JP6226813B2 - 光ファイバ側方入出力装置の製造方法 - Google Patents

光ファイバ側方入出力装置の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、光ファイバの側方から光信号を光ファイバ心線に入射して心線対照を行う光ファイバ側方入出力装置の製造方法に関する。
光ファイバケーブルを用いた通信システムでは、通信網の工事を終えた後に、光ファイバ心線に光信号を伝送させて光ファイバ網の断線の有無を調べ、断線がないことを確認したのちサービスの提供を開始している。光ファイバへの光信号の入力及び光ファイバから出力される光信号の受光は、伝送装置間を接続している光ファイバの一部を切断してコネクタを取り付け、このコネクタを用いて実施することが一般的だった。しかし、光ファイバを切断することは加入者へのサービスを止めることになるため、事前に加入者に対しサービスの停止を説明することが必要となり、工期が長くなる。もし、光ファイバを切断することなく工事を行うことができれば、加入者への事前の説明が不要になるため、工事期間の短縮が期待できる。また、工事中に光ファイバを切断しなくて済むことで、工事期間中においても加入者へのサービスを維持することができる。
そこで、光ファイバを切断することなく光信号を光ファイバに入出力する技術として、既設の光ファイバ(被入力側光ファイバ)に曲げを与え、この曲げ部位に側面から別の光ファイバ(プローブファイバ)を対向させ、当該プローブ光ファイバの先端部から光信号を入射すると共に、被入力側光ファイバから出射される光信号をプローブ光ファイバの先端部で受光する技術が検討されている。
例えば非特許文献1では、現用光ファイバを、凸曲面を有する円筒ブロックとこの円筒ブロックに対応する凹曲面を有する透明ブロックとの間に挟み込むことで現用光ファイバに曲げを与えると共に、上記透明ブロック内に形成した空隙部にプローブファイバを挿入してその先端を上記曲げ部に突き当てるように配置し、これにより上記現用光ファイバから透明ブロックの凹曲面に放射された光信号を、上記プローブファイバに受光させる技術が記載されている。
ところで、このような光ファイバ側方入出力装置を製造する場合、現用光ファイバの曲げ部に対するプローブ光ファイバのアライメント精度を、要求される精度に設定し維持する必要がある。そのために本発明者は、例えば透明ブロック内に形成した空隙部に紫外線硬化樹脂を充填し、この紫外線硬化樹脂内にプローブファイバを挿入してその位置を3軸調整機構を用いて最適な位置に設定したのち、紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させ、プローブファイバを固定する方法について検討している。
廣田ほか、「側方入出力技術を用いた光分岐装置の検討」、電子情報通信学会信学技報、IEICE Technical Report OFT 2013-50 (2014-01)
ところが、先に述べたプローブファイバの固定方法では、紫外線硬化樹脂等の接着剤が硬化したときの体積変化によりプローブファイバが位置ずれを起こし、その結果現用光ファイバの曲げ部に対するプローブファイバの光結合効率が低下してしまうという課題があった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、接着剤の体積変化が発生しても、光ファイバ曲げ部に対するプローブファイバの光結合効率を高く保持できるようにした光ファイバ側方入出力装置の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明は以下のような対策を講じたものである。
(1)先ず透光性を有するブロックの第1の面に形成された凹曲面部に光ファイバを押接することにより当該光ファイバに曲げ部を形成し、前記ブロックの前記第1の面の背面側となる第2の面に前記第1の面に向かって重力方向に形成された空隙部に、ゲル状をなす屈折率整合剤を充填し、前記ブロックの第2の面に接着剤を塗布し、前記プローブファイバの外周に、その光軸と直交しかつプローブファイバの光軸方向の位置を規定する位置設定面を有する1個の部材からなる保持具を直接装着し、当該保持具の位置設定面が前記ブロックの第2の面に前記接着剤を介在して当接する位置まで前記プローブファイバを前記空隙部内に重力方向に挿入することにより、前記曲げ部に対する前記プローブファイバの光軸方向の位置を設定し、前記保持具の位置設定面が前記ブロックの第2の面に当接した状態で、前記プローブファイバの光軸と直交する方向の位置を調整し、最後に前記プローブファイバの光軸と直交する方向の位置の調整後に前記接着剤を硬化させることにより、前記ブロックに対し前記プローブファイバを固定する。
(2)(1)において、前記プローブファイバを、プローブファイバ本体の先端に集光レンズを固定したものとする。
(3)先ず透光性を有するブロックの第1の面に形成された凹曲面部に光ファイバを押接することにより当該光ファイバに曲げ部を形成し、前記ブロックの前記第1の面の背面側となる第2の面に前記第1の面に向かって重力方向に形成された空隙部に、集光レンズ単体を配置し、前記ブロックの第2の面に接着剤を塗布し、前記プローブファイバの外周に、その光軸と直交しかつプローブファイバの光軸方向の位置を規定する位置設定面を有する1個の部材からなる保持具を直接装着し、当該保持具の位置設定面を前記プローブファイバの光軸方向が重力方向となる状態で前記ブロックの第2の面に前記接着剤を介在して当接させることにより、前記集光レンズ単体に対する前記プローブファイバの先端部の光軸方向の位置が前記集光レンズ単体の焦点形成領域内となるように設定する。次に、前記保持具の位置設定面が前記ブロックの第2の面に当接した状態で、前記プローブファイバの光軸と直交する方向の位置を調整し、前記プローブファイバの光軸と直交する方向の位置の調整後に前記接着剤を硬化させることにより、前記ブロックに対し前記プローブファイバを固定する。
(4)(3)において、前記空隙部内の前記集光レンズ単体と空隙部開口部との間にゲル状をなす屈折率整合剤を充填し、前記プローブファイバの先端部を前記屈折率整合剤中に重力方向に挿入する。
(5)(3)において、前記保持具を、その位置設定面とプローブファイバの先端面とが同一平面となるように前記プローブファイバに装着し、前記空隙部内の前記集光レンズ単体と前記プローブファイバの先端との間にゲル状をなす屈折率整合剤を充填する。
