JP5262466B2 - 燃料電池車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車体内に燃料電池を収容し、燃料電池による発電電力を動力として用いる燃料電池車両に関する。
近年、フォークリフトや自動車等の車両においては、クリーンエネルギー指向の高まりから、燃料電池をエネルギー源とした燃料電池車両が考えられている。そして、この燃料電池車両の一種として、燃料電池と燃料電池に供給する燃料ガスを貯蔵する燃料タンクとを含む燃料電池ユニット(FCユニット)を機台内に収容した燃料電池型フォークリフトがある。この燃料電池ユニットは、燃料ガスと酸化ガスとを燃料電池において反応させて発電し、燃料電池型フォークリフトの動力源として用いている。
また、フォークリフト以外の燃料電池車両としては、燃料タンクに燃料としてのメタノールを貯蔵し、メタノールと水とを改質器において高温下で反応させて水素を生成し、改質器で生成した水素を燃料電池に供給して発電させる電気自動車が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の電気自動車では、乗員室のルーフ部に燃料電池が搭載されるとともに燃料としてのメタノールを収容する燃料タンクは乗員室の後方に配置されている。そして、燃料タンク中のメタノールは、リアピラー内に配された配管を通じて、ルーフ部に設けられた改質器に供給されるように構成されている。
特開2000−149974号公報
ところで、従来の燃料電池型フォークリフトでは、機台内に燃料電池ユニットを収容しているが、例えば、小型のフォークリフトを燃料電池型にしようとした場合、燃料電池ユニットを収容する空間も小さくなる。すると、燃料電池ユニットにおける燃料タンクも縮小せざるをえなくなり、その結果、フォークリフトは十分な稼動時間を確保できなくなるため、小型のフォークリフトを燃料電池型にすることは難しかった。そこで、燃料タンクとしての水素タンクを燃料電池ユニットとは別体にして機台内から機台外に配設するとともに水素タンクから燃料電池へ水素を直接供給するための水素配管を設け、水素タンクの大きさが燃料電池ユニットを収容する空間の大きさに左右されないようにするという方法も考えられる。ところが、この場合、水素配管は車体外から車体内の燃料電池ユニットに向かうように配置されて水素配管の一部は外部に露出した状態となるため、他の車両や障害物が当たって損傷を受ける可能性があった。
また、特許文献1に記載の電気自動車においても、従来の燃料電池型フォークリフトと同様に、小型の自動車を電気自動車にする場合には、燃料タンクの大きさを変えることなく、車体内に燃料タンク、燃料電池、改質器の全てを収容することは難しい。しかも、この電気自動車では、燃料タンクから燃料電池に向けて設けられた配管を流通する物質をメタノールとするとともに改質器をルーフ部に設け、燃料電池近くでメタノールを水素に改質する構成であるため、改質器を設ける分、燃料タンクから燃料電池に水素を供給するための供給系統が複雑になるという問題もある。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、燃料電池に水素を供給するための供給系統を簡単な構成にするとともに、水素タンクを車体の外に配置した場合であっても水素配管からの水素の漏出を回避できる燃料電池車両を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車体内に水素と酸化ガスとを反応させて発電する燃料電池を収容するとともに、前記燃料電池で発電された電力を動力として用いる燃料電池車両において、燃料電池車両は、前記車体の前側において立設された左右一対のフロントピラーと、前記車体の後側において立設された左右一対のリアピラーと、前記左右一対のフロントピラー及び前記左右一対のリアピラーによって挟まれる運転室と、前記車体の後部を構成するカウンタウェイトと、を備えた燃料電池型フォークリフトであり、前記リアピラーに隣接するように前記カウンタウェイト上に配置されるとともに、前記水素を貯蔵する水素タンクと、前記水素タンクと前記運転室の下方に収容された前記燃料電池とを接続し、前記水素タンク内に貯蔵された前記水素を前記燃料電池に導く水素配管と、を備え、前記水素配管は、前記左右一対のリアピラーのうち前記水素配管に近い側のリアピラーの内部を通り、当該リアピラーから前記燃料電池に向かうように引き出されていることを要旨とする。
この発明では、水素タンクは燃料電池とは別体であるとともに車体外に配置されているため、燃料電池車両が小型になって燃料電池を収容する車体内の収容室が縮小しても、それに伴って水素タンクを縮小しなければいけなくなるというような事態が起きることはない。したがって、燃料電池車両の大きさに拘わらず、水素タンクの大きさを所望の大きさにすることができる。
