JP5377730B1 - 光ファイバアレイの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバの端面と平板との間に、気泡を残さずに、接着剤を充填する。
【解決手段】光ファイバアレイの製造方法は、光ファイバと、光ファイバを支持するためのV溝を有するV溝基板20と、V溝に支持された光ファイバをV溝基板に押さえるための押さえ板30と、光ファイバを伝搬する光を透過可能な平板40とを用意する工程と、V溝に光ファイバを支持させた状態で、V溝基板及び押さえ板の端面を平板に接触させる工程と、押さえ板の端面を平板に接触させた状態で、押さえ板と平板との境界に接着剤を塗布し、光ファイバの端面と平板との隙間に接着剤を充填させる工程とを有する。押さえ板は、平板と接触する端面と、V溝基板に支持された光ファイバを押さえるための押さえ面との間に、平板及び光ファイバに接触しない領域が形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、光ファイバアレイの製造方法に関する。
従来、光アイソレータや光スイッチに用いられている光ファイバアレイでは、光ファイバの端面から出力光を取り出し、光ファイバの端面に再び光を入力することが行われている。光の入出力が行われる光ファイバの端面では、反射戻り光の影響を軽減する目的で端面を傾斜させたり、波長選択の目的で端面にフィルタを形成したりすることがある。
例えば特許文献1では、光ファイバの先に位置するコアレス光ファイバの端面を斜めに研磨している。但し、端面を研磨するための工数を要するため、製造コストがかかってしまう。また、端面を斜め研磨する場合に限らず、光の入出力が行われる光ファイバの端面を加工する場合には製造コストがかかる。
そこで、特許文献2の光ファイバアレイは、光ファイバの端面に対向させて平板を配置した構成を採用している。このような構成の光ファイバアレイによって、光ファイバの端面を加工する場合と比べて、低コストで製造することが可能になる。
特開2006−47951号公報 特開2011−232636号公報
特許文献2では、光ファイバの端面と平板との間に、屈折率整合剤となる接着剤を充填している。このような構造の場合、光ファイバの端面と平板との間の光路に気泡があると、光の損失が著しい。このため、光ファイバの端面と平板との間に、気泡を残さずに、接着剤を充填する必要がある。
本発明は、光ファイバの端面と平板との間に接着剤を容易に充填することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、光ファイバと、前記光ファイバを支持するためのV溝を有するV溝基板と、前記V溝に支持された前記光ファイバを前記V溝基板に押さえるための押さえ板と、前記光ファイバを伝搬する光を透過可能な平板とを用意する工程と、前記V溝に前記光ファイバを支持させた状態で、前記V溝基板及び前記押さえ板の端面を前記平板に接触させる工程と、前記押さえ板の前記端面を前記平板に接触させた状態で、前記押さえ板と前記平板との境界に接着剤を塗布し、前記光ファイバの端面と前記平板との隙間に前記接着剤を充填させる工程と、を有する光ファイバアレイの製造方法であって、前記押さえ板は、前記平板と接触する前記端面と、前記V溝基板に支持された前記光ファイバを押さえるための押さえ面との間に、前記平板及び前記光ファイバに接触しない領域が前記押さえ板の少なくとも一方の側面まで形成されていることを特徴とする光ファイバアレイの製造方法である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、光ファイバの端面と平板との間に接着剤を容易に充填することができる。
図1は、第1実施形態の光ファイバアレイ1の全体斜視図である。 図2Aは、第1実施形態の光ファイバアレイ1の側面図である。図2Bは、光ファイバの端面付近の断面モデル図である。 図3は、第1実施形態の光ファイバアレイ1の分解モデル図である。 図4は、押さえ板の下面図及び側面図である。 図5は、第1実施形態の光ファイバアレイ1の製造方法のフロー図である。 図6は、接着剤を塗布する様子の説明図である。 図7A〜図7Jは、接着剤の浸透する様子を前から平板40越しに見た図である。 図8は、第2実施形態の接着剤の塗布方法の説明図である。 図9は、第3実施形態の光ファイバの端面付近の断面モデル図である。 図10は、第4実施形態の接着剤の塗布方法の説明図である。 図11A及び図11Bは、光ファイバアレイ1の使用例の説明図である。 図12は、光ファイバアレイを用いた光アイソレータ7の説明図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
光ファイバと、前記光ファイバを支持するためのV溝を有するV溝基板と、前記V溝に支持された前記光ファイバを前記V溝基板に押さえるための押さえ板と、前記光ファイバを伝搬する光を透過可能な平板とを用意する工程と、前記V溝に前記光ファイバを支持させた状態で、前記V溝基板及び前記押さえ板の端面を前記平板に接触させる工程と、前記押さえ板の前記端面を前記平板に接触させた状態で、前記押さえ板と前記平板との境界に接着剤を塗布し、前記光ファイバの端面と前記平板との隙間に前記接着剤を充填させる工程と、を有する光ファイバアレイの製造方法であって、前記押さえ板は、前記平板と接触する前記端面と、前記V溝基板に支持された前記光ファイバを押さえるための押さえ面との間に、前記平板及び前記光ファイバに接触しない領域が形成されていることを特徴とする光ファイバアレイの製造方法が明らかとなる。
このような光ファイバアレイの製造方法によれば、光ファイバの端面と平板との間に接着剤を容易に充填することができる。
前記光ファイバの光軸を前後方向とし、前記光ファイバから見て前記光ファイバの端面の側を前とし、逆側を後とするとき、前記領域の前記光ファイバ側の縁は、前記光ファイバの前記端面よりも後側に位置していることが望ましい。このような光ファイバアレイの製造方法によれば、光ファイバの端面の気泡が移動しやすくなる。
前記V溝基板は、複数の前記V溝が並んで形成されており、複数の前記V溝の並ぶ方向を左右方向としたとき、前記領域は、前記押さえ板の前記左右方向の側面まで形成されていることが望ましい。これにより、接着剤を内部に浸透させるときに、内部の気体や気泡が左右の端部から外部に抜けることができる。
前記接着剤を塗布する場所は、前記左右方向に関して、最も端に位置する前記V溝よりも外側であることが望ましい。これにより、端から順に光ファイバの端面と平板との隙間に接着剤が充填される。