(6)(3)において、前記ブロックの第2の面と前記保持具の位置設定面との間に、前記プローブファイバの先端部の光軸方向の位置を前記集光レンズ単体の焦点形成領域に設定するためのスペーサを、接着剤を介在して配置する。
(7)(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記ブロックをその第2の面が上面となるように配置し、前記プローブファイバをその光軸方向が重力方向と一致するように配置する。
(8)(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記保持具の位置設定面を前記ブロックの第2の面に前記接着剤を介在して当接させることにより、前記空隙部を密封する。
この発明によれば以下のような作用効果が呈せられる。
(1)保持具の位置設定面をブロックの上面に当接させるだけで、プローブファイバの光軸方向(Z方向)の位置合わせを完了することができ、またプローブファイバの光軸と直交する方向(X,Y方向)の最適位置を2軸走査により決定したのち接着剤層を硬化させることにより、プローブファイバの位置を最適位置で固定することが可能となる。すなわち、2軸調整機構によりプローブファイバの光軸と直交する方向の位置を調整するだけで、3軸調整機能を用いる場合に比べて簡単かつ迅速に装置を製造することができる。
さらに、接着剤層の硬化により接着剤層の厚さが変化しても、ブロックの上面と保持具の位置設定面がいずれもプローブファイバの光軸と直交するように形成されているため、プローブファイバの位置ずれを光軸方向(Z方向)のみに限定することができ、さらにその位置ずれ量は接着剤層の厚さを所定量以下に薄くすることで、許容された400μm以内に収めることができる。したがって、接着剤の硬化による体積変化の影響が光結合効率に影響を及ぼす心配はない。
また、空隙部が上向きとなるように透明ブロックが配置され、かつ当該空隙部に対しプローブファイバを重力方向に挿入されているため、製造工程においてプローブファイバの光軸が重力の影響を受けて変化する心配がない。また空隙部内に充填した屈折率整合剤が漏れる心配もない。
(2)光ファイバの曲げ部から漏出した光が集光レンズを介してプローブファイバ本体に入射するので、光ファイバの曲げ部に対するプローブファイバの光結合効率をさらに高めることができる。
(3)光ファイバの曲げ部から漏洩した光を集光レンズ単体を介してプローブファイバに入射させる場合に、保持具の位置設定面をブロックの上面に当接させるだけで、プローブファイバの光軸方向(Z方向)の位置を上記集光レンズ単体の焦点形成領域に合わせることができ、またプローブファイバの光軸と直交する方向(X,Y方向)の最適位置を2軸走査により決定したのち接着剤層を硬化させることにより、プローブファイバの位置を最適位置で固定することが可能となる。
さらに、接着剤層の硬化により接着剤層の厚さが変化しても、ブロックの上面と保持具の位置設定面がいずれもプローブファイバの光軸と直交するように形成されているため、プローブファイバの位置ずれを光軸方向(Z方向)のみに限定することができ、さらにその位置ずれ量は接着剤層の厚さを所定量以下に薄くすることで、集光レンズ単体により許容された位置ずれ量の範囲内に収めることができる。したがって、接着剤の硬化による体積変化の影響が光結合効率に影響を及ぼす心配はない。
(4)空隙部内の集光レンズ単体と空隙部開口部との間にゲル状をなす屈折率整合剤が充填され、プローブファイバの先端部が前記屈折率整合剤中に挿入されるため、集光レンズ単体とプローブファイバとの間の屈折率を整合させることができる。
また、屈折率整合剤が充填された空隙部に対しプローブファイバは重力方向に挿入される。このため、プローブファイバは重力の影響を受けず、調整工程においてプローブファイバの光軸が重力の影響を受けて光軸と直交する方向(X,Y方向)に位置ずれを生じる心配がない。
(5)プローブファイバの先端面と保持具の位置設定面が同一平面となるように設定される場合においても、空隙部内の前記集光レンズ単体とプローブファイバの先端との間に屈折率整合剤が充填されるため、集光レンズ単体とプローブファイバとの間の屈折率を整合させることができる。
(6)ブロックの第2の面と保持具の位置設定面との間にスペーサが介在配置されることで、集光レンズ単体の後端とプローブファイバの先端部との間の距離が近い場合でも、プローブファイバの先端位置を集光レンズ単体の焦点形成領域に位置合わせすることができる。
(7)ブロックの空隙部が形成された第2の面が上面となるように配置され、プローブファイバはその光軸方向が重力方向と一致するように配置される。このため、製造工程中にプローブファイバが重力の影響を受けて曲がったり撓んだりする心配がない。
(8)前記保持具の位置設定面が前記ブロックの第2の面に前記接着剤を介在して当接することにより空隙部は密封される。このため、製造後に装置を横倒しの状態で使用しても、空隙部から屈折率整合剤が漏れ出す心配がない。
すなわちこの発明の各観点によれば、接着剤の体積変化が発生しても、光ファイバ曲げ部に対するプローブファイバの光結合効率を高く保持できるようにした光ファイバ側方入出力装置の製造方法を提供することができる。
この発明の第1の実施形態に係る光ファイバ側方入出力装置の製造方法の原理を説明するための図。 プローブファイバの受光強度の計測結果を示すもので、(a)はプローブファイバの先端位置を光軸方向及び光軸方向に対し直交する方向にそれぞれ移動させながら受光強度を測定した結果を示す図、(b)はプローブファイバを光軸方向に移動させたときの受光強度の変化を測定した図。 この発明の第1の実施形態に係る光ファイバ側方入出力装置の製造方法を説明するための図で、(a)はプローブファイバ挿入前の工程を示す図、(b)はプローブファイバ挿入中の工程を示す図。 この発明の第1の実施形態に係る光ファイバ側方入出力装置の製造方法により製造された光ファイバ側方入出力装置の構造を示す断面図。 この発明の第2の実施形態に係る光ファイバ側方入出力装置の製造方法の原理を説明するための図。 現用光ファイバ曲げ部に対する屈折率分布型レンズの配置位置と焦点位置との関係の一例を示す図。 現用光ファイバ曲げ部に対する屈折率分布型レンズの配置位置と焦点位置との関係の他の例を示す図。 この発明の第2の実施形態に係る光ファイバ側方入出力装置の製造方法により製造された光ファイバ側方入出力装置の構造を示す断面図。 この発明の第3の実施形態に係る光ファイバ側方入出力装置の製造方法により製造された光ファイバ側方入出力装置の構造を示す断面図。 この発明の第4の実施形態に係る光ファイバ側方入出力装置の製造方法により製造された光ファイバ側方入出力装置の構造を示す断面図。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