また、水素タンクを車体外に配置することで、水素配管は車体外から車体内の燃料電池に向けて設けられるが、ピラー内部を通る水素配管の部分は、ピラーによって保護されるため、他の車両や、障害物が燃料電池車両に接触したとしても、水素配管に直接接触することはなく水素配管が損傷することを回避できる。
また、燃料電池には、水素タンクから水素配管を介して直接水素が供給されるため、改質器を設けなくともよく、水素タンクから燃料電池までの供給系統を簡素にすることができる。
また、水素タンクを配置する箇所を燃料電池型フォークリフトのカウンタウェイト上としているので、水素タンクを車体外に配置する場合でも、水素タンクを配置するスペースを容易に確保することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記車体は、一方のリアピラー及び一方のフロントピラーを支持する第1サイドフレームと、他方のリアピラー及び他方のフロントピラーを支持する第2サイドフレームと、を備え、前記水素配管のうち前記リアピラーから引き出された部分は、前記第1サイドフレームによって覆われており、前記第1サイドフレームは、前記第2サイドフレームよりも強度が高くなるように設定されて前記水素配管を保護可能に構成されていることを要旨とする。
この発明では、リアピラーから引き出された後の水素配管を第1サイドフレームによって保護することができるため、より確実に水素配管が損傷することを回避できる。しかも、水素配管を保護するための保護カバーを車体の一部である第1サイドフレームが兼ねているため、第1サイドフレームとは別に水素配管を保護するための保護カバーを設ける場合に比べて部品点数が増加することを抑制できる。
本発明によれば、燃料電池に水素を供給するための供給系統を簡単な構成にするとともに、水素タンクを車体の外に配置した場合であっても水素配管からの水素の漏出を回避できる。
以下、本発明を燃料電池型フォークリフトに具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。なお、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は、フォークリフトの運転者が車両前方(前進方向)を向いた状態を基準とした場合の「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」を示す。
図1に示すように、燃料電池型フォークリフト(以下、「フォークリフト」と記載する。)11の車体12の前側にはマスト13が装備されている。マスト13にはフォーク14がリフトブラケット15を介して昇降可能に装備されるとともに、リフトシリンダ16の伸縮作動によりフォーク14がリフトブラケット15とともに昇降される。
一方、車体12の前側下部には駆動輪(前輪)17が設けられているとともに、車体12の後側下部には操舵輪(後輪)18が設けられている。駆動輪17は、車軸19に装備された図示しない差動装置及び図示しないギアを介して走行用モータ20により駆動される。操舵輪18は、ハンドルHの操作量に応じて操舵される。
車体12は、車体フレームFと、車体フレームFの後部に締結固定されたカウンタウェイトWとから構成されている。車体フレームFは、車体12の左側部を構成する第2サイドフレームとしてのレフトフレームLFと、車体12の右側部を構成する第1サイドフレームとしてのライトフレームRF(図3参照)とを含んで構成されている。レフトフレームLF及びライトフレームRFは、それぞれ厚板(鋼板)で構成されている。カウンタウェイトWは鋳物製であるとともに、図2(a)に示すように、その上面Waが水平な面となるように構成されている。また、図1に示すように、車体12には、その前側において左右一対のフロントピラー21,22が立設されるとともに、その後側において左右一対のリアピラー23,24が立設されている。
一対のフロントピラー21,22はその下端部21a,22aがそれぞれレフトフレームLF及びライトフレームRF(図3参照)に締結や溶接などにより固定されるとともに、一対のリアピラー23,24はその下端部23a,24aがそれぞれレフトフレームLF及びライトフレームRFに締結固定されている。また、フロントピラー21,22及びリアピラー23,24は、前後方向において運転室25を挟むように配置されている。フロントピラー21,22及びリアピラー23,24は略四角筒状に形成されるとともに、その内部に中空部26(図2(b)参照)が形成されている。
一対のフロントピラー21,22のうち、一方のフロントピラー21はレフトフレームLFの前側から立設されるとともに、他方のフロントピラー22はライトフレームRF(図3参照)の前側から立設されている。同様に、一対のリアピラー23,24のうち、一方のリアピラー23はレフトフレームLFの後側から立設されるとともに、他方のリアピラー24はライトフレームRFの後側から立設されている。一対のフロントピラー21,22はヘッドガード27と一体に形成されている。ここで、フロントピラー21,22、リアピラー23,24、及びヘッドガード27によって囲まれた運転室25の前側下方には、座席28に着座した運転者の足を支承する床面としてのトーボード29が設けられている。そして、トーボード29の下側には、燃料電池ユニット(FCユニット)30を収容するための収容室31が設けられている。