前記光ファイバの端面に気泡がある場合、前記気泡が前記光ファイバの光路から外れるまで、前記境界に前記接着剤を塗布し続けることが望ましい。光路から気泡を除去するまでに塗布される接着剤の量が少なくて済むので、有利である。
前記境界に前記接着剤を塗布し続けることによって、前記光ファイバの前記端面の前記気泡を、前記押さえ板の前記領域により形成された空間に移動させることが望ましい。これにより、光ファイバの端面と平板との間の光路から気泡を除去することができる。
前記境界に前記接着剤を塗布し続けることによって、前記領域に沿って前記気泡を移動させることが望ましい。これにより、気泡を除去することができる。
前記接着剤は、紫外線が照射されると硬化する性質を有し、前記押さえ板は、紫外線を透過する性質を有し、前記光ファイバの端面と前記平板との隙間に前記接着剤を充填させる工程の後、前記押さえ板の外側から紫外線を照射して、前記接着剤を硬化させることが望ましい。これにより、内部に浸透した接着剤を硬化させることができる。
前記光ファイバの前記端面と前記平板との隙間に前記接着剤が充填されたことを前記平板越しに確認した後に、前記紫外線を照射して、前記接着剤を硬化させることが望ましい。これにより、光ファイバの端面に気泡が残存したまま接着剤を硬化させずに済む。
===第1実施形態===
<全体構成>
図1は、第1実施形態の光ファイバアレイ1の全体斜視図である。図2Aは、第1実施形態の光ファイバアレイ1の側面図である。図2Bは、光ファイバの端面付近の断面モデル図である。図3は、第1実施形態の光ファイバアレイ1の分解モデル図である。図4は、押さえ板の下面図及び側面図である。なお、図面の簡略化のため、接着剤は図示していない。また、図面の簡略化のため、光ファイバの数を減らして図示することがある。
以下の説明において、単に「光ファイバ」と記載した場合は、光を伝搬するコアとその周辺を覆うクラッドから構成されたものを意味するが、光を伝搬する他の部材(例えばGRINレンズ)が一体的に融着接続されている場合には、その部材も含めたものを意味する。融着接続以外の方法(例えば接着剤による接着)によって接続された部材は、一体的に融着接続されていないので、「光ファイバ」には含まれないことになる。
また、「光ファイバの端面」とは、光ファイバを伝搬する光が入出力する端面を意味する。例えばシングルモード光ファイバの先にGRINレンズが一体的に融着接続されていれば、GRINレンズの端面が「光ファイバの端面」となる。
また、以下の説明では、図に示すように、前後、上下、左右を定義する。すなわち、光ファイバの光軸に沿って「前後方向」を定義し、光ファイバから見て端面の側を「前」、逆側を「後」とする。また、光ファイバから見てV溝基板20の側を「下」、押さえ板30の側を「上」として、上下方向を定義する。また、前後方向及び上下方向と垂直な方向を「左右方向」とし、前側から見て「右」と「左」を定義する。
光ファイバアレイ1は、複数のレンズドファイバ10と、V溝基板20と、押さえ板30と、平板40とを有する。複数のレンズドファイバ10、V溝基板20、押さえ板30及び平板40は、接着剤(不図示)によって接着されている。この光ファイバアレイ1は、コリメータアレイとして機能する。
レンズドファイバ10は、シングルモード光ファイバ11の先にGRINレンズ12(屈折率分布型レンズ)を融着接続した光ファイバである。GRINレンズ12は、中心軸から外周に向かって徐々に屈折率が小さくなっている。グレイデッドインデックス光ファイバも中心軸から外周に向かって徐々に屈折率が小さいので、GRINレンズ12としてグレイデッドインデックス光ファイバが用いられている。また、GRINレンズ12がコリメータレンズとして機能するように所定の長さになっている。具体的には、GRINレンズ12は、GRINレンズ12内に1周期の定在波が立つのに必要な長さであるピッチ長を(2n+1)/4倍した長さになっている(なお、n=0,1,2,・・・)。これにより、シングルモード光ファイバ11からGRINレンズ12に入射する光は、GRINレンズ12内で平行光に変換されて、GRINレンズ12から出力される。逆に、GRINレンズ12に入射する平行光は、GRINレンズ12内で収束して、GRINレンズ12からシングルモード光ファイバ11に入力される。
V溝基板20は、レンズドファイバ10を配列させるための部材である。V溝基板20には、複数のV溝21が形成されている。それぞれのV溝21は前後方向に沿ったV字状の溝になっている。複数のV溝21は、左右方向に並んで配置されている。各レンズドファイバ10は、V溝基板20のV溝21によって支持されて、配列させられる。レンズドファイバ10の端面は、後述するように、平板40に突き当てられている。
V溝基板20の前側の端面は、接着面22になる。図3中では接着面22に砂地模様が施されている。この接着面22に平板40が接着固定されることになるので、接着面22は平板40を固定するための固定面になる。接着面22は光ファイバの光軸に対して8度ほど斜めになっている。このため、V溝基板20の接着面22に平板40が接着されると、平板40が光ファイバの光軸に対して斜めに取り付けられる。
なお、第1実施形態では、V溝基板20の接着面22は、V溝基板20の下面に対して、鋭角(ここでは82度)に傾いている。言い換えると、接着面22は、下側を向くように、傾いている。つまり、V溝基板20の接着面22は、上側ほど前側に位置するように傾いている。また、V溝基板20の接着面22は、切削加工面となっており、研磨加工面やレンズドファイバ10の端面と比べて表面の凹凸が粗くなっている。
押さえ板30は、V溝基板20に支持されたレンズドファイバ10を押さえるための部材である。レンズドファイバ10の断面を前から見たとき、V溝21の2点と押さえ板30の1点の計3点によってレンズドファイバ10が固定される。
押さえ板30の前側の端面も接着面31になる。図3中では接着面31に砂地模様が施されている。押さえ板30の接着面31も、光ファイバの光軸に対して斜めになっている。このため、押さえ板30の接着面31に平板40が接着されると、平板40が光ファイバの光軸に対して斜めに取り付けられる。
なお、第1実施形態では、押さえ板30の接着面31は、V溝基板20の下面に対して、鋭角(ここでは82度)に傾いている。言い換えると、接着面31は、下側を向くように、傾いている。つまり、接着面31は、上側ほど前側に位置するように傾いている。また、押さえ板30の接着面31も、切削加工面となっており、研磨加工面やレンズドファイバ10の端面や平板40の内平面41と比べて表面の凹凸が粗くなっている。