この発明の第1の実施形態は、光ファイバの曲げ部に対しレンズ付プローブファイバを対向配置して上記曲げ部から漏洩する光を受光するように構成する場合に、光ファイバの曲げ部に対するプローブファイバの位置ずれ許容範囲は、光軸と直交する方向については許容量が小さいが、光軸方向については比較的許容量が大きいという点に着目し、プローブファイバの光軸と直交する二軸方向についてのみ位置調整を行い、プローブファイバの光軸方向の位置合わせについてはファイバ保持具の加工精度で実現するようにしたものである。また、プローブファイバを接着剤を用いて固定する際に、ファイバ保持具のプローブファイバと直交する面にのみ接着剤を塗布することで、接着剤の硬化による体積変化がプローブファイバの光軸方向以外には影響しないようにしたものである。
(原理)
先ず、第1の実施形態に係る光ファイバ側方入出力装置の製造方法について、その原理を説明する。
図1は、光ファイバ1の曲げ部11に対するプローブファイバ2の配置位置を示すものである。光ファイバ1はシングルモードファイバ(SMF)からなり、図示しない曲げ具により例えばコアの中心軸において曲率半径2mmで曲げの中心角が90度になるまで曲げられる。このように光ファイバ1に曲げ部11を形成すると、光ファイバ1により伝播される光信号Laが上記曲げ部11から例えば図1のLf に示すように漏洩する。
一方、プローブファイバとしては、プローブファイバ本体21の先端部に屈折率分布型レンズ3を予め固定したレンズ付プローブファイバ2を用いる。レンズ付プローブファイバ2は、屈折率分布型レンズ3の受光端が上記光ファイバ1の曲げ部11に対し予め設定した角度で斜めに対向するように配置される。このようにレンズ付プローブファイバ2を配置することで、上記光ファイバ1の曲げ部11から漏洩した光Lf は屈折率分布型レンズ3の受光端で受光され、この屈折率分布型レンズ3により集束されてプローブファイバ本体21に入射される。
ここで、光学シミュレーションソフトウェアを使用して、上記光ファイバ1の曲げ部11に対するレンズ付プローブファイバ2の配置位置を、光軸方向(矢印Z方向)に91μm単位で1000μm、光軸と直交する方向(矢印X方向)に18μm単位で200μmそれぞれ走査したときの、上記漏洩光Lf の受光強度を測定すると以下のような結果が得られた。図2(a)は、上記1000μm×200μmの走査対象範囲を単位領域ごとに分割したときの各単位領域における受光強度をハッチング及び網掛けの濃度で表したものである。なお、濃度が濃いほど受光強度が高いことを表している。また図2(b)は、上記図2(a)に示す領域のうち受光強度が最も高くなるX軸方向の位置において、レンズ付プローブファイバ2を光軸方向(矢印Z方向)に移動させたときの受光強度の変化を示したものである。
以上の測定結果から、要求される光結合効率を得るために必要なレンズ付プローブファイバ2の配置位置の許容範囲は、光軸方向(矢印Z方向)に400μm、光軸と直交する方向(矢印X方向)に18μmであることが見出された。すなわち、レンズ付プローブファイバ2の位置ずれの範囲は、光軸と直交する方向(矢印X方向)については18μm程度までしか許容されないが、光軸方向(矢印Z方向)については400μm程度まで許容される。
(構成及び製造方法)
第1の実施形態では、以上の点に着目し、光ファイバ側方入出力装置を以下のように製造する。図3(a),(b)はその製造工程を示す断面図、図4は製造後の光ファイバ側方入出力装置の構造を示す断面図である。
すなわち、先ず透明ブロック4を用意する。透明ブロック4は紫外線(UV)光を透過するための透光性を有したもので、例えばアクリル樹脂により構成される。なお、透明ブロック4は樹脂の代わりにガラスを用いて構成してもよい。
透明ブロック4の下面には凹曲面42が形成されている。この凹曲面42は、光ファイバ1に曲げ部11を形成するためのもので、光ファイバ1に形成すべき曲げ部11に対応して曲率半径と長さが予め設定されている。例えば、光ファイバ1に対し曲率半径が2mmで曲げの中心角が90度となる曲げ部11を形成できるように曲率半径と凹曲面42の長さが設定されている。
また、透明ブロック4の上面には空隙部41が形成されている。この空隙部41は、レンズ付プローブファイバ2を挿入するために用いられるもので、横方向の寸法がレンズ付プローブファイバ2の径より十分大きく設定され、これにより空隙部41内でプローブファイバ2の光軸と直交する方向の位置を自在に調整できるようになっている。
次に、以上のように構成された透明ブロック4を、図3(a)に示すように凹曲面42が下面側、空隙部41が上面側となるように配置する。そして、この状態で上記透明ブロック4の上記凹曲面42に光ファイバ1を配置し、当該凹曲面42と対応する凸曲面を有する凸型ブロック(図示せず)により上記光ファイバ1を上記凹曲面42に押し付ける。すなわち、光ファイバ1を上記透明ブロック4と凸型ブロックとの間に挟み込んで押圧することにより、光ファイバ1に曲げ部11を形成する。
続いて、上記透明ブロック4の空隙部41に、図3(a)に示すようにゲルからなる屈折率整合剤6を充填する。このとき、透明ブロック4は上記したように空隙部41が上面側となるように配置されているため、屈折率整合剤6が空隙部41から流出する心配はない。また、透明ブロック4上面の上記空隙部41の周縁部に接着剤を均一な厚さに塗布し、接着剤層7を形成する。接着剤としては紫外線硬化樹脂が用いられる。なお、接着剤としては、紫外線硬化樹脂以外に、熱硬化樹脂や、時間経過に応じて自然硬化する通常の接着剤を用いることも可能である。
次に、レンズ付プローブファイバ2にファイバ保持具5を装着する。そして、このファイバ保持具5の下面が図4に示すように接着剤層7を介して透明ブロック4の上面に当接するまで、レンズ付プローブファイバ2を上記空隙部41内に図3(b)に示すように挿入する。このとき、ファイバ保持具5の下面は、レンズ付プローブファイバ2の光軸と直交するように形成されている。
