部2とを備えている。クラッド部3の
上面には、光導波路コア部2の両側に、光導波路コア部
2を位置基準にして適宜な幅と深さを有する2条のV字
溝4a,4bが例えば研削加工によりコア2aと平行に
刻設され、第1の位置決め部4が形成されている。
【0019】この第1の位置決め部4の形成個所と大き
さは格別限定されるものではないが、光導波路コア部2
の両端に位置するコア2aの光学的な特性に悪影響を与
えない限りにおいて、できるだけ近接した位置に、後述
する第2の位置決め部との整合がとりやすい大きさに形
成することが好ましい。そうすることにより、光導波路
部品本体Aの全体の幅は狭くなり、1枚のウエハに多数
の部品本体Aを製造することができるようになる。
【0020】また、この第1の位置決め部4は、図で示
したように、研削加工で刻設したV字溝4a,4bに限
定されるものではなく、例えば、クラッド部3の表面に
マスキングを行ったのちエッチング処理を施すことによ
り、断面が適宜な深さと幅を有する矩形状の溝であって
もよい。接続端部材B1 ,B1 は、例えばエポキシ樹脂
などをトランスファ成形して製造された一体成形品であ
って、その一方の端面5aから他方の端面5bまで貫通
する透孔6とガイドピン挿入孔7a,7bが形成されて
いる。
【0021】ここで、ガイドピン挿入孔7a,7bは、
接続すべき光ファイバコネクタのピン孔と軸心が一致す
るような位置に形成されている。また、透孔6の横寸法
と縦寸法は光導波路部品本体Aがこの透孔6を挿通でき
るような寸法になっている。そして、透孔6の壁部(図
では天井壁部6a)には、断面形状は光導波路部品本体
AのV字溝4a,4bと同一の形状をしたV字突起8
a,8bが前記したガイドピン挿入孔7a,7bに対し
て位置決めされた状態で透孔6の長手方向に沿って形成
され、これらによって第2の位置決め部8を構成してい
る。
【0022】本発明の光導波路部品は、前記した光導波
路部品本体Aの両端部a1 ,a2 に、それぞれ、接続端
部材B1 ,B1 を外嵌し、両者を接着固定して組み立て
られる。その状態を、一方の端部につき一部切欠斜視図
として図2に示す。図2において、光導波路部品本体A
の一方の端部a1 は、そのV字溝4a,4bが接続端部
材B1 のV字突起8a,8bと嵌合した状態で透孔6に
挿通されている。端部a1 の端面、すなわち光導波路コ
ア部2の各コア2aの端面と接続端部材B1 の端面5a
とが同一面を形成した時点で、部品本体Aの挿通作業を
停止し、その状態を保持して両者を接着して固定する。
【0023】V字溝4a,4bは光導波路コア部2を位
置基準にして刻設され、V字突起8a,8bは接続すべ
き光ファイバコネクタのピン孔と軸心を一致させて形成
されているガイドピン挿入孔7a,7bに対して位置決
めされている。したがって、光導波路コア部2とガイド
ピン挿入孔7a,7bとは互いに位置決めされた関係を
形成する。
【0024】なお、図2で示した光導波路部品は、部品
本体Aの中央部が直接露出していてクラッド部3を損傷
することも起こり得るので、それを避けるために、接続
端部材B1 と同じような形状の透孔を有する保護部材を
露出中央部に外嵌してその部分を被包することが好まし
い。この光導波路部品は次のようにして光ファイバコネ
クタに接続することができる。それを、図3に示す。
【0025】図において、2個の接続端部材B1 ,B1
の間に、両端部の両側が突起している保護部材10が介
装された状態で本発明の光導波路部品が形成されてい
る。ここで、保護部材10は、上記したように部品本体
Aの保護手段であるとともに、接続部材B1 ,B1 の長
手方向における位置決め手段としても機能させている。
接続端部材B1 のガイドピン挿入孔7a,7bに所定径
のガイドピン9a,9bの一端が挿入される。
【0026】ついで、ガイドピン9a,9bの他端側
に、複数本(図では8本)の光ファイバ12が等間隔で
配列固定され、所定のピッチでピン孔11a,11bが
形成されている光ファイバコネクタ11を配置し、前記
ピン孔11a,11bにガイドピン9a,9bの他端を
それぞれ挿入する。そして、光ファイバコネクタ11の
端面と接続部材B1 の端面5aを当接し、光ファイバコ
ネクタ11と保護部材10の両側突起との間にバネクラ
ンプ13を嵌め込んで長手方向に両者を圧接する。
【0027】光ファイバ12とピン孔11a,11bは
予め位置決めされている。そして、これらのピン孔11
a,11bに対して接続端部材B1 のガイドピン挿入孔
7a,7bは軸心を一致させた状態で形成されており、
かつ、光導波路コア部2に対して位置決めされている。
したがって、ガイドピン9a,9bを介して光ファイバ
コネクタ11と接続端部材B1 を当接すると、光ファイ
バ12と光導波路コア部2の各コア2aの光軸は一致す