押さえ板30の下面は、V溝基板20に支持されたレンズドファイバ10を上から押さえるための押さえ面32になる。押さえ面32は、レンズドファイバ10と接触することになる。
押さえ板30の接着面31と押さえ面32との間には、斜面33が形成されている。斜面33は、平板40及びレンズドファイバ10に接触しない領域である。斜面33は、左右方向に沿った延びた長方形状の平面である。
斜面33は、押さえ板30の接着面31と押さえ面32との間に切削加工による面取りを施すことによって形成されている。ここでは、面取り角度は、押さえ面32に対して45度になっている(いわゆるC面取りが施されている)。但し、斜面33は、切削加工により形成されたものに限られない。
斜面33は、平板40及びレンズドファイバ10に接触しない領域であるため、押さえ板30の斜面33によって、平板40及びV溝基板20(若しくはレンズドファイバ10)に囲まれた空間Sが形成されている。後述するように、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51に気泡が形成されても、その気泡は空間Sに移動することが可能である。
斜面33の下縁33Aは、レンズドファイバ10の端面よりも後側に位置している。これにより、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51の上側に、隙間51よりも広い空間Sが形成される。この結果、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51に形成された気泡が空間Sに移動しやすくなる(後述)。また、空間Sに移動した気泡が隙間51に逆戻りすることも抑制される(後述)。
斜面33は、押さえ板30の左右の側面まで形成されている。このため、接着剤の充填前には、斜面33の左右の端部で空間Sが外部に連通している。これにより、接着剤の充填時に、内部の気体や気泡が、斜面33の左右の端部から外部に抜けることができる(後述)。
平板40は、光の入出射面となる内平面41と外平面42を有する光透過性の光学部材である。平板40はガラスで構成されており、レンズドファイバ10を伝搬する光を透過可能である。平板40の内平面41はレンズドファイバ10の端面(GRINレンズ12の端面)の側を向いており、外平面42は光ファイバアレイ1の外側を向いている。これにより、レンズドファイバ10を伝搬した光が平板40を介して外側に出射し、逆に、外側から入射した光が平板40を介してレンズドファイバ10に入射する。
平板40の形状は、左右方向に長い板形状(直方体形状)である。このため、左右方向から見た平板40の断面は長方形になっており、平板40の内平面41と外平面42は平行になっている。但し、平板40の形状は、この形状に限られるものではなく、例えば前後方向から見て丸型、台形、菱形などの種々の形状でも良い。
平板40は、光ファイバの光軸に対して斜めに配置されている。V溝基板20の接着面22と押さえ板30の接着面31が斜めに形成されているため、これらの接着面に平板40が接着固定されることによって、平板40が光軸に対して斜めに配置されている。平板40の内平面41及び外平面42が光軸に対して斜めになっているため、平板40の端面での反射戻り光の影響を軽減することができる。
第1実施形態では、平板40は、V溝基板20の下面に対して、鋭角(ここでは82度)に傾いている。言い換えると、平板40の外平面42は、下側を向くように、傾いている。つまり、平板40は、上側ほど前側に位置するように傾いている。
平板40は、屈折率が均一になるように構成されている。但し、平板40の外平面42にARコート処理を施すことによって、屈折率の異なる2種類の薄膜を積層した反射防止膜がコーティングされても良い。ARコート処理を行う成膜装置が1度に処理できる容積には制約があるが、成膜処理の対象物が平板40単体であるため、成膜装置に多数の平板40をセットすることが可能であり、低コストで平板40の外平面42に反射防止膜をコーティングできる。平板40の外平面42に反射防止膜がコーティングされることによって、平板40の端面での反射戻り光の影響を更に軽減できる。なお、平板40の内平面41に、接着用のコート処理を施しても良い。
V溝基板20、押さえ板30及び平板40の材質は、ホウケイ酸ガラスである。V溝基板20、押さえ板30及び平板40をレンズドファイバ10とほぼ同じ材質で構成することにより、温度変化による伸縮の影響を小さくすることができる。また、紫外線を透過可能な材質にすることによって、後述するように、UV硬化型樹脂の接着剤に紫外線を照射しやすくなる。
レンズドファイバ10、V溝基板20、押さえ板30及び平板40は、接着剤によって接着固定されている(但し、図1〜図4では、図面の簡略化のため、接着剤は図示していない)。また、レンズドファイバ10の端面と平板40の内平面41との間にも接着剤が充填されている。
接着剤の屈折率は、レンズドファイバ10や平板40の屈折率(ガラスの屈折率)と同程度に調整されている。言い換えると、接着剤の屈折率は、空気の屈折率よりも、レンズドファイバ10や平板40の屈折率と近くなるように調整されている。このため、レンズドファイバ10の端面と平板40の内平面41との間に接着剤を充填することによって、接着剤を充填しない場合と比べてフレネル反射を抑えることができる。つまり、接着剤は、屈折率整合剤を兼ねている。
接着剤は、紫外線を照射すると硬化するUV硬化型樹脂である。具体的には、エポキシ系のUV硬化型樹脂が採用されている。なお、接着剤の粘度は290mPa・sであり、比重は1.31である。
また、光の損失を抑えるため、接着剤には光の透過性の良いものが用いられる。但し、接着剤は完全な透明でなくても良く、UV硬化型接着剤として紫外線を吸収するために淡黄色を帯びることは許容される。
後述するように、押さえ板30と平板40との境界に接着剤を塗布することによって、この境界から接着剤が内部に浸透する。具体的には、接着剤は、押さえ板30と平板40との隙間、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間、V溝基板20と平板40との隙間に浸透する。また、接着剤は、V溝21上のレンズドファイバ10の周囲の隙間や、空間S(押さえ板30の斜面33、平板40及びV溝基板20(若しくはレンズドファイバ10)に囲まれた空間)にも浸透する。