また、レンズ付プローブファイバ2に対するファイバ保持具5の固定位置は、レンズ付プローブファイバ2の先端位置が光ファイバ1の曲げ部11から漏洩する光Lf を所定の強度以上で受光できる光軸方向(Z方向)の位置、つまり曲げ部から400μm以内となるように予め設定されている。このため、上記したようにファイバ保持具5の下面を透明ブロック4の上面に当接させるだけで、レンズ付プローブファイバ2の光軸方向(Z方向)の位置合わせを完了できる。
続いて、上記レンズ付プローブファイバ2から出射される漏洩光Lf の強度を光検出器により監視しながら、図示しない2軸調整機構を用いてファイバ保持具5をレンズ付プローブファイバ2の光軸と直交する方向(X,Y方向)に走査し、これにより受光強度が最も高くなるX,Y方向の位置を探す。そして、受光強度が最も高くなるX,Y方向の位置が見つかると、このX,Y方向の位置を維持した状態で透明ブロック4の外部から上記接着剤層7に対し紫外線を照射し、接着剤層7を硬化させる。かくして、光ファイバ1の曲げ部11に対するレンズ付プローブファイバ2の位置は固定される。
ところで、上記接着剤層7の硬化の工程では接着剤の体積が変化して接着剤層7の厚さが変化することがある。しかし、接着剤層7の厚さが変化しても、透明ブロック4の上面は勿論のことファイバ保持具5の下面を、レンズ付プローブファイバ2の光軸と直交するように形成しておけば、レンズ付プローブファイバ2の位置の変化を光軸方向(Z方向)のみに限定することができ、しかも接着剤層7の厚さを制限することで、Z方向の位置ずれ量は先に述べた光軸方向の位置ずれ許容量400μm以内に収めることが十分可能である。
また、屈折率整合剤6が充填された空隙部41に対しレンズ付プローブファイバ2は重力方向に挿入される。このため、レンズ付プローブファイバ2は重力の影響を受けず、調整工程においてレンズ付プローブファイバ2の光軸が重力の影響を受けてX,Y方向に位置ずれを生じる心配はない。
(効果)
以上述べたように第1の実施形態では、透明ブロック4の下面に形成した凹曲面42に沿って光ファイバ1を配置することで光ファイバ1に曲げ部11を形成し、この状態で先ず透明ブロック4の上面に形成した空隙部41に屈折率整合剤6を充填して、当該屈折率整合剤6内にレンズ付プローブファイバ2をそのファイバ保持具5の下面が上記透明ブロック4の上面に当接するまで挿入することにより、上記光ファイバ1の曲げ部11に対するレンズ付プローブファイバ2の光軸方向(Z方向)の位置を決定する。次に、レンズ付プローブファイバ2の位置を光軸と直交する2軸方向(X,Y方向)に走査することで受光強度が最大となる位置を検出し、受光強度が最大となる位置が見つかったところで、上記透明ブロック4の上面とファイバ保持具5の下面との間に予め塗布しておいた接着剤層7を硬化させることにより、レンズ付プローブファイバ2の位置を固定するようにしている。
したがって、ファイバ保持具5の下面を透明ブロック4の上面に当接させるだけで、レンズ付プローブファイバ2の光軸方向(Z方向)の位置合わせを完了することができ、またレンズ付プローブファイバ2の光軸と直交する方向(X,Y方向)の最適位置を2軸走査により決定し、しかるのち接着剤層7を硬化させることにより、レンズ付プローブファイバ2の位置を最適位置で固定することができる。すなわち、2軸調整機構によりレンズ付プローブファイバ2の光軸と直交する方向の位置を調整するだけで、3軸調整機能を用いる場合に比べて簡単かつ迅速に装置を製造することができる。
しかも、接着剤層7を硬化させる工程で接着剤層7の厚さが変化しても、透明ブロック4の上面とファイバ保持具5の下面がいずれもレンズ付プローブファイバ2の光軸と直交するように形成されているため、レンズ付プローブファイバ2の位置ずれを光軸方向(Z方向)のみに限定することができ、さらにその位置ずれ量は接着剤層7の厚さを所定量以下に薄くすることで、許容された400μm以内に収めることができる。例えば、接着剤層7の厚みを50μm程度にすれば、接着剤層7の厚さが硬化後に10%変化したとしても厚さの変化は5μm程度となり、上記400μm以内に収めることができる。このため、光結合効率にはほとんど影響を与えない。
また、空隙部41が上向きとなるように透明ブロック4を配置し、かつ当該空隙部41に対しレンズ付プローブファイバ2を重力方向に挿入しているため、製造工程においてレンズ付プローブファイバ2の光軸が重力の影響を受けて変化する心配もない。また空隙部41内に充填した屈折率整合剤6が漏れる心配もない。
なお、製造後の光ファイバ側方入出力装置の実際の運用方法として、装置を横倒しにした状態で使用する場合が考えられる。この場合、レンズ付プローブファイバ2は水平状態になって重力の影響を受け、これにより光軸が変化することが懸念される。しかし、ファイバ保持具5から突出するレンズ付プローブファイバ2の長さを一定長以下に短くすれば、重力の影響をほとんど無視することが可能である。また、空隙部41はファイバ保持具5により密封されるので、空隙部41に充填した屈折率整合剤6が使用中に漏れ出す心配もない。
すなわち、第1の実施形態によれば、2軸調整だけの比較的簡単な調整作業により迅速かつ高精度の装置を製造することが可能となり、かつ光ファイバ1の曲げ部11に対するレンズ付プローブファイバ2の光学的な位置を製造中においてもまた製造後においても最適な状態に保持することができる光ファイバ側方入出力装置を提供することができる。
[第2の実施形態]
この発明の第2の実施形態は、光ファイバの曲げ部から漏洩する光を先ず屈折率分布型レンズ単体により集束し、その後方に形成される焦点位置にプローブファイバの先端部を配置して上記漏洩光を受光する場合に、屈折率分布型レンズ単体の焦点位置に対するプローブファイバの位置ずれ許容範囲は、光軸と直交する方向については許容量が小さいが、光軸方向については比較的許容量が大きいという点に着目し、プローブファイバの光軸方向の位置合わせについてはファイバ保持具の加工精度で実現し、プローブファイバの光軸と直交する二軸方向についてのみ位置調整を行うようにしたものである。また、屈折率分布型レンズ単体の焦点位置は、当該レンズ単体の光軸方向、光軸と直交する方向及び光軸の傾き角度のいずれが変化してもほとんど変化しない点に着目し、プローブファイバの光軸方向の位置合わせについてはファイバ保持具の加工精度で実現し、プローブファイバの光軸と直交する二軸方向についてのみ位置調整を行う。さらに、プローブファイバを接着剤を用いて固定する際に、ファイバ保持具のプローブファイバと直交する面にのみ接着剤を塗布することで、接着剤の硬化による体積変化がプローブファイバの光軸方向以外には影響しないようにしたものである。