収容室31には、コネクタ(図示しない)が設けられ、コネクタにより給電用配線を介して、燃料電池ユニット30と、フォークリフト駆動用の図示しない電力回路とが電気的に接続されている。そのため、燃料電池ユニット30はフォークリフト11の電力供給先(負荷)に駆動電力を供給可能となっている。燃料電池ユニット30は、水素及び酸素が供給されることで発電する燃料電池32と、燃料電池32に対して酸化ガスとしての空気を圧縮して供給する図示しないエアコンプレッサとを備えている。また、その他に、燃料電池ユニット30は、図示しない燃料電池ユニットコントローラ等の各種電気的構成を備えている。なお、燃料電池ユニットコントローラはCPU、ROM、RAM等からなるとともに、燃料電池ユニット30の動作を制御するように構成されている。本実施形態では、燃料電池ユニット30は、走行用モータ20や荷役用モータ等を燃料電池32で発電した電力の電力供給先(負荷)としている。燃料電池ユニット30には、水素タンク33が組み込まれておらず、水素タンク33は燃料電池ユニット30とは別体に構成されるとともにカウンタウェイトWの上面Waに搭載されている。なお、水素タンク33は、図示しない固定バンドによってカウンタウェイトW上から脱落しないように固定されている。
水素タンク33は、例えば鋼製であるとともに、円柱状で、かつ中空状に形成されている。また、図2(a)に示すように、水素タンク33は一対のリアピラー23,24間に位置し、リアピラー23,24に隣接している。そして、水素タンク33は、座席28に着座した運転者がフォークリフト11の後方を確認する場合に、運転者の視界を遮らないような大きさに形成されている。水素タンク33は、水素が満充填されて内部が高圧(例えば、35MPa)となった場合でも十分耐えることができる強度を有するとともに、その右側端面33aに図示しない水素放出口が設けられている。水素放出口には、水素配管34の水素タンク33側の端部34aが取り付けられ、水素タンク33に貯蔵されている水素を放出可能になっている。なお、水素タンク33には、その内部に図示しない減圧弁が設けられ、水素放出口から放出する水素を所定の圧力(例えば、3MPa)まで減圧するように構成されている。水素配管34は鉄パイプにより構成され、所定の圧力に耐えることができる強度を有している。
一方、図2(b)に示すように、水素配管34の近傍に位置する右側のリアピラー24には、水素タンク33の右側端面33aと対向する側面24bにリアピラー24外部からリアピラー24の中空部26までを貫通する配管導入孔35が設けられている。リアピラー24の中空部26は、リアピラー24の上端からリアピラー24の下端にまで延びている。そして、リアピラー24内部を水素配管34が通過できるようにするための配管通路部は、配管導入孔35及びリアピラー24の中空部26によって構成されている。また、リアピラー24の下端開口部24cはライトフレームRFとカウンタウェイトWとの間の空間に存在している。
水素配管34は、配管導入孔35により案内されてリアピラー24の中空部26にまで配索されるとともに、リアピラー24の中空部26を経由した後、下端開口部24cから引き出されるように構成されている。水素配管34は、下端開口部24cから引き出されてライトフレームRFの内側に配索されるとともに、燃料電池32(図1参照)の図示しない燃料供給口に接続されている。したがって、図3に示すように、水素配管34は、リアピラー24及びライトフレームRFによって覆われた状態で、水素タンク33と燃料電池32とを接続している。なお、水素配管34は、その一部が図示しない留め具によってライトフレームRFの内側に留め付けられることで、過度に垂れ下がらないようになっている。
ここで、水素配管34を覆うライトフレームRFは、レフトフレームLF(図1参照)よりも板厚が厚くなるように設定され、具体的には、レフトフレームLFの板厚が1mmで、ライトフレームRFの板厚が5mmに設定されている。したがって、ライトフレームRFは、レフトフレームLFよりも強度が高くなるように構成されており、水素配管34を外部の衝撃から保護する保護カバーとして機能するようになっている。
次に、前記のように構成されたフォークリフト11の作用について説明する。
本実施形態において、フォークリフト11は小型であり、フォークリフト11の収容室31の容積は小さくなっているため、水素タンク33と燃料電池32とをまとめて収容室31に収容することは難しい。そのため、水素タンク33は燃料電池32と別体にされてカウンタウェイトWの上面Waに載置されている。したがって、収容室31の容積に左右されずに、要求されるフォークリフト11の稼動時間(例えば、8時間)を満たすことができる程度の水素を貯蔵可能な大きさに水素タンク33を形成することができる。その結果、フォークリフト11の大きさに拘わらず、同じ稼動時間を確保することができる。