なお、この光ファイバアレイ1では、レンズドファイバ10の端面を斜め研磨する代わりに、平板40を光ファイバの光軸に対して斜めに配置することによって、反射戻り光の影響を軽減している。言い換えると、この光ファイバアレイ1では、平板40を光ファイバの光軸に対して斜めに配置することによって、光ファイバの端面の斜め研磨が不要な構成になっている。
<製造方法>
図5は、第1実施形態の光ファイバアレイ1の製造方法のフロー図である。
まず、作業者は、レンズドファイバ10、V溝基板20、押さえ板30及び平板を用意する(S101)。レンズドファイバ10の先にはコアレス光ファイバは不要である。また、レンズドファイバ10の端面は、斜め研磨されておらず、光軸に対して垂直である。V溝基板20、押さえ板30及び平板40の形状については、既に説明した通りである。
次に、作業者は、V溝基板20の接着面22に平板40を押し当てて接触させる(S102)。このとき、接着剤は、接着面22には未だ塗布されていない。なお、不図示の治具にV溝基板20と平板40をセットすることによって、平板40とV溝基板20の接着面22が強く押し付けられる。V溝基板20の接着面22には切削加工の凹凸が残っており、平板40の内平面41と比べてV溝基板20の接着面22の表面は凹凸が粗いため、V溝基板20の接着面22が平板40に強く押し付けられて接触していても、接着面22と平板40の内平面41との間には隙間が生じている。(後述するように、この隙間に接着剤が浸透することになる。)
次に、作業者は、V溝基板20の上に押さえ板30を置き、更に、押さえ板30を前方にスライドさせて押さえ板30の接着面31を平板40に軽く突き当てて接触させる(S103)。このとき、接着剤は、接着面31には未だ塗布されていない。なお、押さえ板30と平板40との間の押し付け力は、V溝基板20と平板40との間の押し付け力と比べると弱い。押さえ板30の接着面31には切削加工の凹凸が残っており、平板41の内平面41と比べて押さえ板30の接着面31の表面は凹凸が粗いため、押さえ板の接着面31が平板40に接触していても、接着面31と平板40の内平面41との間には隙間が生じている。(後述するように、この隙間に接着剤が浸透することになる。)
次に、作業者は、V溝基板20のV溝21と押さえ板30との間にレンズドファイバ10を挿入し、レンズドファイバ10の端面を平板40の内平面41に突き当てて接触させる(S104)。レンズドファイバ10の挿入前のV溝21と押さえ板30との間の空間は、レンズドファイバ10の径よりも若干狭いため、レンズドファイバ10の挿入時に押さえ板30が上方向に若干動くことになるが、作業者は、押さえ板30が大きく動かないように押さえ板30を軽く押さえながらレンズドファイバ10を挿入する。
S104ではレンズドファイバ10の端面が平板40の内平面41に突き当てられるため、図2Bに示すように、レンズドファイバ10の端面と平板40の内平面41との隙間51は、ごく僅かな空間となる。この隙間51を小さくさせることによって、押さえ板30と平板40との間を浸透した接着剤が、隙間51に充填されやすくなる。但し、接着剤の充填前には、隙間51に気体が存在することになる。
なお、レンズドファイバ10の端面は光軸に対して垂直であるのに対し、平板40の内平面41は光軸に対して斜めであるため、レンズドファイバ10の端面の下側が平板40の内平面41に突き当てられて接触していても、レンズドファイバ10の端面と平板40の内平面41との間には必ず隙間51が確保される。
また、S104では、V溝基板20と押さえ板30との間にレンズドファイバ10を挟んだ状態なので、レンズドファイバ10の端面が平板40の内平面41に突き当たった時に、レンズドファイバ10が湾曲せず、当初のV溝21から外れるおそれがない。もし仮に、押さえ板30の無い状態でレンズドファイバ10を平板40に突き当てると、レンズドファイバ10が上側に湾曲してV溝21から浮き上がり、レンズドファイバ10が当初のV溝21から外れるおそれがある。
S104を終えた段階では、V溝21上にレンズドファイバ10が支持された状態であるとともに、V溝基板20の接着面22及び押さえ板30の接着面31が平板40に接触した状態になっている。
全てのレンズドファイバ10の挿入を終えたら(S104)、作業者は、押さえ板30を上から押して、レンズドファイバ10を固定する(S105)。この作業は、作業者が手で行っても良いし、治具を用いて行っても良い。
次に、作業者は、押さえ板30と平板40との境界に接着剤を塗布する(S106)。
図6は、接着剤を塗布する様子の説明図である。図7A〜図7Jは、接着剤の浸透する様子を前から平板40越しに見た図である。図7A〜図7Jでは、接着剤が浸透している領域に砂地模様が施されている。
図6に示すように、作業者は、吐出口から接着剤を吐出させ、押さえ板30と平板40との境界に接着剤を塗布する。ここでは、接着剤を塗布する場所は、境界の左端の近傍である。また、接着剤を塗布する場所は、左右方向の位置に関して、最も左側に位置するレンズドファイバ10よりも左側(外側)である。言い換えると、接着剤を塗布する場所は、左右方向の位置に関して、最も左側に位置するV溝21よりも左側(外側)である。これにより、左側のレンズドファイバ10から順に、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51(図2B参照)に接着剤が充填されることになり、内部の気体や気泡が右側へ抜けていくことになる(後述)。
押さえ板30と平板40との境界に塗布された接着剤は、図7A〜図7Jに示すように、内部に浸透していく。接着剤が内部に浸透していくと、押さえ板30と平板40との境界に塗布された接着剤が減少することになる。このため、作業者は、吐出口から連続的に接着剤を吐出させて、押さえ板30と平板40との境界に塗布する接着剤を補充する。これにより、接着剤を内部に十分に浸透させることができる。
押さえ板30と平板40との境界に塗布された接着剤は、まず比較的狭い隙間に浸透し(図7A〜図7D参照)、その後、比較的大きい隙間に浸透する(図7E〜図7J参照)。ここで、比較的狭い隙間としては、押さえ板30と平板40との隙間と、V溝基板20と平板40との隙間がある。比較的大きい隙間としては、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間や、V溝21上のレンズドファイバ10の周囲の隙間がある。なお、押さえ板30の斜面33によって形成される空間S(図2B参照)は、比較的大きい隙間であるレンズドファイバ10の端面と平板40との隙間や、V溝21上のレンズドファイバ10の周囲の隙間と比べても、大きい隙間である。