(原理)
この発明の第2の実施形態に係る光ファイバ側方入出力装置の製造方法について、先ずその原理を説明する。
図5は、光ファイバ1の曲げ部11に対する屈折率分散型レンズ単体8及びプローブファイバ21の配置位置を示すものである。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付してある。
光ファイバ1はシングルモードファイバ(SMF)からなり、図示しない曲げ具により例えばコアの中心軸において曲率半径2mmで曲げの中心角が90度になるまで曲げられる。このように光ファイバ1に曲げ部11を形成すると、光ファイバ1により伝播される光信号Laが上記曲げ部11から例えば図1のLf に示すように漏洩する。一方、上記曲げ部11には屈折率分散型レンズ単体8が対向配置され、この屈折率分散型レンズ単体8の焦点位置にプローブファイバ21の先端が配置される。このように屈折率分散型レンズ単体8及びプローブファイバ21を配置することで、上記光ファイバ1の曲げ部11から漏洩した光Lf は屈折率分布型レンズ単体8で集束された後、プローブファイバ21に入射される。
ところで、光学シミュレーションソフトウェアを使用して、上記屈折率分散型レンズ単体8により形成される焦点位置に対し、プローブファイバ21の先端位置をその光軸方向(Z方向)及び当該光軸と直交する方向(X,Y方向)に走査しながら、プローブファイバ21による漏洩光Lf の受光強度を測定すると、所定量以上の受光強度が得られる領域は、光軸と直交する方向(X,Y方向)については狭い領域に限定されるが、光軸方向(Z方向)については比較的広い領域となる。
例えば、いま屈折率分散型レンズ単体8の後方の140μm×140μmの領域を走査対象領域とした場合、光軸方向(Z方向)に沿ったトレランスは100μm程度、光軸と直交する方向(X,Y方向)のトレランスは14μm程度となる。すなわち、光軸方向(Z方向)の位置精度は光軸と直交する方向(X,Y方向)の位置精度に比較して緩いことが見出された。
さらに、屈折率分布型レンズ単体8の位置精度に関して計算してみたところ、図6(a),(b),(c)及び図7(a),(b)に示すような結果が得られた。すなわち、光ファイバ1の曲げ部11に対し、屈折率分布型レンズ8の位置を図6(a)に示す基本位置から図6(b)に示すように光軸と直交する方向(X又はY方向)にずらした場合でも、また図6(c)に示すように光軸方向(Z方向)にずらした場合でも、屈折率分布型レンズ単体8の焦点位置Fはいずれも屈折率分布型レンズ単体8の直径内に収まる。さらに、図7(a),(b)に示すように屈折率分布型レンズ8の光軸をWR 及びWL 方向に10度程度傾けた場合でも、屈折率分布型レンズ単体8の焦点位置Fはいずれも屈折率分布型レンズ単体8の直径内に収まる。
すなわち、屈折率分布型レンズ単体8の焦点位置Fの探索範囲は限定され、また光ファイバ1の曲げ部11に対する屈折率分布型レンズ単体8の相対位置が変化しても、屈折率分布型レンズ単体8の後端から焦点位置Fまでの距離はほとんど変わらないため、焦点位置Fは容易に発見することができる。
なお、図5中の%で表示した数字は、光ファイバ1の曲げ部11の始端側における光強度を100%としたときの各部における光強度の減衰の度合いの一例を示したもので、レンズ8の前面では52%と、レンズ8後方の光ファイバ21の先端面では49%、光ファイバ21の終端では27%となる。
(構成及び製造方法)
第2の実施形態では、以上の点に着目してなされたもので、光ファイバ側方入出力装置を以下のように製造する。図8はその製造後の装置の構成を示す断面図である。なお、同図において前記図4と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
透明ブロック4a,4bはいずれも紫外線(UV)光を透過するための透光性を有したもので、例えばアクリル樹脂により構成される。なお、透明ブロック4a,4bは樹脂の代わりにガラスを用いて構成してもよい。
透明ブロック4aの下面には凹曲面42が形成されている。この凹曲面42は、光ファイバ1に曲げ部11を形成するためのもので、光ファイバ1に形成すべき曲げ部11に対応して曲率半径と長さが予め設定されている。例えば、光ファイバ1に対し曲率半径が2mmで曲げ中心に対する角度が90度となる曲げ部11を形成できるように曲率半径と凹曲面42の長さが設定されている。
また、透明ブロック4aの側面部には溝状の凹部43が形成されている。この凹部43は、透明ブロック4aと透明ブロック4bとを接合したとき空隙部を構成する。この空隙部は、屈折率分散型レンズ単体8を収容するために用いられるもので、直径が屈折率分散型レンズ単体8の直径より若干大きく設定され、また上面からの深さが屈折率分散型レンズ単体8の長さとその焦点距離との合計長より長くなるように設定されている。
さて、光ファイバ側方入出力装置を製造する場合には、先ず透明ブロック4aと透明ブロック4bとを接着剤などにより接合し、図8に示すように凹曲面42が下面側、空隙部の開口部が上面側となるように配置する。そして、この状態で上記透明ブロック4aの上記凹曲面42に光ファイバ1を配置し、当該凹曲面42と対応する凸曲面を有する凸型ブロック(図示せず)により上記光ファイバ1を上記凹曲面42に押し付ける。すなわち、光ファイバ1を上記透明ブロック4と凸型ブロックとの間に挟み込んで押圧することにより、光ファイバ1に曲げ部11を形成する。
続いて、上記透明ブロック4a,4bの空隙部内に屈折率分散型レンズ単体8を収容し、さらにこの屈折率分散型レンズ単体8の後端部と空隙部の開口部までの空間部にゲルからなる屈折率整合剤6を充填する。このとき、透明ブロック4aは上記したように空隙部の開口部が上方となるように配置されているため、屈折率整合剤6が空隙部から流出する心配はない。