る。すなわち、無調心で光ファイバコネクタ11と光導
波路部品との接続が実現していることになる。
【0028】例えば、接続すべき光ファイバコネクタが
ピン孔11a,11b間のピッチが4.6mmで、8本の光
ファイバ12を0.25mmのピッチで等間隔に配列して固
定した多心光コネクタ(MTコネクタ)であった場合、
次のような光導波路部品本体Aと接続端部材B1 ,B1
を組み合わせたものが用いられる。まず、光導波路部品
本体Aとしては、全体の幅が3.2mm、全体の厚みが1.0
5mmで、コア2a間のピッチが0.25mmである光導波路
コア部2を有し、クラッド部3の両側に、頂角が90°
で深さが約0.2mmのV字溝(第1の位置決め部)4a,
4bがピッチ2.75mmで刻設されているものであり、ま
た、接続端部材B1,B1 としては、横寸法が3.4mm、
縦寸法が1.1mmの透孔6を有し、直径0.7mmでピッチ間
隔4.6mmのガイドピン挿入孔7a,7bが形成され、透
孔6の天井壁部6aには、頂角が90°で高さが約0.2
mmのV字突起8a,8bがピッチ2.75mmで形成されて
いるエポキシ樹脂成形品である。
【0029】なお、図1で示したようにして接続端部材
1 と光ファイバコネクタ11を接続する際に、図4で
示したように、光導波路部品本体Aの端面と接続端部材
1の端面5aとを光軸方向に対して所望の角度θだけ
傾斜する面となるように研磨し、また光ファイバコネク
タ11の端面も同じ角度θだけ傾斜する面となるように
研磨しておくと、両者を接続した時に、光導波路コア部
2の各コア2aと光ファイバ12との間では反射光によ
る損失が少なくなるので好適である。
【0030】実施例2 図5は、別の実施例を示す部分斜視図であり、この光導
波路部品では、別の接続端部材B2 が光導波路部品本体
Aの端部a1 に接着剤等で固定されている。この光導波
路部品の組立に用いる接続端部材B2 は、図1で示した
接続部材B 1 の透孔6を、下方が開放し断面がコの字形
状をした凹溝6’とし、図1で示した接続端部材B1
場合と同じピッチで、同じ形状をしたV字突起8a,8
bから成る第2の位置決め部8を形成したものである。
【0031】実施例3 図6は更に別の光導波路部品の示す部分切欠斜視図であ
る。この光導波路部品の場合は、接続端部材B3 の透孔
6の天井壁部6aに、部品本体AのV字溝4a,4bに
対応して逆V字溝8’a,8’bが形成されている。そ
して、光導波路部品本体Aに刻設されているV字溝4
a,4bには、例えば、光ファイバ14a,14bが位
置決めピンとして配置されることにより、部品本体Aの
上面から突出する突起を形成し、これら光ファイバ14
a,14bの上に接続端部材B3 の逆V字溝8’a,
8’bが嵌合することにより、光導波路部品本体Aと接
続端部材B3 との位置決めがなされている。
【0032】この構造の光導波路部品においては、位置
決めピンとして使用する光ファイバ14a,14bの直
径に対応して、V字溝4a,4b逆V字溝8’a,8’
bの形状を選定すればよい。 実施例4 図7は、更に別の光導波路部品における光導波路部品本
体Aと接続端部材B4との位置決め状態を示す正面図で
ある。
【0033】図において、光導波路部品本体Aには、V
字溝4a,4bに光ファイバ14a,14bが配置され
ることにより、部品本体Aの上面から所定の高さで突出
する2個所の突起から成る第1の位置決め部が形成され
ている。接続端部材B4 の透孔6の天井壁部6aには、
前記した第1の位置決め部の各突起と対応する個所に、
それら各突起と整合して第2の位置決め部15が形成さ
れている。
【0034】この第2の位置決め部15のうち、V字溝
4aと光ファイバ14aとから成る突起に対応する位置
決め部15aは、例えば図示したように、2条のV字突
起として形成され、これらV字突起間の凹部に光ファイ
バ14aを嵌合させることにより、この光ファイバ14
aが横方向にも高さ方向にも動かないようにしている。
すなわち、位置決め部15aは、第1の位置決め部の一
方をピッチ方向と高さ方向の両方向に対して位置決め可
能な形状になっている。
【0035】V字溝4bと光ファイバ14bとから成る
突起に対応する位置決め部15bは、高さは一定でピッ
チ方向には所望の幅を有する突起として形成され、光フ
ァイバ14bは横方向には動けるが高さ方向には動けな
いようにしている。すなわち、この位置決め部15b
は、第1の位置決め部の他方を高さ方向のみに位置決め
可能にしている。
【0036】図7で示した位置決め部を採用すると、第
1の位置決め部における位置決めピンとして機能する光
ファイバ14aのピッチ方向に対する位置決めの自由が
増すので好適である。なお、この光導波路部品におい
て、接続端部材B4 の透孔6を図5で示したような下方
が開放する凹部にしてもよい。
【0037】また、前述の実施例では、接続端部材と保