図7Aに示すように、押さえ板30と平板40との境界に塗布された接着剤は、まず、押さえ板30と平板40との隙間に浸透し(押さえ板30の接着面31に浸透し)、左側から右側に向かって広がっていく。そして、図7Bに示すように、接着剤は、押さえ板30の接着面31の全体に浸透する。その後、接着剤は、平板40の内平面41を伝って下側に浸透し、図7Cに示すように、V溝基板20と平板40との隙間に浸透し(V溝基板20の接着面22に浸透し)、左側から右側に向かって広がっていく。そして、図7Dに示すように、接着剤は、V溝基板20の接着面22の全体に浸透する。このように、接着剤は、まず比較的狭い隙間に浸透する。この段階では、比較的大きい隙間には未だ接着剤がほとんど浸透していない(但し、V溝基板20の接着面22までの接着剤の浸透経路として、比較的大きい隙間の一部に接着剤が浸透していることがある)。
次に、接着剤は、比較的大きな隙間に浸透していく。接着剤を塗布する場所が左側に寄っているため(図6参照)、図7Eに示すように、左側から接着剤が浸透することになる。左側から浸透した接着剤の界面がV溝21に到達すると、まず図7Fに示すように、V溝21上のレンズドファイバ10の周囲の隙間に接着剤が浸透し、次に図7Gに示すように、押さえ板30の斜面33によって形成される空間Sに接着剤が浸透する。図7F及び図7Gに示す順に接着剤が浸透する理由は、押さえ板30の斜面33によって形成される空間Sが、V溝21上のレンズドファイバ10の周囲の隙間と比べて、大きいからである。
なお、図7F及び図7Gの1番左側のレンズドファイバ10の周囲の隙間に接着剤が浸透しているとき、接着剤はレンズドファイバ10に沿って後方にも浸透している。これにより、V溝基板20と押さえ板30との隙間や、V溝21とレンズドファイバ10との隙間に接着剤が充填され、V溝基板20の上面や、押さえ板30の押さえ面32や、レンズドファイバ10の側面に接着剤が塗布される。
図7F及び図7Gでは、気泡が形成されることなく、接着剤がレンズドファイバ10の端面(レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51:図2B参照)に浸透している。これに対し、図7Hに示すように、接着剤がレンズドファイバ10の端面に充分浸透しないまま、レンズドファイバ10の周囲の隙間に浸透し、この結果、レンズドファイバ10の端面に気泡が形成されることがある(図2Bの隙間51に気泡が形成されることがある)。仮に、この状態で接着剤が硬化すると、光路に気泡が存在するため、光の損失が著しい。
但し、本実施形態では、押さえ板30に斜面33を形成することによって、空間Sが隙間51のすぐ上に形成されている(図2B参照)。このため、レンズドファイバ10の端面の気泡(図7H参照)は、図7Iに示すように、空間Sの方に(上方に)移動する。これにより、押さえ板30の斜面33により空間Sを形成することによって、光路に存在する気泡を除去し、レンズドファイバ10の端面に接着剤を浸透させることができる。
特に、本実施形態では、図2Bに示すように、斜面33の下縁33Aがレンズドファイバ10の端面よりも後側に位置しているため、空間Sは、レンズドファイバ10の端面の隙間51(図2B参照)と比べると、大きい隙間である。このため、レンズドファイバ10の端面の気泡が、空間Sに移動しやすくなる。また、空間Sに移動した気泡が、レンズドファイバ10の端面に逆戻りすることも抑制される。
また、接着剤を塗布する場所が左側に寄っているため(図6参照)、左側のレンズドファイバ10から順に、接着剤が充填されることになる。このとき、図7E〜図7Jに示すように、既に接着剤の充填した空間Sは接着剤の流路(供給路)になり、接着剤が空間Sを右側に向かって流れることになる。つまり、レンズドファイバ10の端面に気泡がある場合には、気泡のすぐ上側を接着剤が流れることになる(これに対し、V溝21にある接着剤は流動していない)。この結果、図7Iに示すように、レンズドファイバ10の端面の気泡は、上側に誘引されやすい。
接着剤が空間Sを右側に向かって流れるため、空間Sの気泡は、図7Jに示すように、右側に移動する。右側に移動した気泡は、右側に移動中の接着剤の界面に達して消滅するか、若しくは、空間Sの右端から外部に放出される。これにより、気泡が内部から除去される。
作業者は、接着剤の浸透する様子を前から平板40越しに観察することができる。そして、作業者は、全てのレンズドファイバ10の端面に接着剤が浸透するまで、吐出口から連続的に接着剤を吐出させて、押さえ板30と平板40との境界に塗布する接着剤を補充する。レンズドファイバ10の端面に気泡があるときには、作業者は、レンズドファイバ10の端面から気泡が移動するまで(光ファイバの光路から気泡が外れるまで)、若しくは、気泡が外部に放出されるまで、押さえ板30と平板40との境界に塗布する接着剤を補充しつづける。
作業者は、全てのレンズドファイバ10の端面に接着剤が浸透したこと(レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51に接着剤が充填されたこと)を確認したら、S106の接着剤の塗布を終了し、紫外線を照射して接着剤を硬化させる(S107)。
作業者は、押さえ板30の上方から紫外線を照射する。V溝基板20、押さえ板30及び平板40がガラスで構成されており紫外線を透過するため、押さえ板30等を透過した紫外線が接着剤(UV硬化型樹脂)に照射され、接着剤が硬化する。なお、V溝基板20や押さえ板30の左右の側面から紫外線を照射しても良い。
押さえ板30と平板40との間には接着剤が塗布されている(図7A、図7B参照)。この接着剤に紫外線が照射されることによって、平板40が押さえ板30の接着面31に接着固定される。また、V溝基板20と平板40との間にも接着剤が塗布されている(図7C、図7D参照)。この接着剤に紫外線が照射されることによって、平板40がV溝基板20の接着面22に接着固定される。V溝基板20の接着面22及び押さえ板30の接着面31が光ファイバの光軸に対して斜めになっているため、平板40が光ファイバの光軸に対して斜めに接着固定される。これにより、平板40の内平面41及び外平面42が光ファイバの光軸に対して斜めになり、反射戻り光の影響を軽減することができる。また、V溝基板20の接着面22と押さえ板30の接着面31が予め斜めに形成されているため、平板40を所望の角度(ここでは約8度)でV溝基板20に接着固定することが容易になっている。