さらに、透明ブロック4a,4b上面の上記空隙部の周縁部に接着剤を均一な厚さに塗布し、接着剤層7を形成する。接着剤としては紫外線硬化樹脂が用いられる。なお、接着剤としては、紫外線硬化樹脂以外に、熱硬化樹脂や、時間経過に応じて自然硬化する通常の接着剤を用いることも可能である。
次に、プローブファイバ21の外周にファイバ保持具5を装着する。そして、プローブファイバ21の先端部を上記空隙部内に挿入し、この状態でファイバ保持具5の下面を図8に示すように接着剤層7を介して透明ブロック4a,4bの上面に当接させる。このとき、ファイバ保持具5の下面は、プローブファイバ21の光軸と直交するように形成されている。また、ファイバ保持具5下面からのプローブファイバ21の突出量は、上記ファイバ保持具5の下面を透明ブロック4a,4bの上面に当接させた状態で、プローブファイバ21の先端が屈折率分散型レンズ単体8の焦点位置Fに達するように予め設定されている。例えば、屈折率分散型レンズ単体8の後方から光軸方向(Z方向)に100μmの範囲にプローブファイバ21の先端が位置するように設定される。したがって、ファイバ保持具5の下面を透明ブロック4a,4bの上面に当接させるだけで、プローブファイバ21の光軸方向(Z方向)の位置合わせを完了できる。
続いて、上記プローブファイバ21から出射される漏洩光Lf の強度を光検出器により監視しながら、図示しない2軸調整機構を用いてファイバ保持具5をプローブファイバ21の光軸と直交する方向(X,Y方向)に移動走査し、これにより受光強度が最も高くなるX,Y方向の位置を探す。そして、受光強度が最も高くなるX,Y方向の位置が見つかると、この位置を維持した状態で透明ブロック4a,4bの外部から上記接着剤層7に対し紫外線を照射し、接着剤層7を硬化させる。かくして、光ファイバ1の曲げ部11に対するプローブファイバ21の位置は固定される。また、この固定後の状態において、空隙部内はファイバ保持具5の下面により密閉される。
(効果)
このように製造されるから、上記接着剤層7を硬化させることで接着剤層7の厚さが変化したとしても、透明ブロック4a,4bの上面及びファイバ保持具5の下面は、プローブファイバ21の光軸と直交するように形成されているので、プローブファイバ21の位置の変化を光軸方向(Z方向)のみに限定することができ、しかも接着剤層7の厚さを制限することで、屈折率分散型レンズ単体8の焦点位置Fに対する光軸方向(Z方向)の位置ずれ量は、先に述べた許容量100μm以内に収めることができる。
すなわち、接着剤7の体積変化による影響を抑えてプローブファイバ21の光軸ずれを防止することができ、屈折率分散型レンズ単体8の焦点位置Fの探索に対する時間と手間を省いて低コストで製作することが可能となる。
また、屈折率整合剤6が充填された空隙部に対しプローブファイバ21は重力方向に挿入される。このため、プローブファイバ21は重力の影響を受けず、調整工程においてプローブファイバ21の光軸が重力の影響を受けて光軸と直交する方向(X,Y方向)に位置ずれを生じる心配もない。
さらに、装置を横倒しにした状態で使用した場合、プローブファイバ21は水平状態になって重力の影響を受け、これにより光軸が変化することが懸念される。しかし、ファイバ保持具5から突出するプローブファイバ21の長さを一定長以下に短くすれば、重力の影響をほとんど無視することが可能である。また、空隙部はファイバ保持具5により密封されるので、空隙部に充填した屈折率整合剤6が使用中に漏れ出す心配もない。
[第3の実施形態]
この発明の第3の実施形態は、第2の実施形態を改良したもので、透明ブロック4a,4bにより形成される空隙部の長さ(深さ)を、屈折率分散型レンズ単体8の長さに焦点距離を足した長さとなるように設定し、かつプローブファイバ21の外周にファイバ保持具5を装着する際に、プローブファイバ21の先端とファイバ保持具5の下面とが同一平面となるようにしたものである。
図9は製造後の装置の構成を示す断面図である。なお、同図において前記図8と同一部分には同一符号を付して説明を行う。透明ブロック4a,4bにより形成される空隙部の長さ(深さ)は、屈折率分散型レンズ単体8の長さにその後端から焦点位置Fまでの距離を加算した長さとなるように予め設定される。ここで、空隙部の長さ(深さ)を上記屈折率分散型レンズ単体8の焦点距離により規定される長さに固定した理由は、第2の実施形態の原理説明で述べたように屈折率分散型レンズ単体8の焦点距離には100μm程度のトレランスがあり、このトレランスを加工精度で実現することは容易だからである。
一方、プローブファイバ21の外周にはファイバ保持具5を装着する。その際、プローブファイバ21の先端とファイバ保持具5の下面とが同一平面となるように装着位置が設定される。
第3の実施形態の光ファイバ側方入出力装置を製造する場合には、先ず透明ブロック4aと透明ブロック4bとを接着剤などにより接合し、図9に示すように凹曲面42が下面側、空隙部の開口部が上面側となるように配置する。そして、この状態で上記透明ブロック4aの上記凹曲面42に光ファイバ1を配置し、当該凹曲面42と対応する凸曲面を有する凸型ブロック(図示せず)により上記光ファイバ1を上記凹曲面42に押し付ける。すなわち、光ファイバ1を上記透明ブロック4と凸型ブロックとの間に挟み込んで押圧することにより、光ファイバ1に曲げ部11を形成する。
続いて、上記透明ブロック4a,4bの空隙部内に屈折率分散型レンズ単体8を収容し、さらにこの屈折率分散型レンズ単体8の後端部と空隙部の開口部までの空間部にゲルからなる屈折率整合剤6を充填する。このとき、透明ブロック4aは上記したように空隙部の開口部が上方となるように配置されているため、屈折率整合剤6が空隙部から流出する心配はない。
さらに、透明ブロック4a,4b上面の上記空隙部の周縁部に接着剤を均一な厚さに塗布し、接着剤層7を形成する。接着剤としては紫外線硬化樹脂が用いられる。なお、接着剤としては、紫外線硬化樹脂以外に、熱硬化樹脂や、時間経過に応じて自然硬化する通常の接着剤を用いることも可能である。
次に、外周にファイバ保持具5を装着したプローブファイバ21を、その先端部が上記空隙部の中心軸に位置するように大凡の位置決めをし、この状態でファイバ保持具5の下面を図9に示すように接着剤層7を介して透明ブロック4a,4bの上面に当接させる。このとき、上記したように空隙部の長さ(深さ)は、屈折率分散型レンズ単体8の長さにその後端から焦点位置Fまでの距離を加算した長さとなるように予め設定されている。例えば、屈折率分散型レンズ単体8の後方から光軸方向(Z方向)に100μmの範囲にプローブファイバ21の先端が位置するように設定されている。したがって、ファイバ保持具5の下面を透明ブロック4a,4bの上面に当接させるだけで、プローブファイバ21の光軸方向(Z方向)の位置合わせを完了できる。