護部材とは別体にしているが両者を一体化してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の光導波路部品は、光導波路コア部が形成されている光
導波路部品本体の両端部を、別体でありかつ接続すべき
光ファイバコネクタと軸心を一致させたガイドピン挿入
孔が既に形成されている接続端部材の透孔又は凹部に、
それぞれに形成されている第1の位置決め部と第2の位
置決め部とを整合させた状態で挿通して固定したもので
あるため、特開平6−194543号公報に記載の光導
波路部品の場合のように、光導波路コア部を位置基準に
して形成されたガイドピン挿入孔を有する樹脂モールド
部で光導波路部品本体を被包する必要がない。そのた
め、樹脂モールド部の形成時に発生する問題、すなわ
ち、樹脂の収縮や熱履歴に基づく光導波路部品本体の割
れ、欠損などが発生しなくなり、光ファイバコネクタと
の無調心接続が可能な光導波路部品を高い歩留りで製造
することがきる。
【0039】請求項2の光導波路部品は、第2の位置決
め部の一方で第1の位置決め部の一方を高さ方向とピッ
チ方向の両方向で位置決めし、他方の第2の位置決め部
で第1の位置決め部の他方を高さ方向のみで位置決めし
ているので、光導波路部品本体と接続端部材との位置決
めにおける自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光導波路部品を示す分解斜視図であ
る。
【図2】光導波路部品本体に接続端部材を固定した状態
を示す一部切欠斜視図である。
【図3】本発明の光導波路部品に光ファイバコネクタを
接続する状態を示す斜視図である。
【図4】光導波路部品に光ファイバコネクタを接続する
別の状態を示す部分斜視図である。
【図5】別の接続端部材に光導波路部品本体を固定した
状態を示す部分斜視図である。
【図6】更に別の接続端部材に光導波路部品本体を固定
した状態を示す一部切欠斜視図である。
【図7】他の接続端部材に光導波路部品本体を固定した
状態を示す正面図である。
【符号の説明】
A 光導波路部品本体 a1 ,a2 光導波路部品本体Aの端部 B1 ,B2 ,B3 ,B4 接続端部材 1 基板 2a コア 2 光導波路コア部 3 クラッド部 4a,4b V字溝 4 第1の位置決め部 5a,5b 接続端部材の端面 6 透孔 6a 透孔6の天井壁部 6’凹部 7a,7b ガイドピン挿入孔 8a,8b V字突起 8 第2の位置決め部 8’a,8’b 逆V字溝(第2の位置決め部) 9a,9b ガイドピン 10 保護部材 11 光ファイバコネクタ 11a,11b 光ファイバコネクタ11のピン孔 12 光ファイバ 13 バネクランプ 14a,14b 光ファイバ(位置決めピン) 15a 2条のV字突起 15b 突起 15 第2の位置決め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 史朗 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 渡辺 智浩 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 長沢 真二 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 木原 満 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路コア部とそれを埋設するクラッ
    ト部とが基板上に形成され、前記光導波路コア部以外の
    個所には、前記光導波路コア部を位置基準にして第1の
    位置決め部が形成されている光導波路部品本体と、前記
    光導波路部品本体の両端部の挿通が可能な透孔または凹
    部が形成され、前記透孔または凹部の壁部には、前記第
    1の位置決め部と整合する第2の位置決め部が形成さ
    れ、かつ端面にはガイドピン挿入孔が形成されている接
    続端部材とから成り、前記光導波路部品本体の各端部
    は、前記接続端部材の透孔または凹部の中に前記第1の
    位置決め部と前記第2の位置決め部とが整合した状態で
    挿通固定されていることを特徴とする光導波路部品。
  2. 【請求項2】 前記第1の位置決め部は、2箇所の突起
    をなして形成され、前記第2の位置決め部のうちの一方
    は、前記第1の位置決め部のピッチ方向と高さ方向の両
    方向に対して位置決め可能な形状をなし、前記第2の位
    置決め部の他方は、前記第1の位置決め部の高さ方向の
    みに対して位置決め可能な形状をなしている請求項1の
    光導波路部品。
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