また、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51には接着剤が充填されている(図7F〜図7J参照)。この接着剤に紫外線が照射されることによって、屈折率整合剤である接着剤がレンズドファイバ10の端面と平板40との間で固定され、フレネル反射を抑えることができる。
また、レンズドファイバ10の周囲の隙間に接着剤が充填されるときに(図7F〜図7J参照)、接着剤がレンズドファイバに沿って後方にも浸透しているため、この接着剤に紫外線が照射されることによって、レンズドファイバ10、V溝基板20及び押さえ板30が一体的に接着固定される。
接着剤が固化すれば、図1に示した光ファイバアレイ1が完成する。
上記の第1実施形態によれば、S104を終えたときには、V溝基板20のV溝21にレンズドファイバ10(光ファイバ)が支持された状態で、V溝基板20の接着面22(端面)及び押さえ板30の接着面31(端面)が平板40に接触している。この状態(押さえ板30の接着面31を平板40に接触させた状態)で、押さえ板30と平板40との境界に接着剤が塗布され、接着剤が内部に浸透し、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間に接着剤が充填される(S106)。
そして、第1実施形態の押さえ板30は、押さえ板30の接着面31(平板40と接触する端面)と、押さえ板30の押さえ面32(V溝基板20に支持された光ファイバを押さえるための押さえ面)との間に、平板40及び光ファイバに接触しない領域として斜面33が形成されている。これにより、接着剤が内部に浸透するときにレンズドファイバ10の端面に気泡が形成されたとしても、その気泡は、斜面33により形成された空間Sに移動することができるので、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間に接着剤を充填させることができる。
仮に押さえ板30に斜面33が形成されていないとすると、レンズドファイバ10の端面に気泡が形成された場合に、その気泡を移動させることが困難である。そして、レンズドファイバ10の端面に気泡がある状態で接着剤が硬化すると、光路に気泡が存在するため、光の損失が著しい。
また、第1実施形態では、斜面33の下縁33A(光ファイバ側の縁)は、レンズドファイバ10の端面よりも後側に位置している。これにより、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51よりも大きい空間Sが形成され、レンズドファイバ10の端面の気泡が空間Sに移動しやすくなる。
また、第1実施形態では、斜面33(平板40及び光ファイバに接触しない領域)は、押さえ板30の左右の側面まで形成されている。これにより、接着剤を内部に浸透させるときに、内部の気体や気泡が斜面33の左右の端部から外部に抜けることができる。
また、第1実施形態では、図6に示すように、接着剤を塗布する場所は、左右方向に関して、最も左端に位置するV溝21よりも左側(外側)である。これにより、左側のレンズドファイバ10から順にレンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51に接着剤が充填されることになり、内部の気体や気泡が右側へ抜けていくことになる。
また、第1実施形態では、レンズドファイバ10の端面に気泡がある場合(図7H参照)、その気泡がレンズドファイバ10の光路から外れるまで、押さえ板30と平板40との境界に接着剤が塗布され続ける(S106参照)。第1実施形態では、レンズドファイバ10の端面から気泡が移動しやすいため、光路から気泡を除去するまでに塗布される接着剤の量は少なくて済む。
また、第1実施形態では、押さえ板30と平板40との境界に接着剤が塗布され続けることによって、レンズドファイバ10の端面にある気泡が、押さえ板30の斜面33により形成された空間Sに移動する(図7I参照)。これは、接着剤が塗布され続けることによって、斜面33により形成された空間Sに接着剤が流れ、レンズドファイバ10の端面の気泡が空間Sに誘引されやすいためである。気泡が空間Sに移動するため、光ファイバの端面と平板との間の光路から気泡を除去することができる。
また、第1実施形態では、押さえ板30と平板40との境界に接着剤が塗布され続けることによって、斜面33に沿って気泡を移動させている(図7J参照)。これにより、気泡を内部から除去することができる。
また、第1実施形態によれば、接着剤は、紫外線が照射されると硬化する性質を有するUV硬化型樹脂である。また、押さえ板30は、紫外線を透過する性質を有するガラスで構成されている。このため、押さえ板30の外側(ここでは上方)から紫外線を照射するだけで、内部に浸透した接着剤を硬化させることができる。また、接着剤を硬化させることにより、レンズドファイバ10(光ファイバ)と、V溝基板20と、押さえ板30と、平板40とを容易に一体化的に接着することができる。
また、第1実施形態によれば、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51に接着剤が充填されたことを平板40越しに確認することができる。このため、レンズドファイバ10の端面に気泡があるときには、レンズドファイバ10の端面から気泡が移動するまで(光ファイバの光路から気泡が外れるまで)、押さえ板30と平板40との境界に接着剤を塗布し続けることができる。そして、全てのレンズドファイバ10の端面に接着剤が浸透したことを確認した後に、紫外線を照射して接着剤を硬化させることができる。これにより、レンズドファイバ10の端面に気泡が残存したまま接着剤を硬化させずに済む。
===第2実施形態===
前述の第1実施形態では、押さえ板30と平板40との境界の1点に接着剤が塗布されていた。但し、接着剤の塗布方法は、これに限られるものではない。
図8は、第2実施形態の接着剤の塗布方法の説明図である。第2実施形態では、作業者は、接着剤の吐出口を左側から右側に向かって移動させることによって、押さえ板30と平板40との境界線上に接着剤を塗布している。
第2実施形態の場合、第1実施形態と比べると、接着剤が空間Sの右側に向かって流れにくい。言い換えると、第2実施形態の場合、第1実施形態と比べると、押さえ板30の斜面33に沿って接着剤が流れにくい。このため、第2実施形態では、第1実施形態と比べると、レンズドファイバ10の端面に気泡があるときに、気泡が移動しにくい。