また、図示しないキースイッチがオンされると、燃料電池ユニット30が起動し、燃料電池32には、水素タンク33から水素配管34を介して水素が直接供給されるとともに、エアコンプレッサから空気が供給される。そして、燃料電池32は水素と空気とを内部で反応させることで発電し、燃料電池32で発電した電力を動力として走行用モータ20及び荷役モータが駆動可能な状態となる。そして、運転者によって荷役操作が行われると荷役モータが駆動されて、フォークリフト11は荷役動作を行い、運転者によってアクセルペダルが踏み込まれると走行用モータ20が駆動されて、フォークリフト11は走行する。
そして、フォークリフト11の荷役作業時や、走行時に、フォークリフト11は、他のフォークリフトや障害物と接触することがあるが、このような事態が生じても、水素配管34は、リアピラー24及びライトフレームRFによって保護されているため、水素配管34に他のフォークリフトや障害物が直接当たることはない。そのため、水素配管34が損傷を受けることは回避され、水素配管34内を流通する水素が外部に漏出することを回避できる。
この実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)水素タンク33は、車体12外に設けられている。したがって、収容室31の容積によって水素タンク33の大きさが左右されることはないため、フォークリフト11の大きさに拘わらず、水素タンク33を要求されるフォークリフト11の稼動時間を満たすことができるような大きさに形成することができる。
(2)水素配管34は配管導入孔35及びリアピラー24の中空部26を通って燃料電池32に接続されている。そして、水素タンク33と燃料電池32とを接続する水素配管34は、リアピラー24によって保護されるため、水素配管34が損傷することを回避できる。
(3)燃料電池32には、水素タンク33から水素配管34を介して直接水素が供給される。したがって、水素タンク33から燃料電池32までの供給系統に改質器を設ける必要がないため、水素タンク33から燃料電池32までの供給系統を簡素にすることができる。
(4)水素配管34は、リアピラー24及びライトフレームRFによって覆われているため、フォークリフト11の見栄えを向上させることができる。また、作業者が水素配管34に引っ掛かる虞がなくなり、水素配管34を安全に配索することができる。
(5)フォークリフト11は、車体12の後部を構成するカウンタウェイトWと、一対のフロントピラー21,22と、一対のリアピラー23,24とを備えている。そして、水素タンク33は、リアピラー23,24に隣接した状態でフォークリフト11のカウンタウェイトWの上面Waに搭載されている。また、燃料電池ユニット30は、トーボード29の下方の収容室31に収容されている。そして、カウンタウェイトWの上面Waは、水平で、かつ、水素タンク33を配置することができる程度のスペースが存在しているため、フォークリフトの構造を変えなくとも、水素タンク33を容易に配置することができる。
(6)ライトフレームRFは、レフトフレームLFよりも強度が高くなるように設定され、水素配管34を保護する保護カバーとして機能する。したがって、リアピラー24に加えてライトフレームRFによっても水素配管34を保護できるため、より確実に水素配管34の損傷を回避できる。
(7)ライトフレームRFが水素配管34を保護する保護カバーを兼ねている。したがって、ライトフレームRFとは別に、水素配管34を保護する専用の保護カバーを設ける場合に比べて、部品点数の増加を抑えることができる。
(8)フォークリフト11は、水素タンク33から水素を直接燃料電池32に供給する方式を採用している。そのため、水素を補給するための設備(水素ステーション)を少なくともフォークリフト11を使用する各工場等に設置するだけで支障なく使用することができる。したがって、燃料電池32に直接水素を供給する方式は燃料電池型フォークリフトに採用しやすい。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように構成してもよい。
○ リアピラー23,24の形状についてはとくに限定されない。略四角筒状のリアピラー23,24に代えて、例えば、円筒状のリアピラー23,24に変更してもよい。
○ 水素タンク33を配置する箇所を変更してもよい。水素タンク33は、リアピラー23,24の近くに隣接していればよく、左右一対のリアピラー23,24の間に水素タンク33を設けなくともよい。例えば、水素タンク33を、カウンタウェイトWの上面Waであって、リアピラー23,24よりも後側となる位置に配置してもよい。
○ リアピラー23,24は中空状でなくともよい。例えば、中実状のリアピラー23,24のうちリアピラー24に対して、水素タンク33の右側端面33aと対向するリアピラー24の側面24bからリアピラー24の内部を通ってリアピラー24の下端に開口するような孔を設け、この孔によって、配管通路部を構成してもよい。