続いて、上記プローブファイバ21から出射される漏洩光Lf の強度を光検出器により監視しながら、図示しない2軸調整機構を用いてファイバ保持具5をプローブファイバ21の光軸と直交する方向(X,Y方向)に移動走査し、これにより受光強度が最も高くなるX,Y方向の位置を探す。そして、受光強度が最も高くなるX,Y方向の位置が見つかると、この位置を維持した状態で透明ブロック4a,4bの外部から上記接着剤層7に対し紫外線を照射し、接着剤層7を硬化させる。かくして、光ファイバ1の曲げ部11に対する屈折率分散型レンズ単体8及びプローブファイバ21の位置は固定される。
このように製造されるから、第2の実施形態と同様に、上記接着剤層7を硬化させることで接着剤層7の厚さが変化したとしても、屈折率分散型レンズ単体8の焦点位置Fに対するプローブファイバ21の位置の変化を光軸方向(Z方向)のみに限定することができ、しかも接着剤層7の厚さを制限することで、屈折率分散型レンズ単体8の焦点位置Fに対する光軸方向(Z方向)の位置ずれ量は、先に述べた許容量100μm以内に収めることができる。
すなわち、接着剤7の体積変化による影響を抑えてプローブファイバ21の光軸ずれを防止することができ、屈折率分散型レンズ単体8の焦点位置Fの探索に対する時間と手間を省いて低コストで製作することが可能となる。
さらに、透明ブロック4a,4bの空隙部の長さ(深さ)が、屈折率分散型レンズ単体8の長さにその後端から焦点位置Fまでの距離を加算した長さとなるように設定されているため、プローブファイバ21の先端とファイバ保持具5の下面とが同一平面となるように構成することができる。このため、ファイバ保持具5からのプローブファイバ21の突出量をゼロにすることができ、これによりプローブファイバ21に対する重力の影響を完全に排除することができる。
[第4の実施形態]
この発明の第4の実施形態は、第3の実施形態をさらに改良したもので、屈折率分散型レンズ単体8の焦点位置Fにプローブファイバ21の先端を配置するために、登録ブロック4a,4bの上面とファイバ保持具5との間にスペーサを介在配置するようにしたものである。
図10は製造後の装置の構成を示す断面図である。なお、同図において前記図9と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。透明ブロック4a,4bにより構成される空隙部の長さ(深さ)は、屈折率分散型レンズ単体8の長さに対応するように設定されている。
プローブファイバ21の外周にはファイバ保持具5を装着する。その際、プローブファイバ21の先端とファイバ保持具5の下面とが同一平面となるように装着位置が設定される。
上記透明ブロック4a,4bの上面にはスペーサ9が配置される。スペーサ9は、ガラス、アクリル樹脂又はその他の透明なプラスチック材料からなり、その厚さ寸法は屈折率分散型レンズ単体8の焦点距離に対応して設定されている。
第4の実施形態の光ファイバ側方入出力装置を製造する場合には、先ず透明ブロック4aと透明ブロック4bとを接着剤などにより接合し、図10に示すように凹曲面42が下面側、空隙部の開口部が上面側となるように配置する。そして、この状態で上記透明ブロック4aの上記凹曲面42に光ファイバ1を配置し、当該凹曲面42と対応する凸曲面を有する凸型ブロック(図示せず)により上記光ファイバ1を上記凹曲面42に押し付ける。すなわち、光ファイバ1を上記透明ブロック4と凸型ブロックとの間に挟み込んで押圧することにより、光ファイバ1に曲げ部11を形成する。
次に、上記透明ブロック4a,4bの空隙部内に屈折率分散型レンズ単体8を収容する。そして、透明ブロック4a,4b上面の上記空隙部の周縁部に接着剤を均一な厚さに塗布し、接着剤層7を形成する。接着剤としては紫外線硬化樹脂が用いられる。なお、接着剤としては、紫外線硬化樹脂以外に、熱硬化樹脂や、時間経過に応じて自然硬化する通常の接着剤を用いることも可能である。
続いて、上記透明ブロック4a,4bの空隙部を含む上面部にスペーサ9を配置し、このスペーサ9の上面に接着剤を均一な厚さに塗布し、接着剤層7を形成する。そして、外周にファイバ保持具5を装着したプローブファイバ21を、その先端部が上記空隙部の中心軸に位置するように大凡の位置決めをし、ファイバ保持具5の下面を図10に示すように接着剤層7を介して上記スペーサ9の上面に配置する。このとき、上記したようにスペーサ9の厚さは、屈折率分散型レンズ単体8の後端から焦点Fまでの距離に対応するように設定されている。したがって、ファイバ保持具5の下面をスペース9の上面に配置するだけで、プローブファイバ21の光軸方向(Z方向)の位置合わせを完了できる。
続いて、上記プローブファイバ21から出射される漏洩光Lf の強度を光検出器により監視しながら、図示しない2軸調整機構を用いてファイバ保持具5をスペーサ9上でプローブファイバ21の光軸と直交する方向(X,Y方向)に移動走査し、これにより受光強度が最も高くなるX,Y方向の位置を探す。そして、受光強度が最も高くなるX,Y方向の位置が見つかると、この位置を維持した状態で透明ブロック4a,4bの外部から上記接着剤層7,7に対し紫外線を照射し、接着剤層7,7を硬化させる。かくして、光ファイバ1の曲げ部11に対する屈折率分散型レンズ単体8及びプローブファイバ21の位置は固定される。
このように製造されるから、第3の実施形態と同様に、上記接着剤層7,7を硬化させることで接着剤層7,7の厚さが変化したとしても、屈折率分散型レンズ単体8の焦点位置Fに対するプローブファイバ21の位置の変化を光軸方向(Z方向)のみに限定することができ、しかも接着剤層7,7の厚さを制限することで、屈折率分散型レンズ単体8の焦点位置Fに対する光軸方向(Z方向)の位置ずれ量は、先に述べた許容量100μm以内に収めることができる。
すなわち、第4の実施形態においても、接着剤7,7の体積変化による影響を抑えてプローブファイバ21の光軸ずれを防止することができ、屈折率分散型レンズ単体8の焦点位置Fの探索に対する時間と手間を省いて低コストで製作することが可能となる。