但し、第2実施形態においても、押さえ板30の接着面31と押さえ面32との間に斜面33が形成されていれば、斜面33によって空間Sが形成されることになる。このため、第2実施形態においても、レンズドファイバ10の端面に気泡が形成された場合に、その気泡は空間Sに移動することができる。このため、仮に押さえ板30に斜面33が形成されていない場合と比べると、第2実施形態では、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51に接着剤が充填されやすい。
===第3実施形態===
前述の第1実施形態及び第2実施形態では、押さえ板30の接着面31と押さえ面32との間に、平板40及びレンズドファイバ10に接触しない領域として斜面33が形成されていた。但し、平板40及びレンズドファイバ10に接触しない領域は、斜面33のような平面に限られるものではない。
図9は、第3実施形態の光ファイバの端面付近の断面モデル図である。第3実施形態の押さえ板30は、押さえ板30の接着面31と押さえ面32との間に曲面34が形成されている。
曲面34は、平板40及びレンズドファイバ10に接触しない領域である。曲面34は、押さえ板30の接着面31と押さえ面32との間に切削加工による面取りを施すことによって形成されている(いわゆるR面取りが施されている)。但し、曲面34は、切削加工により形成されたものに限られない。
押さえ板30の曲面34によって、平板40及びV溝基板20(若しくはレンズドファイバ10)に囲まれた空間Sが形成される。これにより、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51に気泡が形成されても、その気泡は空間Sに移動することが可能である。
また、曲面34の下縁34Aは、レンズドファイバ10の端面よりも後側に位置している。これにより、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51の上側に、隙間51よりも広い空間Sが形成される。この結果、レンズドファイバ10の端面と平板40との隙間51に形成された気泡が空間Sに移動しやすくなる。また、空間Sに移動した気泡が隙間51に逆戻りすることも抑制される。
===第4実施形態===
前述の第1実施形態及び第2実施形態では、押さえ板30の上面と平板40との境界に接着剤が塗布されていた。但し、接着剤の塗布方法は、これに限られるものではない。
図10は、第4実施形態の接着剤の塗布方法の説明図である。第4実施形態では、押さえ板30の上面と接着面31との間が斜めに面取りされており、受け面35が形成されている。受け面35は、平板40の内平面41とともに、接着剤を受けるためのV字状の受け部を構成する。
作業者が受け部に接着剤を塗布すると、受け部の底にある押さえ板30と平板40の境界に接着剤が塗布される。これにより、接着剤は、押さえ板30と平板40の境界から内部に浸透する。第4実施形態によれば、押さえ板30と平板40との境界に接着剤を塗布する作業が容易になる。
なお、図10では、押さえ板30の全幅に亘って受け面35を形成しているが、接着剤の受け部はこのような構成に限られるものではない。例えば、押さえ板30の上面の前縁の一部に切欠を形成することによって受け部を構成しても良い。
===使用例===
図11A及び図11Bは、光ファイバアレイ1の使用例の説明図である。
図11Aは、1×8の光スイッチ3の説明図である。光スイッチ3は、固定部3Aと可動部3Bとを有する。固定部3Aは、前述の光ファイバアレイ1と同様の構成であり、8本の光ファイバが固定されている。可動部3Bも、前述の光ファイバアレイ1とほぼ同様の構成であり、1本の光ファイバを保持しつつ、固定部3Aに対向しながら図中の矢印の方向に移動可能である。
図11Bは、発光レーザモジュール5の説明図である。発光レーザモジュール5は、発光レーザアレイ5Aと、受光側光ファイバアレイ5Bとを有する。発光レーザアレイ5Aは、複数の面発光レーザと、それぞれの面発光レーザに対応して設けられた複数のレンズとから構成されている。受光側光ファイバアレイ5Bは、前述の光ファイバアレイ1と同様の構成であり、発光レーザアレイ5Aに対向して設けられている。
前述の光ファイバアレイ1を用いることによって、光スイッチ3及び発光レーザモジュール5などの光部品の組み立てが容易になり、光部品を安価に製造することが可能である。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、例えば以下のように変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
<光ファイバの配置について>
前述の実施形態では、複数の光ファイバが左右方向に1列(一次元的)に並んでいた。但し、これに限られるものではない。例えば、複数の光ファイバが並ぶ列を2列に配列するなど、光ファイバを二次元的に配列しても良い。光ファイバを二次元的に配列する場合、例えば複数の光ファイバを円形に配列しても良い。
<光ファイバの数について>
前述の実施形態では、複数の光ファイバがV溝に配列していた。但し、これに限られるものではない。例えば、1本の光ファイバがV溝に配列していても良い。
図12は、このような構成の光ファイバアレイを用いた光アイソレータ7の説明図である。光アイソレータ7は、入射側光ファイバを保持する入射部7Aと、出射側光ファイバを保持する出射部7Bと、光アイソレータ素子7Cとを有する。入射部7Aと出射部7Bは、1本の光ファイバに対して平板が接着固定された構成になっている。光アイソレータ素子7Cは、入射側光ファイバから出射側光ファイバに向かって光を伝送させるが、出射側光ファイバから入射側光ファイバには光を伝送させない光素子である。
このような光アイソレータ7においても、1本の光ファイバをV溝に配列させた構成の光ファイバアレイを用いることによって、光スイッチ3の場合と同様に、組み立てが容易になる。
<光ファイバについて>
前述の実施形態では、シングルモード光ファイバ11の先にGRINレンズ12が設けられた光ファイバ(レンズドファイバ10)が用いられていた。但し、光ファイバの構成は、これに限られるものではない。
例えば、シングルモード光ファイバの先にGRINレンズが無くても良い(つまり、光ファイバアレイがコリメータアレイでなくても良い)。このような光ファイバの場合、光路にゴミ等があったり、光軸がずれたりすると接続損失が大きくなってしまう。但し、このような構成であっても、光ファイバの先に斜めに平板を配置することができる。