○ ライトフレームRFの強度を、レフトフレームLFの強度よりも高くする手段を変更してもよい。具体的には、ライトフレームRFの板厚をレフトフレームLFの板厚よりも厚くする代わりに、例えば、ライトフレームRF及びレフトフレームLFの板厚は同じにして、ライトフレームRFをレフトフレームLFよりも強度の高い材質(例えば、高張力鋼)で構成することで、水素配管34をライトフレームRFによって保護できるように構成してもよい。
○ 第1サイドフレームとして構成するサイドフレームを変更してもよい。例えば、図2(a)では、水素タンク33の右側端面に水素放出口があったが、それに代わり、水素タンク33の左側端面に水素放出口が設けられ、左側に水素配管34が存在する場合には、レフトフレームLFを第1サイドフレームとして用い、ライトフレームRFを第2サイドフレームとして用いてもよい。
○ 水素配管34を保護する保護カバーとして用いる構成を変更してもよい。例えば、リアピラー24の下方に車体フレームFが存在しない構造のフォークリフトを本発明の燃料電池型フォークリフトとして用いる場合には、水素タンクを保護するための専用の保護カバーを準備して、その保護カバーをリアピラー24の下方に取り付けることで、リアピラー24の下端開口部24cから引き出された水素配管34を覆ってもよい。なお、この場合、保護カバーは、他のフォークリフトや、障害物からの衝撃に十分耐えることができる強度となるように設定されている。
○ 燃料電池32にエアコンプレッサから酸化ガスとしての圧縮空気を供給する構成に代えて、酸素タンクから所定圧力に調整された酸化ガスとしての酸素を供給するようにしてもよい。
○ 燃料電池ユニット30を収容する箇所は、トーボード29下に限らない。例えば、運転室25の下方であって、座席28下に収容室31が設けられているタイプのフォークリフトをフォークリフト11として用いる場合には、燃料電池ユニット30は座席28下に収容される。
○ 本発明は、燃料電池型フォークリフトに限らず、ピラーを備えるとともに、車体の外部であって、ピラー付近に水素タンク33を配置可能なスペースが存在する車両であれば、本発明を燃料電池型フォークリフトに代えて燃料電池式乗用車に適用してもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
○ 前記ピラーから引き出された前記水素配管の部分を覆うように設けられ、前記水素配管を保護可能な強度を有する保護カバーを備える燃料電池車両。
○ 前記第1サイドフレームは、前記第2サイドフレームよりも板厚が厚くなるように形成されている燃料電池車両。
本実施形態における燃料電池型フォークリフトを示す模式側面図。 (a)は図1におけるA矢視方向から見た部分模式図、(b)は図2(a)の一部分破断拡大図。 燃料電池型フォークリフトの部分模式斜視図。
符号の説明
W…カウンタウェイト、LF…第2サイドフレームとしてのレフトフレーム、RF…第1サイドフレームとしてのライトフレーム、11…燃料電池車両としての燃料電池型フォークリフト、12…車体、21,22…フロントピラー、23,24…リアピラー、25…運転室、26…中空部、32…燃料電池、33…水素タンク、34…水素配管、35…配管導入孔。

Claims (2)

  1. 車体内に水素と酸化ガスとを反応させて発電する燃料電池を収容するとともに、前記燃料電池で発電された電力を動力として用いる燃料電池車両において、
    燃料電池車両は、
    前記車体の前側において立設された左右一対のフロントピラーと、
    前記車体の後側において立設された左右一対のリアピラーと、
    前記左右一対のフロントピラー及び前記左右一対のリアピラーによって挟まれる運転室と、
    前記車体の後部を構成するカウンタウェイトと、を備えた燃料電池型フォークリフトであり、
    前記リアピラーに隣接するように前記カウンタウェイト上に配置されるとともに、前記水素を貯蔵する水素タンクと、
    前記水素タンクと前記運転室の下方に収容された前記燃料電池とを接続し、前記水素タンク内に貯蔵された前記水素を前記燃料電池に導く水素配管と、を備え、
    前記水素配管は、前記左右一対のリアピラーのうち前記水素配管に近い側のリアピラーの内部を通り、当該リアピラーから前記燃料電池に向かうように引き出されていることを特徴とする燃料電池車両。
  2. 前記車体は、一方のリアピラー及び一方のフロントピラーを支持する第1サイドフレームと、他方のリアピラー及び他方のフロントピラーを支持する第2サイドフレームと、を備え、
    前記水素配管のうち前記リアピラーから引き出された部分は、前記第1サイドフレームによって覆われており、
    前記第1サイドフレームは、前記第2サイドフレームよりも強度が高くなるように設定されて前記水素配管を保護可能に構成されている請求項1に記載の燃料電池車両。
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