また、第4の実施形態では、第2及び第3の実施形態において必要だった屈折率整合剤6を不要にすることができ、これにより製造中及び製造後の屈折率整合剤6の流出の心配がなくなる。また、プローブファイバ21はその先端部を含めてファイバ保持具5により保持されるため、製造中及び製造後に曲がったり撓んだりする心配がない。このため、重力方向を考慮すること必要がなく、如何なる向きでも製造及び使用することが可能となる。
[その他の実施形態]
前記各実施形態では、ファイバの曲げ条件を、コアの中心軸において曲率半径2mmで90度としたが、この曲げ条件は一例であり、この値に限定されるものではない。曲率半径は1.7mmや3mm程度でも同様の効果が得られる。曲率半径が小さいほど漏洩される光量が増え、大きいほど漏洩される光量が減ることが知られている。さらに、曲げの中心角である90度についてもこの値に限定されるものではない。曲げの中心角が小さいほどファイバを通過する光の損失が増え、大きいほど通過する光量の損失が減ることが知られている。ファイバの曲げ条件について曲率半径と曲げの中心角を調整することにより、所望の漏洩光量と挿入損失が得られる。
この発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば屈折率分布型レンズ単体8の代わりに、通常のレンズを使用することも可能である。その他、透明ブロックの材質や形状、プローブファイバ及びファイバ保持具の材質や形状等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…光ファイバ、2…レンズ付プローブファイバ、3…屈折率分布型レンズ、4,4a,4b…透明ブロック、5…ファイバ保持具、6…屈折率整合材、7…接着剤層、8…屈折率分布型レンズ単体、9…スペーサ、11…曲げ部、21…プローブファイバ、41…空隙部、42…凹曲面、43…凹部。

Claims (8)

  1. 透光性を有するブロックの第1の面に形成された凹曲面部に光ファイバを押接することにより当該光ファイバに曲げ部を形成する工程と、
    前記ブロックの前記第1の面の背面側となる第2の面に前記第1の面に向かって重力方向に形成された空隙部に、ゲル状をなす屈折率整合剤を充填する工程と、
    前記ブロックの第2の面に接着剤を塗布する工程と、
    前記プローブファイバの外周に、その光軸と直交しかつプローブファイバの光軸方向の位置を規定する位置設定面を有する1個の部材からなる保持具を直接装着し、当該保持具の位置設定面が前記ブロックの第2の面に前記接着剤を介在して当接する位置まで前記プローブファイバを前記空隙部内に重力方向に挿入することにより、前記曲げ部に対する前記プローブファイバの光軸方向の位置を設定する工程と、
    前記保持具の位置設定面が前記ブロックの第2の面に当接した状態で、前記プローブファイバの光軸と直交する方向の位置を調整する工程と、
    前記プローブファイバの光軸と直交する方向の位置の調整後に前記接着剤を硬化させることにより、前記ブロックに対し前記プローブファイバを固定する工程と
    を具備することを特徴とする光ファイバ側方入出力装置の製造方法。
  2. 前記プローブファイバを、プローブファイバ本体の先端に集光レンズを固定したものとすることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ側方入出力装置の製造方法。
  3. 透光性を有するブロックの第1の面に形成された凹曲面部に光ファイバを押接することにより当該光ファイバに曲げ部を形成する工程と、
    前記ブロックの前記第1の面の背面側となる第2の面に前記第1の面に向かって重力方向に形成された空隙部に、集光レンズ単体を配置する工程と、
    前記ブロックの第2の面に接着剤を塗布する工程と、
    前記プローブファイバの外周に、その光軸と直交しかつプローブファイバの光軸方向の位置を規定する位置設定面を有する1個の部材からなる保持具を直接装着し、当該保持具の位置設定面を前記プローブファイバの光軸方向が重力方向となる状態で前記ブロックの第2の面に前記接着剤を介在して当接させることにより、前記集光レンズ単体に対する前記プローブファイバの先端部の光軸方向の位置が前記集光レンズ単体の焦点形成領域内となるように設定する工程と、
    前記保持具の位置設定面が前記ブロックの第2の面に当接した状態で、前記プローブファイバの光軸と直交する方向の位置を調整する工程と、
    前記プローブファイバの光軸と直交する方向の位置の調整後に前記接着剤を硬化させることにより、前記ブロックに対し前記プローブファイバを固定する工程と
    を具備することを特徴とする光ファイバ側方入出力装置の製造方法。
  4. 前記空隙部内の前記集光レンズ単体と空隙部開口部との間にゲル状をなす屈折率整合剤を充填し、前記プローブファイバの先端部を前記屈折率整合剤中に重力方向に挿入することを特徴とする請求項3記載の光ファイバ側方入出力装置の製造方法。
  5. 前記保持具を、その位置設定面とプローブファイバの先端面とが同一平面となるように前記プローブファイバに装着し、前記空隙部内の前記集光レンズ単体と前記プローブファイバの先端との間にゲル状をなす屈折率整合剤を充填することを特徴とする請求項3記載の光ファイバ側方入出力装置の製造方法。
  6. 前記ブロックの第2の面と前記保持具の位置設定面との間に、前記プローブファイバの先端部の光軸方向の位置を前記集光レンズ単体の焦点形成領域に設定するためのスペーサを、接着剤を介在して配置することを特徴とする請求項3記載の光ファイバ側方入出力装置の製造方法。
  7. 前記ブロックをその第2の面が上面となるように配置し、前記プローブファイバをその光軸方向が重力方向と一致するように配置することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の光ファイバ側方入出力装置の製造方法。
  8. 前記保持具の位置設定面を前記ブロックの第2の面に前記接着剤を介在して当接させることにより、前記空隙部を密封することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の光ファイバ側方入出力装置の製造方法。
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