また、シングルモード光ファイバ(SMF)の先ではなく、マルチモード光ファイバ(MMF)、分散シフト光ファイバ(DSF)、分散補償光ファイバ(DCF)、偏波保持光ファイバなどの光ファイバの先に平板を接着固定しても良い。また、これらの光ファイバやシングルモード光ファイバ(SMF)が1種類で単独で用いられる場合だけでなく、2種類以上の光ファイバが融着接続などにより組み合わされて用いられる場合にも、その光ファイバの先に平板を接着固定しても良い。
<接着剤について>
前述の実施形態では、接着剤にUV硬化型樹脂が用いられていた。但し、UV硬化型樹脂の代わりに、熱硬化型接着剤が用いられても良い。
<接着剤の浸透について>
前述の実施形態では、押さえ板30と平板40との境界に接着剤を塗布すれば接着剤が内部に浸透していたが、押さえ板30及び平板40の材質と接着剤の材質との相性によって接着剤が内部に浸透し難い場合には、接着剤が浸透する箇所に界面活性剤を予め塗布しても良い。
<接着剤の塗布について>
前述の第1実施形態では、接着剤を塗布する場所は、左右方向に関して、最も左端に位置するV溝21よりも左側(外側)であった。但し、接着剤を塗布する場所は、これに限られるものではない。例えば、接着剤を塗布する場所が、右側に寄っていても良いし、中央でも良い。
また、前述の第1実施形態では、内部の気泡が除去されるまで接着剤が塗布され続けていたが、これに限られるものではない。仮に気泡が内部に残っていても、気泡が光ファイバの光路から外れていれば良い。
1 光ファイバアレイ、
3 光スイッチ、3A 固定部、3B 可動部、
5 発光レーザモジュール、5A 発光レーザアレイ、5B 受光側光ファイバアレイ、
7 光アイソレータ、7A 入射部、7B 出射部、7C 光アイソレータ素子、
10 レンズドファイバ(光ファイバ)、
11 シングルモード光ファイバ、12 GRINレンズ、
20 V溝基板、21 V溝、22 接着面(端面)、
30 押さえ板、31 接着面(端面)、32 押さえ面、
33 斜面(領域)、33A 斜面の下縁(光ファイバ側の縁)、
34 曲面(領域)、34A 曲面の下縁(光ファイバ側の縁)、35 受け面、
40 平板、41 内平面、42 外平面、
51 隙間(光ファイバの端面と平板との隙間)、S 空間

Claims (9)

  1. 光ファイバと、前記光ファイバを支持するためのV溝を有するV溝基板と、前記V溝に支持された前記光ファイバを前記V溝基板に押さえるための押さえ板と、前記光ファイバを伝搬する光を透過可能な平板とを用意する工程と、
    前記V溝に前記光ファイバを支持させた状態で、前記V溝基板及び前記押さえ板の端面を前記平板に接触させる工程と、
    前記押さえ板の前記端面を前記平板に接触させた状態で、前記押さえ板と前記平板との境界に接着剤を塗布し、前記光ファイバの端面と前記平板との隙間に前記接着剤を充填させる工程と、
    を有する光ファイバアレイの製造方法であって、
    前記押さえ板は、前記平板と接触する前記端面と、前記V溝基板に支持された前記光ファイバを押さえるための押さえ面との間に、前記平板及び前記光ファイバに接触しない領域が前記押さえ板の少なくとも一方の側面まで形成されている
    ことを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
  2. 請求項1に記載の光ファイバアレイの製造方法であって、
    前記光ファイバの光軸を前後方向とし、前記光ファイバから見て前記光ファイバの端面の側を前とし、逆側を後とするとき、前記領域の前記光ファイバ側の縁は、前記光ファイバの前記端面よりも後側に位置している
    ことを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の光ファイバアレイの製造方法であって、
    前記V溝基板は、複数の前記V溝が並んで形成されており、
    複数の前記V溝の並ぶ方向を左右方向としたとき、
    前記領域は、前記押さえ板の前記左右方向の側面まで形成されている
    ことを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
  4. 請求項3に記載の光ファイバアレイの製造方法であって、
    前記接着剤を塗布する場所は、前記左右方向に関して、最も端に位置する前記V溝よりも外側である
    ことを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光ファイバアレイの製造方法であって、
    前記光ファイバの端面に気泡がある場合、前記気泡が前記光ファイバの光路から外れるまで、前記境界に前記接着剤を塗布し続ける
    ことを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
  6. 請求項5に記載の光ファイバアレイの製造方法であって、
    前記境界に前記接着剤を塗布し続けることによって、前記光ファイバの前記端面の前記気泡を、前記押さえ板の前記領域により形成された空間に移動させる
    ことを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
  7. 請求項5又は6に記載の光ファイバアレイの製造方法であって、
    前記境界に前記接着剤を塗布し続けることによって、前記領域に沿って前記気泡を移動させる
    ことを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の光ファイバアレイの製造方法であって、
    前記接着剤は、紫外線が照射されると硬化する性質を有し、
    前記押さえ板は、紫外線を透過する性質を有し、
    前記光ファイバの端面と前記平板との隙間に前記接着剤を充填させる工程の後、前記押さえ板の外側から紫外線を照射して、前記接着剤を硬化させる
    ことを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
  9. 請求項8に記載の光ファイバアレイの製造方法であって、
    前記光ファイバの前記端面と前記平板との隙間に前記接着剤が充填されたことを前記平板越しに確認した後に、前記紫外線を照射して、前記接着剤を硬化させる
    ことを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
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